チェンソーマンの世界には太陽と日曜日がない?食べられた説や存在の有無を考察

「チェンソーマン」では、太陽が存在しないと考察されています。その理由について、一部ではチェンソーマンによって太陽の悪魔が食べられたため、太陽という概念がないとも考えられています。果たして、チェンソーマンの世界には太陽は存在しないのか、ないと言われる伏線や食べられた説を考察していきましょう。その他、日曜日がないのではないか?といわれる理由もまとめて紹介します。

チェンソーマンの世界には太陽と日曜日がない?食べられた説や存在の有無を考察のイメージ

目次

  1. チェンソーマンとは?
  2. チェンソーマンの太陽がない?伏線を考察
  3. チェンソーマンには日曜日がない?伏線を考察
  4. チェンソーマンでは太陽の悪魔が食べられた?
  5. チェンソーマンの自由の女神像や英語名タイトルを考察
  6. チェンソーマンの2部をネタバレ
  7. チェンソーマンの太陽に関する感想や評価
  8. チェンソーマンの太陽まとめ

チェンソーマンとは?

チェンソーマンに太陽がない理由を考察・イメージ画像

「チェンソーマン」の世界では、太陽がないと思われる伏線が多く見られ、太陽という概念がないと考えられています。また、太陽との関連から日曜日もないと考察され、チェンソーマンに食べられた説も浮上しています。以下では、チェンソーマンの世界に太陽が存在しないと言われる理由や伏線、日曜日の存在の有無、太陽の悪魔がチェンソーマンに食べられたとする説について、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

チェンソーマンの概要

藤本タツキ先生の漫画「チェンソーマン」は、2018年に「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始された人気作で、2022年7月からは「少年ジャンプ+」にて続編が開始されました。単行本は2022年1月時点で計13巻が刊行されています。物語は2部構成となっており、少年デンジの活躍を描いた第1部・公安編と、女子高生・三鷹アサを主人公に迎えた第2部・学園編が展開されています。

チェンソーマンのあらすじ

チェンソーの悪魔・ポチタとの契約によって、チェンソーマンに変身できる能力を手に入れたデンジは、ゾンビの悪魔との対峙をきっかけに公安に所属します。デビルハンターとして本格的な活動に乗り出し、凶悪な悪魔を次々と倒すチェンソーマンはやがてヒーローとしてもてはやされます。一方、とある目的からデンジの心臓が狙われることになり、デンジは刺客たちとの脅威にも立ち向かい、戦いに明け暮れます。

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チェンソーマンの太陽がない?伏線を考察

チェンソーマンの太陽の伏線を考察・イメージ画像

チェンソーマンの世界にも朝昼夜という概念は存在するものの、太陽とみられる描写は確認できません。一方、漫画のカラー版では、朝焼け・夕焼けのシーンから太陽に関連する現象こそあるものの、やはり太陽は描かれていません。以下では、太陽が意図的に描かれていないような不自然さから浮上した、「チェンソーマン」から、作中の世界に太陽がない・太陽消滅説の伏線について、あらすじネタバレを交えながら考察します。

太陽の伏線①水平線の光

水平線の光のイメージ画像

チェンソーマンの世界に太陽がないと言われる理由は、太陽そのものがぼんやりと表現されている点があげられます。対レゼ戦後、場面は夜から朝へ移り変わり、水平線から光の集合体が放たれているような、太陽をぼかしたような光景が登場します。捉え方によっては、光の集合体が太陽を表していると解釈できるも、水平線の光は太陽のような球体になっていないため、太陽ではない可能性も考えられます。

一方、漫画のカラー版では朝焼けや夕焼けをとみられる色使いも見られ、水平線の光が太陽の代わりになっているとも考察できます。また、「チェンソーマン」では、「日が暮れる」を「夜が来る」と言い換えるように、太陽を連想させる「日」を使わないセリフ回しも見られます。これらは、太陽という概念がこの世界にないことを示す伏線を表しており、太陽が存在しないとも考えられるでしょう。

太陽の伏線②アキの弟の名前

作者・藤本タツキ先生は、登場キャラの名前に意味を持たせることもあります。作中の世界に太陽がないことは、水平線の光だけでなく、登場キャラの名前にも伏線があると推測され、アキの弟の名前と太陽との関連が浮かびがります。早川アキの弟・タイヨウは、日本に上陸して猛威を振るった銃の悪魔の犠牲者の1人で、アキの少年時代のエピソードにて登場しました。

