【スパイファミリー】豪華客船編は映画化される？原作の何巻？あらすじと結末ネタバレ

人気アニメ「スパイファミリー」は、タイトル通りスパイを題材とした作品です。作中には人気のエピソードが数多く存在していますが、その中でも「豪華客船編」は人気のエピソードの一つです。豪華客船編は原作の何巻に登場するのか、あらすじや結末までをネタバレと共に紹介します。ネタバレを知っても楽しめる作品ではあるものの、結末までを知りたくないという場合は注意が必要です。まずは、本作の詳細についてを紹介します。

スパイファミリーは、遠藤達哉先生が描くホームコメディ作品です。「少年ジャンプ＋」で、2019年3月25日から2022年12月現在まで連載が続いています。コミックスは10巻までが刊行されており、連載作品の中でも大ヒットしているタイトルです。2022年4月からはテレビアニメが放送されているほか、ミュージカルの上演も予定されています。テレビアニメは、2023年にシーズン2の制作も決定しています。

本作は、ジャンプ＋史上で発行部数やコメントの数など、最高記録を更新した大ヒット作です。原作者の遠藤達哉先生は、「正体を隠す」というシチュエーションを好んだため、主人公がスパイになりました。スパイファミリーの基となったのは、読み切り作品の「I SPY」です。遠藤達哉先生は、わかりやすさを重視して絵柄もシンプルなものを意識しています。国外向けに翻訳されたものも、各国で人気を得ています。

「次にくるマンガ大賞2019」では、「Webマンガ部門」の1位も受賞しています。「このマンガがすごい！2020 オトコ編」「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」「ネット流行語100 2022 pixiv賞」などでも、堂々の1位を獲得しました。テレビアニメ化の影響も大きく、日本赤十字社やデジタル庁（マイナンバーカード）などとコラボも行われています。間違いなく、現在のジャンプ作品を代表するタイトルのひとつです。

仮初の平和のもとで生活を続けている、東国（オスタニア）と西国（ウェスタリス）がありました。黄昏（たそがれ）という名の凄腕スパイが、東国に送られます。ロイド・フォージャーと名乗る彼は、孤児院にいた少女・アーニャを養子にしました。それは政治家へ接触する任務のためです。さらに、両親揃っての面接が必要となり、ロイドは利害関係が一致するヨルという女性に母親役を頼みました。

スパイファミリーの豪華客船編は、原作の何巻から何巻に登場するのかも気になるはずです。現在はまだアニメ化されていない豪華客船編は、何巻に出てくるエピソードなのでしょうか？豪華客船編は、7巻の終盤から開始されるエピソードです。7巻で豪華客船に乗り込むこととなりますが、ネタバレを知らない人は何巻まで続くのかもチェックしておきたいポイントです。豪華客船編は完結しており、9巻までの長編エピソードです。

原作の何巻から何巻までが豪華客船編かを把握したところで、映画化やアニメ化についても気になる人は多いはずです。スパイファミリーはすでにアニメ化されている作品で、第2期の制作も決定しています。原作を読んでいるファンであれば、何巻までが次のアニメで描かれるのかも予想がつくかもしれません。続いては、豪華客船編は映画化されるのか、アニメ化されるのかという二点についても順番に紹介します。

スパイファミリーの豪華客船編は、映画化されるのかという点が気になっているファンも多いはずです。12月18日に開催された「ジャンプフェスタ2023『SPY×FAMILY』スーパーステージ」では、劇場版の制作情報が公開されました。ただし、内容は豪華客船編ではなく、原作者による完全新作のストーリーが描かれると明かされています。そのため、豪華客船編が映画化されるとしても、二年以上は先の話になりそうです。

「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」など、近年は人気のジャンプ作品が数多く映画化されています。その影響もあり、スパイファミリーも人気エピソードが映画化されるのではないかと予想したファンも多かったようです。そのため、ネット上では豪華客船編の映画化ではなかったことに落胆した声も見られました。しかし、原作者による新作エピソードとあって、期待する人も多いようです。

