【刃牙】松本梢江は最強のヒロイン？範馬刃牙への愛や別れたという噂を考察

格闘漫画の最高との呼び声が高く現在もファンを増やし続けているのが「刃牙シリーズ」です。壮大なサーガ中にヒロインとして登場するのが松本梢江です。彼女はよく「最強のヒロインである」と称されるのですが、その理由はどこにあるのでしょうか？ここでは松本梢江の魅力について迫っていきます。

松本梢江とはどんなヒロインなのでしょうか。主人公範馬刃牙とはどのような関わりを持っていくのでしょうか。結ばれた？別れた？松本梢江の魅力を浮き彫りにすることで「刃牙シリーズ」の魅力も挙げていきます。

「刃牙シリーズ」は漫画家板垣恵介による第1作目「グラップラー刃牙」が週刊少年チャンピオンに1991年から1999年まで連載されて以降2019年の現在に至るまで続編が発表され続けています。「刃牙シリーズ」や「刃牙サーガ」とまで呼ばれている所以であると言われています。第2作目は「バキ」第3作目は「範馬刃牙」第4作目は「刃牙道」そして現在連載中の「バキ道」がシリーズ作品です。

「刃牙シリーズ」には外伝的作品も多く存在します。「バキ外伝疵面スカーフェイス」「バキ外伝創面」「バキ外伝拳刃」などです。これらの作品は板垣恵介が原作を行い、作画は別の漫画家が担当していることが大きな特徴です。

格闘漫画の金字塔とまで言われている「刃牙シリーズ」ですが、その壮大な物語世界の核は意外にシンプルであるとも評されています。地下闘技場にて最年少チャンピオンとなった主人公範馬刃牙とその父で「地上最強の生物」と崇め奉られている範馬勇次郎を中心として壮絶なまでの闘い絵巻が展開されていくのがストーリーの中心となっています。

第1作「グラップラー刃牙」では東京ドームの地下に極秘で存在する地下闘技場での格闘試合とその後に行われたトーナメント戦をメインとして描かれています。第2作「バキ」は第1部のその後を描いた作品ですが圧倒的な格闘絵巻と刃牙と松本梢江の恋愛や性についても切り込んでおり、高い評価を得ています。

第3作「範馬刃牙」は「バキ」のその後が描かれており、地上最強の親子喧嘩と称された刃牙と勇次郎の闘いに終止符が打たれます。第4作「刃牙道」は地上最強の親子喧嘩のその後の物語で、クローン人間として現代に蘇った宮本武蔵と刃牙の格闘を中心としています。

現時点での最新作である第5作「バキ道」は刃牙が相撲の神様野見宿禰と闘うストーリーが描かれており、ついに「刃牙シリーズ」の闘いが神話にまで及んでいるのかと驚いている読者も多いと言われています。「刃牙サーガ」と称されるのもさもありなんという評価も存在しています。

松本梢江は刃牙の下宿先の大家の一人娘で、刃牙と同じ高校に通う高校生でした。もともと刃牙のことが好きで、刃牙も松本梢江の想いに応えて相思相愛の仲となりました。連載初期はおとなしい性格として描かれていましたが、刃牙の常軌を逸した格闘を見続けていくうちに大きく性格が変化していったと言われています。

ここでは「刃牙シリーズ」のヒロイン松本梢江のキャラクターについて取り上げていきます。何故松本梢江が最強のヒロインとまで呼ばれているのかを彼女の行動や性格面から分析していくことで松本梢江の魅力に迫ります。

松本梢江は初登場時は平和を愛するおとなしいヒロインとして描かれていましたが、刃牙の格闘を見ているうちに性格が変貌していきました。男にも勝るほどの度胸を身につけていったのです。相手が屈強な男だろうが誰であろうが、毅然とした態度で抗議するヒロインへと変わっていきました。

また、刃牙の格闘に巻き込まれて人質として軟禁されたこともありましたが、その時も毅然とした態度を取り続けました。このエピソードで松本梢江に魅了されたファンも多いと言われています。

松本梢江は徹底した信念の持ち主であると評されています。相手がどんな人間であれ自分の思っていること、自分の信じていることをストレートに相手にぶつけていきます。自分よりもはるかに大きく、パワーのある男に対して臆することなく意見を言う松本梢江に怯んでしまう格闘家もいたほどです。

「バキ」ではアライJrに惚れられてしまい、刃牙と別れたその後に付き合ってしまうのではと読者をヒヤヒヤさせていましたが、松本梢江の想いは常に刃牙にありました。強い信念の持ち主であると言われる所以です。