「タイヨウ」という名前からは、明るく元気な子供のイメージがありますが、アキの弟・タイヨウは外遊びができないほど身体が弱い少年でした。そのため、早川家では両親がタイヨウに付きっきりで、兄・アキはいつも1人遊びをさせられ、寂しさを募らせていました。父親とキャッチボールをして遊びたくても、タイヨウが元気な日はこれまでなく、いつも我慢を強いられていました。

アキの過去エピソードは、チェンソーマンの太陽とは無関係に思えますが、実はタイヨウの死亡が、太陽が存在しないことを示す伏線とも考察できます。また、太陽はポジティブなイメージで使われることもあり、太陽がなくなることはその反対を意味します。タイヨウという弟がいたアキも、弟が生きていた頃は活発な少年でしたが、弟の死をきっかけに人生が下向きになっています。

また、チェンソーマンの本編では、「太陽」という言葉すらも人類の記憶から抹消されています。一方、アキの弟の名前に付けられたことから、少なくともタイヨウが生まれた頃まで、この世界に太陽は存在したと考えられます。そして、何かしらのきっかけで人類が太陽という概念を失われたでしょう。また、タイヨウの死も、名前の響きが似ていることから、太陽の消滅と同時期だった可能性もあるでしょう。

太陽の伏線③朝昼夕晩のキャラの名前

太陽の伏線は、第二部・学園編からの登場キャラにも見られ、それぞれの名前を並べると朝昼夕晩に当てはまり朝は主人公・三鷹アサ、昼はヒルの悪魔、夕はユウコ、晩は戦争の悪魔(ヨル)に該当します。一方、アサは、自身の肉体の半分をヨルに乗っ取られている状態であり、チェンソーマンの世界には、朝という概念がないことを表す伏線と考えられるでしょう。

また、朝という時間帯がないことは、夕暮れという時間帯もないことにつながります。チェンソー2部では、「夕」に該当するユウコが、デンジとは別人のチェンソーマンに殺害されています。一方のアサは、死そこ免れることができたものの、ヨルと一体化した状態であり、アサ(朝)・ユウコ(夕)に関する描写は、太陽の存在を否定した伏線とも捉えられるでしょう。

太陽の伏線④コウモリの悪魔とヒルの悪魔の関係性

戦争の悪魔(ヨル)と一体化することで一命を取り留めたアサでしたが、2人の関係を時間帯に例えて考察すると、夜と朝の組み合わせは本来ならば交わることのない、あり得ない関係になります。また、このように矛盾した関係は、コウモリの悪魔とヒルの悪魔にもみられ、それぞれ「夜」「昼」を連想させるネーミングでありながら、恋人関係にあります。

昼と夜も同時に起きることのない現象ですが、チェンソーマンの世界では、それら時間帯を表現した2体の悪魔が存在します。また、コウモリの悪魔に関しては、夜行性と推測されながら昼間に活発に行動している不自然さも指摘されます。しかし、チェンソーマンの世界に太陽がない場合、昼と夜が曖昧になっているとも考えられ、コウモリの悪魔が昼間も行動していること、ヒルの悪魔との恋人関係にも納得がいくでしょう。

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チェンソーマンには日曜日がない?伏線を考察

日曜日がない伏線を考察・イメージ画像

チェンソーマンの世界では、太陽という概念がないことを表現するように、太陽を連想させる「日」という言葉を避けるようなセリフ回しも見られます。また、作中では日曜日を意図的に省いたような描写も指摘されています。曜日に「日」が付くことから、この世界には日曜日がないという説も浮上しました。以下では、チェンソーマンの世界に日曜日がないと言われる理由や伏線などを、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

日曜日の伏線①早川家の掃除当番表

デンジとパワーが同居する早川アキの家では、曜日ごとに掃除当番が決められ、表にまとめられています。月~土曜日ごとに誰がどこの掃除をするのか記されています。一方、日曜日はその箇所が空欄どころか、日曜日の項目すら記されていません。曜日を記す場合、たいていの場合は月~日曜日までを書くことが多いですが、早川家の当番表では意図的に日曜日の欄が省略されています。

早川家の掃除の様子・イメージ画像

本来あるべきものがないことは、何かしらの意味が隠されているケースが想定されています。つまり、太陽=日との関連から、チェンソーマンの世界には日曜日がないことを示す伏線と考えられるでしょう。しかし、日曜日は休日なので、早川家でも日曜日は掃除を休みにしていることも予想され、作中の世界に日曜日がないと断定できる材料としては説得力が弱いです。

