【BLEACH】ユーハバッハの千年前とは？過去の戦い・敗北や若い頃の姿を考察

本記事では、BLEACHで描かれたユーハバッハの過去と若い頃を紹介していきます。ユーハバッハは見えざる帝国の皇帝として登場しましたが、物語途中に意外な正体が明らかになりました。ユーハバッハが護廷十三隊に負けた理由や、黒崎一護との関係をネタバレしながら解説していきます。

ユーハバッハが護廷十三隊に負けた理由を知る前に、まずは「BLEACH」の基本情報を紹介していきます。BLEACHは2001年から2016年まで連載されていた漫画で、コミック74巻で完結しています。作者の久保帯人は、広島県出身の漫画家で、高校生時代に初めて漫画を投稿しています。水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」から影響を受けており、プライベートでは音楽好きで知られています。

BLEACHの主人公は黒崎一護です。黒崎一護は普通の高校生でしたが、朽木ルキアと出会った時に死神の力を分け与えられました。千年血戦篇では、見えざる帝国が尸魂界を襲撃しており、黒崎一護はユーハバッハと対峙しましたが、斬魄刀を折られて敗北しました。また、斬魄刀を打ち直すことになり、自身の母親がユーハバッハと関係していることが分かりました。

ユーハバッハは滅却師の始祖で、「見えざる帝国」の皇帝です。物語が始まる千年前には、結成当初の護廷十三隊に敗北しており、本編で尸魂界を襲撃しています。腰まで伸びた長い黒髪と口ひげが特徴的で、白い軍服の上にマントを羽織っています。護廷十三隊にとっては敵ですが、常日頃から「平和」という言葉を口にしているため、護廷十三隊を悪と考えていることが分かります。

ユーハバッハの名前の由来は、「ユー・ハー・ヴェー・ハー」であることが分かっています。ユー・ハー・ヴェー・ハーは人々が信仰する神の名前で、ユーハバッハに救われた人々が神の名を呼んでいました。そのため、千年前のユーハバッハは違う名前を持っていたようです。

BLEACHのハッシュヴァルトは、星十字騎士団の団長です。金髪と白い肌が特徴的で、左腰にロングソードを携えています。ユーハバッハから「支配者の仮面」を与えられており、ユーハバッハが眠っている間は同じ能力を使用できます。また、「不運を幸運な者に分け与える」という固有の能力も持つため、自身に対する攻撃を他の者に移すことができます。

石田雨竜は黒崎一護のクラスメイトで、滅却師の生き残りの1人です。最後の滅却師だった祖父に強い憧れを抱いており、祖父と違う考えを持つ父親とは仲違いしています。千年血戦篇までは黒崎一護たちと共闘していましたが、ユーハバッハの後継者に任命されたため、「Aの聖文字」を与えられています。また、真の目的はユーハバッハを倒すことだったため、終盤にハッシュヴァルトと死闘を繰り広げました。

ここからは、ユーハバッハが千年前の戦いに負けた理由をまとめていきます。ユーハバッハは千年前に初代護廷十三隊と戦っていますが、敗北したことで身を潜めていたようです。ユーハバッハと山本元柳斎重國の関係や、若い頃の容姿をネタバレしながら紹介していきます。

千年前にユーハバッハは尸魂界に侵攻しており、この戦いで初代護廷十三隊に負けたようです。また、多くの団員が死亡していますが、ユーハバッハは尸魂界の影に異空間を作って逃げ込みました。異空間で見えざる帝国を作ったユーハバッハは再び尸魂界に侵攻しており、圧倒的な強さで壊滅的な被害を与えています。

護廷十三隊との戦いで深手を負ったユーハバッハは、力を取り戻すために「聖別」で混血の滅却師の力を奪っています。黒崎一護の母親は、聖別を受けた時に虚と対峙していたため、力を失って虚に殺されました。また、石田雨竜の母親も聖別で命を落としているため、ユーハバッハは2人の親の仇であることが判明しています。

千年前の戦いでユーハバッハは山本元柳斎重國に負けたようです。山本元柳斎重國は初代護廷十三隊が結成された時から総隊長を務めており、圧倒的な強さでユーハバッハを追い詰めていました。ですが、トドメを刺す前に逃げられてしまったため、本編で尸魂界に甚大な被害が出てしまいます。

