【ワンピース】Dr.ベガパンクの6人の猫(サテライト)を紹介!名前や元ネタは?

『ワンピース』の天才科学者Dr.ベガパンクは、人造悪魔の実や人間兵器「パシフィスタ」などの発明者だと言及されているだけで、姿を現すことなく正体も謎に包まれた存在でした。ワンピース漫画105巻の第1061話では、自らの正体をDr.ベガパンクであると明かしたキャラが登場しています。しかし、その人物はベガパンク本体ではなく、ベガパンクの分身「猫(サテライト)」の一人でした。そこで、本記事では全部で6人いる猫(サテライト)の名前を一覧化し、元ネタやモデルも考察していきます。

【ワンピース】Dr.ベガパンクの6人の猫(サテライト)を紹介!名前や元ネタは?のイメージ

目次

  1. ベガパンクとは?
  2. ベガパンクの6人の猫(サテライト)の名前一覧
  3. ベガパンクのサテライトの元ネタやモデルを考察
  4. ベガパンクの性別や正体を考察
  5. ベガパンクの悪魔の実の能力
  6. ベガパンクの発明品や新技術
  7. ベガパンクのサテライトに関する感想や評価
  8. ベガパンクのサテライトまとめ

ベガパンクとは?

ワンピースのエッグヘッド編では、人造悪魔の実や人間兵器「パシフィスタ」など、とんでもない発明品を生み出してきたベガパンクがついに登場しました。その時にルフィたちがベガパンクの分身「猫(サテライト)」と邂逅しています。そこで、ここからはベガパンクの猫(サテライト)たち6人の名前を一覧形式で紹介し、元ネタやモデルも考察していきます。

ワンピースの作品情報

ワンピースの概要

  • 作品タイトル:ONE PIECE(ワンピース)
  • ジャンル:少年漫画、ファンタジー、バトル、海賊、冒険
  • 作者:尾田栄一郎
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ
  • 巻数:既刊104巻(2022年11月時点)
  • アニメ情報:1999年10月20日 -(放送期間)、フジテレビほか(放送局)

ワンピースは尾田栄一郎先生によるバトル漫画です。略称は「ワンピ」。海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィを主人公とする海洋冒険ファンタジーとなっており、少年漫画の王道を行く物語として人気を博しています。

ワンピースのあらすじ

本記事で紹介する猫(サテライト)は、ベガパンクが肥大化した自分の脳を分割して作り上げた複製(クローン)です。本体となるベガパンクは、ワンピースの漫画45巻の第433話にて、最初に作中に登場しています。ルフィとコビーの再会シーンにて、2人の会話の中に登場しており、それ以降はベガパンクに関するさまざまな情報が作中に出てきました。

Dr.ベガパンクのプロフィール

  • 名前:ベガパンク
  • 異名:世界最大の頭脳を持つ男、天才科学者
  • 出身地:偉大なる航路 カラクリ島 バルジモア
  • 誕生日:8月9日
  • 星座:しし座
  • 血液型:不明
  • 年齢:50歳~65歳の間
  • 身長:不明
  • 所属:平和研究所「MADS」所長→パンクハザード研究所所長→海軍特殊科学班「SSG」班長

ワンピースに登場するDr.ベガパンクは、海軍の科学者たちのリーダーです。「ある科学者が人智を超えた新技術を海軍に提供している」という事実が作中で何度も指摘されてきましたが、第433話になってからその科学者の名前がDr.ベガパンクだと明かされています。そして、ワンピースのエッグヘッド島編(第1066話以降)にて、ついにベガパンク本体(ステラ)が登場しました。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

ベガパンクの6人の猫(サテライト)の名前一覧

ベガパンクの6人の猫(サテライト)は、「忙しすぎて猫の手も借りたい」と嘆いたベガパンクが作り出しました。サテライトたちは、アンテナと念波によってベガパンク本体の脳と直接つながっているため、全員がベガパンクとなっています。ただ、サテライトたちはベガパンク本人ではあるものの、役割と性格が異なります。では、ここから6人のサテライトの名前を一覧形式で見ていきましょう。

サテライト①PUNK_01 正(シャカ)

まずはじめに一覧で紹介するサテライトのPUNK_01は、正(シャカ)という名前の男性です。シャカは冷静で思慮深い性格をしており、ベガパンクの中にある正義や道徳を重んじるような立ち回りをします。

