【ワンピース】戦桃丸はなぜベガパンクの所に？二人の関係とCP0と対立する理由は？

ワンピースは、週刊少年ジャンプで1997年から連載されている漫画です。2023年3月にはコミック最新105巻が発売されるなど、海洋ファンタジー・バトルロマンとして長期にわたって愛されています。コミック発行部数は全世界で5億1000万部を超えるなど、60を超える国や地域で読まれています。作者の尾田栄一郎は、一人の作者によるコミックシリーズで最多発行部数を記録したとして、ギネス世界記録として登録されています。

ワンピースは海賊王を目指す少年の冒険物語として「日本で最も売れている漫画」と言われています。また、ワンピースは「Yahoo! JAPAN」の検索ワードランキングのゲーム・アニメ部門1位、「子どもに読ませたいマンガ」アンケート1位、「読んで号泣した漫画」1位を獲得するなど、これまでに様々なランキングでトップに輝いている作品です。

伝説の海賊王ゴールド・ロジャーは「おれの財宝か？…この世のすべてをそこに置いてきた」という言葉を遺しました。その一言から海賊たちが競い合う時代が始まり、主人公のモンキー・D・ルフィも海賊王を目指す冒険を始めました。仲間と「麦わらの一味」を結成したルフィは、各地で様々な相手とのバトルや出会いを経験し、成長を遂げていきます。新世界に到達したルフィたちは、更なるバトルを繰り広げていきます。

戦桃丸（せんとうまる）は、3月10日生まれで年齢は30代前半、出身地は偉大なる航路、身長は279㎝です。海軍本部の科学部隊の隊長で、階級は不明ですが、将校クラスだと言われています。初登場はコミック52巻の508話「修羅の島」です。武装色と見聞色の覇気を備えており、武器は鉞（まさかり）、必殺技は「足空独行（あしがらどっこい）です。

特殊科学班「SSG」とは海軍の新兵器を研究、開発する機関で、班長はベガパンクです。戦桃丸は初登場時は海軍の正式な所属ではありませんでしたが、頂上戦争後に正式な海兵となったということです。このように、正式な海軍所属となった戦桃丸は、ベガパンクのボディーガードでもあるということで、特殊科学班「SSG」に所属していると考えられています。

戦桃丸がボディーガードを務めるベガパンクは、海軍本部の特殊科学班SSGの班長で、天才科学者です。悪魔の実「ノミノミの実」の能力者ベガパンクは、無限に記憶できる記憶装置「パンクレコーズ」が脳内にあり、「世界最大の頭脳を持つ男」と称されています。

年齢は65歳、出身地はカラクリ島バルジモア（偉大なる航路）です。生物の設計図とも呼ばれる「生物の血統因子」の研究に危機感を抱いた世界政府に逮捕されたことがあります。また、パシフィスタやセラフィムなどの高度な兵器を開発するなど、天才科学者として大きな成果をあげています。

エッグヘッドとは、世界政府が管轄する島で「未来島」とも呼ばれます。エッグヘッドの位置は、偉大なる航路（グランドライン）の後半の海「新世界」にあり、島の近くには海軍本部のG-14支部があります。基地長は海軍中将ドールです。ベガパンクはこのエッグヘッドの研究施設で研究を続けており、ボディーガードの戦桃丸も一緒にいるということです。

エッグヘッドは冬島でしたが、ベガパンクが開発した「島エアコン」で気温をコントロールすることが可能になり、島全体が南の島のような暖かい環境になっています。また、新型パシフィスタとしてセラフィムが開発され、その他にもベガパンクが開発した最新鋭の機器によって、まさに「未来島」と呼ばれるにふさわしい島となっています。

シャボンディ諸島編で初めて登場した戦桃丸は、ベガパンクのボディーガードでした。この時、正式な海兵ではありませんでしたが、海軍本部にも所属しており、海軍本部科学部隊の隊長も兼ねていました。さらに、当時から戦桃丸は海軍大将黄猿（ボルサリーノ）と親しい関係だったようで、彼のことを「オジキ」と呼んでいます。マリンフォード頂上戦争後、新世界編で登場したときには、正式な海軍所属の海兵になっていました。

戦桃丸がベガパンクのボディーガードになった理由は、戦桃丸がベガパンクに拾われ、そのことに恩義を感じているから、と言われています。また、戦桃丸がベガパンクと出会った時期については、戦桃丸が海軍の科学部に入るよりも前だったのではと考えられています。

