【呪術廻戦】伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優は子安武人！代表作や演じたキャラは？

『呪術廻戦』には「術師殺し」という異名を持ち、呪力を持たない身でありながらも自他ともに認める最強の呪術師・五条と互角に渡り合える実力を持った伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）というキャラクターが登場します。甚爾は伏黒恵の実父でもありました。では、そのような甚爾の声を務めたのは誰なのか？ここからは甚爾のアニメ声優について、プロフィールをはじめ、代表作や演じたキャラなどを交えて紹介していきます。

『呪術廻戦（じゅじゅつかいせん）』は漫画家の芥見下々先生による呪術・バトル漫画です。『週刊少年ジャンプ』2018年14号より連載されており、単行本は2023年7月時点で23巻が刊行されています。テレビアニメ化もおこなわれており、2023年9月現在は第2期が放送中です。それぞれ第1期は2020年10月3日から2021年3月27日まで、第2期は2023年7月6日から放送が開始されています。

ここでは呪術廻戦のあらすじを紹介します。舞台は宮城県仙台市。ある日、高校生の主人公・虎杖悠仁が通う杉澤第三高校にて、特級呪物「宿儺の指」の封印が解かれたことにより、「呪霊」という人を襲う化物が大量に現れてしまいます。その呪物を解いたのが、虎杖が所属している心霊現象研究会のメンバーである佐々木と井口でした。虎杖は2人を助けるべく「呪物」回収のために現れた呪術師の伏黒恵とともに校舎へ乗り込み…

• 名前：伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）
• 誕生日：12月31日
• 身長/体重：不明
• 年齢：不明
• ストレス：禪院家
• 趣味：ギャンブル

呪術廻戦の伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）は、伏黒恵の実父です。「術師殺し」の異名を持つ殺し屋であり、息子を博打の資金調達に利用するほどに冷淡な人物でした。めんどくさがり屋でもあり、恵が小学1年生の時に蒸発し、以降は多くの女性のもとを転々とするヒモとなっています。殺し屋として一応の稼ぎはあるものの、大金を稼いではギャンブルで一気に溶かしてしまうようです。

呪術廻戦のアニメ2期となる懐玉・玉折編から登場した伏黒甚爾ですが、彼は登場当初からギャンブルにのめり込み、自分が付けた実の息子の名前を忘れているなど、そのクズっぷりを大いに発揮していました。そのような甚爾ですが、果たして週刊少年ジャンプ誌上にておこなわれた人気投票では何位にランクインしているのでしょうか？

まず、人気投票は過去3回おこなわれています。では甚爾の過去3回実施された人気投票の結果はというと、第1回が30位以下、第2回が3384票で9位、第3回が1258票で11位となっています。第1回は30位以下と残念な結果となりましたが、第2回は9位、第3回は11位と物語の経過ととも人気が集まっていることがうかがえます。

伏黒甚爾は呪術界でも稀な特殊能力「天与呪縛（てんよじゅばく）」の持ち主で、完全に呪力を持たない代わりに常人離れした身体能力と五感を持っています。呪力を持っていないため呪霊は見えませんが、その研ぎ澄まされた五感により呪霊を認識していました。また、術師に感知されません。まさに術師殺しの異名にふさわしい能力といえます。その実力は自他ともに認める最強の呪術師・五条悟とも渡り合うほどです。

伏黒甚爾は常人離れした身体能力により肉弾戦に強く、その際は武器自体に呪力のこもった呪具を使います。実に多種多様な呪具を所持しており、中には「天逆鉾（あまのさかほこ）」という特級に分類される呪具も。使用呪具については天逆鉾を含む名称不明の刀や万里ノ鎖などがあります。

『呪術廻戦』アニメ1期の12年前の物語となる懐玉・玉折編にて、五条や夏油の護衛任務遂行の大きな障害として立ちはだかった伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）。彼は呪力を持たない身でありながらも圧倒的な戦闘力を持っていました。では、そのような甚爾の声を務めたのは誰なのか？ここでは呪術廻戦のアニメにて甚爾の声を務めた声優のプロフィールや経歴を紹介します。

