【ようこそ実力至上主義の教室へ】特別試験を一覧で紹介！ルールや結果もネタバレ

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の作中で、特別試験は｢高度育成高等学校｣の一大イベントとして扱われています。｢高度育成高等学校｣の特別試験は、｢無人島試験｣や｢満場一致特別試験｣などの種類があり、結果次第で大量のクラスポイントを獲得することが出来ます。これが理由で、特別試験は｢高度育成高等学校｣の一大イベントとなっています。しかし、特別試験は筆記試験と違い、非常に厳しいルールが設けられています。

また、特別試験はペナルティも厳しく、最悪退学者を出してしまいます。そのため、特別試験は手に汗握る頭脳戦が描かれており、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の面白い見どころの1つとなっています。本記事では、『ようこそ実力至上主義の教室へ』の特別試験について、ルールや結果などを一覧でネタバレ紹介します。まずは、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の作品情報をネタバレ紹介していきます。

『ようこそ実力至上主義の教室へ』とは、｢KADOKAWA｣の｢MF文庫J｣より刊行されているライトノベル作品であり、｢よう実｣という略称で読者に呼ばれています。『よう実』こと『ようこそ実力至上主義の教室へ』は衣笠彰梧という作家が手掛けており、イラストレーターのトモセシュンサクがイラストを担当しています。元々、『ようこそ実力至上主義の教室へ』は2015年の5月に刊行がスタートし、2023年1月現在も完結していません。

書籍は第1章の1年生編と第2章の2年生編で分かれており、短編集含めて合計23巻刊行されています。『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』は完全実力主義の学校を舞台に、緊張感溢れる頭脳戦やチートすぎる主人公の活躍が描かれています。この内容が一躍注目を集め、『よう実』は累計発行部数が750万部を記録するほどの人気を博しています。この高い人気から、本作は2期に渡るテレビアニメや漫画などが制作されています。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の主人公・綾小路清隆はある日、全国屈指の名門校として知られる｢高度育成高等学校｣に入学します。｢高度育成高等学校｣は完全実力主義であり、実力者だけに将来への道が与えられていました。この｢高度育成高等学校｣で、綾小路清隆は問題児ばかりのDクラスに入れられてしまいます。そして、綾小路清隆はヒロインの堀北鈴音と出会い、彼女と共にAクラスを目指すことになるのでした。

本記事で、ルールや結果などを一覧でネタバレ紹介する特別試験とは、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』に登場する｢高度育成高等学校｣の試験です。『ようこそ実力至上主義の教室へ』に登場する特別試験は、1年に数回行われる｢高度育成高等学校｣の特別な試験であり、通常の筆記試験と全く違うシステムが設けられています。特別試験は非常に種類が多く、｢無人島試験｣や｢満場一致特別試験｣などが作中内で描かれています。

多数の種類がある特別試験は、クラスポイントを大量に獲得出来、｢高度育成高等学校｣の重要なイベントとして扱われています。しかし、特別試験は難易度が非常に高く、理不尽なルールや初見殺しなシステムが設けられています。また、特別試験はペナルティも非常に厳しく、大量のクラスポイントの損失や退学者の選別などの罰則があります。そのため、｢高度育成高等学校｣の各クラスは一致団結し、厳しい特別試験に挑んでいます。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』で初めて描かれた特別試験は、｢無人島試験｣です。｢無人島試験｣とは、無人島でサバイバル勝負を行なう特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ』の1年生編の3巻に描かれています。サバイバル勝負を描いた｢無人島試験｣は、綾小路清隆の実力が初めて判明した特別試験として知られています。ここからは、｢無人島試験｣のルールや結果について、一覧でネタバレ紹介します。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の1年生編3巻に描かれた｢無人島試験｣は、各クラスが無人島で一週間サバイバルを行なうシンプルな試験です。学生だけでサバイバルを行なうため、｢無人島試験｣は各クラスに専用ポイントが300支給され、それで水やトイレなどを購入することが出来ます。この専用ポイントは、試験終了後にクラスポイントに変更されます。そのため、専用ポイントで好き放題出来なくなっています。

もし、1人が怪我や病気で｢無人島試験｣を断念すると、専用ポイントを30ポイント失うペナルティがあります。また、環境を汚染すると20ポイントが引かれ、毎日の点呼にいない生徒は1人-5ポイントされます。さらに、暴力行為や略奪行為を行った生徒はプライベートポイントを全て没収され、そのクラスが即失格になります。これらの基本ルールと禁止事項の他に、｢無人島試験｣は2つの追加ルールも設けられています。