また、日曜日は掃除を休みにしていた場合、当番表にわざわざ日曜日の欄を設ける必要はありません。このように解釈すれば、当番表には月~土曜日しかなくても不自然さはなく、日曜日がないという伏線にはならないでしょう。

日曜日の伏線②カレンダーの曜日

日曜日が見切れたカレンダー・イメージ画像

チェンソーマンで日曜日が不自然に描かれなかったシーンはもう1つあり、銃の悪魔に関する報道を流すテレビの横のカレンダーです。月曜日から始まるカレンダーは、曜日の途中で見切れてしまい、この描写から日曜日がないことを示す伏線だと考えられるようになりました。また、カレンダーといえば、日曜日から始まる商品が多く、あまりなじみのない月曜日始まりも、日曜日がない説を強めているでしょう。

このように、曜日だけに着目すれば日曜日がない可能性も高いですが、日付を見てみると1週間は7日で構成されています。つまり、月~日曜日まですべての曜日が揃っていることを意味し、日曜日がない説はここでも否定できます。

日曜日の伏線③デンジのセリフ

上記2つのシーンからは、表やカレンダーの解釈の仕方によっては日曜日がないようにも捉えられます。しかし、作中では日曜日が存在することを確定するシーンがあります。それは、サンタクロースとデンジのやり取りで見られ、デンジの心臓を狙うサンタクロースは、人形の悪魔の能力を使ってでもデンジを襲いに来ると執念を燃やします。そこで、デンジは来るなら平日にしてくれと頼みます。

「日曜日は仕事が休みだから」とその理由を話しており、チェンソーマンの世界でも日曜日は休日という考えがあることが判明します。また、日曜日と聞いて、サンタクロースが疑問を持たなかった点も、日曜日の存在を裏付けており、日曜日がない説は否定されました。しかし、作中では日曜日が存在しないように描写されており、なぜ、そのような構図にしたのか疑問が残ります。

早川家の掃除当番はあえて日曜日を書く必要がなかった、カレンダーは空きスペースが小さく、日曜日まで書ききれなかったと解釈できます。また、「日」=太陽を連想させることから、チェンソーマンの世界に太陽が存在しないことを示すために、あえて日曜日を書かなかった可能性もあり得るでしょう。

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チェンソーマンでは太陽の悪魔が食べられた?

太陽の悪魔が食べられた説を考察・イメージ画像

チェンソーマンに食べられた悪魔は、その名前や存在を抹消される運命にあり、現実世界で起きた事象がその世界ではなかったように語られています。作中の世界に太陽がない理由について、チェンソーマンに食べられたため、太陽という概念が消し去られた可能性も考えられるでしょう。以下では、太陽の悪魔がチェンソーマンに食べられたと考察されるシーンを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

考察①マキマのセリフ「とある星の光」

現実世界で当たり前のように存在するものが、チェンソーマンの世界では存在自体がなかったように語られています。その理由は、食べた悪魔の存在を消すチェンソーマンの特殊な能力にあり、作中では「第二次世界大戦」や「核兵器」などの事実や概念が抹消されています。一方、チェンソーマンに食べられた存在の中には、名前が明らかになっていないものもあります。

マキマによって語られた「子供の精神を破壊するとある星の光」もその1つであり、言葉通り解釈すると巨大な星が思い浮かぶでしょう。一方、星の光とは必ずしも言葉通りの存在ではない可能性もあり、精神を破壊する強烈な光の正体も、闇夜を照らすほどの威力を想像させるでしょう。

このようにマキマのセリフから想像を膨らませると、とある星の光の正体は太陽だと考えられます。また、子供の精神を破壊するという表現は、太陽を直接みると目が潰れることを例えたものでしょう。マキマが太陽と思われる存在を知ることができたのは、チェンソーマンについて調べた結果と推測されます。同時に、マキマが太陽の存在を知った時には、この世界にはすでに太陽という概念が消えていた可能性もあるでしょう。

考察②太陽が描かれない理由

チェンソーマンでは太陽が描かれていない・イメージ画像

ここまでの伏線考察から、チェンソーマンの世界には太陽がないことが濃厚と考えられるでしょう。一方、作中で日中の描写があることや、カラー版での朝焼け・夕焼けの光景から、太陽そのものの存在が示唆されています。しかし、直接的な太陽の描写は一つもなく、曖昧な描かれ方をしたり、太陽を連想させる言葉を避けるような言い回しも見られます。

