【銀河英雄伝説】死亡キャラ一覧！アニメの死亡シーンや死因をまとめて紹介

• 小説のタイトル：銀河英雄伝説（ぎんがえいゆうでんせつ）
• ジャンル：SF
• 著者：田中芳樹
• 出版社：徳間書店
• 刊行期間：1982年11月～1989年7月
• 巻数：全14巻

『銀河英雄伝説』は作家・田中芳樹先生によるSF小説です。略称は「銀英伝（ぎんえいでん）」。また、本作を原作として『銀河英雄伝説』の第1期・第2期・第3期・第4期、『銀河英雄伝説外伝 黄金の翼』、『銀河英雄伝説外伝』の第1期・第2期などのOVAが制作されています。

ここでは銀河英雄伝説のあらすじをまとめていきます。銀河に進出した人類は、皇帝と貴族が支配する銀河帝国と、共和主義（国民の公民的道徳や人格形成を重視し、国民による自己統治を目指す思想）の人々が建国した自由惑星同盟といった二大陣営に分かれて戦っていました。そのような中、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーという若き英雄が両陣営に登場したことで歴史が大きく動き始めます。

銀河英雄伝説では人生の無常に傷つき、倒れる人物がこれでもかと登場しています。そこで、ここからは銀河英雄伝説の死亡キャラの中で特に印象深かった人物にフォーカスし、アニメの死亡シーンや死因を交えてまとめていきます。また、その他の死亡キャラも一覧形式でまとめるため併せてチェックしてみてください。

1人目に一覧でまとめる銀河英雄伝説の死亡キャラは、本作の自由惑星同盟側の主人公であるヤン・ウェンリーです。ヤン・ウェンリーは作中随一の軍事の天才で、「不敗の魔術師」「魔術師ヤン（ヤン・ザ・マジシャン）」「奇蹟のヤン（ミラクルヤン）」などと呼ばれていました。彼が死亡するのは、アニメ第82話「魔術師、還らず」です。死因は地球教徒の陰謀による暗殺でした。

イゼルローン回廊での戦いにて、ヤン艦隊はフィッシャー提督、帝国軍はフォーレンハイト、シュタインメッツ両上級大将を失っています。また、ラインハルトが戦いの間に病に倒れ、キルヒアイスの夢を見ました。そして、キルヒアイスが諫めに来たと言って停戦が実現します。一方、ヤン・ウェンリーはラインハルトがいる帝国艦隊に向かっていました。そのときにヤン・ウェンリーは暗殺されてしまっています。

2人目に一覧でまとめる銀河英雄伝説の死亡キャラは、ラインハルトと親友であり側近であるジークフリード・キルヒアイスです。ジークフリード・キルヒアイスは、ヤン・ウェンリーやラインハルト・フォン・ローエングラムに比肩するほどの軍事の天才で、作中屈指の人格者でもあります。彼が死亡するのは、アニメ第26話「さらば、遠き日」です。死因はアンスバッハから放たれたバズーカ砲の砲弾を受けたことでした。

ラインハルトはリップシュタット盟約軍を討ち果たし、戦勝記念式典に臨んでいました。すると、そこにブラウンシュヴァイク公の部下であるアンスバッハが主君の死体とともに現れます。そして、アンスバッハはブラウンシュヴァイク公の死体の中からバズーカ砲を取り出し、ラインハルトを襲撃しました。そのときにキルヒアイスがラインハルトの身代わりになり、砲弾を受けることとなっています。

3人目に一覧でまとめる銀河英雄伝説の死亡キャラは、「薔薇の騎士（ローゼンリッター）連隊」の第13代連隊長であるワルター・フォン・シェーンコップです。ワルター・フォン・シェーンコップは作中屈指の白兵戦技と陸戦指揮能力を持つ達人で、同盟側の主要人物として活躍していました。彼が死亡するのは、アニメ第108話「美姫は血を欲す」です。

