【ガンニバル】柱の「逃げるな」の意味を考察!最終回で文字を書きかえたのは誰?

ガンニバルの「逃げるな」の意味を、考察を交えて紹介しています。ガンニバルの最終回で、阿川家の壁の柱に書かれた「逃げろ」という文字が「逃げるな」と書きかえられていました。こちらの記事では、その「逃げろ」の文字の意味や、「逃げるな」という言葉に書きかえた人物が誰なのかを予想しています。ガンニバルの最終回に登場した「逃げるな」の意味が分からなかった人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

【ガンニバル】柱の「逃げるな」の意味を考察!最終回で文字を書きかえたのは誰?のイメージ

目次

  1. ガンニバルとは?
  2. ガンニバルの柱の「逃げるな」の意味を考察
  3. ガンニバルの最終回で「逃げるな」の文字を書きかえたのは誰?
  4. ガンニバルの最終回をネタバレ!正宗や宗近の最後は?
  5. ガンニバルに関する感想や評価
  6. ガンニバルの柱の「逃げるな」の意味まとめ

ガンニバルとは?

こちらの記事では、週刊漫画ゴラクで連載されていたサスペンス漫画『ガンニバル』に登場する、柱の「逃げるな」の文字について紹介していきます。ガンニバルの最終回で、阿川家の柱に彫られていた「逃げるな」の文字を彫ったのが誰なのか、また文字が「逃げろ」から「逃げるな」に変わった意味などを考察しています。

ガンニバルの最終回の柱の「逃げるな」の意味を知りたい人や、文字を「逃げるな」に書きかえた犯人を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。また、ガンニバルの最終回に登場した柱の「逃げるな」の文字の意味の他にも、ガンニバルの最終回の内容や、作品を見た人の感想などについても紹介しています。

最終回の柱の文字の意味や、誰が彫ったのかを紹介する前に、まずは下記の項目でガンニバルの作品概要と物語のあらすじを紹介しています。ガンニバルの作品情報をおさらいしたい人は、そちらの項目から目を通してみてください。

ガンニバルの概要

ガンニバルは、最終回で柱に刻まれた文字が、誰かによって「逃げろ」から「逃げるな」に書きかえられていたのが話題となりました。ガンニバルは、そのようなサスペンス要素が「怖い」「スリルがある」と評判の漫画作品です。ガンニバルの作者は、漫画家の二宮正明先生です。週刊漫画ゴラクにて、2018年10月5日から2021年11月26日まで連載されていたサスペンス漫画作品で、単行本は全13巻で発売されています。

連載誌・週刊漫画ゴラクの編集長もおすすめしている作品で、2022年からは動画配信サービス・Disney+でドラマが配信されています。ガンニバルのドラマは、人気俳優の柳楽優弥さんが主人公を務めており、原作ファン以外からも注目されています。第1シーズンは全7話で最終回を迎えており、2023年9月に第2シーズンの制作が発表されたことで、今後ますます注目を集めると予想されている作品です。

ガンニバルのあらすじ

山奥にある村・供花村に駐在勤務となった警察官の阿川大悟は、妻と娘と3人で村に引っ越してきました。村の人々は、阿川家を温かく迎え入れました。しかし、村人の後藤銀が熊に喰われた事件をきっかけに、大悟は村人たちに不審感を持つことになります。熊に喰われた遺体を確認した大悟は、遺体の腕に人間の歯形があることに気づいたのでした。何気なくそれを口にすると、同行していた村人たちの様子が一変します。

『ガンニバル』公式サイト|ディズニープラス

ガンニバルの柱の「逃げるな」の意味を考察

ガンニバルの初期のシーンで柱に「逃げろ」と彫ったのは誰?

ガンニバルの物語序盤で、主人公の阿川大悟たちが住む家の柱に「逃げろ」という文字が刻まれていることが判明しました。ガンニバルの最終回までの物語では、この「逃げろ」の文字を誰が書いたのかは明かされていません。しかし、阿川家が住む前に、大悟の前任だった駐在警官がその家に住んでいたことから、前任の駐在警官が彫った可能性が高いでしょう。

前任の駐在警官は、供花村の人々たちとは上手くやれていなかったようで、大悟が村の有力者・後藤家の次期当主である恵介を酒盛りに誘われたた時に「前の駐在は付き合いが悪かった」と話していました。大悟が供花村の駐在所に派遣されたのは、その前任の警官が失踪してしまったからでした。前任の警官は、失踪直前に「供花村の人たちは、人間を喰ってる」と、警官たちに話していました。