このような不自然な描き方からは、チェンソーマンの世界では太陽という惑星は存在するものの、人類が太陽という概念を認識していない可能性が浮上します。なぜ、人類は太陽を認識できなくなったのか、その理由こそ、チェンソーマンの特殊能力が深く関わっているでしょう。作中では、過去の戦争や難病など、人間にとって不都合な概念は、チェンソーマンの能力で消去され、存在しないものとなっています。

また、マキマのセリフから、チェンソーマンに消去された概念の中には、名前すら明らかにされなかったものもあり、その1つに太陽が含まれていた可能性があります。しかし、人類から太陽という概念を消去するメリットはありません。もしかしたら、過去に太陽の悪魔とチェンソーマンとの間で戦いが起こり、太陽の悪魔が敗北したことで、人類の記憶から太陽が消されたとも考えられるでしょう。

考察③チェンソーマンが太陽の悪魔を食べた?

人類が太陽を認識できない理由がチェンソーマンにあった場合、太陽の悪魔が食べられた可能性もあり得るでしょう。しかし、人類にとってはありがたい存在である太陽を、チェンソーマンが何の意味もなく消去したことは考えにくく、やはり太陽の悪魔と何かがあったでしょう。作中では、チェンソーマンと太陽の悪魔の関係は一切描かれていないものの、まったく関係がなかったとは断言できません。

太陽を連想させる言葉をあえて避けるようなセリフ回しや、太陽そのものがぼやけて見える演出には、太陽そのものに重要な意味が隠されているとも考察できます。それは、チェンソーマンまたは誰かにとって不都合なものであり、チェンソーマンによって太陽という概念が食べられ、人類の記憶から抹消されたでしょう。そのため、人類は太陽を認識できず、光の集合体のような曖昧な光景に見えているでしょう。

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チェンソーマンの自由の女神像や英語名タイトルを考察

自由の女神像や英語名タイトルを考察・イメージ画像

「チェンソーマン」の漫画53話に登場した自由の女神像は、コミックスとジャンプ誌で若干異なった描かれ方をしています。一見するとコミック版で修正を行ったと推測されるも、意図的にコマを差し替えたと考えられる箇所もあります。以下では、「チェンソーマン」の漫画から、自由の女神像や英語名タイトルから考えられるチェンソーマンの世界観について、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

考察①自由の女神像の冠はコミックスとジャンプ本誌で違う?

自由の女神像といえば、アメリカ・ニューヨークの象徴であり、冠の突起は七つの海・大陸に広がっていく自由を表現しています。「チェンソーマン」でも、アメリカ大統領のシーンで登場し、顔の正面のアップと全体像の2コマが描かれました。一見すると、何気ない光景に思えるも、自由の女神像の冠に着目すると、ある疑問が浮かび上がります。

まず、ジャンプ本誌では、自由の女神像は正面を向いており、冠の突起の数は5本に減らされています。一方、コミックス・7巻53話では、下から女神を見上げるような構図に変更され、冠の突起もオリジナルと同じ7本に戻っています。この両誌の違いについて、自由の女神像の修正とも捉えられるも、女神像の正面のコマの変更は、何かしらの意図があって行われた可能性もあるでしょう。

考察②チェンソーマンの英語名タイトルも違う?

「チェンソーマン」は、英語版も刊行されており、英語名タイトルは「Chainsaw Man」です。一方、日本語版でも英語名タイトルが使用されていますが、こちらでは「Chain saw man」と若干の違いが指摘されます。自由の女神像の突起や正面のコマと同様、英語名タイトルにも何かしらの意味が含まれていると考えられ、異なる世界観を表していると考察できます。

「チェンソーマン」は、ジャンプ誌の他、コミックス版・海外版の3種類が刊行されており、3作品とも同じストーリーが展開されています。しかし、同じ内容でもジャンプ本誌とコミックスでは、読んだ時の感覚が違うでしょう。また、海外版に至っては、セリフが英語なので別作品を読んでいるような気分を感じるでしょう。

このような考察から、「チェンソーマン」は、ジャンプ誌・コミックス・海外版を通じて、3つの世界観を描いていると考えられます。まず、チェンソーマンの現実世界は、自由の女神像からコミックス版が該当し、女神像の冠に違いが見られたジャンプ誌は非現実の世界にあたるでしょう。一方、言語が全く異なる海外版は、チェンソーマンのパラレルワールドと呼べるでしょう。