2023年に豪華客船編が映画化の可能性はなくなりましたが、一方でアニメ化される可能性は十分にあるエピソードです。現在は第1期の2クール目が放送されていますが、2023年には第2期の制作も発表されました。第2期が何巻までアニメ化するのか不明ではあるものの、アニメは比較的原作に忠実にエピソードを進めています。このことからも、スパイファミリーの豪華客船編が第2期でアニメ化される可能性は十分にあると考えられそうです。

原作の何巻までのエピソードがアニメ化されるのか、続報が待たれるスパイファミリーです。続いては、スパイファミリーの豪華客船編のあらすじについてを、結末までネタバレ込みで紹介します。ある時ヨルに、店長からの連絡が入りました。ヨルは殺しを任務としていますが、今回の任務はとある人物の護衛でした。その人物とは、グレッチャーファミリーのオルカ・グレッチャーと息子で、裏組織のマフィアです。

少し前に内部抗争が勃発し、グレッチャーファミリーのボスと二人の息子が殺されました。そこで生き残ったのが、今回護衛をする二人です。グレッチャーファミリーは、東国（オスタニア）の裏社会を取りまとめる役割を果たしてきた組織でした。ボスに恩義がある店長は、懸賞金がかけられた二人を亡命させるためにヨルに護衛をさせることにしました。

オルカたちを無事に亡命させるために、選択したルートは海を使うものでした。そのまま船を使っても、沿岸警備の目に留まってしまいます。そのため、まずは一般客船に乗り込んで沖合まで出ることにしました。そこから亡命先である、第三国の船へと乗り込む作戦です。ヨルは、その第三国の船に乗り込むまでの護衛役を務めることになりました。二人には莫大な懸賞金がかけられており、ボスを殺した男たちは血眼で二人を探しています。

さらに、懸賞金目当ての殺し屋たちが、国内外を問わず動き出しているとの話もありました。一般客船の中で潜伏するために、オルカは顔と名前を替えた状態で乗り込んでいます。ひと目見ただけではわからないはずでも、正体がバレれば殺し屋との戦いは避けられません。

ヨルは、普段は市役所勤めをしています。本職が殺し屋だということは、周囲はもちろんロイドとアーニャにも隠しています。今回の任務は日帰りすることはできず、「市役所の仕事」という理由をつけて数日不在にする形を取りました。万が一にも怪しまれてはいけないため、部長と男性職員も同行しています。もちろん、部長は一般人ではありません。ヨルと同じくガーデンの殺し屋をしており、ヨルに課せられた任務の内容も把握済みです。

一方で、ヨルの状況を知る由もないロイドは、アーニャとセントラルモールにやってきていました。そこで、アーニャが大抽選会に参加します。驚くことに、大抽選会で当たった景品は「1等の豪華クルーズ船の旅」だったのです。これにより、ロイドとアーニャもヨルと同じ船に乗り込むことになりました。乗船を止めることもできず、ヨルは任務のことを隠しながら、ロイドたちのいる船で護衛をしなければなりません。

不安要素がありつつも、ヨルは船に乗り込みます。豪華客船の中には、オルカを狙う殺し屋が大勢乗船していました。殺し屋たちから逃亡する生活に疲れていたオルカは、気分転換のためにヨルと共に甲板へ向かいます。船内には殺し屋によって、あらゆる場所に盗聴器が仕掛けられていました。船内には大勢の一般客が乗船していますが、それらの会話の中からオルカが誰であるかを特定しようとしていたのです。

オルカは、変装後に「シャティ・グレイ」という名前を使用していました。しかし、殺し屋たちはすでにその名前と共に、オルカの部屋番号までもを割り出すことに成功しています。盗聴器を仕掛けたのは、殺し屋たちに情報を売り渡している情報屋でした。船内には、どれほどの殺し屋が潜伏しているかもわからない状態です。誰もが我先にとオルカの命を狙っていて、かなり難易度の高い亡命であることは間違いありません。

