【BLEACH】ユーハバッハと斬月のおっさんの関係は?正体や二人が似てる理由は?

ユーハバッハと斬月はBLEACH(ブリーチ)の中でも姿かたちが似てることから関係性が気になると言われるキャラクターです。斬月のおっさんと呼ばれて初期から登場しているキャラクターである斬月と、BLEACH(ブリーチ)全体のラスボスであるユーハバッハの関係はどういったものなのでしょうか?この記事ではBLEACH(ブリーチ)のユーハバッハと斬月について、関係性や正体、2人が似てる理由などをネタバレありでまとめて紹介していきます。

【BLEACH】ユーハバッハと斬月のおっさんの関係は?正体や二人が似てる理由は?のイメージ

目次

  1. ユーハバッハが登場するBLEACHについて
  2. ユーハバッハと斬月のおっさんについて
  3. ユーハバッハと斬月の関係や似てる理由と正体は?
  4. ユーハバッハの最後はどうなる?
  5. ユーハバッハと斬月の声優
  6. ユーハバッハと斬月に関する感想や評価
  7. ユーハバッハと斬月のおっさんの関係まとめ

ユーハバッハが登場するBLEACHについて

似てると言われるユーハバッハと斬月が登場するのがBLEACH(ブリーチ)です。この記事ではユーハバッハと斬月が似てる理由や関係性についてネタバレありでまとめて紹介していきます。

BLEACH(ブリーチ)の作品情報

BLEACH(ブリーチ)の概要

ユーハバッハと斬月が登場するBLEACH(ブリーチ)は、2001年から2016年まで、久保帯人先生が週刊少年ジャンプで連載したバトル漫画です。連載初期は、エブリディ・マジック要素も持っている作品でしたが、途中からは本格的なバトル漫画として選ばれるようになっていきます。週刊少年ジャンプでは同年代に連載された『ワンピース』『NARUTO』と合わせてジャンプ3大看板と呼ばれるほどに人気を集めた作品です。

BLEACH(ブリーチ)国内での人気はもちろんながら、死神や和風な雰囲気のデザインから海外人気も高い作品です。メディアミックス展開も積極的に行われた作品で、2004年から2012年に渡ってアニメが放送されました。さらには連載20周年を記念して、アニメ化されていなかった千年血戦篇がアニメ化され、原作のエピソードが全てアニメ化されることになった作品です。

BLEACH(ブリーチ)のあらすじ

霊感が強い高校生の黒崎一護は、死神の朽木ルキアと出会ったことで、死神と虚、そして死神の世界である尸魂界について知ることになります。朽木ルキアから力を渡されて死神代行となった黒崎一護は、朽木ルキアと共に虚退治をすることにされました。しかし死神の力の譲渡は尸魂界では重罪であり朽木ルキアは捕縛されることになります。黒崎一護は仲間と共に、朽木ルキアを助けるべく尸魂界に向かうことになるのでした。

TVアニメ「BLEACH 千年血戦篇」公式サイト

ユーハバッハと斬月のおっさんについて

ユーハバッハのプロフィール

ユーハバッハは、BLEACH(ブリーチ)最終章である、『千年血戦篇』で登場したラスボスキャラクターです。現存する滅却師の祖であり、ほぼ絶滅したと言われた滅却師を従えて『見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)』を作って力を蓄えてきました。滅却師としての力は圧倒的な強さを誇り、未来改変まで行える『全知全能(ジ・オールマイティ)』『聖別』などをその力はかなり強大なものになっています。

その強大な力を用いて、尸魂界(ソウルソサエティ)に侵攻したユーハバッハは、山本元柳斎重國を殺害します。さらには霊王宮に侵攻すると、零番隊と交戦の後、霊王を殺害して吸収するなど、ラスボスに相応しい大暴れをしています。腰まで伸びた長髪と立派な口ひげが特徴的な見た目をしているのも特徴になっているキャラクターです。

斬月のおっさんのプロフィール

斬月のおっさんは、漆黒のコートと長髪、髭面が特徴的な男性キャラクターです。一護の精神世界に存在しているキャラクターで、黒崎一護の斬魄刀の解放や、修行をつけるなどした師匠的な側面も持っているキャラクターです。ちなみに始解時点まででは、斬月のおっさんと呼ばれるようにおっさんキャラクターでしたが、黒崎一護が卍解した状態で精神世界を訪れた際には、フードをかぶった少年の姿も見せています。

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ユーハバッハと斬月の関係や似てる理由と正体は?

