【Helck（ヘルク）】アズドラの強さ・能力は？ヴァミリオとの関係や声優は？

本記事では、Helck/ヘルクに登場したアズドラの強さと能力をネタバレしながら解説していきます。物語序盤のアズドラはギャグキャラクターでしたが、途中で圧倒的な強さを見せました。アズドラの意外な過去や、ヴァミリオとの関係もネタバレしながらまとめていきます。

アズドラの強さと能力を知る前に、まずは「Helck/ヘルク」の基本情報を紹介していきます。Helckは2014年から2017年まで「裏サンデー」「マンガワン」で連載されていた漫画で、全106話で完結しました。作者の七尾ナナキはニコニコ静画で漫画を描いており、2020年からは「異剣戦記ヴェルンディオ」を連載しています。2022年には、Helckの新装版の刊行がスタートしました。

Helckの主人公は勇者のヘルクです。ヘルクは弟と共に魔王を倒した英雄ですが、何故か新魔王を決めるトーナメントに参加しました。そのため、帝国四天王のヴァミリオは「味方のふりをして魔族を滅ぼす」と考え、ヘルクが敗退するように画策していきます。ですが、ヘルクは圧倒的な技量で決勝まで勝ち進み、翼の兵士に変貌した味方と再会しました。

アズドラは帝国四天王の1人で、長い青髪が特徴的なキャラクターです。新魔王を決めるトーナメントの責任者でしたが、直前に重傷を負っているため、ヴァミリオがアズドラの代わりに責任者を務めることになりました。「青のアズドラ」という異名を付けられており、ヴァミリオは「条件が揃えば四天王最強」と話しています。

アズドラは優れた戦闘能力を持つキャラクターですが、天然で残念な性格をしています。同じ四天王であるヴァミリオを溺愛していますが、ヴァミリオはアズドラを嫌っており、「ちゃん付け」をされる度に怒っています。序盤は包帯に巻かれたギャグキャラクターとして描かれていましたが、物語途中に意外な過去が明らかになっており、敵との戦いで圧倒的な強さを見せました。

Helckは2014年から2017年に連載されており、アズドラは最後まで死亡していません。アズドラは登場時点で重傷を負っており、しばらくは体中を包帯で巻かれた姿が描かれていました。また、ヴァミリオを怒らせる度に炎で焼かれ、自分が仕掛けた罠で重傷を負っていますが、最後までしぶとく生き残っています。そのため、驚異的な生命力を持つキャラクターと言われています。

ここからは、Helck/ヘルクに登場したアズドラの強さと能力をネタバレしながら解説していきます。アズドラはヴァミリオから雑な扱いを受けるギャグキャラクターでしたが、敵との戦いで圧倒的な強さを見せました。アズドラが「竜の子」と呼ばれている理由も解説していきます。

Helckのアズドラは、「樹木を操る能力」を持っています。作中では、勇者に覚醒した大勢の兵士が姿を見せており、トーナメントの決勝戦まで進んだヒュラやケンロスが苦戦を強いられていました。そのため、アズドラが援軍に駆けつけ、巨大な樹木で兵士を一網打尽にしています。また、アズドラは争いを好まない平和主義者のため、兵士にトドメは刺しませんでした。

アズドラの戦闘レベルは73で、ヴァミリオの戦闘レベルは78のため、戦闘レベルだけを見るとヴァミリオが上です。ですが、物語が始まる前のアズドラの戦闘レベルは90を超えていたため、ヘルクに次ぐ強さを持っていたことが分かります。ヴァミリオは「アズドラが死んだと何度聞いたか分からない」と言っているため、アズドラは驚異的な生命力を持つキャラクターです。

翼の兵士を圧倒するほどの強さを持つアズドラですが、「能力が限定的」という欠点があります。アズドラの樹木は「育った場所」で操ることができるため、戦う場所によって強さが変わります。そのため、ヴァミリオは「条件が揃えば四天王最強」と言っており、場所を選ばす能力を使用できるヴァミリオの方が汎用性は高いです。

ヘルクとヴァミリオはゲートに吸い込まれ、地図には載っていない島に飛ばされています。アズドラは「人探しの術」で2人を探しましたが、地図から離れた場所に駒が動いたことで驚きました。また、小さなゲートを作り出しているため、アズドラは様々な能力を使用できるキャラクターです。

多くのファンタジー作品では魔王が最強の存在ですが、Helckの帝国四天王は魔王よりも上の存在です。冒頭では、新魔王を決めるトーナメントが開催されており、戦闘レベルが40～50の魔族が出場しているため、アズドラは魔王を上回る強さを持つことが分かります。また、皇帝と帝国守護王が帝国四天王よりも上の存在ですが、最後まで姿が描かれることはありませんでした。

帝国四天王は4分割した帝国の領土を管理している責任者です。朱雀や青龍などの四神がモチーフで、アズドラは東エリアの管理を担当しています。2020年から連載されている「異剣戦記ヴェルンディオ」は、Helckと同じ世界が舞台で、異剣戦記ヴェルンディオに登場した「コハク」が帝国四天王の1人と予想されています。

アズドラは長寿の種族で、少なくとも1500年以上生きていることが分かっています。1500年前の帝国は人間と戦争をしており、アズドラは魔剣の「勇者殺し」を持って前線で戦っていました。また、戦闘レベルは90を超えていたため、武闘派の魔族だったことが分かります。アズドラは「戦闘レベルに表れない力」を身に付けており、本編では戦闘レベルが73まで下がりました。

ゲートに吸い込まれたヘルクとヴァミリオは世界の端の島に飛ばされ、シュノーヴァという名前の魔女と出会いました。シュノーヴァは正体不明のキャラクターで、アズドラを「竜の子」と呼んでいます。帝国は「竜住まう大帝国」と呼ばれているため、「アズドラは皇帝の息子」という説が浮上しました。

