【ワンピース】万物の声が聞こえるキャラは?見聞色の覇気とは違う?

『ONE PIECE(ワンピース)』の元ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーは、ニコ・ロビンに対しロジャーについて「あいつはな…”万物”の声を聞けた…それだけのこと…」と言っています。そのセリフによって明らかとなった"万物の声を聞く力"ですが、万物の声が聞こえる人物はロジャー以外におでんやルフィなどのキャラクターもいました。では、万物の声を聞く力とは一体何なのか?本記事ではワンピースの万物の声を聞く力について詳しく解説していきます。

【ワンピース】万物の声が聞こえるキャラは?見聞色の覇気とは違う?のイメージ

目次

  1. ワンピースの万物の声を聞く力とは?
  2. ワンピースの万物の声が聞こえる人やキャラ
  3. ワンピースの万物の声を聞く力は見聞色の覇気とは違う?
  4. ワンピースの三つ目族の真の開眼を考察
  5. ワンピースの万物の声を聞く力とジョイボーイの関係
  6. ワンピースのコビーやローは万物の声を聞ける?
  7. ワンピースの万物の声を聞く力に関する感想や評価
  8. ワンピースの万物の声を聞く力まとめ

ワンピースの万物の声を聞く力とは?

『ONE PIECE(ワンピース)』のルフィ、ロジャー、おでんは”万物の声を聞く力”を持っている人物だとされています。そもそも万物の声を聞く力の存在は、レイリーがロジャーについて「あいつはな…”万物”の声を聞けた…それだけのこと…」と言っていたことから明らかになりました。

では、万物の声を聞く力とはどんな力なのか?ここからは万物の声を聞く力について、万物の声が聞こえる人物・キャラを一覧で紹介しつつ、見聞色の覇気との違いや三つ目族の真の開眼との関係などを考察しまとめていきます。それではまず、ワンピースの作品情報から見ていきましょう。

ワンピースの作品情報

ワンピースの概要

  • 漫画タイトル:ONE PIECE(ワンピース)
  • ジャンル:少年漫画、海賊、冒険、ファンタジー、バトル
  • 作者:尾田栄一郎(愛称・尾田っち)
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • レーベル:ジャンプ・コミックス
  • 発表期間:1997年7月22日~連載中
  • 巻数:既刊105巻(2023年3月時点)
  • アニメ情報:尾田栄一郎(原作)、フジテレビ他(放送局)、1999年10月20日~放送中(放送期間)

ワンピースは週刊少年ジャンプにて1997年34号より連載中のファンタジー・バトル漫画です。作中で敵味方ともに滅多にキャラクターが死なない不殺主義の漫画として知られており、たとえ死んだとしてもそのキャラクターの多くが命尽きるまで信念を貫き通し、笑顔を浮かべながら最期を遂げています。

感動エピソードをメインとする少年漫画の王道を行く物語として人気を博しており、全世界累計発行部数は2022年8月時点で5億1000万部以上を売り上げました。また、1999年よりテレビアニメがフジテレビ系列で放送されており、2023年5月7日時点で1061話「魔神の一撃! サンジVSクイーン」が放送されるなど、東映アニメーション制作のアニメ作品として最長のロングラン作品となっています。

ワンピースのあらすじ

ここではワンピースのあらすじを簡単に紹介します。グランドライン制覇を成し遂げ、この世の全てを手に入れたとされる"海賊王"ゴールド・D・ロジャーは、死に際に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の存在をほのめかしました。それにより世は大海賊時代を迎えることとなります。それから時が経ち、東の海(イーストブルー)のフーシャ村に住む少年モンキー・D・ルフィは、海賊王を目指してフーシャ村を旅立ち…

万物の声を聞く力とは?

ロジャーは歴史の本文(ポーネグリフ)に記されている「歴史の全て」を知った人物の一人です。しかし、ロジャーはニコ・ロビンやオハラの考古学者たちのようにポーネグリフの古代文字を解読できたわけではありません。ロジャーが古代文字を解読できたのには、レイリーの発言によって存在が明らかとなった”万物の声を聞く力”が関係しています。では、万物の声を聞く力とは一体何なのでしょうか?

