【鬼滅の刃】時透有一郎は無一郎の双子の兄!最後や死亡した理由は?

『鬼滅の刃』には時透無一郎という剣士が登場します。無一郎には時透有一郎という双子の兄がいました。時透有一郎は物語開始時点ですでに死亡しており、無一郎の記憶喪失の原因となった人物でもあります。時透有一郎とは一体どのような人物なのか、この記事では時透有一郎と無一郎の過去や両親について紹介します。また、『鬼滅の刃』での時透有一郎の名言やセリフなどもまとめています。

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目次

  1. 時透有一郎は無一郎の双子の兄
  2. 時透有一郎の最後や死亡した理由
  3. 時透有一郎の名言や名シーン集
  4. 時透有一郎の両親や性格
  5. 時透有一郎に関する感想や評価
  6. 時透有一郎についてまとめ

時透有一郎は無一郎の双子の兄

鬼滅の刃の作品情報

時透有一郎とは、『鬼滅の刃』に登場するキャラクターです。時透有一郎は『鬼滅の刃』の刀鍛冶の里編の、無一郎の過去回想で初めて登場しました。時透有一郎は無一郎の過去においてとても重要な人物でした。ここでは、時透有一郎について紹介する前に『鬼滅の刃』の作品概要やあらすじを紹介します。

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は大正時代の日本を舞台に、人を食べる鬼と人間との戦いを描いた作品です。2016年から吾峠呼世晴によって週刊少年ジャンプで連載されています。2019年にはアニメ化を果たし、全26話が放送されました。『鬼滅の刃』のテレビアニメは「Crunchyrollアニメアワード2020」で作品最優秀賞や、「東京アニメアワード2020」で作品賞などを受賞した人気作品です。

鬼滅の刃のあらすじ

『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎は、鬼にされてしまった妹の禰豆子を助けるために鬼殺隊に入隊します。鬼とは、日光に弱く人間を食べて生きる者たちのことです。しかし禰豆子は人間を食べない変わった鬼でした。炭治郎は任務中に医者をしている珠世という鬼と出会い、禰豆子を人間に戻すためには強い鬼の血液が必要だと言われます。炭治郎はより強い鬼の血液を入手するために戦いに身を投じます。

時透有一郎のプロフィール

時透有一郎は『鬼滅の刃』の登場人物です。『鬼滅の刃』の物語開始時点にはすでに死亡しており、享年11歳でした。誕生日は8月8日です。外見は黒くて長い髪で毛先が青緑色になっており、ツーサイドアップにしたような髪型が特徴的です。瞳は毛先と同じ青緑色で、黒の雲の模様が描かれた着物を着ています。

出身地は景信山です。父親は木を切る仕事「杣人」をしており、それを手伝いながら貧しいながらも幸せに暮らしていました。しかし10歳の時に両親を病気と事故で亡くしてしまいます。

時透有一郎と無一郎の関係

時透有一郎と無一郎は双子の兄弟で、顔は瓜二つですが表情が違います。少し顔をしかめている方が兄の時透有一郎です。弟の無一郎は鬼殺隊でたった2ヶ月で柱になった天才剣士です。初登場は柱合会議の時で、物忘れが激しくいつもボーッとしている姿が描かれました。炭治郎の隊律違反について話し合いをしている時も、「どうでもいい」と思うほどです。

『鬼滅の刃』で初めて無一郎がメインで描かれたのが刀鍛冶の里編でした。刀鍛冶の里編では戦闘訓練用のからくり人形を借りるために、小鉄に対して酷い言い方をしていました。すべて正論でしたが、その辛辣な言葉に炭治郎も「配慮が欠けていて残酷」と怒っていました。このような性格は兄の時透有一郎にそっくりです。しかし本来は両親に似た性格をしており、人のために何かをしようとする優しい子供でした。

時透有一郎のように辛辣な性格になっていたのは、過去を忘れていたからです。実際に無一郎は過去を思い出した後に、記憶喪失だったころの自分は兄の性格に似ていたと振り返っています。このように時透有一郎が生存していた頃は正反対の性格をしていたので、両親が死亡してからは喧嘩が耐えない兄弟でした。しかし幼い頃は、有一郎が泣き虫の無一郎の手をつないで引っ張ったりしており、兄弟仲は良かったようです。

ちなみに『鬼滅の刃』のスピンオフである「キメツ学園」では、兄の時透有一郎は頭の回転が早く何でもそつなくこなすが、突然起こることに対してはびっくりして固まってしまうと書かれています。それに対して弟の無一郎の方はおっとりしているものの突然起こることに対して反射的に対応すると紹介されています。このように、顔はそっくりですが性格が全く違うことが分かります。

