【鬼滅の刃】無一郎と炭治郎は親戚関係？仲良しなのはなぜ？優しい理由を考察

鬼滅の刃の刀鍛冶の里編で活躍するのが無一郎と炭治郎です。この記事では、無一郎と炭治郎について、ネタバレありでまとめて紹介していきます。

無一郎と炭治郎が活躍する鬼滅の刃は、2016年から2020年までの間、週刊少年ジャンプにて吾峠呼世晴が連載していた和風剣戟奇譚です。2019年からアニメ化され、2020年には物語の中盤を描く形で『無限列車編』が映画化されるなど、様々な形でメディアミックス展開が行われている作品です。高い人気を誇り、特に劇場版映画『無限列車編』は、物語の中盤を映画化する形にも関わらず、日本歴代興行収入で1位を記録しました。　

物語の舞台としては、大正時代をイメージした和風な世界観がベースで、人と鬼の戦いを描くバトル漫画になっています。その作風を生かしてメディアミックス展開では、舞台化や能狂言などの題材としても扱われるなどしました。

度重なる強敵との戦いで、刀を折ってしまう炭治郎。そんな炭治郎に堪忍袋の緒が切れたのが彼の刀鍛冶を担当する鋼鐵塚蛍でした。彼に新たな刀を作ってもらうため、炭治郎は、刀鍛冶の里を訪れることになります。同期とも離れ、行動することになる炭治郎でしたが、刀鍛冶の里には、2人の柱が滞在していました。その1人として登場するのがこの記事でも紹介する時透無一郎です。

炭治郎は鬼滅の刃の主人公です。炭焼きの家系である竈門家の長男です。鬼に襲われ家族を殺されてしまいますが、唯一鬼になって生き残った妹の禰豆子を助けるべく、鬼殺隊に入隊したキャラクターになっています。入隊から日が浅いながらも、様々な強敵と戦うことでどんどん実力を上げていきます。反面ボロボロになることも多くなっています。

その他、明らかになっているプロフィールとしては、誕生日は7月14日、年齢は連載開始当初で13歳で、鬼殺隊後時点で15歳、身長は物語開始時点で156cm、鬼殺隊入隊時点で165cmであることが明らかになっています。また炭治郎の実家があったのが、東京府奥多摩郡雲取山であることも明かされています。また好物はタラの芽、梅昆布おにぎりであることもネタバレされています。

無一郎は年齢が14歳で、当代において最年少の柱『霞柱』として登場するキャラクターです。刀を握って僅か2ヶ月で柱になった天才型タイプのキャラクターになっています。元々記憶障害を患っており、その影響もあって、常に無表情で他人への興味が薄い性格をしています。

その他明らかになっているプロフィールとしては、誕生日が8月8日、身長が160cmで体重が56kg、出身地が軽信山、好きなものはふろふき大根であることが明らかになっています。

仲良しな無一郎と炭治郎ですが、そんな2人には親戚関係なのではないかという噂があります。しかし結論から言うと、無一郎と炭治郎は親戚関係にはありません。ただ、なぜかそう勘違いしても仕方ない描写はあります。少なくとも途中までの描写では、親戚関係と考察されても違和感がないとされているのです。

実際には親戚関係ではないにも関わらず、親戚関係だと言われる無一郎と炭治郎。ここかはらなぜ無一郎と炭治郎が親戚関係と言われるのかの理由をネタバレありでまとめて紹介していきます。

無一郎には、元々『始まりの呼吸の子孫』という設定があります。始まりの呼吸とは『日の呼吸』のことで、それが理由で無一郎は産屋敷あまねからスカウトされたという話もあるのです。日の呼吸を使ったのは『継国縁壱』です。しかし実際には、無一郎は継国縁壱の双子の兄『継国巌勝』の子孫であることが後々発覚することになったのです。

そのため、無一郎は、厳密にいえば『始まりの呼吸の子孫』ではなく、『始まりの呼吸を習得した者の血筋の子孫』ということになります。ただこれだけであれば、まだ無一郎と炭治郎が親戚関係ではないという理由にはなりませんでした。

