【ヒロアカ】荼毘の過去は原作漫画の何巻何話?正体は轟焦凍の兄・轟燈矢?

以下では、「ヒロアカ」の荼毘の過去は原作漫画の何巻何話に登場したのかを紹介します。長らく伏せられてきたヴィランの荼毘の正体は、デクの同級生・轟焦凍の兄と判明します。しかし、焦凍の兄・轟燈矢はすでに亡くなっており、なぜ、生きているのか疑問が生じました。本文では、「ヒロアカ」の荼毘の過去は何巻何話で描かれたのか、荼毘こと轟燈矢の正体や知られざる過去、荼毘の最後などをネタバレ紹介します。

【ヒロアカ】荼毘の過去は原作漫画の何巻何話?正体は轟焦凍の兄・轟燈矢?のイメージ

目次

  1. 荼毘とは?
  2. 荼毘の過去は原作漫画の何巻何話?正体は?
  3. 荼毘の過去をネタバレ
  4. 荼毘はその後は敵連合に加入
  5. 荼毘と轟家の最終決戦をネタバレ
  6. 荼毘の声優
  7. 荼毘の過去に関する感想や評価
  8. 荼毘の過去まとめ

荼毘とは?

ヒロアカの荼毘の過去を紹介・イメージ画像

ヒロアカのヴィランであり、その正体に多くの衝撃が走った荼毘。その過去や轟焦凍との関係が語られたエピソードは、原作漫画の何巻何話で描かれたでしょうか。また、過去に死んだとされた轟燈矢との関係も気になるでしょう。以下では、「ヒロアカ」の荼毘の過去は何巻何話で登場したのかを紹介します。その他、「ヒロアカ」の荼毘こと轟燈矢の弟である轟焦凍との関係や、轟家との最終決戦などもまとめました。

ヒロアカの作品情報

「ヒロアカ」こと「僕のヒーローアカデミア」は、堀越耕平先生によるヒーローを題材にした少年漫画です。2014年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始され、単行本は2023年6月時点で計38巻が刊行されています。

ヒロアカの概要

アメリカン・コミックスのヒーロー作品を意識した演出や、「ヒーローとは何か」を問う独特の作風が人気に火をつけた「ヒロアカ」。2016年からはテレビアニメシリーズが開始され、2023年3月までに計6シリーズが放送されました。

ヒロアカのあらすじ

世界人口の大半が超常能力や個性を秘める超人社会が到来し、個性を悪用する敵(ヴィラン)を取り締まる職業としてヒーローがもてはやされていました。オールマイトに憧れる緑谷出久も、無個性ながらヒーローを目指すべく、国立雄英高校に進学します。オールマイトとの修行の成果もあり、彼の個性を引き継いだ出久。個性的な同級生共にヒーローとしての鍛錬やヴィランとの戦いに挑みます。

荼毘のプロフィール

ヴィラン連合の幹部であり、目の下と顎の部分に皮膚がめくれたような痕が特徴です。組織では部隊の指揮を任されるなど頭が切れる一方、仲間とのなれ合いを非常に嫌っています。また、組織へ加入した理由は、己の目的を達成するためと考えられています。そのため、自らのことを仲間には打ち明けておらず、組織内では偽名を使っています。

荼毘の個性

荼毘の個性である炎・イメージ画像

荼毘の個性は、身体から蒼炎を放つ特徴から炎系と推測されています。スペックは、パワーがB、スピードがC、テクニックがD、知力がC、協調性がB、総合危険度はAです。

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荼毘の過去は原作漫画の何巻何話?正体は?

荼毘の過去は原作漫画の何巻何話かを紹介・イメージ画像

荼毘の過去は、ヒロアカ屈指の衝撃的なエピソードであり、原作漫画では何巻何話で登場したのか気になった方もいるでしょう。仲間の組織にも自分の素性を隠し、長らく正体が不明であった荼毘。しかし、作中に貼られた伏線の数々から、その正体は轟焦凍の兄・轟燈矢と考察されました。以下では、「ヒロアカ」の荼毘の過去は原作漫画の何巻何話で登場したのか、荼毘の正体と共にネタバレ紹介します。

荼毘の過去は原作漫画の何巻何話でわかる?