1つ目の追加ルールは無人島内の｢スポット｣です。無人島内の｢スポット｣はキーカードで専有出来、クラスに1ポイントのボーナスが与えられます。専有に必要なキーカードは、クラスのリーダーしか持つことが出来ません。2つ目は最終日に他クラスのリーダーを当てる追加ルールであり、的中すると1人50ポイントを獲得出来ます。しかし、外したクラスとリーダーを当てられたクラスは、-50ポイントのペナルティが課せられます。

｢無人島試験｣の最初、Aクラスはクラスポイントを1004ポイント保有しており、坂柳有栖不在で特別試験に挑みました。Bクラスは663ポイント保有し、一之瀬帆波がDクラスと協力して｢無人島試験｣を突破しようとします。龍園翔のCクラスは492ポイント保有していたものの、専用ポイントを全て使い、｢無人島試験｣で豪遊します。そして、82ポイントしかないDクラスは、内輪もめや堀北鈴音の風邪で窮地に追い込まれてしまいます。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の1年生編3巻に描かれた『無人島試験』には、2つの見どころがあります。1つ目の見どころは、龍園翔の策略です。龍園翔率いるCクラスは当初、｢無人島試験｣で豪遊し、他クラスに馬鹿にされます。しかし、Cクラスの豪遊は龍園翔の策略でした。龍園翔は伊吹澪や金田悟を使い、他クラスのリーダーを調べ上げます。この情報を引き換えに、龍園翔はAクラスにポイントの譲渡を頼みます。

これにより、Cクラスは毎月Aクラスから2万プライベートポイントを貰うことになりました。これを隠すため、龍園翔はわざと豪遊していたのです。この龍園翔の策略は、多数の『よう実』ファンを驚かせました。2つ目の見どころは、綾小路清隆の実力です。｢無人島試験｣で綾小路清隆は龍園翔の策略を読み、伊吹澪にわざとキーカードを盗ませます。その後、綾小路清隆は堀北鈴音の体調不良を悪化させ、彼女とリーダーを交代しました。

これにより、綾小路清隆は龍園翔の策略を破り、誰にも気付かれないまま大量のクラスポイントを手に入れます。綾小路清隆が本当の実力を見せたシーンは、非常にかっこよく、多数の読者を魅了させました。

綾小路清隆の暗躍により、Dクラスは｢無人島試験｣でクラスポイントが+225されました。そして、Dクラスは大幅にクラスポイントが上がり、312ポイント保有します。逆に、Cクラスは龍園翔の策が破られたことで、クラスポイントを得ることが出来ませんでした。一方、Aクラスは+120でクラスポイントが1124になり、Bクラスはクラスポイントが803ポイントに上昇しました。ちなみに、｢無人島試験｣で退学者は出ていません。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の作中で、｢無人島試験｣が終わった｢高度育成高等学校｣の1年生達は、豪華客船を使って帰路につきます。この時、1年生達は豪華客船で豪遊出来るものかと思っていました。しかし、｢船上試験｣という新たな特別試験が始まり、1年生達は疑心暗鬼の中で頭脳戦を行なうことになりました。ここからは、豪華客船の中で行われた｢船上試験｣のルールや結果について、一覧でネタバレ紹介します。

｢船上試験｣とは、1年生のクラスを全て混合し、十二支の12グループで行なう特別試験です。｢船上試験｣は12グループの中に｢優待者｣を混ぜ、その｢優待者｣を特定することでクリア出来ます。各グループは1時間のミーティングが1日2回与えられており、話し合いで｢優待者｣を特定しなければなりません。｢優待者｣が誰なのかは、｢船上試験｣終了後の30分でメールを使って解答し、試験終了前に解答出来るルールも設けられています。

｢優待者｣を当てたグループは、全員に50万のプライベートポイントが与えられ、｢優待者｣も100万ポイント手に入れます。一方、｢優待者｣を外したグループは、｢優待者｣だけに50万ポイントが付与されます。また、終了前に｢優待者｣を当てた生徒は、自身のクラスにクラスポイントが50ポイント与えられます。そうなった場合、｢優待者｣のクラスは50ポイントのクラスポイントを失ってしまいます。

