【すずめの戸締まり】草太の呪文全文!祝詞の意味や後ろ戸を閉める理由も解説

「すずめの戸締まり」の宗像草太の呪文は、後ろ戸を閉める際に唱えられたセリフです。祝詞のような言葉が聞こえる呪文ですが、その意味を紐解くと深いメッセージが込められていました。本文では、「すずめの戸締まり」から、閉じ師・宗像草太の呪文全文と祝詞の意味を紹介します。その他、草太が後ろ戸を閉める理由や、廃墟の後ろ戸の扉が開かれる理由、草太の呪文の謎などもまとめました。

【すずめの戸締まり】草太の呪文全文!祝詞の意味や後ろ戸を閉める理由も解説のイメージ

目次

  1. すずめの戸締まりの草太とは?
  2. すずめの戸締まりの草太の呪文全文や由来
  3. すずめの戸締まりの草太の呪文のセリフの意味を考察
  4. すずめの戸締まりの草太が後ろ戸を閉める理由や開く理由
  5. すずめの戸締まりの草太の呪文の謎を考察
  6. すずめの戸締まりの草太に関する感想や評価
  7. すずめの戸締まりの呪文まとめ

すずめの戸締まりの草太とは?

すずめの戸締まりの草太の呪文を考察・イメージ画像

アニメ映画「すずめの戸締まり」にて、宗像草太が扉を閉める際に唱える呪文。神主さんの祝詞のようにも聞こえ、時折、難しい言い回しも指摘されます。草太が唱える呪文には、どのような意味が込められているでしょうか。以下では、「すずめの戸締まり」から閉じ師・宗像草太の呪文の全文と意味を考察しました。その他、廃墟に存在する後ろ戸を閉じる理由や扉が開く理由などもまとめました。

すずめの戸締まりの作品情報

アニメ映画「すずめの戸締まり」は、新海誠監督・脚本によるアニメーション映画で、2022年11月11日に公開されました。新海監督の作品では初となるロードムービー映画であり、日本を縦断するヒロインの旅や成長を描いています。

すずめの戸締まりの概要

九州から東北にかけて旅を続けるヒロインの姿を描いた「すずめの戸締まり」。本作品は、東日本大震災をテーマとし、新海誠監督の震災への考えが盛り込まれています。また、すずめたちが足を運んだ地域は、過去に大地震が発生した場所という共通点があります。年月を追うごとに薄れていく震災の記憶。アニメ映画「すずめの戸締まり」は、人々へ震災について改めて考えるきかっけをもたらしています。

すずめの戸締まりのあらすじ

登校中、宗像草太とすれ違った岩戸鈴芽。青年が気になり後を追っていくと、山奥にある廃墟と古い扉を発見します。扉の向こうには夢で見た光景が広がり、猫の石を拾い上げてしまいます。その後、宮崎県は大地震に見舞われ、廃墟では草太が扉を閉めに取り掛かっていました。この扉は後ろ戸と呼ばれ、全国の廃墟に存在していました。すずめは、草太と共に全国の廃墟にある後ろ戸を閉める旅に出ます。

宗像宗太のプロフィール

災いをもたらす扉を閉める「閉じ師」で、教育学部に在籍する大学生です。後ろ戸と要石を確認のため宮崎に向かい、すずめに廃墟の場所を尋ねました。要石のダイジンの封印が解かれたことで、姿を椅子に変えられてしまいます。その後は、ダイジンを追ってすずめと行動を共にし、全国にある後ろ戸を閉じていきます。性格は礼儀正しく、義理固さが良い一方、自分より他人を優先しがちな面が玉にキズでしょう。

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すずめの戸締まりの草太の呪文全文や由来

すずめの戸締まりの草太の呪文全文や由来を考察・イメージ画像

「すずめの戸締まり」の名セリフでもある閉じ師・宗像草太の呪文。後ろを閉める際に必ず唱えられ、一度聞いたら忘れられない印象的なセリフでしょう。また、神道を彷彿させるセリフ回しから、神秘的な雰囲気も醸しています以下では、「すずめの戸締まり」から、閉じ師・草太が唱える呪文(祝詞)全文を紹介します。その他、呪文の由来についても考察を交えながらまとめました。