前述したように、帝国四天王は四神がモデルになっており、アズドラは青龍をモチーフにしたキャラクターです。皇帝は中央の「黄龍」がモチーフと予想されているため、龍繋がりでアズドラは皇帝の息子と予想されています。また、シュノーヴァとヴァミリオは容姿が似ているため、「シュノーヴァは未来のヴァミリオ」という説も浮上しています。

強さと能力を知った後は、Helck/ヘルクで描かれたアズドラとヴァミリオの関係を解説していきます。アズドラは圧倒的な強さを持つキャラクターですが、ヴァミリオから酷い扱いを受けています。アズドラとウリアの関係もネタバレしながら解説していきます。

ヴァミリオは本作のヒロインで、帝国四天王の1人です。炎を操る能力を持っており、「赤のヴァミリオ」という異名を付けられています。トーナメントに参加した勇者のヘルクを危険視していましたが、ヘルクの過去を知って信じると決めました。距離感が近いアズドラを嫌っており、「ちゃん付け」をされる度に怒る姿が描かれています。

アズドラとヴァミリオは幼い頃からの付き合いで、アズドラは娘を溺愛するような態度を見せています。また、ヴァミリオはアズドラを嫌っていますが、戦闘面では信頼しているため、強敵との戦いをアズドラに任せていました。そのため、アズドラの父親のような態度がヴァミリオを怒らせる原因になっています。

本編の勇者はヘルクですが、1500年前にはウリアという勇者が存在していました。1500年前には、帝国と人間の戦争が勃発しており、高い戦闘能力を持つアズドラは前線で戦っています。アズドラは「戦争で出会った誰よりも強い」と考えてウリアを警戒していましたが、停戦を望んでいたウリアはパンを持ってアズドラの元を訪れました。

アズドラはウリアを疑っていましたが、何度も会ったことでウリアの言葉に偽りはないと考えました。そのため、2人は友人関係になり、アズドラはウリアの村を訪れるようになります。そんな中、人間の禁呪でウリアが暴走してしまったため、アズドラは自らの手でウリアを倒しました。その後、「魔族と人間の共存」を望むようになったため、翼の兵士との戦いでも命を奪っていません。

ヴァミリオはヘルクを疑っていましたが、過去を知って信じることを決め、最後には「友」と呼ぶ関係になりました。そのため、ヴァミリオとヘルクの関係は、アズドラとウリアの関係にリンクしている部分があります。また、ウリアの子孫のアリシアも暴走していましたが、最後には人間に戻すことができました。

強さと能力を知った後は、Helck/ヘルクのアニメでアズドラを演じている声優を紹介していきます。Helckは2023年にアニメが放送されており、キャラクターの声を演じている声優が豪華と言われています。声優のプロフィールと出演作品を一覧でまとめていきます。

Helck/ヘルクのアニメでアズドラを演じているのは、声優の松岡禎丞です。松岡禎丞は北海道出身で、2009年から声優活動を行っています。15歳の時に見た「新世紀エヴァンゲリオン」で声優の存在を知り、デビュー前は自動車整備士を目指していました。新聞奨学生をしながら専門学校に通っており、「東のエデン」でデビューしています。島崎信長とは親友の関係で、尊敬する先輩には松風雅也の名前を挙げています。

声優の松岡禎丞は、アニメ「五等分の花嫁」で「上杉風太郎」というキャラクターを演じています。上杉風太郎は本作の主人公で、高校の学年首席の優等生です。家計のために中野家で家庭教師のアルバイトをすることになりましたが、勉強嫌いの五姉妹に苦戦を強いられていきます。上杉風太郎が登場した本作は、2017年から2020年まで連載されていた漫画が原作で、2019年にアニメ放送がスタートしました。

声優の松岡禎丞は、「ノーゲーム・ノーライフ」「冴えない彼女の育てかた」「豚のレバーは加熱しろ」「鬼滅の刃」などのアニメでもキャラクターの声を演じています。デビュー3年目から名前のあるキャラクターを演じる機会が増え、「ソードアート・オンライン」の主人公を演じてブレイクしました。幅広い役柄を演じているため、同業者の間では「オーディション荒らし」と呼ばれています。

強さと能力を知った後は、Helck/ヘルクに登場したアズドラに関する感想をまとめていきます。アズドラは普段と戦闘時のギャップがあるキャラクターのため、読者と視聴者から様々な感想が挙がっているようです。アズドラの容姿と強さに関する感想をまとめていきます。

アズドラは整った容姿を持つイケメンキャラクターのため、「アズドラはかっこいい」という感想が挙がっています。また、序盤はギャグキャラクターの言動を見せていましたが、途中で意外な過去が明らかになったため、「アズドラはギャップが凄いキャラクター」と言われています。

アズドラは勇者に覚醒した翼の兵士を圧倒する強さを見せているため、「アズドラは強い」「アズドラの能力がかっこいい」という感想が挙がっています。また、「全盛期のアズドラの戦いを描いてほしい」という感想も挙がっています。

アズドラは帝国の重鎮ですが、ヴァミリオからは雑な扱いを受けているため、「不憫なアズドラが面白い」という感想が挙がっています。また、松岡禎丞は優れた演技力を持つ声優のため、「松岡禎丞が演じたことでアズドラが更に魅力的なキャラクターになった」という感想も挙がっています。

本記事では、Helck/ヘルクに登場したアズドラの強さと能力を解説していきました。序盤はギャグキャラクターの扱いになっていたアズドラですが、実は魔族と人間の共存を目指して戦っていたため、信念を持つアズドラがかっこいいという意見が挙がっています。アズドラの活躍エピソードを見たことがない方も、本記事を参考にしながら見てみて下さい。