【刃牙】猪狩完至は地下闘技場に参戦するプロレスラー!強さ・技や戦績は?

猪狩完至は、「刃牙(バキ)シリーズ」に登場するプロレスラーです。実在のレスラーであるアントニオ猪木をモデルにしていることは一目瞭然であり、アスリートとしてもパフォーマーとしても刃牙のストーリーを大いに盛り上げました。この記事では、刃牙シリーズの猪狩完至にスポットを当てます。彼の強さと必殺技、範馬刃牙戦やマウント斗羽戦などの戦績、猪狩完至のアニメ声優などを取り上げていきます。

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目次

  1. 猪狩完至は地下闘技場に参戦するプロレスラー
  2. 猪狩完至の強さや能力
  3. 猪狩完至の必殺技
  4. 猪狩完至の戦績
  5. 猪狩完至の名言
  6. 猪狩完至の声優
  7. 猪狩完至に関する感想や評価
  8. 猪狩完至まとめ

猪狩完至は地下闘技場に参戦するプロレスラー

猪狩完至は、「刃牙(バキ)シリーズ」のメイン登場人物の一人であり、アントニオ猪狩のリングネームでも知られるプロレスラーです。ストーリーの中で多くの試合に出場して戦績を収め、ファンに強烈な印象を残しました。この記事では、刃牙シリーズの猪狩完至について特集します。猪狩完至のプロフィールとモデルになった人物、必殺技と強さ、範馬刃牙戦をはじめとする戦績、名言やアニメ声優を紹介して、その魅力に迫ります。

刃牙(バキ)の作品情報

刃牙(バキ)シリーズは、「グラップラー刃牙」から連綿と続いている格闘漫画です。原作者である板垣恵介の代表作ばかりではなく、少年漫画界を代表する作品として認知されていました。2023年6月に、相撲をテーマにした第5部「バキ道」が完結していますが、今後も刃牙シリーズの継続の可能性が高く、注目を集め続けているのです。この章では、刃牙シリーズの作品情報として、概要とグラップラー刃牙のあらすじを取り上げます。

刃牙(バキ)の概要

  • 第1部 グラップラー刃牙:週刊少年チャンピオン1991年~1999年連載 コミックス全42巻+外伝1巻   
  • 第2部 バキ:週刊少年チャンピオン1999年~2005年連載 コミックス全43巻 
  • 第3部 範馬刃牙:週刊少年チャンピオン2005年~2012年連載 コミックス全37巻+外伝1巻
  • 第4部 刃牙道:週刊少年チャンピオン2014年~2018年連載 コミックス全22巻
  • 第5部 バキ道:週刊少年チャンピオン2018年~2023年連載 コミックス既刊16巻(2023年8月現在)
  • バキ特別編SAGA:ヤングチャンピオン2002年連載 コミックス全1巻

刃牙シリーズの主なデータを、上記しました。1991年にグラップラー刃牙が連載開始されて以降、中断期間を挟みつつ実に30年以上ストーリーが続いており、現在も多くの新規ファンを獲得し続けています。また、OVA化やテレビアニメ化、スピンオフ作品など多種多様なメディアミックスが展開されていました。テレビアニメ版においては、現在第3部「範馬刃牙」が進行中で、2023年7月26日よりNetflixにて配信が開始されています。

刃牙(バキ)のあらすじ

グラップラー刃牙の主人公範馬刃牙は、父親の範馬勇次郎を超えるために最強の格闘家になるべく精進している少年です。彼は他流派の選手として、神心会空手主催の全国大会に参加し、圧倒的な力量を見せて決勝戦に進出しました。決勝戦においても、刃牙は前年度覇者の末堂厚を難なく下し、見事に優勝したのです。神心会空手館長の愚地独歩は、刃牙のことを東京ドーム下にある地下闘技場のチャンピオンであると見抜き、出向きました。

猪狩完至のプロフィール

  • 名前:猪狩完至(いがりかんじ)
  • リングネーム:アントニオ猪狩
  • 職業:プロレスラー
  • 国籍:日本
  • 身長・体重:191cm・105kg