草太の呪文(祝詞)全文

後ろ戸の扉に鍵をかける際に草太が唱える呪文。その全文は、「かけまくしもかしこき日不見の神よ、遠つ御祖の産土よ、久しく拝領つかまつったこの山河かしこみかしこみ、謹んでお返し申します」となります。全文を見ると、まるで祝詞のように聞こえるセリフ回しでしょう。一方、すずめの場合は、最後の「お返し申します」は、「お返しします」となっています。
 

草太の呪文の全文の意味は、人間が借りていた土地を神様にお返しします、と解釈できるでしょう。ここでいう土地とは、人々が違う土地へ行ってしまい廃墟と化した場所を指すと考えられます。また、廃墟にある後ろ戸は扉が開かれており、災害が起きる危険がありました。そこで、後ろ戸の扉を閉め、その土地を神様に返す役目として、閉じ師が現れたでしょう。

草太の呪文(祝詞)の由来

神社で祝詞が唱えられる・イメージ画像

草太の呪文は、神社のお祓いで聞く祝詞に似ています。そして、草太の呪文は、土地との関連から地鎮祭などで聞かれる祝詞奏上が由来と考察されます。また、草太が唱える言葉は「呪文」または「祝詞」なのか、映画では明確にされていません。一方、小説版では「祝詞」と表記されています。

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すずめの戸締まりの草太の呪文のセリフの意味を考察

草太の呪文のセリフの意味を考察・イメージ画像

草太が唱えた呪文全文を文字おこしすると、難しい言葉も多く見られます。言葉だけ見るとどのような意味が書かれているのでしょうか。セリフによっては理解しにくい箇所もあるでしょう。しかし、それぞれのセリフごとに意味を見てみると、神様への感謝の言葉が浮かび上がります。以下では、「すずめの戸締まり」の閉じ師・宗像草太の呪文のセリフの意味を考察しました。

呪文の意味①かけまくしもかしこき

冒頭のセリフの意味を考察・イメージ画像

神主さんが祝詞を唱える際に最初に出てくる言葉であり、祓詞(はらえことば)とも呼ばれます。「かけまくしもかしこき」とは、神様に対して「声に出して言うのも恐れ多い」との意味があります。一方、漢字では「掛介麻久母畏伎」と表記されます。草太の呪文の冒頭は祝詞のようにも聞こえ、誰もが一度は聞いたことのあるセリフでしょう。また、神様に向かって唱えていることを強調していると推測できます。

呪文の意味②日不見(ひみず)の神よ

日不見(ひみず)の神とは、日を見ないからもぐらの神を意味します。もぐらの神は日本の神話にも登場し、「ヒミズの神」と呼ばれています。また、日本にはヒミズモグラという固有種も存在し、ミミズ等を餌にしています。ミミズにとってもぐらは天敵。「すずめの戸締まり」では、ミミズ(災い)を鎮める神様として、日不見の神を登場させています。

後ろ戸を閉じることは、常世から出てくるミミズを封じ込めることも意味します。しかし、人間の力では限界があります。そこで必要とされるのが、日不見の神の力です。このセリフからは、日不見の神の力を与えてほしい、という意味も読み取れるでしょう。

呪文の意味③遠つ御祖の

御祖の意味を考察・イメージ画像

「御祖」は「みやお」と読み、先祖の尊敬語にあたる言葉です。直訳すれば草太の先祖と解釈されるでしょう。しかし、「すずめの戸締まり」では、後ろ戸が開いた土地に代々住んでいた人々という意味で使用されています。今は廃墟となってしまった土地も、かつては人々でにぎわっていた時代もありました。そして、彼らに代わってその土地を神様に返すのが、草太たち閉じ師の役目だと考えられます。

呪文の意味④産土よ

氏神様にお参りする・イメージ画像

産土(うぶすな)は、生まれた土地を意味し、その土地の氏神様も指します。草太の呪文では、廃墟となった土地の守り神、または土地神様と解釈できます。すずめ・草太が訪れた時には廃墟になってしまった土地。かつてそこにいた人々も姿はありません。しかし、人のいなくなった土地にも神様は宿っています。産土には、人間が忘れ去った土地を守る神々への敬意も感じられるでしょう。

