すずめの戸締まりの聖地巡礼まとめ!宮崎や神戸など日本各地のロケ地を紹介

2022年11月11日公開のアニメ映画「すずめの戸締まり」は、災いをもたらす「扉」を閉めべく、日本各地の廃墟を巡る主人公の冒険と成長を描いた、新海誠監督の最新作です。ロードムービーに展開された本作品では、日本各地の名所がロケ地に採用され、数多くの聖地が誕生しました。本文では、「すずめの戸締まり」の聖地宮崎・愛媛・神戸・東京・宮城・岩手のロケ地を一覧にて紹介します。

すずめの戸締まりの聖地巡礼まとめ!宮崎や神戸など日本各地のロケ地を紹介のイメージ

目次

  1. すずめの戸締まりとは?
  2. すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~九州~
  3. すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~愛媛~
  4. すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~兵庫~
  5. すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~東京~
  6. すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~東北~
  7. すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~その他~
  8. すずめの戸締まりに関する感想や評価
  9. すずめの戸締まりの聖地まとめ

すずめの戸締まりとは?

「すずめの戸締まり」の聖地巡礼地まとめ・イメージ画像

アニメ映画「すずめの戸締まり」は、要石・ダイジンを追って、宮崎~宮城・岩手へと旅をする主人公の日本縦断の旅も見どころです。主人公が立ち寄った場所は聖地として注目され、映画を機に観光に訪れる人も増えています。以下では、アニメ映画「すずめの戸締まり」から、主人公の地元・宮崎県の聖地を一覧にて紹介します。その他、愛媛や神戸・東京・宮城・岩手のロケ地や聖地もまとめて紹介します。

すずめの戸締まりの概要

アニメーション映画「すずめの戸締まり」は、2022年11月11日に公開された、新海誠監督の最新作です。新海誠監督の集大成と呼ばれる本作品は震災をテーマに掲げ、過去に大地震が起きた5つの地域が舞台となっています。宮崎から宮城・岩手にかけて日本を縦断する主人公の旅と、様々な人々との出会いを通じて成長していく姿を描いています。

すずめの戸締まりのあらすじ

宮崎県南部に暮らす高校生・岩戸鈴芽(以下すずめ)は、災いをもたらす扉を探す閉じ師・宗像草太と出会います。彼のことがきになったすずめは、後を追うように山の廃墟に向かい、古い扉に見つけます。要石を抜いたことで日本各地にある扉が開いてしまい、ミミズが暴走し始めます。草太に代わって閉じ師となったすずめは、全ての扉を閉めて災いを封じ込めるべく、宮崎から愛媛・東京、生まれ故郷の宮城を駆け巡ります。

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すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~九州~

九州の聖地巡礼地のイメージ画像

すずめの旅の始まりである九州では、2016年4月14日に熊本地震が発生しました。数多くの死者・負傷者が出た他、熊本城の城壁の崩壊など、甚大な被害をもたらしました。「すずめの戸締まり」でも、九州の廃墟に災いをもたらす扉が存在し、草太に代わってすずめが戸締まりをしました。以下では、「すずめの戸締まり」から、宮崎県をはじめとする九州の聖地巡礼を一覧にまとめて紹介します。

聖地巡礼①宮崎県日南市

「すずめの戸締まり」の主人公・すずめの地元は九州地方の港町で、小説版では「宮崎県南部」と紹介されています。具体的な場所に関しては公式発表がなく、詳細は伏せられています。一方、小説版の設定と映画のスマホの地図アプリのシーンから、宮崎県日南市では?と言われています。劇中では、閉じ師・草太との出会いと、要石・ダイジンを追う旅の出発点として登場しました。

聖地巡礼②宮崎県の油津港

すずめと草太が出会ったシーンでは、通学路の坂から見える港が印象的で、湾の形から宮崎県日南市にある油津港がモデルと言われています。近くにはすずめの通学路である坂道も見え、宮崎県の聖地巡礼に欠かせないスポットです。劇中では、すずめたちがここからフェリーを使って四国へ向かいましたが、実際は油津港からフェリーは出ていません。