刃牙(バキ)シリーズに登場する猪狩完至の主なパーソナルデータを、上記しました。猪狩完至は、アントニオ猪狩のリングネームで知られるプロレスラーで、マウント斗羽と並ぶ日本プロレス界二大巨頭として知られています。猪狩完至の容姿は、オールバックにしたヘアスタイルと長い顎が特徴的に描かれていました。彼は、本名の猪狩完至名義で地下闘技場戦士としても活躍しており、幾多の印象的で感動的な名勝負を残しています。

猪狩完至のモデル

  • リングネーム:アントニオ猪木
  • 本名:猪木寛至
  • 誕生日・死亡日:1943年2月20日・2022年10月1日
  • 身長・体重:191cm・110kg
  • 出身地:神奈川県横浜市、ブラジル サンパウロ

猪狩完至のモデルとなった人物は、元プロレスラーで元政治家のアントニオ猪木です。アントニオ猪木は、ブラジルで陸上選手として活躍していたところを、力道山に見出されて帰国、1960年にプロレスラーとしてデビューしました。圧倒的な身体能力とパフォーマンスで、日本プロレス界屈指の人気選手となり、1998年に引退するまで第一線で活躍し続けたのです。

アントニオ猪木は、プロレスラーの他にも実業家、政治家(参議院議員)としても知られ、「1、2、3ダーッ!」や「元気ですかーっ!」など一般層にも浸透するほどの流行語を生み出します。近年は全身トランスサイレチンアミロイドーシスを患って闘病しており、その様子をYouTubeで公開していましたが、2022年10月1日に亡くなりました。

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猪狩完至の強さや能力

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板垣恵介原作の大ヒット格闘漫画刃牙(バキ)シリーズには、個性的で魅力的な格闘家、スポーツ選手が多数登場することで知られています。その中でも猪狩完至は、プロレスラーであることもあり、様々な能力や強さをストーリー内で発揮していました。猪狩完至とは、どのようなプロレスラーなのでしょうか?この章では、刃牙シリーズの猪狩完至の強さや能力について、3項目に分けて考察紹介していきます。

強さや能力①心理戦に強い

猪狩完至の能力と強さにおいて、ファンの間で最も印象的だといわれているのが、心理戦に強い点です。プロレスや格闘技においては、相手の一手や二手先を読んで攻撃を繰り出すことが、勝利への近道だとされていました。猪狩完至は、このことを上手に取り込んで相手に心理戦を仕掛けていきます。時には相手の攻撃を受けるのではなく上手にかわして、相手を攻め込んで勝利に導くという駆け引きを行ってファンを驚かせていました。

また、猪狩完至については、必ずしもスポーツマンシップに則った試合運びをしない点も、大いに注目されました。猪狩完至は、相手の背後から金的蹴りを平気ですることができます。そこには、ファンからヘイトを浴びることや、周囲から非難を浴びることも何とも思わない強い精神が、窺えました。さらに、相手も「まさかここまではやらないだろう」という一線を平気で超えてくるので、猪狩完至の心理戦の強さが証明されています。

強さや能力②打たれ強さ

刃牙(バキ)シリーズのメインキャラクターの一人である猪狩完至の強さとして挙げられるのは、打たれ強さにあるとのことです。猪狩完至は、プロレスラーですが、プロレスの醍醐味の一つに「相手の技を受け切る」というものがありました。まれに相手の技をかわす展開もあるのですが、基本的には攻撃を受けた上で攻撃を返すという「技のキャッチボール」的な展開が、ファンの間では好まれており、プロレスラーはそれを実践します。

また、プロレスには攻撃を受け、それに耐え切ることでスキルやスタミナを競ういわゆる「タフマンコンテスト」的な側面や面白さがあるとのことです。攻撃を受け続けてきた肉体には、打たれ強さが備わっており、格闘におけるプロレスラーの優位性になりました。ただし、不意打ちや覚悟ができていない状態での攻撃に弱いという弱点が判明しています。人間の反応可能速度を上回るような素早い攻撃に対しても、脆い面を見せました。

強さや能力③パフォーマンス力

刃牙(バキ)シリーズの猪狩完至は、プロレスラーという職業上、観客から見られることに慣れている人物です。プロレスは、観客に評価されることが、レスラーとしての評価にもつながる特殊な競技でもありました。そして、観客の前で試合を見せ続けてきた猪狩完至には、観客の視線を浴びたり声援を受けると漲ってくるという特別な能力があるようで、その能力が地下闘技場においても強さに結びついていると評されているのです。

