【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去とは?幼少期や釘崎家の血筋・祖母との関係も考察

「呪術廻戦」の釘崎野薔薇の過去について紹介します。東京都立呪術高等専門学校の生徒である釘崎野薔薇は、虎杖悠仁や伏黒恵と同級生で、口の悪さが特徴の、明るく勝ち気な女の子です。ここでは、釘崎野薔薇の過去とは?釘崎家の血筋とは?について、ふみちゃんや沙織ちゃんという釘崎が幼少期に出会った人物とのエピソードを交えて紹介します。また、釘崎野薔薇が故郷の村で共に暮らしていた祖母について紹介し、釘崎と祖母との関係について考察します。

【呪術廻戦】釘崎野薔薇の過去とは?幼少期や釘崎家の血筋・祖母との関係も考察のイメージ

目次

  1. 釘崎野薔薇とは?
  2. 釘崎野薔薇の過去をネタバレ
  3. 釘崎野薔薇とふみの幼少期をネタバレ
  4. 釘崎野薔薇の血筋は呪術師?母親や祖母を考察
  5. 釘崎野薔薇の強さや術式
  6. 釘崎野薔薇のアニメ声優
  7. 釘崎野薔薇の過去に関する感想や評価
  8. 釘崎野薔薇の過去まとめ

釘崎野薔薇とは?

釘崎野薔薇は呪術師と呪霊の戦いが描かれている漫画「呪術廻戦」に登場する女性キャラクターです。呪術師として活動するために東京都立呪術高等専門学校に通っている釘崎野薔薇は、故郷の村を飛び出してたった一人で東京にやって来ました。実は釘崎野薔薇にはどうしても村を出たい理由があったということです。ここでは、釘崎野薔薇の過去に焦点を当てて、村を出た理由、村での生活や祖母との関係、友人関係について考察します。

呪術廻戦の作品情報

漫画「呪術廻戦」は作者の芥見下々によって週刊少年ジャンプで連載中です。ジャンルはダーク・ファンタジー・バトル漫画で、連載は2018年の14号から始まりました。2022年12月に最新コミックの第21巻が発売され、これまでに7000万部を超える発行部数を記録しています。また、漫画「呪術廻戦」は、小説版が2巻まで発売されており、こちらも発行部数が50万部を超えています。

漫画「呪術廻戦」は、2020年10月にMAPPA制作によりテレビアニメ化されました。第1期として2021年3月まで全24話が、毎日放送、TBS系列(スーパーアニメイズム枠)他で放送されました。第1期では「呪胎戴天編」や「京都姉妹校交流会編」などが描かれ、2023年7月から第2期の放送が予定されています。第2期の内容は「澁谷事変編」などが描かれるということです。2021年12月には劇場版「呪術廻戦0」が公開されました。

呪術廻戦の概要

「呪術廻戦」は、2017年にジャンプGIGAで連載された作品を前日譚としています。2018年に「呪術廻戦0巻東京都立呪術高等専門学校」というタイトルでコミック化され、全1巻が発売されています。「呪術廻戦」のメインテーマは「呪い」で、具現化された「呪霊」と呪術師との戦いが描かれています。

アニメ版「呪術廻戦」は「2020秋アニメ何見てる?」で男女総合1位を獲得しています。また「Crunchyrollアニメアワード」ではアニメ・オブ・ザ・イヤーに選出されました。さらに「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2020 - 2021」では脚本、作品、スタジオの3部門で賞を獲得しています。

呪術廻戦のあらすじ

主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は仙台市に住む高校生で、祖父と二人暮らしをしています。ある晩、虎杖が通う学校の呪物の封印が解かれて「呪霊」が出現し、虎杖はそれを追ってきた伏黒恵という呪術師と出会います。虎杖は伏黒恵と共に戦いますが、追い詰められた虎杖は呪物「宿儺の指」を取り込みます。これにより「両面宿儺」が復活し、「宿儺の器」となった虎杖は呪術師として戦いの日々を送ることになります。

釘崎野薔薇のプロフィール

釘崎野薔薇は東京都立呪術高等専門学校の1年生で3級呪術師、年齢は16歳です。誕生日は8月7日で身長は約160cm、出身地は岩手県の盛岡市まで片道約4時間という村です。祖母と揉めた末に、祖母の推薦で呪術高専に入学しました。同級生は虎杖悠仁と伏黒恵で、1年生でただ一人の女子です。趣味はショッピング、好きな食べ物はスイカと流行しているもの、苦手な食べ物は浅漬けです。