聖地巡礼③鹿児島県の木曽発電所遺構

「すずめの戸締まり」に登場する廃墟は、複数の廃墟を組み合わせて描かれたと推測されています。廃墟のモデルには、鹿児島県伊佐市にある木曽発電所遺構も候補に挙がっています。明治時代に作られた水力発電所で、5月~9月の渇水期には、湖に沈んでいる廃墟を見ることができます。また、木曽発電所遺構へのアクセスは、バスなどの交通機関が出ていないため、自動車での移動が必要になります。

聖地巡礼④長崎県の軍艦島

世界遺産である軍艦島は、海底炭鉱として栄えた人口島であり、最盛期には東京の人口密度を上回る住民が暮らしていました。現在は長崎県の観光スポットとして整備された他、映画やドラマ、ミュージックビデオのロケ地にも使用されています。軍艦島へ行くには、船会社が運航する上陸ツアーへの参加が必要であり、単独での観光はできません。

聖地巡礼⑤大分県旧豊後森機関庫

すずめがはじめて戸締まりした場所であり、映画のポスターや小説の表紙にも起用されたロケ地です。モデルは、大分県玖珠郡玖珠町のJR九州・久大本線豊後森駅にある機関庫で、国の有形文化財に登録されています。転車台を囲むように建てられた扇形機関庫は、映画の構図そのものであり、アニメ映画の聖地としては珍しい場所でしょう。

聖地巡礼⑥大分県臼杵市の温泉街

すずめの地元は、「かつて小さな温泉街だったと思われる小さな集落」と紹介されています。そこで、劇中のロケ地の多さから、大分県臼杵市がすずめの地元のモデルと言われています。以下の一覧まとめでも、臼杵市内の聖地を取り上げており、聖地巡礼に欠かせない地域です。

聖地巡礼⑦大分県上臼杵駅~臼杵駅間の踏切

草太に道をきかれたすずめ、初対面のはずなのにどこかで会った気がする、踏切の前でふと草太のことを思い出し、山へ引き返します。このシーンのロケ地は、大分県上臼杵駅~臼杵駅の間にある祇園踏切ではと推測されています。

聖地巡礼⑧大分県の臼杵高校

大分県の臼杵高校のイメージ画像

ロケ地と言われる臼杵市の踏切付近には白杵高校もあり、すずめが通う高校のモデルと言われています。JR九州・臼杵駅から徒歩2分の場所にある県立高校です。

聖地巡礼⑨大分県の湯平温泉の赤提灯

大分県湯布市の中心部から離れた、花合川沿いに位置する山あいにあります。温泉街の中央を通る石畳の坂道や赤提灯が特徴で、夜になると提灯の明かりで温泉街が赤く染まり綺麗です。「すずめの戸締まり」でも、赤提灯が描かれており、聖地の1つと数えられています。

聖地巡礼⑩大分天ヶ瀬温泉

大分県日田市にある温泉街で、由布院・別府と共に豊後三大温泉に数えられています。玖珠川に沿って旅館が建てられ、昔懐かしい雰囲気が漂っています。また、開湯は1300年前にさかのぼり、江戸時代には湯治客でにぎわいを見せました。

聖地巡礼⑪大分の杖立温泉

大分県と熊本県の県境に位置する温泉街で、杖立川を挟むように建てられた景観が独特の雰囲気を放っています。また、一部の廃墟マニアでは有名な温泉地であり、廃墟の温泉街のモデルに起用されたでしょう。

聖地巡礼⑫熊本湯の鶴温泉

熊本県水俣市街地から約8km先にある山間の温泉街で、新・日本百名湯にも選ばれた湯治場です。「すずめの戸締まり」では、予告編に登場した廃墟の温泉街の風景に近いと言われています。

聖地巡礼⑬佐賀関港

すずめの地元の港や叔母・環さんが働く漁港のモデルと言われ、大分県大分市にあります。港の形から周辺の街並みまで映画そのものの光景であり、聖地巡礼には欠かせないスポットです。また、佐賀関港は、三崎港を往復する国道九四フェリーが運航されています。四国行きのフェリーは、1時間1本のペースで運行され、土日には臨時便も出ています。

佐賀関港へのアクセスは、大分から向かう場合は、JR臼杵駅からバスを乗り継いでいくルートと、JR幸崎駅からタクシーで向かうルートがあります。国道九四フェリーでは、別途料金で自動車と二輪車を乗船することもできます。

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すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~愛媛~