ヒロアカの謎人物とされた荼毘。ヴィラン連合内でも自分のことを話そうとせず、彼の素性や過去を知る者はいませんでした。しかし、作中では、思わぬ形で荼毘の正体や過去が明かされました。そのシーンは原作漫画の何巻何話で登場したのでしょうか。荼毘の過去は、30巻290話、週刊少年ジャンプ2020年49号で判明しました。

ヒーロー陣とヴィラン連合との戦いにて、デクや轟焦凍・エンデヴァーを相手に戦っている最中に明かしています。荼毘の正体は長らく伏せられていましたが、作中では彼の正体を示す伏線が張られていました。そして、荼毘の正体は、多くのファンに衝撃を与えるものでした。

荼毘の正体は正体は轟焦凍の兄・轟燈矢?

荼毘の正体について、轟焦凍をフルネームで呼ぶシーンや、エンデヴァーと個性が共通していること、本名を一切明かさないことから、轟家の関係者と考察されました。そして、30巻290話にて、轟焦凍の亡くなった兄・轟燈矢であることが判明します。荼毘の正体が轟家の人間と知り、動揺を隠せない轟焦凍とエンデヴァー。一方の荼毘は、ネット上に自分の身の上を公開し、世間をざわつかせました。

オールマイトに次ぐ実績を誇ったヒーロー・エンデヴァーの息子が、ヴィランの幹部であり犯罪者という事実を世間に知らしめた荼毘。市民の平和を守るはずのヒーローの身内からヴィランを輩出してしまったことは、エンデヴァーにとっても衝撃的だったでしょう。

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荼毘の過去をネタバレ

荼毘の過去をネタバレ・イメージ画像

荼毘の過去は何巻何話なのかと同時に、その内容も気になった読者も多いでしょう。その正体は轟焦凍の兄・轟燈矢と判明するも、轟燈矢は本編開始前に亡くなっていました。しかし、デク達の目の前に現れた荼毘は、生き延びた轟燈矢でした。一体、どうやって生き延びたのか、謎が深まるばかりです。以下では、ヒロアカの荼毘の過去から、両親との関係や弟・轟焦凍の誕生、轟燈矢は死んだと言われる理由についてネタバレ紹介します。

過去①両親は個性婚だった

荼毘こと轟燈矢は、エンデヴァーこと轟炎司と、冷結の個性を持つ名家・氷叢家出身の冷の長男として誕生しました。当時、オールマイトと並ぶヒーローとして活躍していたエンデヴァー。炎の個性・ヘルフレイムを武器にヴィランとの戦いに明け暮れる彼には、ある悩みがありました。それは、自身の個性に関するもので、炎の個性は使い続けると身体に熱がこもる弱点があります。

炎の属性の弱点克服を模索するエンデヴァー・イメージ画像

ナンバーワンのヒーローを目指していたエンデヴァーでしたが、炎の個性の弱点が原因で、オールマイトを超えることができませんでした。そこで、炎の個性の弱点を克服や自身が叶えられなかった夢を子供に託すべく、氷結の個性との結婚を考えます。そこで選ばれたのが、冷気を操る個性の冷であり、2人の結婚は個性婚となりました。

個性の克服と、富と名声の獲得という思惑の一致から結婚が成立した両家。長男・燈矢も誕生し、エンデヴァーは夢の実現に一歩近づきます。そして、燈矢をヒーローに育て上げるべく特訓を開始しました。

過去②エンデヴァーを超える火力を出せる個性だった

父親を超える火力を発揮する燈矢・イメージ画像

成長した燈矢は、父親の個性である炎を受け継ぎ、年少ながらエンデヴァーを超える火力を発揮しました。この時点では母親の個性は見られず、エンデヴァーも息子にヒーローになる特訓を施しています。また、燈矢も父親のようなヒーローになるべく、特訓を楽しんでいました。

過去③個性で火傷を負う

火傷の治療をする燈矢・イメージ画像

エンデヴァーの期待を背負って、個性の特訓にいそしむ燈矢でしたが、4歳頃に異変が現れます。父親を超える個性は自身を痛める危険があり、個性で火傷を負ってしまった燈矢。それは一度だけでなく、その後何度も繰り返されました。心配したエンデヴァーが病院に連れて行くと、ここで信じられない事実が判明します。実は、燈矢の体質は母親ゆずりであり、炎の耐性を持っていませんでいた。