猪狩完至は、卓抜したパフォーマンス能力で、観客を掌の上に乗せることができます。猪狩完至のパフォーマンスに魅了された多くの観客は、彼に大声援を送り続けていました。すると、猪狩完至はさらに漲って相手を攻め、そして勝利を得るのです。このようにして観客を味方につけて自分の有利な状況に持ち込む試合運びは、プロレスやプロレスラー独特のスキルだと評されていて、猪狩完至の強さをより浮き彫りにしていました。

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猪狩完至の必殺技

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板垣恵介原作の傑作格闘技漫画の刃牙(バキ)シリーズは、登場キャラクターの必殺技も見どころの一つだといわれています。特に、猪狩完至の必殺技については、実在するプロレス技が元になっているものが多く、プロレスファンを中心とした読者に向けて、強烈にアピールしていました。猪狩完至の技には、どのような強さが宿っているのでしょうか?この章では、刃牙シリーズの猪狩完至の主な必殺技を、3つ紹介していきます。

必殺技①ナックルアロー

猪狩完至の必殺技の中で、真っ先に思い浮かぶとされているのが、ナックルアローです。ナックルアローは、別名をナックルパート、弓を引くストレートなどと呼称されていました。実在するプロレス技の一つにも拘わらず、実は反則攻撃でもあることが知られています。プロレスは、あまりルールの縛りがない競技だといわれていますが、拳で相手を殴る行為、いわゆるパンチは反則とされていて、時として反則負けを呼ぶこともあるのです。

しかしながら、猪狩完至のナックルアローについては、反則を取られることがあまりありません。彼のパンチ攻撃が、あまりにも美しいフォームから繰り出されることで、レフェリーが戸惑ってしまうという説もありますが、真偽のほどは不明です。猪狩完至は、地下闘技場の格闘技戦においてもナックルアローを出していて、戦況を変えたり、観客を唸らせて味方につけるなどの様々な効果を生み出しました

必殺技②延髄蹴り

猪狩完至の必殺技を紹介していますが、彼の代名詞的な技として認知されているのが延髄蹴りです。延髄斬りやラウンドハウスキックの別名があり、実在するプロレス技でした。相手の真横、または斜め後ろに立ってその場でジャンプし、後頭部へ向けてキックを放つという攻撃です。猪狩完至は右利きのため、相手の左側から右足で後頭部を蹴っていました。後頭部は、鍛えようがない場所とされており、命中すると大ダメージを与えます。

猪狩完至は、範馬刃牙戦やマウント斗羽戦で延髄蹴りを繰り出しており、多くの読者に鮮烈な印象を与えていました。ちなみに、彼のモデルになったアントニオ猪木も延髄蹴りを得意技にしており、元々はモハメド・アリ戦で使う予定だったことが判明しています。その後、プロレスの試合や異種格闘技戦などで披露したことで認知度が高まり、1970年代後半から1980年代、そして引退時に至るまで一貫して延髄蹴りを使い続けました。

必殺技③卍固め

最後に紹介する猪狩完至の必殺技卍固めも、彼の代名詞的存在です。卍固めは、範馬刃牙戦などで使用されました。この技のかけ方はまず相手の横に立ち、前屈みの状態に持ち込み、相手の足側にある自分の足を絡ませます。そして、屈んでいる相手の首にもう一方の足をかけ、さらに相手の片腕を自分の肩脇に抱え込むという複雑なものです。後にファン公募にて決まった状態が、漢字の「卍」に見えることから、卍固めと名付けられました。

卍固めは別名をオクトパスホールド、または猪狩完至のモデルアントニオ猪木のスペシャル技という意味でアントニオスペシャルと呼ばれています。長年、猪木の師匠のカール・ゴッチから伝授された技とされており、元祖もゴッチだと思われていました。しかし、ルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)に昔からあるジャベ(複合極技)の一種であることが判明していて、メキシコではセラヘーラと呼ばれている技なのです。

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猪狩完至の戦績

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現在第3部範馬刃牙が、アニメ展開中の大ヒット格闘漫画グラップラー刃牙は、リアルと荒唐無稽さが絶妙にブレンドされた試合展開が、多くのファンを惹きつけたとされています。板垣恵介の描線は、「痛みが伝わるようだ」と評されており、一般層はもとより格闘技経験者からも高評価されました。それでは、猪狩完至は、どのような戦績を残したのでしょうか?この章では、地下格闘士としての猪狩完至の全戦績をネタバレ紹介します。

