チェンソーマンは映画のパロディ満載?アニメOPの元ネタ・オマージュもまとめて紹介

チェンソーマンは週刊少年ジャンプにて連載された少年漫画作品です。王道の少年漫画とは違い、残酷で激しい戦闘シーンや衝撃的なストーリー展開で注目を浴びた作品です。チェンソーマンは映画を元ネタとするパロディシーンが満載だと話題となっています。ここでは、チェンソーマンの注目の映画パロディシーンや、アニメのOP(オープニング)で登場する数々のオマージュシーンの元ネタ情報をまとめていきます。

チェンソーマンは映画のパロディ満載?アニメOPの元ネタ・オマージュもまとめて紹介のイメージ

目次

  1. チェンソーマンとは?
  2. チェンソーマンの漫画は映画のパロディ?
  3. チェンソーマンの漫画でのパロディやオマージュ一覧
  4. チェンソーマンのOP(オープニング)のパロディや元ネタ一覧
  5. チェンソーマンのパロディに関する感想や評価
  6. チェンソーマンのパロディまとめ

チェンソーマンとは?

チェンソーマンの漫画やアニメの概要

チェンソーマンとは2019年から週刊少年ジャンプにて連載されていたダークファンタジー漫画です。作者は「ファイアパンチ」等の話題作でも人気を博した藤本タツキです。チェンソーマンは2021年まで第一部が連載され、その後少年ジャンプ+に連載を移して第二部がスタートしています。チェンソーマンのアニメは2022年10月から放送されました。

チェンソーマンのあらすじ

チェンソーマンのあらすじを紹介します。チェンソーマンの主人公デンジは、父親の借金を返済する為ヤクザからデビルハンターの仕事を貰っていました。貧乏暮らしながら相棒のポチタと支え合って生きていたデンジですが、ある時ゾンビの悪魔に襲われて死んでしまいます。チェンソーの悪魔だったポチタから心臓を貰ったデンジは、チェンソーマンとして蘇り悪魔と戦っていきます。

アニメ『チェンソーマン』公式サイト

チェンソーマンの漫画は映画のパロディ?

チェンソーマンの作者の藤本タツキは映画好き

人気漫画作品・チェンソーマンには、様々なパロディやオマージュが登場しています。これらの元ネタは映画である事が多く、チェンソーマンの作者・藤本タツキは大の映画好きだと公言しています。好きな映画監督から影響を受けている藤本タツキは、様々な映画作品の印象深いシーンをオマージュしています。

チェンソーマンの作者コメントで映画好きがわかる?

チェンソーマンの作者・藤本タツキが映画が好きだという事は、チェンソーマンのコミックスのカバーの折り返し部分を見ると分かります。コミックスのこの部分は、作者近影が載せられたり作者の自由なコメントが書かれたりしています。藤本タツキはチェンソーマンのコミックスにて、好きな映画作品を「○○大好き!」と紹介するコメントを掲載しています。

『チェンソーマン』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

チェンソーマンの漫画でのパロディやオマージュ一覧

パロディ①ビッグ・リボウスキ

チェンソーマンの原作漫画のパロディやオマージュ情報を紹介していきます。まず、チェンソーマンの主人公デンジとバディを組む相棒のパワーの元ネタが、「ビッグ・リボウスキ」に登場する人物です。ビック・リボウスキは1998年に公開された映画作品です。チェンソーマンの作者である藤本タツキ本人が、ジャンプフェスタにて「パワーの元ネタはビッグ・リボウスキに登場する主人公の親友」であると発言しています。

パロディ②シャークネード

2013年に公開されたB級ホラー映画「シャークネード」は、チェンソーマンに登場するサメの悪魔・ビームとデンジが共闘するシーンの元ネタになっています。チェンソーマン作中では、サメの悪魔・ビームの背中にデンジが乗って戦うシーンが登場しますが、同じようにサメに人が乗るシーンがシャークネードにも登場しています。

パロディ③ヘルボーイ

チェンソーマンに登場する敵キャラクターに、ロングコート姿で両手と顔から刀が露出しているキャラクター「サムライソード」がいます。サムライソードの元ネタは、映画「ヘルボーイ」に登場したクロエネンというキャラクターです。両者は見た目が非常によく似ています。

パロディ④コンスタンティン

チェンソーマンに登場する公安のデビルハンター達は、黒いスーツ姿を制服としています。このデビルハンターのスーツ姿も映画が元ネタになっています。キアヌ・リーヴスが主演を務めた映画「コンスタンティン」で、悪魔祓いとして戦うキアヌはスーツを着ています。コンスタンティンに登場したスーツ姿の悪魔祓いが、公安のデビルハンターに影響を与えています。

