七つの大罪・ホークの正体とは！？魔神王との関係も徹底考察！

七つの大罪は鈴木央先生原作で週間少年マガジンにて2012年から2018年現在まで連載が続けられています。現在31巻まで刊行され、七つの大罪の累計発行部数は2000万部を突破しています。アニメ化も2度行われるなど現在人気を博している少年漫画の1つです。七つの大罪は週間少年マガジンの看板的作品となっています。

七つの大罪のストーリーはリオネス王国奪還編と十戒編に分けることができます。リオネス王国奪還編では、主人公のメリオダスがかつての仲間たちを探しながら、騎士団＜七つの大罪＞を結成し、魔神族復活を目論んでいるヘンドリクセンとリオネス王国を懸けて戦います。十戒編では、復活した十戒と戦いながら3000年前の聖戦の真相やメリオダスの過去が明らかとなっていきます。

看板作品として盛り上がりを見せている七つの大罪ですが、その人気は漫画やアニメだけに留まりません。上の画像のように七つの大罪は定期的に様々なグッズが販売されています。その数の多さから七つの大罪の人気がどれほどのものなのかうかがえます。

七つの大罪の主要キャラクターはそれぞれ人間の欲望をモチーフに設定されています。それが憤怒、嫉妬、強欲、怠惰、色欲、暴食、傲慢の７つです。今回はそんな彼ら騎士団＜七つの大罪＞と旅をともにするキャラクターであるホークについて、その正体や目に隠された秘密、魔神王との関係性について考察していきます。なお、本記事は一部七つの大罪のネタバレを含みます。

七つの大罪におけるマスコット的存在の豚で、お尻のクローバーがチャームポイントです。人間の言葉を話すことができ、身長100センチ、体重140キロと体格は豚の平均よりも大きなものとなっています。七つの大罪の主人公であるメリオダスと友人であり、騎士団＜七つの大罪＞と一緒に旅をしています。

七つの大罪には魔力を持ったキャラクターが多数登場します。ホークは変身(トランスポーク)という魔力を持っています。魔力を持つ生き物を食べることで、食べた生き物が持っていた能力や特性を身に付けることができます。能力や特性を身に付けるだけでなく、闘級と呼ばれる七つの大罪における戦闘力のようなものも変化します。

上の画像はイメージですが、ホークの足がなくなり、胸ヒレや尾ヒレが出現し、魚のような姿になります。大きな特徴として、砂場や土など、地面の中を移動することができるようになります。

ホークの変身(トランスポーク)の１つで、暴龍と呼ばれるバージョンです。ドラゴンのような姿になり、鼻から炎を吐くことが可能となります。通常時よりも耳が肥大化し、翼の代わりとして一瞬だけ浮かぶことができます。

体色が赤色に変化し、頭頂部から魔神の角が生えるのが特徴です。通常時と違い、人間の言葉を話すことができなくなりますが、感情や知性などは残ったままです。残飯ブレスと呼ばれるブレス攻撃は、強烈な匂いで相手の動きを止めることができます。

七つの大罪の中で魔神王とは一体どんな人物なのでしょうか。魔神王が魔神族の長であることは分かっているものの、詳細は物語上でも未だに明かされていないため、現段階で分かっている情報をまとめていきます。

七つの大罪には作中に２人の神が登場します。１人が今回紹介する魔神王です。もう１人が魔神王と並んで立っている最高神です。魔神王と最高神の力は拮抗しており、両者とも七つの大罪の作中最強であるといっても過言ではありません。

魔神王には七つの大罪の主人公であるメリオダスを含め、３人の息子が存在します。長男が画像下の主人公であるメリオダスです。次男が画像左のエスタロッサ、三男が画像右のゼルドリスです。エスタロッサとゼルドリスは両者とも十戒と呼ばれる組織に属しています。

魔神王は3000年前の戦いにおいて、七つの大罪の主人公であり息子であるメリオダスにとある呪いをかけています。その呪いは永遠の生と呼ばれ、その名の通り年を取らず、たとえ死んでも煉獄から再び蘇るため、本当に死ぬことができないという呪いです。

メリオダスが魔神王から呪いをかけられているのと同様に、エリザベスは最高神から呪いをかけられています。その呪いは永劫の輪廻と呼ばれ、何があっても３日後には死を迎え、蘇る時には記憶が全て失われるという呪いです。メリオダスを生き続けるとするならば、エリザベスは死に続けるといった表現が合いますね。