同時に、父親を超える個性の能力も火傷の原因につながり、このままでは燈矢自身が危うい状態になります。成長するにつれ、母親の体質が色濃く表れる燈矢。髪も白くなり、母親の血筋が目に見えるようになりました。また、炎の個性も同じく高まり、個性を使うたびに火傷も頻度も増えていきました。

過去④ヒーローの夢を諦めさせようとするエンデヴァー

燈矢をナンバーワンのヒーローにするべく育ててきたエンデヴァー。しかし、燈矢の体質を知ってからは、これ以上、彼に個性を使わせることは危険だと判断します。燈矢が個性を使い続けることは、自分で自分の死を招く危険な行為だからです。息子の将来を思い、ヒーローの夢を諦めさせようと、外の世界へ興味を向かせようとします。しかし、エンデヴァーの考えは燈矢に理解されませんでした。

火傷を繰り返しながら、ヒーローになる日を夢見て特訓を続けてきた燈矢。エンデヴァーの言い分は、燈矢のこれまでの人生を否定するようにも聞こえたでしょう。燈矢の体質判明をきっかけに親子の間に溝が生じ、さらに焦凍の誕生が2人の溝を深めていきました。

過去⑤轟焦凍が誕生する

焦凍の誕生・イメージ画像

燈矢の将来を思い、長男に夢を託すことを止めたエンデヴァーでしたが、まだ、オールマイトを超える夢は諦めていません。自分が求める子供の誕生を願い、長女・冬美、次男・夏雄の誕生を経て、末っ子・焦凍が生まれました。焦凍は、エンデヴァーが望む半冷半燃の個性を持った子供であり、ようやく自分の夢を託せると喜びます。しかし、父親の関心が弟に向いてしまい、8歳になった燈矢は面白くありません。

父親に振り向いてもらえない焦りから、さらに特訓に明け暮れ、エンデヴァーに認められようと躍起になります。炎への耐性がないために、全身にやけどを負うことも少なかった燈矢。しかし、エンデヴァーはあくまでヒーロー以外の道を望み、燈矢の気持ちを受け入れることができません。そのような父親の態度に燈矢は不満を募らせ、ついには赤ん坊の焦凍へ暴力を振るいます。

次第に荒れていく燈矢を危険視したエンデヴァーは、大切な末っ子を兄姉3人から引き離して育てることにしました。それは焦凍の安全を確保するためでなく、自分の夢を叶える希望である焦凍を失いたくない気持ちも含まれていたでしょう。しかし、この処置は燈矢のヒーローへの固執をさらに深めていき、大事件への繋がっていきます。

過去⑥隠れて特訓をしていた燈矢

個性に対する耐性のなさや命の危険から、ヒーロー以外の道を示された燈矢。父親からもヒーローの素質がないと思われ、ようやくヒーローの夢を諦めたように思えました。しかし、それは表向きのことで、実際は父親に隠れて特訓を行っていました。同時に、自分を認めてくれないエンデヴァーへの恨みを募らせ、夏雄にその愚痴をきてもらう日々を送ります。

燈矢から父親への恨みを聞かされ、そのことを疎ましく思う夏雄。また、燈矢の秘密の特訓は母・冷も察していたものの、息子を止めることはできませんでした。

過去⑦個性を制御できなくなった燈矢

個性を制御できなくなり、山火事を起こす・イメージ画像

成長するにつれて炎の個性が強まってきた燈矢は、それらの制御が難しくなっていました。そして、13歳の冬には、燈矢の炎は赤から蒼に変化し、火力が増していきます。父親に認められようと秘密の特訓を繰り返してきた燈矢。ある日、父親に瀬古社岳に来てほしいと懇願します。しかし、いくら待っても父親が来る気配がありません。

父親が来ないと悟った燈矢。感情が高ぶったことで個性が爆発します。炎はたちまち山に燃え移り、大規模な山火事が発生しました。火事の温度は2000度を超えたと言われ、遺体も骨ごと粉々になりました。そのため、山火事の鎮火後に見つかったのは、下顎の骨の一部だけです。骨すらも残らない壮絶な最後を迎えた轟燈矢。遺体も焼き尽くされた中、後に彼は荼毘として生き延びていたことが判明します。

