【BLEACH】ユーハバッハの声優は斬月と同じ？二人が似ている理由も解説

こちらの記事では、週刊少年ジャンプで連載されていた少年漫画『BLEACH（ブリーチ）』に登場する、ユーハバッハの声優について紹介していきます。詳しくは『ユーハバッハの声優は斬月と同じ？』『ユーハバッハの声優の主な出演作品や演じたキャラ』の項目の中で紹介しているので、アニメでユーハバッハの声を担当する声優について気になっている人は参考にしてみてください。

他にも、『ユーハバッハと斬月が似ている理由や一護との関係』の項目では、斬月や一護とユーハバッハの関係などについても紹介しています。まずは、下記の項目でユーハバッハが登場するBLEACH千年血戦篇の作品概要と物語のあらすじを紹介しているので、作品情報をおさらいしたい人は目を通してみてください。

千年血戦篇は、BLEACH（ブリーチ）の漫画の最終章にあたる第5章のストーリーです。千年血戦篇の物語は単行本第5巻から開始され、最終巻である74巻までの内容となっています。また、千年血戦篇は佳境を迎える61巻の541話からは、『千年血戦篇・訣別譚』として命名されています。

千年血戦篇が収録されているBLEACHの作者は久保帯人先生で、2001年8月7日から週刊少年ジャンプにて連載が開始されました。BLEACHの主人公は、死神代行の少年・黒崎一護です。しかし、千年血戦篇では一護のライバルである石田雨竜を中心にストーリーが進んでいきます。千年血戦篇では、石田雨竜をはじめとする滅却師についての物語が詳しく描かれています。

その中で、一護の母親である黒崎真咲が滅却師であったことや、一護と雨竜の母親の死の真相が明らかとなっていきます。2022年には千年血戦篇のアニメの前編が放送され、2023年7月からは後編となる千年血戦篇・訣別譚が放送予定となっています。

死神の世界・尸魂界の都市である瀞霊廷で、警備を務めていた護廷十三隊の一番隊が皆殺しにされる事件が発生します。その犯人は"見えざる帝国"と名乗る集団で、彼らは護廷十三隊の総隊長である山本元柳斎重國に宣戦布告をした後、消息を絶ちました。その後、尸魂界では各地で見えざる帝国に卍解を奪われる死神が続出します。

ユーハバッハは、千年血戦篇から登場するBLEACH（ブリーチ）のラスボスキャラクターです。死神たちに襲いかかる滅却師の集団・見えざる帝国の指導者で、組織の人間からは「陛下」と呼ばれ敬われています。滅却師たちをまとめるほどの能力を持ち、身長は2メートルという大男です。ユーハバッハが滅却師の指導者として君臨するのは、その能力や容姿だけではなく、性格も関係しています。

ユーハバッハは、敵に敗北した部下たちを慈悲なく処刑する姿を見せています。その実力と冷血さに、見えざる帝国の者たちは恐れ従う様子を見せています。また、ユーハバッハは圧倒的な強さを持っていますが、生まれた時は視覚・聴覚・触覚・声帯といった感覚を持ちあわせていないというハンデを持っていました。しかし、他の者から奪うことで、失われていた感覚を自分のものにするという能力を見せています。

BLEACH（ブリーチ）千年血戦篇のアニメに登場するユーハバッハの声を演じるのは、菅生隆之さんです。菅生隆之さんは声優以外に俳優としても活躍されており、これまでにアニメ・ドラマ・舞台など、多くのメディアで活躍されています。生年月日は1952年8月1日で、出身は千葉県だと公表されています。

現在の所属は芸能事務所のフクダ&Co.となっていますが、2016年以前には劇団・文学座の劇団員として様々な舞台やテレビドラマに出演されていました。現在はBLEACH千年血戦篇のユーハバッハなど、アニメキャラの声優としても活躍されている菅生隆之さんですが、1990年代のアニメ出演は少なく、主に吹き替え声優として活動されていました。

菅生隆之さんは、BLEACH（ブリーチ）千年血戦篇のメインキャラクターであるユーハバッハのキャストとして出演されています。しかし、それ以前にもBLEACHのキャラクターの声を演じられています。そのキャラクターとは、一護の斬魄刀である斬月です。

