銀河英雄伝説のネタバレあらすじ!アニメの結末や登場人物・原作小説も紹介

田中芳樹の代表作である「銀河英雄伝説」は、原作は総計1500万部突破しロングセラー作品となっています。宇宙を舞台にしたSF小説ではあるのですが、人間ドラマや歴史小説のような雰囲気を持つ「銀河英雄伝説」は、年齢や性別を問わず幅広い世代から今もなお愛されています。今回は「銀河英雄伝説のネタバレあらすじ!アニメの結末や登場人物・原作小説も紹介」を、原作やアニメのネタバレあらすじを交えてご紹介します。

銀河英雄伝説のネタバレあらすじ!アニメの結末や登場人物・原作小説も紹介のイメージ

目次

  1. 銀河英雄伝説とは?
  2. 銀河英雄伝説のあらすじをネタバレ
  3. 銀河英雄伝説のアニメの結末
  4. 銀河英雄伝説の登場人物
  5. 銀河英雄伝説の原作小説を紹介
  6. 銀河英雄伝説の名言
  7. 銀河英雄伝説に関する感想や評価
  8. 銀河英雄伝説のネタバレあらすじまとめ

銀河英雄伝説とは?

田中芳樹のSF小説

大人気アニメ「銀河英雄伝説」は、「アルスラーン戦記」などの作者である田中芳樹のSF小説代表作です。1巻が発表された1982年から、年齢や性別を問わず幅広い世代から支持されており、本編・外電全15巻が刊行され2017年には1500万部を超えベストセラー小説となっています。その後は、アニメ化でさらに人気作品として知られ、コミック化やゲーム化などにもなっています。

ネタバレ紹介。SF小説として知られている「銀河英雄伝説」ですが、原作でも、アニメ版でも戦うロボットや超能力のようなもが登場する特別な世界観ではありません。作中にはたくさんの登場人物が出ており、そのキャラクターそれぞれの過去や様々な想いなどからくる人間ドラマを、宇宙を舞台にしながら壮大なスケールで描いる歴史小説のような作りになっています。

銀河英雄伝説の魅力

ネタバレですが、前述の通り「銀河英雄伝説」は未来の宇宙での物語でありながら、歴史小説のようなものという意見が多く出ています。この物語は、色々な場面で価値観の対比について描かれており、それは主人公であるラインハルトやヤンも例外ではなく、読者からはそれぞれに対する厳しい批判の声も上がっているようです。「銀河英雄伝説」は、正義と悪で物語を構成してるわけではないので、読者によってとらえ方が違うと言われています。

ある登場人物は、人を陥れるような卑劣な男で好感をもたれるような人物ではありませんでしたが、その人物が亡くなった後で、その人物が匿名で募金をしていたということが分かります。一人の登場人物の二面性を描くことで善と悪の判断の難しさを表現しています。「銀河英雄伝説」は、エンターテイメントであると言われており、何を得るかはそれを見た読者によって異なるようです。

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銀河英雄伝説のあらすじをネタバレ

第1期のネタバレあらすじ

【第1期のネタバレ】銀河帝国(専制主義)と自由惑星同盟(民主主義)の戦争は長い間続いていました。帝国軍は2万、それに対し同盟軍は4万という圧倒的に不利な状況にも関わらず、帝国軍上級大将であるラインハルトは「各個撃破戦法」で挑み、不利な戦況を有利に進めていくことに成功します。それにより、同盟軍側は第4艦隊、第6艦隊を続けて撃破され第2艦隊を残すのみとなりました。

その後、ラインハルトの先制を受けた第2艦隊も被弾し、それにより艦隊を指揮していたパエッタ中将が被弾してしまいます。しかし、その場にいたパエッタの部下であるヤン・ウェンリーに指揮権が渡されると、状況はがらりと変わり、ラインハルトの作戦を逆手にとったヤン達は全滅を免れました。この出会いこそが、永遠のライバルと言われる、ヤン・ウェンリーとの初めての出会いとなります。