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時透有一郎の最後や死亡した理由

時透有一郎は鬼に襲撃されて死亡

時透有一郎は10歳にして両親を亡くし、双子の弟と2人暮らしをしていました。無一郎は「人のためにすることは巡り巡って自分のためになる」という両親の性格をそのまま引き継いだ心優しい少年でした。対して時透有一郎は、人のために何かをしようとして死ぬのはバカらしいと考えていました。正反対の意見を持つ2人はいつも喧嘩をする毎日です。

時透有一郎はいつも無一郎の「無」は「無意味・無能」の「無」だと言って罵っていました。そんなきついことばかりを言われてきた無一郎は、兄はとても冷たい人間で自分は嫌われているのだと思っていました。そんな時、お館様の妻・あまねが時透家を訪ねてきました。あまねは双子の兄弟に、始まりの呼吸の子孫であることを明かし、鬼殺隊に勧誘しました。

しかし時透有一郎はいつものようにあまねを罵倒して追い返しました。無一郎は鬼殺隊に入隊したいと思いました。そうすれば鬼から人々を救い出すことができるのだと時透有一郎に言います。しかし時透有一郎は「お前に何ができるんだ」と言って鬼殺隊への入隊を反対しました。そして楽観的な考え方をする無一郎に怒ります。

「人を助けることは選ばれた人間にしかできない」と正論ともいえるセリフを言いますが、自分達にできることは両親のように犬死にか無駄死にしかできないとまたきつい言い方をしました。これには無一郎も怒り、それから口を効かなくなりました。あまねは時透有一郎に追い出されるにも関わらず、何度も時透家を訪れていました。

そして夏になる頃、その日は熱くて家の戸を開けて寝ていました。そこに現れたのが鬼だったのです。鬼は時透有一郎の腕を切断しました。そして鬼は時透有一郎と無一郎に「いてもいなくても変わらないようなつまらねぇ命」と言って2人を殺そうとします。その時、無一郎は激しい怒りを感じ、我を忘れました。無一郎は兄の腕を落とした鬼を地面にめった刺しにし、大きな岩で頭を潰しました。

時透有一郎の最後の言葉

朝日が登り、無一郎がめった刺しにした鬼はそのまま動くことができず塵になりました。無一郎はすぐに時透有一郎の元に行こうとしましたが、とたんに体が重くなって上手く動かすことができません。長い時間をかけてやっと家に戻ると、そこでは時透有一郎が布団の上でうつ伏せになっていました。まだ時透有一郎の息はあり、何かを呟いていました。

時透有一郎はひたすら弟にはバチが当たらないようにと神様や仏様に祈っていました。自分が無一郎の可能性を潰していたのだと言います。そして無一郎は誰かのために無限の力を出せる選ばれた人間なんだと、死ぬ間際に言いました。その後、無一郎は起き上がる事ができず、時透有一郎はそのまま死亡してしまいます。無一郎はあまねから手当を受けるまで、時透有一郎にうじが湧くのを見ていることしかできませんでした。

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時透有一郎の名言や名シーン集

時透有一郎の名言①「どうか…弟だけは…」

時透有一郎の名言には「どうか…弟だけは…」という名言があります。このセリフは時透有一郎が最後に残したセリフです。無一郎は鬼を殺した後、倒れている時透有一郎の元へと這っていきました。すると時透有一郎はずっと何かを呟いていました。時透有一郎はとても辛辣な物言いをする人物でしたが、弟の無一郎は自分とは違って人のために何かを成し遂げる人間なのだと言っていました。

そしてバチを与えるなら無一郎ではなく自分だけにしてくださいと神様・仏様に祈っていました。死んだ後でさえも弟を守りたいと願う気持ちがあふれる名言でした。そしてこのセリフの最後には無一郎の「無」は「無限」を意味するのだと言っています。それまでずっと「無意味」の「無」だと罵ってきた時透有一郎が無一郎を認め、本心を語ったシーンでもありました。

どうか…弟だけは…助けてください…弟は…俺と…違う…心の優しい…子です…人の…役に…立ちたいと…いうのを…俺が…邪魔した…悪いのは…俺だけ…です バチを当てるなら…俺だけに…してください…

