【チェンソーマン】マキマとネズミの関係は?都会のネズミと田舎のネズミの話を考察

チェンソーマンに登場するマキマは、死んだかと思えば生きていたり、何らかの能力で遠方にいる敵を圧死させたり、都会のネズミの塊から現れたりするなど、多種多様な謎の行動をとっています。その中でもマキマがネズミの塊から現れたシーンは不気味で強く印象に残っている方はきっと多いことでしょう。そこで、本記事ではマキマの謎の一つとなっている「都会のネズミと田舎のネズミ」の話を考察していきます。

【チェンソーマン】マキマとネズミの関係は?都会のネズミと田舎のネズミの話を考察のイメージ

目次

  1. マキマとは?
  2. マキマとネズミの関係
  3. マキマの魅力
  4. マキマの正体や目を考察
  5. マキマとネズミに関する感想や評価
  6. マキマとネズミの関係まとめ

マキマとは?

チェンソーマンに登場するマキマは、正体不明の謎の人物として描かれていました。その謎の一つとしてネット上で取り上げられているのが、マキマがレゼに向けて発言したセリフの意味です。その発言内容は「私もネズミが好き」というものですが、果たしてマキマの発言にはどのような意味があるのか?そこで、ここからはマキマとネズミの関係について詳しく見ていきましょう。

チェンソーマンの作品情報

チェンソーマンの概要

チェンソーマンは、週刊少年ジャンプにて第1部「公安編」が、少年ジャンプ+にて第2部「学園編」がそれぞれ連載されているダーク・ファンタジー作品です。第1部「公安編」は2018年12月3日から2020年12月14日までの間、第2部「学園編」は2022年7月13日より連載されています。

チェンソーマンのあらすじ

本記事で触れる都会のネズミと田舎のネズミの話は、チェンソーマンの第1部「公安編」にて描かれています。公安編はチェンソーの悪魔へと変身する力を手に入れた主人公デンジが、公安のデビルハンターであるマキマとの出会いを機に、その身を管理されることとなった時から物語がスタートしました。デンジはさまざまな敵と戦いを繰り広げ、やがて人々からヒーローとして扱われていくこととなります。

マキマのプロフィール

マキマは、ゾンビの悪魔討伐に向かった際に出会ったデンジを公安対魔特異4課へと引き入れた女性です。公安対魔特異4課のリーダーであり、内閣官房長官直属のデビルハンターでもあります。つかみどころがない性格をした不思議な雰囲気の持ち主で、さまざまな人間から畏怖や憧れを抱かれていました。

アニメ『チェンソーマン』公式サイト

マキマとネズミの関係

マキマはデンジにとって二人目の好きな人となったレゼと対面した際、大量のネズミに紛れて現れていました。なぜマキマはネズミに紛れて現れたのかは不明ですが、レゼがデンジに対し「都会のネズミと田舎のネズミ」の話をしていたことが関係していると考えられます。では、ここからイソップ寓話にある「都会のネズミと田舎のネズミ」について解説しつつ、マキマとネズミの関係を考察していきます。

イソップ寓話「都会のネズミと田舎のネズミ」のあらすじ

それでは早速、イソップ寓話「都会のネズミと田舎のネズミ」のあらすじを紹介していきます。ある時、田舎のネズミが町のネズミを招待し、畑で小麦の茎や根をとって食べることとなりました。しかし、町のネズミはアリのような生活だと言って田舎のネズミの生活に不満を漏らします。

そこで、町のネズミは自分の所へ来るよう田舎のネズミを招待しました。当初、田舎のネズミはごちそうにありつけることに喜んでいましたが、人間と出くわす頻度が高いため、そのたびに逃げなければならず、せっかくのごちそうもゆっくり食べることができないと不満を漏らします。結局田舎のネズミは、人間と出くわす危険のない安全な田舎で生活する方がよいと考えました。

イソップ寓話「都会のネズミと田舎のネズミ」の教訓

「都会のネズミと田舎のネズミ」は、質素ではあるものの平和で穏やかな暮らしができる田舎を好むネズミと、リスクはあるものの贅沢な暮らしができる町を好むネズミの姿を描いたイソップ寓話です。その教訓は、人それぞれの幸せの形があるに尽きると考えられます。何に価値を抱き、何に満足できるのかは一人ひとり違っていて当然です。