愛媛から瀬戸内海を眺める・イメージ画像

ダイジンという白猫を追って宮崎を出てきたすずめは、愛媛の廃墟と化した学校内にある扉を閉めに取り掛かります。一方、四国では、2001年に芸予地震に見舞われ、瀬戸内海を中心に震度5強の揺れを2回観測しました。以下では、「すずめの戸締まり」から、すずめの初上陸となった四国・愛媛県の聖地巡礼を一覧にまとめて紹介します。

聖地巡礼①八幡浜港~臼杵港のおれんじ四国(またはおれんじ九州)

ダイジンをおいかけてすずめが乗り込んだおれんじ四国は、大分・臼杵港~愛媛・八幡浜港を往復するフェリーで、おれんじ九州とも呼ばれます。フェリーの名前のように、煙突部分がオレンジ色に塗装されたデザインが特徴で、劇中のフェリーにも描かれています。八幡浜港のターミナルは、2022年4月1日に出島に移転され、すずめたちが下り立った旧ターミナルは解体されました。

フェリーの本数は、愛媛・八幡浜港~臼杵港でそれぞれ1日7本が運航されていますが、土・日は運休の時間帯があります。また、フェリーは自動車や二輪車も同乗可能で、マイカーで聖地巡礼をする際に便利な交通手段です。

聖地巡礼②愛媛県の伊予大洲駅

劇中のTwitterで登場した、ダイジンがいた駅のモデルで、愛媛県大洲市中村にある伊予大洲駅と推測されます。ダイジンの足取りを掴めた駅舎は、味のあるレトロな外観が特徴です。また、劇中に登場した水色の横線の車両はJR四国の「キハ54」で、鉄道ファンに有名な車両です。

聖地巡礼③愛媛県の八幡浜市ターミナル付近

九州と四国を結ぶ八幡浜市は、すずめの日本縦断の旅が始まったスタート地点です。すずめの戸締まり・愛媛県の聖地巡礼はここから始めるのがおすすめです。ターミナルの隣には海の道の駅「八幡浜みなっと」があり、フードコートやお土産コーナーが充実しています。同施設内にあるどーや市場では、その日水揚げされた新鮮な魚介類を購入し、広場でバーベキューをしながら堪能できます。

道の駅では、魚介だけでなく、口コミで話題を呼んだ石窯で焼いたピザやパン、八幡浜のB級グルメ・八幡浜ちゃんぽんも味わえます。また、みかんの季節には、巨大なミカンのオブジェが展示され、SNS映えにもおすすめなスポットです。

聖地巡礼④JR八幡浜駅~関川駅

ダイジンを追ってすずめたちが乗ったJR予讃線・子内線の区間で、愛媛八幡浜市~四国中央市を結びます。すずめたちが下り立った駅のホームが似ていることから、関川駅がロケ地と推測されています。駅の周囲は山と田んぼに囲まれたのどかな風景で、自然豊かな場所です。

聖地巡礼⑤大洲城

JR四国・西大洲駅~伊予大洲駅を走行する間に見える山あいに建てられたお城で、劇中では肱川にかかる橋と共に描かれました。大洲城は、鎌倉時代に伊予宇都宮氏によって築城、江戸初期に藤堂高虎により大規模な修築が行われました。明治時代以降も、地元住民によって櫓の一部が保存されており、国の重要文化財に指定されています。

大洲城へは、伊予大洲駅から徒歩20分の場所にあり、駅からは市内循環バスも運行されています。また、伊予大洲駅は八幡浜駅~関川駅の間にあり、聖地巡礼の合間にお城巡りも楽しむのも良いでしょう。

聖地巡礼⑥下灘駅

ダイジンが立ち寄った駅の1つで、ホームの後ろに広がる瀬戸内海が美しい観光スポットです。下灘駅へは、伊予大洲駅から愛ある伊予灘線に乗り換えて向かいます。また、愛ある伊予灘線は、向井原駅で予讃線・内子線と合流します。JR八幡浜~伊予大洲~下灘~関川駅の順番で聖地を巡るルートもおすすめです。

聖地巡礼⑦西条市の大谷池付近

愛媛県東予地方に位置する西条市は、みかん農家の少女・海部千果の地元で、原付でみかんを運ぶシーンが印象的でしょう。すずめと千課が出会った場所は、劇中の構図から大谷池というダム付近と推測されます。ダム下には遊歩道が整備され、2007年まで使用されていた煉瓦造りの樋門を見学することができます。