時透有一郎の名言②「無一郎に死なないで…」

時透有一郎の名言には「無一郎に死なないで…」という名言があります。このセリフは無一郎が黒死牟の戦いの後に死亡し、黄泉の国で時透有一郎と再会した時の名言です。時透有一郎は涙を流しながら「こっちに来るな」と言いました。そしてなぜ逃げなかったのか、無駄死にだと罵ります。そのセリフに無一郎は涙を流し、自分は幸せになるために生まれてきたんだと言いました。

そして他の誰にでも罵られて構わないけど、時透有一郎には無駄死になんて言ってほしくないと言います。時透有一郎はそれでも死んでほしくなかったのだと言って、無一郎を抱きしめました。この名言は、時透有一郎は死んでもなお無一郎のことをずっと心配していたことが分かる名言でした。

無一郎に死なないで欲しかったんだ…

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時透有一郎の両親や性格

時透有一郎の両親

時透有一郎の両親は、無一郎の過去回想の時点ですでに死亡していました。母は肺炎をこじらせてしまい、父はそんな母のために嵐の中薬草を採りに行って崖から落ちて亡くなりました。両親が亡くなった時、2人はまだ10歳でした。このようにまだ子供でありながらも2人きりとなってしまい、杣人をしていた父の家業を継いでなんとか生活をしていました。

時透有一郎の性格

時透有一郎は厳しい性格をしており、亡くなった両親に対しても辛辣でした。作中でも厳しいセリフばかりをいうシーンが描かれています。冷酷な性格に見えますが、両親が亡くなる前、母には何度も体を休めるように言っており、父にも嵐の中薬草を探すのは危険だと止めていました。このように本当は家族に死んでほしくないという想いがあり、実は心優しい性格をしています。

しかし何度止めても人のために何かをしようとして死んでしてしまった両親への無念もあり、無一郎には突き放すような辛辣な言葉ばかりを使っていたのではないかといわれています。実際にあまねから鬼殺隊に勧誘された時も、言い方はきついもののすべて無一郎を心配するようなセリフばかりでした。

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時透有一郎に関する感想や評価

『鬼滅の刃』の刀鍛冶編では、無一郎と玄弥と蜜璃の過去が明らかになりました。特に無一郎と玄弥の過去は泣けると評判でした。無一郎はそれまでほとんど登場回がなかっただけに、過去を読むまで存在感が薄いキャラクターだと認識している人もいたのですが、時透有一郎との過去が明らかになってからは無一郎が好きになったという方がたくさんいました。

『鬼滅の刃』の無一郎の過去回想では、時透有一郎はとても辛辣な言葉ばかりを吐くシーンがありました。無一郎とはそのことが原因で何度も喧嘩をしていたのですが、死亡する間際にはずっと無一郎を心配するセリフを言っていました。最後は意識が朦朧としておそらく無一郎が側にいることにも気づいていなかったようですが、それでも無一郎を守ろうとする時透有一郎の姿に涙した人もいました。

時透有一郎は一見とても酷いことを言っているように見えますが、そのセリフはすべて家族を心配した結果どうにもならなかったことをぶつけているような言葉ばかりでした。酷い言い方はしているものの、そのほとんどが無一郎を心配しての言葉であることがセリフをよく読むと分かります。

また無一郎が死亡した時、黄泉の国で再会した時も無一郎が死んでしまったことに対して怒っていました。憎まれ口を叩いてはいますが、それだけ無一郎や家族を大切に想っていた人物でした。そんな健気な時透有一郎に泣けてくるという方もいました。

『鬼滅の刃』の黒死牟との戦いで死亡してしまった無一郎は、黄泉の国で時透有一郎と再会します。その時、時透有一郎は死んだ時の11歳の姿のままで登場しました。14歳になった無一郎との身長差は、2人とも死んでしまったことを演出しているようでした。ここでのシーンは時透有一郎の弟を想う気持ちも描かれ、号泣したという方がたくさんいました。

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時透有一郎についてまとめ

時透有一郎は11歳で鬼に殺されてしまい、無一郎はこの過去を忘れるほど精神的に病んでしまいました。時透有一郎の生存時の性格は記憶喪失の時の無一郎にそっくりで、セリフやその姿なども生き写しのようでした。しかしそれも過去が影響していたのだと考えられます。時透有一郎は残念ながらすでに死亡しているキャラクターですが、黒死牟との決戦後で再登場します。

その時も生存時と変わらず辛辣なセリフを言っていましたが、それはすべて無一郎のことを心配してのことでした。一見冷酷な性格に見えますが、とても家族思いの少年です。時透有一郎の活躍は『鬼滅の刃』の118話と179話で見ることができます。ぜひ『鬼滅の刃』を読んでみて下さい。

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