【銀河英雄伝説】オスカー・フォン・ロイエンタールの名言集！アニメ版の声優は？

今回のまとめでは、SFアニメ「銀河英雄伝説」に登場するオスカー・フォン・ロイエンタールの名言や声優、銀河帝国側の主人公であるラインハルトやロイエンタールの最後など反乱についてまとめていきます。それでは、名言や声優についてまとめていく前に、「銀河英雄伝説」の概要やあらすじについて見ていきましょう。

「銀河英雄伝説」は1988年よりOVAアニメとして4期に渡りシリーズとして放映されていました。1988年には映画「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海」、1993年には映画「銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲」が上映されました。また、本編のOVAの他アニメ「銀河英雄伝説外伝」も2期に渡り放送されていました。

「銀河英雄伝説」には原作があり、1982年から2019年と長きにわたり多くの版が刊行されていた田中芳樹さんが描く小説『銀河英雄伝説』です。原作は3社からそれぞれ刊行されており、中国版や韓国版、英語版など翻訳版も刊行されています。

アニメ「銀河英雄伝説」は1988年から2000年に放送・上映されていましたが、2018年にキャストやスタッフを一新し、第1シーズン「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」として全12話で放送されました。2019年9月から11月に第2シーズン「銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱」を3章（全12話）に分けて上映しました。

また、2020年4月からは全24話を放送予定となっていますので、まだ観たことのない方はこの機会にご覧になってみてください。「銀河英雄伝説 Die Neue These」のアニメーション制作はProduction I.Gが担当しており、制作には松竹やDMM picturesも携わっています。監督は多田俊介さんが、シリーズ構成は高木登さんが務めました。

オープニング主題歌はSawanoHiroyuki[nZk]:Uruさんが歌う「Binary Star」、エンディングはELISAさんが歌う「WISH」です。

「銀河英雄伝説」に登場する人類は、居住地を地球から離れ銀河系に渡った遠い未来を舞台にしています。西暦は2801年ですが、銀河系に移った人類は宇宙歴として新たに歴史を始めました。また、銀河連邦という新たな政治基盤を作り営みを始めることになります。ですが、宇宙歴310年、ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムは専制君主制にし、銀河帝国として独裁政治を始めました。

銀河帝国の首都は、ヴァルハラ星系惑星オーディンです。一方、独裁政治によって迫害された者たちは脱走をし、新たな居住地を見つけ、民主共和制国家として自由惑星同盟を作りました。それからそばらくは、自由惑星同盟の存在を銀河帝国に知られずに過ごすことができましたが、ある日存在を知られてしまいます。そして、長きにわたる銀河帝国と自由惑星同盟の争いが続くこととなったのです。

「銀河英雄伝説」は、この争いの最中に銀河帝国元帥となったラインハルトや、自由惑星同盟のヤンの物語を描いています。

「銀河英雄伝説」の銀河帝国側の主人公・ラインハルトは、下級貴族の長男として産まれますが、父親の負債により移住した地方で後の部下となるジークフリード・キルヒアイスと出会いました。その後、姉のアンネローゼは皇帝フリードリヒ四世に見出され、宮廷に連れて行かれてしまったのです。ラインハルトは、姉を奪われた憎しみと横暴な帝国に疑問を抱き、いつか現体制を変えてやろうと軍人を目指すことにしました。

そして、見事若くして帝国元帥の地位を手に入れたのです。ラインハルトは盟友となるキルヒアイスとともに戦っていきます。

ヤン・ウェンリーは、16歳頃まで星間交易船の船長だった父親と長い間宇宙船で過ごしていました。ヤンは歴史研究家になるという夢を抱いていましたが、父親の死によって大学へ通う費用がなくなってしまい、学士を持たなくても歴史が学べる士官学校へ入学しました。そして、士官学校校長に買われ戦略研究科へと転科することになりました。士官学校卒業後は統合作戦本部記録統計室の少尉として働くことになります。

少尉時代は怠惰な勤務態度であまりいい評価はされていませんでしたが、300万人に及ぶ民間人を救い評価は一転し「英雄」、「腐敗の魔術師」と評価されるようになりました。

続いては、まとめの主人公であるロイエンタールのプロフィールを見ていきましょう。銀河帝国の軍人として登場するロイエンタールは身長184cmと高身長でダークブラウンの髪色に青と黒の瞳を持つ美青年として知られていますが、性格は歪んでいて言葉が過激なことが多々あります。ニヒリスト（虚無主義者）的な一面もある一方でラインハルトに対してはリスペクトしており、忠誠を誓っています。

母親は浪費と不貞が酷く、ロイエンタールの片方の瞳が黒いことから「黒い瞳の男の子だ」と実父から育てられてきたため女性に対して猜疑心を持つようになりました。また、生い立ちが複雑なためか、女性関係も複雑です。女性からモテますしそれなりに女性経験もありますが、ロイエンタールは女性を心では受け入れていません。基本的な性格は冷静沈着で論理的、軍人としては優秀です。

ロイエンタールは下級貴族の伯爵家に生まれましたが、夫婦関係や家庭環境が悪い中で育ちました。母親はやがて自殺し、父親からはネグレクトされていました。そんな中、16歳になると士官学校に入り軍人を目指して頑張ります。大尉に登りつめたもの女性関係で中尉に降格しました。その後ミッターマイヤーという後の相棒と出会い再び上に向かって奮闘していきます。

ですが、そんなある日ミッターマイヤーは門閥貴族に目を付けられてしまい、ロイエンタールはラインハルトに助けを乞います。ラインハルトに助けてもらってからは、ラインハルトに恩義を感じるようになりました。ですが、皇帝暗殺未遂の通称ウルヴァシー事件にて地球教団と呼ばれる敵の策略によりロイエンタールはラインハルトを裏切り反乱軍として対立することになってしまいます。