また、大谷池のある三条市には、すずめが愛媛で戸締まりした学校の廃墟のモデルがあると言われています。モデルとなった学校は、平成7年に閉校した旧加茂小学校と推測され、現在は公民館になっています。

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すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~兵庫~

兵庫県・神戸市のイメージ画像

すずめが辿った3つ目は、阪神淡路大震災が起きた兵庫県・神戸市で、多くの建物が崩壊し、甚大な被害をもたらしました。劇中では、廃墟と化した遊園地に災いをもたらす扉があり、後ろ戸になったゴンドラの扉を閉めるシーンが印象的でしょう。以下では、「すずめの戸締まり」から兵庫・神戸の聖地巡礼を一覧にまとめて紹介します。

聖地巡礼①大鳴門橋

スナックのママ・ルミさんの車で走った大鳴門橋は、徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市を結ぶ吊橋です。明石大橋と共に四国と本州を結ぶルートであり、世界でも珍しい渦潮が見られるスポットです。大鳴門橋の車道下には、海上遊歩道・渦の道が設置され、ガラス張りの床下から渦潮が見られる貴重な体験ができます。また、大鳴門橋は、安全上の理由から自動車のみの走行となっており、バイクで通ることはできません。

聖地巡礼②神戸おとぎの国

ミミズが現れた遊園地は、観覧車とジェットコースターの位置が似ていることから、「神戸おとぎの国」がモデルと推測されます。劇中では、廃墟となった遊園地・神戸ゆめの国として登場するも、神戸おとぎの国は営業しています。道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢内にあり、入園料は無料です。遊園地に訪れたら観覧車には乗って、すずめの戸締まりの気分を味わうのもおすすめです。

また、神戸フラワー・パークでは、ゴーカート等のアトラクション施設や果樹園、温泉やホテルも備わっています。四国から神戸への聖地巡礼の休憩ポイントとして、おすすめな観光スポットです。

聖地巡礼③新神戸駅

東京に向かうすずめとルミさんの別れのシーンで登場した駅で、ルミさんの温かい気遣いが涙を誘うでしょう。すずめが乗った新幹線は東海道新幹線と推測され、富士山の前を東京行きの新幹線が通り過ぎるシーンが描かれました。

聖地巡礼④東山商店街

四国でルミさんと知り合ったすずめは、彼女が働くスナックを手伝うことになりました。ルミさんのスナックのある九宮筋商店街は、特徴的な入口から東山商店街がモデルと言われています。東山商店街は、神戸市兵庫区東山にある市場で、「神戸の台所」として地元住民に親しまれています。

「すずめの戸締まり」のモデルになった外観は、商店街の北側で見ることができ、特徴ある屋根が目を引きます。東山商店街へのアクセスは、神戸電鉄または阪急・阪神電車「湊川駅」、神戸市営地下鉄「湊川公園駅」から歩いてすぐの場所です。

聖地巡礼⑤二宮商店街

ルミさんのスナックが入る商店街の内部は二宮商店街と言われ、ダイジンが逃げ込んだ通路は二宮市場と推測されています。まるで昭和時代にタイムスリップしたような景観が特徴で、懐かしさを感じさせる場所です。映画のワンシーンとなった場所を探しながら巡るのも良いでしょう。

聖地巡礼⑥神戸の夜景

「すずめの戸締まり」で登場した神戸の夜景のモデルは、摩耶山掬星台から望む神戸から大阪にまたがる夜景と言われています。摩耶山掬星台は、日本三大夜景に数えられる名所で、ケーブルとロープウェイを乗り継いで標高702mの展望台に上ります。一方、劇中の夜景のモデルは、六甲山アイランドか工場の明かりという意見も見られます。

聖地巡礼⑦マクドナルド2号線七宮店

すずめとルミさんが入ったマクドナルド2号線七宮店は、神戸市兵庫区本町にあり、お店の手前にある阪神高速が目印です。「すずめの戸締まり」に登場したことを機に注目を集め、映画を鑑賞した地元の方々が殺到しました。神戸の聖地巡礼の際には、ここでランチを食べながら映画の雰囲気を味わうのも良いでしょう。