ユーハバッハは山本元柳斎重國に負けたと言われていますが、千年前の戦いの内容は描かれていません。また、ユーハバッハは山本元柳斎重國を特記戦力から外しているため、本編では力が遥かに上回っていたことが分かります。山本元柳斎重國は涅マユリから「ユーハバッハを逃がした責任」を問われ、千年血戦篇の序盤でユーハバッハに殺害されました。

ユーハバッハの若い頃の姿は、黒崎一護の斬月と同じであることが分かっています。黒崎一護の母親は滅却師のため、黒崎一護には滅却師と死神の力が流れています。また、ユーハバッハは滅却師の始祖のため、黒崎一護が「斬月のオッサン」と呼んでいた存在がユーハバッハと同じ容姿をしているようです。そのため、黒崎一護はユーハバッハの子孫の1人で、「天鎖残月」は少年時代のユーハバッハと同じ容姿をしています。

黒崎一護の本来の力は、死神と虚をベースにしているため、千年血戦篇までは滅却師の能力が目覚めていませんでした。ですが、先祖であるユーハバッハと対峙したことで力が目覚め、「静血装」という滅却師特有の技が発動しています。また、ユーハバッハは母親を死に追いやった張本人のため、黒崎一護はユーハバッハに対して特別な感情は抱いていません。

護廷十三隊に負けた理由や過去、若い頃を知った後は、BLEACHで描かれたユーハバッハの三重苦を紹介していきます。ユーハバッハは圧倒的な強さを持つキャラクターですが、生まれた時には三重苦を抱えていたようです。また、ユーハバッハが持つ超常的な能力をネタバレしながら解説していきます。

ユーハバッハは「見えない」「聞こえない」「喋れない」という三重苦を持って生まれました。そのため、「自身は生き延びれない」と考えていましたが、周囲の人間は三重苦を抱えるユーハバッハを大切にしていました。また、ユーハバッハには「関わった人間の病が治癒する」という特別な能力があったようです。

ユーハバッハは三重苦を持って生まれましたが、同時に「人間に魂を分け与える能力」も持っていました。そのため、ユーハバッハは様々な人間に魂を分け与え、分け与えられた人間が経験した出来事がユーハバッハに還元されています。星十字騎士団の幹部は、ユーハバッハから与えられた力を使用しており、力に応じた「聖文字」を名乗っています。

ユーハバッハは分け与えた魂が還元したことで三重苦を解消しています。一度目の襲撃では、尸魂界の全土に魂を分け与えており、大勢の死者が出たことで魂がユーハバッハに戻りました。そのため、ユーハバッハの能力は、敵味方関係なしに発動させることが可能で、死者が出るほど強くなるという特性があります。

護廷十三隊に負けた理由や過去、若い頃を知った後は、BLEACHで描かれたユーハバッハの能力を紹介していきます。ユーハバッハは見えざる帝国のボスのため、隊長格を子供扱いするほどの強さを誇っているようです。ユーハバッハが使用した技の詳細をネタバレしながら解説していきます。

ユーハバッハの聖文字は「A」で、「全知全能」という能力を持っています。全知全能は「これから起こる全てを見通し知る」という能力で、自身が知った未来を自由に改変できます。また、登場当初は力が全開では無かったため、星十字騎士団の力を奪って覚醒しました。黒崎一護はユーハバッハの能力に圧倒されていましたが、石田雨竜が「制止の銀」で能力を無効化しています。

ユーハバッハの「聖別/アウスヴェーレン」は、自身が不要と判断した星十字騎士団から能力を回収する能力です。能力は強制的に回収され、最悪の場合には白骨化して死に至ります。星十字騎士団にはランクがあるため、ユーハバッハは不要な団員から能力を回収して親衛隊を復活させました。

ユーハバッハの「大聖弓/ザンクト・ボーゲ」は、巨大な光の弓から矢を発射させる能力です。他の滅却師とは比較にならないほどの威力を誇っており、弓を剣に変化させることも可能です。山本元柳斎重國と対峙した時には、空から剣が降ってきました。