呪文の意味⑤久しく拝領つかまつったこの山河

神々が宿っていると考えられた自然・イメージ画像

「久しく」とは「長い間」、「拝領」は身分の高い者や目上の者からいだたくことを意味します。草太の呪文では、長い間、神様からお借りしていた山や川と解釈できます。日本では、古代より自然には神様が宿っていると考えられていました。現代でも、山や川、巨木などが御神体として信仰の対象とされています。

呪文の意味⑥かしこみかしこみ

「かしこみかしこみ」の意味を考察・イメージ画像

「恐れ多くも」などと訳され、神様に対する敬意を表した言葉です。神様に対してお願いごとをする際に唱えられ、神主さんの祝詞でよく聞かれます。ちなみに漢字では、「畏み畏み」または「恐み恐み」と表記されます。

呪文の意味⑦謹んでお返し申す

草太の呪文の最後のフレーズは、その言葉通りに解釈できるでしょう。草太の呪文には、自然に宿る神々への感謝が込められているしょう。同時に、かつて人間が借りていた土地を、日不見の神へ返す意思も読み取れます。また、土地を返す代わりに災いの元凶を鎮めてほしい、人間側の願いも唱えています。考察するごとに意味が深くなる草太の呪文。このセリフには、新海誠監督の考えも込められています。

地鎮祭のように、物事を始めるための儀式はあるものの、物事を終えるための儀式は存在しません。そこで、役目を終えた土地を鎮めて悼むという発想が生まれ、この物語が誕生しました。閉じ師の仕事とは、土地を神様に返すことも含まれていると考えられます。そして、それら儀式には神様に向けた祝詞が必要になります。草太の呪文は、閉じ師の家系で代々伝承されてきたセリフでしょう。

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すずめの戸締まりの草太が後ろ戸を閉める理由や開く理由

草太が後ろ戸を閉める理由や開く理由を考察・イメージ画像

閉じ師・宗像草太は、全国の廃墟にある後ろ戸の扉を閉める役目を担っています。後ろ戸を閉めないとミミズが出現し、災いが起きるからです。後ろ戸はあちこちに存在するものの、扉が開かれるのは廃墟と化した場所のものです。なぜ、廃墟の後ろ戸だけ扉が開いてしまうのでしょうか。以下では、「すずめの戸締まり」から、閉じ師・草太が後ろ戸を閉める理由や、後ろ戸の扉が開く理由について考察しました。

草太が後ろ戸を閉める理由はなぜ?

草太が全国の廃墟を巡る理由は、後ろ戸が閉まっているか確認するためです。もし、扉が開いていた場合は閉じて、災いの元凶であるミミズを封じ込める必要があります。ミミズが現世に出てしまうと、地上に倒れるタイミングで大地震を引き起こします。劇中では、すずめが後ろ戸を閉め忘れたことで、宮崎で大地震が発生しました。

このように、後ろ戸を閉めることは、地震などの災害を未然に防ぐという意味があります。そして、後ろ戸の扉を閉める役目を担っているのが、宗像草太たち閉じ師です。劇中では、宗像家がその役目を代々継承しており、草太も地震の使命と考えています。一方、宗像家以外の閉じ師の家系は言及されておらず、他家も存在するのかは分かりません。

廃墟で後ろ戸が開く理由はなぜ?

廃墟で後ろ戸が開く理由は、土地の神様を鎮めるものがないためと言及されています。それは、人の心の重さであり、その土地に対する人々の思いが重しとなっていました。現代でも、新しく建物を建てる際に地鎮祭を行います。この儀式は、その土地の神様に新しい建物を作る報告と、工事の安全を祈願するものです。また、土地の神様に対する人々の思いも込められています。

そして、工事が無事完了し、出来上がった場所には人が集まります。人々の賑わいが土地の神様を鎮める心の重りにもなります。しかし、年月を経るごとに人々はその土地を離れていき、土地の神様を鎮めるものも少なくなります。やがて、人の往来のなくなった土地は廃墟と化し、人だけでなく人の心も消えていきます。

これが後ろ戸が開かれる原因となります。扉をおさえつけるものがなくなり、常世からミミズが出現して災害が引き起こされるでしょう。人々の心が消えたことで開かれる後ろ戸。その扉は閉じ師の家系によって閉じられ、現代まで受け継がれています。