猪狩完至の戦績①ロブ・ロビンソン戦

猪狩完至の戦績紹介で最初に挙げるのは、最大トーナメント1回戦となったロブ・ロビンソン戦です。ロビンソンはキックボクシングの世界統一王者であり、試合時に殺気をはらんだ攻撃をすることで知られました。しかしながら、普段は陽気で明るい雰囲気を湛えていて、その二面性が猪狩完至を恐れさせたとされているのです。猪狩完至は、試合直前まで憂鬱そうな表情でため息をついており、トーナメントへの恐怖感を露わにしました。

しかし、いざ本番となると、俄然猪狩完至がヒートアップしました。観客を前にして高揚した彼は、ロビンソンの挑発にも見事に応えて、ロビンソンの首にタオルを巻くなどのアピールをしたのです。実際の試合では、序盤にロビンソンの打撃を食らい出血しましたが、プロレスラーの切り札とされるヘッドバットから活路を見出し、グラグラしている彼の背後に回って、見事なジャーマンスープレックスを決めて、勝利の戦績を収めました。

猪狩完至の戦績②金竜山戦

猪狩完至の戦績紹介の次は、最大トーナメント2回戦の金竜山戦です。金竜山は、当時大相撲の現役横綱であり、「相撲は格闘技である」という信念のもとにトーナメントに参加していました。しかしながら、相撲協会にはそのことを伝えておらず、極秘での参加だったのです。1回戦の金竜山は、本部以蔵と対戦し、小指を狙いにきた彼を小指一本で投げ飛ばし、やぐら投げからの踏みつけという豪快な攻撃で勝利の戦績としました。

猪狩完至と金竜山との2回戦は、先手こそナックルアローで金竜山を出血させたものの、その後は掴まれて叩きつけられたり、張り手を浴びるなど、猪狩完至が劣勢に立たされます。投げ技に活路を見出したい猪狩完至は、小手投げ連発からのダブルアームスープレックスを繰り出しました。その後、ジャーマンスープレックスを出す猪狩完至に対して、河津掛けで切り返そうとしたものの、金竜山は猪狩完至の顔面から手を離しました。

その結果、叩きつけられた金竜山の左肩が外れて、セコンドの親方のタオル投入で猪狩完至のTKO勝ちという戦績になりました。金竜山は、やろうと思えば河津掛けの際に猪狩完至の顔面を潰せたのですが、ダブルアームの体勢を決められた時点で、相撲の五輪砕きという決まり手で自分が負けたと気づいたのです。双方が死力を尽くした状態での決着ということで、感動した読者が多くいました。

猪狩完至の戦績③範馬刃牙戦

猪狩完至の次の戦績紹介は、最大トーナメント3回戦の範馬刃牙戦でした。範馬刃牙は主人公らしくトーナメントを勝ち上がり、体力スキルともに猪狩完至より勝っていることから、勝利を確信して試合開始を待っていたのです。しかし、ここで思わぬ事態が起きました。試合前に猪狩完至が刃牙の前に姿を現して、泣きながら「負けてほしい」と懇願してきます。刃牙は大いに戸惑いますが、彼の要望を無視してリングに上がりました。

試合開始のゴングが鳴っても、猪狩完至の弱気な態度は変わっていません。刃牙は油断してしまいました。そして、その間隙を突いて猪狩完至が、強烈な延髄蹴りを刃牙にお見舞いしたのです。全ては、猪狩完至の芝居でした。このように彼には、勝利のためならどんな悪いことでも実行できてしまう鉄の心があります。猪狩完至は、休むことなくナックルアローやローキックで、刃牙を攻め続けました。

猪狩完至は、タップしたと見せかけて刃牙の背後から金的を蹴るなど、ダーティーファイトに徹します。自分の愛人に刃牙の母親そっくりの特殊メイクをさせて、リング下に立たせるなどやりたい放題でした。ところが、刃牙がプロレススタイルに応じると、猪狩完至の心境が一変し、まるで若手時代に戻ったかのようなクリーンファイトになります。最後はヘッドロックを返されて失神したことで、猪狩完至が敗北するという戦績でした。