過去⑧オール・フォー・ワンとの出会い

自らが起こした炎で山火事を引き起こし、自身の遺体がなくなるほどの高温にさらされた轟燈矢。彼はどうやって大惨事を生き延びることができたのでしょうか。実は、瀬古社岳の山火事の際、オール・フォー・ワンに命を助けられていました。十数年前から死柄木弔に万が一の事が起きた際の保険を探していたオール・フォー・ワン。歪んだ生まれと憎しみを胸に抱える燈矢にも、早くから目を付けていました。

そして、山火事の際に黒焦げになった瀕死の燈矢を助け出し、ドクターに治療を依頼します。しかし、高温にさらされた影響で燈矢の肉体は崩れ落ち、身体の修復は困難を極めました。火傷で欠損した部分は再生組織で補い、何とか人の形にはなったものの、その姿は燈矢とはかけ離れていました。また、器官の損傷や体性感覚の鈍化により、以前のような力は出せない状況となります。

山火事が起きる以前から、燈矢を器の候補として注目していたオール・フォー・ワン。ドクターから治療の結果を聞き、万全な状態の時に燈矢を向か入れたかったと後悔します。一方、ドクターの治療を受けた燈矢は、3年の眠りを経てようやく目覚めました。山火事に巻き込まれ、生死を彷徨う中でも家族のことを忘れてはいませんでした。

そして、施設を燃やして脱走し、実家に帰ることにしました。一方、オール・フォー・ワンとドクターは、燈矢が一か月も持たないとみており、彼の好きなようにさせます。実家に戻った燈矢は家族に会おうとするも、そこには燈矢がいない世界が広がっていました。山火事で自分は死んだことにされ、父親は相変わらず焦凍の特訓に明け暮れていました。

この出来事を受け、自分はもうこの世にいない存在だと知った燈矢。この瞬間、轟燈矢として死亡した彼は、荼毘として生まれ変わり、復讐の道へ突き進みました。

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荼毘はその後は敵連合に加入

荼毘のその後をネタバレ紹介・イメージ画像

荼毘の過去が語られたのは何巻何話なのか、その内容はヒロアカファンを釘付けにする衝撃的なものでした。また、過去エピソードではオール・フォー・ワンとの関係も明かされ、この繋がりも荼毘をヴィランに仕立てたでしょう。果たして、荼毘こと轟燈矢はどのような経緯で敵連合に加入したのでしょうか。以下では、ヒロアカの荼毘から、敵連合への加入や目的、弟・轟焦凍との因縁、「荼毘」の名前の由来について紹介します。

ネタバレ①荼毘は敵連合に加入する

3年ぶりに帰ってきた実家の様子から、この家に自分の居場所はないと悟った轟燈矢。その頃、世間では英雄回帰を訴えるステインの思想が広まりつつありました。名門・ヒーロー科高校に進学するも、そこでヒーロー観の根本的腐敗を感じたステイン。その後、高校を中退し、真のヒーローとは何かを問う活動を開始しました。

やがて、ステインの思想は過激化し、「ヒーロー殺し」の異名を付けられました。同時に、ステインの思想に賛同するヒーロー志望者も少なからずいました。その中には轟燈矢の姿も見られます。かつては、エンデヴァーのようなヒーローを目指していたものの、夢を潰された過去を持つ燈矢。ステインの考えは燈矢の心を揺さぶり、ヴィランへの道を歩み始めます。

そして、ステインのヒーロー殺しの思想は自分が全うすると決意し、ヴィラン連合へ加入しました。組織では「荼毘」の偽名を名乗り、仲間とのなれ合いを嫌った燈矢。彼の目的はあくまで父親への復讐であり、ヴィランの目的とは似て非なるののだったでしょう。

ネタバレ②荼毘の目的はエンデヴァーへの復讐?