海王類の声が聞ける

まずはじめに万物の声を聞く力とは、海王類の声が聞ける力のことです。深海1万メートルにある海底の楽園「魚人島」にて、ルフィは海王類の声が聞こえていました。かつてロジャーとおでんも海王類の声を聞いていたようです。

また、海王類の話し声を聞くことはできるものの、会話することはできません。ただ、しらほしは海王類の声が聞こえるだけでなく、指示や命令を与えることができます。しかし、しらほしの場合は万物の声を聞く力によるものではなく、人魚姫であり古代兵器ポセイドンとしての力が関係していると考えられます。

象主の声が聞ける

続いて万物の声を聞く力とは、象主(ズニーシャ)の声が聞ける力のことです。ズニーシャの声が聞こえる人物は、ルフィーやロジャー、おでん、モモの助の4人でした。ただ、モモの助の場合はズニーシャの声を聞くだけでなく、話しかけることもできます。そのため、しらほしと同様にモモの助も万物の声を聞く力によるものでなく、また別の力が働いている可能性が高いです。

ポーネグリフの声が聞ける

続いて万物の声を聞く力とは、ポーネグリフの声が聞ける力のことです。ポーネグリフには古代文字が刻まれているため、現代では古代文字の勉強に励んだニコ・ロビンだけが読むことができます。世界政府は「空白の100年」と「古代文字」、そして「ポーネグリフ」の話に触れることを禁止しており、実際に古代文字の研究をおこなっていた考古学の聖地でありロビンの故郷でもある「オハラ」を滅ぼしました。

そして、オハラから命からがら逃げ延びたロビンもいまだに狙われ続けています。これらのことから世界政府にとってポーネグリフは、絶対に触れられたくないものであることが分かります。さらに、ポーネグリフには「声がつまっている」ようです。

実際にロジャーはポーネグリフの声を聞き、その存在を探していたようです。そもそもポーネグリフとは石でできている無機物であることから、万物の声を聞く力の「万物」とは宇宙に存在するすべてのモノを指していることが分かります。ただ、ポーネグリフに詰まっている「声」についてはいまだ謎に包まれています。おそらくその声とはポーネグリフに古代文字を刻んだ人の心のことではないかと考えられます。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

ワンピースの万物の声が聞こえる人やキャラ

”万物の声を聞く力”を持つ人物の中でも、万物の声が聞こえるだけの人物と会話もできる人物で分かれています。ルフィとロジャーは万物の声が聞こえるだけで、会話することはできません。では、ここからワンピースの万物の声が聞こえる人・キャラを一覧形式で見ていきましょう。

万物の声が聞こえるキャラ①ロジャー

ワンピースの万物の声が聞こえる人・キャラの1人目は、「海賊王」のゴール・D・ロジャーです。ロジャーは「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を残したとされる伝説の海賊であり、覇王色・見聞色・武装色を扱える強大な覇気使いでした。グランドラインの最後の島「ラフテル」にたどり着き、「空白の100年」「Dの一族」「古代兵器」など歴史の秘密を知る人物の一人となっています。

グランドライン制覇を成し遂げたロジャーですが、それを可能にしたのは"万物の声を聞く力"と古代文字を読み書きできる光月おでんだと考えられます。前述したようにロジャーは”万物の声を聞く力”によって、海王類やズニーシャ、ポーネグリフの声を聞くことができますが、会話することができません。

しかし、それを操る人物を仲間にする能力が備わっていました。ロジャーは黄金の大鐘楼のポーネグリフに古代文字でメッセージを残し、魚人島とワノ国、ゾウを経て4つ「ロード歴史の本文」を集めていることから、万物の声を聞ける体質にあることで、知らず知らずのうちにポーネグリフを順に辿っているのだと考えられます。

万物の声が聞こえるキャラ②ルフィ

 ワンピースの万物の声が聞こえる人・キャラの2人目は、本作の主人公であるモンキー・D・ルフィです。ルフィは「ひとつなぎの大秘宝」を見つけて海賊王になることを夢見る少年で、誰よりも「自由」であることを目標にしています。

新世界編では超新星編まで無意識に発動することしかできなかった覇王色の覇気を自らの意思で発動できるようになっており、その後武装色と見聞色も習得しています。ロジャーと同様にルフィーもまた海王類やズニーシャの声を聞くことができますが、会話をすることはできません。

