機動戦士ガンダム 水星の魔女の元ネタはシェイクスピアのテンペスト?共通点を考察

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、ガンダムTVシリーズの1つ。この作品には元ネタがあるといわれており、それはシェイクスピアの『テンペスト』であると考えられています。ここでは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の元ネタとされる、シェイクスピアの『テンペスト』について紹介。あらすじや登場人物などに触れ、『水星の魔女』との共通点をチェックしていきます。考察の内容上、ストーリーのネタバレに触れるため注意してください。

機動戦士ガンダム 水星の魔女の元ネタはシェイクスピアのテンペスト?共通点を考察のイメージ

目次

  1. 水星の魔女とは?
  2. 水星の魔女の元ネタはシェイクスピアのテンペスト?
  3. 水星の魔女と元ネタのテンペストの共通点や似てる部分
  4. 水星の魔女の名言
  5. 水星の魔女の見る順番や時系列
  6. 水星の魔女のキャラの声優
  7. 水星の魔女に関する感想や評価
  8. 水星の魔女の元ネタまとめ

水星の魔女とは?

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』はロボットアニメ「ガンダムシリーズ」に属する作品の1つ。ここでは、『水星の魔女』の元ネタになったと考えられているシェイクスピアの『テンペスト』について紹介していきます。

『テンペスト』のあらすじのネタバレがあるため、これからシェイクスピア作品に触れる可能性がある場合は注意してください。『テンペスト』のあらすじネタバレなどに触れていく前に、まずは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の概要やあらすじネタバレをチェックしていきます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女の概要

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、アニメ制作ブランド「サンライズ」によるテレビアニメです。2022年10月2日に第1期の放送が開始され、2023年1月8日にかけて全12話が放送されました。2023年4月からは第2期の放送が始まる予定となっています。本作の特徴は、ガンダムTVシリーズ史上初めて女性主人公が採用されたという点にあります。

また、ガンダムシリーズとしては珍しい学園を舞台にした物語となっており、ガンダムファンはもちろん、ガンダムに触れてこなかった人々からの注目も集めました。OP主題歌を人気ユニット「YOASOBI」が担当したことも、大きな話題となっています。

機動戦士ガンダム 水星の魔女のあらすじネタバレ

物語は、辺境の地である水星出身の少女スレッタ・マーキュリーが、アスティカシア高等専門学園パイロット科に編入してくるところから始まります。スレッタはそこで学園理事長の娘であるミオリネ・レンブランと出会い、ひょんなことから彼女の婚約者という立場を獲得しました。ミオリネや地球寮の仲間たちと交流しながら学園生活を送るスレッタは、やがて大人たちの陰謀に巻き込まれていきます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト

水星の魔女の元ネタはシェイクスピアのテンペスト?

ここからは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の元ネタではないかと考えられているシェイクスピアの『テンペスト』について紹介していきます。『テンペスト』の概要や、簡単なあらすじを確認していきましょう。

シェイクスピアの『テンペスト』は、多くの人が想像している以上に『水星の魔女』のストーリーと一致しています。『テンペスト』のあらすじネタバレに触れることは、場合によっては『水星の魔女』の今後の展開に関するネタバレになる可能性があるため、あらすじネタバレに触れたくない人は注意してください。

元ネタといわれるシェイクスピアのテンペストとは?

『テンペスト』は、イギリスを代表する劇作家ウィリアム・シェイクスピアが生み出した戯曲の1つです。「テンペスト」とは「嵐」を意味する言葉です。シェイクスピアはいくつも作品を生み出していますが、『テンペスト』はその中でも特に人気の高い作品だといわれており、2012年のロンドン・オリンピックでは作品の一部が朗読されました。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の元ネタが『テンペスト』であると考えられるようになったのは『テンペスト』と『水星の魔女』にいくつもの共通点があったためです。最もわかりやすいのが、登場人物の名前です。『テンペスト』の主人公はプロスペローで、彼が操る妖精の名はエアリアルでした。

『水星の魔女』の主人公であるスレッタの母親はプロスペラという名前で、プロスペローの女性形となっています。そしてプロスペラが作ったガンダムがエアリアルでした。また『テンペスト』も『水星の魔女』も、復讐にスポットが当たった作品となっています。

