【ガンニバル】漫画のあらすじをネタバレ解説!食人サスペンスホラーの各巻の内容は?

漫画「ガンニバル」は「カニバリズム」というセンセーショナルな題材をモチーフにしたサスペンスホラー漫画で、サスペンス作品を好むファンの間で大きな話題となっています。多くの芸能人もファンである事を公言する大人気漫画「ガンニバル」ですが、今回はそんな漫画「ガンニバル」について各巻のあらすじをネタバレ解説していきます。また、漫画「ガンニバル」に登場する登場人物についてのネタバレ解説や、ファンから寄せられた感想なども併せてご紹介していきます。

【ガンニバル】漫画のあらすじをネタバレ解説!食人サスペンスホラーの各巻の内容は?のイメージ

目次

  1. ガンニバルとは?
  2. ガンニバルの漫画1巻~5巻あらすじネタバレ解説
  3. ガンニバルの漫画6巻~11巻あらすじネタバレ解説
  4. ガンニバルの主な登場人物一覧
  5. ガンニバルの面白い魅力
  6. ガンニバルとハンニバルの関係
  7. ガンニバルに関する感想や評価
  8. ガンニバルのネタバレまとめ

ガンニバルとは?

漫画「ガンニバル」はとある村に派遣された駐在員の主人公が、村に隠されたある重大な秘密を紐解いていく物語になっています。テーマが「カニバリズム」とあって、読者に大きな衝撃を与えた「ガンニバル」ですが、そのストーリーの奥深さと、グロテスクな作画が話題となり大人気漫画となっています。今回はそんな漫画「ガンニバル」についてご紹介していきます。

ガンニバルの概要

漫画「ガンニバル」の概要をご紹介していきます。漫画「ガンニバル」は二宮正明先生原作の作品で、「週刊漫画ゴラク」で2018年10月19日号から連載が開始され2021年12月10日号まで連載されました。2021年11月時点までに12巻の単行本が発売されている「ガンニバル」は、2021年4月にとられた統計によってシリーズ累計発行部数が90万部を突破している事が分かっています。

ガンニバルの作者

漫画「ガンニバル」の作者は二宮正明(にのみやまさあき)先生です。二宮正明先生は、2016年に「モーニング」で「鳥葬のバベル」という作品を連載していました。この時、「鳥葬のバベル」は二宮志郎という別名義で連載しており、2018年に「週刊漫画ゴラク」で「ガンニバル」を連載する際に現在の二宮正明名義へ変更されています。そんな先生のデビュー作である前作は残念ながら打ち切りという形で終了を迎えているようです。

ガンニバル - 株式会社日本文芸社

ガンニバルの漫画1巻~5巻あらすじネタバレ解説

「ガニバリズム」をテーマにした漫画「ガンニバル」は、そのストーリーの面白さや緻密に組み込まれた様々な謎が明かされていく様子が高評価を受け、幅広い年代に人気となっています。中には「怖いけど呼んだら面白かった」などの感想も寄せられており、ホラー漫画に耐性のない読者にも支持を得ているようです。今回はそんな漫画「ガンニバル」のあらすじについて各巻ごとにネタバレ解説していきます。

1巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」1巻のあらすじネタバレ解説です。阿川大悟は刑事時代に不祥事を起こし、「供花村」と呼ばれる限界集落に駐在員として左遷されてきました。供花村では「村人が人間を食べている」という不穏な噂もあり、前任の駐在員・狩野治が謎の失踪をしている事から、心に引っかかるものがありつつも、大悟は妻の有希と娘のましろと共に供花村に引っ越してきました。

前評判が悪かった為か、身構えていた阿川一家ですが実際に引っ越してみると供花村の村人達は暖かく優しい人ばかりで、一抹の不安もかき消されていきました。しかし大悟が赴任してきた直後に、山中で老婆の遺体が発見されました。遺体は無惨にも食い荒らされており、村人達は「熊に襲われた」と言いますが、大悟は遺体に人間の歯形を見つけました。心に引っかかるものを感じながら、大悟の供花村での生活が始まっていきました。

2巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」2巻のあらすじネタバレ解説です。「後藤家に関わるな」という供花村のルールを破った大悟は襲われて怪我をします。次に大悟が目を覚ました時には病院のベッドの上で、有希から恵介が大悟や家族を守ってくれた事を聞きました。一方で大悟は襲われた時に聞いた「あの人」という存在が気になっており、供花村に隠された秘密と、後藤家が隠している秘密について勘づいていきました。