七つの大罪の物語の中で魔神王は現在、煉獄という場所に囚われています。囚われの身となっているため、いくら魔神王といえども外の世界の情報を手に入れることができないという状態にあります。

七つの大罪の中で最強である魔神王ですら囚われている煉獄とは一体どんな環境なのでしょうか。七つの大罪の作中では、煉獄に足を踏み入れ、無事に戻って来れた者は１人もいないとされています。屈指の能力を持つキャラクターがたくさんいる中でどれだけ過酷な環境であるかが分かります。

さらに劇中では煉獄の環境について詳しく解説されています。煉獄の大気には灼熱と極寒が入り混じっており、その大地は猛毒に侵されています。煉獄に生息する生物は、何らかの存在に魂を砕かれた亡者と獲物を狙い続ける化け物のみです。環境も生物もかなり過酷で、無事に戻って来れる者がいないというのも納得の環境です。

一見すると、七つの大罪でマスコット的存在のキャラクターであるホークと作中屈指の過酷な環境である煉獄とは何の関係性もないように感じます。しかし、そこには大きな関係性があります。その秘密はホークの目に隠されています。

物語の中でメリオダスが魔神王になると言い残し、仲間の元を去ります。残された仲間の１人であるマーリンがホークの顔を覗くと、煉獄からの謎の声を聞き取ります。マーリンはここでホークの目が煉獄とつながっていることに気付きます。これがホークの目と煉獄とのつながりです。

ホークの目と煉獄とは謎の声によってつながりがあることは分かりました。では、ホークと魔神王はどのような関係性があるのでしょうか。

マーリンがホークの目を覗き、煉獄からの謎の声を聞き取り、ホークの目が煉獄とつながっていることに気付きました。実はその謎の声の正体こそが煉獄で囚われの身となっている魔神王だったのです。囚われているため自ら情報を得ることができない魔神王は、ホークの目を通じて主人公であり息子でもあるメリオダスやその仲間、外の世界を監視し、情報を手にしていたのです。

ここからは七つの大罪におけるホークの正体について考察していきます。ホークの正体を考察することで、七つの大罪の隠された秘密や伏線の解明に近づくのではないでしょうか。

ホークのプロフィールを見ると、出身地はホークママの中となっています。ホークママは画像右下の緑色の豚です。豚であるため親から生まれるのは当然です。ではなぜホークママの中という表記をするのでしょうか。その秘密はホークママに隠されています。

ホークママ自身、作中で十戒の攻撃を飲み込む描写があるなど、魔神族ではないかなどと噂や考察がなされています。しかし、その正体は未だに不明で謎に包まれたままです。また、敵味方を含め登場人物が誰１人としてホークママの正体に関して何１つ言及をしていません。誰も知らない正体不明のホークママから生まれたホークもまた謎が多く、正体不明であり、秘密が多く隠された存在なのではないかと考察することができます。

出身地以外にもホークの年齢に隠された秘密があります。ホークの年齢は１６歳です。七つの大罪には１６歳のキャラクターが何人か登場します。その代表的なキャラクターがエリザベスです。作中でエリザベスはリズというキャラクターの生まれ変わりであることが判明しています。つまりホークも誰かの生まれ変わりであるという考察ができます。では誰の生まれ変わりなのでしょうか。

ワンドルとは七つの大罪の主人公であるメリオダスの昔の相棒です。ホーク同様に人間の言葉を話すことができる鳥です。ワンドルは作中でその命を落としてしまいます。ワンドルが命を落としたのが作中で１６年前となっています。ホークの年齢とワンドルが命を落とした１６という数字がピッタリと重なります。そのため、ホークがワンドルの生まれ変わりである可能性は十分高いと考察することができます。

数字の他にもマークの共通点があります。上の画像のワンドルの胸元を見てください。ワンドルにもホークと同じクローバーのマークがあります。この２つから七つの大罪の中でも、ワンドルの生まれ変わりであるという考察は高確率で的中すると考えられます。

七つの大罪は原作者の鈴木央先生描き下ろしの新作ストーリーで劇場版アニメが制作されることが決定しています。原作者描き下ろしのため、七つの大罪の本編と深く関わってくることが考えられます。劇場版アニメと連載中の本編がどのような関連性を持つのか、どんな秘密が明かされるのか楽しみですね。

今回は七つの大罪の中でも、ホークの正体やホークの目に隠された秘密について考察してきました。漫画では今まで隠されていた秘密が明らかにされはじめ、盛り上がりも大きくなってきています。七つの大罪はホーク以外にも考察できるポイントがたくさんある作品なので七つの大罪の今後が楽しみです。