シェイクスピアのテンペストの簡単なあらすじ

ここからは、シェイクスピアの『テンペスト』のあらすじをネタバレありで簡単に紹介していきます。ナポリ王とミラノ大公が乗った船が嵐に遭い、孤島へと流れ着きました。その島には、12年前にミラノ大公によって追放された大公の兄プロスペローと、彼の娘ミランダが暮らしています。実は、船を襲った嵐はプロスペローがしもべの妖精エアリアルを使って起こしたものでした。

プロスペローは弟に復讐しようと目論んでいたのです。一方、ミランダは王たちとはぐれてしまったナポリ王子ファーディナンドと出会い、恋に落ちました。プロスペローはファーディナンドに試練を課し、それを乗り越えたファーディナンドはミランダの婚約者となります。

その頃、大公は王を亡き者にするため、島に住む怪物キャリバンはプロスペローに復讐するため、それぞれ謀略を巡らせていました。しかしどちらもエアリアルによって阻止され、その状況を見ていたプロスペローも復讐の無意味さを悟って怒りを収めます。プロスペローは皆をナポリへと返し、ミランダとファーディナンドの結婚を見届けました。プロスペローのしもべであったエアリアルは自由の身となり、物語は幕を下ろします。

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水星の魔女と元ネタのテンペストの共通点や似てる部分

ここからは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とシェイクスピアの『テンペスト』の共通点や似ている部分をネタバレありで具体的に紹介していきます。あらすじネタバレが平気であるという人は、第2期が始まる前に『水星の魔女』と『テンペスト』の共通点をチェックし、『水星の魔女』の今後の展開がどうなるのか予測してみるのもいいでしょう。

共通点①復讐までにかける年月

『テンペスト』のプロスペローは、自分を大公の地位から引きずり下ろし孤島へと追いやった弟に復讐したいと考えていました。彼が国を追われ、再び弟と相見えて復讐するまでにかかった年月は12年です。一方『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のプロスペラは、ミオリネ・レンブランの父親であるデリング・レンブランに強い恨みを抱いています。

デリングが起こしたヴァナディース事変によって、夫や恩人たちが死亡し、自分と娘は辺境の地である水星に逃げなければならなかったためです。プロスペラは復讐の第一歩としてスレッタとエアリアルを学園に送り込んだと考えられています。ヴァナディース事変の際、彼女の娘は4歳でした。スレッタの年齢を考えると、プロスペラが復讐のための行動を起こすためにかかった年月は約12年であることがわかります。

しかし、新たな情報が発覚したことで、プロスペラの復讐までにかけた年月が12年であるという考えは現実的ではなくなってきました。アニメ劇中で、プロスペラの復讐が21年前の事件に起因しているということが仄めかされたのです。もし21年前の事件がヴァナディース事変であるのなら、スレッタがプロスペラと共に水星に逃げてきた娘と同一人物であるのかどうかも怪しくなってきます。

共通点②エアリアルの能力

『テンペスト』に登場する妖精エアリアルは、天候を操って大嵐を起こしたり、己の姿を透明人間のように消してみせたりするなど、人知を超えた力を持っています。それは平凡な人間からすれば、恐れずにはいられない強力なものです。

『水星の魔女』に登場するガンダム・エアリアルも、人々の想像を超えた力を持っているため恐れられることになります。能力を使って文字通り嵐を巻き起こす『テンペスト』のエアリアルと、その存在によってトラブルを巻き起こす『水星の魔女』のエアリアルは非常によく似ています。また、主の復讐に乗り気ではないという点も『テンペスト』のエアリアルと『水星の魔女』のエアリアルの共通点です。

共通点③プロスペローの結婚

『テンペスト』では、プロスペローの娘ミランダとナポリ王子ファーディナンドが、プロスペローの策略によって意図的に引き合わされ婚約します。そして物語の最後に、2人の結婚式がナポリで執り行われることが決定しました。『水星の魔女』でも、プロスペラの策略によってスレッタはミオリネと出会い、婚約者という関係になっています。

スレッタがミランダのポジションであり、ミオリネがファーディナンドのポジションにいるのです。『水星の魔女』の世界では同性婚が珍しくないと仄めかされているため、スレッタとミオリネが結ばれて大団円で終わる可能性もあるのかもしれません。2人が結ばれなくても、『テンペスト』のプロスペローのようにプロスペラが怒りを収め、デリングと和解する可能性はあります。