そもそも、無一郎と炭治郎が親戚関係ではないかとなぜ考察されたのかといえば、無一郎が日の呼吸の子孫であるという情報はもちろん重要です。ただしこれだけでは足らず、炭治郎側にも理由があるのです。炭治郎の実家である竈門家には『ヒノカミ神楽』が伝わっています。これが実は日の呼吸であったことが明らかになったのです。日の呼吸という共通点が、無一郎と炭治郎が親戚関係なのではないかと考察される理由になったのです。

しかし、炭治郎が、日の呼吸の剣士の子孫という説も作中で否定されることになります。炭治郎の血筋はちなみに継国巌勝や継国緑壱と同じ時代に生きた炭吉の子孫です。ただもちろん全くの無関係というわけではありません。実は、炭吉が緑壱に助けられた過去があるのです。

その後、緑壱と炭吉は良好な関係を築いていきます。そこで自身の人生を語り、後悔している心情を吐露した緑壱に対し、炭吉は、どうしてあげることもできませんでした。その後、別れ際に選別として日の呼吸の型を見せた緑壱、最後には自らの耳飾りを渡します。これを受け取った炭吉は、これを受け継ぐことを約束します。それが炭治郎まで受け継がれた耳飾りであり、日の呼吸は、『ヒノカミ神楽』という形で受け継がれました。

つまり炭治郎が日の呼吸を使えるのは、日の呼吸の使い手である緑壱から炭吉が継承したためです。両者に血縁関係があれば、無一郎と炭治郎は親戚ということになりますが、緑壱も炭吉も男であり、炭吉にはすやこという妻も登場していることから血縁関係にあるとは言えない状態になっています。

最終的には仲良しになる無一郎と炭治郎ですが、当初の関係性はどちらかといえば、仲良しとは程遠く、どちらかといえば険悪な関係性にありました。2人の出会いは、下弦の伍・累との戦いの後です。炭治郎はここでなぜか鬼殺隊の本部に招集され、柱の会議に出ることになります。この会議に呼ばれた理由は、炭治郎が鬼である禰豆子を連れて戦っていることが隊率違反ではないかという話のためでした。

ここで争点になったのが『禰豆子が人を襲うのかどうか』でした。ここで動いたのが風柱の不死川実弥でした。禰豆子を挑発するように箱を刺していきますが、禰豆子はその挑発に乗りませんでした。これで結果的に禰豆子が人を襲わないことが証明されます。ここで退出することを認められた炭治郎と禰豆子ですが、炭治郎がお館様の話を遮って実弥に一発頭突きをさせてほしいと申し出ます。

これに対して、反応を示したのがんなぜか無一郎でした。無一郎が炭治郎に向かって石を投げつけてお館様の話を遮らないように注意するのです。これが無一郎と炭治郎の初絡みでした。ちなみに無一郎は最初から出席はしていましたが、禰豆子と炭治郎の処遇に対しては特に意見を示していませんでした。それどころか、『あの雲の形、何て言うんだっけ』と全く関係ないことを考えていました。

ちなみになぜかここまで話にはいってこなかった無一郎ですが、これにも無一郎なりの理由がありました。記憶障害を持っている無一郎ですが、実際には2つの障害があり、刀を握る前の記憶を失っているのに加えて、それ以降の記憶も曖昧になることが多くなっているのです。それもあって「すぐに忘れるから」と興味を示していませんでした。しかしここでお館様に対しての尊敬の念と、炭治郎に対しての静かなる怒りを示したのです。

その後、しばらく接点がなかった無一郎と炭治郎ですが、再会することになるのが刀鍛冶の里での出来事です。しかしこの時も、無一郎は冷たい態度を示していました。そもそもの考え方が違う2人は、ここでも衝突することになりますが、炭治郎の感情論強めの話を無一郎は論破しながらも少しずつ歩み寄ることになります。まだ若い2人が、年相応のやり取りを見せるなど、無一郎の優しい一面を見せることになるのです。