ヴィラン連合の幹部・荼毘として活動を始めた轟燈矢でしたが、彼の目的は何だったのでしょうか。彼の正体や過去から、エンデヴァーや轟家に対する復讐が有力視されています。山火事から奇跡の復活を遂げ、3年ぶりに実家に帰った燈矢。自分が生まれた意味を知るべく轟家に向かったものの、3年前と変わらない光景が目に映りました。

認められたいと思い続けてきたエンデヴァーは、末っ子の焦凍の特訓に熱心で、燈矢のことを忘れているようにも見えました。やはり、自分はエンデヴァーの失敗作であり、己の存在が無意味だったと自覚する燈矢。荼毘として生まれ変わることを決意し、エンデヴァーへの復讐を目論みます。その内容は、エンデヴァーから大切なものを焼き尽くし、自身の生まれた証を残すことでした。

ネタバレ③荼毘と轟焦凍の因縁

ヒロアカの荼毘の語るうえで、弟の轟焦凍との因縁は外すことができません。焦凍から見て、兄の燈矢は幼い時に山火事で亡くなったという事実しか知りませんでした。一方、荼毘こと燈矢にとっては、自分の存在意義を失わせた憎い弟ともいえるでしょう。体質が母親ゆずりだったために、父親の望むヒーローにはなれないと見限られた轟燈矢。

反対に、父親と母親の血筋をバランスよく受け継いだ轟焦凍は、エンデヴァーが望んでいた待望の子供でした。エンデヴァーの最高傑作とも言われる焦凍に対し、燈矢は失敗作と言える存在でしょう。思わぬ形でヒーローの道を絶たれた燈矢にとって、焦凍は羨ましく、嫉妬の対象でもありました。自分にないものを持つ焦凍への妬みが、荼毘という凶悪なヴィランを生み出すきっかけになったでしょう。

轟燈矢としての過去を捨て、ヴィランとして生まれ変わった荼毘。一方、弟の轟焦凍は荼毘のことをどのように思っていたのでしょうか。荼毘の正体を知り、父のエンデヴァーと共に動揺を隠せなかった焦凍。しかし、荼毘を「馬鹿兄貴」と呼ぶシーンからは、彼を兄として認識しているように見えます。敵同士になっても荼毘は兄・轟燈矢である、弟として兄を止めようとする焦凍の奮闘が読み取れるでしょう。

ネタバレ④荼毘の名前の由来

荼毘の名前の由来を考察・イメージ画像

過去と決別した轟燈矢が名乗った「荼毘」は、火葬を意味する仏教用語です。本来は、遺体を火にかける行為を指すものの、なぜ、自身の名前に「荼毘」を選んだのでしょうか。その理由は、轟燈矢としての過去にあるでしょう。個性の暴走により火だるまとなり、瀕死の重傷を負った燈矢。その後、彼は荼毘として新たな人生を始めています。

その時の境遇はまさに「火葬」と呼べるものであり、轟家では燈矢は山火事で死んだとされていました。「荼毘」という名前には、轟燈矢の生まれ変わりと轟家との決別の意味が込められているでしょう。

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荼毘と轟家の最終決戦をネタバレ

荼毘と轟家の最終決戦のイメージ画像

荼毘といえば、過去エピソードの登場が何巻何話だったかに加えて、轟家との最終決戦でも注目も集めました。荼毘にとって轟家とは忌まわしい過去であり、同時に憎い存在でもありました。自身の正体を明かし、復讐に燃える荼毘。しかし、彼の暴走を止めるべく焦凍たち轟家が立ち上がります。以下では、ヒロアカの荼毘と轟家の最終決戦や戦いの結末までをネタバレ紹介します。

ネタバレ①爆発を止めようとする轟家

エンデヴァーとの激突や熱エネルギーの体内に溜め続けた結果、荼毘の身体は爆発寸前まで追い込まれました。しかし、我を失う荼毘の暴走は止まず、周囲を巻き込んだ爆発を目論見ます。一方、荼毘の暴走はエンデヴァー1人の力で抑えるには限界がありました。そこで、母親の冷と夏美・冬雄も荼毘の前に現れ、冷気を放つことで爆発を止めようと試みます。

ネタバレ②轟家の前に到着する焦凍

荼毘と轟家による互角の戦いが繰り広げられる中、ここで轟焦凍が到着します。弟の到着を知り、荼毘は口から炎を噴出しようと構え、焦凍が大氷海嘯で応戦します。焦凍の冷気は凄まじく、荼毘の動きを止めることに成功しました。安心したのも束の間、荼毘はまだ生きており、エンデヴァーへの恨み言を放ちます。しかし、大氷海嘯を受けた影響で、荼毘の身体は氷結をはじめます。

