すずめの戸締まりはつまらない？面白くないといわれる理由や口コミ・評価を調査

日本映画で2番目の興行収入（当時）を稼ぎ出し、話題を集めた『君の名は。』の監督・脚本として知られる新海誠の最新作として2022年に公開された『すずめの戸締まり』。そんな『すずめの戸締まり』とは、一体どのような作品なのでしょうか？まずは、大人気監督・新海誠が手掛ける『すずめの戸締まり』についての概要とあらすじについてちぇっくして

『すずめの戸締まり』は2022年11月に公開された日本のアニメーション映画です。そんな『すずめの戸締まり』の脚本・監督を担当するのは、新海誠です。新海誠は、コミックス・ウェーブ・フィルム所属の脚本家、アニメーター、アニメーション監督、小説家です。

17歳の女子高校生・岩戸鈴芽は、2011年3月11日に起きた東日本震災で、母親を探している内に草原の中で孤立するという夢に悩まされていました。岩戸鈴芽は『扉』を探しているとき、扉を閉める青年・宗像草太とすれ違い、気になったので追いかけることに。すると、そこには空中に浮かぶ扉だけがありました。扉を開けると、そこには異世界のようなものがあり…。

大ヒット映画・『君の名は。』や、『天気の子』を世に送り出してきた大人気監督・新海誠が手掛けた最新作『すずめの戸締まり』。そんな新海誠の最新作ということで、世間は『すずめの戸締まり』に大注目していたのですが、いざ、映画が公開されてみると「つまらない」「面白くない」「意味不明」「怖い」などと、批判の声が殺到してしまいました。

いったいなぜ、『すずめの戸締まり』は、「つまらない」「面白くない」「意味不明」「怖い」などと批判されてしまったのでしょうか？お次は、『すずめの戸締まり』を見た方たちからの評価が「つまらない」「面白くない」「意味不明」「怖い」などと批判されている理由について調査してみましょう。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由1つめは、『意味不明なストーリー』です。元々新海誠の作品は1度見ただけではわからないような設定が多かったり、ストーリーも複雑な作品が多いのですが、『すずめの戸締まり』はそんな新海誠作品の中でもずば抜けて意味不明なストーリーだと言われています。

『すずめの戸締まり』は、ファンタジーな世界観を表現した作品となっているので設定がなかなか理解できずに意味不明に感じてしまう方は多いものです。中でも特に意味不明だと言われていたのは、ミミズの正体でした。理解できずに意味不明なストーリーを見続けるのは「つまらない」と感じてしまうのも無理はないでしょう。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由2つめは、『ファンタジーな世界観』です。新海誠は神話をモチーフとして取り入れる作品が過去にもありましたが、『すずめの戸締まり』は特にファンタジーな世界観が強い作品になっているようで、評価が賛否両論となっているようです。

ファンタジーな世界観は新海誠らしさともいえるのですが、『すずめの戸締まり』は作中用語の説明が不十分だったり、ファンタジー色が強すぎるゆえに設定が意味不明で理解できず「つまらない」「面白くない」と思ってしまった方は多かったようです。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由3つめは、『すずめの行動にモヤモヤする』です。主人公・すずめの行動にモヤモヤを感じて作品自体が詰まらないと感じてしまった方も少なくないようです。

中でも、すずめは震災孤児となり叔母が育ててくれていたのにもかかわらず、家出してスナックでバイトしていたなど恩を仇で返す様な行動にはモヤモヤ通り越してイラっと来た方もいたようです。また、怖いもの知らずな性格なのか、すずめがヒッチハイクしようとするようなシーンにも「もっと考えて行動してほしい」と思ってしまった方もいました。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由4つめは、『ミミズが気持ち悪い』です。『すずめの戸締まり』で登場するミミズは、災いをもたらす予兆です。そんなミミズが気持ち悪くストーリーに集中できず、つまらなかったと感じてしまった方もいました。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由5つめは、『すずめと草太が惹かれ合う理由がわからない』です。すずめと草太の恋愛模様も描かれている『すずめの戸締まり』ですが、そもそも人はいつ、どんなところに惹かれあったのかなどといった詳細が描かれていません。そのため、「いつから好きだったの？」「何ですずめは草太を追いかけたの？」と、理解できていない方もおお