ユーハバッハの「簒奪聖壇/ザンクト・アルタール」は、相手の力を奪い取る能力です。千年血戦篇の序盤では、ロイド・ロイドがユーハバッハに化けていたため、本物が現れた時に力を奪われました。

ユーハバッハの「外殻静血装/ブルート・ヴェーネ・アンハーベン」は、静血装を対外まで拡張してドームを作る能力です。静血装は滅却師の皮膚を守る能力で、ユーハバッハは一定範囲の攻撃を防ぐことができます。また、「触れた者の力を奪う」という効果もあります。

護廷十三隊に負けた理由や過去、若い頃を知った後は、BLEACHで描かれたユーハバッハの最期を紹介していきます。ユーハバッハは黒崎一護や山本元柳斎重國を圧倒する強さを見せていましたが、最終章で意外な最期を迎えているようです。ユーハバッハの戦いをネタバレしながらまとめていきます。

ユーハバッハは尸魂界を襲撃しており、襲撃を知った黒崎一護が救援に向かいました。ですが、ユーハバッハに圧倒され、斬魄刀を折られて敗北してしまいます。この時に黒崎一護は滅却師の血を受け継いでいることが判明しました。

山本元柳斎重國はユーハバッハを圧倒していますが、この時のユーハバッハはロイド・ロイドが化けた偽物であることが判明しました。そのため、本物が現れた時に卍解を奪われ、体を斬られて死亡しています。

ユーハバッハは兵主部一兵衛と戦っています。兵主部一兵衛はユーハバッハに「黒蟻」の名前を与えて弱体化させましたが、未来を改変されたことで敗北しています。また、黒崎一護が名前を呼んだことで兵主部一兵衛は復活しましたが、ユーハバッハと戦う力は残されていませんでした。

ユーハバッハは霊王を殺害して力を取り込みました。ユーハバッハから溢れ出た力は尸魂界に降り注ぎ、霊王宮は「真世界城」に作り変えられてしまいます。その後、黒崎一護がユーハバッハに再戦を挑んでいますが、再び斬魄刀を折られました。

黒崎一護は斬魄刀を折られてしまいますが、月島秀九郎が「過去を改変する能力」で斬魄刀を復活させました。その後、黒崎一護と石田雨竜、藍染惣右介が共闘し、ユーハバッハの能力を無効化して倒しています。

BLEACHの最終回では、10年後の世界が描かれています。ユーハバッハは完全には消滅していなかったため、10年ぶりに復活しようとしていました。ですが、黒崎一勇が霊圧を感知し、あっさりとユーハバッハを消滅させています。

護廷十三隊に負けた理由や過去、若い頃を知った後は、BLEACHに登場したユーハバッハに関する感想をまとめていきます。千年血戦篇は人気エピソードのため、読者と視聴者から様々な感想が挙がっているようです。ユーハバッハの若い頃や活躍に関する感想をまとめていきます。

ユーハバッハは圧倒的な強さを持つキャラクターのため、読者と視聴者から「ユーハバッハはかっこいい」という感想が挙がっています。また、尸魂界を壊滅寸前まで追い詰めた悪人のイメージが強くなっていますが、三重苦を持って生まれているため、「ユーハバッハの三重苦が可哀想」という感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、若い頃のユーハバッハは斬月と瓜二つの容姿をしていたことが分かっています。そのため、「若い頃のユーハバッハがかっこいい」「ユーハバッハと斬月の繋がりが凄い」という感想が挙がっています。

BLEACHの読者と視聴者からは、「初代護廷十三隊がかっこいい」という感想が挙がっています。また、千年前の詳しい描写は無かったため、「ユーハバッハと初代護廷十三隊の戦いを見たい」という感想も挙がっているようです。

本記事では、ユーハバッハの千年前の姿と三重苦を解説していきました。2023年3月時点のアニメでは、ユーハバッハとの戦いに決着が着いていないため、「アニメの続きを見たい」という意見が多く挙がっているようです。ユーハバッハが登場した千年血戦篇を見たことがない方も、本記事を参考にしながら見てみてください。