万物の声が聞こえるキャラ③過去の人魚姫

 ワンピースの万物の声が聞こえる人・キャラの3人目は、過去の人魚姫です。人魚姫とは魚人・人魚族が住むリュウグウ王国の王女、しらほしのようなビッグキスの人魚のことを指しています。ロジャーの時代には人魚姫の存在が確認されていません。人魚姫の存在が確認されたのはジョイボーイの時代とルフィの時代でした。そして、人魚姫の中には稀に海王類と会話できる能力を持った者が生まれてくるとされています。

そのような人魚姫は「古代兵器ポセイドン」とも呼ばれていました。古代兵器ポセイドンは「世界をひっくり返す」ために不可欠です。また、グランドラインの最後の島「ラフテル」にたどり着いたその先の物語にはポセイドンが必要とされているのですが、これはおそらく世界政府が隠したがっている「空白の100年」の間にやったと思われる何かを元に戻すためであると考えられます。

万物の声が聞こえるキャラ④しらほし

 ワンピースの万物の声が聞こえる人・キャラの4人目は、リュウグウ王国の王女、しらほしです。しらほしは10年前に起こった天竜人ミョスガルド聖漂流時の騒動時に海王類と会話できる力を発現させています。そして、箱舟を破壊しようとするルフィをサポートするべく海王類の協力を得て新魚人海賊団のデッケンが飛ばした「ノア」を止めました。

実はしらほしの「海王類と対話しその行動を操る」能力は古代兵器の一つに数えられるもので、ネプチューン王とロビンとの対話の中でしらほしのもう一つの名前が「古代兵器ポセイドン」であることが明らかとなっています。そのためルフィーやロジャー、おでんと同様に海王類の声が聞けるとはいえ、しらほしの場合は万物の声が聞こえる力とは違う能力である可能性が高いです。

万物の声が聞こえるキャラ⑤おでん

 ワンピースの万物の声が聞こえる人・キャラの5人目は、ワノ国九里先代大名であり元ロジャー海賊団のメンバーである光月おでんです。鎖国国家であるワノ国の法に疑問を持っていた異端児で、生まれながらに型破りかつ豪快な人物でした。ロジャー海賊団には古代文字を読めるということで、船長であるロジャーにスカウトされる形で入っています。

以降、ロジャー海賊団の一員としてロジャーとともに空島やウォーターセブン、魚人島などを経て「ロード歴史の本文」の写しを取るためにワノ国に帰郷しました。そのようなおでんもロジャーと同様に海王類とズニーシャの声が聞こえているようです。

海王類の声を聞いたロジャーがレイリーに対して「聞こえたか!?今の声」と聞いたときに、おでんが「確かに聞こえる」と発言していたことから海王類の声が聞こえていたことが分かります。そして、くじらの森侠客団・団長であるペドロが、おでんとロジャーは「会話はできないが大きな声(ズニーシャの声)が聞こえる」と発言していたことからズニーシャの声も聞こえていたことが分かります。

万物の声が聞こえるキャラ⑥モモの助

 ワンピースの万物の声が聞こえる人・キャラの6人目は、おでんの息子であるモモの助です。おでんは海王類とズニーシャの声が聞こえていましたが、その息子であるモモの助の場合は海王類の声を聞いているような描写はなかったのものの、ズニーシャの声を聞いたうえに命令していた描写がありました。ルフィもズニーシャの声が聞こえていますが、命令できる素質までは持ち合わせていませんでした。

おそらくモモの助がズニーシャに命令し動かすことができていたのは、彼がズニーシャに「歩き続けろ」と命令した人物の直系の子孫であったからではないでしょうか?まずズニーシャに「歩き続けろ」と命令した人物はジョイボーイである可能性が高いため、ジョイボーイの直系の子孫がモモの助であった場合は十分に考えられる話です。

なぜならジョイボーイが古代文字を使い、ポーネグリフを造れたからです。そして、ジョイボーイが世界政府に滅ぼされた「ある巨大な王国」の生き残りであると仮定し、ジョイボーイが世界政府が隠したがっているポーネグリフをさまざまな土地にばら撒いたのちワノ国に逃れ、最初の光月家となったのであれば辻褄が合います。

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ワンピースの万物の声を聞く力は見聞色の覇気とは違う?