釘崎野薔薇の性格

釘崎野薔薇は喜怒哀楽がはっきりとしており、裏表のない、真っ直ぐな性格です。常に自分らしく生きたいと思っており、人に媚びることもしません。東京に住みたくて故郷の村を飛び出した釘崎は、初めて見る東京に喜びを露わにしています。流行に敏感で、おしゃれにも興味津々な姿が見られます。呪術高専の同級生の虎杖悠仁や伏黒恵に遠慮の無い言葉を投げかけますが、虎杖に対しては好意を寄せている可能性があるということです。

虎杖が死亡したという情報が入ったとき、特にはっきりと表情には出しませんでしたが、泣きたいのをこらえるような様子を見せています。虎杖が生きていることが分かったときには、涙ぐみながらも拗ねてみたりと、ツンデレな面もありますが、虎杖のことを大切に想っているようです。釘崎野薔薇の特徴として口調の悪さが目立ちますが、感謝すべきときは「ありがとう」と普通に言うことができます。

また、弱いものに対する思いやりが深く、自分が犠牲になってでも救おうとします。このように、たとえ命を懸けることでも迷いなく実行できる人です。釘崎には憧れの人がおり、それは禪院真希です。名門出身であるにも関わらず落ちこぼれと言われます。それでも負けずに呪術師として精進する禪院真希に感銘を受け、彼女を応援したいと思っています。

『呪術廻戦』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

釘崎野薔薇の過去をネタバレ

ここからは、漫画「呪術廻戦」の125話で描かれた釘崎野薔薇の過去をネタバレで紹介していきます。東北地方のある村で生まれた釘崎野薔薇は、東京都立呪術高等専門学校に入るまでその村で暮らしていました。実は釘崎野薔薇は自分が生まれ育った村を嫌っているということで、その理由についてネタバレで見ていきます。

釘崎野薔薇が村社会を嫌う理由

釘崎野薔薇が生まれたのは東北地方のある村で、村人は先祖代々住んでいる人がほとんどです。都会とは隔絶されたその村は、血縁や仕事関係の強いしがらみの中で人々は暮らしており、同調するのが当たり前という村社会が形成されています。釘崎は小学1年生の頃から、すでに村での暮らしに嫌悪感を抱いており、村について「狭い村だから、友達になるより他人になるほうが難しいんだよ」と語っています。

釘崎が村を嫌悪するようになった理由の一つに、釘崎の母親がよその土地から嫁いできた「よそ者」だということが挙げられます。釘崎の母親が「よそ者」だと考えられる理由は、母親の話す言葉に村独特の訛りがないことです。娘の釘崎も村で生まれ育ったにも関わらず、訛りがなく、標準語で話します。この釘崎の話し言葉については、「呪術廻戦」の公式ファンブックに、母親の影響だということが書かれています。

このことから、釘崎の母親が標準語を話す土地から嫁いできた「よそ者」だということが分かります。村社会においてよそから来た人はよそ者扱いになり、村に馴染むまでに多くの苦労を味わうようです。釘崎は母親の苦労を幼い頃から見てきたことで、村人に対する嫌悪感が募っていったと考えられています。そのため、釘崎が仲良くなったのは同級生のふみちゃんだけでした。

ふみちゃんは小学校に入学するタイミングで、よその土地から村へ引っ越してきました。釘崎はふみちゃんと仲良くなり、彼女の家にも遊びに行くようになります。釘崎とふみちゃんとの出会いや、その後の二人の関係については後のところで紹介していきます。

釘崎野薔薇と沙織ちゃんの過去

釘崎野薔薇がふみの他に親しくなったのは、釘崎が小学1年生のときに東京から引っ越してきた沙織ちゃんです。ここでは、釘崎と沙織ちゃんの関係についてみていきます。沙織ちゃんは中学2年生で、優しくて可愛い顔立ちをしており、釘崎は一目で夢中になります。やがて釘崎は沙織ちゃんの家を頻繁に訪れるようになり、沙織ちゃんは都会にしかないような上品なお茶やお菓子でもてなしてくれます。

裕福な沙織ちゃんの家は大きく、リビングには暖炉やソファーが置かれており、幼い釘崎は夢の世界のように思っていました。沙織ちゃんの影響で釘崎は上品な振る舞いを心がけるようになるなど、釘崎にとって沙織ちゃんは憧れのお姉さん的存在でした。一方、沙織ちゃんも釘崎を本当の妹のように優しくしてくれました。