猪狩完至の戦績④マウント斗羽戦

グラップラー刃牙(バキ)の最大トーナメント3回戦で敗退した猪狩完至は、トーナメント終了後の観客がいなくなった東京ドームのリング上で、極秘の試合を行おうとしていました。それは、プロレス界における彼の最大のライバルだったマウント斗羽とのシングルマッチだったのです。当初無観客で行われようとした試合ですが、口コミで一気に話題が広がり、超満員の観衆の中で、世紀の一戦が行われました。

猪狩完至とマウント斗羽の試合は、序盤を斗羽、中盤以降を猪狩完至が優勢となりました。両者譲らない展開の中で、猪狩完至が卍固めを決めます。脱力した斗羽は無意識下で16文キックで猪狩完至を吹き飛ばしたものの、そのまま絶命しました。実は、斗羽の死は偽装であり、彼はフランスに移住して画家の斗羽正平として暮らしていることが、猪狩完至の訪問で明らかになっています。この展開に涙した読者が、多かったとのことです。

猪狩完至の戦績⑤シコルスキー戦

猪狩完至の戦績紹介の最後は、シコルスキー戦です。二人の戦いは、第2部「バキ」にて描かれてました。シコルスキーは、「最凶死刑囚編」に登場したロシアの死刑囚であり、脱獄したのです。そして彼は、猪狩完至と徳川光成らが会食している場所に姿を見せ、地下闘技戦士候補の館岡をKOしました。猪狩完至は、怒りを露わにしてシコルスキーに向かっていったものの、カーヴィングナックルやドロップキックを食らい敗れています。

その後、猪狩完至は弟子二人を伴ってシコルスキーを拉致し、プロレスの道場へと連れて来ました。リングに縛り付けたシコルスキーを、猪狩完至は銃で撃ちますが、防弾チョッキを着ていたことで無傷です。弟子があっさりと片付けられ、猪狩完至もダーティーな戦法で立ち向かうものの、シコルスキーの強さは常識外であり、最後には彼に小便をかけられた上に、カウンターのパンチで首から出血して戦闘不能状態となりました。

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猪狩完至の名言

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第1部グラップラー刃牙をはじめとする刃牙(バキ)シリーズは、30年以上連載が続いている大人気長編作品であることから、名言や名シーンが多いことで知られています。その中でも、プロレスラーで地下闘技戦士でもあった猪狩完至には、ファンの心を揺さぶる多くの名言があるとのことです。この章では、刃牙シリーズの猪狩完至の名言と名セリフについて、グラップラー刃牙の中から選りすぐった二つを紹介していきます。

猪狩完至の名言①「相手の技は…」

相手の技は全て受け切るッ

猪狩完至の最も有名とされる名言は、最大トーナメント3回戦の範馬刃牙戦にて言われています。試合前から八百長を持ちかけるふりをして、刃牙を追い込むなど心理戦を展開していた猪狩完至ですが、刃牙がなかなか負けないこともあり、自分自身を鼓舞する意味合いも込めて、「プロレスラーはなぜプロレスラーとして存在できるのか」ということについて、持論を展開し、刃牙や観客、そして読者を大いに驚かせました。

猪狩完至は、対戦相手の刃牙に向かって、「たとえ250kgの男がフライングボディプレスを仕掛けてきてもプロレスラーはよけない」と言った後で、上記の名セリフを言い放ちました。つまり、「相手の技を全て受け切った上で勝つプロレスラーが弱いわけがない」というある種のハッタリにも似た自己主張であり、全てのプロレスラーの気持ちを代弁した名言とも位置付けられています。刃牙シリーズに残る至高のセリフとされました。

猪狩完至の名言②「嗚呼…」

嗚呼…いい気持ちだ…

刃牙(バキ)シリーズに登場する猪狩完至の名言紹介ですが、次も第1部からのセリフです。あらゆるダーティーな手段を使って刃牙を追い込む猪狩完至は、一時観客を自分の味方につけることに成功しました。しかしながら、どこまでもひたむきに抵抗し、決して敗北を認めない刃牙の姿に突き動かされた観客が次第に増えていき、やがて声援の割合が逆転したのです。さらには、一番の味方だったはずの愛人まで、刃牙を応援していました。

