【BLEACH】ユーハバッハと霊王は親子？二人の関係や強さ・能力を考察

2000年代から2010年代の漫画界とアニメ界を席巻した「BLEACH（ブリーチ）」のラスボスが、ユーハバッハです。ユーハバッハはBLEACHのラスボスですが、霊王との親子説が出ました。この記事では、ユーハバッハと霊王の関係を考察します。二人の強さと能力、ユーハバッハが霊王を吸収したシーン、ユーハバッハと霊王の最後などを取り上げていくため、BLEACHを楽しむ際の参考にしてください。

BLEACH（ブリーチ）は、テレビアニメ版最終章「千年血戦篇-決別譚-」が、2023年7月に放映開始予定です。アニメ版が完結することで、多くのファンが喜びました。同作品は、連載終了後も各種メディミックスの影響で、新規ファンを増やし続けています。この章では、BLEACHの作品情報として、概要あらすじを取り上げていきます。

BLEACH（ブリーチ）の原作者は、同作品が連載2作目にして代表作となった久保帯人です。BLEACHは、週刊少年ジャンプ誌上にて、2001年から2016年まで連載されました。コミックスは全74巻で、日本以外でもアメリカやフランスなど世界各国でも読まれており、全世界での累計発行部数は1億3000万部を突破しました。BLEACHは、テレビアニメ版、実写映画版、スピンオフ小説版など多彩なメディアミックスが展開されています。

BLEACH（ブリーチ）の主人公である黒崎一護は、霊感の強い高校生です。ある日、彼は朽木ルキアという女性の死神に出会いました。彼女の目的は、人の魂を喰らう悪霊の虚退治です。最初は朽木ルキアのことを信じなかった黒崎一護ですが、家族が襲われたことで信じざるを得ず、激高して虚に立ち向かいました。ところが、朽木ルキアが虚に重傷を負わされてしまったことで、彼らは窮地に立たされてしまいます。

BLEACH（ブリーチ）に登場するユーハバッハとは、見えざる帝国（ヴァンデンライヒ）の指導者です。また、全ての滅却師の始祖であることも判明しました。ユーハバッハの容姿は、腰の辺りまで伸びた長い髪と、口ひげ、眉のない掘りの深い顔をしています。また、服装は白い襟付きのシャツに黒いズボン、黒いマントのようなものを纏っていました。ユーハバッハの性格は、冷酷と傲慢さを持ち合わせた支配者然としています。

霊王とは、尸魂界の王であり性別不詳の存在ですが、男性のような姿をしています。霊王は、オールバックの髪型に加えて、眼球に4つの複眼を有しているのが描かれました。また、手足がないことが特徴です。普段の霊王は、霊王宮大内裏に座しているとされていますが、実際は鎖で吊られた水晶体の中に存在しました。霊王は、意思を宿していることが示唆されているものの、喋っているシーンは一切描かれていません。

久保帯人原作のメガヒットダークファンタジー漫画BLEACH（ブリーチ）は、千年血戦篇で完結しています。千年血戦篇においては、ラスボスのユーハバッハと尸魂界の王である霊王が親子ではないかとほのめかされていました。果たして、二人の関係は明らかにされたのでしょうか？この章では、BLEACHのユーハバッハと霊王の親子説について、3項目に分けて紹介していきます。

実は、BLEACH（ブリーチ）霊王の誕生から彼が霊王になるまでの経緯の詳細は、原作漫画では描かれていません。スピンオフ小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」で、驚くべき内容が明らかにされたのです。彼は、まだ世界が現在のように現世と尸魂界、そして虚圏（ウェコムンド）の三界ではなかった時代に誕生したとされています。彼が生まれた時期は、虚が人間を喰らい始めた頃だったことも示唆されました。

