【チェンソーマン】銃の悪魔の強さ・能力は？衝撃的な登場シーンや最後もネタバレ

「チェンソーマン」の銃の悪魔とは、本編の13年前に世界各国に甚大な被害をもたらした最強悪魔であり、人類の悪魔に対する恐怖を高めるきっかけとなりました。以下では、「チェンソーマン」から、最強の一角に数えられる銃の悪魔の知られざる正体や、強さ・能力をネタバレ紹介します。その他、銃の悪魔の登場シーンや銃の悪魔を殺した犯人の正体、公安の早川アキとの関係なども、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

藤本タツキ先生の漫画「チェンソーマン」は、2018年に「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始されたダークファンタジー作品です。2022年7月からは「少年ジャンプ＋」にて続編が連載され、単行本は2023年1月時点で13巻、単行本の累計発行部数は2300万部を突破しました。また、2022年には待望のアニメシリーズが開始され、同年10月～12月にかけて第1シリーズが放送されました。

悪魔が存在する世界線を舞台にした「チェンソーマン」の漫画は、第1部の公安編・第2部の学園編で構成されています。公安編は、チェンソーの悪魔に変身できる能力を手に入れた少年・デンジの活躍や、銃の悪魔の討伐を描いています。学園編では、物語の舞台が公安から高校に移り、両親を悪魔に殺された少女・三鷹アサが主人公です。作中では、己の身体を乗っ取る戦争の悪魔や、チェンソーマンことデンジとの交流を描いています。

チェンソーの悪魔・ポチタと共にデビルハンターとして活動していたデンジでしたが、ゾンビの悪魔に乗っ取られたヤクザに殺害されます。ポチタがデンジの心臓になることで一命を得たデンジは、現場に駆け付けたマキマの導きにより、公安に所属します。人間でも悪魔でもない特異な存在は世間の注目を集め、ヒーローとしてもてはやされます。一方、ある目的からチェンソーマンを狙う刺客たちも現れ、壮絶な戦いを繰り広げます。

「チェンソーマン」にて公安が討伐を目指す銃の悪魔とは、その名の通り銃が持つ恐怖を根源とする、作中で最強の悪魔です。外見は、山の連なりより大きいサイズ感があり、人間の顔が無数に集まった上半身と、弾丸ベルトのような下半身、銃器を模した両腕が特徴です。銃の悪魔の誕生の経緯は本編の13年前にさかのぼり、人類の悪魔に対する恐怖やそれらへの対策から、世界中で銃の売買が盛んに行われていました。

しかし、銃が市場に多く出回ってしまったことで、各地で銃を用いた事件や暴動、内紛が多発してしまいます。メディアでも銃に関連するニュースを多く報じるようになり、人々の銃に対する恐怖が、日に日に増していきました。そして、人々の恐怖が銃の悪魔の力を増強させ、アメリカで発生した銃を使った大規模テロをきっかけに、銃の悪魔がこの世に誕生し、世界で120万人以上の犠牲者が出ました。

各国に甚大な被害をもたらした銃の悪魔でしたが、その後の足取りは消息不明とされました。世界では、銃の悪魔がもたらした被害を受けて、国際法による銃の規制や銃に関連する事件の報道規制がなされ、銃に対する恐怖を軽減させることで、銃の悪魔の力を弱めようと試みます。しかし、銃の悪魔による大規模な被害は、人類の悪魔そのものに対する恐怖を増強させる結果にもなり、全ての悪魔の力を強めてしまいます。

銃の悪魔が出現した場所は、秋田県にかほ市沖合とされ、2度目の出現でも甚大な被害をもたらしています。一方、秋田県にかほ市は、「チェンソーマン」の作者・藤本タツキ先生の出身地であり、2005年に仁賀保町と金浦町・象潟町の3町の合併により誕生しました。作中の時系列・1997年時点では、まだにかほ市は誕生していませんが、「チェンソーマン」の世界と現実世界が似て非なることを表現しているでしょう。

「チェンソーマン」にて、最強の悪魔とも呼べる銃の悪魔は、世界各国に甚大な被害をもたらした圧倒的な強さがまず挙げられます。また、他の悪魔にはない能力も銃の悪魔を攻撃力を高め、通常の戦い方では全く歯が立たないでしょう。以下では、「チェンソーマン」から、もっとも恐ろしい悪魔の代名詞である銃の悪魔の能力ネタバレや、人類を恐怖に陥れた強さについて、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