CP0（サイファーポール"イージス"ゼロ）は、世界貴族直下の諜報機関で、1～9まであるサイファーポールより上位にあるとされる「世界最強の諜報機関」です。エッグヘッド編で、ベガパンクは忙しい自分の代わりを務める猫（サテライト）という分身を6体作りました。ベガパンク本体はステラと呼ばれており、6体の分身にはそれぞれ名前とコードネームを付けています。

このようなベガパンクの行動や、彼が世界政府によって禁止されている「空白の100年」の研究をしていることから、世界政府から抹殺命令が下りました。命令を受けたのは最強の諜報機関であるCP0です。エッグヘッドに上陸したCP0のメンバーは、ロブ・ルッチ、ステューシー、カクと、S-ベア（バーソロミュー・くま型のセラフィム）です。

ベガパンク自身も世界政府に殺されることは予想しており、エッグヘッドに来ていたルフィに、エッグヘッドから連れ出して欲しいと依頼します。ルフィはベガパンクの依頼を承諾しますが、戦桃丸は世界政府に歯向かうことに戸惑います。戦桃丸はベガパンクのボディーガードですが、海軍本部に所属する正規の海兵です。

CP0がエッグヘッドに出向いたということは、五老星からの直接の指示だった可能性があり、戦桃丸が戸惑いを見せたのも当然ではないかと言われています。しかし、たとえ海軍に所属する正規の海兵でも、恩人であるベガパンクを見捨てることはできないということで、戦桃丸はベガパンクの味方をすると考えられています。

ベガパンクは、CP0が自分の抹殺指令を受けてエッグヘッドに上陸したことを知り、戦桃丸に指示を出します。それは、セラフィムを指揮して、CP0を迎え撃てというものでした。セラフィムはベガパンクが開発した新型のパシフィスタです。以前、完成したセラフィムを見た藤虎が「すげえもんが完成していた、王下七武海はもう要らない」と言っています。このように、セラフィムはベガパンクの最高傑作とも言えるものです。

戦桃丸が指揮を託されたセラフィムは、S-スネーク、S-ホーク、S-シャークの3体です。戦桃丸はこれらのセラフィムを使ってCP0を迎え撃つことになります。対するCP0もS-ベアというバーソロミュー・くま型のセラフィムを使って攻撃しようとします。しかし、戦桃丸はパシフィスタ（セラフィム）の威権順位が五老星、ベガパンクの次の3位ということで、CP0からセラフィム「S-ベア」を取り上げることができます。

ベガパンクに恩義がある戦桃丸は、彼のボディーガードとなり、海軍本部にも入りました。エッグヘッドでは世界政府に逆らってまでもボディーガードとしてベガパンクを守っており、裏切ることは考えにくいと言われています。ただ、戦桃丸はエッグヘッド編までは世界政府側でルフィ捕縛に動いていました。それが、全く逆の立場になり、世界政府の命令に逆らってでもベガパンク側につくかどうかは分からない、という説があります。

ベガパンクのボディーガードを務める戦桃丸が悪魔の実の能力者かどうかについては、能力者ではないということです。戦桃丸が悪魔の実を食べたというシーンはなく、また、ビブルカードでも非能力者であると書かれています。戦桃丸自身も、ルフィに「ワイは能力者じゃない」と語ったことがあります。

悪魔の実の非能力者である戦桃丸は、武装色と見聞色の覇気を備えています。特に、武装色の覇気の中でも高いレベルの衝撃波で弾き飛ばす技術「弾く覇気」の使い手です。また、戦桃丸はワノ国に伝わる「流桜」の使い手であるということです。ワノ国の覇気とも呼ばれる「流桜」は、体内にある不要な覇気を、武器や拳に集めて纏わせて攻撃します。覇気を敵の内部に流し込むことで、内部に大きなダメージを与えます。

さらに、戦桃丸は「ワイのガードは世界一」と言っており、覇気を纏うことで自身の体や武器を守ることができます。「流桜」は、ルフィ、レイリー、サボ、光月おでん、赤鞘九人男、他にも海軍大将なども使うことができます。ルフィはワノ国の兎丼でヒョウ五郎に教わっており、戦桃丸もワノ国で体得した可能性があると言われています。

戦桃丸の必殺技は「足空独行（あしがらどっこい）」で、覇気を纏った拳で攻撃する技です。強烈な衝撃波が生み出されるので、敵は弾き飛ばされてしまいます。ルフィがこの攻撃を受けたことがあり、その際、戦桃丸は武装色の覇気でルフィの攻撃を無効化し、そのパワーでルフィを弾き飛ばしてしまいました。このように、戦桃丸は悪魔の実の能力者ではありませんが、「流桜」や必殺技「足空独行」などの強力な覇気や技で戦います。