一方、ユーハバッハがいつ誕生したのかについては、明らかにされていません。ストーリー内で、1000年前に山本元柳斎重國をはじめとする結成当初の護廷十三隊と戦っていることがわかっていることから、それ以前より存在していたとみられます。しかしながら、原作漫画とスピンオフ小説などでは、ユーハバッハと霊王の関係は不明なままであり、BLEACHファンの様々な考察によって、親子説が浮上した経緯がありました。

ユーハバッハと霊王の親子説を最も裏付けているとされたことが、ユーハバッハが霊王に向かって言った「未来を見通した我が父よ」というセリフです。また、ユーハバッハは吸収した霊王の右腕に「子の私を吸収しようとするのか」という意味の言葉も投げかけており、熱心なファンの間では、「二人が親子ではないか」と議論されました。他にも、BLEACHのストーリー内では、ユーハバッハの謎のセリフがいくつか描かれています。

ユーハバッハが、滅却師（クインシー）のことを「子」と位置付けている点も、霊王との親子説の証拠だとする意見もありました。ところが、二人の本当の関係について、謎が明かされることなく原作漫画は終了しており、スピンオフ小説でも同様で、親子説については謎のまま残っています。よって、ファンの多くは、テレビアニメ版千年血戦篇-決別譚-において、ユーハバッハと霊王の親子説が解明されるのを期待しているとのことです。

ユーハバッハは、自分が能力を分け与えた滅却師（クインシー）たちについて、「子」と呼んでいます。このことから熱心なファンの間で、「滅却師の能力を霊王から引き継ぎ、その能力を後世に伝える意味も込めて、子に分配している」という意見が出てきました。しかしながら、「ユーハバッハが、霊王から滅却師の能力だけ受け継いだということはないと思う」という考察も見受けられ、常に議論の的となっていたのです。

「ユーハバッハが霊王と親子ではない」と考察するファンは、その理由を「仮に二人が親子であれば、ユーハバッハは、滅却師以外の能力も受け継いでいるはず」としています。また、「二人が親子だとして、ユーハバッハが滅却師の能力のみを引き継いだとすると、死神と完現術者の能力を継いだ子が他にいるだろう」という考察もありました。

いずれにしても、ユーハバッハが、三界のない世界における救世主だった霊王の滅却師としての能力を有していることは事実です。「霊王が禊の存在になる前に、ユーハバッハが滅却師の能力を何らかの形で奪ったのではないか」との考察をするファンもいるほどでした。2023年7月より放映開始予定の千年血戦篇-決別譚-にて、その辺りの謎が補完されるのか、注目が集まっています。

週刊少年ジャンプ誌上にて、約15年間連載された大長編バトル漫画BLEACH（ブリーチ）に登場するユーハバッハと霊王には、親子説が流れたことがあります。真偽のほどは、2023年3月現在不明ですが、二人の間には共通する能力があるとされ、関係が取り沙汰されました。この章では、BLEACHのユーハバッハと霊王の能力について、ネタバレを交えて紹介していきながら、両者の関係を浮き彫りにしていきます。

BLEACH（ブリーチ）のラスボスであるユーハバッハは、「A」の聖文字を有しています。いうまでもなくアルファベットの最初の文字であり、彼は他のアルファベットを子と呼んでいた黒十字騎士団（シュテルンリッター）のメンバーに与えました。ユーハバッハの能力は、「全知全能（ジ・オールマイティ）」です。彼の能力は目を見開くことで発動し、その際に肉体的変化が表れていました。

ユーハバッハが目を見開くと、彼の眼球に複数の瞳が出現します。そして、未来の全てを見通せるようになりました。全知全能の恐ろしいところは、ただ未来を見知るばかりではなく、知り得た相手の能力をことごとく無効化できる点です。ユーハバッハは、全知全能を使い、兵主部一兵衛を倒しました。このように、無敵の能力を有するユーハバッハですが、全知全能には一つだけ欠点があったのです。