しかし、｢優待者｣と同じクラスの生徒の解答は無効になり、特別試験が続行されます。逆に、試験終了前に｢優待者｣を外した生徒は、クラスのクラスポイントが50ポイント消失します。その場合、｢優待者｣は50万のプライベートポイントを獲得し、クラスにもクラスポイントが50ポイント付与されます。これらのルールから、｢船上試験｣は｢人狼ゲーム｣と非常に似た特別試験となっており、仲間割れや裏切りが濃く描かれています。

上述でネタバレ紹介した通り、｢船上試験｣は｢無人島試験｣終了後すぐに行われた特別試験です。そのため、各クラスの保有クラスポイントは、｢無人島試験｣の終了後から一切変わっていません。｢船上試験｣の開始前、Aクラスは1124ポイントを保有し、Bクラスのクラスポイントは803ポイントとなっていました。また、Cクラスは492ポイントのクラスポイントを持っており、Dクラスのクラスポイントは312ポイントしかありませんでした。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の｢船上試験｣は、｢無人島試験｣のように2つの見どころがあります。1つ目にネタバレ紹介する見どころは、綾小路清隆と軽井沢恵の関係です。｢船上試験｣で軽井沢恵は傍若無人な振る舞いをし、綾小路清隆のグループの雰囲気が悪くなります。その中で、綾小路清隆は軽井沢恵が過去にいじめられていたことを知ります。この時、綾小路清隆はいじめを利用し、軽井沢恵を手駒にしようとします。

そこで、綾小路清隆はいじめの呪縛を解いて軽井沢恵の心を支配し、彼女を忠実な奴隷としました。2つ目の見どころは、綾小路清隆と一之瀬帆波の頭脳戦です。一之瀬帆波は｢優待者｣のメールの開示を提案し、躊躇した幸村輝彦が｢優待者｣だと考えます。この時、一之瀬帆波は綾小路清隆に電話を掛けます。すると、幸村輝彦の携帯が鳴り、一之瀬帆波は綾小路清隆が｢優待者｣だと思い込みました。

これにより、一之瀬帆波は綾小路清隆の罠に嵌ってしまいます。実は、綾小路清隆はポイントでSIMカードを入れ替え、自身の電話番号を偽っていました。電話番号を偽ることで、綾小路清隆は裏切り者を自爆させようとしていたのです。この一之瀬帆波と綾小路清隆の頭脳戦は、綾小路清隆の凄さが分かる見どころとなっています。しかし、最終的に綾小路清隆は、策を一之瀬帆波に見抜かれてしまいました。

綾小路清隆は上述の策でAクラスを騙し、Dクラスの勝利を狙っていました。しかし、試験の根幹に辿り着いた龍園翔がAクラスの｢優待者｣を当て、｢船上試験｣はCクラスの圧勝という結果で終わります。これにより、Cクラスのクラスポイントは642（+150）ポイントに上がり、Aクラスは924ポイントに下がってしまいました。一方、Dクラスは50ポイントしか得れず、一之瀬帆波のBクラスは803ポイントを維持することになりました。

Dクラスは｢船上試験｣でCクラスに敗れるものの、｢無人島試験｣の結果で大幅にクラスポイントを上昇させました。その後、Dクラスは｢体育祭｣や｢ペーパーシャッフル｣、｢混合合宿｣などの特別試験を乗り越え、Cクラスにランクアップします。しかし、Dクラスは1年最後の特別試験で、初めての退学者を出しました。ここからは、『よう実』の1年生編に描かれたその他の特別試験のルールや結果について、一覧でネタバレ紹介します。

最初に一覧でネタバレ紹介する特別試験は、｢体育祭｣です。｢体育祭｣とは、赤組と白組が様々な競技で競う特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の1年生編5巻に描かれています。｢体育祭｣は、AクラスとDクラスが赤組としてタッグを組み、BクラスとCクラスの白組と戦います。｢体育祭｣は特別試験として扱われていないものの、競技の結果が1位であれば、50ポイントのクラスポイントを獲得出来ます。

また、競技の結果が最下位だと、100ポイントもクラスポイントが下がってしまいます。さらに、総合点でワースト10位内の生徒は、次回の中間テストで10点引かれるペナルティがあります。そのため、｢体育祭｣は他の特別試験と同じく、本気で戦う必要があります。この｢体育祭｣で、龍園翔は櫛田桔梗と内通し、Dクラスを集中攻撃します。龍園翔率いるCクラスの集中攻撃で、Dクラスは苦戦を強いられてしまいました。