このように、沙織ちゃんと接することは、当時の釘崎にとって最高に楽しいことでした。ところが、村人は沙織ちゃん一家が自分たちを馬鹿にしているように感じ、明らかに自分たちとは違うことを目障りに感じます。そして、沙織ちゃん一家に嫌がらせをするようになります。村人たちの嫌がらせは仲間外れ(村八分)から始まり、車への落書きや家の周りにゴミや雪を積んだりと、次第に悪質なものになっていきました。

美しかった沙織ちゃんの家は不気味な雰囲気さえ漂うようになり、沙織ちゃん一家は追い出されるような形で村を去っていきました。沙織ちゃん一家が村人たちの酷い仕打ちによって、逃げるように村を出ていったことで、釘崎の村を嫌う気持ちはさらに強くなったということです。釘崎はこのまま村で暮らし続けることは、自分自身が死んでいると同じことだと思うのでした。

こうして、釘崎は中学卒業を機に村を出て行くことを決意しました。ここまで、釘崎野薔薇の過去と、生まれ故郷である村を嫌いになった理由と、釘崎にとって憧れの存在で、お姉さんのような沙織ちゃんとの過去を紹介してきました。

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釘崎野薔薇とふみの幼少期をネタバレ

ふみちゃんは釘崎野薔薇の過去で紹介した通り、村を嫌っていた釘崎が唯一仲良く遊んだ同級生でした。「呪術廻戦」の125話には、釘崎とふみちゃんの過去が描かれています。ここからは、釘崎野薔薇とふみちゃんの過去をネタバレで紹介していきます。

ネタバレ①ふみは田舎に引っ越してきた女の子

ふみちゃんは、小学校入学に合わせて都会から村に引っ越してきました。村の生徒が赤や黒のランドセルの中で、ふみちゃんだけが薄いブルー色のランドセルを使っていました。人と違うことを認めない村の大人たちと同じように、子どもたちもふみちゃんに自分たちと違うものを感じ、誰もふみちゃんに話しかけようとしません。全校生徒が19人しかいない小学校で、ふみちゃんは入学早々から孤立していました。

そのような中で、釘崎は周りを気にすることなく、自分からふみちゃんに話しかけ、ランドセルの交換を提案します。一度は交換したランドセルでしたが、結局、その日の帰りにはふみちゃんの元に返しています。このことがきっかけで、釘崎とふみちゃんは仲良くなっていきました。釘崎はふみちゃんの家にも遊びに行くようになり、彼女のお父さんとゲームで遊ぶほど親しくなっていきました。

ふみちゃんはその頃から釘崎が村人を嫌っていることに気づいていましたが、その時は釘崎の気持ちを理解できていないようでした。その理由は、ふみちゃんが村へ来て日が浅かったからということや、まだ幼かったことなどが挙げられます。しかし、その数年後に、ふみちゃんは釘崎が村人を嫌う気持ちについて、理解を示すようになりました。きっかけは、ふみちゃんが経験したある出来事でした。次は、その出来事について見ていきます。

ネタバレ②赤飯シーンの意味

田舎のイメージ画像

釘崎が村について語った「狭い村だから、友達になるより他人になるほうが難しいんだよ」という言葉は、ふみちゃんに話した言葉でした。当時、その言葉を聞いたふみちゃんは、それは良いことだと考えており、本当の意味を理解していなかったようです。しかし、この数年後に、近所のおばあさんが赤飯を持ってきたことで、ふみちゃんは釘崎の言葉の意味を理解したということです。

なぜ、ふみちゃんは赤飯が届けられただけで釘崎の言葉の意味を理解したのでしょうか?赤飯の意味とは?についてみていきます。昔から日本では女の子が「初潮」を迎えたとき、赤飯を炊いてお祝いする習慣があります。ただ、近年、都市部などではあまり見られなくなったそうですが、地方によってはまだ行われている所があるそうです。

赤飯の画像

家族や周囲の人々にとって、純粋に成長の証の「祝い事」として伝えられてきた習慣です。しかし、本人は信春期を迎えたばかりの繊細な時期で、他人はもとより、たとえ父親であっても知られたくないということです。父親にさえ知られたくないことを、他人である近所のおばあさんが知っていることの気持ち悪さを、ふみちゃんは経験したのでした。村社会では、どのようなことでも村人たちに知られるのは当たり前のことなのです。