全知全能の欠点とは、「霊王、または霊王と同質の存在の未来を見ることができない」というものでした。そのため、霊王の右腕については、自分の感知していないところにあったことを知りません。さらに、霊王の右腕の所持者だった浮竹十四郎が、世界の崩壊を救うために霊王の右腕を解き放つことも見通せませんでした。しかし、後にユーハバッハは、霊王の右腕を吸収して、能力を高めることに成功することとなります。

BLEACH（ブリーチ）に登場する霊王は、尸魂界の王であり、三界を維持する「世界の禊」のような存在です。霊王については、バトルシーンが全く描かれていないため、能力や強さが不明な点がありました。死神の頂点であることから、かなり強いだろうとされています。また、滅却師と完現術者の能力も有していると推測されており、全能力を用いて三界になるまでの世界を守り続けていたと、伝えられていました。

また、霊王は手足がなくなって以降も、その離れた部位に能力が備わっていることが窺えました。このような分析を行ったキャラクターは、涅マユリであり、彼は「霊王の左腕に前進、右腕に制止の能力がある」という主旨を発言しています。さらには、井上織姫の能力盾舜六花の「三天結盾」をも無効化することができました。「原作漫画では見られなかった霊王のバトルシーンを見たい」というファンが、大勢いるとのことです。

BLEACH（ブリーチ）に登場するユーハバッハと霊王との間には、何らかの関係があったことは判明しています。しかし、二人の関係の真相は、謎のまま原作漫画が完結しました。二人の関係を考察する手がかりとして知られているのが、ユーハバッハが霊王を吸収したエピソードです。この章では、ユーハバッハが霊王を吸収したシーンについて3項目に分け、時間軸を追いながら、ネタバレを交えて紹介していきます。

ユーハバッハが霊王を吸収したエピソードにおいて、霊王に致命傷ともいえる一刀両断を見せたのは、意外にも黒崎一護です。黒崎一護は、自分の中に滅却師の血が流れていることを、ユーハバッハに指摘されていました。その原因ともいえる霊王に恨みを抱いての行動だったのかは不明ですが、彼は霊王を切り裂いています。そして、このことが、ユーハバッハの霊王吸収の要因となってしまいました。

霊王が死亡したことで、言い伝え通り世界の崩壊が始まろうとしていました。ユーハバッハは、このことを好機と受け取り、霊王を吸収することに成功します。霊王が吸収されている間にも、他のキャラクターが亡くなりました。ユーハバッハが霊王を吸収すると、無数の目のようなものが確認できるおぞましい姿へと変貌しています。そして、ユーハバッハは自身の能力である全知全能をパワーアップする間になってしまいました。

霊王を吸収したユーハバッハの能力は、最大限にまで高まりました。それは、「未来を見通す能力」から「未来を改変する能力」への変貌だったのです。つまり、ユーハバッハは、いくつもの未来を見通したうえで、自分にとって最良のものとなるように、未来を変えることができるようになりました。この能力は、究極であり、誰にも破ることができないとされていましたが、黒崎一護たちの必死の抵抗で、最後には敗れたのです。

全世界で人気と支持を集めているメガヒット漫画BLEACH（ブリーチ）に登場するユーハバッハと霊王との間には、不明でありながらも関係性がありました。そして、ユーハバッハによる霊王吸収エピソードの家庭で、霊王と黒崎一護との間にも、関係性があることが判明するのです。この章では、BLEACHの主人公である黒崎一護と霊王との関係について紹介しながら、霊王の最期も併せてネタバレ紹介していきます。

黒崎一護の父親である黒崎一心は、元死神です。黒崎家は、志波家の分家であり、一心は護廷十三隊十番隊隊長を務めていました。また、黒崎一護の母親の真咲の正体は、純血統の滅却師であり、虚も混ざっていたことをユーハバッハに気取られて、一護を庇って死亡しています。黒崎一護とユーハバッハは、因縁浅からぬ関係であることが判明したのですが、元を辿れば霊王に行き着くので、黒崎一護と霊王の関係は深いといえるのです。