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チェンソーマンの2部をネタバレ

チェンソーマンの2部をネタバレ・イメージ画像

「チェンソーマン」の2部は、悪魔に乗っ取られた女子高生を主人公にした新たな作風が人気に拍車をかけています。また、作中ではチェンソーマンとの戦いを予言するような伏線も見られ、主人公・三鷹アサと、チェンソーマンことデンジとの対決が期待されています。以下では、チェンソーマンの2部のあらすじや、新キャラの登場が目を引く、2部の登場人物・悪魔をネタバレ紹介します。

チェンソーマンの2部のあらすじ

第四東高等学校のあるクラスに鶏の悪魔・コケピーがやってきます。命の大切さを知ってもらうべく3か月後に食べられる運命にあるものの、親しみあるコケピーに生徒たちは興味を示します。しかし、三鷹アサだけはクラスの輪に加わることなく、彼らに悪意のまなざしを向けながら教室を出ていきます。本当は仲良くしたいのに、そうすることができない自分や全てに対して嫌気を覚え、鬱屈した日々を過ごしていました。

コケピーをきっかけにアサも周囲を馴染めようした矢先、コケピーを誤って殺害してしまい、アサは学校で孤立を深めていきます。その夜、正義の悪魔と契約した委員長に襲われ、アサは死を覚悟します。その時、フクロウの姿をした戦争の悪魔(ヨル)に身体を乗っ取られて蘇生し、正義の悪魔の撃退に成功します。しかし、身体はヨルに乗っ取られたままであり、返してもらうにはチェンソーマンを倒すことを条件に突き付けられます。

ヨルと協力関係を結んだアサは、チェンソーマンを探すために高校のデビルハンター部への入部を決意し、入部試験でユウコ・吉田ヒロフミとグループを組みます。しかし、正義の悪魔は次にユウコに乗っ取り、アサは再び窮地に陥るも、デンジが乱入したことで事なきを得、デンジとの交流が始まります。

チェンソーマンの2部の登場人物

チェンソーマンの2部・学園編では、デビルハンター部を目指す女子高生・三鷹アサを主人公に迎え、新たな視点で物語が展開されています。アサや彼女を取り巻く同級生・悪魔の登場が目を引く一方、デンジや吉田ヒロフミなど、1部からの登場キャラとの関係も注目されています。以下では、「チェンソーマン」から2部・学園編の登場人物・キャラを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

登場人物①三鷹アサ

第二部「学園編」の主人公で、第四東高等学校に通う女子生徒です。両親を悪魔に殺害された過去から周囲と馴染めず、鶏の悪魔・コケピーとの一件からクラスでの孤立を深めてしまいます。周囲に悪意の眼差しを向けるなど、冷めた態度を取るものの、内心ではみんなと仲良くしたい願望もあり、彼らのことを羨ましく思っています。

正義の悪魔に乗っ取られた委員長に襲撃されて殺されかけるも、戦争の悪魔(ヨル)によって窮地を脱します。その後は、己の身体を返してもらうべく、心ならず高校のデビルハンター部への入部を目指します。

登場人物②ヨル

アサと身体を共有する戦争の悪魔で、「ヨル」は便宜上の呼び名です。アサの肉体を乗っ取る際には、アサの顔に傷が浮き出て、性格も高圧的で傍若無人な態度に変化します。戦争の悪魔としての能力は、物体や生物を武器に変えるもので、悪魔自身が対象に対して自分のものだと認識した時、またはアサに対して好意を抱く人間をターゲットにしています。

作中の世界では、「核兵器」や「第二次大戦」など戦争にまつわる事象はチェンソーマンによって食べられ、戦争に対する恐怖が小さくなりつつあります。ヨルにとっては自身の力が弱くなるだけでなく、人々が戦争の恐怖を忘れてしまうことも恐れています。そのため、己の存在を人類に知らしめるため、チェンソーマンと戦うことを望み、自身の野望にアサを利用します。

登場人物③吉田ヒロフミ

第一部・公安編からの登場人物で、現役高校生のデビルハンターです。第二部ではアサの高校の転校生として登場し、デビルハンター部の入部試験ではアサ・ユウコとグループを組みます。作中では、ある組織に所属していることが言及され、デンジに平穏な日常を送ってもらうべく、チェンソーマンの正体がバレないように奔走しています。

契約悪魔は蛸の悪魔で、巨大な触手を使って攻撃したり、黒い墨のような煙幕を出すなど、様々な技を繰り出します。一方、吉田ヒロフミと蛸の悪魔の契約内容は不明で、蛸の悪魔の全貌も明らかになっていません。