先に万物の声を聞く力の詳細やロジャー、ルフィ、過去の人魚姫、しらほし、おでん、モモの助など万物の声が聞こえる人物を紹介してきました。そして、読者の間では万物の声を聞く力と見聞色の覇気は何が違うのかと疑問視する声があがっています。では、ここから万物の声を聞く力と見聞色の覇気、そして空島編にて登場した心網(マントラ)の違いについて詳しくみていきましょう。

見聞色の覇気とは?

まず覇気とは世界中の人々が潜在的に持っている意志の力のことを指しています。その覇気の中にも覇王色・武装色・見聞色に分かれており、見聞色は直接的な強さとなる覇王色と武装色とは違い「相手の気配をより強く感じ取る覇気」となります。

万物の声を聞く力と見聞色の覇気は違う?

見聞色の覇気は「相手の感情の動きを感じ取る」「生き物が発する心の声を聞く」「相手の覇気の動きを感じる」などさまざまなことができます。見聞色の覇気でできることを挙げていくと、見聞色の覇気は万物の声を聞く力と非常に似た力を持っていることが分かります。

そこで考えられるのが、万物の声を聞く力は見聞色の覇気を極めたものではないか?ということです。まず見聞色の覇気は鍛えることができます。では、見聞色の覇気を極めたレイリーは万物の声を聞く力を持っていたのか?というと、そうではありませんでした。

なぜなら海王類の声が聞こえたロジャーが「聞こえたか!?今の声」とレイリーに向けて問いかけた際、レイリーが「何言ってる 静かな深海じゃないか…」と答え、海王類の声が聞こえていない様子だったからです。したがって万物の声を聞く声と見聞色の覇気は別のモノであると考えられます。

万物の声を聞く力と心網は違う?

ワンピースの空島編では、心網(マントラ)という相手の行動を先読みしたり、感情を読み取ることができる能力が登場していました。では、マントラは万物の声を聞く力と同じモノなのか?

結論から言うとマントラと万物の声を聞く力は別のモノです。無人島ルスカイナにて修行を開始するルフィに対し、レイリーは見聞色の覇気について「相手の”気配”をより強く感じる力 これが”見聞色”の覇気!!」「空島スカイピアでは これを”心綱”(マントラ)と呼ぶ」と説明しています。

つまりマントラと見聞色の覇気は呼び方が違うだけで能力は全く同じものだということです。そして、万物の声を聞く力とは別のモノである見聞色の覇気と同じモノであるマントラもまた、万物の声を聞く力とは別のモノとなります。

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ワンピースの三つ目族の真の開眼を考察

ビッグ・マム海賊団の船長であり四皇の一人でもあるビッグ・マムによって示唆されているのが、シャーロット・プリンの三つ目が開眼することで万物の声が聞こえるようになるというものです。プリンはワンピースの魚人島編最終盤にて少しだけ登場したシャーロット家35女であり、三つ目族と人間のハーフでした。では、ここからプリンのような三つ目族の真の開眼について考察していきます。

考察①ビッグ・マムはプリンの真の開眼に期待している

ビッグ・マムはロジャーのことをブルックに話していたときに「あいつは”万物の声”を聞くって奇妙な力で「石」を読み解いたが… ウチにもやがて同じ力を手に入れる”隠し玉”がいるのさ…」と言っていました。ビッグ・マムの言う「隠し玉」というのが三つ目族のプリンです。おそらくビッグ・マムはプリンの「第三の目」が開眼することに期待しているのでしょう。

なぜなら、ビッグ・マムが隠し玉について話しているときにちょうど現れたプリンに向けて「お~かわいいプリン 噂をすれば…!!どうした?第三の目が開眼でもしたのかい!?」と言っていたからです。ただ、真の開眼といっても「目」であるため、ルフィやロジャーのように万物の声が聞けるようになるというのは少し違和感があります。

ちなみにビッグ・マム海賊団には、見聞色の覇気を鍛えすぎたあまり、少し先の未来まで見ることができるようになったスイート3将星の一人、カタクリがいます。ビッグ・マムはカタクリという見聞色の覇気の達人がいるにも関わらず、第三の目が開眼することによって、プリンがポーネグリフを読み解けるようになることに期待していました。

さらに、ビッグ・マムはロジャーの万物の声を聞く力のことを「奇妙な力」と言っています。つまりポーネグリフを読み解き、ラフテルに到達することを目標としているビッグ・マムは見聞色の覇気を鍛えることで、ポーネグリフを読み解けるようになるとは考えていないということです。このことからも万物の声を聞く力が見聞色の覇気とは全く別のモノではないかと考える根拠になり得るのではないでしょうか?