この赤飯の一件によって、村での暮らしに息苦しさを感じたふみちゃんは、釘崎の言葉の本当の意味を理解したのでした。また、赤飯については呪術的な意味もあるということです。昔から日本人は、小豆の赤い色には何か特別な力が宿っていると感じていたそうです。この特別な力に期待して、病気などの悪いものから身を守る「まじない(呪術)」用に使っていたということです。ここまで、赤飯シーンの意味についての考察でした。

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釘崎野薔薇の血筋は呪術師?母親や祖母を考察

ここまで、釘崎野薔薇が生まれ育った村を嫌って東京へ出て行った理由について考察してきました。東京の呪術高専に入学した釘崎野薔薇は、実は入学したときからすでに呪術を使っていました。早くから呪術を使えたということで、釘崎野薔薇は呪術師の血を引いている可能性があるということです。ここからは、釘崎野薔薇の血筋は呪術師?についてと、釘崎野薔薇の母親と祖母について考察していきます。

釘崎野薔薇の血筋は呪術師一家だった?

釘崎野薔薇は、東京都立呪術高等専門学校に入学する前から呪術を使うことができました。このことは「呪術廻戦」の第1巻で、釘崎が幼い頃から呪霊を祓っていたことが描かれています。さらに、釘崎家が呪術師一家で、代々東北地方を呪霊から守ってきたことも語られています。このことは、「呪術廻戦」の公式ファンブックでも明らかにされています。

このように、呪術師一家に生まれた釘崎野薔薇は、子どもの頃にすでに呪霊を祓う体験もしており、術式を身に付けていました。釘崎野薔薇に、釘崎家に代々受け継がれてきた呪術を伝えたのは、野薔薇の両親ではなく、祖母だったそうです。なぜ、呪術師一家である釘崎家で、野薔薇が両親ではなく、祖母から習ったのかについては分かっていないということです。

釘崎野薔薇の口調が悪い理由は母親?

釘崎野薔薇は、性格のところでも紹介した通り、言葉遣いの悪さが特徴です。釘崎はふみちゃんと遊んでいた子どもの頃からすでに口調が悪く、これは釘崎の母親からの影響だと考えられています。釘崎の母親はよその土地から村に嫁いできており、村人たちに馴染むためにかなり苦労したそうです。よそ者扱いされることへの不満やストレスを口にするとき、母親はつい悪い口調になったと考えられています。

このような母親の側にいることで、釘崎の口調も悪くなった可能性が高いでしょう。釘崎自身もふみちゃんのことや、憧れのお姉さんだった沙織ちゃんの一家が受けた仕打ちを見聞きしているうちに、村人への不満や怒りが溜まっていきました。釘崎の口調の悪さは母親の影響に加えて、自身の経験も原因であるということです。

釘崎野薔薇の祖母は東京の呪術高専への入学に反対していた?

呪術師一家に生まれた釘崎野薔薇は、子どもの頃から祖母に呪術を教わっており、すでに呪霊を祓うことも行っていました。呪術師として、このまま村で成長していくはずだった釘崎ですが、村で暮らしていくことに危機感を覚えていました。人と違うことが許されない環境の中で、釘崎は自分の心を見失ってしまうことが耐えられなかったのでした。

自分が自分らしく生きるためには、村を出て行くことだと考えた釘崎は、東京都立呪術高等専門学校への入学を思い立ったのでした。入学の時期が迫る中、祖母は自ら仕込んだ孫の釘崎を手放したくありませんでした。祖母は将来、呪術師一家である釘崎家の後継を孫に託し、東北地方を守る呪術師として村に留まって欲しいと思っていました。そのために釘崎が幼い頃から厳しく呪術を仕込んできたのでした。

このような祖母の想いに対して、孫の釘崎は自分らしく生きるために村を出て、東京で自由に暮らしたいと思っていました。祖母と孫の想いは完全にすれ違っており、互いに譲らない中で日だけが過ぎていきました。しかし、最後は祖母が孫の想いを受け留めます。呪術師である祖母の推薦という形で、通常の入学時よりも遅くなりましたが、釘崎は東京都立呪術高等専門学校に入学することができました。

東京へ出発する日、ふみちゃんが見送りに来てくれました。釘崎は涙をこらえて、今度は沙織ちゃんも一緒に3人で会おうと言って、ふみちゃんと別れて行きました。こうして、呪術高専に入学した釘崎は、実地試験で同級生の虎杖悠仁と共に呪いを祓うことになりました。呪いを祓い、無事に試験を終えたとき、釘崎は虎杖に呪術高専に来た理由を問われます。