第2期のネタバレあらすじ

【第2期のネタバレ】しばらくするとヤンは、功績を認められ第13艦隊司令官に昇進すると、主砲「トールハンマー」を備えた、難攻不落とまで言われている銀河帝国イゼルローン要塞の陥落を命じられました。するとヤンは、またしてもこの任務を無血で終わらせたのでした。

ヤンの作戦が成功するカギとなったのが「ローゼンリッター連隊」です。「ローゼンリッター連隊」は同盟国側に亡命した帝国軍兵士で構成された集団で、彼らの戦闘力は非常に高く、一般兵士の10倍に相当すると言われています。その精鋭が集まった戦闘集団を、イゼルローン要塞へ送り込むことで人質をとり、それによって任務成功に導いたのです。
 

第3期のネタバレあらすじ

【第3期のネタバレ】バーラトの和約により、戦艦や母艦の保有を禁じられていましたが、ある日それらが盗まれてしまう事件がおこりました。これも、メルカッツがヤンの指示により行ったのですが、ヤンが関係していると確実な証拠もないまま、反和平活動防止法違反として高等弁務官であるレンネンカンプはヤンを逮捕しました。フレデリカは、ヤンを救出するためアッテンボローやシェーンコップに連絡を取りました。

「ローゼンリッター連隊」を率いているシェーンコップは、同盟最高評議会議長であるジョアン・レベロを拉致し、ヤンの解放をせまりました。ヤンは、レべロに対し同盟政府の面目を保つための条件をもちかけると、レベロはヤンの配慮に答え脱出するために手を貸したのでした。それにより、レンネンカンプはヤンが脱出しレベロも裏切ったことを知り、その現実に耐えられず絶望し、自ら命を絶ったのです。

第4期のネタバレあらすじ

【第4期ネタバレ】ヤンが死んでしまい、ユリアンは民主主義を残すことはできないかと、銀河帝国に立憲制を広めることを考えていました。そしてそれは、ユリアンの考えでありヤンの意志でも指示でもありませんでした。その後、イゼルローン共和政府では、フレデリカは政治首班、ユリアンは軍司令官として、民主共和制を守る重要な存在として、それぞれが進む道を模索していました。

一方ラインハルトは、皇帝という地位が沢山の犠牲の上に成り立っていることを知り、失意のどん底に落ちていました。そして亡くなったキルヒアイスや、離ればなれになってしまったアンネローゼへの想いと重なり落ち込でいると、ヒルダが慰めてくれたのです。この夜の契りがっきっかけとなり、ラインハルトはヒルダにプロポーズをします。その後ヒルダの妊娠が分かり、ラインハルトのプロポーズを受けることにしたのです。

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銀河英雄伝説のアニメの結末

アニメの結末①ラインハルトの病状

【ネタバレ】帝国軍とイゼルローン革命軍の、ルローン要塞を巡る戦いが始まりました。ヤンのもとで共に戦ったユリアンは、ヤンから受け継いだ戦略センスを発揮し革命軍優勢で戦いは進んでいきました。帝国軍は、ラインハルト自らも戦いに挑むはずでしたが、体調を崩し高熱により倒れてしまいます。

ラインハルトが倒れてしまい、戦いは革命軍の勝利で終わりを迎えました。そして、以前から原因不明の高熱で体調を崩し、倒れてしまうことが多いラインハルトは、発作の頻度も段々と増えていました。艦橋に入ったとたんに眩暈に襲われ倒れてしまうほど衰弱しており、病状はかなり悪化していました。

アニメの結末②イゼルローン共和政府との交渉

【ネタバレ】物語は終盤をむかえ、ラインハルトはイゼルローン共和政府と交渉するための席へつきました。その交渉では、バーラト星系の自治やイゼルローン要塞の明け渡しなどが制定されました。ラインハルトは、憲法の制定などには慎重な方でしたが、その時は争うこともなく和平交渉は穏やかに進んでいきました。
 

アニメの結末③危篤になったラインハルト

【ネタバレ】和平交渉も穏やかに進みましたが、その一方でラインハルトの病状は未だ良くならず、ついには危篤状態となってしまいました。そして、ミッターマイヤーとその家族、妻ヒルダと息子アレクサンデル、更にはユリアンたちにも見守られながら、ラインハルトは永い眠りにつきました。