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水星の魔女の名言

名言①「逃げたら一つ…」

「逃げたら一つ、進めば二つ」

この名言は、スレッタ・マーキュリーが口にしたものです。元々は、彼女が母親から教えてもらった言葉でした。困難から逃げると、傷つかなかったり負けなかったりといった何かが1つ手に入ります。しかし逃げずに進むことを選んだ場合、前に進めたという自信や経験値、戦いであれば勝利が手に入る可能性があります。逃げるよりも進んだほうが多くのものを得られる、という意味の言葉なのです。

この言葉は気弱なスレッタが勇気を奮い立たせるために使うもので、スレッタに大きな影響を及ぼしています。スレッタだけでなく、ミオリネやグエルも、この言葉の影響を受けて変わっていきます。『水星の魔女』のキーワードの1つと言っても過言ではないでしょう。同時にこの言葉は、スレッタを望まぬ道に引きずり込む呪いの言葉でもあります。

名言②「ロミジュリったら…」

「ロミジュリったら許さないからね!」

この名言は、ミオリネ・レンブランが口にしたものです。スレッタはパイロット科に所属する男子生徒エラン・ケレスから「2人で会えないか」というデートのような誘いを受け、それを了承しました。エランはベネリットグループ御三家の1つ、ペイル社が擁立するパイロット。ミオリネにとっては信用できない相手です。

エランのもとに向かおうとするスレッタに、ミオリネは厳しい表情でこのセリフを口にしました。この言葉は、シェイクスピアの作品『ロミオとジュリエット』からきています。『ロミオとジュリエット』といえば、敵同士の家に生まれた男女が恋に堕ち、結ばれるために駆け落ちしようとする話です。ミオリネは「ロミオとジュリエットのように敵と恋に堕ちるな」と言いたかったのでしょう。

名言③「お前のことなんて…」

「お前のことなんて全然好きじゃないんだからな!」

この名言は、グエル・ジェタークが口にしたものです。決闘でスレッタに敗れたグエルは、自分の実力を認めてくれたスレッタに感動し、衝動的にプロポーズしてしまいました。後日、我に返ったグエルはこのセリフをスレッタへと投げかけ、プロポーズは誤りであったことを主張しています。ツンデレの見本のようなセリフに微笑ましさを感じた視聴者は少なくなかったようです。

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水星の魔女の見る順番や時系列

見る順番や時系列①プロローグ

アニメ『水星の魔女』には、動画配信サービスで見ることができる本編の前日譚「PROLOGUE」が存在します。「PROLOGUE」で描かれるのは、スレッタが学園にやってくるずっと前の出来事です。

フォールクヴァングというフロントでガンダム・ルブリスの稼働実験を行っていたヴァナディース機関が、ガンダムを危険視する勢力からの襲撃を受ける様子が描かれます。この襲撃は本編で「ヴァナディース事変」と呼ばれています。このヴァナディース事変が、本編の展開に大きく影響してくることになります。

見る順番や時系列②OP曲と原作小説

YOASOBIが「小説を音楽にするユニット」であることは広く知られています。YOASOBIは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のOP主題歌を担当し、当然その主題歌にも原作となる小説がありました。小説のタイトルは『ゆりかごの星』で、この小説は『水星の魔女』の公式サイトで読むことができます。

小説の時系列はおそらくヴァナディース事変のあと。幼いスレッタがガンダム・エアリアルと共に、水星でどのような生活を送っていたのか、ということが描かれています。スレッタが学園に編入するまでの流れがわかるため、本編を見る前にチェックしておきましょう。小説だけでなく、OPの映像にも注目する必要があります。

見る順番や時系列③テレビアニメ

「PROLOGUE」と原作小説、OP主題歌をチェックして、最後に見るべきなのがテレビアニメ本編です。テレビアニメ本編は、水星で育ったスレッタ・マーキュリーがアスティカシア高等専門学園のあるフロントにやってくるところから始まります。そこでミオリネ・レンブランと運命的な出会いを果たし、物語は一気に加速していきます。

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水星の魔女のキャラの声優

スレッタ・マーキュリー役/市ノ瀬加那

スレッタ・マーキュリーは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公。水星出身の少女で、モビルスーツ・エアリアルを持参してアスティカシア高等専門学園パイロット科2年に編入してきました。ひょんなことから学園理事長の娘であるミオリネ・レンブランと関わりを持ち、彼女の婚約者とモビルスーツを使った決闘を行うことになりました。決闘に勝利したスレッタは、ミオリネの婚約者という立場を手に入れます。