チェンソーマンにおける「都会のネズミと田舎のネズミ」の意味

では、チェンソーマンにおける「田舎のネズミと都会のネズミ」の意味とは一体何なのでしょうか?まず、デンジ、アキ、レゼ、天使の悪魔は田舎のネズミと都会のネズミのどちらになりたいか発言しています。

デンジが「俺ぁ都会のネズミがいーな 都会のほうがウマいモンあるし楽しそう」、アキが「都会のキミに付き合って危険な目はごめんだね(天使の悪魔に言われたセリフ)」、レゼが「田舎のネズミのほうがいいよ~平和が一番ですよ」、天使の悪魔が「僕は田舎のネズミがよかった…けどマキマに捕まって都会に連れて来られたんだ」とそれぞれが発言しています。

これらの発言からデンジとアキが都会のネズミ派(リスクはあるものの良い生活を好む)、レゼと天使の悪魔が田舎のネズミ派(リスクはないものの質素な生活を好む)となります。イソップ寓話における都会のネズミと田舎のネズミの教訓が「人それぞれの幸せの形がある」だったことを踏まえると、デンジとレゼ、アキと天使の悪魔の間には共通の幸せはなく、根本的に分かり合えない二人を表していると言えます。

マキマが田舎のネズミを好きだという理由

チェンソーマン6巻の第52話にて、マキマはレゼに向かって「私も田舎のネズミが好き」と発言しました。チェンソーマン5巻の第42話にて、デンジとレゼが二人きりで話していた際、レゼは田舎のネズミが好きだと発言しています。その場にマキマはいませんでしたが、実は7巻以降でマキマがカエルやカラス、ネズミなどの小動物を利用して会話を聞いていたことが明らかとなりました。

考察①マキマが都会のネズミの塊から現れた?

マキマは都会のネズミの塊から現れています。というのも、路地に入り込んでいたレゼの前に大量のネズミが現れ、それが建物の2階分の高さにまで積み上がって細長い山になりました。そして、突然積みあがったネズミの隙間から「私も」というセリフが放たれます。次のコマではネズミが消え、その代わりにマキマが現れました。マキマが「私も田舎のネズミが好き」と言ったのはこの時です。

考察②田舎のネズミを好きな理由

マキマは田舎の畑の土の中に潜んでいるネズミを駆除するため、犬に土を掘ってもらってネズミを噛み殺してもらうといった話をレゼにしています。そして、マキマは犬に噛み殺されるネズミを見ているととても安心すると発言しました。マキマが田舎のネズミを好きな理由は、自分を安心させてくれるからだそうです。

考察③マキマは田舎のネズミを殺したいと思っている?

デンジやアキ、レゼ、天使の悪魔は、都会のネズミか田舎のネズミかのどちらかになりたいと語っていましたが、マキマの場合はそもそもネズミになりたいとは考えていません。マキマがなりたいのは、犬を使って必要な時にネズミを殺せる存在です。そして、マキマは犬に噛み殺されているのを見ていると安心するという理由で、田舎のネズミが好きだと言っています。

田舎のネズミはリスクをできるだけ避け、穏やかに暮らしているため、危機感には乏しいでしょう。おそらく何の警戒もせずあっさりと犬に噛み殺されてしまうと考えられます。つまり、マキマは気が向いた時に田舎を訪れ、犬にネズミを噛み殺させて安心感という快感を得たいのです。マキマは快感を得るために田舎のネズミを殺したいと思っているのでしょう。

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マキマの魅力

マキマはなんらかの能力を使い見ただけで相手に血を流させたり、離れている敵を手をすり合わせるだけで肉片も残さず殺害したりしています。チェンソーマンの読者の中には、作中で何度も死んでいるにも関わらず生きていることから、人間ではなく悪魔だと考察されている方もいました。では、マキマにはどのような魅力があるのか?そこで、ここからはマキマの3つの魅力を見ていきましょう。

マキマの魅力①底知れない雰囲気

1つ目に紹介するマキマの魅力は、底知れない雰囲気です。マキマは優しく穏やかな口調でありながら、非情な性格ゆえに有無を言わせない強引さもあります。また、アメとムチの使い分けが非常にうまく、早川アキに「一番に信用してるからだよ」と言ったり、デンジに「もしもデンジ君に銃の悪魔を殺せたら 私がキミの願い事なんでも一つ叶えてあげる」と言ったりしていました。