菅生隆之さんが演じているユーハバッハと斬月には、ある深い関わりがあります。ユーハバッハと斬月の関係については『考察①斬月の正体はユーハバッハだった？』の項目で詳しく紹介しているので、そちらにも目を通してみてください。BLEACHのファンからは、ユーハバッハの声を斬月の声優である菅生隆之さんが演じると知って、喜びの声があがっているようです。

菅生隆之さんが過去に演じたアニメキャラクターの1人目は、『グラップラー刃牙』の愚地独歩です。愚地独歩の声はゲームやOVAなどでそれぞれキャストが変更されており、菅生隆之さんが演じたのはテレビアニメの第2作目となっています。愚地独歩は「人食いオロチ」「虎殺し」といった異名を持つ格闘の達人で、世界最大の勢力とされる空手道団体"神心会空手"の総帥を務める人物です。

グラップラー刃牙のスピンオフ作品『バキ外伝 拳刃』では、主人公として活躍しています。愚地独歩は身長178センチ、体重110キロで、眼帯を着けているコワモテの男です。しかし、お茶目な一面や江戸っ子気質の人の良い性格をしており、妻の夏恵からは「私のスーパーマン」と言われ愛されている様子がうかがえます。また、弟子からもその強さと人柄から尊敬を集めています。

千年血戦篇でユーハバッハの声を演じた菅生隆之さんは、大人気アニメ『ワンピース』でも声優を務めたことがあります。ワンピースで菅生隆之さんが演じたのは、黒ひげ海賊団の二番船船長・シリュウです。シリュウは、元々は海底監獄インペルダウンの看守長として働いていました。しかし、自分が楽しむ目的で囚人を殺していたことが問題となり、看守長から一変し死刑囚となってしまいます。

その後、インペルダウンが黒ひげ海賊団に襲われた際に、黒ひげ海賊団に味方します。その事件をきっかけに、海賊として生きて行くことになります。黒ひげ海賊団では「10人の巨漢船長」のうちの1人として名を馳せており、その異名の通り340センチという巨体を持ちあわせています。

菅生隆之さんが『東京喰種』で演じたキャラクターは、喫茶店・あんていくの店長である芳村です。半喰種になった主人公に、その後の生き方を教えた師でもあります。主人公の戦いをビルの屋上から観察するなど、東京喰種の作中で怪しい行動を見せています。

物語が進むと、アオギリの樹幹部・エトの父親であることが判明します。あんていくの店長を務める以前は、人間や喰種の殺しを請け負う掃除屋として活動していました。しかし、その後人間の女性と恋に落ち、家庭を持ったことで掃除屋は引退することになります。女性との間には娘が生まれますが、掃除屋の最後の仕事として妻を殺すことになったため、娘も手放すことになります。

菅生隆之さんが『地獄少女』で演じた輪入道は、物語のキーキャラクターである閻魔あいのお付きの者の1人です。輪入道は巨大な車輪に顔がついた妖怪ですが、地獄少女では和服を着た老人の姿をしています。閻魔あいのお付きの者は、輪入道の他に一目連と骨女がいます。この3名を合わせて「三藁」と呼んでおり、輪入道は三藁のリーダー的ポジションにあります。

地獄少女の作中では、和服や笑顔のような見た目から柔和な印象を受けますが、過去には人間を驚かせるいたずらをしていた時期もあったようです。元々は姫を乗せる牛車でしたが、運搬中に姫を死亡させてしまった無念から、妖怪へと変貌してしまいました。

BLEACH（ブリーチ）千年血戦篇に登場するユーハバッハの声を演じた菅生隆之さんは、『ヴィンランド・サガ』で、デンマークの国王であるスヴェン王を演じられています。王位を誰に渡するかということを悩んでおり、王位継承を円滑に行うため、次男であるクヌートを戦死させようと企みます。

菅生隆之さんが『ゴールデンカムイ』でキャスティングされたのは、新撰組二番隊組長の永倉新八です。剣の腕は新選組の中でもトップクラスの剣士と評判です。見た目は年相応の老人ですが、剣術の腕は現役さながらで、隠居後も複数の敵を相手に一瞬で勝利する姿が描かれています。

