【ヒロアカ】トガヒミコがかわいそうと言われる理由は？過去や連続失血死事件とは？

本記事では、ヒロアカのトガヒミコ/トガちゃんがかわいそうと言われている理由を考察していきます。トガヒミコは狂気的な性格のキャラクターですが、物語途中に意外な過去が明らかになりました。トガヒミコと他のキャラクターの関係や、アニメで声を演じた声優を紹介していきます。

トガヒミコの悲しい過去や変身の個性を知る前に、まずはヒロアカの基本情報を紹介していきます。ヒロアカは2014年から連載されている漫画で、2023年7月時点でコミック38巻が刊行されています。作者の堀越耕平は愛知県出身の漫画家で、2007年から活動を行っています。ヒーローの魅力は「戦闘じゃなくて人を救うこと」と語っており、ヒロアカではアメコミを意識した演出が描かれています。

ヒロアカの主人公は緑谷出久です。緑谷出久は幼い頃からヒーローに強い憧れを抱いていましたが、個性を持たずに生まれてしまいました。ですが、「考えるよりも先に体が動く」というヒーローの資質を持っていたため、資質を認めたオールマイトから個性を譲渡されています。その後、雄英高校のヒーロー科に入学し、超常解放戦線の死柄木弔と死闘を繰り広げていきます。

トガヒミコは八重歯と茶髪が特徴的なキャラクターで、本名は「渡我被身子」です。過去に連続失血死事件を起こしており、ステインの思想に賛同して死柄木弔の仲間になり、超常解放戦線では行動隊長を務めています。普段は無邪気な性格をしていますが、血に対して強い執着を持つため、戦闘では狂気的な姿を見せています。誕生日は8月7日で、血液型はA型です。

物語途中には、ヴィラン連合と異能解放戦線の戦いが描かれています。トガヒミコは幹部のキュリオスと戦っており、重傷を負って物置小屋に逃げ込みました。その際にはトゥワイスがトガヒミコを助けていますが、トガヒミコが意識を失っていたことで死亡説が浮上しています。また、トガヒミコと仲が良いトゥワイスが激怒し、個性が覚醒して膨大な分身を作り出しました。

ここからは、ヒロアカのトガヒミコ/トガちゃんがかわいそうと言われている理由をまとめていきます。トガヒミコは超常解放戦線に所属する敵の1人ですが、過去や生い立ちがかわいそうという意見が挙がっています。トガヒミコの悲しい過去をネタバレしながら解説していきます。

トガヒミコの過去は、24巻の225話から226話で描かれています。24巻ではヴィラン連合が異能解放軍と戦っており、トガヒミコはキュリオスとの戦いでボロボロになりました。また、人数で劣るヴィラン連合は押されていましたが、トゥワイスの覚醒で対等な勝負に持ち込むことができています。最終的には、死柄木弔がリ・デストロに勝利しており、ヴィラン連合が異能解放軍を取り込んで超常解放戦線が誕生しました。

ヒロアカのトガヒミコは、他者の血を飲んで変身する個性を持っています。トガヒミコは幼い頃から血に強い興味を抱いており、自分ではそれが普通と思っていました。ですが、親はトガヒミコの歪んだ性格を不気味に思っており、「普通に生きなさい」と否定を繰り返していました。そのため、トガヒミコは自分を抑えようとしていましたが、理性が崩壊して事件を起こしてしまいます。

中学生時代のトガヒミコには、斎藤くんという同級生がいました。斎藤くんは強い正義感を持つ人物で、他人のために喧嘩をする姿を見てトガヒミコは好意を抱きました。ですが、好意を伝える方法が分からなかったため、斎藤くんを傷つけてストローで血を吸う騒動を起こしています。この時にトガヒミコの狂気の蓋が外れてしまい、凄惨な事件を起こすヴィランに変貌しました。