ネタバレ③家族に謝罪するエンデヴァー

氷漬けにされる荼毘の前に現れたエンデヴァー。荼毘の正体がかつてヒーローの夢を託した轟燈矢だと知り、自分のしたことが間違っていたことに気が付きました。燈矢がヴィランになってしまったのも自分のせいだと反省し、瀬古社岳に行かなかったあの日のことを謝罪しました。父親の言葉を受け、最初こそ悪態をつく燈矢でしたが、最後に父親が自分を見てくれたことに心を揺さぶられ、「お父さん」と呼びかけます。

そして、燈矢が氷漬けにされるまでに、エンデヴァーは家族にもこれまでのことを謝罪しました。妻には精神的に追い詰めてしまったことや、息子・娘たちにもつらい思いをさせてしまったと涙を流し、荼毘の戦いは終わりました。

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荼毘の声優

ヒロアカの荼毘の声優・イメージ画像

ヒロアカは原作漫画はもちろん、アニメ作品も高い人気を誇っており、2023年3月までに計6期が放送されました。様々なヒーロー・ヴィランが登場する中、謎多きヴィランだった荼毘に関する考察も多く見られました。アニメ版でも轟焦凍との関係が明かされた荼毘ですが、アニメではどのような展開が繰り広げられるのでしょうか。以下では、ヒロアカの荼毘のアニメ声優・下野紘さんのプロフィールと出演作品を紹介します。

下野紘のプロフィール

荼毘こと轟燈矢のアニメ声優・下野紘さんは、1980年生まれ、東京都出身の声優・ナレーター・歌手です。声優養成所を経て、2001年に「マリーのアトリエ 〜ザールブルグの錬金術士〜」でデビューを果たしました。22022年には、2年連続となる声優アワードMVS賞を受賞し、高い評価を得ています。

下野紘の主な出演作品や演じたキャラ

声優・下野紘さんの主な出演作品は、アニメ「鬼滅の刃」我妻善逸役、「東京リベンジャーズ」灰谷竜胆役、「ブルーロック」ジュリアン・ロキ役、「わたしの幸せな結婚」五道佳斗役等です。ゲーム作品では、「ドラゴンクエスト ライバルズ」「刀剣乱舞 ONLINE」等に出演しています。

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荼毘の過去に関する感想や評価

荼毘の過去に関する感想や評価・イメージ画像

デクの同級生・轟焦凍の兄であり、ヴィラン連合の一員でもある荼毘でしたが、その正体は長らく伏せられていました。同時に、荼毘の過去は原作漫画の何巻何話で明かされるのか、多くの期待が寄せられました。荼毘こと轟燈矢の過去は悲惨なものであり、彼がヴィランになったのは必然だったとも言えるでしょう。以下では、ヒロアカの荼毘の過去に関する感想や評価を紹介します。

感想1:もっとも過酷な巻だった

ヒロアカの過去エピソードにて、もっとも衝撃的で悲しいストーリー展開となった荼毘の過去。アニメ化されたことを受け、原作漫画では何巻何話で登場したのか気になった方もいるでしょう。SNSでは、啓悟の過去と共に地獄とも評されています。エンデヴァーの期待を一身に受けていた荼毘。しかし、半冷半燃という事実が分かった途端、ヒーローの道を絶たれてしまい、この出来事がヴィランとしての荼毘を生み出したでしょう。

感想2:自分の感情の方向が分かっていなかったと考察

荼毘こと轟燈矢といえば、エンデヴァーとの親子関係がクローズアップされがちですが、ファンの中には轟燈矢の当時の心について考察した意見も寄せています。作中では家族を嫌悪するシーンが見られるも、轟燈矢は家族を嫌ってはいないとの見方もされています。同時に、自分の感情の方向を分かっていなかったとも考察され、もし、自分の気持ちに気が付くことができればその後の人生は変わっていたとも言われています。

感想3:「荼毘」は、轟燈矢の虚構の存在でしかない

山火事での出来事を受け、荼毘として生まれ変わった轟燈矢でいたが、その中身は燈矢のままだったようにも見えるでしょう。荼毘は、父親への復讐という目的のために生み出されたキャラクターであり、燈矢が作り出した虚構の存在とも解釈されています。また、父親との険悪な関係性も、荼毘という虚構の存在をヴィランに仕立てたとも考えられ、轟燈矢の心の闇を表現したキャラだったとも捉えられます。

感想4:「過去は消えない」は轟燈矢の悲鳴?