マキマの魅力②デンジとの関係

2つ目に紹介するマキマの魅力は、デンジとの関係です。マキマは誰に対しても微笑みを絶やしません。しかし、チェンソーマンに対して狂気にも似た憧れを抱いているせいか、チェンソーマンことポチタを見に宿すデンジに対しては表情豊かで、他の人とはが少し違う印象があります。マキマはデンジとキスできるほど近い距離に顔を近づけたり、デンジと一緒にデートしたりしていました。

マキマの魅力③初めて能力を使うシーン

3つ目に紹介するマキマの魅力は、初めて能力を使うシーンです。物語序盤のマキマは能力を使っていなかったため、周りの反応だけで強さが表現されていました。

しかし、仕事で京都に向かっていたマキマが、サムライソード率いるテロリストからの銃撃に遭って死亡したかに思われたものの、なんらかの能力によって生きており、さらに能力でテロリストたちの体に穴を開けました。デビルハンターは悪魔と契約を結んで能力を発動できるようになっていますが、その中でもマキマの能力は特殊な印象があります。

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マキマの正体や目を考察

チェンソーマンのマキマは、死亡したかと思えば生きていたり、ぐるぐる模様の不思議な目をしていたり、ネズミに囲まれて登場したりするなど何かとインパクトの強いキャラクターでした。そのためネット上では、マキマに関する謎についてさまざまな考察がなされています。そこで、ここからはマキマの正体や目を考察していきます。

考察①マキマの正体は支配の悪魔

マキマの正体は、「物事を掌握する力」を持つ支配の悪魔です。内閣総理大臣と契約を結んでおり、実質的に不死の存在となっています。格下と見なした相手を意のままに操る能力を持っており、肉体、精神、戦闘力のあらゆる面で常人を遥かに超越していました。その目的はチェンソーマンに食べられて消滅することと、チェンソーマンを支配して「より良い世界」を作ることです。

考察②マキマの特徴的な目

チェンソーマンに登場する魔人の目には、パワーの目のように特殊な紋様が出ています。マキマの目もグルグル模様となっているのですが、マキマは魔人ではなく悪魔でした。そして、マキマの特徴的な目は、未来の悪魔や狐の悪魔と似ています。つまり、マキマのぐるぐる模様の目は、マキマが悪魔であることを表しているのだということです。

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マキマとネズミに関する感想や評価

ここまでチェンソーマンに登場するマキマについて、ネズミとの関係や魅力などを交えて紹介し、マキマの正体や目を考察してきました。では、最後にマキマとネズミに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやらネット上では、マキマの「私も田舎のネズミが好き」というセリフの意味について考察されている方が多いようです。

こちらではチェンソーマンに登場するマキマの「私も田舎のネズミが好き」というセリフに関する声があがっています。どうやらこの方は、マキマのセリフによって多数の死人が出るまでレゼを泳がせていた理由が気になり始めたようです。確かになぜマキマはレゼを放置していたのか?この疑問に興味のある方は、レゼとデンジのやり取りに注目してみると良いかもしれません。

こちらでもチェンソーマンに登場するマキマの「私も田舎のネズミが好き」というセリフに関する声があがっています。どうやらこの方は、マキマが「私も田舎のネズミが好き」と答えたことの意味について考察されていたようです。同じく意味について気になっている方は、ウソップ寓話「田舎のネズミと都会のネズミ」のあらすじと教訓をチェックしてみると良いでしょう。

こちらではチェンソーマンに登場するマキマによる「田舎のネズミと都会のネズミ」の話に関する声があがっています。どうやらこの方は、マキマの話の意味が分かって恐ろしさを覚えたようです。確かにマキマの話の意味を知ると、マキマのことを怖いと感じるかもしれません。

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マキマとネズミの関係まとめ

本記事ではチェンソーマンに登場する都会のネズミと田舎のネズミの話を考察し、マキマとネズミの関係を紹介してきました。やはりチェンソーマンの読者の中には、ネズミが人間の形になりマキマが現れるという不気味なシーンが印象に残ったせいか、マキマがレゼに向けて放ったセリフの意味が気になって方がいるようです。

また、マキマのセリフの意味が分かって「怖い」と感じた方もいました。おそらくマキマが田舎のネズミを好んでいるのは、支配の悪魔だからなのでしょう。マキマは支配する快感のために危機感に乏しい田舎のネズミを殺したいのだと考えられます。マキマについては能力や特徴的な目など、ネズミとの関係性以外の謎が存在しているため、これを機にマキマの謎を考察してみると良いかもしれません。

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