考察②三つ目族が真の開眼をするとどうなる?

おそらくビッグ・マムがプリンの真の開眼に期待しているのは、プリンがポーネグリフを読めるようになることだと考えられます。であればビッグ・マムがロジャーと同じ力を手に入れられると言っていたのも納得です。

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ワンピースの万物の声を聞く力とジョイボーイの関係

ワンピースの謎の一つである「空白の100年」の間に実在した人物とされているジョイボーイは、万物の声を聞く力と何らかの関係にあると考えられます。ジョイボーイは魚人島にあったポーネグリフを呼んだロビンとネプチューン王との会話の中で初めてその名が語られていました。

ジョイボーイが当時の人魚姫に宛てた謝罪文がポーネグリフに記されていたのです。そのようなジョイボーイが万物の声を聞く力とどのような関係にあるのか?そこで、ここからはジョイボーイについて詳しく紹介しつつ、彼と万物の声を聞く力の関係性を考察していきます。

ジョイボーイとは?

ジョイボーイとは、「空白の100年(900年前~800年前)」に実在した人物のことです。また、ジョイボーイはグランドラインの最後の島「ラフテル」に「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を残した張本人だと考えられます。

しかし、コミックス第968話にておでんが「“ジョイボーイ”が現れる日までに開国せねば」と語ったり、コミックス1014話にてカイドウが敗北したルフィに対して「お前も……“ジョイボーイ”には……なれなかったか……!!」と呟いたりするなど、作中でたびたび名前だけが登場していますが、いまだ謎に包まれた存在です。

ただ、ワノ国でのセリフからジョイボーイは何らかの条件を満たした人物を指す概念的存在だと考えられます。実際にルフィがカイドウの一撃を受け、心臓がドラムのリズムを打ったのを機にギア5を発動しているのですが、そのときにズニーシャが「解放のドラム」の音を聞いてジョイボーイのことを思い出し、ジョイボーイの帰還を宣言していました。つまりルフィが次の新たなジョイボーイである可能性が高いということです。

ジョイボーイはある仕掛けでルフィをポーネグリフのある島に導いている?

いまだ謎に包まれたジョイボーイですが、彼も万物の声が聞こえる人物の一人である可能性が高いです。また、ジョイボーイはポーネグリフに仕掛けを施し、ロジャーやルフィをポーネグリフのある島に導いていると考えられます。

なぜならルフィが古代兵器であるプルトンとポセイドンがあったアラバスタとスカイピア、そしてジョイボーイの謝罪文があった魚人島など、無意識だったとしても明らかに何者かに誘導されていると思われる航路を辿ってきているからです。

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ワンピースのコビーやローは万物の声を聞ける?

ロジャーやルフィ、おでんなど万物の声が聞こえる人物は物語には欠かせない者たちばかりです。ただ、作中では彼らのほかに万物の声を聞く力を持つ可能性のある者もいます。その人物というのがコビーとトラファルガー・D・ワーテル・ローです。コビーは「ロッキーポート事件の英雄」として知られる海軍本部の大佐にして機密特殊豚「SWORD」隊員です。

そして、ローは「死の外科医」という異名を持つ最悪の世代の一人にしてハートの海賊団の船長でした。特にローはキッドとともに四皇ビッグ・マムを打倒したのに加え、本作の謎の一つである「D」の名を持っているため、今後物語の鍵となる可能性が高い人物です。では、ここからコビーやローが万物の声を聞く力を持っている可能性について考察していきます。

コビーは万物の声を聞ける?