そんな時、大悟を襲った張本人・後藤睦夫が自首した事で前任の駐在員・狩野治の遺体も発見されました。そんな事の顛末を知った大悟は、睦夫が「あの人」を匿って自首してきたように感じ始めます。そんな大悟と供花村との溝が少しずつ広がる一方で、供花村の人々のおかげで笑顔を取り戻しつつある娘・ましろの姿を大悟は目撃します。ましろは大悟が起こしたある事件によって言葉と感情を失っていた事が明かされていきました。

3巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」3巻のあらすじネタバレ解説です。恵介から狩野一家を村八分にして追い出したのは供花村の人々だと明かされた大悟は、事の真相と後藤家という一家の事を調べようと決意しました。そんな大悟の元に「顔を喰われた」という男から連絡がありました。その男は「狩野が殺されたのは自分を信じたから」と大悟に明かします。そして自分と接触した痕跡を消すように大悟に指示しました。

さらに大悟はオカルトサイトを運営している宇多田から、「供花村には死産が多い」という情報を得ます。そこで大悟は死産したというさぶの娘・加奈子に会いに行きました。加奈子によると後藤家の当主・銀は村唯一の助産師で、加奈子の出産にも銀が携わっていました。そこで生きていたはずの我が子を「死産」と言い渡された加奈子は、銀に赤ん坊を奪われたと大悟に訴えました。

4巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」4巻のあらすじネタバレ解説です。後藤家について探っていた大悟の元に「ましろがいなくなった」と有希から連絡が入りました。大悟は真っ先に「これが狙いだったのか」と絶望し、村の人々と後藤家の人間を疑いました。そしてましろの身に何かあれば躊躇いなく引き金を引くとも決意しました。程なくして「ましろが見つかった」と連絡が入り、大事には至りませんでした。

一方で大悟は有希に自分が今何を調べているかを明かしました。しかし有希からは「家族をダシに身勝手な行動を取っている」という事を咎められました。そんな供花村では、「奉納祭」に向けて着々と準備が進められていました。かつては人間を奉納していた祭りですが、現在は人間を模した供花を奉納しています。しかし大悟は現在も「人間を奉納している」と踏んで、生贄となる為囚われている子供達を探し出そうと決心しました。

5巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」5巻のあらすじネタバレ解説です。大悟は県警本部と連携して後藤家について捜査する事になりました。捜査会議の中では見つかった狩野の指に人間の唾液が付着していた事も判明し、大悟は「あの人」が食べたと言います。そこで捜査本部では事件のキーパーソンである後藤銀の長女である藍を捜査対象として捜索する事になりました。そして物語は大きく動いていきます。

大悟の計らいによって後藤家にあった子供達を捕らえる牢獄が発見されました。いよいよ後藤家が「人間を供物として捧げていた」現実が浮き彫りになっていきます。そんな中で、解剖医の中村から、後藤銀には「狂病」と言われている病気の症状が出ており、狩野はそんな銀を医者に診せた事から「村八分」にあってしまった事が判明しました。この銀の病気は体が不自由になって凶暴化したり、不気味に笑うなど奇妙な症状がありました。

ガンニバルの漫画6巻~11巻あらすじネタバレ解説

6巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」6巻のあらすじネタバレ解説です。大悟は自分の家族を外の土地へ逃がし、本格的に後藤家と戦う手筈を整えていきました。自分の娘を抱きしめる為、大悟は後藤家に囚われているはずの子供達を救うと誓います。しかし大悟が電動カッターを用いて踏み込んだ牢獄に子供達の姿はありませんでした。そして大悟はついに「あの人」に襲われてしまいました。

一方で大悟の協力者が続々と現れていきました。生贄となる子供の世話をしていた洋介は、兄の恵介に「子供達を逃そう」と涙ながらに提案します。そして恵介と洋介の母親である藍に命を救われた顔のない男・京介は、藍への恩義を感じており藍を守る為に警察への協力を進めました。大悟によって変わっていく村の人々の心情に戸惑う恵介でしたが、そんな恵介の恋人であるすみれから「子供ができた」事を聞かされました。

7巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」7巻のあらすじネタバレ解説です。大悟が目を覚ますとそこには神主の息子・宗近がいました。宗近は恵介から「大悟を逃がす手助けをしてほしい」と頼まれていました。宗近もまた供花村の風習を恨み、阻止しようとする人間の1人でした。そして恵介はすみれとの密会がバレてしまい、後藤家の監視下に置かれますが、そんな状況で警察が踏み込んできた為、後藤家と警察の銃撃戦が始まってしまいました。

8巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」8巻のあらすじネタバレ解説です。後藤家と警察が銃撃戦となり、絶体絶命の状況でしたが、突然洋介が銃を持って現れ、後藤家の人間を狙撃していきました。この洋介の行動によって後藤家の人間は捕らえられ、大悟も子供を逃がす事に成功しますが、後藤真から有希とましろを人質にとっている事を明かされます。怒り狂った大悟は洋介を人質にとり、人質をかけた交渉を後藤家に持ちかけました。

9巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」9巻のあらすじネタバレ解説です。真が有希とましろに放った弾丸は恵介の機転によって逸らされ、2人は何とか無事でした。そしてすみれと恵介の子どもを当主にすると喚いていた真を、岩男が殺します。さらに大悟と岩男が命をかけた戦いを始めますが、そんな折に「あの人」が現れ、ましろを連れ去ってしまいました。これによって恵介は決心を固め、大悟ともに「あの人」を始末する事を誓いました。

10巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」10巻のあらすじネタバレ解説です。舞台は過去に移り、後藤銀が若い頃に受けていたひどい仕打ちが明かされていきました。そんな仕打ちを受けていく内に、銀は「どうしたら後藤家を支配できるのか」という事を考えます。そして神社の跡取り息子・正宗を味方につける事に成功します。銀は正宗との間に子供を作ることで正宗を懐柔し、後藤家を支配する為の銀の作戦に加担していきました。

11巻あらすじネタバレ

漫画「ガンニバル」11巻のあらすじネタバレ解説です。銀と正宗が後藤家を改革しようとしていた一方で、貧困に耐えかねた供花村の村人達が、後藤家に襲いかかっていきました。金次の支配下にいる神社の神主・吉宗の様子を見た正宗は、「今のままでは何も変わらない」と先陣を切り、そんな正宗に賛同した村人によって神主は正宗に代わりました。そして銀の計画によって大勢の男達が後藤家に突入し、壮大な計画を実行に移しました。

ガンニバルの主な登場人物一覧

漫画「ガンニバル」の単行本各巻についてあらすじをネタバレ紹介してきました。「ガンニバル」には様々な登場人物がいますが、中には「ガンニバル」の物語において非常に重要な登場人物もいるようです。そこで次はそんな漫画「ガンニバル」に登場する登場人物についてファンから寄せられた感想も含めてネタバレ紹介していきます。

阿川大悟

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧1人目は阿川大悟です。大悟は元々は刑事として働いていましたが、過去に射殺事件を起こしており、それ以後は駐在員となりました。そして今回供花村に赴任していた前任の駐在員が失踪した事で大悟が代わりに赴任する事になりました。家族は妻の有希と娘のましろで、仕事に明け暮れる日々でも家族を大事にしている様子が描かれています。

大悟の性格は刑事向きの正義感が強い性格で、気性は荒い方で「ぼうりょく刑事」と娘に呼ばれていた過去もあるようです。あまり家に帰れない程仕事に熱中しており、妻からは時折咎められる事もあるようですが、夫婦仲は良好と言われています。そんな大悟の男臭くもかっこいい人柄には「かっこいい」という感想も多く寄せられており、家族を懸命に守る姿に好感を持つファンも多いようです。

阿川有希

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧2人目は阿川有希です。有希は大悟の妻で、娘のましろが抱える心の闇を非常に気にかけています。供花村の真相を突き止めようと危険な行動を起こす大悟に幾度となくぶつかっていく芯の強さも持っており、「家族想いの奥さん」と言われています。さらに問題を起こして左遷された旦那を献身的に支える姿に好感を持つファンも多いようです。

また娘のましろはとある出来事によって話す事ができなくなってしまいましたが、そんな娘のことを誰よりも大切に思っている有希は、右も左も分からない初めての場所「供花村」で娘を守ろうと奮闘しています。そして有希は長い黒髪が似合う強気な美人で、「奥さんが美人すぎる」と言った感想も寄せられる程、評判の「美人奥さん」として描かれています。

阿川ましろ

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧3人目は阿川ましろです。ましろは大悟と有希の娘です。ましろは可愛らしい顔をした女の子ですが、言葉を話す事ができません。それはとある事件がきっかけでした。ましろは供花村に来る前に住んでいた場所で今野という青年と友達になりました。しかし今野は猥褻犯で、大悟と有希はましろが今野に近付く事に警戒していました。過去にましろに近付いた今野を大悟が殴ってしまった事もあります。