釘崎は「村が嫌で、東京に住みたかったから」と答えます。「そんな理由で命を懸けられるの?」と言う虎杖に対して、釘崎は「賭けられるよ、私が私であるためだもの」ときっぱりと答えました。さらに、釘崎は、村に居ることは死んでいることと同じだったとも言っています。それほど、釘崎にとって村での暮らしは辛く、苦しいものだったということです。

ここまで、釘崎野薔薇が呪術師の血筋だったことと、釘崎と祖母や母親との関係などを考察してきました。生まれ育った村での暮らしを嫌って、たった一人で東京へ出て行った釘崎野薔薇は、呪術高専で本格的に呪術師として活動を始めました。

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釘崎野薔薇の強さや術式

子どもの頃から呪術師である祖母に仕込まれた釘崎野薔薇は、呪術高専に入学する前から術式を身に付けており、実際に呪霊を祓うことも行ってきました。ここでは、釘崎野薔薇の強さや術式について紹介していきます。

釘崎野薔薇の強さ①芻霊呪法「共鳴り」

釘崎野薔薇が扱う術式は、「芻霊呪法(すうれいじゅほう)」という古くから伝わっている術式です。「芻霊」とは主に藁人形を意味しているそうです。この術式は金槌から五寸釘を飛ばし、標的に刺さったときに呪力を注入するというものです。この「芻霊呪法」には「共鳴り(ともなり)」と「簪(かんざし)」という2種類があります。

「共鳴り」は敵の体の欠片に藁人形を打ち込み、そこから呪力を注入することでダメージを与えるというものです。欠片さえ得られれば、敵から離れていても効果が得られるということで、自身の安全も確保でき、便利な術式です。部位は髪の毛や血液でも可能ですが、比較的手に入れやすいこれらよりも、臓器や腕のような重要で希少な部位の方が、より効果が増すということです。

また、敵と釘崎自身の実力差によっては効果に差が出るということです。「呪胎九相図」の壊相(えそう)と血塗(けちず)兄弟との戦いで、釘崎は彼らの血液を自身が取り込んでいることに気づいて「共鳴り」を発動しました。釘崎は自らの体に五寸釘を打ち込むことで、相討ちという危険な形になりましたが、彼らにダメージを与えることができました。

釘崎野薔薇の強さ②芻霊呪法「簪」

「簪(かんざし)」は「芻霊呪法」の中で最も基本的な攻撃方法です。釘崎が日頃からよく使う方法で、敵に向かって繰り出した五寸釘に呪力を注入する攻撃です。五寸釘の数が多いほど効果が増し、その威力は巨大なものでも倒すことができるほどです。また、五寸釘に呪力を注入するタイミングは、見計らうことが可能で、最も効果的と思われる瞬間に注入することができます。

釘崎野薔薇の強さ③黒閃発動者

「黒閃(こくせん)」は呪力が黒色に光る現象のことです。黒閃は呪力と打撃が誤差0.000001秒以内にぶつかったときに起きる現象で、その威力は通常の2.5乗にもなります。黒閃は狙っていても出せるものではない、非常に稀な現象です。この高難度の技を、釘崎は八十八橋での「呪胎九相図」兄弟との戦いで発動しています。釘崎にとって初めての発動となりました。

黒閃発動者は呪力の核心に近づいた者となり、呪術師として高みに近づいたともいえるそうです。今後、釘崎がどこまで成長するのかが期待されています。ここまで、釘崎野薔薇の強さと術式「芻霊呪法」について紹介してきました。

Thumb【呪術廻戦】釘崎野薔薇の術式「芻霊呪法」とは?簪や共鳴りの強さ・使用シーンを考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

釘崎野薔薇のアニメ声優

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ここからは、「呪術廻戦」のアニメ版で釘崎野薔薇を演じている、声優の瀬戸麻沙美(せとあさみ)について見ていきましょう。プロフィールと主な出演作品と演じたキャラクターを紹介していきます。

瀬戸麻沙美のプロフィール

瀬戸麻沙美は1993年4月2日生まれで血液型はO型、出身地は埼玉県、所属事務所は「StarCrew」です。2009年の高校時代に「シグマ・セブンオーディション」で合格を果たし、翌年にはアニメ「放浪息子」の準主人公に抜擢されました。さらに、2011年にはアニメ「ちはやふる」のオーディションでの無垢な演技が高く評価され、主人公の綾瀬千早役に選ばれました。