登場人物④ユウコ

アサと同じ高校に通う同級生で、クラスは別々です。アサと同じく両親を悪魔に殺害された過去を持つも、高卒で給与の良いデビルハンターを目指すべく、高校のデビルハンター部への入部を希望します。アサにも友好的に接するなど明るく快活な性格で、友情をはぐくんでいきます。一方、正義の悪魔との契約の影響から、過激な行動に出ることが多く、アサをいじめから守ろうと奔走します。

一時は、アサをいじめる同級生の殺害や学校の破壊も試みるも、アサの決死の行動やデンジの乱入により事なきを得ました。しかし、人間とはかけ離れた姿に変貌し、チェンソーマンとは違う個体に首をはねられ絶命しました。

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チェンソーマンの太陽に関する感想や評価

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チェンソーマンの世界にも昼間がある以上、太陽そのものは存在していると断定できるでしょう。しかし、人々が太陽を認識できない理由は明かされておらず、チェンソーマンに食べられた影響で、太陽の概念がないとの考えが強まっています。以下では、チェンソーマンと太陽の悪魔との関係も注目された、「チェンソーマン」の太陽に関する感想や評価を、ネタバレ紹介します。

感想1:太陽がない考察を知って震えた

作中に日中パートがあることから、チェンソーマンの世界に太陽がないという発想は思いつかないでしょう。太陽がないという伏線は、漫画を注意深く読まないと分からない部分であり、考察記事を読んで初めてその事実を知った方も多いでしょう、また、当たり前のようにあると思っていたものが、チェンソーマンの世界にはなく、その理由がチェンソーマンに食べられたからと知り、衝撃を受けたとの感想も見られます。

感想2:タイヨウの死が太陽が存在しないことを意味すると考察

「チェンソーマン」では、キャラの名前や何気ないセリフに重要な伏線が隠されている場合があります。アキの弟・タイヨウの死も、作中の世界に太陽がないことを意味すると考えられ、注目されています。一見すると太陽とは無関係に思えるも、タイヨウの死がその後のアキに大きな影響を与えています。そのように考察すると、タイヨウの死と作中の世界に太陽がないことは無関係とは言い難いでしょう。

感想3:太陽はチェンソーマンに食べられた?

太陽の描写がない理由は、チェンソーマンに食べられたと考えられるも、作中では太陽が存在するような描写がいくつかあります。そのため、太陽そのものが食べられたのではなく、太陽という概念が消えたと考察する投稿も見られます。また、登場人物たちが太陽を認識できない理由も、チェンソーマンに太陽を食べられたことで認識していないためと考えられ、太陽の存在を肯定する意見も寄せられています。

感想4:作者の緻密な設定を賞賛

太陽がチェンソーマンに食べられたという伏線は物語全体に張り巡らされ、人類に太陽という概念がないように描かれています。また、そのような設定は、悪魔の関係にも見られ、太陽がないからヒルとコウモリの悪魔が恋人同士になれたと考察できます。何気ないシーンにも意味をもたせた綿密な世界観も「チェンソーマン」の魅力であり、作者・藤本タツキ先生の構想を賞賛する声も寄せられています。

感想5:太陽と日曜日がないことに気付けなかった

チェンソーマンの世界に太陽がないことは、太陽のシーンやセリフを注意深く見ないと分からない伏線です。そのため、太陽と日曜日がないことに気付けなかったという声も多く寄せられています。太陽も日曜日も、現実世界では当たり前にあるものであり、作中の世界でもあると思い込んでしまうでしょう。このように、細部まで丁寧に読むことで新たな伏線を発見できるところも、「チェンソーマン」の面白いポイントでしょう。

感想6:ポチタ=太陽と考察

太陽がチェンソーマンに食べられた説が有力視される一方、SNSではポチタが太陽ではという考察も投稿されています。作中では、ポチタが弱っているシーンでは雨が降り、チェンソーマンの登場では空が明るくなるシーンが描かれ、太陽との関係が浮上しました。また、チェンソーマンと太陽という組み合わせの挿絵もあり、両者には何かしらの関係があることを示唆しているでしょう。

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チェンソーマンの太陽まとめ

チェンソーマンの太陽まとめ・イメージ画像

チェンソーマンの太陽がない理由や伏線、チェンソーマンに食べられた理由などを、あらすじネタバレを交えながら考察しました。一部では太陽の消滅を予想する考察も見られるも、作中の描写から太陽が存在することは確実でしょう。しかし、人々に太陽の概念がないために曖昧に描かれており、セリフの中にも太陽を連想させる「日」の字が入っていないことから、作中の世界では太陽が存在しないとも言えます。

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