豪華客船の中にどれほどの数の殺し屋がいるとしても、それを迎え撃つのはヨルと部長のたった二人です。けれど、二人の殺し屋としての腕は超一流です。殺し屋の中には、乗客の中に紛れ込んで毒針を刺そうとする者や、ルームサービスを名乗って銃殺しようと試みる者もいました。それらの殺気を敏感に感じ取ったヨルは、瞬く間に殺し屋を返り討ちにしていきます。殺し屋たちは、理解が追い付かないまま次々と倒されてしまいます。

オルカを誰よりも先に殺そうとするあまり、殺し屋たちは自身の殺気を消すことなく攻撃を仕掛けてきます。それによって、ヨルや部長がその気配に気がつくのは難しいことではありませんでした。殺し屋組織のガーデンに所属するヨルたちは、殺し屋の中でも一流の腕前を持っています。人数だけが多い殺し屋たちも、まるで相手になりません。

豪華客船の中でそのような血生臭い戦いが起こっているとは露知らず、ロイドとアーニャも乗船しています。しかし、ロイドも西国（ウェスタリス）の凄腕スパイです。船内の至る所に仕掛けられた盗聴器の存在や、不審な人物の動きなどには気がついていました。その理由はわからないものの、自身も正体がバレてはいけないこともあり、慎重な行動を心がけます。一方で、心を読むことのできるアーニャはヨルの手助けをしていました。

一般人の前で殺し屋と戦っているヨルのことを、サーカスのお姉さんだと発言します。その発言を受けて、ヨルは曲芸のように殺し屋を処理しました。船内に爆弾が仕掛けられていることを知ったロイドは、船員の姿に変装して解体処理を行います。同じく爆弾が仕掛けられている場所を知ったアーニャは、不審人物がいたことを船員に知らせます。最終的には、ロイドが爆弾を海に投げ捨てて爆破を阻止することができました。

殺し屋たちから逃げるために、ヨルは船の上層デッキへと移動していきます。そこに、どこからともなく殺し屋たちが姿を現しました。退路も無くなってしまい、ヨルと部長は戦闘を余儀なくされます。残る殺し屋は二人となりますが、彼らはこれまでの殺し屋たちとは違い一筋縄ではいかない相手です。戦闘の最中に、攻撃を食らった部長が気絶してしまいました。凄腕の殺し屋を相手に、ヨルは一人で戦うことになります。

傷つきながらも戦うヨルの脳裏には、ロイドやアーニャ、弟のユーリの姿が浮かびます。大切なものが増えたヨルは、自分が何のために殺し屋をやっているのかと考えてしまったのです。目の前の戦闘に集中できなくなったヨルには、隙ができてしまいました。その隙を殺し屋が見逃すはずもなく、ヨルは相手の攻撃をまともに食らってしまいます。

これまでにないヨルのピンチに、結末まで目を離すことのできない豪華客船編です。続いては、結末までをネタバレ込みで紹介します。殺し屋の攻撃を食らったヨルは、倒れてしまいました。そこで頭に浮かんだのは、ロイドの服のクリーニングのことや、図書館で借りたままのアーニャの本についてです。そして、ユーリの走馬灯までもが見えてきました。これまで守り続けてきたユーリは、もう一人で生きていくことができると感じたのです。

弟のために始めた殺しの仕事を、もうする必要はないとヨルは判断しました。そうして死を覚悟したヨルでしたが、自身が何のために殺しの仕事をしているのかを思い出します。これまでヨルは、ユーリの平和な暮らしを守ろうとしていました。今度はロイドやアーニャのために悪い人間を排除しなければならないと、新たな目的を見出します。再び立ち上がったヨルは、オルカを殺そうとしている殺し屋を倒して彼女を守ることに成功したのです。