人類の銃に対する恐怖によって生み出された銃の悪魔の強さは、人類の恐怖に比例するように驚異的な強さを発揮しています。過去に甚大な被害をもたらした事件では、たった数十秒の上陸にも関わらず、周囲の建物を破壊し、大勢の犠牲者を出しました。また、計り知れない移動スピードゆえに、銃の悪魔の襲来を避けることは不可能であり、並みの強さや突出した能力のない悪魔では太刀打ちできないでしょう。

圧倒的な強さを持つ銃の悪魔は、能力の適用範囲の広さも彼の強みであり、範囲数メートル内に狙いを定め、銃の雨のごとくゲリラ攻撃を繰り出すこともできます。攻撃対象は、性別や年齢のようにターゲットを絞ることも可能です。また、銃の悪魔が決めた生まれ月の人間に的を絞って攻撃すなど、複雑な条件を設定できる点も銃の悪魔の特徴であり、他悪魔には見られない独自の能力でしょう。

目にもとまらぬスピードで移動しながらも、正確かつ確実にターゲットに攻撃する姿は、本物の銃以上の恐怖を感じさせるでしょう。一方、あまりにも高速移動のため、摩擦によって肉体の一部が焦げ落ち、銃の悪魔が通った道に散らばっています。これらは銃の悪魔の肉片と呼ばれ、それらを悪魔が取り込むと銃の悪魔の力が手に入り、並みの悪魔での強さが増していく効果があります。

また、銃の悪魔の肉片は、肉片同士でくっつく習性があり、一定の量の肉片をかき集め、1かたまりにすることで銃の悪魔を実体化させることも可能です。「チェンソーマン」では、肉片を多く所持するアメリカ政府によって行われ、肉片を一つにまとめ上げて新たな銃の悪魔を誕生させました。アメリカの銃の悪魔は、肉片が全て回収されたわけでないため、完全体ではないと考えられます。

作中では、銃の悪魔を越えるような強さを持つ悪魔が登場するも、この世に甚大な被害をもたらした悪魔は、銃の悪魔しかいないと推測されます。13年前にこの世に誕生し、人々の銃に対する恐怖から力が増した銃の悪魔は、7分間で約110万人を死に至らしめました。悪魔による人類の犠牲者の数を見ても、銃の悪魔は突出しており、被害は人類だけでなく建物などにも及びました。

また、銃の悪魔の襲来は日本もあり、11月18日午前10時頃に上陸し、26秒で5万7912人の命を奪いました。犠牲者の中には、公安の早川アキの両親・弟も含まれており、アキが銃の悪魔の討伐に執念を燃やすきっかけとなっています。世界に未曾有の恐怖をもたらした銃の悪魔の被害を受け、世界では銃の規制が見直され、国際法によって銃を厳罰化することで、銃の悪魔の弱体化を試みます。

一方、銃の悪魔は意識を失った状態で倒れているところを発見され、何者かの手で倒されたことが示唆されています。その後、肉体は分断され、ロシアが28％、アメリカが20%、中国が11%、その他の国で4％の割合で拘束されました。残り37%は世界中の悪魔の手に渡りました。肉片を取り込んだことで銃の悪魔の力を手に入れた悪魔の中には、デンジを狙う刺客としても登場しています。

一方、銃の悪魔が倒された事実は世間には公表されておらず、表向きには消息不明となっています。また、国が銃の悪魔の肉片を所持することは、万が一のことが発生した際、自国が有利に動けるための切り札にもなります。つまり、国にとって銃の悪魔の肉片は、他国への抑止力であり、現実世界の核兵器に匹敵する存在とも言えるでしょう。

また、銃の悪魔の襲来を受け、国際法の厳罰化による銃そのものの売買が禁止されたものの、裏では違法な取引も行われています。それらは銃の悪魔との契約によって入手したものとされ、黙認されています。

