【すずめの戸締まり】草太が椅子になったのはなぜ?3本足の理由も考察

「すずめの戸締まり」の草太が、椅子になったのはなぜなのかを考察しています。また、草太のプロフィールをはじめ、ダイジンや鈴芽との関係なども説明しているため必見です。他にも、椅子の足が3本だった理由や意味について、考察をいくつかまとめています。マクドナルドのハッピーセットの付録となった、すずめの戸締まりの椅子の絵本「すずめといす」の内容も紹介!草太の椅子に関する感想や評価も、ネタバレで載せています。

【すずめの戸締まり】草太が椅子になったのはなぜ?3本足の理由も考察のイメージ

目次

  1. すずめの戸締まりの草太とは?
  2. すずめの戸締まりの草太が椅子になった理由はなぜ?
  3. すずめの戸締まりの椅子が3本足の理由を考察
  4. すずめの戸締まりの椅子の絵本がある?
  5. すずめの戸締まりの草太の椅子に関する感想や評価
  6. すずめの戸締まりの椅子まとめ

すずめの戸締まりの草太とは?

「すずめの戸締まり」の草太は、主人公の鈴芽と出会い、共に戸締まりの旅をする人物です。突然現れた猫のダイジンによって、草太は椅子に変身させられます。本記事では、なぜ草太が椅子になったのかを考察していきます。また、椅子の足が3本だった理由や意味も併せて解説するため、ぜひチェックしてみてください。

すずめの戸締まりの作品情報

すずめの戸締まりの概要

すずめの戸締まりは、「君の名は。」で世界的ヒットをして以来、高く評価されている新海誠監督の作品です。本作は2022年11月に公開されており、2023年1月時点で、興行収入は121億円を突破しています。

主人公の鈴芽役を演じるのは原菜乃華さん、「閉じ師」の草太を演じるのはSixTONESの松村北斗さんです。他にも、深津絵里さんや松本白鸚さん、神木隆之介さんなど、豪華キャストが集結しました。新海監督の作品ではお馴染みのRADWIMPSの音楽と色鮮やかな映像美で、多くの観客を作品へ引き込んでいます。

すずめの戸締まりのあらすじ

すずめの戸締まりの主人公は、九州の港町で叔母と暮らす17歳の女子高生の岩戸鈴芽です。鈴芽は登校中に長髪の美青年とすれ違い、彼のあとを追いかけます。行き着いた先には廃墟があり、白い扉が取り残されていました。その扉の向こう側から災いがやって来るといわれており、閉じておかなければなりません。美青年の草太は災いがやって来ないように、扉の「閉じ師」として日本中を旅していたのでした。

草太のプロフィール

すずめの戸締まりに登場する宗像草太は、長髪で美しい容姿をした閉じ師の青年です。災いをもたらす扉を閉めるために、日本各地を旅しています。閉じ師を意味する不思議な鍵を、首元に下げているのが特徴です。実直な性格で、困難が訪れても懸命に乗り越えようとする、たくましい一面を持っています。また、周りの人を、無償の愛で包み込む優しさもある人物です。

しかし、自分のことに関しては、何でも一人で抱え込む傾向にあります。物語の序盤で、草太が宮崎を訪れた際、地元の女子高生の鈴芽に、廃墟のある場所を尋ねました。廃墟にある扉を閉じることに成功したものの、突然に現れたダイジンという猫の呪いによって、椅子の姿に変えられてしまいました。草太は呪いを解くために、鈴芽に協力をお願いすることになります。

映画『すずめの戸締まり』公式サイト

すずめの戸締まりの草太が椅子になった理由はなぜ?

すずめの戸締まりの草太は、なぜ椅子になったのでしょうか?愛媛県へ向かうフェリーの中で、彼は「あの猫に呪われたらしい」と話していました。「あの猫」とは、突然現れたダイジンのことです。優しい草太が呪われるには、何か理由や意味があったのでしょう。ここでは、なぜ草太が3本足の椅子になってしまったのか、理由や意味を考察していきます。

草太はダイジンの呪いで椅子になった

ダイジンは草太の前に突然姿を見せた、人間の言葉が話せる白い猫です。ダイジンは草太のことを、「おまえ」「そうた」と呼んでいました。鈴芽の家で草太が傷の手当てを受けていた際に、部屋の窓に乗っていたのが、ダイジンとの初めての出会いです。

ダイジンが鈴芽に可愛がってもらう様子を、草太は微笑ましく見ていました。すると、気まぐれのように突然呪いをかけられて、3本足の椅子にされてしまったのです。草太は「俺の体に何をした?」と、椅子にされた意味やダイジンの正体を問いただします。そして、鈴芽の体験談を聞いていくうちに、大臣の正体は、宮崎で彼女に引き抜かれた要石ではないかと推察しました。