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由6つめは、『登場キャラの過去や背景がわからない』です。主人公のすずめは被災孤児となり、母親を亡くし、叔母に引き取られたという過去が明らかになっていますが、他キャラクターたちの過去や背景は殆どといっていいほどわからない状態です。

例えば、草太に両親がいるのか、草太の祖父・羊朗はなぜ腕が1本ないのかなどは説明なしの状態です。また、環も姉との関係が不明だったり、ルミがシングルマザーである理由も説明なしなど、とにかく、登場キャラの過去や背景情報が少なすぎて意味不明な状態です。そのため、視聴者たちは登場キャラに感情移入しにくく、「面白くない」と感じてしまった方もいたようです。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由7つめは、『震災の描写が怖い』です。『すずめの戸締まり』は、東日本大震災が深く関係したストーリーとなっています。震災の描写が怖いほどリアルに描かれており、「見ていてつらかった」「被災したことを思い出して怖い」という意見も多く挙げられていました。被災者にとっては、震災の描写が怖いというだけでなく、不快に感じた方も少なくありません。

というのも、『すずめの戸締まり』では過去に日本で起きていた地震災害は全てミミズのせいという設定に加え、被災地を廃墟や災いの渦巻くあの世の情景として描いているため、震災の描写がリアルで怖いという声だけではなく、「被災地は廃墟でもあの世でもない！」と怒りの声もあげられていたほどです。震災描写が怖いだけでなく、このような情景にショックを受けた被災者も多くいたようで、批判の声が殺到しました。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由8つめは、『声優が微妙』です。『すずめの戸締まり』のメインキャストといえば、主人公の岩戸鈴芽役を演じた原菜乃華や、宗像草太役を演じた松村北斗です。主人公の岩戸鈴芽役を演じた声優は、原菜乃華は子役としても活躍しており、女優として活躍する現在も『真犯人フラグ』や『ナンバMG5』など、人気ドラマに出演して反響を集めています。

しかしあくまで女優としての演技であり、声優としての演技は微妙だという意見が多く挙げられていました。宗像草太役を演じた松村北斗はアイドルであり、声優初挑戦となった今作ですが、演技が棒読みだと感じた方も少なくなかったようでした。このように、メインキャスト声優の演技が微妙という批判は意外にも多いようで、『すずめの戸締まり』が面白くない・つまらないと言われる評価にもつながったようです。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由9個目は、『新海誠作品に飽きた』です。新海誠作品といえば、美しい映像美と音楽が大きな魅力です。そんな新海誠作品ですが、ストーリーや設定が過去作品と似たり寄ったりで飽きたという声も少なくありません。『すずめの戸締まり』も、新海誠らしさはあるものの、その一方で「毎年似たような感じで飽きた」という批判の声もありました。

『すずめの戸締まり』の評価がつまらない・面白くないと批判される理由10個目は、『昔の新海誠らしくない』です。新海誠といえば、『ほしのこえ』や『秒速5センチメートル』など、これまでにも様々な名作を生み出し、多くの賞を受賞している監督・脚本家です。そんな新海誠のファンの中には、当初の新海誠が作り出す世界観が好きで、他作品も楽しみにしている方が多いものです。

新海誠といえば、繊細な心理描写が上手な監督として知られているのですが、『すずめの戸締まり』では、そんな『新海誠らしさ』があまり感じられなかったようで、昔の新海誠らしくない作品だと感じた方もいたようです。そのため、新海誠ファンこそ、「つまらない」「面白くない」と感じてしまった方もいたようでした。

「つまらない」「面白くない」「意味不明」「怖い」などと批判されている『すずめの戸締まり』ですが、中には「面白い」と感じている方もいるようでした。では、『すずめの戸締まり』が面白いと感じた方は一体どのような点が面白いと思ったのでしょうか？お次は、『すずめの戸締まり』が面白いと言われる理由について迫ってみましょう。

『すずめの戸締まり』の評価が面白いといわれる理由1つめは、『扉を閉じていくストーリー』です。『すずめの戸締まり』では、『扉』を閉じていくストーリーとなっており、他作品では見ないような斬新なストーリー設定に新鮮味を感じて「面白い」と思った視聴者もおおいｙ