実際に普段から倫理観が飛んだ行動をする悪(リリス)が、麦わらの一味から金品を奪おうとした際、「科学者のプライドはないのか」と発言していました。また、麦わらの一味のリーダーであるルフィが先日四皇になったことやゾロやロビンが優勢であることを論理的に話していたことから、頭がよく正確な状況把握ができる人物だと考えられます。一般的にイメージする科学者に近い印象を受けます。

サテライト②PUNK_02 悪(リリス)

続いて一覧で紹介するサテライトのPUNK_02は、 悪(リリス)という名前の女性です。ベガパンクの中の悪い部分を性格に持っており、普段から倫理観が飛んだ行動をとっています。劇場版『ONE PIECE FILM RED』の主人公ウタと見た目がかなり似ているのが特徴で、PUNK_05 暴(アトラス)と合わせてウタがモデルではとも言われています。

研究費を稼ぐためならどんな手段もいとわないという考え方の持ち主であり、「金品をよこせ!!そしたらお前らなんか用済みじゃ!!」と発言し海獣兵器(シービーストウェポン)で麦わらの一味を囲みました。ただ、戦力の分析ができていなかったためにゾロの要求を飲んでしまう状況にさせられてしまっていることから、シャカよりも頭が回らず後先を考えないタイプのサテライトだと言えるでしょう。

サテライト③PUNK_03 想(エジソン)

続いて一覧で紹介するサテライトのPUNK_03は、想(エジソン)という名前のロボットです。エジソンはその名前から発明王とも呼ばれる偉大な発明家トーマス・エジソンがモデルになっていると考えられることから、サテライトの中では開発を担当していると考察できます。麦わらの一味に対して新兵器であるセラフィムをけしかけ、その成長やデータを観察していました。

サテライト④PUNK_04 知(ピタゴラス)

続いて一覧で紹介するサテライトのPUNK_04は、知(ピタゴラス)という名前のロボットです。ピタゴラスはエジソンとともにセラフィムの開発をしていました。エジソンが開発とアイデアを担当しているのに対し、ピタゴラスは実験結果のデータ収集を担当しています。「こんな興味深い戦闘データはそう取れません!!」と発言していることから、少し倫理観に欠けていると考えられます。

サテライト⑤PUNK_05 暴(アトラス)

続いて一覧で紹介するサテライトのPUNK_05は、暴(アトラス)という名前の女性です。ツートンカラーの髪型が特徴的で、劇場版『ONE PIECE FILM RED』の主人公ウタの髪型とかなり似ているため、アトラスの見た目のモデルはウタなのではないかとファンの間で言われています。そしてアトラスはかなり大きく、カイドウの人型状態くらいのサイズです。

サテライトの中では武力やパワーを担当しているようで、ルフィを殴ってダメージを与えている描写があることから、おそらく覇気を纏えると考えられます。また、光圧グローブを使ってエッグヘッド島にある光で再現されたホログラムの怪獣を殴っているのですが、これはおそらく他のサテライトたちのためにストレス発散をしているのでしょう。

サテライト⑥PUNK_06 欲(ヨーク)

続いて一覧で紹介するサテライトのPUNK_06は、欲(ヨーク)という名前の女性です。ヨークは食う、寝るなどの人間が必ず取らなければならない欲求を担当しています。たとえばヨークが食べたことで得た栄養分が他のサテライトたちに共有されるため、他のサテライトたちは食事を必要としなくなります。

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ベガパンクのサテライトの元ネタやモデルを考察

ベガパンクの猫(サテライト)の6人は、理性や感情、思考、情緒といった脳機能において重要な精神活動を担っていることから、ベガパンク本体はそぎ落とした存在であることが分かります。

つまり、理性・感情・思考・情緒から「正」「悪」「想」「知」「暴」「欲」を分離させ、6人のサテライトがそれぞれ存在しているということです。では、サテライトたちの名前の元ネタやモデルは何か?そこで、ここからは6人のサテライトの元ネタやモデルを一覧形式で見ていきましょう。

