【スパイファミリー】ロイドとヨルのデート回は何話？アーニャの活躍シーンもネタバレ

『スパイファミリー（SPY×FAMILY）』は、WEB漫画サイトである少年ジャンプ＋で連載中の漫画です。作者は遠藤達哉さんで、2019年3月25日から連載が始まりました。遠藤達哉さんにとっては、スパイファミリーが3作目の連載作品となります。スパイファミリーは瞬く間に人気漫画となり、少年ジャンプ＋の閲覧数や発行部数の最高記録を次々と更新しました。

2022年4月からは分割2クールでテレビアニメが放送され、さらに人気に拍車がかかりました。2023年にはミュージカルの上演が決定しており、配役が発表されるたびに話題となっています。同じく2023年には、テレビアニメ第2期の放送と劇場版の上映が予定されています。劇場版は遠藤達哉さんによる完全新作のストーリーということで、ファンの間から喜びの声が上がっています。

西国のスパイの「黄昏」は、任務のため即席の家族を作る必要がありました。黄昏は孤児院でアーニャという少女を引き取り、自分の娘とします。また、服飾店で出会ったヨルという女性に妻役を引き受けてもらい、「フォージャー家」という偽りの家族を作ります。黄昏はロイドと名乗って自分の正体を隠していましたが、アーニャとヨルもそれぞれ自分の正体を隠していました。3人は秘密を抱えながら、本物の家族のように少しずつ絆を深めていきます。

スパイファミリーでは、ロイドとヨルがデートをする回があります。その回では、お尻を撃たれたヨルが、フグの毒で元気になるという驚きのエピソードが出てきます。このフグ毒エピソードはWEB広告に流れることがあり、スパイファミリーを読んだことがない人にも多く知られています。

WEB広告を見て、ロイドとヨルのデート回を読んでみたいと思った人もいるでしょう。しかし、スパイファミリーを読んだことがないと、ロイドとヨルのデート回が何話に出てくるのかわかりません。そこで、ここではロイドとヨルのデート回が何巻の何話で読めるのか、またデートの内容がどういったものかを詳しく解説します。

まずは、ロイドとヨルのデート回が何話で読めるか紹介します。スパイファミリーでロイドとヨルのデート回が読めるのは、単行本の3巻です。ただ、話数は明確に何話であると示すことができません。なぜなら、ロイドとヨルがデートをする話は、スパイファミリー本編とは関係ない番外編のエピソードだからです。この話はもともと、週刊少年ジャンプの出張版として描かれた読み切り作品でした。

本編を知らない人でも読めるような内容になっているため、どの話とも続いていません。本編とは直接的に関係がない話になっており、「何話」と位置づけることができないのです。本編には回ごとに「MISSION：1」のように話数が書かれていますが、この回は「EXTRA MISSION」となっています。WEBサイトのジャンプ＋では、36話と37話の間に挟まれています。

ロイドとヨルがデートをすることになったのは、ヨルが暗殺の任務中に怪我をしたことがきっかけでした。ヨルは「赤いサーカス」という組織との戦闘中、銃でお尻を撃たれてしまいました。痛みのあまりどんよりと沈んだ表情をしているヨルを見て、ロイドはヨルに不満が溜まっていると勘違いします。このままでは任務に支障が出ると考えたロイドは、ヨルの機嫌を直そうとデートに誘ったのでした。

ロイドはヨルの機嫌を良くするため、前日から862通りのデートプランを考えていました。その手始めにリムジンを手配し、スマートにヨルをエスコートしようとします。しかし、お尻が痛くて座れないヨルは、歩いてデートがしたいと言います。このヨルの発言により、ロイドのデートプランは一気に794通りもダメになりました。

ヨルとのデートで、ロイドはまずショッピングに向かいました。そこでヨルに似合うタイトなパンツをすすめますが、ヨルは「無理です」と即答します。タイトなパンツはお尻を圧迫するため、痛みに耐えきれないと考えたためです。しかし、ヨルの事情を知らないロイドは、完全な拒絶に焦って謝りました。