戦桃丸はこれらの他にも武器として鉞（まさかり）を使います。戦桃丸は日本の童話の「金太郎」がモデルとされており、童話の金太郎がまさかりを持っていることから、戦桃丸の武器になったと言われています。また、童話の金太郎は足柄山（あしがらやま）で動物たちと遊び、熊と相撲を取っていました。戦桃丸の必殺技「足空独行」という名前も足柄山と似ていると言われています。

このように、戦桃丸は悪魔の実の能力者ではありませんが、強力な武装色の覇気の持ち主であり、必殺技も備えていました。また、新型パシフィスタであるセラフィムを扱うことができ、天才科学者ベガパンクのボディーガードでもあります。それほど戦桃丸の強さや能力はかなり高いと考えられます。

シャボンディ諸島編で戦桃丸は、海軍大将黄猿（ボルサリーノ）の部下として、ベガパンク開発による人間兵器パシフィスタを率いて登場しました。黄猿がシャボンディに乗り込んだ理由は、ルフィら麦わらの一味が天竜人を殴りつけるという事件を起こしたからです。シャボンディでは天竜人を客とする奴隷市場が開かれており、ルフィと仲良くなった人魚のケイミーがさらわれ、奴隷として売られることになります。

ケイミ—を買ったのが天竜人のチャルロス聖で、怒ったルフィが渾身のパンチでチャルロス聖を殴り、大ケガを負わせました。天竜人にケガを負わせたために、バスターコールが発動され、派遣されたのが海軍大将黄猿でした。戦桃丸は黄猿に従ってシャボンディに上陸しますが、電伝虫を使いこなせない黄猿が迷子になってしまいます。それでも戦桃丸は自分の任務を果たすため、パシフィスタを率いてルフィと戦います。

ルフィとの戦いでは、戦桃丸は自身の強烈な武装色の覇気でルフィを圧倒します。戦桃丸は拳に覇気を纏わせ、ルフィに触れることなく弾き飛ばしています。これが「流桜」と呼ばれるワノ国の覇気だと言われています。ルフィは、ゴム人間である自分に大きなダメージを与えた戦桃丸に驚いています。その後もルフィら麦わらの一味は、黄猿や戦桃丸率いるパシフィスタの襲撃によって危機的状況に陥ります。

海軍はルフィを捕らえることが目的でしたが、パシフィスタの元となった本物のバーソロミュー・くまが現れます。そして、バーソロミュー・くまはニキュニキュの実の能力で、ルフィら麦わらの一味をバラバラに飛ばしてしまいました。

マリンフォード頂上戦争編では、戦桃丸は海軍元帥センゴクの指揮の下、パシフィスタ軍団を率いて参戦します。戦桃丸は大量のパシフィスタを使い、次々と海賊たちを撃破していきます。そのような中、王下七武海であるにもかかわらず、ルフィを手助けする行動をしていたボア・ハンコックはパシフィスタを攻撃し、何体も壊してしまいます。そのことで戦桃丸は「政府側だろ」とハンコックを責めています。

この頃、正式な海軍兵士となっていた戦桃丸は、ルフィ率いる麦わらの一味が再びシャボンディ諸島にやって来ると考えていました。警戒を続けていたところ、麦わらの一味が集結していると聞き、パシフィスタを連れて向かいます。ところが、麦わらの一味を名乗っているのは偽物たちで、偽のルフィは、三枚舌のデマロ・ブラックと呼ばれる海賊でした。

そこで、戦桃丸は「麦わらはおめェみてェなカスじゃねェよ」と叫びながら、デマロ・ブラックを武器の鉞で打ちのめしました。偽物がいた現場には本物の麦わらの一味もおり、戦桃丸はパシフィスタと共にルフィを攻撃します。2年前のルフィは戦桃丸にとって簡単に退けることができる相手でした。しかし、2年間で身に付けた強力な覇気を纏うルフィは、戦桃丸の攻撃を苦も無くかわします。

さらに、ゾロやサンジも攻撃に加わってパシフィスタを一瞬で撃破します。結局、戦桃丸は今回もルフィを捕らえることができませんでした。そして、ルフィや麦わらの一味が2年間で驚くべき成長を遂げたことを、海軍に報告します。次に戦桃丸が登場したのがエッグヘッド編です。エッグヘッドでは自身がボディーガードを務めるベガパンクを守るためにCP0と戦います。

戦桃丸と海軍大将黄猿（ボルサリーノ）の関係についてみていくと、戦桃丸が初めて登場したシャボンディ諸島では、戦桃丸は黄猿を「オジキ」と呼んでいます。当時の戦桃丸はベガパンクのボディーガード兼海軍本部科学部隊の隊長でしたが、正式な海軍兵士ではありませんでした。それでも、戦桃丸は海軍大将という高い階級の黄猿に対してタメ口で話していることから、二人はかなり親しい関係だった可能性があります。