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銀河英雄伝説の登場人物

登場人物①銀河帝国

「銀河英雄伝説」では、二大勢力が登場します。そのひとつが、ラインハルト・フォン・ローエングラムを代表とする「銀河帝国」で、そこにはたくさんのキャラクターが存在しており、ストーリーを語るうえでは欠かせない存在となっています。

ラインハルト・フォン・ローエングラム

のちの銀河帝国皇帝陛下であるラインハルト・フォン・ローエングラムは、下級貴族ミューゼル家の出身です。幼いころに母が亡くなり姉であるアンネローゼに育てられました。その後、軍人として活躍していましたが、姉が皇帝の愛人となったこともあり、ゴールデンバウム王朝に対して憎しみの心を持っていました。しかし、軍人として天才的な才能を発揮し、弱冠20歳にして大将に昇進すると、1年後の21歳には元帥となりました。

ジークフリード・キルヒアイス

ジークフリード・キルヒアイスは、ラインハルトの親友で、彼らが引っ越してきた家の隣に住んでいたため、そこで出会い仲良くなりました。ジークフリード・キルヒアイスも、社会に対する様々な怒りをラインハルトと分かち合い、ゴールデンバウム王朝をいつか倒すという信念をもっていました。ラインハルトとは真逆で穏やかな性格なジークフリード・キルヒアイスは、ラインハルトの鋭すぎる面をカバーする役を担っていました。

ウォルフガング・ミッターマイヤー

ウォルフガング・ミッターマイヤーは、ローエングラム陣営の主要提督の一人として登場します。ロイエンタールとは親友であり、主要提督である2人は「帝国の双壁」と呼ばれ、キルヒアイスが死んだあと、ラインハルトに認められ信頼を得た若き勇将として知られています。24歳の頃、エヴァンセリンと結婚しますが子どもは授かりませんでした。その後、親友ロイエンタールが死んだあと、彼の子どもを養子として引き取ります。

ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ

ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフは、伯爵令嬢でありながら、一般的な伯爵令嬢とは違い、芸術やありきたりで華やかな貴族生活には全く興味が無いようでした。また、非常に賢く政治的センスもあった彼女は、ラインハルトの有能な秘書官として才能を発揮し、ラインハルトの戦略にもアドバイスしたりと色々な面で彼を支える存在でした。

オスカー・フォン・ロイエンタール

オスカー・フォン・ロイエンタールは、女性関係に関してはだらしがなくいい加減ですが、帝国最高の勇将の一人として知られています。前述の通り、ミッターマイヤーとは親友であり酒を飲み交わす仲ですが、策略により謀反者とされてしまい、ミッターマイヤーと戦うことになり死んでしまいます。そんな彼は、ラインハルトの天才的な軍事センスに惚れこみ、野心溢れるラインハルトに仕えています。

グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼ

グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼは、ラインハルトの姉です。母親が亡くなった後は、親代わりとしてラインハルトを育てていまいた。キルヒアイスが死んでしまったのは自分に責任があると思っており、ラインハルトとも距離を置き合わないようにしていました。ですが、ヒルダとラインハルトが結婚したことで距離を置いていた2人の関係は、少しずつですが会う回数も増えていきました。

ウルリッヒ・ケスラー

ウルリッヒ・ケスラーは、主要提督の一人として知られています。ウルリッヒ・ケスラーは、柊館炎上事件が起きた時、被害を受けそうになっていたヒルダとお腹の子を助けたのです。その事件がきっかけで、後の妻であるマリーカと出会い二人は結ばれました。ウルリッヒ・ケスラーは、ラインハルトが亡くなる時、最後を見届けた一人でもあります。

フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト

フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトは、主要提督の一人として知られています。宇宙艦隊「黒色槍騎兵艦隊(シュワルツ・ランツェンレイター)」を率いている彼は、部下たちから厚い信頼を得ていますが、非常に口が悪く、ガサツな印象のキャラクターです。オーベルシュタインに対しては良い印象を持っておらず、むしろ嫌っているようです。