強敵を倒すことができたヨルは、ボートを使って早めにオルカを脱出させることにしました。今回の任務を始めた時、ヨルはオルカから「カモフラージュ用の家族」だということを見抜かれていました。しかし、別れ際にはロイドたちとの穏やかな生活を願われます。任務を終えたヨルは、ロイドとアーニャとのバカンスを楽しむ様子が見られました。こうした様子から、オルカの亡命は無事に成功したものと考えられます。

ヨルにとって転換期になったとも考えられる豪華客船編は、結末までに残された伏線なども話題になっています。続いては、スパイファミリーの豪華客船編の伏線やその後についても紹介します。殺し屋との最終決戦の場となった上層デッキには、戦いの後の血だまりが残されていました。普段は痕跡を残さず掃除をするガーデンですが、今回はそのままとなっていた血だまりが、何かの伏線となっている可能性があります。

豪華客船編の結末は何巻で終わったのか、チェックしておきたいポイントでもあります。豪華客船編は、スパイファミリーの9巻56話で結末を迎えました。その後、アーニャの学校生活が再開となり、同級生に豪華客船に乗ったことを自慢します。けれど、その程度は普通のことだと返されてしまいます。同級生の自慢話に対抗するため、アーニャは殺し屋が大勢乗船していた話を脚色して聞かせますが、馬鹿にされてしまいました。

家に帰ったアーニャは、学校であった出来事をロイドたちに報告します。けれど、嘘をつくのはいけないと諭されてしまいました。ロイドやヨルは、自身の本当の姿を知られるわけにはいきません。そのため妙な空気になってしまいますが、自分の能力がバレてはいけないアーニャも指摘することはできません。アーニャは、もう嘘をつくのはやめようと考えるのでした。

何巻まで読めば豪華客船編の結末を知ることができるのか、アニメ派のファンでも把握できたはずです。スパイファミリーの原作を読んだファンの中で、どのような評価を得たエピソードなのかも気になるのではないでしょうか？続いては、スパイファミリーの豪華客船編についてのTwitter上での感想や評価についても、少しだけ紹介します。

スパイファミリーの原作のエピソードを見ても、次のアニメ化で豪華客船編がくることはほぼ確実です。ヨルのファンも多い本作は、彼女の活躍を心待ちにしている人も多いようです。豪華客船編では、殺し屋としてのヨルの活躍を多く見ることができます。動きのあるアニメでその活躍を目にすることができるのが、今から楽しみだという感想も多く見受けられました。

改めて原作を読み返すことで、このエピソードの良さを再確認したファンの声もありました。更新されるごとに最新話を読む楽しみ方はもちろん、長編エピソードをまとめて読むのも連載作品の醍醐味です。1話ずつでは気がつかなかった伏線や繋がりなど、新たな発見をすることもあるかもしれません。アニメ化に備えて、復習も兼ねて読み返してみるのも良いのではないでしょうか？

派手な演出も多く、ヨルが活躍する豪華客船編を楽しみにする声は多くあります。その一方で、スパイファミリーの原作を読むファンからは、次のアニメ化でストックが無くなることを嘆く声もありました。コミックスは現在10巻まで刊行されていますが、第3期を制作するとなると完全オリジナルにしない限り、エピソードがもちません。アニメの第2期に映画と楽しみが多い2023年は、原作の更新が待ち遠しい年にもなりそうです。

スパイファミリーの人気の高さから、映画化されることを予想していたファンは多いようです。しかし、その内容が完全なオリジナルであることは意外という声もありました。テレビアニメ版は、原作のエピソードを上手く改変している部分も見られます。そのため、完全オリジナルの映画化にも期待する声は少なくありません。

スパイファミリーの豪華客船編について、結末までのネタバレや、何巻から何巻までのエピソードなのかについてを紹介しました。結末までの流れを知らなかったという人も、アニメ化が待ち遠しくなったのではないでしょうか？2023年はアニメの第2期だけでなく、結末のわからない新作映画の公開も決定しています。今後もますます話題となりそうなスパイファミリーから、2023年も目が離せません。