荼毘の過去は何巻何話なのか、過去エピソードと共に紹介してきましたが、エンデヴァーとの関係性が荼毘を凶悪なヴィランに仕立てたでしょう。荼毘に生まれ変わることで、過去と決別した轟燈矢。しかし、父親との関係は断ち切れず、彼に罪の意識を植え付けようと「過去は消えない」と言い放ちました。一方で、「轟燈矢は消えない=死んでない」とも解釈され、燈矢の悲鳴にも近いセリフだったと解釈されています。

感想5:轟燈矢として生きてきたのが辛い

本編では「荼毘」として通しているものの、エンデヴァーや轟家に対する気持ちから、内心では轟燈矢として生きてきたともみられています。山火事から3年ぶりに帰ってきた実家では轟燈矢は過去の人物となり、荼毘にとってショックな出来事だったと推測されます。このように、荼毘の過去は深堀することで様々に解釈でき、荼毘のことを深く知るべく、原作漫画の何巻何話で過去が描かれたのか、改めて気になった方も多いでしょう。

感想6:荼毘とエンデヴァーに必要だったことは何か

轟燈矢が荼毘になった原因は、父親であるエンデヴァーという見方が強く、一部では父親に対する批判的な意見も寄せられています。一方で、エンデヴァーは長男にどう接していれば良かったのでしょうか。SNSでは、燈矢の「ヒーローになりたい」という夢を尊重し、普通の父親として燈矢に合ったヒーローの方向性を示すべきだったとも意見も見られます。轟燈矢もヴィランにならず、全うな人生を送っていたでしょう。

感想7:合宿時に気づいていたら、どうなっていた?

荼毘の正体を示す伏線は要所ごとに貼られ、焦凍が参加した合宿の回でも伏線が張られていました。しかし、この時点では轟燈矢は故人と信じられ、焦凍も荼毘の正体が長兄とは思いもしません。一方、合宿の段階で、荼毘の正体が判明していたら、どのような展開が待っていたでしょうか。焦凍は荼毘を兄として認識し、デク達と協力して、荼毘の暴走を止める展開が想像されるでしょう。

感想8:痛々しいけどかっこいい

荼毘の過去は何巻何話で語られたのか、その衝撃な過去に同情の声も寄せられた荼毘こと轟燈矢。彼のグロテスクな見た目は、山火事で負った火傷痕と判明し、痛々しさも感じられるでしょう。一方、ヒロアカファンからは、痛々しい見た目も個性として受けられられ。かっこいいとの声も多く見られます。最終決戦で焦凍に敗れた荼毘。彼のその後の行方も気になるでしょう。

感想9:轟燈矢が一番好き

エンデヴァーの後継者として育てられながらも、後にヒーローになる夢自体を否定されてしまった轟燈矢。本編ではヴィランの荼毘として暗躍するも、彼の過去を知るとヴィランになったのもやむを得ないとも言われています。過去の出来事から、不気味な見た目になってしまった荼毘。ファンからは、そのような見た目もかっこいいと評され、一番好きなキャラクターとして轟燈矢をあげる投稿も見られます。

感想10:轟家全体にとっても救いのない過去だった

荼毘の過去は、轟燈矢としての苦しい少年時代だけでなく、エンデヴァーの夢のために振り回される家族の苦悩もクローズアップされました。エンデヴァーの望む子供を産むことを強要され、精神的に追い詰められていた母・冷や、厳しい特訓を課される焦凍の姿は目を背けたくなるようなシーンでしょう。SNSでは、荼毘の過去回は救いがないとも評され、見ていて辛くなったとの声も見られます。

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荼毘の過去まとめ

ヒロアカの荼毘の過去まとめ・イメージ画像

ヒロアカの荼毘の過去は何巻何話で登場したのか、荼毘の正体や轟焦凍との関係などをネタバレ紹介しました。個性の暴走によって火だるまになりながらも、エンデヴァーへの復讐を胸に生きながらえた荼毘。轟燈矢としての過去は涙を誘う悲しいものだったでしょう。ヒロアカ屈指の衝撃エピソードとなった荼毘の過去は何巻何話で登場したのか、その内容や焦凍との関係も注目されました。

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