要石とは、大地震を起こすといわれるミミズを、押し留めるための石を意味しています。要石だったダイジンは、猫の姿に変身して鈴芽の部屋に現れたのではないかと考察します。草太が3本足の椅子にされるときに、ダイジンが「おまえはじゃま」と言いました。このことからも、ダイジンの呪いで椅子になったことは確実でしょう。

ダイジンが草太を椅子にした理由

理由①すずめと一緒にいたかった

なぜダイジンが草太を椅子にしたのか、理由を考察していきます。ダイジンは鈴芽のことが大好きでした。だからこそ、草太の存在が邪魔だったと考察できます。要石だったダイジンは、鈴芽に引き抜かれたあと、彼女の家に行きました。そして、彼女から「うちの子になる?」と言われて、大変嬉しそうに「うん」と返事をしています。

自分を自由にしてくれた鈴芽と一緒に過ごして、遊びたかったのだと考察します。しかし、特別な知識と能力を所有している草太が現れたことで、ダイジンはまた要石に戻されてしまうと思ったのでしょう。このような理由から、草太が邪魔だと感じ、椅子の姿に変身させたと考察します。

理由②要石の役割から解放されたかった

草太は鈴芽が大切にしていた椅子になったあと、東京でミミズと格闘しているうちに要石となりました。なぜなら、草太が代わりにダイジンの役割をするためです。おそらく、ダイジンは要石の役割から解放されたかったと考察します。そのため、草太を椅子にして、自分の役割を彼に移したのでしょう。

草太が変身したのが椅子だった理由や意味

すずめの戸締まりの草太が、なぜ「椅子」に変身したのか、その理由や意味は原作小説で明かされていません。本作のラストシーンは、すずめの後ろ戸の中にある常世(とこよ)でした。常世とは、死者の世界を意味します。

鈴芽は「あの日、津波に流されたこの椅子を、ここで拾ったんだ」と言い、4歳の頃を思い出していました。すずめのよく見る夢に現れていた、白いワンピースの女性は母親だと思っていましたが、未来の自分自身だったこともわかります。不安と恐怖で泣いていた4歳の鈴芽を、17歳の鈴芽が励ましていたのです。母親の思い出が詰まった黄色の椅子を、17歳の鈴芽が4歳の自分に渡します。

叔母の環が見た4歳の鈴芽は、黄色の椅子を持っていました。おそらく、17歳の鈴芽から渡されたのだと考察します。これから困難が訪れるであろう4歳の鈴芽に、母親との思い出の椅子を渡すのが良いと、ダイジンは考えたのでしょう。そのためにも、黄色の子供椅子が必要だったため、草太を変身させたとも考察できます。

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すずめの戸締まりの椅子が3本足の理由を考察

3本足の理由①震災の恐ろしさを表現する

すずめの戸締まりに登場する椅子は、なぜ3本足だったのでしょうか?いくつかの理由が考えられ、一つは震災の悲惨さを意味していると考察します。幼い頃に母親が作ってくれた椅子は、震災のときに津波で流されて、足を1本失くしてしまいました。病院で看護師をしていた母親も、震災の犠牲者です。原作小説でも「あの日津波に流されたこの椅子」というセリフがありました。鈴芽がずっと思い出せなかった記憶です。

大好きだった母親が、震災で亡くなってしまったことを、これまで受け入れられない気持ちでいたのかもしれません。また、鈴芽は黄色い椅子を、波の打ち寄せる場所で拾っています。新海誠監督の作品は、災害をテーマにした内容が多いことからも、充分に考えられる理由でしょう。

3本足の理由②草太への試練

椅子の足が3本しかないのは、草太が乗り越えるための試練を意味するという考察もできます。椅子になること自体も想像できなかったことで、理不尽で不自由な思いをしたでしょう。そのうえ、足が1本ないのは、さらに動きにくくなります。

目標にしている教員への道を達成できたとき、草太は閉じ師の仕事と並行していかなければなりません。それは簡単なことではなく、さまざまな困難が降りかかってくると推察します。ダイジンは強い精神力を培わせるために、草太に試練を与えたのかもしれません。

3本足の理由③すずめにとっての母親との思い出

鈴芽の母親は大変器用な人で、ノコギリや電動ドリルを使いこなして椅子を作ってくれました。母親が作った椅子を見て、鈴芽は「一生大事にするね」と言って喜びます。椅子の足が3本になっても、彼女は捨てることなく大切に持っていました。それは、母親との大切な思い出を意味しているためだと考察できます。

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すずめの戸締まりの椅子の絵本がある?