ヒロアカの世界では、「連続失血死事件」という凄惨な事件が起きています。当初は容疑者が未成年という理由で実名は報道されていませんでしたが、容疑者はトガヒミコであることが判明しました。また、トガヒミコは逃亡していましたが、ステインに憧れてヴィラン連合に加わっています。

ステインは「疑血」の個性を持つキャラクターで、本名は「赤黒血染」です。「ヒーローは無償で人を助ける存在」という考えを抱いているため、金儲けのために活動を行っているヒーローを憎悪しており、偽物のヒーローを殺害する事件を起こしています。トガヒミコは「血の香りがしてボロボロな人」がタイプと話しているため、ステインが似た個性を持つことで惹かれたと予想されています。

トガヒミコは凄惨な事件を起こしていますが、友達や恋人の存在に強い興味を抱いているため、犯罪者であることを除くと普通の女の子らしい感性を持っていることが分かります。ですが、正しい愛情表現を知らないため、自分なりの愛情表現が人を傷つける結果になりました。トガヒミコは人を傷つけることを望んで生まれてきたわけではないため、過去や生い立ちがかわいそうという意見が挙がっています。

親はトガヒミコの言動を真っ向から否定していますが、トガヒミコは自分の言動が普通と思っていました。そのため、親がトガヒミコと向き合い、正しい愛情表現を教えていれば、凄惨な事件を起こすことはなかったかもしれません。また、ヴィラン連合のメンバーはトガヒミコの言動を否定しないため、良くない方向に仲間意識が強くなりました。

悲しい過去やかわいそうと言われている理由を知った後は、トガヒミコ/トガちゃんの変身の個性を解説していきます。トガヒミコは諜報活動に役立つ個性を持っており、物語途中に覚醒を果たしました。覚醒後の個性の強さをネタバレしながら解説していきます。

ヒロアカのトガヒミコの個性は「変身」です。「相手の血液を摂取し、その相手の姿に変身する」という個性で、声も変身した相手と同じになります。コップ一杯の血で約1日の変身が可能で、血液の量で個性の持続時間が変わります。仮免試験では現見ケミィに変身しており、好意を抱く緑谷出久に「あなたのことが知りたい」と絡んでいました。

トガヒミコは個性で他者に変身できますが、変身した他者の個性が使える訳ではありませんでした。そのため、ヴィラン連合の中では戦闘能力が低く、当初は個性を使って諜報活動を行っています。ですが、麗日お茶子との戦いで覚醒しており、麗日お茶子の「無重力」の個性を使用していたため、「変身した相手の個性が使える」という恐ろしい進化を遂げました。

トガヒミコは麗日お茶子の個性を使用していますが、個性使用後に変身が解けているため、体への負担がかなり大きいことが分かります。また、緑谷出久のような人体の限界を超えた個性は模倣できないと予想されています。

かわいそうと言われている理由や変身の個性を知った後は、トガヒミコ/トガちゃんと他のキャラクターの関係をまとめていきます。トガヒミコは狂気的な性格のキャラクターですが、年頃の女の子らしい一面もあるため、意外なキャラクターに好意を寄せています。超常解放戦線のメンバーの情報もネタバレしながら紹介していきます。

緑谷出久は本作の主人公で、「ワン・フォー・オール」の個性を持つキャラクターです。トガヒミコは「血の香りがしてボロボロな人」が好きなタイプで、緑谷出久は血だらけでボロボロになっていることが多いため、トガヒミコは緑谷出久に好意を抱いています。また、緑谷出久は女性との交際経験がないため、トガヒミコの言動に戸惑っていました。

死柄木弔は超常解放戦線のリーダーで、「崩壊」の個性を持つキャラクターです。幼い頃に個性が暴走して家族を殺害しており、オール・フォー・ワンに拾われた後に後継者として育てられています。トガヒミコは死柄木弔を「弔くん」と呼んでおり、仲間として信頼を寄せています。