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すずめの戸締まりの草太の呪文の謎を考察

草太の呪文の謎を考察・イメージ画像

閉じ師・宗像草太によって閉じられる後ろ戸。厳かな雰囲気を感じさせる呪文に、多くの注目が集まりました。また、扉を閉じるシーンでは、草太・すずめ以外の人の声も聞こえてきます。その声の正体は、一体誰でしょうか。以下では、「すずめの戸締まり」から、草太が戸締まりをする際に聞こえる声の正体を考察しました。その他、呪文で唱えられたもぐらの神やミミズの存在も、考察を交えながらまとめました。

考察①「お返し申す」と言った時に聞こえる声

扉を閉める時に声が聞こえた・イメージ画像

草太が呪文を唱えるシーンは、呪文の全文に集中しがちでしょう。一方、呪文以外の方にも耳を傾けると、草太・すずめ以外の声も聞こえてきます。この声の主たちは、一体何者でしょうか。その正体は、かつてその土地に住んでいた人々の声と考えられます。また、廃墟によっては、レジャー施設を訪れた観光客の賑わいかもしれません。

今は廃墟になってしまった土地も、かつて人々で活気にあふれていました。それは、土地の神様を鎮めるエネルギーにもなっていました。しかし、様々な理由によりその土地を離れていき、人々の記憶からも忘れてられていきます。人の心の重りがなくなったことで、後ろ戸が開かれることとなり、時には人間に脅威をもたらします。

しかし、閉じ師によって扉を閉められることで、その土地は鎮まります。草太が呪文を唱える際に聞こえた声は、その土地の記憶。つまり、その土地の神様が放ったものと考えられるでしょう。

考察②もぐらの神が登場する理由

神様として崇められたもぐらのイメージ画像

「すずめの戸締まり」にて、もぐらの神はミミズ(災い)を鎮める神として崇められています。また、もぐらの神は日本神話にも登場し、竜のできそこないと言われています。後に自然と人々の生活を守る神様となり、信仰の対象となりました。つまり、もぐらの神は土地の神様とも呼ぶことができ、草太の呪文でも唱えられたでしょう。

考察③ミミズの存在の意味

「すずめの戸締まり」のミミズとは、災いをもたらす予兆です。それらは、廃墟にある後ろ戸から出現し、時には大地震を引き起こします。また、ミミズには、廃墟のある土地の神様の怒りを具現化した存在とも考えられます。土地には神様が宿っており、人間は神様から土地を借りて生活を営んでいます。そのため、その土地で新しいことを始める際には、神様に報告する儀式を行います。

しかし、物事が終わりを迎えても、人々は土地を返そうとせず、建物を放置してしまいます。誰も見抜きしないその土地はやがて廃墟となり、無惨な姿を晒します。それは、神様からの借り物である土地を粗末に扱う、罰当たりな行為とも呼べます。人間の身勝手な振る舞いに怒りを覚えた神様は、災いとして人間に罰を下そうとします。

土に生息するミミズを自分の分身とし、それらを後ろ戸から現世に出現させることで災いを起こします。一方、現世では災害という形で発生し、人々に罰が下ります。そして、神様の怒りを鎮める存在として閉じ師が活躍します。後ろ戸を閉めることは、神様の怒りを鎮めるためであり、閉じ師の役目は非常に重要でしょう。

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すずめの戸締まりの草太に関する感想や評価

すずめの戸締まりの草太に関する感想や評価・イメージ画像

閉じ師・草太が唱える呪文は、全文を見ると難しい印象があるでしょう。しかし、そこには土地の神様に対する感謝の意味が込められています。後ろ戸が開いてしまう理由と共に考察すると、呪文に隠されたメッセージも読み取れます。また、呪文の内容を知ってから聞いてみると、違った印象を感じるでしょう。以下では、「すずめの戸締まり」から、宗像草太や彼が唱える呪文(祝詞)に関する感想や評価を紹介します。