パロディ⑤ナ・ホンジン監督作品

チェンソーマンの作者・藤本タツキはナ・ホンジン監督作品が好きだと公言しています。ナ・ホンジン監督作品の「コクソン」では祈祷するシーンが登場しています。このシーンのオマージュが、チェンソーマンの神社でマキマが能力を使い遠くの敵を殺すシーンです。

パロディ⑥女ガンマン皆殺しのメロディ

1971年の映画「女ガンマン皆殺しのメロディ」は、藤本タツキに影響を与えた映画監督・クエンティン・タランティーノが「キル・ビル」を撮影した時に参考にした作品です。藤本タツキはタランティーノ作品からもインスピレーションを受けており、チェンソーマンのレゼ編でオマージュしています。

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チェンソーマンのOP(オープニング)のパロディや元ネタ一覧

OPのパロディ①モーニング娘。「そうだ!We're ALIVE」

チェンソーマンのアニメのOP映像でも、様々なパロディやオマージュが見られます。チェンソーマンのOPにてデンジとパワーがダンスをするシーンは、モーニング娘。の「そうだ!We're ALIVE」の振り付けのオマージュです。チェンソーマンのOP曲である「KICK BACK」には、「そうだ!We're ALIVE」の歌詞のフレーズも使用されています。

OPのパロディ②ダンテ・アリギエーリ「神曲地獄篇」

チェンソーマンのアニメオープニングには、ダンテ・アリギエーリの「神曲」の地獄篇で描かれた悪魔の姿も登場しています。アリチノという名前の悪魔がオープニングアニメの背景に登場しており、デンジの変身シーンで描かれている為、デンジ=アルチノだという描写と考察されています。

OPのパロディ③映画「レザボア・ドッグス」

チェンソーマンのオープニングアニメには、クエンティン・タランティーノ作品「レザボア・ドッグス」のオマージュシーンも登場します。チェンソーマンのデンジやマキマといったキャラクターがスーツ姿で歩いているシーンは、レザボア・ドッグスの主人公達が歩く象徴的なシーンのオマージュです。

OPのパロディ④映画「悪魔のいけにえ」

チェンソーマンのオープニングアニメには、「悪魔のいけにえ」に出てくる墓を荒らすシーンのオマージュとして、デンジがポチタを抱きかかえているシーンが登場します。二つのシーンはシチュエーションこそ真逆ですが、人物や背景の構図が酷似しています。

OPのパロディ⑤映画「パルプ・フィクション」

クエンティン・タランティーノはチェンソーマンの作者・藤本タツキに影響を与えている映画監督です。チェンソーマンのアニメオープニングでは、タランティーノ作品「パルプ・フィクション」にて、サミュエル・エル・ジャクソンが銃を構えるシーンのオマージュが登場します。全く同じ構図でチェンソーマンに登場するデビルハンターの岸辺が銃を構えています。

OPのパロディ⑥映画「貞子vs伽椰子」

チェンソーマンの作者・藤本タツキは2016年に公開された日本のホラー映画「貞子vs伽椰子」が好きだとコメントしています。「貞子vs伽椰子」をオマージュしたシーンもチェンソーマンのオープニングアニメに登場します。デンジとサムライソードが戦うシーンの構図が、貞子vs伽椰子に登場するシーンと同じです。

OPのパロディ⑦映画「ノーカントリー」

チェンソーマンのアニメオープニングで暴力の悪魔がベッドに腰掛けるシーンは、2007年に公開された映画「ノーカントリー」に登場するシーンのパロディです。ノーカントリーの原作は「血と暴力の国」という小説なので、暴力の悪魔にかけられていると考察されています。

OPのパロディ⑧映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

チェンソーマンのアニメオープニングでデンジとアキが車に乗っているシーンも、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」という映画のオマージュです。元ネタになった「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」はクエンティン・タランティーノ監督作品で、ブラット・ピットとレオナルド・ディカプリオが主演しています。

OPのパロディ⑨映画「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」

チェンソーマンのアニメオープニングに登場する公安デビルハンター達が会議をしているシーンの元ネタは、「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」というホラー映画です。「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」は人々がトマトに襲われるというB級ホラー映画で、同じアングルの会議室のシーンがあります。

OPのパロディ⑩映画「女優霊」

日本のホラー映画「女優霊」はジャパニーズホラーの先駆けといわれている作品です。「女優霊」に登場するホラーシーンのパロディが、チェンソーマンのアニメオープニングでデンジが驚いているシーンです。隣でパワーが笑っているシーンで、「女優霊」にも同じように笑う霊と驚く女性のシーンがあります。

OPのパロディ⑪映画「ジェイコブス・ラダー」

チェンソーマンのアニメオープニングで天使の悪魔が階段に座っているシーンの元ネタとなったのが、1990年公開のスリラー映画「ジェイコブス・ラダー」の一幕です。「ジェイコブス・ラダー」では天使の息子が階段に腰掛けるシーンが登場します。