スレッタ・マーキュリーの声を担当したのは、シグマ・セブンに所属する声優の市ノ瀬加那です。主な出演作品に『Fairy gone フェアリーゴーン』(マーリヤ・ノエル)、『Dr.STONE』(小川杠)、『社長、バトルの時間です!』(ユトリア)、『境界戦機』(紫々部シオン)、『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』(オリヴィア)、『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』(荻原沙優)などがあります。

ミオリネ・レンブラン役/Lynn

ミオリネ・レンブランは、学園理事長であり巨大複合企業体ベネリットグループ総裁であるデリング・レンブランの一人娘です。彼女は父親に対して強い反抗心を抱いており、父の手から逃れて地球に行こうとしていたところ、スレッタと出会いました。父親の命令によって、学園内で行われる決闘のトロフィーとして扱われていた彼女は、スレッタが決闘に勝利したことをきっかけに彼女の婚約者となります。

ミオリネ・レンブランの声を担当したのは、アーツビジョンに所属する声優のLynnです。主な出演作品に『さばげぶっ!』(経堂麻耶)、『最弱無敗の神装機竜』(リーズシャルテ・アティスマータ)、『風夏』(秋月風夏)、『亜人ちゃんは語りたい』(小鳥遊ひまり)、『約束のネバーランド』(ギルダ)、『炎炎ノ消防隊』(プリンセス火華)、『白い砂のアクアトープ』(久高夏凛)などがあります。

グエル・ジェターク役/阿座上洋平

グエル・ジェタークは、アスティカシア高等専門学園パイロット科3年に所属する人物。ジェターク社の御曹司で、スレッタに決闘で負けるまでは学園最強の称号「ホルダー」の所有者でした。そして、ミオリネの婚約者候補でもありました。スレッタと2度戦い敗北した彼は、自身の健闘を称えてくれたスレッタに心を打たれ、彼女にプロポーズしています。当然断られましたが、その後もスレッタを気にかけ続けています。

グエル・ジェタークの声を担当したのは、青二プロダクションに所属する声優の阿座上洋平です。主な出演作品に『クロムクロ』(青馬剣之介時貞)、『ピアシェ〜私のイタリアン〜』(近野桐秀)、『新サクラ大戦 the Animation』(神山誠十郎)、『白い砂のアクアトープ』(屋嘉間志空也)、『D CIDE TRAUMEREI THE ANIMATION』(織田龍平)、『虫かぶり姫』(アーヴィン・オランザ)などがあります。

エラン・ケレス役/花江夏樹

エラン・ケレスは、アスティカシア高等専門学園パイロット科3年に所属する人物。ペイル社が擁立するパイロットで、決闘委員会に所属しています。物語が進行し、実はスレッタたちがエラン・ケレスだと思って接していた人物は、オリジナルのエランと同じ顔と声にさせられた「強化人士4号」と呼ばれる人物であったことが明らかになりました。オリジナルのエランは、ペイル社のCEOたちから敬われる存在であるようです。

エラン・ケレスの声を担当したのは、アクロスエンタテインメントに所属する声優・歌手の花江夏樹です。主な出演作品に『ダイヤのA』(小湊春市)、『凪のあすから』(先島光)、『四月は君の嘘』(有馬公生)、『東京喰種トーキョーグール』(金木研/佐々木琲世)、『スタミュ』(星谷悠太)、『鬼滅の刃』(竈門炭治郎)、『ヴァニタスの手記』(ヴァニタス)、『NieR:Automata Ver1.1a』(9S)などがあります。

シャディク・ゼネリ役/古川慎

シャディク・ゼネリは、アスティカシア高等専門学園パイロット科3年に所属する人物。グラスレー社CEOの養子で、グラスレー寮を束ねています。学園内で多くの女性たちと関係を持っている軽薄な人物ですが、一方で冷酷な一面も持っています。ミオリネとは幼なじみという関係であり、彼女に対して淡い気持ちを抱いていました。しかしそれを告げることはできず、せめてミオリネのビジネスパートナーになろうと画策します。

シャディク・ゼネリの声を担当したのは、トイズファクトリーに所属する声優・歌手の古川慎です。主な出演作品に『精霊使いの剣舞』(カゼハヤ・カミト)、『ワンパンマン』(サイタマ)、『刀剣乱舞』(大倶利伽羅)、『転生したらスライムだった件』(ベニマル)、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』(白銀御行)、『憂国のモリアーティ』(シャーロック・ホームズ)などがあります。