この一件からましろは大悟に対し怯えるようになり、学校の作文でも「ぼうりょく警官」と書く程深い心の傷を負いました。しかしましろは両親に心配をかけないように今野と決別しようとします。今野の元を1人ましろは訪れますが、この直後通報を受けた大悟も駆けつけました。一度は決別をしようとした今野ですが、ましろを人質に取った為、大悟によって射殺されました。この事件以後ましろは言葉を話す事ができなくなりました。

後藤銀

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧4人目は後藤銀です。銀は後藤家の当主を務めていた女性です。銀は着物を着た高齢の女性で、供花村唯一の助産師でした。「後藤家が日本で1番」と思い込んでいた銀は、後藤家を完璧に支配していました。しかし大悟が供花村に赴任した直後に、熊に襲われて遺体となって発見されています。しかしこの銀の死には不可解な部分も多く、人間の歯形が残されていた事もあり真相は謎になっていました。

後藤恵介

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧5人目は後藤恵介です。恵介は銀亡き後に後藤家を継ぐ事になっていました。長髪にニット帽を被り、髭を蓄えた恵介は気性も荒く大悟にぶつかってくる事も多々ありました。しかし恵介もまた後藤家の忌まわしい風習を壊そうとしていた人物でもあり、前駐在の狩野の娘・すみれと恋仲にありました。そしてすみれとの間に子供がいた事も判明しています。

後藤洋介

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧6人目は後藤洋介です。洋介は恵介の弟で、坊主頭に可愛らしい顔をした少年です。洋介は恵介に比べ物腰も柔らかくどこか穏やかな印象を受ける少年で、のんびりした性格に見えますが、実は天才的な猟銃の使い手で、その射撃スキルには大悟も驚いていました。洋介は前駐在の狩野とも仲が良かったようで、後藤家に対して不満を抱くような描写も描かれていました。

後藤岩男

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧7人目は後藤岩男です。岩男は2メートル近くある大柄な体格の男で、非常に寡黙な性格をしています。岩男は恵介、後藤龍二、神山宗近と幼馴染で、昔はよく遊ぶ仲でした。恵介は岩男に絶対的な信頼を寄せており、友人として大切に思っています。そして岩男も恵介を守る為従っており、その巨漢を生かして大木を投げ飛ばすなど人間離れした力技も見せています。

後藤藍

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧8人目は後藤藍です。藍は恵介と洋介の母親です。藍は後藤家によって「子供を産むため」だけの目的で囲われていた女性です。あの人との間に子供をもうけ恵介と洋介を産んだ藍は、銀に「もう子供と関わるな」と告げられました。お役御免となったしまった藍は、後藤家の風習に嫌悪感を抱き、後藤家の生贄になろうとしていた子供を連れて外の世界へ逃げ出し失踪しています。

後藤真

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧9人目は後藤真です。真はオールバックの髪型をした男性で、次期当主となる恵介が後藤家に相応しいのかを選定しようとしていました。真は大悟を快く思っておらず、大悟を攻撃するだけでなく、家族である有希やましろを拉致して人質に取るなど卑劣な行為を平気でやっています。そんな真はファンからも恐れられる存在で「怖い」という感想も多く寄せられていました。

神山宗近

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧10人目は神山宗近です。宗近は神社の息子で恵介の幼馴染です。恵介同様に供花村を変えたいと考えており、その為恵介と共に大悟の協力をしていました。村唯一の神社の息子とあって、宗近は村人から「坊ちゃん」と呼ばれていました。そして衛星電話を持つ宗近は大悟にとって心強い味方になっていきました。

狩野治

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧11人目は狩野治です。狩野治は大悟が赴任する前に供花村にいた駐在員です。「供花村の村人が人を食べている」と言い残し失踪しており、大悟は狩野治の行方を探る為に奔走していました。村人は当初狩野治の事は「村が暇すぎてパチンコで借金を作り、気が狂って失踪した」と言っていましたが、実際にはいち早く供花村の「カニバリズム」に気付き訴えていた人物でした。

狩野すみれ

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧12人目は狩野すみれです。すみれは狩野治の娘で、眼鏡をかけた女性です。父親の言っていた「供花村の人は人間を食べている」という訴えを信じており、単身で村の真実を探るため奔走していました。父親は村人に殺され、母親も村八分によるストレスで精神病院に入院しています。そんなすみれは実は恵介と恋仲で、恵介との間に子供を身籠っていました。