そんな無一郎が明確に炭治郎に優しくなり仲良しになったのが、それまで失っていた記憶を取り戻したことがきっかけになっています。そんな無一郎のサポートも相まって刀鍛冶の里での戦いを乗り越えた炭治郎。この結果によって禰豆子は太陽を克服し、鬼の出没も止むことになります。これにより、鬼殺隊では柱が下の者を鍛える『柱稽古』を行うことになりました。

柱稽古の対象には当然、炭治郎も含まれています。そこで炭治郎は無一郎からの稽古を受けることになりました。ここ無一郎は炭治郎に対し、本来であれば10日は訓練を受ける所を5日で次に行って良いと笑顔で許可を出すなどの優しい一面を見せます。ただ優しい一面を見せるのは対炭治郎に対してだけで、他に対しては普段の毒舌な状態に戻るなどしているのです。

刀鍛冶の里編での流れを経て、無一郎が炭治郎に優しい態度を見せるようになりました。その理由は、記憶を取り戻したのがきっかけではありますが、その理由は決して記憶の中に何かがあったわけではありませんでした。基本的に他人に無関心な無一郎が炭治郎に対して優しい態度を見せるようになったのはなぜかといえば、『炭治郎の言葉が記憶を呼び覚ますきっかけになった』のが理由になっています。

炭治郎が刀鍛冶の里編において、無一郎にぶつけたいくつかの言葉は、かつて、無一郎が、父に言われた言葉に近しいものがあったのです。炭治郎がその言葉をぶつけたのは偶然ではありますが、それが呼び水となった無一郎は記憶を取り戻すことになりました。

実際に、無一郎は炭治郎に優しいだけでなく明確に感謝もしており、「こっちこそありがとう。君のお陰で大切なものを取り戻した」と感謝しています。それ以降、無一郎と炭治郎は仲良しになっているのです。

炭治郎とは特別仲良しな形で描かれている無一郎ですが、公式ガイドブックでは、炭治郎以外との対人関係についても触れられています。対柱に関しては、まだ柱になって日が浅いこともあり、打ち解け度は低いとされています。その一方でまだ歳が若いことに加えて記憶障害のことも合わせて、他の柱からも気にかけられていたことも明らかになっているのです。年長者である行冥、同い年の弟がいる煉獄などは、特に気にかけていました。

無一郎自身も、記憶が戻ってからは煉獄に声をかけられたことを思い出して涙を流すなど、それぞれの柱に敬意を持って接しています。また記憶が戻ってからは、他の柱相手には基本的に敬語で話すようにもなっています。

また本編で炭治郎に優しい一面を見せた柱稽古においては、実は炭治郎以外にも優しい面を見せる相手がいたことが明らかにされています。その相手とは、『真面目に修行に励み完璧にこなした者』です。元々無一郎自身が天才肌でありながらも鍛錬を怠らないタイプのキャラクターであるため、真面目な相手には笑顔で接することもあったとされています。

刀鍛冶の里に滞在していった炭治郎と無一郎。再会当初は、衝突した2人ですが、その後しばらくして、無一郎が炭治郎の所を訪ねてきます。無一郎は鉄穴森を探しており、どこにいるのか知らないかと聞きに来たのです。そんな無一郎に対し、炭治郎は一緒に探すことを提案します。再会時の衝突からは違った2人の少し仲良しな雰囲気すら感じられるやりとりをしている中、なぜか突然鬼が現れます。現れたのは上弦の肆である半天狗でした。

無一郎と炭治郎がそれぞれ臨戦態勢に入る中、1度は鬼の顎を落とすことに成功しますが、鬼は2つに分裂し、可楽（からく）と積怒（せきど）という2体の鬼になります。2体の鬼の攻撃によって無一郎と炭治郎は分断されることになってしまいます。炭治郎と積怒と戦っていた所に不死川玄弥も駆けつけ応戦することになりますが、その攻撃でさらに鬼が分裂し、4体の鬼に分裂することになります。