1000年前のユーハバッハが斬月のおっさん

ユーハバッハと斬月の関係性は、ユーハバッハが滅却師の始祖であることと、黒崎一護の血筋が関係しています。現存している滅却師は全員がユーハバッハの血を引き継いでいます。そして、黒崎一護の母、黒崎真咲は純血派の滅却師だったのです。これによって、黒崎一護は、滅却師の力を受け継いでいました。さらに黒崎真咲は、改造虚ホワイトに襲われた際に体内に入り込まれていました。

さらに黒崎一護の父、黒崎一心は元死神であるため、黒崎一護は、滅却師、虚、死神の力を持って生まれてきていました。ここで黒崎一護の身を案じたのが、滅却師の力です。黒崎一護の死神の力が目覚めてしまうと、危険に巻き込まれると考え、黒崎一護の死神の力が目覚めないようにしようと黒崎一護の精神世界に現れたのです。そして斬魄刀の象徴であると偽り、黒崎一護の死神の力を抑えつつ、鍛えていました。

つまり斬月のおっさんは滅却師の力の象徴であり、滅却師の力は元を正せばユーハバッハの力であるのです。そのため、斬月のおっさんの見た目はユーハバッハの若かりし頃、1000年前の姿に似てる見た目になったのでした。これがユーハバッハが斬月のおっさんと似てる理由にもなっています。

ちなみに余談ですが、斬月のおっさんは始解までの姿であり、卍解である天鎖斬月になると、斬月のおっさんの若かりし頃のような姿になっています。しかしその姿もやはりユーハバッハの過去の姿という点では斬月のおっさんと共通してなっており、似てる要因になっています。

ユーハバッハの正体は黒崎一護の斬月?

BLEACH(ブリーチ)作中にユーハバッハが始めて登場して以降、その正体や斬月のおっさんとの関係性が様々な考察が行われることになりました。その中で考察されたのが、ユーハバッハの正体が斬月なのではないかという説です。或いはユーハバッハが斬月のおっさんを操ってしまえるのではないかとも考察されていました。しかし、実際には、斬月のおっさんはユーハバッハそのものではありません。

むしろ斬月のおっさんは、ユーハバッハから黒崎一護を守ろうとする動きすら見せています。斬月のおっさんは確かにユーハバッハの力の一部ではありますが、既に切り離された存在なので、基本的にはユーハバッハから影響を受けることはありません。

斬月のおっさんは黒崎一護を強くしたくなかった

斬月のおっさんとユーハバッハの大きな違いとしては、斬月のおっさんが黒崎一護を強くしすぎないために行動している点にあります。黒崎一護の本来の力はどちらかといえば死神の力と虚の力の方が強いです。これは父一心が隊長格の強さを誇っていたことと、真咲の滅却師の力が虚が入り込んだことで弱くなっていたのが理由であると考えられています。

そのため、黒崎一護の死神の力が目覚めてしまうと、相応に強くなる可能性がありました。そこで斬月のおっさんは、死神の力である斬月のフリをして、黒崎一護の前に姿を現したのです。斬月のおっさんとの精神世界での修行が、どちらかといえば間接的な指導が多かったのも、黒崎一護を強くしすぎないためでした。黒崎一護が強くなってしまうと最終的にユーハバッハと戦うことになると察していたためです。

ちなみに、このことが明らかになるまで黒崎一護が使っていた死神の力にも秘密がありました。その死神の力は、斬月のおっさんが抑え込んだ上で、尚溢れ出てしまった力であったことも明らかになっているのです。

本物の斬月は?

斬月のおっさんは滅却師の力の象徴ですが、実はちゃんと本物の斬月もBLEACH(ブリーチ)作中には登場しています。その正体は実は、斬月のおっさんが修行の中で戦わせた通称「白一護」です。真咲から一護が生まれて虚の力が移った際、虚の力は一護の中の死神の力と強く結びつきました。その結果、滅却師の力を持つ、斬月のおっさんと、死神+虚の力を持つ白一護が誕生したのです。

この関係性が明らかになったのも、ユーハバッハが登場した最終章ですが、実はしっかりと伏線がありました。一護が白一護と戦ったのは、卍解習得のために精神世界に訪れた時でした。卍解の習得には死神の力の具現化と屈服が必要であり、結果的に一護が自身の死神の力の象徴である白一護と戦うことになったのです。さらにネタバレすると白一護が死神の力、斬月のおっさんが滅却師の力の象徴であることを示す伏線は他にも存在しています。

そもそも一護の卍解は、他の卍解に比べてもかなり異質と言われていました。これも実は、斬月のおっさんと白一護が、作り出した『滅却師の基本性能』をベースにした能力であったことが明らかになっています。その他にも、白一護や斬月のおっさんの細かなセリフなどから、その関係性が考察出来るように描かれていました。そして最終章で明らかになる真の斬月へと繋がることになるのです。

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ユーハバッハの最後はどうなる?