PUNK_01 正(シャカ)の元ネタやモデル

PUNK_01の正(シャカ)という名前は、仏教の開祖・釈迦(しゃか)が元ネタになっている可能性が高いです。釈迦は紀元前の北インドに実在した人物で、「良心(道徳的な善悪をわきまえて区別し、正しく行動しようとする心)」に従い、正しい道をまっすぐに歩むような教えを残しています。キャラクターデザインについては、フランスの電子音楽デュオ「ダフトパンク」がモデルだと考えられます。

PUNK_02 悪(リリス)の元ネタやモデル

PUNK_02の悪(リリス)という名前は、聖書やユダヤの伝承に出てくる女性の悪霊「リリス」が元ネタになっている可能性が高いです。リリスは男性を誘惑し害を与える存在とされています。またリリスといえば、旧約聖書の創世記にてアドムの妻イブを唆し、食べらはならないと言われていた善悪を知る樹(知恵の樹)の実を食べさせ、二人が楽園を追放されるきっかけを作った蛇であるという逸話があります。

この逸話はワンピースの世界に存在する「宝樹アダム」や「陽樹イブ」と何か関係しているのかもしれません。キャラクターデザインについては、前述したように『ONE PIECE FILM RED』の主人公ウタがモデルだと考えられます。

PUNK_03 想(エジソン)の元ネタやモデル

PUNK_03の想(エジソン)という名前は、先ほど触れた通り19世紀アメリカの発明家「トーマス・エジソン」が元ネタになっている可能性が高いです。トーマス・エジソンは、白熱電球や蓄音機、X線透視装置など数々の発明品を生み出した「発明王」として知られています。キャラクターデザインについては、おおすみ正秋原作のアニメ『ろぼっ子ビートン』がモデルだと考えられます。

PUNK_04 知(ピタゴラス)の元ネタやモデル

PUNK_04の知(ピタゴラス)という名前は、古代ギリシャの数学者「ピタゴラス」が元ネタになっている可能性が高いです。ピタゴラスはいわゆる「三平方の定理」を発見したとされる数学者ですが、その情報は全てピタゴラスの弟子や伝記などの間接的なものだと言われています。

本人の著作物やピタゴラスが作った教団の研究記録が後世に一つも伝わっておらず、ピタゴラスは徹底した秘密主義者だったようです。キャラクターデザインについては、『サイボーグ009』の作者として知られる石ノ森章太郎原作の実写版『がんばれ!!ロボコン』がモデルだと考えられます。

PUNK_05 暴(アトラス)の元ネタやモデル

PUNK_05の暴(アトラス)という名前は、ギリシャ神話に出てくる巨人の神「アトラス」が元ネタになっている可能性が高いです。アトラスは両腕と頭で天を支える役目を負った巨人で、並外れた巨体と怪力を持っています。

また、アトラスが天を支える役目を負ったのは、ティーターン神族が最高神ゼウスとの戦い(ティーターノマキア―)に敗れたことがきっかけとなっているようです。キャラクターデザインについては、手塚治虫先生によるSF漫画『鉄腕アトム』に出てくるアトムがモデルだと考えられます。他にもウタがモデルなのではないかという考察がされているようです。

PUNK_06 欲(ヨーク)の元ネタやモデル

PUNK_06の欲(ヨーク)という名前は、オーストラリア生まれの発明家「フレデリック・ヨーク・ウォルジー」が元ネタになっている可能性が高いです。

フレデリック・ヨーク・ウォルジーは、ビジネスパートナーであるハーバート・オースティンとともに活動していた自動車業界のパイオニアで、ウール産業に革命を起こした羊刈り機の発明家でもあります。また、ヨークにはくびきや束縛、重荷といった意味があるため、それに「欲」というのを当てはめているとも言われています。キャラクターデザインのモデルについては、今のところ不明です。

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ベガパンクの性別や正体を考察

6人存在するベガパンクの猫(サテライト)の名前を一覧形式で紹介しましたが、サテライトを生み出したベガパンクに関しては、アトラスが「『いる』か『いない』かは…おめェらが決めろ」と言ったように、正体が謎に包まれていました。そこで、ここからはベガパンクの性別や正体を考察していきます。

ベガパンクについて初めて言及されたシーン

ワンピースの漫画45巻の第433話では、ルフィの祖父ガープによって鍛えられたコビー・ヘルメッポの口から、ベガパンクについて初めて言及されました。エニエスロビー編後、ウォーターセブンへと帰還したルフィたちは、そこでコビーと再会しています。

その時、ルフィがリヴァースマウンテンを越えてきたのかとコビーに問いかけると、コビーは軍艦の船底に海楼石が敷き詰められていると明かすと同時に、「こうした画期的な技術の裏には軍の科学者『Dr.ベガパンク』がいる」と口にしました。

ベガパンクは「未来国バルジモア」出身?