すずめといすはマックのハッピーセットで配布された?

「すずめといす」は、マクドナルドの「ほんのハッピーセット」を購入すると、おまけとして提供された期間限定の絵本です。2022年11月4日から8週間の配布予定で、なくなり次第終了とされていました。「すずめといす」は、すずめの戸締まりのスピンオフ絵本となっています。新海誠監督が初めて手がけた絵本でもあり、海島千本さんが絵を描き下ろしました。おまけという立ち位置でしたが、1年前から製作開始していたそうです。

本編の前日譚が描かれており、お母さんが大好きな幼い鈴芽と、動き出す椅子のオリジナルストーリーが展開されます。また、鈴芽と母親の親子愛や、本編の展開の伏線となるような描写も登場しました。すずめの戸締まりに声優として出演している神木隆之介さんは、「読んだあと、とても優しい気持ちになれる物語」だと発言しています。ちなみに、ハッピーセットは子供を対象としたメニューですが、大人でも注文することが可能です。

すずめといすのあらすじ

鈴芽は母親と二人暮らしをしていました。いつも優しい母親が大好きで、鈴芽は自分のために作ってくれた「すずめのいす」を大切にしています。母親が仕事や勉強に忙しく、疲れてうたた寝をしている姿を見て、鈴芽は美味しい料理を作ってあげようと思い立ちました。しかし、料理をしたことのない鈴芽は、ちゃんと美味しいものを作れるか心配になります。すると、すずめのいすが動き出しました。

そして、「君が僕を友達だと思ってくれたから、動けるようになった」とすずめのいすが言い、一緒にご飯を作ることになります。すずめの椅子が提案する料理は、ラーメンやたこ焼き、クリームシチューなど、鈴芽の好物ばかりです。これらの料理を嬉しそうに食べる母親を、彼女は想像しました。

鈴芽の母親が目覚めると、彼女はすずめのいすに突っ伏して眠っています。彼女はお母さんに作ってあげたい数々の料理を、クレヨンで絵に描いていました。鈴芽とすずめのいすが会話をして料理を作ろうとしたのは、幼い彼女の夢の中の出来事だったのです。

台所には、鈴芽が一生懸命に握ったおにぎりが置いてありました、今の彼女にできる精一杯の料理です。母親は自分のために作ってくれた鈴芽の気持ちが、大変嬉しい様子です。鈴芽が成長したときに、今度は夢の中ではなく現実の世界で動くすずめのいすと、冒険することを紹介して物語は終わりました。

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すずめの戸締まりの草太の椅子に関する感想や評価

すずめの戸締まりの映画では、なぜ椅子が3本足だったのか、理由が明確にされていません。そのため、視聴者の間で、さまざまな考察がSNS上で飛び交いました。なぜ足が3本になったのか、伏線回収してほしかったというファンの声も上がっています。設定では、椅子を失くしたのは鈴芽が幼い頃です。そして、次に見つけたときには、すでに足が3本だったため、本当の理由は彼女にもわからないようです。

草太がなせ椅子になったのかも、さまざまな考察が上がっていました。ダイジンは要石の役割を、草太に譲渡しようとします。そして、腰を下ろす(椅子に座る)という行動は、一定の場所に留まることを意味するため、椅子に変身させたという考察です。つまり、椅子になってそこに留まり守るものとして、神の留守を任されたと考えた人もいました。

すずめの戸締まりの映画に感動して、3回鑑賞する人もいました。特に戸締まりをするシーンは、どれも涙が出るほど心に響くという声もあります。草太がかっこよく、鈴芽の母親が椅子を作るシーンも好きだという感想もありました。「当たり前のことが当たり前じゃなくなる」という表現が心に残り、今に感謝しようと思ったという感想もあります。

椅子に変身した草太が屋根から降りたり、咄嗟に鈴芽を庇うシーンから、彼の身体能力がかなり高いという感想も上がっていました。長年、戸締まりの旅をしてきた中で、培ったものだろうと考察する声もあります。草太は優しい美青年キャラですが、ユニークな一面も描写されており、彼のファンになった人も多いようです。

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すずめの戸締まりの椅子まとめ

すずめの戸締まりの草太がなぜ椅子にされたのか、なぜ3本足なのか、理由は作中で明確にされませんでした。さまざまな考察が上がっていますが、草太が椅子に変身させられたのは、ダイジンの呪い説が濃厚です。また、椅子が3本足なのは、震災の際に津波に流されて、足を1本失った可能性が高いです。

「すずめの戸締まり」の映画には、黄色い椅子の存在が欠かせません。さまざまな側面から理由を考察して、本作を鑑賞するのも楽しいでしょう。

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