いつしか会場内の全ての人間が、刃牙に声援を送るようになります。その光景を目の当たりにした猪狩完至は、自分の若い頃を思い出しました。若手プロレスラー時代の感覚に戻った彼は、喜びの感情を出しながら刃牙に向かっていきます。そして、刃牙にヘッドロックをかけたのです。これは、彼がこの試合で最後に出した技でした。ヘッドロックをしながら恍惚の気分になった猪狩完至は、上記のセリフをモノローグしたのです。

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猪狩完至の声優

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板垣恵介原作の傑作格闘技漫画刃牙(バキ)シリーズは、テレビアニメ化が行われており、原作漫画を知らない新たな層のファン獲得に成功しているとのことです。また、テレビアニメ版は、声優陣の迫力のある演技が、高く評価されました。アニメ版において、猪狩完至役を演じた声優キャストは二人います。この章では、猪狩完至を演じた声優の大川透と梁田清之について、プロフィールや主な出演作品などを紹介していきます。

猪狩完至の声優①大川透

テレビアニメ版のグラップラー刃牙で猪狩完至役を演じた声優は、大川透です。大川透は、1960年2月28日に、鹿児島県で生まれました。1994年以降、マウスプロモーションに所属しています。プライベートでは既婚者であり、2005年に長女をもうけたことで話題になりました。また、2017年12月9日に病気療養のために声優活動を一時期休業しましたが、2018年7月6日に体調を見ながらの復帰を果たして現在に至っています。

高校時代までごく普通の高校生として暮らしていた大川透は、そこで演劇部に入部したことで演じることの面白さに目覚めたとのことです。日本大学藝術学部演劇学科に進学するために上京すると、ますます演劇に魅了されていきました。大学卒業後に木山事務所に入った大川透は、舞台俳優として活動し、現在の事務所に移籍後は、声優活動をメインにしています。大川透の主な出演作品と演じたキャラクターは、下記の通りです。

  • 名探偵コナン:佐藤正義役他
  • 戦国BASARAシリーズ:徳川家康役
  • ひぐらしのなく頃に:富竹ジロウ役
  • キリングバイツ:岡島壱之助(ヒポポタマス)役
  • ピカイア!:パーカー博士役

猪狩完至の声優②梁田清之

第2部のバキのテレビアニメ版で猪狩完至役を演じたのは、元声優の梁田清之です。梁田清之は、1965年5月10日に東京都練馬区で生まれて、2022年11月14日に急逝しました。いくつかの声優事務所を経て、最終的にはフリーで活動しています。生前の趣味は、ドライブ、野球、サッカー、空手など多くのスポーツだったと明かしていました。

梁田清之は学生時代に声優を志したとのことで、青二塾東京校5期生を経て、1987年に声優デビューしました。「シティーハンター」などのアニメ作品でモブキャラクター役を多数演じた後に、オーディションで合格した「鎧伝サムライトルーパー」の鬼魔将朱天役で初のネームドキャラクターを演じています。その後も、ネームドキャラからモブキャラまで、多くの作品に出演しました。梁田清之の主な出演作品は、下記の通りです。

  • SLAM DUNK:赤木剛憲役(初代)
  • 超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説:メガトロン役
  • 爆闘宣言ダイガンダー:ガンダー(ダイガンダー)役
  • はれときどきぶた:パパ(畠山玉則)役
  • ゲッターロボアーク:車弁慶役

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猪狩完至に関する感想や評価

この章では、刃牙(バキ)シリーズに登場する猪狩完至に関するX(Twitter)でのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。猪狩完至は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか?

こちらは、刃牙シリーズの大ファンだと思われる方のツイートです。猪狩完至と範馬刃牙との試合を観て、戦い終わった後の二人の会話が良く、猪狩完至がかっこいいとつぶやいていました。

こちらは、刃牙シリーズを熱心に見ていると思われる方のツイートです。猪狩完至について、メッセージ性の強いキャラクターだと評しており、範馬勇次郎よりも強いと思うという感想を持っています。

こちらは、プロレスファンで刃牙シリーズのファンでもある方のツイートです。アントニオ猪木について友人とやり取りをしていると、年代によってはモデルの猪木よりも猪狩完至の方が有名な可能性があると驚いていました。

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猪狩完至まとめ

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この記事では、刃牙(バキ)シリーズに登場する猪狩完至にスポットを当ててきました。実在のプロレスラーがモデルになっていることもあり、人気が高いとされる猪狩完至に注目しながら、刃牙シリーズを見てください。

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