ベガパンクは”からくり島”と呼ばれる島にある「未来国バルジモア」出身です。ベガパンクはここで少年時代を過ごしており、未来国バルジモアの人々を想って島ごと温める”土暖房システム”を発明しようとしています。ちなみに未来国バルジモアには、ワンピース漫画54巻の第523話にてバーソロミュー・くまの能力でシャボンディ諸島から冬島へと吹き飛ばされたフランキーが訪れていました。

ベガパンクは世界最大の頭脳?

ベガパンクはワンピース漫画50巻の第485話にて、くまの口から「世界最大の頭脳を持つ男」「奴の科学力はこれから人類が500年をかけて到達する域にいる」と言われていました。しかし、フランキーが出会った未来国バルジモアの住人によれば、技術と資金がなかったため、ベガパンクの頭の中の完成図を実体化することができなかったようです。

ベガパンクは二つの研究所を残す

ベガパンクは未来国バルジモアに二つの研究所を残しています。1つ目の研究所には2、300年は実現不可能なベガパンクの設計図が数多く存在し、文化的にブッ飛んだ発明品が残されていたようです。

しかし、その研究所はフランキーが自爆スイッチを押してしまったため爆発してしまいました。この事件はのちに「バルジモアの悪夢」と呼ばれるようになります。2つ目の研究所には「兵器的」な発明品が残されており、戦艦から人間の細胞の研究までおこなっていたようです。

ベガパンクの性別

ワンピース漫画105巻の第1061話では、海の中に沈んでいった麦わらの一味を助けた巨大ロボット「メカシャーク」を殴りつけた女性が、ルフィたちに向かって自らの正体をDr.ベガパンクであると明かしました。しかし、第1062話にてDr.ベガパンクの分身である猫(サテライト)のPUNK_02 悪(リリス)であることが判明しています。

1061話だけを見ると性別が女性だと思われるベガパンクですが、くまや緑牛から「世界最大の頭脳を持つ男」、「ベガパンクのおっさん」と言われたり、コビーや未来国バルジモアの人々からも「彼」と呼ばれていることから、ベガパンクの性別は男性である可能性が高いです。

ベガパンクの年齢

ワンピース漫画84巻の840話では、サンジの父ヴィンスモーク・ジャッジが海外の無法な研究チームに所属し、ベガパンクとともに兵器の研究をしていたことが明かされています。

さらに、ジャッジとともに研究していたクイーンの口から、その研究チームの名前が「MADS」と明かされました。ジャッジやクイーンの年齢が56歳であることを考慮すれば、ベガパンクの年齢は二人と同年代の50歳~60歳であると考えられます。

ベガパンクの現在

以前は火山の噴火による炎と吹雪にある氷で半分に分けられた島「パンクハザード」で活動していたベガパンクですが、現在はワンピース漫画105巻の第1061話にて、ルフィたちが辿り着いた島「エッグ・ヘッド」で活動しています。エッグ・ヘッドでは海軍の特殊科学班「SSG」の本拠地になっている可能性が高いです。そこで王下七武海に代わる「セラフィム」と海楼石ボトルシップの開発をしています。

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ベガパンクの悪魔の実の能力

ベガパンクは一歩間違えれば神の領域に達する生命の設計図と呼べる代物「生物の血統因子」を発見しています。これを危険視した世界政府がベガパンクを逮捕したことからもその凄さがうかがえます。そこで気になるのが、ベガパンクは悪魔の実の能力者なのか?ということです。そこで、ここからはベガパンクの悪魔の実の能力について詳しく見ていきましょう。

ベガパンクはノミノミの実の能力者

ベガパンクは「ノミノミの実」の能力者です。この能力によって、ベガパンクは覚えた知識や体験を全て忘れることなく脳にデータとして保存できます。ちなみにベガパンクはノミノミの実の能力によって天才になったのではなく、ノミノミの実を食べる以前から天才でした。なぜなら、ノミノミの実は上限なしの記憶能力を有するようになるだけであって、知性を高めるわけではないからです。

ノミノミの実には副次効果がある?