次にロイドがヨルを連れて行ったのは、映画館でした。しかし、お尻が痛くて座れないヨルは、立ったまま映画を鑑賞します。座ることなく映画を観続けるヨルに、後ろの人が怒っている様子も描かれていました。おそらく2人も、映画を楽しむどころではなかったでしょう。

その後、クラブや動物園、スパなどさまざまな場所へ向かいますが、ヨルの機嫌は悪くなるばかりです。ロイドは焦りながらも、予約していたレストランにヨルを誘いました。さすがに立って食事をするわけにもいかず、ヨルは空気椅子で何とか耐えていました。

スパイファミリーのデート回は、もちろんロイドとヨルがメインの話です。しかし、2人のデートを尾行するという設定で、しっかりとアーニャも登場します。アーニャは2人を尾行する過程で悪者の存在に気づき、陰ながら大きな活躍をすることになります。ここでは、スパイファミリーのデート回で見られる、アーニャの活躍についてまとめていきます。

ロイドがヨルをデートに誘ったとき、アーニャは自分も行くと言いました。しかし、デートに子どもを連れていくわけにはいかず、ロイドに即座に却下されてしまいます。フランキーに預けられたアーニャでしたが、父と母のデートがうまくいくか心配でした。そこで、フランキーに「尾行したい」と言い出し、面白がったフランキーとともに2人の後をつけることになりました。

ロイドはアーニャとフランキーの尾行にすぐさま気づきましたが、アーニャが楽しんでいる様子を見て気づかないフリをすることにします。アーニャとフランキーは2人のデートの様子をずっと伺っていましたが、レストランでは入店を拒否されてしまいました。尾行に飽きたフランキーは帰ろうとしますが、アーニャはそこで悪者の心の声を聞きます。

そのレストランでは、昨夜ヨルが殲滅した赤いサーカスの残党が働いていたのです。悪者がヨルを狙っていることを知ったアーニャは、尾行を続けるようフランキーに必死に頼みます。アーニャがロイドとヨルの離婚を心配していると勘違いしたフランキーは、アーニャを不憫に思ってレストランに潜入することにしました。

アーニャは悪者の声を聞いて、男が倉庫に爆弾を作りに来ることを知ります。そこで、倉庫の前の廊下にオリーブオイルをまき、男は見事にトラップに引っかかりました。男はオリーブオイルで滑って派手に転びますが、気を取り直して倉庫へと向かいます。男が倉庫のドアを開けると、上から瓶などが入った箱が落ちてきました。こちらも、アーニャがあらかじめ仕込んでおいたトラップです。

箱が頭にぶつかった男は痛みに悶ますが、そこで爆弾の容器にちょうど良い入れ物を見つけます。しかし、それはすでにアーニャが完成させておいたピーナッツ爆弾でした。ピーナッツ爆弾が直撃した男の前に、変装して顔を隠したアーニャが現れます。アーニャは男に、「二度と私たちに近づくな」と警告しました。

そして、「キャサリンと幸せになれ」というかっこいいセリフを残し、その場を立ち去ります。男が恋人のキャサリンのために足を洗おうとしていたことを、心を読んでわかっていたのです。何もかも見抜かれていた男はかなわないと悟り、すべてを忘れて普通に生きることを決めたのでした。

空気椅子で耐えているヨルのもとには、食前酒のカクテルが運ばれてきました。しかし、そのカクテルには、赤いサーカスの残党が仕込んだフグの毒が入っていました。レストランに潜入したアーニャは止めようとしますが、間に合わずにヨルはフグの毒を飲んでしまいます。

カクテルには致死量のフグの毒が入っていましたが、ヨルはお尻の痛みが引いて逆に元気になります。ヨルは毒に耐性があり、フグの毒でも死ぬことはなかったのです。そして、フグの毒で感覚が麻痺したことで、お尻の痛みも消えたのでした。お尻の痛みがなくなったことで、ようやくヨルに笑顔が戻ってきました。