年相応の落ち着いた物腰ではあるものの、口が悪く「ドブで背中打って死ね」「死んでバッタに生まれ変われ」といった毒舌を繰り出します。作中では、土方に協力している様子が描かれています。また、アイヌの隠し金塊をめぐる刺青人皮争奪戦にも参加しています。

斬月は、BLEACH（ブリーチ）の物語の初期から登場しているキャラクターです。主人公の一護の斬魄刀に宿っており、幾度も一護のことを助けてきました。そのように、頼もしい味方として一護の力になってきた斬月ですが、BLEACHのラスボスであるユーハバッハとそっくりな見た目をしています。このことから、「斬月の正体はユーハバッハなのでは？」と思う人もいるのではないでしょうか？

しかし、斬月はユーハバッハとは別の存在だと判明しています。その正体は、一護の中に眠っていた滅却師の能力が具現化した姿でした。ユーハバッハとそっくりの見た目をしている理由は、ユーハバッハが滅却師の始祖であるためです。滅却師の能力の始まりはユーハバッハのため、滅却師の能力が具現化した存在の斬月は、ユーハバッハと同じ見た目をしていたのでした。

ユーハバッハは滅却師の力の始まりであり、滅却師の能力を持つ者は、全員ユーハバッハの子孫にあたります。そのため、石田雨竜をはじめとして、黒崎真咲やその子供である一護もユーハバッハの子孫です。一護が滅却師の能力を有していたことが判明し、石田雨竜と一護が遠い親戚関係にあることが浮き彫りとなりました。

BLEACH（ブリーチ）の物語開始時には既に死亡していたことから、一護の母親の正体についてはあまり触れられていませんでした。しかし、物語が進むにつれて、一護の母親・黒崎真咲が純血の滅却師であったことが明かされます。

しかし、真咲は過去に虚からの攻撃をくらった際に虚の血が混ざり、純血ではなくなってしまいます。そのような体質になった真咲は、その後黒崎一心との間に一護を授かります。滅却師と虚の血を持つ母親と、死神の父親から生まれた一護は、滅却師・虚・死神という3つの力を持って生まれることになったのでした。

『考察②ユーハバッハは全ての滅却師の祖』の項目でも紹介したように、滅却師の能力を持つ全ての者は、ユーハバッハの子孫です。そのため、純血の滅却師であった黒崎真咲はユーハバッハの血をひく者であり、その息子である一護もユーハバッハの子孫ということになります。

BLEACH（ブリーチ）は、2012年にアニメ放送が一時終了し、千年血戦篇のアニメ化希望の声が多く寄せられていました。そして、2022年に千年血戦篇のアニメの放送が決定すると、新たに登場するキャラクターの声優が誰になるのか、原作読者の考察が話題となりました。こちらの方は、ユーハバッハの声が菅生隆之さんに決まったことを知り、「やっぱり」と納得されたようです。

こちらの方のツイートでも、ユーハバッハの声優が菅生隆之さんであったことに肯定のコメントをされています。菅生隆之さんは、物語にかかわる重要ポジションの役を演じられることも多い声優です。そのため、BLEACHのラスボスであるユーハバッハのキャストに適任だと感じられたようです。

こちらでは、千年血戦篇でユーハバッハの声を担当することになった際の、菅生隆之さんのエピソードが投稿されています。台本に書かれていたカタカナの言葉をなかなか覚えられなかった菅生隆之さんが、ひらがなで読み方を書き込んでいたという裏話が明かされています。

以上、BLEACH（ブリーチ）千年血戦篇のアニメで、ユーハバッハの声を担当する声優・菅生隆之さんについて紹介してきました。菅生隆之さんは、これまでにもアニメの重要ポジションのキャラクターを演じてきた声優です。また、BLEACHのアニメでは、一護の斬魄刀である斬月の声も担当しています。

ユーハバッハは、滅却師の始祖であるため、滅却師の能力を持つ者は全てユーハバッハの子孫であることが判明しています。そのため、純血の滅却師であった黒崎真咲を母親に持つ一護も、滅却師の能力を持っていました。そのことから、斬月の正体が斬魄刀ではなく、滅却師の能力の具現化だということが明らかとなります。そのため、斬月はユーハバッハと見た目が似ていたのでした。