そこで、戦桃丸と黄猿は過去に同じ組織にいた可能性があり、その関係から、黄猿の指示でベガパンクのボディガードを引き受けたとも考えられます。ただ、戦桃丸はベガパンクに拾われたと言っており、かなり恩義を感じています。そのため、戦桃丸が自分の意思でベガパンクのボディーガードを引き受けたのではないかということです。

戦桃丸とルフィは、シャボンディ諸島編で初めて戦い、頂上戦争を経て再びシャボンディ諸島で戦いました。初対面では戦桃丸が圧倒的な攻撃力を見せました。この時、戦桃丸は海賊に対して何の因縁もないと言っており、ルフィを攻撃したのは命令に従っただけです。次に戦桃丸がルフィと会ったのは魚人島編で、強力な覇気で自分の攻撃を簡単にかわしたルフィに驚きます。

この時、ルフィは戦桃丸に「お前とはまたどっかで会いそうな気がする」と言っています。その後、戦桃丸とルフィが出会うのがエッグヘッド編です。CP0からベガパンクを守るために、戦桃丸はルフィと協力してCP0と戦いました。今後、戦桃丸がルフィの仲間になる可能性については高いと言われています。その理由として考えられているのが、戦桃丸の顔に傷があることです。戦桃丸には左目から口元にかけて傷跡があります。

ワンピースでは、ルフィと近い関係にある人物の中に、顔の左側に傷、もしくはタトゥーがある人物がいます。まず、ルフィの祖父であるガープ、父のドラゴン、そして、サボ、ゾロ、シャンクス、ジンベエなどがいます。また、キッドはシャボンディ諸島でルフィと共闘したことがあります。このような理由から、戦桃丸が今後、麦わらの一味に入らなくても、ルフィとの関係がもっと近くなっていく可能性があると言われています。

伊倉一恵は1959年3月23日生まれ、長野県出身、青二プロダクション所属の声優、女優、ナレーターです。東京俳優生活協同組合の付属養成所出身で、声優デビュー作は、1979年の「まんが猿飛佐助」の女忍者の役です。1991年4月から伊倉一寿（いくらかず）として、1995年2月まで活動していました。出世作は、オーディションで獲得した、1987年の「シティーハンター」の槇村香役です。

「シティーハンター」槇村香役、「ママは小学4年生」島村いづみ、「クレヨンしんちゃん」ふかづめ竜子、「魔術士オーフェン」ボルカン、「サクラ大戦TV」レニ・ミルヒシュトラーセ、「爆転シュート ベイブレード」アントニオ、「超魔神英雄伝ワタル」虎王、「NARUTO -ナルト- 疾風伝」春野メブキ、「レイトン ミステリー探偵社」スケットマン・ジョン、「女神のカフェテラス」粕壁幸子。

戦桃丸は、エッグヘッド編ではベガパンクを守るためにルフィと共闘する姿が描かれました。ベガパンクに恩義があるからで、戦桃丸にボディーガードとしての役割を果たせというベガパンクの圧力が好きだという感想です、また、エッグヘッドに黄猿が迫ってきており、未来が怖いという感想です。

戦桃丸は、過去にベガパンクに拾われたという御儀があるということです。エッグヘッド編ではその恩を理由に、ベガパンクは戦桃丸にCP0と戦わせます。このようなベガパンクの圧力に従う戦桃丸が、酔いという感想です。様々な情報が描かれており、面白かったという感想です。

戦桃丸が、ルフィと共にベガパンクをエッグヘッドから逃がそうとするところが、インペルダウンでルフィを必死で助けたボン・クレーに似ているということです。戦桃丸が好きなキャラクターになりそうだという感想です。

戦桃丸とベガパンクの関係やCP0と対立した理由、戦桃丸の強さ、活躍したシーンを紹介し、黄猿との関係を考察してきました。戦桃丸はベガパンクのボディーガード兼海軍本部の特殊科学班SSGに所属しているということでした。初登場となるシャボンディ諸島でパシフィスタ軍団を率いていた戦桃丸は、エッグヘッド編では、ベガパンクを守るためにセラフィムを率いてCP0と対峙し、ルフィと共闘しました。

今後、ルフィの味方になる可能性については高いのでは？と言われていました。また、戦桃丸と黄猿の関係については、戦桃丸は黄猿を「オジキ」と呼び掛けており、親しい関係だと考えられていました。ここまで、ワンピースの戦桃丸とベガパンクに関するまとめでした。