ヨルがようやく笑顔になったことで、ロイドも危機を脱したと安堵します。ヨルはデート自体初めてでしたが、こうやって遊びに出かけたことすらほとんどありませんでした。普通とはいえない生活を送ってきたヨルにとって、このデートはとても楽しいものでした。ヨルは輝くような笑顔を浮かべ、ロイドに「また誘ってください」と伝えました。

3巻のデート回の時点では、ロイドとヨルには恋愛感情があるようには見えません。ロイドは任務のためにヨルの機嫌を直そうとし、ヨルも偽装結婚とバレないようにするためにデートに応じています。2人とも相手を尊重して大事にはしていますが、恋愛感情を抱いていたわけではありませんでした。

恋愛感情がないまま偽装結婚をしたロイドとヨルですが、物語が進むにつれて関係が徐々に変化していきます。2人の感情に変化が見られたのは、何話のことでしょうか？ヨルがロイドに恋愛感情を抱いているような描写は、6巻の35話で見ることができます。6巻の35話は、ロイドとヨルの第2のデート回ともいえる話です。ヨルはロイドの同僚のフィオナと会ったことで、妻の座を奪われるのではないかと心配していました。

ロイドの周りでも浮気の噂が流れており、ロイドはヨルに弁明するために彼女をバーに誘います。そこでお酒を飲んで酔ったヨルは、「あの人が好きなんですか!?」とロイドに詰め寄りました。その様子は、まさに夫の浮気を疑っている妻そのものでした。ヨルのその姿に、ロイドはヨルが自分に恋愛感情を抱いていると考えます。

そして、その感情を利用しようとヨルに迫りますが、恥ずかしさに耐えきれなくなったヨルに顎を蹴られてしまいました。この蹴りをヨルの拒絶だと感じたロイドは、自分がうぬぼれていただけだったと考えを改めます。しかし、ヨルは単純に恥ずかしかっただけで、ロイドが嫌で蹴りを放ったわけではありません。このことからも、ヨルがロイドに対して恋愛感情を抱いていることは確かでしょう。

一方のロイドは、ヨルに恋愛感情があるかどうかは明確に描かれていません。ヨルからの好意を任務に利用しようと考えるあたり、まだ冷静さも残っています。しかし、「ヨルさん相手だと調子が狂う」と困惑しているように、徐々に気持ちに変化が表れていることがわかります。2人はお互いに好意を持っていることは間違いないため、これから先も少しずつ距離が縮まっていくことでしょう。

スパラファミリーのデート回に関しては、「アニメで放送してほしい」という声が多く上がっていました。もうひとつのデート回は本編エピソードであるため、アニメでも放送されました。しかし、フグ毒が出てくるデート回は番外編であるため、いつアニメで放送されるかわかりません。

今のところアニメで登場することはなく、多くのファンがアニメでの放送を待ち望んでいるようです。ただ、スパイファミリーのアニメはこれまで番外編が放送されることもあったため、フグ毒のデート回がアニメになる可能性もあるでしょう。

番外編のデート回は、お尻を撃たれたヨルが終始ひどい顔をしています。その顔が面白いと評判で、笑いをこらえきれない人も多かったようです。また、イケメンのロイドがヨルに振り回される姿も微笑ましいと人気でした。

スパイファミリーでロイドとヨルがデートしたのは、これまでに2回しかありません。ファンの中には、月に1回はデートしてほしいという感想を抱いている人もいました。何回でも見たくなるほど、ロイドとヨルのデート回は人気があるといえるでしょう。

スパイファミリーのロイドとヨルのデート回は何話か、またその内容とはどのようなものかをまとめました。ロイドとヨルのデート回は2回ありますが、フグ毒が出てくる回は番外編で描かれています。まだアニメでは放送されていませんが、単行本やジャンプ＋で読むことができます。面白いと評判のエピソードであるため、スパイファミリーを知らない人もぜひ一度人気のデート回に目を通してみてください。