銃の悪魔の存在は、「チェンソーマン」の序盤からその存在が言及されてきたものの、どのような悪魔なのか正体は伏せられていました。長らく正体不明の悪魔とされてきたものの、アメリカ大統領との契約により実体化され、本編にも本格登場しました。以下では、短い登場シーンでありながら多大なインパクトをもたらした、「チェンソーマン」の銃の悪魔の登場シーンを、あらすじを交えながらネタバレ紹介します。

銃の悪魔が初めて登場したのは、銃に対する恐怖が世界中で高まりつつあった13年前にさかのぼります。世界各国では、銃を用いた凶悪な事件が横行しており、メディアでの報道の影響も相まって人々は銃を恐れるようになりました。そして、11月18日、アメリカで発生した銃による大規模なテロが発生し、人類の銃に対する恐怖が最大に達したことで銃の悪魔が生み出され、各国に猛威を振るいました。

猛スピードで世界各国を駆け巡る銃の悪魔は、あらゆる建物を粉砕しながら進行し、わずか数秒ほどの上陸時間で大勢の人々の命を奪いました。もっとも被害の大きかったアメリカでは約54万8000人、日本でも約5万7000人が犠牲になり、銃の悪魔が上陸した地域は壊滅的な被害を受けました。そして、７分間の上陸でおよそ120万人を殺害した銃の悪魔は、その後はどこへ向かったかは分からず、消息不明とされました。

世界では銃の悪魔の弱体化のため、銃に関する取り締まりが厳しくなり、特定の職業に就く者以外が銃を所持することができなくなります。一方、不法に所持された銃に関しては、銃の悪魔との契約によるものと解釈され、世界ではこのように認識されていました。しかし、これは表向きの理由であり、実際は各国が秘密裏に銃を製造し、違法な取引も行われていました。

各国が銃を製造する目的は、人々の銃に対する恐怖が増すほど、銃の悪魔の肉片を多く所持する国の発言力は強くなるからです。銃の悪魔の肉片とは、消息不明とされていた銃の悪魔が意識を失った状態で発見され、その肉片を各国で回収・拘束したものです。銃の悪魔の肉体は、大国を中心に多く回収され、有事の際に利用される一方、残りの肉片は悪魔たちに取り込まれています。

このように、「チェンソーマン」の世界で銃の肉片を所持することは、現実世界に当てはめると核兵器の保有と同じ意味を持ち、他国への抑止力にもつながります。また、銃の悪魔の肉片は、ある程度集めると実体化でき、銃の悪魔を自国の戦力として利用することもできます。作中では、世界の平和を守るため、支配の悪魔・マキマの討伐にて用いられています。

計り知れない強さと能力で世界に甚大な被害をもたらした銃の悪魔は、初出現から13年後の1997年9月12日に2度目の出現を果たします。今回は、人類の銃に対する恐怖からではなく、支配の悪魔・マキマの野望を阻止するべく、アメリカ大統領によって実体化されました。マキマの野望とは、自分が描く理想の世界を創造することですが、それはマキマにとって都合の良い世界であり、人類にとっては最悪な世界でした。

また、マキマの世界が実現すれば、独裁者によって世界が支配されることも予想され、人類の自由のためにもマキマの野望を阻止する必要がありました。アメリカ大統領は、自国が所持する銃の悪魔の肉片・20%をつなぎ合わせることで実体化に成功します。そして、全国民の寿命1年分を代償に銃の悪魔と契約を結び、マキマを討伐するべく、日本へ向かわせます。

復活した銃の悪魔は、秋田県にかほ市沖に出現し、マキマを目指して攻撃を繰り出します。周囲の建物を破壊し、多数の犠牲者を出しながら前進し、出現から4秒後にある山中に落ち着きます。そして、午後3時18分21秒〜28秒の間に、マキマに銃撃を繰り広げて倒します。しかし、マキマはすぐさま復活を果たし、自身が使役する悪魔を用いて、銃の悪魔へ反撃を開始します。

そして、頭上から剣を持った無数の腕が伸びてきて、予想外の攻撃を受けた銃の悪魔は重傷を負います。しかし、まだ死んでおらず、公安のデビルハンター・早川アキの遺体を見つけると、彼の肉体に乗っ取ります。復活した銃の悪魔は、銃の魔人となってデンジに近づきます。外見がアキなので、デンジも攻撃をためらってしまうものの、最後は覚悟を決めたデンジに腹部を貫かれたことで、アキと共に絶命しました。