ナイトハルト・ミュラー

ナイトハルト・ミュラーは、主要提督の一人として知られています。最年少のナイトハルト・ミュラーですが、確かな実力の持ち主で「鉄壁ミュラー」と呼ばれています。ナイトハルト・ミュラーは、ヤンとラインハルトの会談の場にいたりと、登場人物の中でも性格は温和な方であり、共和勢力とのパイプ役として不可欠な存在となっています。以前から、敵であるヤンに対しても敬意払い、ヤンが死んだ後も弔問に訪れています。

パウル・フォン・オーベルシュタイン

パウル・フォン・オーベルシュタインは、ラインハルトの参謀役として知られています。冷徹なキャラの為、物語の中でもあまり好かれている設定の登場人物ではなく、同僚からも距離を置かれています。特に、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトからは嫌われているようです。

登場人物②自由惑星同盟

「銀河英雄伝説」での二大勢力のもうひとつが、「自由惑星同盟」です。ヤン・ウェンリーを筆頭に、たくさんの登場人物が存在しており、ラインハルト・フォン・ローエングラムを代表とする「銀河帝国」同様、ストーリーを語るうえでは欠かせない存在となっています。

ヤン・ウェンリー

ヤン・ウェンリーは、自由惑星同盟の軍人であり象徴、そして何よりラインハルトの永遠のライバルとして知られています。歴史研究家になることを目指していたヤンですが、とある事情でその夢が絶たれてしまいます。退役後は、年金生活でのんびりとした余生送るつもりでしたが、持って生まれた才能が活かされ、凄いスピードで昇進し、「魔術師ヤン」とまで呼ばれるようになっていきました。

ユリアン・ミンツ

ユリアン・ミンツは、戦災孤児でヤンに憧れて軍人になることを目指します。頭脳明晰で、空中戦などの実践でも優秀な彼は、その戦略的センスからヤンの後継者と言われるほどの存在になっていきます。当初は、後のヤンの妻であるフレデリカのことを意識していたため、ヤンとフレデリカが結婚することを知ると、複雑な想いが出てきました。その後は、シェーンコップの娘「カリン」結婚しました。

ワルター・フォン・シェーンコップ

ワルター・フォン・シェーンコップは、陸戦指揮の達人であり「ローゼンリッター連隊」の第13代連隊長として知られています。ユリアンの師でもあるワルター・フォン・シェーンコップは、非常に豪快な性格なうえに毒舌です。ユリアンの妻であるカリンが、自分の実の子どもであると知っても、母親である相手の女性については覚えていないほど沢山の女性と関係を持っており、女好きとしても有名です。

ダスティ・アッテンボロー

ダスティ・アッテンボローは、ヤン艦隊の分艦隊指揮官として知られています。ヤンとは士官学校時代の先輩後輩の仲で、ヤンの事を「ヤン先輩」と呼び、公私ともに親しい間柄です。ダスティ・アッテンボローは、元々ジャーナリストになることが夢だったこともあり、回想録用のノートをとっているようです。

フレデリカ・グリーンヒル

フレデリカ・グリーンヒルは、宇宙艦隊総参謀長ドワイト・グリーンヒル大将の娘であり、ヤンの妻として知られています。フレデリカ・グリーンヒルは、通常では考えられないほどの驚異的な記憶力と、情報処理能力を持っており、ヤン・ウェンリーの副官として彼を支えてきました。ヤンが死んだあと、イゼルローン共和政府代表となったフレデリカ・グリーンヒルは、民主共和主義の存続のために生き抜きました。

アレックス・キャゼルヌ

アレックス・キャゼルヌは、エリート官僚でありヤン艦隊のデスクワークの達人として知られています。人に好かれる性格のアレックス・キャゼルヌは、面倒見がよくユーモアにあふれている為、みんなから信頼される存在でした。そして、ヤンとは家族ぐるみで仲が良く親交があったようです。

カーテローゼ・フォン・クロイツェル

カーテローゼ・フォン・クロイツェルは、同盟軍戦闘艇スパルタニアンのパイロットで通称「カリン」として知られています。空中戦の天才である「ポプラン」の弟子であり、「ローゼンリッター連隊」の第13代連隊長シェーンコップの娘でもあります。物語では、ユリアンと結婚することになります。