ノミノミの実には、脳に保存したデータ容量に比例し能力者の脳も大きくなっていくといった副次効果もあります。そのため幼少期のジュエリー・ボニーと会った頃のベガパンクの頭は、巨人族や気球ほどのサイズとなっていました。

無限に肥大化する頭を自分の肉体がいずれ支えきれなくなることを悟ったベガパンクは、頭の大部分を切り離し頭の断面をリンゴのヘタのようなもので蓋をしたため、現在は通常サイズになっています。そして、切り離した脳の大部分はクラウドのような記憶保存装置「パンクレコーズ」に搭載し、リンゴのヘタのような蓋から出る念波で直接アクセスできるようになっています。

ちなみに脳の断面に蓋をしているリンゴは、家の庭でりんごが落ちるのを見て「万有引力の法則」のヒントを得たと言われる近代理論科学の先駆者「アイザック・ニュートン」が元ネタとなっています。また、ベガパンクは常に舌を出していますが、これは理論物理学者「アルベルト・アインシュタイン」が元ネタとなっています。

アインシュタインに関しては、死後研究のためにアインシュタインの脳が分割されている点やアインシュタイン自身の脳が常人よりも発達している点がオマージュされていると考えられます。

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ベガパンクの発明品や新技術

世界最大の頭脳を持つ男と称されるベガパンクは、本人の登場はないものの、ベガパンクの研究成果はワンピースのアラバスタ編から登場していました。そして、ワンピースのワノ国編後には新型パシフィスタ「セラフィム」が実戦に初投入されています。このほかにもさまざまな発明品や技術を生み出していました。では、ここからベガパンクの発明品や新技術を考察していきます。

考察①ベガパンクの発明品

ベガパンクは作業用改造動物(サイボーグアニマル)や人工悪魔の実、人工生物、防護服、パシフィスタ、セラフィム、無人調理器、ホログラム、グリーンブラッドなどを発明しています。では、ここから数ある発明品の中でも重要な発明品と新技術について詳しく見ていきましょう。

考察②物に悪魔の実を食べさせる技術

ベガパンクが生み出した物に悪魔の実を食べさせる新技術は、ワンピース漫画20巻の第184話で初めて言及されました。第184話では、”イヌイヌの実”モデル「ダックスフント」を食ったラッス―という名前の銃が登場しています。

のちにこれがベガパンクによる新技術であることが明かされました。ほかにも作中では”ゾウゾウの実”を食べた象剣ファンクフリードという名前の剣や”サラサラの実”モデル「アホロートル」を食べたスマイリーという名前のゲル状有毒ガス、”イヌイヌの実”モデル「たぬき」を食べたぶくぶく君という名前の茶釜が登場しています。

考察③海楼石に関する技術

ベガパンクが生み出した海楼石に関する新技術は、ワンピース漫画45巻の第433話で初めて言及されました。海軍本部の軍艦は、船底に海と同じエネルギーを発している海楼石が敷き詰められており、海王類の巣となっている”凪の帯(カームベルト)”を通り抜けることができます。ワンピース漫画105巻の第1059話でもベガパンクが新たに海楼石パドルシップを発明したと言及されました。

考察④人間兵器「パシフィスタ」

ベガパンクが生み出した人間兵器「パシフィスタ」は、ワンピース漫画52巻の第505話で初めて登場しました。バーソロミュー・くまは、頂上戦争の前には完全に人格を奪われる契約を交わし、ベガパンクによって体を少しずつサイボーグ化されることとなっています。そして、ワンピース漫画57巻の第561話にて、くまの姿をした人間兵器「パシフィスタ」が量産されていました。

パシフィスタは黄猿の攻撃を再現しており、手や口からビーム放つことができます。ベガパンクのボディガードである戦桃丸によれば、パシフィスタ一体を作るために必要な費用は「軍艦一隻分(数億ベリー以上)」とのことです。頂上戦争時には20体ほどのパシフィスタが戦場に投入されており、多くの海賊たちを追い詰めていました。

考察⑤人工生物「竜」

ベガパンクが生み出した人工生物「竜」は、ワンピース漫画68巻の第675話で初めて登場しました。ベガパンクはパンクハザードを護衛するため、人口生物「竜」を造り出しています。小さい竜は大きい竜よりも素早く体が硬いという特徴があるようです。大型の竜はパンクハザードに辿り着いたルフィに倒され、食べられてしまいました。