瀬戸麻沙美の主な出演作品や演じたキャラ

「ちはやふる」絢瀬千早、「アイカツ!」星宮らいら、神谷しおん、「輪廻のラグランジェ」ラン、「ウィッチクラフトワークス」火々里綾火、「ハイキュー!!」道宮結、「魔法戦争」五十島くるみ、「オーバーロード」シズ・デルタ、「東京喰種トーキョーグール」真戸暁、「ハルチカ 〜ハルタとチカは青春する〜」芹澤直子、「文豪ストレイドッグス」樋口一葉、「マクロスΔ」ミラージュ、「刀使ノ巫女」折神紫があります。

「七つの美徳」ウリエル、「すのはら荘の管理人さん」月島里菫、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」桜島麻衣、「盾の勇者の成り上がり」ラフタリア、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」ジオルド・スティアート(幼少期)、「トロピカル〜ジュ!プリキュア」滝沢あすか、「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-」天鷲葵、「BLEACH 千年血戦篇」斑目志乃を演じました。

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釘崎野薔薇の過去に関する感想や評価

ここまで「呪術廻戦」の釘崎野薔薇の過去について紹介し、祖母や母親との関係を考察してきました。釘崎野薔薇は生まれ育った村が、人と違うことを認めず、協調性だけを求める社会であることに反発して村を出ていきました。このような過去を過ごしてきた釘崎野薔薇に関する感想や評価などを紹介していきます。

釘崎野薔薇は人と違うことが許されない閉鎖的な村を嫌い、村で死んだように生きるよりも、たとえ命の危険にさらされても東京で自由に生きる道を選びました。「呪術廻戦」の釘崎野薔薇の過去編では、このように閉鎖的な村で生活する女性の生きづらさが描かれています。そこから抜け出すことができるなら、命の危険も顧みないと思う女性を描いてくれる「呪術廻戦」が最高だという感想です。

村で生きていくことを拒み、東京の呪術高専に入学した釘崎野薔薇は、村での暮らしを「死んだも同然」と表現しています。虎杖悠仁に命を懸けることができるのか?と問われたとき、釘崎は自分らしく生きるために命を懸けられると、平然と答えています。このような釘崎野薔薇が大好きだという感想です。

釘崎野薔薇は子どもの頃、都会から来た沙織ちゃんという年上の女の子に憧れていました。村中から酷い嫌がらせを受けた沙織ちゃん一家が、追い出されるような形で村を去っていったことは、釘崎にとって非常に悲しい出来事でした。村での暮らしに見切りをつけて東京で暮らし始めた釘崎は、沙織ちゃんとに会いたいと思っています。そのようなモノローグに、心を抉られるという感想です。

釘崎野薔薇は自分が生まれ育った村について「友達になるより他人になる方が難しい」と語っており、村に対して嫌悪感を抱いています。このような子ども時代を過ごした釘崎野薔薇が、自分の心の中に誰を入れるか、入れないかの線引きをするようになったことに納得できるという感想です。

釘崎家は呪術師の家系で、代々東北地方を守ってきたとされています。釘崎野薔薇の祖母は、野薔薇が幼い頃から呪術を仕込み、このまま村で呪術師として活動させようと思っていたようです。しかし、釘崎は村での暮らしを嫌がって東京へ行ってしまいました。祖母としては、なぜ、わざわざ東京の呪術師に管理されるために呪術高専に入ったのかと思ったのでは?という感想です。

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釘崎野薔薇の過去まとめ

「呪術廻戦」の呪術師の釘崎野薔薇は、人と違うことが許されず、よその土地から来た人をよそ者扱いする、そのような閉鎖的な村で生まれ育ちました。釘崎は母親の苦労と、憧れの沙織ちゃんの家が受けた酷い仕打ちを見たために、村で暮らすことに息苦しさを感じました。釘崎が東京へ出ていこうと決めた理由は、村に住むことは死んでいるようなものだから、自分らしく生きるためでした。

また、釘崎野薔薇は幼い頃から呪術師の祖母から呪術を教わり、呪術高専に入る前から呪霊を祓うことができました。釘崎野薔薇の過去についての感想では、命の危険があっても東京での生活を選んだ釘崎が大好きだという感想や、沙織ちゃんとの再会を待っていることに心を抉られるという感想もありました。ここまで「呪術廻戦」の釘崎野薔薇の過去について紹介しました。

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