アニメ版『呪術廻戦』の伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声を務めたのは、声優事務所「ティーズファクトリー」にて代表取締役を務める子安武人さんです。公式プロフィールには、それぞれ生年月日が1967年5月5日、血液型がA型、出身地が神奈川県とあります。座右の銘は「二次元を三次元にすること」だそうです。

子安武人さんは1988年4月から1989年3月まで放送されたアニメ『どんどんドメルとロン』にて声優デビューを果たしています。1989年には『天空戦記シュラト』の夜叉王ガイにて初のレギュラーキャラクターを演じており、本人は当時のことを「声優としての知名度は上がったが、不完全燃焼だった」と語っています。その後はガンダムシリーズ作品に多く出演するようになりました。

伏黒甚爾の声優・子安武人さんは特異な声質を持ち、その深みのある声で悪役やキャラの内面を表現することを得意としています。また、声優アワードにて助演男優賞を受賞するなど、その演技力が高く評価されていました。では、子安武人さんはどのようなアニメ作品に出演しているのでしょうか？ここからは子安武人さんの代表作や演じたキャラを紹介します。

伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優・子安武人さんの代表作の一つに、荒木飛呂彦先生による同名の漫画を原作とするアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』があります。ジョジョの奇妙な冒険はジョースター一族と、「悪のカリスマ」DIOとの100年以上にもわたる奇妙な運命を追う冒険ファンタジーです。

声優・子安武人さんはジョジョの奇妙な冒険にて、ディオ・ブランドーというキャラを演じました。ディオ・ブランドーは本作のもう一人の主人公です。「無駄」という言葉をよく口癖として使っています。一番が好きな野心家、努力家で、目的のためなら手段を選ばないところもありました。

伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優・子安武人さんの代表作の一つに、澤井啓夫先生による同名の漫画を原作とするアニメ『ボボボーボ・ボーボボ』があります。ボボボーボ・ボーボボはマルハーゲ帝国の皇帝によって結成された毛狩り隊と鼻毛真拳の使い手であるボボボーボ・ボーボボの戦いを描いたバトルアクション作品です。

声優・子安武人さんはボボボーボ・ボーボボにて、ボボボーボ・ボーボボというキャラを演じました。ボボボーボ・ボーボボは本作の主人公です。見た目は金髪アフロヘアーが特徴。胸に秘めた正義感は熱く、基本的には優しい性格をしています。

伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優・子安武人さんの代表作の一つに、空知英秋先生による同名の漫画を原作とするアニメ『銀魂』があります。銀魂はSF時代劇の体裁を採った人情コメディストーリー作品です。声優・子安武人さんは銀魂にて、高杉晋助（たかすぎしんすけ）というキャラを演じました。

高杉晋助は「攘夷志士の中で最も過激で最も危険な男」と称される鬼兵隊の総督です。武力による幕府転覆のために活動しており、どこか正常さを失った狂人のような雰囲気を纏わせています。剣の腕前は銀時や桂に匹敵する実力です。

伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優・子安武人さんの代表作の一つに、暁佳奈先生による同名の小説を原作とするアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』があります。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンは「自動手記人形（オート・メモリーズ・ドール）」と呼ばれる代筆屋の少女を中心に繰り広げられる群像劇です。声優・子安武人さんはヴァイオレット・エヴァーガーデンにて、ホッジンズというキャラを演じました。ホッジンズはC.H郵便社の社長です。情に厚い性格をしています。会社を立ち上げる前はライデンシャフトリヒ国陸軍の少佐を務めていました。

伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優・子安武人さんの代表作の一つに、諫山創先生による同名の漫画を原作とするアニメ『進撃の巨人』があります。進撃の巨人は巨人とそれに抗う人間たちとの戦いを描いたダーク・ファンタジー作品です。

声優・子安武人さんは進撃の巨人にて、ジーク・イェーガーというキャラを演じました。ジーク・イェーガーは「獣の巨人」の巨人化能力者です。ミステリアスな性格をしており、常に余裕綽々の態度を取っています。作中ではエルディア人を滅亡させるという計画「安楽死計画」を秘密裏に遂行していました。

伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優・子安武人さんの代表作の一つに、殆ど死んでいる先生による同名の漫画を原作とするアニメ『異世界おじさん』があります。異世界おじさんは異世界から帰ってきたという男性「おじさん」の活躍を描いた異世界ファンタジー、ギャグアニメです。声優・子安武人さんは異世界おじさんにて、おじさんというキャラを演じました。

おじさんは本作の主人公です。初登場時は34歳。17歳の時に意識が異世界「グランバハマル」に転送され、そこで肉体を得て冒険をしていました。昏睡状態から目を覚ました時に初登場しています。親切で面倒見のいい性格をしている反面、他人との通常の人間関係を構築した経験が少ないため、人間不信の傾向もありました。

続いて伏黒甚爾と他キャラの関係について紹介します。甚爾は作中にはまだ登場していない甚爾の嫁をはじめ、伏黒恵、禪院直哉、孔時雨、禪院直毘人、天内理子、五条悟などと関係を持っていました。五条悟については「伏黒甚爾の死亡シーンや復活後の自害」の章にて詳しく紹介するため、ここでは五条悟以外のキャラとの関係性を見ていきましょう。

伏黒甚爾は禪院家を出て、恵の母親と結婚し婿入りしています。それによって禪院甚爾から伏黒甚爾へと改姓しました。

その後恵が生まれ、穏やかな生活を送っていましたが、恵の母親は亡くなってしまいます。そのため甚爾の嫁は原作に登場していません。ただし、明言はされていないものの、コミックス9巻の第75話にて甚爾の嫁らしき人物が描かれています。甚爾が死亡する直前に思い出している人物であるため、甚爾の嫁である可能性は高いといえるでしょう。

伏黒恵は甚爾の息子です。恵は蒸発の資金にするべく、甚爾が自分を禪院家に売り払ったと勘違いしていました。呪力を持たなかったゆえに冷遇されて育った甚爾にとって、禪院家は「ゴミ溜め」のような環境でしたが、呪力を持って生まれた恵ならば、呪術界御三家の一つである禪院家は恵まれた環境だといえます。甚爾が恵を禪院家に売り払ったのは、恵であれば禪院家で重宝されるだろうという考えがあったからです。

禪院直哉は次期禪院家の当主です。直哉は幼少の頃に圧倒的な実力を持った甚爾の姿を見て、その強さに憧れるようになりました。それ以来、甚爾に追いつこうと努力しています。一方、甚爾が直哉のことをどう思っているのかは明らかになっていません。

孔時雨（こんしう）は殺し屋である甚爾に仕事を斡旋する仲介業者です。公式ファンブックでは孔時雨と甚爾は10年以上の付き合いがあると記載されていました。作中では孔時雨が甚爾に「飯食おう 接待に使ってる店連れてけよ」と言っていることから、ある程度の仲の良さが感じられます。

禪院直毘人（ぜんいんなおびと）は禪院家26代目当主です。直毘人は禪院家の人間の中ではまだまともな部類の人物ですが、甚爾は自分を日陰者として扱った禪院家を「ゴミ溜め」と表現し嫌っているため、直毘人のことを良く思っていないと考えられます。

天内理子（あまないりこ）は天元と適合する人間「星漿体」です。天内理子は呪詛士集団「Q」及び盤星教"時の器の会"に命を狙われていました。そのうちの盤星教により、理子の殺害依頼を受けたのが甚爾です。

「術師であらずんば人にあらず」という家訓を掲げる禪院家に生まれた伏黒甚爾は、呪力を全く持っていなかったため、家で迫害され、ひどい扱いを受け続けたことで完全にグレてしまいます。そのころに幼い五条悟と出会い、五条の実力を目の当たりにしました。甚爾を殺害した五条との因縁はこのころから始まっていたと言えます。では、ここから甚爾の死亡シーンや復活後の自害シーンを見ていきましょう。

伏黒甚爾は呪術廻戦のアニメ第27話（コミックス第70話）における五条悟との戦闘シーンにて死亡しました。五条とは呪術界の基底を担う存在・天元と同化することを定められた人間「星漿体」である天内理子を巡って戦闘となっています。当時呪術高専生であった五条は、夏油とともに理子の護衛と抹消を任命されました。