死因はクルト・ジングフーベル軍曹が苦し紛れに投擲した戦斧による背中への強烈な一撃でした。シヴァ星域会戦でのシェーンコップは、ラインハルトの乗艦ブリュンヒルトに突入し、ユリアンがラインハルトに談判するための時間稼ぎをします。そして戦闘の末、わずかに油断したときにジングフーベル軍曹による一撃を受けました。最後は階段に座り、敵たちを見下ろしつつカリンの母を思い出しながら亡くなります。

4人目に一覧でまとめる銀河英雄伝説の死亡キャラは、ローエングラム陣営の主要提督の一人であるオスカー・フォン・ロイエンタールです。オスカー・フォン・ロイエンタールは、その非凡な才覚で親友のミッターマイヤーとともに「帝国軍の双璧」と謳われています。彼が死亡したのは、アニメ第98話「終わりなき鎮魂歌」です。死因はグリルパルツァー艦隊による砲火によって受けた致命傷でした。

ロイエンタールは地球教の策謀がきっかけで反乱を起こし、第二次ランテマリオ会戦にてミッターマイヤー、アウグスト・ザムエル・ワーレン、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトと戦いました。当初ロイエンタール側が優勢でしたが、ビッテンフェルト、ワーレン両艦が到着したことにより戦線は膠着状態に陥りました。

そこへイゼルローン回廊を通過したメックリンガー艦隊が侵入したため、二正面作戦を避けるべく撤退しますが、その途中でグリルパルツァーの裏切りが発生、背後から砲火を浴び、戦艦の中でかなりの致命傷の怪我を負ってしまいます。

その治療を拒み、ハイネセンの総督府の執務室に戻ったロイエンタールは、民事長官エルスハイマ―に政務と事務の全権を委ねたのち、元民主国家元首トリューニヒト参事官を呼び出して射殺しました。その後、ロイエンタールはウイスキーのグラスを2つ用意し、親友のミッターマイヤーが来るのを待っている途中で息絶えます。

5人目に一覧でまとめる銀河英雄伝説の死亡キャラは、第5艦隊司令官の要職を務めるアレクサンドル・ビュコックです。アレクサンドル・ビュコックは豪胆かつ緻密な指揮能力を認められたことにより、アムリッツァ星域会戦後に宇宙艦隊司令長官に就任しています。

彼が死亡したのはアニメ第72話「マル・アデッタ星域の会戦（後編）」です。死因はマル・アデッタ星域会戦における戦死でした。マル・アデッタ星域会戦でのビュコックは、ラインハルト率いる帝国軍本隊を迎え撃っています。

最後に作中で死亡が確認されたキャラを一覧形式で紹介します。確認された死亡キャラは、帝国側12名、同盟側17名、その他5名、計24名です。

• ラインハルト
• オーベルシュタイン
• ケンプ
• シュタインメッツ
• ルッツ
• ラング
• ファーレンハイト
• ベルゲングリューン
• シルヴァーベルヒ
• リヒテンラーデ公爵

• エルウィン･ヨーゼフ2世
• フリードリヒ4世
• メルカッツ
• フィッシャー
• シェーンコップ
• ブルームハルト
• マシュンゴ
• パトリチェフ
• グエン･バン･ヒュー
• パエッタ

• チュンウー･チェン
• ウランフ
• ボロディン
• モートン
• カールセン
• ビュコック
• フォーク

• トリューニヒト
• レベロ
• ロムスキー
• ルビンスキー
• ボルテック
• ケッセルリンク
• ド･ヴィリエ

銀河英雄伝説のキルヒアイスはラインハルトのほとんどの思考や時間を共有する半身的存在でした。ネット上では彼の死に対して「早すぎた」との声があがっており、作者である田中芳樹先生も「早く死なせすぎた」と後悔の言葉を述べられているようです。では、ここからキルヒアイスの最期や生存を考察していきます。

キルヒアイスの死に際のセリフは下記の通りです。下記のセリフはアニメ第1期の最終話である第26話「さらば、遠き日」で確認することができます。

早すぎる死を迎えたキルヒアイスですが、もし彼が生存していたら今後の物語はどうなっていたのでしょうか？おそらくキルヒアイスは軍人としての実力もラインハルトより優れていると考えられるため、戦争を終わらせる可能性が高いです。国の統治においてもラインハルトの助言者として活躍すれば、何も問題が起きることなく、平和な世の中が築き上げられていくと考えられます。