考察⑥人造悪魔の実

ベガパンクが生み出した人造悪魔の実「SMAILE」は、ワンピース漫画69巻の第685話で初めて言及されました。「秘密の部屋」に置かれていた人造悪魔の実は、ベガパンクが造ったものだと言われています。その実は「失敗作」と言われていたようですが、それを口にしたモモの助はカイドウと同じ”ウオウオの実”の能力を得ることとなりました。

今のところなぜ失敗作と言われるのかは不明ですが、もしかしたらシーザーが失敗作と断定したのかもしれません。シーザーが作り出した人造悪魔の実は、人と動物が合体したような姿になってしまう点、人工的な強化の成功率が約10%である点、泳げなくなるだけでなく笑うことしかできなくなるというリスクがある点、以上3つの特徴があります。

しかし、ベガパンクが造り出した人造悪魔の実を食べたモモの助には、シーザーが作り出した人造悪魔の実のデメリットが表面化していません。もし、人型・獣型の変形ができない不完全な人造悪魔の実を造ったシーザーが、ベガパンクが造り出した人造悪魔の実を失敗作と断定しているとすれば、本当は完成品だと言える精度だった可能性があります。

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ベガパンクのサテライトに関する感想や評価

ここまで6人存在する猫(サテライト)の名前を一覧形式で紹介し、サテライトの元ネタやモデル、サテライトを作ったベガパンクの性別や正体、悪魔の実の能力、そして発明品や新技術を考察してきました。では、最後にサテライトに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやらネット上では、サテライトの名前の元ネタやリリス、アトラスに関する声があがっているようです。

こちらでは一覧で紹介した猫(サテライト)のリリスとアトラスに関する声があがっています。どうやらこの方は、一覧で紹介したリリスとアトラスのモデルが劇場版『ONE PIECE FILM RED』の主人公ウタではないかと考えられているようです。他の感想でも同じようなことが言われていることから、リリスとアトラスの見た目がウタと非常に似通っていることがうかがえます。

こちらでは一覧で紹介した猫(サテライト)のヨークに関する声があがっています。どうやらこの方は、一覧で紹介したヨークの元ネタが気になっているようです。他の感想では「他の猫仲間の生体欲求を共有しているヨークが後で重要な役割がある気がする」と言われています。もしかしたらヨークの元ネタとその役割に何かしらの関係性があるのかもしれません。

こちらでは一覧で紹介した猫(サテライト)の名前の由来に関する声があがっています。どうやらこの方は、一覧で紹介した猫(サテライト)の名前の元ネタを考察されているようです。ただ、やはりこの方も先ほどの方と同様にヨークの名前の元ネタを疑問視されています。確かにヨークにそのまま欲を当てはめたとすれば、他の猫(サテライト)たちと比べて安直なネーミングだと感じるかもしれません。

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ベガパンクのサテライトまとめ

本記事ではワンピースに登場するDr.ベガパンクの6人の猫(サテライト)の名前を一覧形式で紹介し、元ネタやモデルもまとめてきました。6人いる猫(サテライト)の名前は、それぞれ正(シャカ)、悪(リリス)、想(エジソン)、知(ピタゴラス)、暴(アトラス)、欲(ヨーク)です。それぞれの元ネタについては、次のとおりです。

  • 正(シャカ):仏教の開祖・釈迦(しゃか)
  • 悪(リリス):聖書やユダヤの伝承に出てくる女性の悪霊「リリス」
  • 想(エジソン):19世紀アメリカの発明家「トーマス・エジソン」
  • 知(ピタゴラス):古代ギリシャの数学者「ピタゴラス」
  • 暴(アトラス):ギリシャ神話に出てくる巨人の神「アトラス」
  • 欲(ヨーク):、オーストラリア生まれの発明家「フレデリック・ヨーク・ウォルジー」

ワンピースのエッグヘッド島では、猫(サテライト)たちが登場すると同時に、これまで謎に包まれていたベガパンク本体(ステラ)の詳細について語られることとなっています。このことから分かる通り、最終章に突入し怒涛の展開が続くワンピースは、今後謎の答えとなる手がかりが一話一話に散りばめられると考えられるため、今後もしっかりと注目していきましょう。

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