さらに、堀北鈴音はCクラスの生徒を妨害した冤罪を掛けられ、退場寸前になります。しかし、綾小路清隆が龍園翔の計画を証明し、堀北鈴音含むDクラスは救われました。その後、｢体育祭｣が終わり、Dクラスは100ポイントのクラスポイントを失います。また、CクラスもDクラスと同じく、100ポイント失いました。一方、AクラスとBクラスは被害を最小限に抑え、50ポイントのクラスポイントを失う結果で終わりました。

2つ目に一覧でネタバレ紹介する特別試験は、｢ペーパーシャッフル｣です。｢ペーパーシャッフル｣とは、2人1組で小テストを行なう特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の1年生編6巻に描かれています。｢ペーパーシャッフル｣は2クラスで競い合い、2人1組のペアの小テストの合計点で結果が決まります。そのため、ペアは相手クラスが作った小テストを受け、学校が決めた合計点を越えなければいけません。

合計点の勝者はクラスポイントが50ポイント増え、敗者は50ポイント失ってしまいます。また、学校が決めた合計点を下回ったペアは、退学処分を受けるペナルティがあります。この｢ペーパーシャッフル｣で、堀北鈴音は裏切りを止めるため、櫛田桔梗に戦いを挑みます。この勝負に、堀北鈴音は退学を賭けていました。そのため、櫛田桔梗はCクラスの解答とDクラスの問題の交換を龍園翔に持ちかけ、何としても勝負に勝とうとします。

これを堀北鈴音は読み、自分がクラスの代表だと茶柱先生に伝えることで、Dクラスの問題流出を防ぎました。さらに、綾小路清隆が問題を変更する約束を龍園翔と交わし、櫛田桔梗は堀北鈴音に完全敗北します。そして、Dクラスは100ポイント（合計362）獲得し、342ポイントのCクラスを上回ります。これにより、DクラスはCクラスに昇格しました。ちなみに、Aクラスは100ポイント手に入れ、Bクラスは100ポイント失いました。

3つ目に一覧でネタバレ紹介する特別試験は、｢混合合宿｣です。｢混合合宿｣とは、3学年が共同生活しながら行なう特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の1年生編8巻に描かれました。｢混合合宿｣は各学年が2つ以上のクラスを使い、男女別のグループを12個（合計36個）作る必要があります。そして、｢混合合宿｣は作ったグループを各学年で3つ融合させ、合計12個の大グループを作ることで参加出来ます。

合計12個の大グループは、最終日に総合テストを行い、その得点で競い合うのが｢混合合宿｣となっています。総合テストで上位に入ると、プライベートポイントとクラスポイントの2つが加算されます。しかし、上位に入らなかったグループは、前述の2つのポイントを失ってしまいます。また、学校が決めた点数を下回ったグループは、責任者が退学になります。逆に、上位に入ったグループの責任者は、2倍のポイントを獲得出来ます。

この｢混合合宿｣で、南雲雅は堀北学に勝負を挑みます。堀北学は戦う気が無く、他の生徒を巻き込まないことを条件に、南雲雅との勝負を受けました。その後、結果発表が行われ、堀北学のグループは優勝します。しかし、南雲雅の策略により、生徒会の書紀だった橘茜が退学処分を受けます。この時、堀北学はポイントを使い、橘茜の退学を取り消しました。そして、Aクラスはクラスポイントに大ダメージを受けることになりました。

4つ目に一覧でネタバレ紹介する特別試験は、｢クラス内投票｣です。｢クラス内投票｣とは、1年生の各クラスで投票を行なう特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の1年生編10巻に描かれました。綾小路清隆が入学した年の1年生は、｢高度育成高等学校｣の歴史で初めて退学者がいませんでした。これに学校側が危機感を抱き、無理やり退学者を出す｢クラス内投票｣を実施しました。

｢クラス内投票｣はクラス内で投票を行い、生徒の首位と最下位を決めるシンプルな特別試験です。しかし、最下位になった生徒は、プライベートポイントが2000万ないと、強制的に退学処分を受けます。一方、首位に選ばれた生徒は、退学を一回免れることが出来るプロテクトポイントが与えられます。この｢クラス内投票｣で、山内春樹が坂柳有栖と内通し、綾小路清隆はクラスメイトに批判票を入れられてしまいます。