オリビエ・ポプラン

同盟軍屈指の撃墜王であるオリビエ・ポプランは、空中戦の天才と言われており同盟軍の戦闘艇スパルタニアンのパイロットとして知られています。オリビエ・ポプランは、明るくユーモアに富んだ性格でありシェーンコップと同等の女好きとしても有名で、「ベッドの上の撃墜王」の異名を持っています。

エドウィン・フィッシャー

エドウィン・フィッシャーは、ヤン艦隊の副司令官として知られています。謙虚で穏やかな性格のエドウィン・フィッシャーは、ヤンからの信頼も厚く、艦隊運用の専門家として従事していましたが、イゼルローン回廊の戦いで命を落とすことになります。

ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ

ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツは、元は帝国軍上級大将でした。ヤン艦隊で珍しく「紳士」として登場しており、ヤンの軍事作戦においてもなくてはならない存在として重要な役割を担っています。貴族出身のウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツは、ラインハルトやヤンとは違う魅力があり、軍人として誰もが見習うべき存在だと言えます。

アレクサンドル・ビュコック

アレクサンドル・ビュコックは、ヤンのことを理解し支える一人であり、同盟軍の名将として知られています。アレクサンドル・ビュコックは、帝国軍を相手にしても全くひけをとらない戦い方をする重要な人物でしたが、マル・アデッタ星域会戦で死んでしまいます。対立している帝国軍人たちですら、彼の戦い方や生きざまを称えており、その星域を敬礼して通過したほどです。

ヨブ・トリューニヒト

ヨブ・トリューニヒトは、自由惑星同盟の国防委員長として知られています。政治的能力はずば抜けており、上昇志向も強いため、どんな手を使ってでも自分の地位を守ろうとしていました。彼の人生は権力を追い求める人生だったと言えます。

登場人物③外部勢力

「銀河英雄伝説」では、二大勢力として「自由惑星同盟」と「銀河帝国がありますが、その他にもストーリーを語るうえでは欠かせない存在がいます。今回はその登場人物を、「外部勢力」のキャラとしてご紹介いたします。

ボリス・コーネフ

「悪たれのボリス・キッド」の異名を持つボリス・コーネフは、交易商人でヤンの幼馴染として登場します。ヤンが暗殺されてしまうかもしれないという情報を持っていましたが、結局助けることが出来ずにずっと悔やんでいます。

アドリアン・ルビンスキー

アドリアン・ルビンスキーは、フェザーン自治領の領主として登場します。彼は、銀河帝国と自由惑星同盟を争わせることで、両者が弱ったところを支配しようと考えていました。しかし、ラインハルトに邪魔されフェザーンを追放されたことで彼に強い恨みを持っています。

ド・ヴィリエ

ド・ヴィリエは、策略家にして地球教の大主教でもあります。総大主教が死んでもなお、その事を伝えず何も知らない教徒たちを操っていました。また、過激なテロリストの顔も持っており、ヤンが殺されたのもロイエンタール反乱も彼の計画だったのです。

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銀河英雄伝説の原作小説を紹介

原作小説の1巻のあらすじ

原作では、現代より数千年先の未来が舞台となっています。ある戦いの中、若くして銀河帝国の大佐についたジークフリード・キルヒアイスは、自軍の状況を伝えるために、宇宙艦隊司令長官ラインハルト・フォン・ローエングラムの元へ向かいました。若くして天才的な軍事センスの持ち主であるラインハルトは、自軍が倍以上の敵に囲まれているにも関わらず、青ざめる他の提督たちに対し「我が軍が有利」だと言い切ったのです。

原作小説の2巻のあらすじ

戦艦ユリシーズは、敵の襲撃などを警戒し見張りをする為、イゼルローン回廊と呼ばれる宙域を進んでいました。すると、不審な一隻の船を発見したことで危うく戦うところまで行きますが、それと同時に、不審な船から通信が送られてきてました。その内容は、戦う気はなく話がしたいというものでした。どうやら相手は敵軍からの使いのようで、自由惑星同盟の司令官であるヤン・ウェンリーと話すことが目的のようでした。