チュアチュリー・パンランチ役/富田美憂

チュアチュリー・パンランチは、アスティカシア高等専門学園パイロット科1年に所属する少女。地球寮で生活しており、周囲からはチュチュという愛称で呼ばれています。地球出身者「アーシアン」を差別する宇宙居住者「スペーシアン」を嫌悪しており、当初は水星出身のスレッタのことも快く思っていませんでした。しかし交流していくうちに心を開き、スレッタを地球寮の仲間として受け入れるようになります。

チュアチュリー・パンランチの声を担当したのは、アミューズに所属する声優・歌手の富田美憂です。主な出演作品に『アイカツスターズ!』(虹野ゆめ)、『メイドインアビス』(リコ)、『京都寺町三条のホームズ』(真城葵)、『俺だけ入れる隠しダンジョン』(エマ・ブライトネス)、『裏世界ピクニック』(瀬戸茜理)、『シャドウバースF』(小鳥遊ツバサ)、『プリマドール』(月下)などがあります。

デリング・レンブラン役/内田直哉

デリング・レンブランは、ミオリネ・レンブランの父親。ベネリットグループの総裁であり、アスティカシア高等専門学園の理事長でもあります。彼は元軍人で、GUNDフォーマット技術の危険性を訴え、後にヴァナディース事変と呼ばれる襲撃事件を起こしました。周囲の人間にはもちろん、娘のミオリネにすら冷たく接する非情な性格です。しかし一方で、反抗されながらも娘の身を案じる父親らしい一面も持っています。

デリング・レンブランの声を担当したのは、大沢事務所に所属する声優・俳優の内田直哉です。主な出演作品に『奇鋼仙女ロウラン』(神子上博士)、『DEATH NOTE』(夜神総一郎)、『逆境無頼カイジ』(遠藤勇次)、『COBRA THE ANIMATION』(コブラ)、『DRIFTERS』(織田信長)、『ヴィンランド・サガ』(アシェラッド)、『ゲッターロボ アーク』(神隼人)、『どろろ』(醍醐景光)などがあります。

サリウス・ゼネリ役/斧アツシ

サリウス・ゼネリは、ベネリットグループ御三家の1つであるグラスレー社のCEO。MS開発評議会の一員でもあります。かなりの老齢ですが、今でも精力的に働き続けている人物。シャディク・ゼネリの養父で、シャディクを会社経営に参加させています。デリング以上にガンダムを嫌悪しており、ガンダムを徹底的に排除しようとしないデリングの姿勢に不信感を抱いていました。

サリウス・ゼネリの声を担当したのは、大沢事務所に所属する俳優・声優・ナレーターの斧アツシです。主な出演作品に『爆丸バトルブローラーズ』(ティグレス)、『Re:CREATORS』(ブリッツ・トーカー)、『慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜』(セルセウス)、『文豪ストレイドッグス』(広津柳浪)、『七つの大罪』(ルイン)、『アルスラーン戦記』(モンフェラート)などがあります。

ヴィム・ジェターク役/金尾哲夫

ヴィム・ジェタークは、ベネリットグループ御三家の1つであるジェターク社のCEOであり、MS開発評議会の一員。グエル・ジェタークとラウダ・ニールの父親です。彼は軍人出身のデリングがベネリットグループの頂点にいることに納得しておらず、デリングの暗殺計画を画策しました。グエルに対して厳しく接する非情な父親のイメージが強い印象でしたが、彼なりに息子を大切にしていたことが後に明らかになります。

ヴィム・ジェタークの声を担当したのは、劇団昴に所属する俳優・声優の金尾哲夫です。主な出演作品に『∀ガンダム』(ミハエル・ゲルン)、『明日のナージャ』(アルフォンス・ジャン・マレー)、『スクラップド・プリンセス』(ドイル・バレット)、『BLEACH』(パトラス)、『TYTANIA-タイタニア-』(セオドア・タイタニア)、『伝説の勇者の伝説』(ガイネル)、『キングダム』(昭王)などがあります。

ニューゲン役/勝生真沙子

ニューゲンは、ベネリットグループ御三家の1つであるペイル社のCEO。ペイル社ことペイル・テクノロジーズは4人の女性たちがCEOを務めており、ニューゲンはその中でもリーダー的な立場にいます。スレッタに敗れた強化人士4号を失敗作とみなして廃棄処分を命じるなど、冷酷な性格の女性です。当初はエアリアルを葬ろうとしていましたが、後にエアリアルを確保する方向に切り替えています。