村に来る前は、前任警官のただの妄言だと思っていた大悟ですが、襲われた村人の遺体を確認しに山へ入った時の恵介たちの異様な様子を見て、前任警官の言葉が頭をよぎりました。大悟のその予感は、ガンニバルの物語が進むに連れて、当たっていたことが判明します。供花村では、年に1度奉納祭という祭りが行われます。その奉納祭の実態は、戸籍のない子供を「あの人」と呼ばれる人物に捧げ、食べさせる儀式でした。

前任の警官は、村で生活していくうちに、そのような村の慣習に気づいてしまったのでした。ガンニバルの冒頭で大悟の妻が見つけた、家の柱に書かれた「逃げろ」という文字を誰が書いたのかは、最終回を迎えた後も明言されていません。しかし、前任の警官が住んでいたことや、彼が言っていたことが事実だと判明したことから、柱の文字を書いた人物は前任警官だった可能性が高いと予想されます。

また、前任の警官は、妻と娘と一緒に供花村に赴任していました。その妻は、大悟たちが村にやってきた時には精神崩壊を起こしており、病院に入院されていました。そして「逃げろ」とうわごとのように呟く生活を送っています。そのような様子から、前任の警官の妻が柱に「逃げろ」と書いた可能性も考えられます。

ガンニバルの最終回で「逃げるな」の文字に変わった理由や意味

ガンニバルの物語冒頭で登場した、阿川家の家の柱に書かれた「逃げろ」の文字を誰が書いたのかは、不明です。ガンニバルの物語の流れを見ると、前任の警察官、もしくはその妻が書いた可能性が高いでしょう。また、それ以上に誰が書いたのか注目を集めているのが、ガンニバルの最終回に登場した「逃げるな」の意味と、誰が書いたのかという事実です。

ガンニバルの最終回では、柱に書かれた「逃げろ」の文字が「逃げるな」に書きかえられていました。供花村の食人の風習である根源、「あの人(後藤白銀)」が息子の恵介によって倒されたことで、食人の風習は絶たれました。悪習を終わらせたことについて、多くの後藤家の人間は納得した様子でした。しかし、ガンニバルの最終回では、食人の風習があったのが白銀だけではなかったと示唆する描写が登場します。

後藤家とは関係のない村人が、人を食べた者がかかる病気・クールー病と似た症状を発症していたのです。それまで、ガンニバルの作中では、人間を食べていたのは白銀だけだと思わせるストーリーが展開されていました。しかし、村人のこの様子や、前任警官の「供花村の人たちは、人間を喰ってる」という言葉の意味を考えると、白銀以外にも人間を食べていた者がいた可能性が考えられます。

もし、村人のなかにも好んで人間を食べている者がいたのであれば、大悟は彼らにとって都合の悪い結果を運んできたといえるでしょう。そのように考えると、最終回で柱の文字を「逃げるな」に書きかえたのは、供花村の村人の誰かだと予想できます。もしそうであれば、「逃げるな」という文字の意味は「食人の風習を勝手に無くしたあげく、無責任に逃げるのか?」「責任をとって我々に喰われろ」と考察することができます。

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ガンニバルの最終回で「逃げるな」の文字を書きかえたのは誰?

文字を書きかえたのは村人の誰か?

誰が柱の「逃げろ」という文字を「逃げるな」に書きかえたのかは、物語の最後まで明かされませんでした。しかし、可能性として考えられるのは、供花村に住む村人の誰かでしょう。主人公の阿川大悟は、自分の正義感にしたがって、村の食人の因習を食い止めました。後藤家にかわいい我が子を奪われる人々の思いを考えれば、大悟のしたことは良い行いだったはずです。

しかし、それは大悟のように、外から来た者の視点だったのではないでしょうか?ガンニバルの最終回では、人間の脳を食べた者が発症する、クールー病という症状に似ている発作を起こしている村人がいました。その意味は「村人も人間を食べていた」ということではないでしょうか?自分で獲物を狩っていたのか、もしくは白銀の食べ残しを受け取っていたのかは不明です。

白銀の食べ残しなどを譲ってもらっていたのであれば、明らかに大悟は悪者といえるでしょう。もし自分で狩っていたのだとしても、今回の事件のせいで警察の目が厳しくなり、自分で獲物を調達することが難しくなるでしょう。

そのため、食人をしていた者からすれば、大悟は余計なことをした人間ということになります。村の中をかき回して、その後の後始末もせずに村を去ろうとした大悟に、食人習慣のある村人が「無責任に勝手に村を出て行くな」と忠告の意味を込めて「逃げるな」とメッセージを残したのかもしれません。

文字を書きかえたのは阿川家の誰か?