ユーハバッハは黒崎一護に敗北

ユーハバッハは、BLEACH(ブリーチ)作中、1対1の戦いでは負けていません。戦っている相手も豪華で、山本元柳斎重國、兵主部一兵衛などと戦い、勝利しています。黒崎一護とも複数回戦っており、基本的には圧倒する形で勝利しています。しかしそんなユーハバッハでも相性の悪い相手がいました。それが藍染惣右介です。ユーハバッハの持つ全知全能と藍染惣右介の明鏡止水の相性が絶望的に悪いのです。

ユーハバッハが暴れまわる中、駆けつける形で藍染惣右介と戦うことになります。この時、同時にやってきた君島の能力で、残月を直してもらった黒崎一護。さらには、ユーハバッハを裏切った石田雨竜の助けを受けています。最終的に、黒崎一護が卍解の中から現れた始解状態の斬月で真っ二つに斬ることで、ユーハバッハは敗北しています。ただし、この時点ではユーハバッハのあまりにも強すぎる魂と力は、残り続けていました。

余談ですが、ユーハバッハを倒すだけであれば、黒崎一護だけでも十分に可能でした。しかしユーハバッハは未来改変する全知全能の持ち主であり、自身の死ぬ未来を改変して復活し続けてしまいます。この能力だけは、真の斬月まで解放し圧倒的な強さを誇った黒崎一護にもどうすることも出来なかったのです。

そこで必要になったのが能力を無効化する雨竜がもたらした『制止の銀』でした。これにより能力を無効化した上で、黒崎一護が倒すことでユーハバッハを最終的に倒すことに成功しています。

ユーハバッハは黒崎一勇に消滅させられる

その後、BLEACH(ブリーチ)作中でも時間が流れ、黒崎一護と井上織姫が結婚、子供として黒崎一勇が生まれます。年齢は不明ながら、ある程度成長した時点で、既に死神の力に目覚めており、その潜在能力は高いです。

黒崎家に現れたユーハバッハの残滓に気がつくと、指を突っ込んだだけでその残滓を消滅させています。これによりユーハバッハの力は完全に消滅することになりました。

ユーハバッハの遺体は?

ちなみに、ユーハバッハの魂は、上記で紹介したように、黒崎一護に敗北した時点では残滓になっており、最終的に黒崎一勇に消滅させられています。対して、ユーハバッハの身体については、BLEACH(ブリーチ)本編では特に描写がありませんでした。しかし、本編のその後を描いた小説にて、ユーハバッハの遺体が残されていたことと、その扱いについてが描かれることになりました。

ユーハバッハの遺体は零番隊の兵主部一兵衛によって、霊王の代わりの世界の楔として利用されていることが明らかになっています。元々霊王は、世の世界(現世)と、死後の世界(尸魂界)を分け隔てるための、生贄として利用されていました。BLEACH(ブリーチ)本編中で霊王は、ユーハバッハに吸収されてしまいますが、世界の崩壊は浮竹の奥の手によってなんとか留められていました。

しかしそれも長くは続かないため、兵主部一兵衛によって新たな生贄に選ばれたのがユーハバッハの遺体だったのです。ちなみに余談ですが、この生贄になる条件は、『死神、滅却師、完現術者の力を持っていること』が必要であり、この条件を満たしているのはユーハバッハの他、黒崎一護しかいませんでした。そのため、もし黒崎一護がユーハバッハに敗れていた場合、黒崎一護を利用しようと考えていたことも明らかになっています。

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ユーハバッハと斬月の声優

ユーハバッハと斬月の声優は菅生隆之

その姿が似てる上に、関係性も深い、ユーハバッハと斬月のおっさんですが、その設定や関係性が反映されたのがアニメBLEACH(ブリーチ)です。2004年から放送が開始されたアニメBLEACHでは、斬月のおっさん役は、菅生隆之さんが担当していました。菅生隆之さんは、アニメBLEACHが放送を終了する2012年までアニメオリジナルエピソードを含む全てのエピソードで斬月役を演じています。

2012年までのアニメでは、死神代行消失編までがアニメ化されて完結していました。そして2022年、原作で唯一アニメ化されていなかったユーハバッハも登場する千年血戦篇がアニメ化されることになります。そしてこのBLEACH千年血戦篇において、ユーハバッハの声優も斬月の声優との兼役で菅生隆之さんが担当することになったのです。