一方、甚爾は崇拝対象である天元に"異物"である星漿体を同化させないことを目的とする盤星教「時の器の会」より依頼を受け、五条たちが守る理子の命を狙います。最強の2人組には勝てないと踏んだ甚爾は、理子に多額の懸賞金をかけて、呪術師たちに五条と夏油を襲わせました。そして、消耗した五条の一瞬の気の緩みを突いて後ろから刀で刺し、戦闘が始まりました。

甚爾は天与呪縛を活かして五条を翻弄し、最後は天逆鉾で五条を刺して勝利します。その後、天元の座す薨星宮（こうせいぐう）まで到着した甚爾は、理子の殺害を達成。任務を終えた甚爾は、殺害した理子の死体を盤星教に持ち帰り、報酬を確定させました。

しかしその帰り道、反転術式により復活した五条が登場します。その後善戦した甚爾でしたが、術式の反転を会得し「最強」と相成った五条にかなわず、虚式「茈（むらさき）」によって敗れました。五条から言い残すことを聞かれると、甚爾は「2、3年もしたら俺の子供が禪院家に売られる。好きにしろ」と最期に息子・恵の身を五条に託し死亡します。

五条との戦闘により死亡した伏黒甚爾ですが、オガミ婆の孫に死者を憑依させる「降霊術」によって復活します。その後、甚爾は殺戮人形として渋谷を徘徊し始めました。殺戮人形と化した甚爾が現れたのは、伏黒恵、七海建人、禪院真希、禪院直毘人の術師4名と特級呪霊・陀艮との死闘が繰り広げられている、陀艮の展開した領域「蕩蘊平線(たううんへいせん)」内部でした。

甚爾は伏黒恵によって空けられた領域の穴から侵入したのです。その後甚爾は特級呪具・游雲(ゆううん)を真希から奪い、陀艮に戦闘を挑みます。甚爾はなんと4人の術師を相手に善戦していた陀艮を圧倒し、一瞬にして祓ってしまいました。その後伏黒恵を強者と捉えた甚爾は、恵をその場から連れ出し、恵に襲い掛かります。しかし、戦闘を経て自我を取り戻した甚爾は、恵に「オマエ名前は」と問いかけました。

甚爾は恵が自分の息子であると気づいたのです。恵は相手が自分の父だとは知らず問いの真意が分らぬまま「伏黒」だと返しました。そして、甚爾は恵の姓名が「禪院」ではないことを知ると、「禪院じゃねえのか よかったな」と言い残して自害しました。おそらく甚爾は恵が成長した姿を見て、何も未練がなくなったのでしょう。また、恵の身を案じたことも自害した理由の一つだと考えられます。

伏黒甚爾は恵に「よかったな」と言い残していますが、果たしてその意味は何なのでしょうか？

まず、この前に名前を尋ね、「禪院」ではないことを確認しています。また、生前の甚爾が五条と戦った際、最期に禪院家に売られる恵のことを心配する表情を見せていました。つまり、「よかったな」という言葉は恵が禪院家に売られなかったことに対して放たれているということです。禪院家に息子を売った事実を少しは気にしていたのかもしれません。

ここまで呪術廻戦の伏黒甚爾（ふくろとうじ）の他キャラとの関係や死亡シーン、復活後の自害シーンなどを交え、甚爾の声優・子安武人さんについて、プロフィールをはじめ、代表作や演じたキャラを紹介してきました。では、最後に甚爾の声優・子安武人さんに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

アニメ版『呪術廻戦』の伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優に関する声があがっています。こちらでは甚爾の声を声優・子安武人さんが演じると知り、甚爾の活躍をアニメで見ることができるのを楽しみにされているようです。

アニメ版『呪術廻戦』の伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の魅力に関する声があがっています。こちらでは甚爾の魅力の一つとして、彼の声が取り上げられているようです。

アニメ版『呪術廻戦』の伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声に関する声があがっています。こちらでは声優・子安武人さんが演じる甚爾の声を高評価されているようです。

本記事ではアニメ版『呪術廻戦』の伏黒甚爾（ふしぐろとうじ）の声優・子安武人さんついて、プロフィールをはじめ、代表作や演じたキャラなどを交えて紹介してきました。呪術廻戦のアニメを視聴する際は、本記事のまとめを参考にしつつ、甚爾の活躍や声に注目していただければ幸いです。