しかし、櫛田桔梗が気まぐれで山内春樹の裏切りを明かし、綾小路清隆は退学を免れます。これにより、綾小路清隆は首位に選ばれ、裏切り者の山内春樹はCクラスで最下位になってしまいました。そして、最下位の山内春樹が退学処分を受け、｢クラス内投票｣は結末を迎えます。ちなみに、Aクラスは戸塚弥彦が退学し、Dクラスの最下位は真鍋志保が選ばれました。また、Bクラスはポイントを集め、1人も退学者を出しませんでした。

5つ目に一覧でネタバレ紹介する特別試験は、｢選抜種目試験｣です。｢選抜種目試験｣とは、抽選で当たった2つのクラスが7つの種目で戦う特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の1年生編11巻に描かれました。｢選抜種目試験｣は各生徒が一度だけ出場し、学校側が決めた7つの種目で競い合います。また、各クラスは｢司令塔｣を1人選び、出場選手に指示することが可能となっています。

7つの種目で勝利したクラスは100ポイントのクラスポイントを獲得出来、勝利数に30を掛けたポイントも付与されます。逆に、負けたクラスは勝ったクラスのポイント分が引かれます。また、負けたクラスの司令塔には、退学処分を受けるペナルティがあります。この｢選抜種目試験｣で、綾小路清隆のCクラスは坂柳有栖のAクラスと戦います。綾小路清隆は最終種目の｢チェス｣に出場し、敵リーダーの坂柳有栖と激戦を繰り広げました。

しかし、坂柳有栖が｢チェス｣に勝利し、綾小路清隆のCクラスは敗北してしまいました。一方、Dクラスは龍園翔が暗躍し、見事格上のBクラスを破ります。その後、綾小路清隆と堀北鈴音のクラスはCクラスを維持し、そのまま3年生の卒業式を迎えることになりました。

綾小路清隆や堀北鈴音が｢選抜種目試験｣を突破した後、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』のストーリーは2年生編に移ります。『ようこそ実力至上主義の教室へ』の2年生編は綾小路清隆とホワイトルーム生の戦いにスポットが与えられています。また、特別試験も厳しさが増し、2年生編は見どころだらけの章となっています。ここからは、2年生編に描かれた特別試験のルールや結果について、一覧でネタバレ紹介します。

最初に一覧でネタバレ紹介する2年生編の特別試験は、｢1・2年合同ペア筆記試験｣です。｢1・2年合同ペア筆記試験｣とは、1年と2年のペアが500点満点の筆記試験を行なう特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の2年生編1巻に描かれています。｢1・2年合同ペア筆記試験｣はクラスの平均点で勝敗を決める特別試験となっており、平均点1位のクラスが50ポイントのクラスポイントを獲得出来ます。

2位と3位のクラスは30ポイントと10ポイントが付与され、最下位のクラスは何も貰えません。また、合計点が一番高いペアは、プライベートポイントが10万与えられます。しかし、合計点が500点を下回ったペアには、2年生の退学と1年生のプライベートポイント3ヶ月停止のペナルティがあります。作中で、綾小路清隆は新入生の七瀬翼と協力し、｢1・2年合同ペア筆記試験｣を無事突破しました。

2つ目に一覧でネタバレ紹介する2年生編の特別試験は、｢無人島サバイバル｣です。｢無人島サバイバル｣とは、無人島で2週間サバイバルを行なう特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の2年生編3巻に描かれています。｢無人島サバイバル｣はソロかグループで参加し、時間内に指定のエリアにゴールする特別試験となっています。時間内にゴールしたグループは、1ポイントのボーナスポイントが全員に配布されます。

逆に、3回以上ゴールエリアをスルーしたグループは、ペナルティとして得点を引かれてしまいます。｢無人島サバイバル｣は2週間も行なうため、『よう実』で最も長い特別試験として扱われています。そのためか、｢無人島サバイバル｣は報酬が非常に豪華であり、1位のクラスに300クラスポイントと100万プライベートポイント、1ポイントのプロテクトポイントが付与されます。

また、2位は200クラスポイントと50万プライベートポイントが付与され、3位は100クラスポイントと25万プライベートポイントを獲得出来ます。さらに、上位70％の生徒は追加でプライベートポイントを貰えます。しかし、結果が下位5グループになった生徒は、退学のペナルティを受けることになります。この｢無人島サバイバル｣で、綾小路清隆や堀北鈴音の2年生は好き放題する1年生を圧倒し、大勝利することになりました。