トゥワイスは超常解放戦線のメンバーで、「二倍」の個性を持つキャラクターです。両親は犯罪に巻き込まれて死亡しており、強いトラウマを抱えたことで二重人格が形成されました。トゥワイスはトガヒミコに好意を抱いているため、口説き文句を言っていますが、トガヒミコは適当にあしらっています。

荼毘は超常解放戦線のメンバーで、「蒼炎」の個性を持つキャラクターです。正体はエンデヴァーの息子ですが、エンデヴァーが求める子供ではなかったことで憎悪を抱くようになりました。トガヒミコは荼毘に親近感を抱いていますが、荼毘はトガヒミコを「イカレ女」と呼んでいます。

ステインは偽物のヒーローを殺害する事件を起こしており、ヴィランの中で有名な存在です。オールマイトに憧れて私立のヒーロー科に入学しましたが、「ヒーロー観の根本的腐敗」に失望して中退しました。トガヒミコと荼毘、スピナーはステインから強い影響を受けており、「ステインの意思を継ぐ」という理由でヴィラン連合に加入しています。

かわいそうと言われている理由や変身の個性を知った後は、ヒロアカでトガヒミコ/トガちゃんを演じている声優を紹介していきます。ヒロアカは声優が豪華と言われているため、トガちゃんの声も人気声優が演じています。声優のプロフィールと出演作品を一覧でまとめていきます。

ヒロアカでトガヒミコ/トガちゃんを演じているのは、声優の福圓美里です。福圓美里は東京都出身で、1998年から声優活動を行っています。生年月日は1982年1月10日で、所属事務所は「StarCrew」です。幼い頃から演技に興味を抱いており、15歳で受けたオーディションに合格してデビューしました。新人時代はウエイトレスのアルバイトをしており、ファンからは「ミサトン」と呼ばれています。

福圓美里はアニメ「虚構推理」で「弓原紗季」というキャラクターを演じています。弓原紗季は警察署の交通課の婦警で、桜川九郎の元彼女です。物語が始まる前は結婚を視野に入れていましたが、桜川九郎の体質を知って別れを決めました。福圓美里は「ダンス・ダンス・ダンスール」「蒼の彼方のフォーリズム」「のんのんびより」「織田信奈の野望」「僕は友達が少ない」などのアニメでもキャラクターの声を演じています。

かわいそうと言われている理由や変身の個性を知った後は、トガヒミコ/トガちゃんに関する感想をまとめていきます。トガヒミコは読者人気が高いキャラクターのため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。トガヒミコの魅力や過去に関する感想をまとめていきます。

トガヒミコは無邪気な美少女キャラクターのため、読者から「トガヒミコは可愛い」という感想が挙がっています。また、物語途中に変身の個性が覚醒しており、変身中は他者の個性の使用が可能になっているため、「トガヒミコの変身の個性が強い」という感想も挙がっています。

トガヒミコは間違った感性を持って生まれ、親からは言動を否定されているため、「トガヒミコの過去や生い立ちがかわいそう」という感想が挙がっています。また、少し違う人生を歩めば雄英高校に入学していた可能性があるため、「同年代の敵ができたトガヒミコの人生が泣ける」という感想も挙がっています。

ヒロアカの最終決戦では、トガヒミコと麗日お茶子が戦っています。トガヒミコは麗日お茶子と友達になることを望んでおり、麗日お茶子は人を傷つけるトガヒミコを否定しているため、「2人の最終決戦が気になる」という感想が挙がっています。また、「改心後に友達になってほしい」という感想も挙がっています。

本記事では、ヒロアカのトガヒミコ/トガちゃんがかわいそうと言われている理由をまとめていきました。トガヒミコは歪んだ愛情表現を持っていますが、親が見捨てなければ犯罪に手を染めなかった可能性があるため、過去や生い立ちがかわいそうと言われています。トガヒミコの登場エピソードを読んだことがない方も、本記事を参考にしながら読んでみて下さい。