この本質を突いた名言は、帝国宰相代理を務めたクラウス・フォン・リヒテンラーデの親戚の娘である世間のことを何も分かっていないエルフリーデ・フォン・コールラウシュに放ったセリフです。

銀河帝国と自由惑星同盟の熾烈な戦いの後、ラインハルトは新銀河帝国初代皇帝としてローエングラム朝の幕が開けます。この名言は、そんな時にロイエンタールが放ったセリフです。

この名言は、自由惑星同盟の政治家であったヨブ・トリューニヒトを射殺した際にロイエンタールが放ったセリフです。

こちらの名言は、ロイエンタールが部下に様々な手段を用いて相手から攻撃を防いで妨害せよと命令した後、「嫌がらせの攻撃ですか？」という部下の反応に対して放ったセリフです。

続いての名言は、銀河帝国に降伏した自由惑星同盟に新たに高等弁務官として皇帝陛下によって任命されたレンネンカンプ上級大将がヤンを処罰しようとし、拉致された時の会議にて放ったセリフです。レンネンカンプに非難が上がり意見を求められたラングが「レンネンカンプを選んだ皇帝陛下の責任だ」と責任転嫁しようとしました。

続いての名言は、グエン・キム・ホア広場事件と呼ばれる暴動の際にロイエンタールが帝国兵に放ったセリフです。セリフの通り、武器を持たない民衆を撃った兵士に対し皮肉っています。

OVA「銀河英雄伝説」でオスカー・フォン・ロイエンタールの声優を務めたのは、声優のほか俳優やナレーターとして活動している若本規夫さんです。若本規夫さんは1945年10月18日馬生まれの山口県出身、シグマ・セブンに所属しています。早稲田大学法学部を卒業後警視庁中野警察学校に入り警視庁機動隊として活動した後、1972年の米ドラマ「FBI特捜班（FBIアメリカ連邦警察）」で声優デビューをしました。

そんな若本規夫さんがこれまで声優を務めた主な出演作は、テレビアニメ「サザエさん」穴子、「ドラゴンボールZ」セル、「カウボーイビバップ」ビシャス、「デュエル・マスターズ」ジョージ、「コードギアス 反逆のルルーシュ」シャルル・ジ・ブリタニア皇帝、「ハヤテのごとく!」ナレーション、「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ」シャイニング早乙女、「未来日記未来日記」デウス・エクス・マキナがあります。

続いて、2018年に放送されていたテレビアニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」でオスカー・フォン・ロイエンタールの声優を務めたのは、声優のほかナレーターとしても活動している中村悠一さんです。中村悠一さんは1980年2月20日生まれの香川県出身、シグマ・セブンに所属しています。2001年放送のテレビアニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」のグリフィオン、ライガオンで声優デビューをしました。

そんな中村悠一さんのこれまでの主な出演作は、テレビアニメ「おおきく振りかぶって」阿部隆也、「機動戦士ガンダム00」グラハム・エーカー、「CLANNAD-クラナド-」岡崎朋也、「しゅごキャラ!」月詠イクト、「BLEACH」村正、「マクロスF」早乙女アルト、「デュラララ!!シリーズ」門田京平、「妖狐×僕SS」御狐神双熾、「氷菓」折木奉太郎、「革命機ヴァルヴレイヴ」山田ライゾウ、「曇天に笑う」曇天火などがあります。

ロイエンタールは、冷静沈着で周りを見渡し統制をとる能力も高く優秀な軍人です。その評価は周りからもされており、友人で盟友のミッターマイヤーも彼の能力は高く評価しています。一方で、部下を一から育てる力はあまりありませんでした。

ロイエンタールの経歴でも少し触れましたが、ロイエンタールは様々な陰謀、策略よってラインハルトに反乱する形で立ち向かっていきました。これは、後に「ロイエンタール元帥叛逆事件」として語り継がれていくのです。ですが、ロイエンタールがラインハルトに対し反乱軍として立ち上がるキッカケになったと言われるウルヴァシー事件は実はロイエンタールとは直接的な関係はありませんでした。

全ては、内務次官であるラングが謀ったものです。ロイエンタールを陥れようとしていた地球教は内乱を企み、地球教と関りのあるアドリアン・ルビンスキーは政治的陰謀がありました。ラングは、こうしてロイエンタールのラインハルトへの反乱をでっちあげようとしていました。ですが、ラングの策に気付いたロイエンタールは、冤罪を主張するよりも自らの意思で反乱軍を率いてラインハルトに反旗を翻したのです。

この選択をしたのは、賢い頭脳とプライドの高さ故でした。ロイエンタールは激戦の後重体を負いながらも、ヨブを呼び出し殺害、そして最後は命尽きて亡くなりました。

ロイエンタールの最後に涙した方も多いでしょう。反逆者として仕立て上げるならば”自らの意思で”反乱軍となり戦うというロイエンタールの勇猛な姿勢は潔いという声が多く見られました。

こちらの方もロイエンタールの最後についての感想です。ロイエンタールは最後まで彼らしい生き様だったと悲しくも称賛されています。

ロイエンタールの最後は悲しいものでしたが、それ以前は名言溢れるセリフが多く、中でも「下衆！」というセリフが人気のようです。

以上、「銀河英雄伝説」に登場するロイエンタールの最後や名言、反乱まとめでした。数々の名言を残し、反乱した理由が悲しいものであったことで惜しまれるキャラクターでもあることが窺えました。サイト内には「銀河英雄伝説」に登場する他のキャラクターまとめもありますので、ぜひそちらもぜひ参考にしてみてください。