吹き飛ばされた無一郎は、急ぎ炭治郎達の元に戻ろうとしますが、その道中、鬼に襲われている小鉄に遭遇します。1度は見捨てようとした無一郎でしたが、炭治郎の言葉を思い出し、小鉄を助けることにします。鬼を退けた無一郎ですが、小鉄から鋼鐵塚と鉄穴森も襲われてるから助けてほしいと懇願され、それを受け入れるのでした。そして、その先で対面することになったのが上弦の伍、玉壺でした。

玉壺の攻撃・水獄鉢により身動きを取れなくなってしまう無一郎。1度は諦めてしまいそうになりますが、そんな無一郎の心を動かしたのが小鉄でした。小鉄は自らが傷つくのも躊躇わず、一心に無一郎を助けようとしたのです。そんな小鉄の行動と炭治郎に言われた言葉を思い出した無一郎は、なんとか自身の技で脱出することに成功します。

そしてここまでの経験なども含めて無一郎は、少しずつ過去のことを思い出すことになります。

そんな有一郎の優しい一面も含めて思い出した無一郎は、同時に、身体に痣を出現します。鉄穴森から受け取った新しい刀をお礼を言いながら引き抜くと、玉壺と交戦しつつ、言い合いでも攻防を行うことになります。攻防を繰り広げながらも、過去の記憶を取り戻し最終的には無一郎が、玉壺の顎を斬り倒すことに成功するのでした。

しかし玉壺を倒した反動で無一郎も泡を吹いて倒れてしまいます。そこに死んだと思われた小鉄が現れます。実は小鉄は炭治郎から預かった煉獄の形見の鍔を懐に入れており、これにより身を守ってくれたのです。記憶障害が無くなっていた無一郎は、柱になってすぐに煉獄に肩を叩かれ声をかけられたことを思い出します。

無一郎と玉壺との戦いの裏で行われていた炭治郎と玄弥vs半天狗の戦いは、半天狗が呼び出した憎珀天も相まって苦戦していました。しかし夜明けが近づいていたこともあり、この戦いは、半天狗が逃げ出そうとするのを炭治郎達が追いかける展開になっていきます。しかし中々トドメを刺すことができない中、炭治郎の元に1本の刀が投げ込まれます。それを投げてくれたのが駆けつけた無一郎でした。

無一郎は、鋼鐵塚が玉壺に攻撃され続けながらも研ぐのを辞めなかった刀を持ってきてくれたのです。新たな刀を手に半天狗を追い詰める炭治郎。しかし夜明けが迫り、禰豆子の身体を焼き始めます。もう終えるのは炭治郎しかいない中、禰豆子を守るか半天狗を追いかけるかの決断を迫られることになってしまいました。決断できない炭治郎の背中を押したのが他ならぬ禰豆子でした。

禰豆子の後押しを経て、炭治郎は半天狗の本体を討伐することに成功します。しかし、炭治郎にはそこに嬉しさはありませんでした。禰豆子を犠牲にした勝利に涙を流す炭治郎でしたが、そこに駆け寄ったのが他ならぬ禰豆子でした。禰豆子は太陽を克服しており、片言ながらも喋ることができるのでした。

そんな2人の元に駆けつけたのが無一郎でした。無一郎は炭治郎に記憶を取り戻したお礼を言います。このあたりから完全に炭治郎に優しい反応を示すようになりました。これ以降、無一郎と炭治郎は仲良しになっていくことになるのです。

無一郎は、元々は人里離れた山の中で木こりの家系に生まれ育ちました。しかし無一郎が10歳の頃、無一郎の母は肺炎で亡くなり、父はそんな母親のために薬草を取りにいった先で崖から落ちて死んでしまいます。両親を亡くした無一郎は、双子の兄有一郎と共に、2人で暮らすようになっていました。そんな生活で有一郎は言葉が強く、無一郎にも冷たく当たっていました。

そんな生活が続く中、ある日、産屋敷あまねが訪ねてきます。あまねが訪ねてきたのはなぜかというと、無一郎達兄弟が、『始まりの呼吸の使い手の子孫』であるという話があったためです。あまねは無一郎を鬼殺隊に誘いますが、そんな訪問にいつも以上の反応を示したのが有一郎でした。有一郎はいつも以上に無一郎にキツい言葉をぶつけます。乗り気だった無一郎に対し、有一郎はあまねを追い返してしまうのです。