原作小説の3巻のあらすじ

ダスティ・アッテンボロー少将は、自由惑星同盟軍の指揮官のひとりである。そんな彼は、2200隻の艦隊を率いて、兵隊の大規模訓練、そして哨戒任務のためにイゼルローン回廊を進んでいました。その兵の中には、ヤンに憧れて軍人を目指しているユリアン・ミンツもいました。そんな彼も16歳になっていました。そしてある時、艦隊は得体のしれない船に遭遇しい、アッテンボローはそのまま敵に対抗する事になります。

原作小説の4巻のあらすじ

ラインハルトはある日、帝国宰相首席秘書官であるヒルダから、ケスラー憲兵総監が会って話がしたと面会を申し出ていることを伝えられます。そして、申し出を受け執務室でケスラーとの面会が始めると、ケスラーはラインハルトに「この街に旧大貴族派の残党が侵入したらしい」と言い放ちました。亡命していたことで安定を得ていた彼らが、なぜ危険を冒して帝都に侵入してきたのか、ラインハルトはその意図が気になっていました。

原作小説の5巻のあらすじ

新年を迎えたある日、ラインハルトや帝国軍の軍人たちは祝杯をあげていました。しかし、祝杯を揚げるような日でも礼服ではなく軍服を着たままであるということが、これから争いが始まるということを意味していました。そしてラインハルトは、ナイトハルト・ミュラーたちを交え自由惑星同盟との戦いについて話し合っていました。対する自由惑星同盟も、起きてる状況を考えると心から新年の祝杯をあげることはできませんでした。

原作小説の6巻のあらすじ

ついにラインハルトは、宇宙を統一することに成功しますした。一方でヤンは、帝国軍に敗れたあと同盟軍を退きます。そして、元々副官として仕えていたフレデリカと結婚し、今までとは違う平和な普通の生活を始めていました。ですが、ヤンが軍を辞めたとしても、今までの彼のやってきたことを考えると帝国軍としては彼を危険人物として、排除するべきだと話が進んでいきました。

原作小説の7巻のあらすじ

新帝国歴は、ラインハルトが皇帝として即位しスタートしました。そしてラインハルトは、玉座をずっとあった惑星オーディンから惑星フェザーンに移すことにしました。その一方で、銀河帝国軍の統帥本部総長のオスカー・フォン・ロイエンタール、らは、今現在逃亡中の元自由惑星同盟ヤン・ウェンリーの行方について話をしていました。

原作小説の8巻のあらすじ

ラインハルトが皇帝になって2年目を迎えた新帝国歴。ラインハルトはイゼルローン回廊征服するためにすでに動ける準備をしていました。要塞を落とさない事にはこの作戦は成功しないため、帝国軍はすでに要塞を落とすべく艦隊を進めていました。ヤン=同盟軍と考えているラインハルトは、ヤンを倒すために最大の力で彼に向っていくのです。

原作小説の9巻のあらすじ

ヤンが死んでしまい、象徴を失ってしまった同盟軍は、フレデリカとユリアンが再起に向けての中心となり動き始めていました。ヤンが死んでからユリアンは、よくヤンが行っていた森林公園のベンチへ行き、なにかを思うかのように時間を過ごしていました。

原作小説の10巻のあらすじ

ラインハルトは、ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフと結婚することになりました。それを、みんなに伝えたころ彼女のお腹に新しい命が宿っていました。戦いがあたり前になっていたこれまでとは違い、幸せと喜びに満ちた帝国でしたが、ラインハルトの体は病に襲われていたのです。

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銀河英雄伝説の名言

ヤン・ウェンリーの名言

ヤン・ウェンリーの名言。「政治の腐敗とは、政治家が賄賂をとることじゃない。それは個人の腐敗であるにすぎない。政治家が賄賂をとってもそれを批判することができない状態を、政治の腐敗というんだ。貴官たちは言論の統制を布告した・・・」などがあります。