ニューゲンの声を担当したのは、81プロデュースに所属する声優の勝生真沙子です。主な出演作品に『超時空世紀オーガス』(アテナ・ヘンダーソン)、『ガラスの仮面(エイケン版)』(北島マヤ)、『機動戦士Ζガンダム』(レコア・ロンド)、『美少女戦士セーラームーン』(海王みちる/セーラーネプチューン)、『NARUTO-ナルト-』(綱手)、『L/R-Licensed by Royal-』(カミール女史)などがあります。

プロスペラ・マーキュリー役/能登麻美子

プロスペラ・マーキュリーは、スレッタの母親。水星を拠点とするベネリットグループ傘下の企業、シン・セー開発公社のCEOを務めています。彼女がスレッタとエアリアルをアスティカシア高等専門学園へと推薦し、送り込みました。素顔を隠すヘッドギアと、GUND技術の義手を右腕に装着しているところが特徴的です。デリングに対して強い恨みを抱いており、復讐のためにスレッタを利用している可能性があります。

プロスペラ・マーキュリーの声を担当したのは、大沢事務所に所属する声優・歌手・ナレーター・女優の能登麻美子です。主な出演作品に『スクールランブル』(塚本八雲)、『いちご100%』(東城綾)、『地獄少女』(閻魔あい)、『CLANNAD』(一ノ瀬ことみ)、『君に届け』(黒沼爽子)、『FAIRY TAIL』(メイビス・ヴァーミリオン)、『ゴールデンカムイ』(インカㇻマッ)などがあります。

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水星の魔女に関する感想や評価

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』からダンガムシリーズに入ったという人のコメントです。『水星の魔女』は、ガンダムシリーズに敷居の高さを感じて敬遠していた層を取り込むために作られた、新しいガンダム作品でした。『水星の魔女』をきっかけにガンダムシリーズに手を出したという人は一定数存在しており、制作サイドの目論見が上手くいったことがわかります。

シェイクスピアの『テンペスト』を読んだ『水星の魔女』ファンのコメントです。『水星の魔女』の元ネタはシェイクスピアの『テンペスト』ではないかという噂を聞き、少なくない数の視聴者がシェイクスピアの『テンペスト』を手に取りました。読んでみた結果、想像以上に『水星の魔女』と重なる部分があり、ネタバレされた気分になった人は多かったようです。

ネタバレを気にしないのなら、心の安寧のためにシェイクスピアの『テンペスト』のあらすじを調べてみてほしいというコメントです。『水星の魔女』の第1期は不穏な形で幕を下ろし、多くの視聴者に不安を抱かせました。

そこでネタバレを気にしない人におすすめなのが、作品の元ネタであるとされるシェイクスピアの『テンペスト』のあらすじを確認することです。シェイクスピアの『テンペスト』は悲劇的な結末を迎える作品ではありません。『テンペスト』のあらすじを考えると『水星の魔女』も最後は穏やかな結末を迎えるのではないか、という希望を持つことができます。

『テンペスト』のあらすじネタバレは『水星の魔女』のあらすじネタバレに繋がる可能性があるため、アニメ視聴後に本を読もうと考えている人のコメントです。考察するために『水星の魔女』のあらすじネタバレに繋がる覚悟で『テンペスト』を読んだという人も多いのですが、ネタバレを嫌って『テンペスト』には手を出さずにいる、という人も多いようです。

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水星の魔女の元ネタまとめ

ここでは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の元ネタとされるシェイクスピアの『テンペスト』のあらすじや、『水星の魔女』と『テンペスト』の共通点などをネタバレありで紹介してきました。『水星の魔女』と『テンペスト』には多くの共通点があります。『水星の魔女』の元ネタが『テンペスト』であることは間違いないでしょう。

ということは『テンペスト』を読めば『水星の魔女』の結末を予測できる可能性があるということになります。逆にいえば『テンペスト』を読むと『水星の魔女』第2期のあらすじのネタバレを受けてしまう可能性があるということにもなるでしょう。あらすじネタバレを気にしない人は、シェイクスピアの『テンペスト』を読み込み、自分なりに『水星の魔女』の結末を考察してみるのも作品の楽しみ方の1つです。

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