それからしばらくしたある日、2人の住む家に鬼が現れ襲われてしまいます。無一郎をかばって襲われた有一郎、そんな状況に無一郎は生まれてから1度も感じたことの怒りを覚えます。そしてふと我に変えると、その時には鬼を瀕死の状態にまで追い込んでいる自分がいました。朝に鬼が塵になって消えたのを確認してから有一郎の元に戻ると有一郎が無一郎を心配して神に祈っているところに出くわすことになります。

ネタバレすると有一郎は、根は優しい性格であり、普段のキツい言葉遣いは、唯一残った家族である無一郎を心配するが故だったことが明らかになります。最終的に有一郎はこの時の出来事がきっかけで命を落としてしまいますが、最後には「無一郎の無は無限の無」と自身の本心を無一郎に伝えています。

双子の兄弟である無一郎と有一郎ですが、一卵性双生児なのか、とても見た目が似ているのが特徴になっています。外見も髪型もそっくりで、見た目だけでは見分けることは難しくなっているのです。唯一外見の違いとしては、普段着ている服装だけで、黒い着物を着ていた有一郎に対し、無一郎は白い着物を着ているのが唯一の違いとなっています。

ただ性格は正反対で、有一郎は、根は優しいながらも、素直になれず、キツい言葉遣いをしています。対して、無一郎は、素直で優しい性格でした。そんな性格の違いもあり、衝突することも多くなっていました。あまねが訪ねてきた時も対応は正反対で、話を素直に受け止めて鬼殺隊に入ることに前向きだった無一郎に対し、有一郎は話自体が怪しいと考えて訝しんでいました。

過去を見ると分かる通り、元々無一郎の性格は、優しく素直な性格をしていました。しかし、鬼滅の刃本編で描かれる無一郎は、他人に興味を持たず、キツい言葉を使う性格になっています。なぜ性格に変化があったのかといえば、記憶を失った影響で、潜在的に残っていた有一郎の言動を無意識に真似るようになったためだとされています。

記憶を取り戻したあとの、無一郎は、この変化に対し、『記憶が安定しない自分を兄が守ってくれていたように感じて嬉しかった』と感じていたことが明らかになっています。また記憶を取り戻した後の無一郎の性格が、有一郎のような側面ももちながらも、どこか素直さが出てきたのは、2人の性格が織り混ざる形になったためではないかともされています。

アニメ鬼滅の刃で無一郎の声優を担当したのが河西健吾さんです。2006年にオフィス薫所属で、声優デビューを果たしましたが、当時は吹き替え声優としての活動が多くなっていました。その後フリーを経てマウスプロモーションに所属すると、アニメ声優としても様々な役を受けるようになります。声質は中性的なハイトーンボイスが特徴です。

河西健吾さんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『ダイヤのA』の日所好己役、『ハイキュー』の矢巾秀役、『3月のライオン』の桐山零役、『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』の三日月オーガス役、『とある科学の超電磁法T』の削板軍覇役、『Re:ゼロから始める異世界生活』のライ・バテンカイトス役、『チェンソーマン』の黒瀬ユウタロウ役などを演じています。

アニメ鬼滅の刃で炭治郎の声優を担当したのが花江夏樹さんです。2011年にアクロスエンタテインメントにて声優デビューし、下積みを経て正式に所属することになりました。中性的な高音な声質を持っており、その声質が、鬼滅の刃においては作者の吾峠呼世晴先生が指定した『高い声の男性声優』というところに引っかかりオーディションを経て合格しました。

これまでに花江夏樹さんが演じたキャラクターとしては、『四月は君の嘘』の有馬公生役、『ダイヤのA』の小湊春市役、『食戟のソーマ』のタクミ・アルディーニ役、『アルスラーン戦記』のエラム役、『政宗くんのリベンジ』の真壁政宗役、『ブラッククローバー』のリル・ボワモルティエ役、『ハイキュー』の星海光来役、『進撃の巨人』のファルコ・グライス役、『キングダム』の傅抵役などを演じています。