当初、銃の悪魔は13年前の出現以降、消息不明とされたものの、後に何者かに倒された状態で発見されました。一方、銃の悪魔を倒した者の正体は不明であり、ネット上ではチェンソーマンことポチタや、支配の悪魔・マキマが候補に挙がっています。以下では、「チェンソーマン」から、銃の悪魔を倒した者は誰か、銃の悪魔の最後や彼を倒した正体について、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

銃の悪魔は、あまりにも早すぎる移動のため身体が焦げ落ちてしまい、これが銃の悪魔の肉片と呼ばれるものです。見た目は弾丸のような形をしており、肉片には銃の悪魔の能力が残っています。そのため、肉片同士がくっつくなど不可思議な現象がみられたり、悪魔が食べることで強さを増すなど特異な能力が備わっています。日本では公安のみで保管され、肉片の量は握りこぶし1つより少ないでしょう。

一方、アメリカでは政府によって管理されており、アメリカの持つ肉片の量は全体の20%です。銃の悪魔を実体化できる量について、明確な数字は示されていないものの、アメリカの例から20%以上ないと実体化はできないと考えられます。作中では、自分にとって都合の良い世界を目指すマキマの野望を止めるべく、アメリカ大統領は決して軽くない代償をもとに、「自由」を守るために行動を開始します。

しかし、大統領の計画をすでに把握していたのか、マキマは海を越えてやってくる銃の悪魔を迎え撃つ準備をしていました。公安の銃の悪魔討伐部隊を結成し、銃の悪魔を利用してデンジを精神的に追いやることにも成功しています。このような経緯から、アメリカ大統領による銃の悪魔の復活も、実はマキマの支配の能力によって仕向けられていたとも考えられるでしょう。

いまだ正体不明な点も多い銃の悪魔ですが、作中では彼を殺害した存在も示唆され、その正体は強力な悪魔と考えられています。銃の悪魔の殺害はマキマのセリフから判明し、ソ連軍によって銃の悪魔が視認された際、銃の悪魔はすでに意識がなく、何者かに倒された可能性が浮上しました。犯人の正体について、ネット上ではマキマ説が濃厚な一方、銃の悪魔との関連からポチタも有力候補に挙がっています。

「チェンソーマン」のマスコット的存在で人気を博すポチタですが、彼の正体は地獄のヒーロー・チェンソーマンです。強力な悪魔との激戦の末、弱体化してかわいらしい姿になったものの、強力な悪魔の正体が銃の悪魔とも考えられます。また、デンジに助けられた際、ポチタの身体には銃創とみられる傷がありました。これは、銃の悪魔と戦いで負傷した傷と推測でき、両者の関係を示す伏線とも捉えられるでしょう。

仮に、銃の悪魔を倒した正体がポチタだった場合、チェンソーの悪魔として銃の悪魔を食べなかったことはなぜか、疑問が生じます。ポチタが銃の悪魔を倒すことは、銃の存在そのものを食べる＝消すことを意味し、1997年の世界では銃の存在が消滅しているはずです。しかし、本編では銃の悪魔は存在しており、各地に肉片として拘束されている点からも、ポチタが銃の悪魔を殺した可能性は低いでしょう。

銃の悪魔を殺した者の正体は、銃の悪魔に匹敵する強さを持った悪魔であり、その有力候補として支配の悪魔・マキマも浮上しています。理想の世界を創造するべく、デンジのチェンソーマンを狙っていた経緯から、銃の悪魔の強さや能力にも目をつけていた可能性も考えられます。また、マキマは各国の政府が恐れる悪魔であり、マキマを倒すためにアメリカで実体化された銃の悪魔が仕向けられました。

肉片20%で生み出された銃の悪魔は力不足のためか、マキマを倒すことはできず、殉職した早川アキの遺体に取り込まれています。この展開は、悪魔の意思による偶然の出来事と捉えられるも、実はマキマの計画の内だった可能性も否定できません。仮に、銃の悪魔を倒した者の正体がマキマだった場合、マキマは己の計画に利用するべく、銃の悪魔の心臓を持っていた可能性も浮上します。