菅生隆之のプロフィール

菅生隆之さんは俳優は1972年から、声優としては1982年にデビューしています。声優としては元々は吹き替え声優として活躍しており、『トミー・リー・ジョーンズ』『ジャン・レノ』『エド・ハリス』などの吹き替えを担当しています。アニメ声優は2000年代までは本人の意向から意図的に受けないようにしていましたが、2000年代以降は引き受けています。

菅生隆之さんがこれまでに演じたキャラクターとしては、『幽遊白書』の雷禅役、『NARUTO』の千手柱間役、『ワンピース』のシリュウ役、『遊戯王5D's』のホセ役、『地獄少女』の輪入道役、『機動戦士ガンダムUC』のカーディアス・ビスト役、『ゴールデンカムイ』の永倉新八役、『東京グール』の芳村役、『文豪ストレイドッグス』のハーマン・メルヴィル役などを演じています。

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ユーハバッハと斬月に関する感想や評価

ここからは既にBLEACH(ブリーチ)を視た人の、ユーハバッハと斬月についての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。元々ブリーチにおける斬月のおっさんは、決して頻繁に登場するわけではない重要キャラクターとして描かれていただけに、ユーハバッハとの見た目が似てることには最初なかなか気づかなかったという声も多くなっています。

その一方で原作漫画においても、アニメにおいても、その描き分けは絶妙であり、似てると気づけるか、関係性があることに気づけるかがうまく設定されているとされています。その関係性がしっかりと描かれたことで、後々見てみると様々な伏線があったことに気づくファンも多くなっています。そのため、斬月のおっさんが描かれた時点でラスボスであるユーハバッハのことが構想にあったことに驚く声も多いです。

見た目が似てるとはいえ、しっかりと違うキャラクターとして描かれているのが凄いという声も多くなっています。ネタが明かされるまで様々な考察が行われたユーハバッハと斬月の関係性ですが、ネタバレされると非常に納得感があったとする声も多くなっています。

斬月のおっさんの考え方もわかるとする一方で、最終的に一護の考えを理解して納得したのが良かったという声も多くなっています。また真咲の子供を守りたいという考えが反映されているのではないかという考察も生まれるなど、キャラクターの理解度が深まったとする声も見られているのです。

ユーハバッハが最期に倒されるシーンは、BLEACH(ブリーチ)の総決算になっています。黒崎一護を象徴するような始解状態に近い残月でユーハバッハを倒したのが良かったとする声も非常に多いです。一部には難解なシーンだとする声も多くなっていますが、原理はともかく、最期は斬月で決めるのが良かったとする声も多くなっています。

BLEACHという漫画の最終回というわけではありませんが、物語の到達点としてはやはりユーハバッハを倒すシーンが全てだとされています。そのため、このシーンで新たな力やそれまでに得てきた力を使うのではなく、原点回帰したかのような形でトドメを指したのが良かったとする声も非常に多いです。

原作漫画の時点で、見た目が似てることから様々な考察が行われたユーハバッハと斬月ですが、その流れを継承したのがアニメBLEACHです。敢えて声優を同じ菅生隆之さんにしたことによって、原作漫画を読んでいない人にも気づかせる意図が組み込まれており良かったとする声が多くなっています。

原作漫画ではあくまでも見た目が似てるだけでした。しかし、アニメにおいて重要な要素である声優が同じことはやはり物語の重要な要素になっていることを示していました。それが結果的に、アニメ勢も様々な考察を楽しめた、アニメスタッフの粋な計らいだったとしてとして好評を集める結果になっています。

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ユーハバッハと斬月のおっさんの関係まとめ

似てると言われて様々な考察が行われたユーハバッハと斬月のおっさんですが、その関係性は、2つの事柄が関係しています。ユーハバッハが滅却師の始祖であること、黒崎一護の母、黒崎真咲が純血派の滅却師であったことです。これにより黒崎一護にも滅却師の力が宿っており、その滅却師の力の象徴として登場したのが斬月のおっさんになっています。

斬月のおっさんが連載初期から登場しているのに対し、ユーハバッハは最終章のラスボスキャラクターです。そのため、その構想はかなり初期の段階から練られていたことがわかるエピソードになっています。この関係性がBLEACH(ブリーチ)の物語にも大きく関係するので、まだBLEACHを読んでいない人は、ユーハバッハと斬月のおっさんの関係性にも注目しながら視聴してみてみましょう。

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