3つ目に一覧でネタバレ紹介する2年生編の特別試験は、｢満場一致特別試験｣です。｢満場一致特別試験｣とは、クラスで満場一致を目指す特別試験であり、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の2年生編5巻に描かれています。｢満場一致特別試験｣は匿名の投票を行い、合計5つの課題で満場一致を目指します。全ての課題で満場一致が成功したクラスは、50ポイントのクラスポイントを獲得出来ます。

そのため、｢満場一致特別試験｣は一見、簡単そうな特別試験に見えます。しかし、｢満場一致特別試験｣は60秒以内の投票が決められており、それを越えると累積ペナルティが与えられます。この累積ペナルティが90秒を越えると、クラスは退学処分を受けることになります。また、満場一致に失敗すると、クラスは300のクラスポイントを失います。このルールから、｢満場一致特別試験｣はクラスの絆が全てを決める試験となっています。

もし、裏切り者が1人いると、｢満場一致特別試験｣は100％成功しません。そのため、茶柱先生は｢満場一致特別試験｣に強いトラウマがあります。この｢満場一致特別試験｣で、櫛田桔梗が裏切り、Cクラスは満場一致を失敗し続けます。結局、Cクラスは最後まで一致団結出来ず、5問目の課題に挑戦することになりました。5問目は、退学者を1人出して100ポイントのクラスポイントを得るか決める過去最高難度の課題でした。

この5問目で、綾小路清隆は裏切り者が櫛田桔梗だと見破ります。これにより、Cクラスは5問目を賛成で投票し、櫛田桔梗を退学させようとします。しかし、堀北鈴音が櫛田桔梗の実力や人脈を評価し、彼女の退学に反対しました。そこで、綾小路清隆はOAA最下位の佐倉愛里を退学者に選びます。そして、Cクラスは佐倉愛里が退学したことで、150ポイントのクラスポイントを得ることになりました。

最初にネタバレ紹介する退学者は、山内春樹です。特別試験の｢クラス内投票｣で、山内春樹は坂柳有栖に懐柔され、綾小路清隆をクラスの退学者にしようとしました。しかし、山内春樹は裏切りを櫛田桔梗にバラされてしまいます。元々、山内春樹は勉学と素行に問題があり、退学者の筆頭でした。そのため、裏切りがバレた山内春樹は33票の批判票を集め、綾小路清隆のクラスで初めての退学者になりました。

2人目にネタバレ紹介する退学者は、佐倉愛里です。｢満場一致特別試験｣で、櫛田桔梗は自身の本性がバレ、退学者に選ばれてしまいます。しかし、櫛田桔梗は堀北鈴音の反対により、退学を免れます。この時、綾小路清隆はOAAの最下位を理由に、佐倉愛里を退学者に選びます。これにより、佐倉愛里は学校を退学することになりました。この佐倉愛里の退学が原因で、｢綾小路グループ｣は完全に崩壊してしまいます。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の特別試験には、｢船上試験｣が好きといった感想が多く寄せられていました。｢船上試験｣は『ようこそ実力至上主義の教室へ』の序盤に描かれた特別試験です。しかし、｢船上試験｣は内容が非常に濃く、暗躍する綾小路清隆の活躍や疑心暗鬼の中の頭脳戦といった見どころが多数描かれています。そのため、｢船上試験｣は特別試験の中で特に高い人気を博しています。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の特別試験には、ルールが難しいといった感想も多く寄せられていました。確かに、特別試験はルールが開始前にしっかり説明されています。しかし、特別試験のルールはどれも非常に難しく、何度も読まないと完全に理解することが出来ません。このことから、『ようこそ実力至上主義の教室へ』は多数のファンに、特別試験のルールが難しいといわれています。

『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の特別試験には、｢満場一致特別試験｣の内容にショックを受ける感想も多く寄せられていました。｢満場一致特別試験｣は当初、非常に簡単な特別試験だと思われていました。しかし、｢満場一致特別試験｣は退学者を自分達で選出しないといけない特別試験であり、｢最も残酷な試験｣といわれています。この内容から、｢満場一致特別試験｣は多数の読者にトラウマを残しました。

本記事では、『ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）』の特別試験について、ルールや結果などを一覧でネタバレ紹介しました。特別試験は大量のクラスポイントを得れるため、全ての生徒が本気を出します。そのため、特別試験は手に汗握る頭脳戦や綾小路清隆の暗躍を楽しむことが出来、本作の大きな魅力となっています。もし、特別試験のルールや結果に興味があれば、是非本記事の内容を参考にしてみて下さい。