ここからは既に鬼滅の刃を視聴した人の、無一郎と炭治郎に関する感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。最終的には親戚ではないことが明らかになった無一郎と炭治郎ですが、親戚関係を匂わせる描写はなぜか多くなっています。そのこともあり、親戚関係じゃないとしても仲良しな2人の関係性をもっと描いて欲しかったとする声が多くなるほどになっています。

無一郎の優しい一面が見れるという理由で、もっと炭治郎と絡むシーンが欲しかったという声も多くなっています。無一郎は、記憶を取り戻した後も基本的に他人に興味がないというスタンスは変わっていません。そんな無一郎が普段見せないような一面を見せる相手が炭治郎だったのです。だからこそ、無一郎と炭治郎の絡みをもっと見たいと言われる要因になっています。

ちなみに無一郎は炭治郎に優しい面を見せるようになったのは、親戚だとわかったからという噂も出るなどしています。もちろんこれも間違いです。なぜこういった間違った考察が広まったのかというと、無一郎の血筋が最初は間違った形で作中でも描かれたためになっています。最終的には否定されていますが、なぜか作中にそう思わせる描写が多かったこともあり、当時の考察が現在でも残っている形になっています。

また無一郎は、炭治郎以外にも、小鉄相手にも根の優しい部分が出ているとする声も多くなっています。小鉄は自らの身を呈して無一郎を助けようとしており、それが理由です。無一郎はまだ若く、それ故に炭治郎や小鉄のように、いい意味で深く入り込んでくれる人と仲良しになりやすい傾向があるキャラクターになっているのです。また無一郎が普段、あまり優しい一面が見れないのは、柱としての責任感が強すぎるからという声もみられます。

無一郎は、両親を早くに失い、兄と共に暮らしていました。それから鬼殺隊に入るまでの間、他人と積極的に絡むシーンが描かれていないのです。つまり他人との距離感の取り方があまり上手くないのではないかとも考察されています。そんなキャラクターだからこそ、なぜか誰とでも仲良しになってしまう炭治郎のような性格と相性が良かったのではないかともされています。

鬼滅の刃は、基本的にはテンポよく、本筋に関わる部分の話が進んでいくタイプの作品であるため、日常回のような話が少ない作品になっています。それ故に、キャラクター同士の絡みは少ない傾向にあり、もっと見たい組み合わせがあるという声が多い作品になっています。その中でも特に多い声が、炭治郎と無一郎のような、作中でも仲良しになっているのが描かれているキャラクター同士の組み合わせです。

炭治郎と無一郎の関係性は、炭治郎と同期である伊之助や善逸との関係性とはまた異なる関係性になっています。ただ同時に歳がかなり近い関係性でもあるので、日常回で無一郎の趣味である折り紙を一緒にするシーンが見たいという声なども見られる結果になっているのです。或いは炭治郎の性格上、なぜか無一郎が振り回されることになるシーンなども見てみたかったとする声も見られる結果になっています。

無一郎と炭治郎は、仲良しであると同時に、一時は鬼滅の刃作中の描写から親戚関係なのではないかと考察された組み合わせになっています。最終的には作中で否定されたものの、2人は刀鍛冶の里編での接点以降、仲良しになっており、無一郎も炭治郎には優しい一面を見せるようになるなどしています。基本的には無感情な無一郎にとっては数少ない様々な感情を抱けるような相手になっているのです。

無一郎は刀鍛冶の里編においては『無一郎が主人公』と言われるほどの活躍や、過去などがしっかり描かれているキャラクターでもあり、鬼滅の刃作中でも高い人気を誇るキャラクターになっています。炭治郎との絡みの中で少しずつ様子が変わっていく様子も描かれるので、まだ鬼滅の刃を読んでいない人は、無一郎の変化、無一郎と炭治郎が仲良しになる流れなどにも注目しながら見てみるようにしましょう。