『すずめの戸締まり』の評価が面白いといわれる理由2つめは、『ロードムービーとしての側面』です。『すずめの戸締まり』は、日本各地の廃墟に点在する災いの出口『扉』を閉じていく少女の解放と成長を描くロードムービーです。そんなロードムービーとしての、様々な場所が美しい映像美として登場することに面白さを感じている方も多いようでした。

『すずめの戸締まり』の評価が面白いといわれる理由3つめは、『美しい背景』です。新海誠の作品といえば、圧倒的な映像美が特徴であり、そんな美しい映像を楽しみにしている方が非常に多いものです。『すずめの戸締まり』でもこれは例外ではなく、美しい背景が楽しめる、『新海ワールド』が楽しめるアニメーション映画となっていました。

美しい映像美を手掛ける新海誠曰く、「思春期の困難な時期に、風景の美しさに自分自身を救われ、励まされてきたので、そういう感覚を映画に込められたら、という気持ちはずっと一貫して持っている」と、かつて発言したこともあったようです。新海誠の作品では、美しく癒される背景に思わず魅入ってしまう方も多いので、それだけで作品が面白いと評価する方も少なくありません。

賛否両論となっている『すずめの戸締まり』ですが、一部ではパクリ疑惑が浮上しているようです。一体どのようなところがパクリだと言われているのでしょうか？お次は、『すずめの戸締まり』のパクリ疑惑について考察してみましょう。

『すずめの戸締まり』のパクリ疑惑1つめは、『竜とそばかすの姫』です。『竜とそばかすの姫』は、スタジオ地図制作によるアニメーション映画で2021年7月に公開されました。そんな『竜とそばかすの姫』と『すずめの戸締まり』はラストの展開が似ている、対比させたようなストーリー展開だという声が挙げられ、パクリ疑惑が浮上しました。

『すずめの戸締まり』のパクリ疑惑2つめは、『キングダムハーツ』です。『キングダムハーツ』はスクウェア（現：スクウェア・エニックス）より2002年3月に発売されたPlayStation2用ゲームソフトをはじめとするシリーズです。そんな『キングダムハーツ』は、世界各地をまわって、鍵穴を閉じるという内容のゲームであり、『すずめの戸締まり』の内容とかなり似ていることからパクリではないかという声が多く挙げられました。

『すずめの戸締まり』のパクリ疑惑3つめは、『ハウルの動く城』です。『ハウルの動く城』は、スタジオジブリ制作によるアニメーション映画で2004年11月に公開されました。そんな『ハウルの動く城』に登場するハウルの黒髪姿と、『すずめの戸締まり』の草太の見た目がそっくりすぎてパクリ疑惑が浮上しました。

『すずめの戸締まり』のパクリ疑惑4つめは、『魔女の宅急便』です。『魔女の宅急便』は、スタジオジブリ制作によるアニメーション映画で1989年7月に公開されました。そんな『魔女の宅急便』の代表曲とも言える、『ルージュの伝言』が『すずめの戸締まり』ストーリー中に流れることから、パクリではないかという声が出ました。

新海誠が脚本・監督を務めた『すずめの戸締まり』。そんな『すずめの戸締まり』で、声優を担当したキャストとは一体どのような人物なのでしょうか？お次は、『すずめの戸締まり』で声優を務めたキャストたちのプロフィールについてちぇっく

『すずめの戸締まり』の声優キャスト1人目は、『岩戸鈴芽役の原菜乃華』です。岩戸鈴芽役を演じた原菜乃華は、2003年8月26日生まれの東京都出身、トライストーン・エンタテイメント所属の女優、元子役です。そんな原菜乃華は、『すずめの戸締まり』にて主人公の岩戸鈴芽役を務めました。原菜乃華は、『すずめの戸締まり』のオーディションにて1700人を超える中から主人公・岩戸鈴芽役に選ばれました。

『すずめの戸締まり』の声優キャスト2人目は、『宗像草太役の松村北斗』です。宗像草太役を演じた松村北斗は、1995年6月18日生まれの静岡県出身、ジャニーズ事務所所属のアイドル・俳優です。松村北斗は、2020年1月にCDデビューを果たしたSixTONESのメンバーとして活躍しています。