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すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~東京~

映画の聖地となった東京都・イメージ画像

「すずめの戸締まり」の東京パートは、閉じ師・宗像家や要石の正体について言及された重要なシーンとなっています。東京は、1923年に関東大震災が発生した地域であり、劇中ではサダイジンが要石になってミミズが沈められました。以下では、物語のターニングポイントとなった、「すずめの戸締まり」の東京の聖地巡礼を一覧にて紹介します。

聖地巡礼①御茶ノ水駅の聖橋付近

「すずめの戸締まり」の重要シーンのロケ地であり、駅のトンネルの地下の扉にはサダイジンが刺さっていました。劇中では、すずめが橋の欄干から飛び降りるシーンがあり、橋周辺の景観から聖橋がモデルと言われています。また、御茶ノ水駅は、草太のアパートの最寄り駅で、祖父の見舞いに向かうシーンでも登場しています。東京という訪れやすい立地から、映画公開後に多くの巡礼者でにぎわった聖地です。

聖地巡礼②東京の順天堂医院

劇中では、椅子の草太を抱えながらすずめが走るシーンにて登場しました。格子状の独特の外観と「順天堂」と読める文字が見えることから、東京のロケ地にあげられています。順天堂院は、JR御茶ノ水駅から徒歩5分の場所にあり、聖橋と合わせて巡るルートがおすすめです。

聖地巡礼③新宿エルタワー付近

東京のミミズが出てくるシーンは、新宿エルタワー付近と推測されています。新宿エルタワーは西新宿エリアに位置し、JR新宿西口から徒歩9分の場所にあります。また、ミミズのシーンで目立っていた高層ビルは、損保ジャパンの本社ビルがモデルと言われています。

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すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~東北~

宮城県仙台市の街並み・イメージ画像

東北や宮城といえば、2011年3月11日に発生した東日本大震災が記憶に新しく、現在も復興に向けた取り組みが行われています。また、「すずめの戸締まり」では、すずめの生まれ故郷として宮城県が登場し、震災によって母親を失った悲しい記憶が蘇りました。以下では、「すずめの戸締まり」の聖地巡礼には外せない、宮城県と岩手県の聖地を一覧にて紹介します。

聖地巡礼①道の駅大谷海岸

要石となった草太を救うべく、すずめは自身の生まれ故郷である宮城を目指し、幼い頃に迷い込んだ実家近くの扉を探し求めます。東京から仙台への旅は、草太の友人・芹澤朋也が協力を申し出るも、道中ですずめの叔母・環さんと合流します。環さんは、母親の死後、身寄りのなかったすずめを引き取った親代わりでした。しかし、宮崎での生活は、お互いに遠慮しあっているせいか、本音を言い合えるような関係ではありませんでした。

すずめを心配して宮崎から宮城へ駆けつけた環さんでしたが、サダイジンの影響を受けて、すずめに本音をぶつけてしまいます。その後、すずめは最後の扉の向こうで自身の過去に向き合い、紆余曲折を経ながら環さんと本当の家族になっていきます。「すずめの戸締まり」の重要なシーンが描かれた道の駅は、宮城県気仙沼市にある「道の駅大谷海岸」をモデルです。また、道の駅の近くには芹澤の車が脱線した道路もあります。

道の駅大谷海岸では、劇中ですずめが食べたピーナッツクリームサンドや、芹澤の海鮮ラーメンと同じメニューが提供されています。宮城県の道の駅を訪れたら、ぜひ食べてほしい聖地グルメです。

聖地巡礼②遊覧船「はまゆり」

映画の冒頭・終盤のシーンにて、すずめの後ろ戸の中の常世にあった船のモデルは、岩手県釜石市が所有する遊覧船「はまゆり」と推測されます。東日本大震災は、津波の脅威がもっとも現れ、三陸海岸を中心に甚大が被害が発生しました。映画にも登場した遊覧船「はまゆり」も津波に流され、後日、隣町の大槌町で発見されました。

民宿に乗り上げた遊覧船の姿は世界中に報道され、津波のすさまじさを示す象徴として注目されました。遊覧船は震災の記憶を後世に伝えるものとして、乗り上げた民宿と共に保存が検討されました。しかし、費用の面や、遺物に頼らない伝承を望む声等を受け、2021年2月に解体されました。また、民宿跡の近くには、震災直後の写真パネルが展示されています。