感想1:記憶に残る呪文

「すずめの戸締まり」といえば、閉じ師・宗像草太が唱える呪文であり、映画を見たことがない方でも一度は聞いたことがあるでしょう。祝詞のように聞こえる独特のセリフ回しや、神社で聞いたことのある言葉使いから、草太の呪文が頭をよぎるなどの感想も寄せられています。また、後ろ戸が閉じられるシーンは幻想的な世界観に描かれており、草太の呪文が厳かに聞こえるでしょう。

感想2:鍵を閉める際に呪文を言いそう

「すずめの戸締まり」といえば、予告編でも登場した扉を閉めるシーンが印象的でしょう。また、映画鑑賞者からは、宗像草太の呪文に関する感想も多く寄せられています。自宅などの鍵を閉める際、草太のように呪文を唱えてしまいそうとの声も見られます。後ろ戸の扉を閉める際に唱える呪文は、草太の名セリフにも数えられ、セリフの聞きやすさ、発音のしやすさが真似しやすいポイントでしょう。

感想3:呪文の意味が深い

草太が唱える呪文の全文を見ると、神主さんの祝詞で聞かれる言葉が複数確認できます。また、古めかしい言葉もあり、一見するとどういう意味なのか理解しにくいでしょう。しかし、呪文にはそれぞれ意味があり、言葉の意味を調べたうえで全文を読んでいると、呪文の内容を理解できます。また、呪文の意味を知ったことで、その内容の奥深さを感じたとの感想も見られます。

感想4:呪文は儀式的なものと考察

後ろ戸の扉を閉じる際に必ず唱えられる呪文。単なるおまじないではなく、その土地の神への感謝と災いを鎮めてほしいという人間の願いが込められています。「すずめの戸締まり」にて重要シーンである扉を閉める行為。映画鑑賞者からは、後ろ戸の扉を閉じるための儀式的なものではとの意見も寄せられています。また、祝詞のようなセリフ回しも、儀式というイメージにつながっているでしょう。

感想5:草太の呪文がかっこいい

祝詞のような雰囲気を感じさせる草太の呪文について、かっこいいとの感想も寄せられています。後ろ戸はただ閉めるだけでなく、その土地の神様への感謝の心も大事だと考えられます。草太の唱える呪文には、扉を閉めるために必要不可欠なまじないとも解釈できます。呪文は各要所ごとに登場しており、その中でも一番最初と最後に唱えた草太の呪文が好きとの感想も見られます。

感想6:草太の声も良い

「すずめの戸締まり」の見どころとなった草太の呪文。全文にわたって書かれた奥深い内容はもちろん、草太役の声優・松村北斗さんの声も良いとの感想も多く見られます。厳かな雰囲気をただよわせるセリフとの相性がよく、一度聞いたら忘れられないでしょう。また、宗像草太というキャラクターのイメージにもぴったりの声とも評され、「すずめの戸締まり」の人気を高めています。

感想7:終盤の呪文のシーンで泣いた

草太の呪文はかっこいいだけでなく、クライマックスでは見る者の涙を誘う感動シーンを生み出しました。要石のダイジンを追って宮城へやってきた草太とすずめ。ようやく元の姿に戻った草太は、すずめの実家の後ろにあった後ろ戸を閉めに取り掛かります。九州から各地の後ろ戸を閉じてきた草太でしたが、最後の戸締まりは特別なものであり、感動的なシーンとなったでしょう。

感想8:草太の行動もイケメン

宗像草太といえば、「ハウルの動く城」のハウルに似ているともいわれ、声や外見が良いとの声が多く寄せられています。また、草太の声も良いとの感想も見られ、特に呪文を唱えるシーンはファンを魅了しています。新海誠監督の作品にて高い人気を集める宗像草太のかっこよさは、外見だけでなくすずめに対する気遣いも欠かせません。紳士的な行動もイケメンと評され、理想の男性像といえるでしょう。

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すずめの戸締まりの呪文まとめ

すずめの戸締まりの呪文まとめ・イメージ画像

「すずめの戸締まり」の宗像草太が唱える呪文(祝詞)全文の意味と由来などを、考察を交えながら紹介しました。物語で重要な意味を持つ草太の呪文。これは、後ろ戸を閉める際に唱えられる単なる呪文ではありません。廃墟と化した土地を神様に返す、という意味が込められています。また、自然に神々が宿ると考えられてきた日本人の信仰も含まれ、メッセージ性に富んだ内容でしょう。

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