OPのパロディ⑫映画「コンスタンティン」

チェンソーマンのアニメオープニングでアキと姫野が見つめ合うシーンの元ネタが、映画「コンスタンティン」での主人公とヒロインのシーンです。映画「コンスタンティン」では、主人公とヒロインはキスをせずに終わり、この関係性がアキと姫野にかかっていると考察されています。

OPのパロディ⑬映画「ビッグリボウスキ」

チェンソーマンのアニメオープニングで、デンジ達がボウリング場で遊んでいるシーンの元ネタが「ビッグ・リボウスキ」です。「ビッグ・リボウスキ」作中にもボウリングをするシーンがあり、ボウリングの玉を丹念に磨く姿が描写されています。

OPのパロディ⑭映画「ソー ラブ&サンダー」

チェンソーマンのアニメオープニングの細かいオマージュの一つに、パワーの名前のロゴが「ソー ラブ&サンダー」と同じようなカラーになっているというものがあります。チェンソーマンのオープニングには一見すると気づかないほどの細かいパロディやオマージュが散りばめられています。

OPのパロディ⑮寄生虫「ロイコクロリディウム」

チェンソーマンのアニメオープニングに登場するカラフルなカタツムリの元ネタは「ロイコクロリディウム」という寄生虫です。「ロイコクロリディウム」はカタツムリに寄生して支配してしまう生き物で、支配の悪魔であるマキマのイメージに合っています。

OPのパロディ⑯映画「新世紀エヴァンゲリオン」

チェンソーマンのアニメオープニングでチェンソーマンが激しく戦うシーンは、「新世紀エヴァンゲリオン」のパロディです。「新世紀エヴァンゲリオン」での戦闘シーンと同じ演出のシーンが登場します。

OPのパロディ⑰映画「ファイトクラブ」

チェンソーマンのアニメオープニングには、パワーが大きな金色の玉を転がしているシーンがあります。このシーンの元ネタは「ファイトクラブ」です。映画「ファイトクラブ」にも、同じように巨大な金色の玉が登場します。

OPのパロディ⑱漫画「さよなら絵里」

チェンソーマンのアニメオープニングのパロディには、セルフオマージュされたシーンもあります。チェンソーマンの作者・藤本タツキが手掛けた他の作品のシーンがオマージュされています。チェンソーマンのアニメオープニングで爆発を背にパワーが歩いているシーンは、藤本タツキの短編「さよなら絵里」のラストシーンのセルフオマージュです。

OPのパロディ⑲有名な風刺画

チェンソーマンのアニメオープニングにて、マキマ・アキ・デンジ・パワーがそれぞれ全く別の物を見ているシーンの元ネタが、作者不明の風刺画です。この風刺画で描かれているのは、「本を読む人と読まない人では見える世界が違う」というテーマです。チェンソーマンのメインキャラクターも、立場によって見ている世界が違っています。

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チェンソーマンのパロディに関する感想や評価

チェンソーマンのパロディに関する感想や評価をいくつか紹介します。チェンソーマンのパロディに関しては、アニメのオープニングのパロディが凄いという感想が見られています。チェンソーマンのアニメオープニングは、映像のクオリティも評価されていますが、それ以上に細かい映画のパロディやオマージュが高評価を獲得しています。

チェンソーマンのアニメオープニングのパロディに関しては、原作者の藤本タツキへのリスペクトを感じるパロディに感動したという感想も挙がっていました。チェンソーマンの作者・藤本タツキは、映画好きを公言しており影響を受けた作品についても語っています。

映画好きな藤本タツキはチェンソーマンの原作漫画の作中でも様々なパロディを描いています。チェンソーマンのアニメオープニングは、原作者へのリスペクトを感じるクオリティの高いパロディが盛りだくさんで評価されていました。

チェンソーマンのアニメオープニングで登場するパロディやオマージュに関しての感想では、自分の好きな映画のシーンがオマージュされていて嬉しいといった声も挙がっていました。チェンソーマンのアニメオープニングは映画好きな人が見ればつい嬉しくなる程、印象深い映画のパロディが続々と登場します。特に自分の好きな作品がパロディされていると、テンションが上がるといった感想が見られていました。

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チェンソーマンのパロディまとめ

ここでは、人気漫画作品チェンソーマンのパロディについての情報をまとめました。チェンソーマンの原作者の藤本タツキは映画好きを公言している人物でした。原作漫画のチェンソーマン作中でも数々のパロディやオマージュが登場します。特にチェンソーマンのアニメのオープニングに登場するパロディやオマージュが評価されていました。

パロディが高く評価されるチェンソーマンは、バトル漫画作品としても大ヒットしている作品です。是非、チェンソーマンをチェックして、印象深いパロディやオマージュにも注目してみて下さい。

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