聖地巡礼③岩手県の織笠駅

すずめと草太が別れた東北の駅は、岩手県下閉伊郡山田町の織笠駅だと特定されています。同駅は、読売新聞オンラインにて、「すずめの戸締まり」のモデルとして取り上げられています。「すずめの戸締まり」は東日本大震災を題材にした作品であり、宮城・岩手のパートで震災を思い出してしまった方も多いでしょう。同時に、震災を知らない世代にとって、改めて大震災について知るきっかけにもなりました。

また、映画公開をきっかけに「すずめの戸締まり」の聖地として、再び宮城・岩手への注目が高まっています。織笠駅へは、「すずめの戸締まり」の公開をきかっけに、聖地巡礼として訪れる観光客も増えています。特徴的なデザインの待合室の前で撮影したり、中に備え付けられたノートには、映画の感想も書かれています。

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すずめの戸締まりの聖地巡礼一覧~その他~

「すずめの戸締まり」のその他の聖地の紹介・イメージ画像

日本縦断の旅を描いた「すずめの戸締まり」では、ここまで一覧で紹介しきれなかった場所も、映画の聖地として注目されています。聖地といえば、宮崎や愛媛、宮城・岩手などを思い浮かべますが、栃木県なども映画のロケ地になったと言われています。以下では、「すずめの戸締まり」のその他の聖地巡礼地を一覧にまとめて紹介します。

聖地巡礼①栃木県鬼怒川温泉廃墟群

すずめの地元の温泉街のモデルは、九州以外にもあるとの考察から栃木県鬼怒川温泉廃墟群も候補に挙がっています。映画のモデルと言われる理由は、作中の温泉街の建物や給水タンクが似ている点があげられます。また、作中の温泉街は、主人公の地元を中心に様々な温泉街を組み合わせた景観となっています。

聖地巡礼②初見邸

茨城県古河市にあった洋館・初見邸は、ポスターのメインビジュアルの左側の建物のモデルと推測されています。初見邸は、明治時代に建てれられた洋館で、自由と人権運動の活動家の拠点としても活用されました。建物は2013年に解体され、観ることができません。

聖地巡礼③栃木県宇都宮市の大谷資料館

すずめが落ちた地下の神殿・皇居の儀式場は、都市伝説で語られる東京秘密地下道網がモチーフと推測されます。一方、地下の神殿のモデルは「大谷資料館」と言われています。大谷石の採石によって生まれた独創的な空間や広大な地下抗を生かしたプロジェクションマッピングが美しい隠れスポットです。また、大谷資料館の近くには、大谷景観公園や大谷寺などの観光名所もあり、合わせて巡りたいでしょう。

大谷資料館へは、JR宇都宮駅からバスで約30分のところにあります。また、同資料館では無料駐車場も完備しており、交通アクセスの少なさからマイカーで訪れる方法がおすすめです。

聖地巡礼④岡山県倉敷市児島の鷲羽山ハイランド

すずめが神戸のミミズを封印に向かった遊園地までの道のモデルと言われています。岡山県倉敷市の高台にあり、瀬戸大橋を眺望できる見晴らしの良いスポットとしても人気です。2006年にブラジリアンパークにリニューアルし、園内ではブラジルサンバショーが披露されています。また、鷲羽山ハイランドには、ホテルも隣接され、泊りがけで楽しめる聖地となっています。

聖地巡礼⑤愛知県の清洲城

兵庫から東京に向かう新幹線にて登場したシーンで、アニメと同じカットでの撮影ができるスポットです。歴史好きの間では「清州会議」の舞台として知られ、豊臣秀吉が天下を取るきっかけとなりました。清州城へのアクセスはJR東海道本線清洲駅、または名鉄・名古屋本線新清洲駅から徒歩15分です。

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すずめの戸締まりに関する感想や評価

すずめの戸締まりに関する感想や評価・イメージ画像

「すずめの戸締まり」の聖地は、一覧まとめのようにノスタルジックな雰囲気が魅力的な場所が多いです。自然豊かな愛媛や海がきれいな宮城など、観光として訪れたい場所も多くあります。一方、神戸・宮城・岩手のように、映画のロケ地は巨大地震が起きた地域であり、震災の記憶を忘れないというメッセージも込められているでしょう。以下では、アニメ映画「すずめの戸締まり」に関する感想や評価を紹介します。