オスカー・フォン・ロイエンタールの名言

オスカー・フォン・ロイエンタールの名言。「偉大な敵将と戦うのは武人の栄誉だが、民衆を弾圧するのは犬の仕事にすぎぬ。」「この世でもっとも醜悪で卑劣なことはな、実力も才能もないくせに相続によって政治権力を手にすることだ。それにくらべれば、簒奪は一万倍もましな行為だ・・・」などがあります。

ラインハルト・フォン・ローエングラムの名言

ラインハルト・フォン・ローエングラムの名言。「奪ったにせよ、きずいたにせよ、最初の者は賞賛を受ける資格がある。それは当然だ。」「自分の実力や努力によることなく、単に相続によって権力や富や名誉を手に入れた者が、何を主張する権利を持っているというのだ? 奴らには、実力ある者に対して慈悲を乞う道が許されるだけだ・・・」などがあります。

アレクサンドル・ビュコックの名言

アレクサンドル・ビュコックの名言。「大樹の苗木をみて、それが高くないと笑う愚を犯しているかもしれんのだぞ。」「偉そうに言わせてもらえば、民主主義とは対等の友人を作る思想であって、 主従をつくる思想ではないからだ。」などがあります。

パウル・フォン・オーベルシュタインの名言

パウル・フォン・オーベルシュタインの名言。「よい上官とは部下の才幹を生かせる人をいうのです。」「道を切りひらく者とそれを舗装する者とが同一人であらねばならぬこともなかろう。」「皇帝が個人的な誇りのために、将兵を無為に死なせてよいという法がどこにある。それでは、ゴールデンバウム王朝の時代と、何ら異ならぬではないか。」などがあります。

ジークフリード・キルヒアイスの名言

ジークフリード・キルヒアイスの名言。「民衆を犠牲になさってはいけません。ラインハルト様がお作りになる新しい体制は、今まで不当に抑圧されてきた民衆を解放し、それを基盤として確立されるのです。その民衆を犠牲になさるのは、ご自分の足元を 掘り崩すようなものじゃないですか!」などがあります。

ウォルフガング・ミッターマイヤーの名言

ウォルフガング・ミッターマイヤーの名言。「これでいいでしょう。権力者というものは、一般市民の家が炎上したところで眉ひとつ動かしませんが、政府関係の建物が破壊されると血の気を失うものです。」「卿は意外に文学的想像力が豊かだな」「そのようなたわごとは、今年の霜と同じく、春先に消えてしまったと思っていたが、そうではなかったらしいな。」などがあります。

オリビエ・ポプランの名言

オリビエ・ポプランの名言。「何だっておれがヤン・ウェンリー以外のやつの命令をきかなくちゃならない?俺には自分に命令を与える相手を、自分で選ぶ権利があるはずだ。それが民主主義ってものじゃないか、えぇ?」「カリンが聞いたら、後ろから蹴とばしたくなるでしょうな」などがあります。

銀河英雄伝説に関する感想や評価

「銀河英雄伝説」は、善と悪が戦うストーリーではなく、観る人によってとらえ方が違う作品だと言われています。ストーリーも評価の高い「銀河英雄伝説」では、沢山の登場人物がいますが、その登場人物一人一人の考え方や違った一面が見れる作品だという意見があります。

「銀河英雄伝説」は、小説やアニメが有名で人気がありますが、舞台もよくできており、見ごたえがあるという意見が多く出ています。ご覧になっていない方は、登場人物などをアニメ「銀河英雄伝説」と見比べてみてはいかがでしょうか?

アニメ版「銀河英雄伝説」は、新旧が存在しています。旧アニメ版の「銀河英雄伝説」は評判が良く、登場人物のイメージもピッタリという意見が多くでています。新アニメ「銀河英雄伝説」では、旧作アニメと比べられてしまい、評価が分かれているようです。

銀河英雄伝説のネタバレあらすじまとめ

今回は、「銀河英雄伝説のネタバレあらすじ!アニメの結末や登場人物・原作小説も紹介」を紹介しましたがいかがでしたか?原作やアニメが大人気の「銀河英雄伝説」は、舞台でも高い評価を受けており、長い間支持され続けています。ネタバレになってしまいましたが、まだご覧になっていない方は、登場人物のキャラクター像を、原作やアニメ版、舞台などで見比べてみてはいかがでしょうか?

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