先に銀河英雄伝説のアニメの死亡シーンや死因を一覧形式で紹介し、キルヒアイスの最期・生存を考察してきました。では、次に銀河英雄伝説の面白い魅力を3つ紹介していきます。

銀河帝国と自由惑星同盟を舞台にした闘争の歴史を描く銀河英雄伝説には、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーという二人の主役が登場しています。ラインハルトは帝国側、ヤンが同盟側につき、この物語のけん引役として活躍していました。ラインハルトは秀でた才覚を持つ野心家でありながらも、どこか脆さを感じさせる危険な魅力があります。

かたはヤンは飄々としていながらも「戦場の魔術師」という異名で呼ばれるほどの才能の持ち主で、逆境を乗り越えて結果を残し続けていくことにより自身の望みとは裏腹に国家の代表として周囲から持ち上げられていきます。その対照的な二人の視点で歴史物語を追いかけることができるというのが、銀河英雄伝説の面白い魅力の一つと言えるでしょう。

銀河英雄伝説のオシャレなセリフも面白い魅力の一つとなっています。実際に作中には「御意」「これも給料のうち」「伊達と酔狂」などさまざまなオシャレなセリフが登場しているため、これを機に登場人物のセリフにも注目してみるとよいかもしれません。

銀河英雄伝説の登場人物には豪華声優陣が起用されています。本作は豪華声優陣が総勢約610名もの登場人物を一人一役演じたことから、「銀河声優伝説」という異名も取ったほどでした。登場頻度が高いキャラの声を務めた声優については次のとおりです。

• ラインハルトの声優：堀川亮
• キルヒアイスの声優：広中雅志
• オーベルシュタインの声優：塩沢兼人
• ヤンの声優：富山敬
• ミッターマイヤーの声優：森功至
• ロイエンタールの声優：若本規夫
• フレデリカの声優：榊原良子
• アンネローゼの声優：潘恵子
• グリーンヒルの声優：政宗一成
• ルビンスキー：の声優小林清志

• ユリアンの声優：佐々木望
• ムライの声優：青野武
• アッテンボローの声優：井上和彦
• キャゼルヌキートンの声優：山田
• ビュコックの声優：富田耕生
• アンスバッハの声優：井上真樹夫
• メルカッツの声優：納谷悟朗
• ビッテンフェルトの声優：野田圭一
• リヒテンラーデの声優：宮内幸平
• シェーンコップの声優：羽佐間道夫

• パトリチェフの声優：塩屋浩三
• ポプランの声優：古川登志夫
• ブラウンシュヴァイクの声優：小林修
• ボルテックの声優：仁内建之
• コーネフの声優：鈴置洋孝
• シトレの声優：内海賢二
• トリューニヒトの声優：石塚運昇
• サイモンの声優：飛田展男
• フェルナーの声優：堀内賢雄

ここまで銀河英雄伝説のキャラの死亡シーンや死因を一覧形式でまとめ、キルヒアイスの最期や生存を考察しつつ作品の面白い魅力を紹介してきました。では、最後に銀河英雄伝説の死亡キャラに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

こちらでは『銀河英雄伝説』に登場するキルヒアイスに関する声があがっています。どうやらこの方は、キルヒアイスが「いない」ことによって話を進める力があるキャラのことを「好き」と高く評価されているようです。

こちらでは『銀河英雄伝説』に登場するヤン・ウェンリーに関する声があがっています。どうやらこの方は、ヤン・ウェンリーが死亡したことについて「早すぎや」と考えているようです。

こちらでは『銀河英雄伝説』に登場するワルター・フォン・シェーンコップに関する声があがっています。どうやらこの方は、ワルター・フォン・シェーンコップの最期のセリフに注目されているようです。

本記事では『銀河英雄伝説』の死亡キャラを一覧形式で紹介し、アニメの死亡シーンや死因を解説してきました。『銀河英雄伝説』のアニメを視聴される際は、本記事のまとめを参考にしつつ、キャラの死亡シーンや死因に注目していただければ幸いです。