ワンピースのコミックス第59話では、コビーが「頭の中から…”声”が…一つ…一つ…消えてくんだ…!!」と言っています。そこで気になるのが、コビーも万物の声を聞ける力に目覚めたのか?ということです。おそらくコビーが聞こえている「声」というのは万物の声を聞ける力によるものではなく、通常の見聞色の覇気によるものだと考えられます。

ローは万物の声を聞ける?

ワンピースの1015話では、カイドウに敗れて海に落ちたルフィをハートの海賊団の潜水艦が発見していました。しかし、これはいくら何でも偶然にしてはできすぎていると考えられます。

では誰がルフィを把握し、ハートの海賊団のメンバーに伝えたのか?結論から言うと、ハートの海賊団の船長であるローであると考えられます。ローもまた万物の声が聞こえる人物であり、声を聞いて状況を察知したのちでんでんむしで仲間に伝えたと考える方が自然です。

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ワンピースの万物の声を聞く力に関する感想や評価

ここまでワンピースの万物の声を聞く力について、万物の声が聞こえる人物・キャラを一覧で紹介しつつ、見聞色の覇気との違いや三つ目族の真の開眼、ジョイボーイの関係などを考察しまとめてきました。では、最後にワンピースの万物の声を聞く力に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやら、ネット上では万物の声が聞こえる人物やプリンの覚醒した第三の目などに関する声があがっているようです。

こちらではプリンの第三の目に関する声があがっています。どうやら、この方はビッグ・マムがプリンに行ったセリフをもとに、プリンの第三の目が覚醒すればロジャーやおでんたちが使っていたような”万物の声を聞く力”に通じる何かになるのではないかと考察されているようです。

前述したようにプリンの場合はあくまで第三の目が覚醒するとされているため、聞くのではなく聞く場合にのみ力を発揮すると考えられます。であれば、今後もし第三の目が覚醒するのであればプリンもポーネグリフの古代文字を読むことができるようになるのかもしれません。

こちらでは万物の声を聞く力に関する声があがっています。どうやら、この方は海軍がエースを処刑せざるを得ない状況になった原因の一つとして、ロジャーが持っていた"万物の声を聞く力"をエースが受け継ぐのを恐れていたことだと推測されているようです。

万物の声が聞こえる人物は非常に少なく、世界政府が隠している秘密を知るために必要な力であるとすれば、万物の声を聞く力の体質を受け継ぐ人物が増えることを恐れるのは当然のことだと考えられます。ではれば、ロジャーの息子であるエースがそれを理由に処刑されるのも不思議ではありません。

こちらでは万物の声が聞こえる人物に関する声があがっています。どうやら、この方はルフィー、ロジャー、おでんの3人が万物の声が聞こえる人物だと推測されているようです。やはり3人とは似通った力を持つモモの助としらほしは万物の声を聞く力を持つキャラだとは考えられていません。

しはほしは古代兵器ポセイドンの力である可能性が高いのです。その一方で、おでんの息子であるモモの助は古代兵器である可能性が低いため、モモの助の力が万物の声を聞く力ではないとすれば、古代兵器に近い何かによる力と予想されます。これを機に今後のモモの助の活躍に注目しておくとよいかもしれません。

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ワンピースの万物の声を聞く力まとめ

本記事ではワンピースのルフィやロジャー、おでんなど万物の声が聞こえる人物・キャラをまとめつつ、見聞色の覇気とは何が違うのかを解説してきました。レイリーの「あいつはな…”万物”の声を聞けた…それだけのこと…」というセリフによって明らかとなった”万物の声を聞く力”は、海王類やズニーシャ、ポーネグリフの声を聞くことができます。

さらに、万物の声を聞く力はロジャーができなかった「世界をひっくり返す」鍵になると考えられ、似たような能力を持つ見聞色の覇気や心綱(マントラ)とは別物でした。また、しらほしは海王類、モモの助はズニーシャの声を聞くことができ、万物の声を聞く力と同じような力を持っていますが、しらほしたちは声を聞くだけでなく会話することもできるため、万物の声を聞く力を持っていない可能性が高いです。

さらに、プリンもまた三つ目が覚醒すれば万物の声を聞く力に似た何らかの力を手に入れると考えられます。今後、万物の声を聞く力やそれに似た力を持つキャラクターがストーリーの鍵を握っていると考えられるため、それに該当するルフィやしらほし、モモの助、プリンなどに注目しておきましょう。

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