先述したように、霊王は黒崎一護によって胴体と下半身に一刀両断された後に、ユーハバッハに吸収されるという最期を遂げています。このことで、世界は崩壊へと進んでいきますが、霊王が司ってきた役割もユーハバッハに移譲されたことになりました。黒崎一護たちは、この点に着目し、協力し合ってユーハバッハを倒したその後、零番隊によって亡骸が霊王の代わりされたことが、「Can’t Fear Your Own World」にて語られました。

テレビアニメ版においても完結が予定されているメガヒットバトル漫画BLEACH（ブリーチ）に登場する霊王は、同作品の中でも、特に謎の多い存在として有名です。そして、それらの謎のいくつかは、解き明かさせることなく原作漫画が完結しました。現在でも、霊王の謎について、考察しているファンが多いとのことです。この章では、BLEACHの霊王の謎を、4項目に分けて取り上げていきます。

霊王は、三界（現世、尸魂界、虚圏）を維持する存在として、水晶体の中に閉じ込められていました。なぜ、そのような状態にされたのかについて、コアなファンの関心事になっています。「霊王の能力を封じ込めるため」という考察が最も多いとされていました。小説版「Can’t Fear Your Own World」では、「五大貴族の始祖が意図的に封じ込めた」という描写がなされており、多くのファンを驚かせています。

また、スピンオフ小説では、霊王の身体が三つの部位に分けられて、五臓六腑までえぐり取られたことも描かれました。このことも、五大貴族の始祖が行ったことです。霊王の能力を発揮されないようにすることも理由の一つでしたが、最も大きな理由は三つに分けた部位を、それぞれ現世と尸魂界、そして虚圏に置くことで、世界の平穏を保とうとしたからでした。霊王が、「世界の禊」と呼ばれる理由も、ここにあったのです。

BLEACHに登場する霊王は、尸魂界においては遥か上空に浮かんでいる王宮大内裏内に座しているとされていました。実際には、水晶体の中に閉じ込められていましたが、彼は王族特務の零番隊の5人のメンバーによって守られてもいたのです。霊王が、そのような特別な部屋にいた理由については、一切明らかにされていません。BLEACHには、回収されなかった謎や伏線も多く、このこともその一つと位置付けられています。

藍染惣右介は、護廷十三隊に所属し五番隊隊長を務めていましたが、「私が天に立つ」と宣言して離反し、虚圏で自らの野望達成のために暗躍していきます。彼の野望には、10万人の人間の魂と、空座町の崩壊が必須でした。霊王は、藍染惣右介の計画を察知して、制止するべく動こうとします。しかし、藍染惣右介の知るところとなり、彼は先んじて霊王を殺害しようとしますが、結果的に霊王の力を封じるのでした。

この章では、BLEACH（ブリーチ）に登場するユーハバッハと霊王に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。二人は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、BLEACHの大ファンだと思われる方のツイートです。原作漫画で回収されなかったユーハバッハと霊王との関係について、テレビアニメ版「千年血戦篇」でどうなるのか注目しているとつぶやいています。

こちらは、BLEACHの考察を行っていると思われる方のツイートです。ユーハバッハと霊王が親子だとすると、ユーハバッハの反逆が、かつて自分を救ってくれなかった父親への復讐なのではないかと推察していました。

こちらは、BLEACHの原作漫画をリアルタイムで読んでいた方のツイートです。原作漫画の完結を受けて、ユーハバッハと霊王関係のエピソードはなくても綺麗に終われたのではないかという感想をつぶやいていました。

この記事では、BLEACH（ブリーチ）に登場するユーハバッハと霊王の関係について、親子説を中心に考察してきました。テレビアニメ版「千年血戦篇-決別譚」で完結が予定されているBLEACHを見て、ユーハバッハと霊王の関係に触れてください。