そして、早川アキが銃の悪魔に取り込まれたシーンも、実はマキマによって銃の悪魔の能力を渡されたとも考えられるでしょう。更には、アメリカ大統領に銃の悪魔を誕生させたのも、マキマがそのように仕向けたとも考察できます。しかし、どこまでがマキマの計算なのかは曖昧にされており、そもそも自身の計画に銃の悪魔を利用しようと考えていたかも、作中では言及されておらず、マキマとの関係も不明とされています。

銃の悪魔といえば、公安の早川アキとの関係も外せません。銃の悪魔が日本に上陸した際にも甚大な被害がおき、早川家も銃の悪魔に襲われました。アキにとって銃の悪魔は家族の敵であるものの、思わぬ形で銃の悪魔に取り込まれてしまい、デンジと対立することになりました。以下では、「チェンソーマン」の銃の悪魔と早川アキの関係、銃の魔人と化したアキの最期を、あらすじネタバレを交えながらネタバレ紹介します。

世界中で多くの犠牲者を出した銃の悪魔は、本編でも恐れられている存在であり、銃の悪魔によって家族を失ったキャラも登場しています。公安のデビルハンター・早川アキもその中の1人であり、13年前、雪が降り積もったある日、銃の悪魔の襲来で両親と弟を目の前で失いました。その後、公安に所属したアキは、銃の悪魔への復讐を糧にデビルハンターとなり、過酷な任務に挑むことなります。

公安のデビルハンターの中には、アキのように身内を銃の悪魔に殺害され、復讐のために志願した者も複数います。しかし、悪魔という人間ならざる者との戦いは命の危険と隣り合わせであり、公安職員の殉職が絶えず、精神的にも過酷な現場から復讐を諦めてしまう者もいるそうです。

銃の悪魔討伐隊には、マキマを筆頭に早川アキも加わった一方、デンジとパワーに関してはアキの意向で参加を見送ることになりました。秋田県沖に出現した銃の悪魔との攻防戦は、わずか数秒の戦いでありながら多数の殉職者を出し、アキも銃の悪魔の攻撃に倒れました。その後、マキマの返り討ちあった銃の悪魔は弱体化を見せるも、そばにいたアキの遺体を乗っ取ることで、銃の魔人として復活します。

魔人になると、憑りついた人間の記憶や人格は一切消えるものの、アキの場合は辛うじて人格が残り、デンジと対面した際、彼の名前を呼んでいます。しかし、デンジの目の前に現れた銃の魔人にアキの人格はなく、民間人を巻き込む無差別攻撃を開始します。一方、アキは意識の中におり、かつて弟と雪合戦をする約束をした日を取り戻すように、デンジめがめて雪玉を投げつけます。

しかし、アキが意識の中で投げた雪玉は、現実世界では銃弾として放たれ、意識のアキが雪合戦に夢中になるほど、銃撃が増していき周囲の被害が拡大していきます。チェンソーマンに変身したデンジも、何とか銃の悪魔の暴走を止めたいものの、その正体がアキとの理由から反撃をためらってしまいます。悩みぬいた末、これ以上犠牲を増やさないためにも、デンジは覚悟を決めてアキを倒しに向かいます。

そして、デンジが銃の魔人の腹部を貫くことで暴走が収まり、意識の中のアキも自分の本当の願望に気が付き、銃の悪魔から解放されました。かつて天使の悪魔が予言したアキの最悪な死に方とは、自分が一番憎む銃の悪魔に肉体を乗っ取られ、最愛の人に殺害されるというものでした。実は、このシナリオはマキマの計画のうちであり、銃の悪魔がアキの遺体を乗っ取ることも、マキマの想定内だった可能性も考えられるでしょう。

「チェンソーマン」では謎多き存在だった銃の悪魔でしたが、インパクトある登場シーンは最強悪魔にふさわしいものだったでしょう。最後は、チェンソーマンによって倒されるも、悪魔は転生ができることから第二部・学園編での再登場も期待されています。以下では、公安の早川アキとの知られざる関係にも注目が集まった、「チェンソーマン」の銃の悪魔に関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