上記の『文字を書きかえたのは村人の誰か?』よりは可能性が低いものの、文字を書きかえた人物だと考えられる人間がもう1人います。それは、大悟の娘であるましろです。ましろは、事件に巻き込まれてしまったことで精神的ショックをうけています。物語の最後には、食人衝動のような行動も見せました。そのため、白銀や後藤家の気持ちを理解できるようになった可能性が考えられます。

そのため、食人の風習を崩壊させた父が許せず「逃げるな」と書いた可能性がゼロではありません。また、ましろはまだ幼いということもあり「逃げろ」という言葉を見て、反対の意味である「逃げるな」という文字に書きかえるイタズラをしたとも考えられます。

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ガンニバルの最終回をネタバレ!正宗や宗近の最後は?

ガンニバルの最終回のあらすじ

「あの人」の事件が解決し、大悟は供花村を去ることになります。自転車に乗って最後のパトロールをしていると、大悟は村人に「あんたのことは恨んでいない」「村の癌が消えてよかった」と話しかけられます。一方で、後藤家の時期当主・恵介の弟である洋介には「事件は解決していない」と不穏なことを言われます。

村を出て行く大悟に、洋介が「逃げんと責任を持て」と叫ぶと、大悟はその言葉に「逃げるつもりはない」と返しました。その後、大悟に「あんたのことは恨んでいない」と話しかけてきた村人が、口の中に人間の指をくわえていたことが明かされ、供花村の食人の風習が今後も続いていくことを予感させました。

ガンニバルの正宗や宗近の最後は?

供花村の神主であり、「あの人(白銀)」の父親でもある正宗は、最後に村人たちに喰われて死亡します。白銀が死亡し事件が解決したものの、後藤家がしてきたことに恨みを持つ者たちは、易々と引き下がることはありませんでした。村人たちは、生き残った後藤家の人々に襲いかかります。そして、その場にいた正宗と大悟に協力してくれていた正宗の息子・宗近は、その暴動に巻き込まれます。

先に村人に襲いかかられたのは、父の正宗でした。正宗は宗近に逃げるようにと言いますが、宗近はそれを拒否します。「父を一人で置いていけない」と、その場に留まることに決めた息子の姿を見て、正宗は「良い息子を持った」と感慨深く感じるのでした。そして、正宗はそのまま村人によって食べられ、最後を迎えます。息子の宗近がその後どうなったのかは不明ですが、状況を考えると、父同様に村人に喰われた可能性が高いでしょう。

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ガンニバルに関する感想や評価

ガンニバルの漫画やドラマを見た人から「面白い」という声が多くあがっています。閉鎖された村という設定や、昔からの怪しげな因習という要素が、サスペンスやホラー好きな人から高く評価されています。ガンニバルの漫画は完結しているため、気になった人はこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?

サスペンス作品は、その後どうなるのかとハラハラする展開が醍醐味ですが、ガンニバルを読んだ人からは「主人公がクレイジーすぎて安心して見ることができた」とコメントされています。ほかにも「敵よりも主人公が怪物」という感想も見られています。

こちらの方のように「ガンニバルのドラマの続きを早く見たい」という声も多く見られています。ガンニバルのドラマは、第1シーズンが7話で完結しています。第2シーズンの制作決定発表もされており、ドラマを見た人の感想では「楽しみ」「第2シーズンも見る」といったコメントがされています。

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ガンニバルの柱の「逃げるな」の意味まとめ

以上、ガンニバルの最終回に登場する、阿川家の柱に書かれた「逃げるな」の意味や、書いた犯人について考察を交えて紹介してきました。柱に書かれた「逃げるな」の文字を誰が書いたのかは、作中では明かされていません。しかし、食人習慣があったのは「あの人(白銀)」だけではなく、村人も同様だったことが明かされたため、村人が書いた可能性が高いと予想されます。

供花村の食人の因習を暴露し、村をかき回した大悟が、責任を取らず村を出て行こうとしたことを咎める意味だったのではないでしょうか?しかし、ガンニバルの最終回で後藤家の洋介に「逃げんと責任を持て」と言われた大悟は、「逃げるつもりはない」と返答しています。このセリフから、漫画での物語は終わったものの、その後も大悟は供花村と関わっていると予想されます。

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