あの人

漫画「ガンニバル」の主な登場人物一覧13人目はあの人です。あの人は後藤家に君臨する絶対的な存在で、後藤家は「あの方」と呼んで崇拝しています。名前は白銀と明かされており、かなり高齢であると言われていますが、恐ろしい程の巨漢によって人間離れした力技を繰り出しています。白銀の正体は銀の息子で、恵介の実の父親でした。そして供花村の「ガニバリズム」の真髄を担っている物語の元凶的存在とも言われています。

ガンニバルの面白い魅力

漫画「ガンニバル」は個性的な登場人物も多く、素性が謎とされている重要な登場人物も存在しています。そんな漫画「ガンニバル」はどのような要素が面白いという感想を集めているのでしょうか?そこで次は、漫画「ガンニバル」に寄せられた様々な感想を踏まえ、本作品の面白い魅力について解説していきます。

面白い魅力①異様な集落

漫画「ガンニバル」の面白い魅力1つ目は、「異様な集落」です。主人公の阿川大悟は、都会から田舎にある限界集落「供花村」へ駐在として赴任してきました。「供花村」は小規模な集落でしたが、村人達は皆友好的に大悟を迎えました。しかし一方で、大悟が赴任する前にいた駐在は謎の失踪を遂げています。この前任の駐在の行方を探る為、大悟が奔走を始めると徐々に供花村の様子が変わっていきました。

友好的に見えた村人達が何かを隠しているような印象を持ち始めた大悟は、徐々に供花村に隠された衝撃的な風習を知る事になっていきました。このように漫画「ガンニバル」は、得体の知れない田舎の集落という閉鎖された空間で巻き起こるサスペンスが主軸となった作品で、都会出身の大悟が巻き込まれていく身の毛もよだつような「限界集落」ならではの不気味な真相に迫る様子が魅力の1つと解説されていました。

面白い魅力②後藤家の存在

漫画「ガンニバル」の面白い魅力2つ目は、「後藤家の存在」です。漫画「ガンニバル」の登場人物の中で、「後藤家」の人々は非常に重要な役割を果たしています。供花村の村人からも「後藤家には関わるな」と言わせる程異質な存在である後藤家は、警察に対しても銃を向けるなど野蛮な一面を持っています。そして村で事件が起こる度に姿を表している後藤家は、供花村において「何かしらの秘密」を握っているとされていました。

面白い魅力③謎の大男

漫画「ガンニバル」の面白い魅力3つ目は、「謎の大男」です。謎の大男は作中に度々登場し、漫画「ガンニバル」の登場人物の中でも特に目立つ存在となっています。その異様な存在感から、序盤からファンの間で大男の正体について様々な考察がされ、「物語の鍵を握る」という感想も寄せられる程注目されている「謎の大男」ですが、この大男は後藤家すらも「あの方」と呼び恐れている存在でした。

見る者に恐怖感を確実に抱かせる大きな体格をした「謎の大男」は、鼻が曲がるほどの獣臭を纏っています。さらに、作品の序盤から「カニバリズム」を行なっている描写が描かれており、この「謎の大男」が供花村の「カニバリズム」という風習の重要な鍵を握っている事は明らかであると言われていました。この「謎の大男」という正体不明の脅威と戦っていく様子も、漫画「ガンニバル」の魅力の1つと言われていました。

面白い魅力④サスペンス

漫画「ガンニバル」の面白い魅力4つ目は、「サスペンス」です。漫画「ガンニバル」は閉鎖的な「限界集落」を舞台にしたサスペンスホラー作品です。作品のキャッチコピーも「戦慄の村八分サスペンス」と謳われており、都会から赴任した駐在が、奇妙な風習を持つ村の秘密に迫っていく物語となっています。余所者を排除しようとするまさに「村八分」の展開に、手に汗握るという感想も多く寄せられていました。

村の真髄に迫ろうとする主人公・大悟には、妻と娘がいますが、物語が進むにつれて自分の家族以外は全て敵だという程、大悟は追い詰められていきます。この周囲に味方のいない追い詰められた状況というのが、より「カニバリズム」という恐ろしい風習を持つ供花村の恐ろしさ増長させ、いかにして大悟が供花村で家族を守り生き抜いていくのかが描かれた漫画「ガンニバル」の魅力の真骨頂とも言われていました。

ガンニバルとハンニバルの関係

ハンニバルとは?