悪魔の強さは、それらに対する恐怖心によって高まるも、悪魔の強さは攻撃だけでなく、戦略面でも図ることができるでしょう。今回ネタバレ紹介した銃の悪魔に当てはめると、ターゲットを限定して攻撃できる点が、他の悪魔と差別化できる強さや能力となっています。銃の悪魔は、世界中の銃に対する恐怖によって誕生した経緯から、それにふさわしい能力が備わったとも推測され、銃の悪魔の強さを引き立てています。

チェンソーマンの第一部では、続編・第二部での復活を示した伏線とみられる描写があり、前作で敗北した悪魔たちの再登場が期待されています。そのため、銃の悪魔の復活の可能性も十分にあり、再び猛威を振るう展開もあり得るでしょう。一方、チェンソーマンの第二部の流れは、前作と似ているという指摘も寄せられ、銃の悪魔と支配の悪魔・ナユタとの戦いも起きるのではと、期待されています。

銃の悪魔の契約者について、あらすじネタバレではアメリカ大統領と紹介し、全国民の1年分の寿命を代償に復活させました。しかし、一部の読者からは、描写の曖昧さから銃の悪魔の契約者が誰だったのか分からないとの声も寄せられています。銃に悪魔に限らず、「チェンソーマン」では未回収伏線とも呼べる、謎が明かされないままフェードアウトした箇所も多く、謎が解けずにモヤモヤするとの感想も見られます。

銃の悪魔との関係ネタバレにて、早川アキは銃の魔人となってチェンソーマンに倒されたものの、読者からはアキの復活を予想する意見も見られます。その根拠は、武器人間の復活の可能性であり、アキの他、レゼやクァンシも二部での再登場が期待されています。銃の悪魔がアキに取りつき、銃の魔人として復活した理由は、単にアキの遺体が近くにあったではなく、アキが二部以降で復活するための口実を作るためとの考察されています。

かつて地獄のヒーローと呼ばれたチェンソーマン・ポチタには、銃で怪我をしたとみられるシーンがあり、銃の悪魔にやられたと推測されています。また、ネタバレ紹介のように、ポチタは銃の悪魔を倒した候補にも浮上しており、銃創があった点からもその可能性を高めています。一方、ポチタの銃創から、銃の悪魔が機能しなくなった背景にはポチタが関わっているとも考えられ、両者の関係には知られざる繋がりがあるでしょう。

ポチタの銃創が銃の悪魔の攻撃によるものだった場合、銃の悪魔の肉片がポチタの体内に残されているとも考察されています。また、デンジと一体化したことで、チェンソーマンに肉片が取り込まれたとも推測され、この事がデンジが狙われる理由になっているとも考えられています。仮に、銃の悪魔の肉片を取り込んでいた場合、チェンソーマンの能力や強さも、地獄にいた時よりも増していた可能性があるでしょう。

銃の悪魔の肉片は、それらを取り込んだ悪魔の強さを高める効果があり、悪魔間でも欲しがられているアイテムでしょう。「チェンソーマン」では、他悪魔の肉片にはない特異な存在として扱われており、不気味さも感じさせます。一方、銃の悪魔の肉片の設定について、「呪術廻戦」の宿儺の指にも似ているとの指摘も見られます。肉片を取り込むことで力を得られるという設定が、両者の共通点にあげられるでしょう。

銃の悪魔がチェンソーマンによって倒された事実は、テレビでも報道され、国内で大きな話題を呼びました。しかし、世間では銃の魔人化したアキを銃の悪魔だと認識され、アキが人類の敵のように扱われてしまいます。早川アキのファンにとっても、このような展開は心苦しいことであり、銃の悪魔に取り込まれたことでこのようになってしまったと、魔人化したアキを擁護する声も寄せられています。

「チェンソーマン」の銃の悪魔の正体や能力のネタバレ、登場シーンのネタバレや最後・アキとの関係などをあらすじネタバレを交えながら紹介しました。たった数秒の上陸で周囲を壊滅させた銃の悪魔の脅威は、対チェンソーマン戦でも描かれ、圧倒的な強さを見せました。一方、作中では銃の悪魔が倒された事実も語られており、最強悪魔を倒したのは一体誰なのか、二部での復活・登場の可能性はあるのか、注目されています。