アイドルとして活躍する傍ら、2012年4月、テレビドラマ『私立バカレア高校』の浅田哲也役で俳優デビューを果たしました。『すずめの戸締まり』のオーディションでは宗像草太役に抜擢され、声優業に初挑戦しました。

『すずめの戸締まり』の声優キャスト3人目は、『宗像羊朗役の松本白鸚』です。宗像羊朗役を演じた松本白鸚は、1942年8月19日生まれの東京都出身、歌舞伎役者、日本舞踊家、俳優です。歌舞伎だけではなく、現代劇やミュージカルでの活躍もしており、国内外でも高い評価を集めています。そんな松本白鸚は『すずめの戸締まり』にて宗像羊朗役を演じました。

『すずめの戸締まり』の声優キャスト4人目は、『岩戸環役の深津絵里』です。岩戸環役を演じた深津絵里は、1973年1月11日生まれの大分県出身、アミューズ所属の女優、歌手です。深津絵里は、ミス原宿グランプリ（コンテスト）にて優勝したのをきっかけに、13歳で芸能界入りを果たしました。そんな深津絵里は、『すずめの戸締まり』にて岩戸環役を演じました。

『すずめの戸締まり』の声優キャスト5人目は、『岡部稔役の染谷将太』です。岡部稔役を演じた染谷将太は、1992年9月3日生まれの東京都出身、トイズファクトリー所属の俳優です。そんな染谷省太は7歳時に子役として活動を始め、9歳のときに『STACY』で映画初出演となりました。2009年には、映画『パンドラの匣』で長編映画初主演を務めました。そんな染谷省太は、『すずめの戸締まり』にて岡部稔役を演じました。

『すずめの戸締まり』の声優キャスト6人目は、『二ノ宮ルミ役の伊藤沙莉』です。二ノ宮ルミ役を演じた伊藤沙莉は、1994年5月4日生まれの千葉県出身、アルファエージェンシー所属の女優、元子役、ナレーター、タレント、ダンサー、歌手です。

伊藤沙莉は、2003年にドラマ『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』にて芸能界デビューを果たしました。当時わずか9歳で演技未経験ながら、身体が少女に若返ってしまった女性研究員という難役を務めました。そんな伊藤沙莉は『すずめの戸締まり』にて二ノ宮ルミ役を演じました。
 

新海誠作品の中でもかなり厳しい批判が続出している『すずめの戸締まり』。そんな『すずめの戸締まり』に対して世間の人々は一体どのような感想や評価を抱いているのでしょうか？最後に、『すずめの戸締まり』に対する世間の人々の感想や評価をチェックして

こちらの方は『すずめの戸締まり』に対して「映画としては面白いけど、被災者の立場からすると観てて辛かった。ファンタジー要素入れて架空の国や地名でやればいいのに、具体的な地名が出てくるから、どうしても昔を思い出したり、再度被災するかもしれない不安を煽る描写がダメだった。もう観たくない。」とツイートしています。『すずめの戸締まり』では具体的な地名が出る為、被災者の方は辛くて苦しい気持ちになってしまったようです。

こちらの方は『すずめの戸締まり』に対して「すずめの戸締まり見てきたけどやっぱ微妙やったなぁ。何より草太の声優が下手で無理すぎた」とツイートしています。『すずめの戸締まり』では本業の声優をほとんど起用しておらず、女優やアイドル・俳優が声優を務めているため、演技が下手だという声が多く挙げられてしまったようでした。

こちらの方は『すずめの戸締まり』に対して「すずめの戸締り微妙。震災を扱ってる割にはすずめと草太の恋愛要素が強く、震災と恋愛が中途半端に混ざり合って、何を伝えたいのかテーマがよく分からない作品だった」とツイートしています。震災のことだけではなく、恋愛模様も描かれている『すずめの戸締まり』ですが、見ていた方にとっては何を伝えたいテーマだったのか理解できなかった方も少なくありませんでした。

『すずめの戸締まり』がつまらないといわれる理由まとめについて今回はご紹介しました。『すずめの戸締まり』は、「つまらない」「面白くない」「意味不明」「怖い」と、批判の声が殺到してしまったようですが、その理由は意味不明なストーリーや震災描写が怖いことなどが大きいようでした。しかし、新海ワールド全開の圧倒的な映像美に癒されたと言う方もいらっしゃったので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。