感想1:映画そっくりの光景にい驚き

映画の世界そのままのような感覚が楽しめることも聖地巡礼の魅力であり、今回紹介した「すずめの戸締まり」では、多くのロケ地が聖地となりました。SNSでも、すずめが辿った聖地に行った投稿が多く寄せられています。また、聖地巡礼者の中には、映画に登場した遊園地とロケ地となった神戸ゆめの国が、想像以上に似ていて驚いたとの声も寄せています。ロケ地と映画での描写を見比べるのも、聖地巡礼の楽しみでしょう。

感想2:すずめの戸締まりの聖地巡礼に行きたい

コロナも終息しつつあり、長距離の旅行もしやすくなった現在、遠方の聖地巡礼に向かうアニメファンも増えています。「すずめの戸締まり」は、日本を縦断するように聖地がちりばめられ、北は岩手・宮城~南は宮崎まで広範囲にわたります。また、映画鑑賞をきっかけにロケ地となった岩手や大分など遠方の地域に行きたいとの声も寄せられています。

感想3:芹澤の車で聖地巡礼に行きたい

「すずめの戸締まり」の聖地巡礼は範囲が広いため、場所によっては移動距離が長くなってしまうことが玉にキズでしょう。そのため、聖地巡礼に行きたいけれど、遠方にはなかなか足を運べないという声も見られます。また、ファンの中には、マイカーを持つ芹澤が聖地まで乗せて行ってくれないかな、という声も寄せられています。

感想4:すずめの度胸を感じる聖地

通学や通勤で利用する方も多い御茶ノ水駅の聖橋は、東京の聖地として注目を集め、SNSでも数多くの投稿が見られます。一覧まとめのように、「すずめの戸締まり」の聖地は、宮崎や愛媛など西日本方面に多くあります。一方、巡礼者が訪れた場所の多さでは東京が上回り、短時間で行ける聖地として支持を集めています。また、聖橋からジャンプしたすずめの度胸を感じられたなどの感想も見られます。

感想5:映画に登場した聖地がなくなっている

聖地巡礼地の中には、すでに解体されてしまった建物もあり、聖地一覧で紹介した愛媛の八幡浜港ターミナルや岩手県の遊覧船がその例です。聖地巡礼者の中にも、現存していない聖地が少なくないとの声も見られ、全ての聖地を巡ることは難しいでしょう。一方で「聖地跡地巡り」というワードも誕生し、聖地の跡地を巡る楽しみ方も広まっています。

感想6:岩手県の登場に驚き

「すずめの戸締まり」の終盤で登場した岩手県は、すずめと草太が別れた織笠駅があります。映画公開をきっかけに、遠方からの観光客でにぎわっています。岩手県も大震災で甚大な被害が出ており、「すずめの戸締まり」でも外せない地域となりました。一方、岩手県が映画に出てきて驚いたとの感想も寄せられています。岩手の新たな観光名所として、折笠駅への注目が高まっています。

感想7:映画に感動した

東日本大震災をテーマにした「すずめの戸締まり」は、3.11を経験した鑑賞者の間では評価が分かれています。辛い記憶を思い出すとの理由から映画を見ない方もいる一方で、とても感動したとの声も寄せられています。震災で負ったすずめのトラウマは、似たような経験をした鑑賞者の共感を呼びました。同時に、すずめの生まれ故郷・宮城などを襲った巨大地震の恐ろしさを、映画を通じて改めて知るきっかけになったでしょう。

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すずめの戸締まりの聖地まとめ

すずめの戸締まりの聖地まとめ・イメージ画像

「すずめの戸締まり」の聖地巡礼地を一覧にまとめて紹介しました。九州から東北へ向かうすずめの旅は、まるで自分も日本縦断をしているような感覚を楽しめるでしょう。聖地巡礼といえば、一つの地域に密集しているケースが多いですが、本作品は日本各地が物語の舞台になっています。すずめの出身地・宮崎県をスタート地点に、愛媛・神戸・東京・宮城・岩手の順番で、日本各地の聖地を巡る旅も良いでしょう。

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