松本梢江には圧倒的な母性が備わっていると言われています。13歳にして母親を父親である勇次郎に殺されてしまった刃牙はまともな母親の愛情を知らずに格闘技へとのめり込んでいましたが、そんな彼の心のオアシスとなったのが梢江だったのです。常に血生臭い格闘技の世界にいる刃牙は梢江の中に遠い日の母親の影を見出しました。

そして松本梢江も刃牙の想いをしっかりと受けとめ、時には優しい言葉をかけてあげたり、時には厳しく刃牙に接したりとまさに母親としての役割も果たしていると言われています。彼女の母性に惹き込まれた読者も多いとも言われています。

松本梢江は主人公刃牙と相思相愛の関係を続けていましたが、そこに割って入ろうとした格闘家も存在しました。伝説のボクサーであるマホメド・アライの息子マホメド・アライJrがその人でした。アライJrは刃牙に勝つこともそうでしたが、それ以上に梢江を自分のモノにすることに大きなモチベーションを持っていたのです。

アライJrは刃牙に破れました。悔しくて号泣する彼を抱きしめたのはなんと松本梢江でした。梢江は刃牙と別れたのかと読者を驚かせた描写でしたが、それは哀れみから出た行動であったことをアライJr本人が一番よくわかっていました。

松本梢江は刃牙が地下闘技場のチャンピオンであることを知って以来、常に刃牙のことを見守り続けていました。何度も刃牙の試合を見ており、大人でも目を背けてしまいそうな凄惨な場面を目の当たりにしても決して目を逸らすことなく見続けていました。こうした姿はあの勇次郎をして「いい女」と言わしめるものがあります。こういう姿が好きだというファンも多いです。

「バキ」内のアライJr戦終了のその後に松本梢江はストーリーから消えました。刃牙と別れたのではないかと多くの憶測を呼びましたが、ここでは松本梢江のその後について作品ごとに考察していきます。

第1作目「グラップラー刃牙」ではもともと2人は同じ高校の同級生であり、刃牙は梢絵の母親が大家をやっている下宿先に住んでいました。当初は普通の友達関係でしたが、梢江も刃牙もお互い次第に心惹かれていくようになり自然な形で恋人同士となりました。

続編である第2作目「バキ」では梢江と刃牙の関係に変化が現れます。恋人同士であることに変わりはないのですが、精神的な繋がりから肉体的な繋がりを求めるようになっていきます。2人はついに肉体関係を持つに至ったのです。この物語は「バキ特別編SAGA」というタイトルでヤングチャンピオンに掲載されました。過激な性描写は週刊少年チャンピオンでは掲載できないから取られた措置だと言われています。

アライJr戦終了後に松本梢江はストーリーから姿を消しました。アライJrを抱きしめた描写があったことから刃牙と別れたのではなどと様々な憶測を呼んだと言われていましたが、アライJrを抱きしめたのは哀れみから出た行動で、実際はその後も刃牙を見守り続け恋人関係を続けていたと言われています。その後第3作「範馬刃牙」のラストエピソード「地上最強の親子喧嘩編」で刃牙と勇次郎の前に姿を現しました。

ここでは松本梢江に対する感想や評価をTwitterから取り上げていきます。松本梢江はTwitter上でどのような感想や評価を持たれているのでしょうか？好かれているのか、はたまた嫌われているのでしょうか？

松本梢江の名言と言われており評価の高い「最強を目指す本能なんて高が知れてる。最愛に比べたら最強なんて」をアニメでご覧になって感銘を受けた方のツイートです。インパクトのあるセリフとの感想をお持ちです。

松本梢江と範馬刃牙の一夜を共にしたシーンについてのツイートです。単行本1冊分を使ってかなり濃厚なシーンが描かれましたが、その描写・内容に衝撃を受けられたようで、インパクトの凄さとそれに反比例する清々しさを感じたようです。

こちらは逆に「刃牙シリーズ」に恋愛要素や濃厚なシーンはいらないと考えている方のツイートです。第4作目「刃牙道」以降梢江が登場していないことに違和感を持ちつつ恋愛のシーンは不要であると考えているようでうす。

松本梢江が何故「刃牙シリーズ」で最強のヒロインと呼ばれているのかを取り上げてきました。格闘漫画の最高峰である「刃牙シリーズ」をより深く楽しむ上で是非松本梢江を中心とした読み方にチャレンジしてみてください。