「ガニバリズム」という非現実的なテーマを軸に描かれた漫画「ガンニバル」ですが、この「ガンニバル」というタイトルに既視感を覚える方もいるようです。中でも多く挙げられていたのが、映画「羊たちの沈黙」に登場する殺人鬼・ハンニバルとの類似点でした。そこで次は漫画「ガンニバル」と、名作映画「羊たちの沈黙」に登場するハンニバルの関係について解説していきます。

漫画「ガンニバル」と映画「羊たちの沈黙」に登場する登場人物・ハンニバルの関係についての解説ですが、まず初めに映画「羊たちの沈黙」についてご紹介していきます。映画「羊たちの沈黙」は、ハンニバル・レクターという登場人物が有名です。このハンニバル・レクターというのが本作の重要人物ですが、ハンニバルは精神科医をしている人物です。しかし一方で猟奇的な殺人を犯す殺人犯でもありました。

映画「羊たちの沈黙」は、猟奇殺人犯で投獄中であるハンニバルの元へ、FBIに所属する訓練性であるクラリスが訪れる事で物語が始まっていきます。クラリスは、ハンニバルの元患者が引き起こした殺人事件の手がかりを探す為に、ハンニバルに話を聞きに訪れました。クラリスはハンニバルに協力をしてもらう代わりに、自分の過去を話す事を約束しました。こうして猟奇殺人犯ハンニバルとクラリスの奇妙な関係が始まっていきました。

ガンニバルとハンニバルの世界観や関係

映画「羊たちの沈黙」ではハンニバルが「カニバリズム」を行う猟奇的な殺人を犯す様子が描かれています。また、脱獄して自由の身となったハンニバルが再び「カニバリズム」に走る様子も仄めかされ、ハンニバルは「カニバリズム」のイメージが強い登場人物です。同じ「カニバリズム」をテーマにした漫画「ガンニバル」にも、「あの人」と呼ばれる重要人物が「カニバリズム」を引き起こす様子が描かれました。

こうした作中の重要な登場人物が「カニバリズム」を行なっているという描写が、映画「羊たちの沈黙」と、漫画「ガンニバル」の共通点であると考えているファンも多いようで、この2つの作品の世界観にどこか既視感を覚えるという感想も多く寄せられていました。また、ハンニバルという映画史上で有名な殺人鬼は、誰もが知る有名な登場人物で、そんなハンニバルをオマージュしたタイトルではないかという声も寄せられていました。

ガンニバルに関する感想や評価

漫画「ガンニバル」に関する感想や評価1つ目は、「ガンニバル」の続きが気になって掲載誌を購入したという方の投稿です。この方によると、「ガンニバル」を1巻から何十回も読み直していても飽きないと感じるそうです。この方のように、「ガンニバル」は何度見ても飽きないという感想も多く、それ程作中に仕掛けが施され、見る度に新しい発見があるのではないかと言われています。

漫画「ガンニバル」に関する感想や評価2つ目は、漫画「ガンニバル」の作風が上品で好感を持てるという方の投稿です。この方は、「ガンニバル」の「カニバリズム」や「怪しい集落」、「異様な村人」など様々なホラー要素がベタに盛り込まれているにも関わらず、その1つ1つを丁寧に描き紹介していく作風が好きだという感想を抱いたそうです。この方のように、「ガンニバル」の作品性を高く評価する感想は多く寄せられていました。

漫画「ガンニバル」に関する感想や評価3つ目は、漫画「ガンニバル」の映像化を希望される方の投稿です。この方によると「ガンニバル」は近年1番のホラーミステリー系漫画と感じたそうで、内容が映像化されるとより魅力的になるのではという感想を抱いたそうです。そんな「ガンニバル」は2021年10月にドラマ化が発表され、主演を実力派俳優の柳楽優弥さんが演じる事が発表されています。

ガンニバルのネタバレまとめ

漫画「ガンニバル」のネタバレまとめはいかがだったでしょうか?「戦慄の村八分サスペンス」として大人気の「ガンニバル」は、ドラマ化も発表され、多くの芸能人も愛読を告白している人気作品です。「ガンニバル」の人気の理由は様々な魅力があるとされており、「あの人」に纏わる村の秘密や、「ガニバリズム」に関する真相も物語の重要な鍵として描かれていました。

都会から赴任した主人公の大悟が、1人で愛する家族を守りながら異常な村人達と戦っていく様子は手に汗握る描写で、展開が予測できないスリルを楽しんでいるという感想も多く寄せられていました。そんな何度見ても飽きないと言われているホラー漫画の名作「ガンニバル」をまだご覧になった事がない方は、ぜひこの機会に「ガンニバル」の魅力に注目しながらご覧になってみてはいかがでしょうか?

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