【よふかしのうた】桔梗セリがかわいい！メンヘラさん（秋山）との関係や声優は？

吸血鬼と人間の交流を描く人気漫画「よふかしのうた」。この作品に登場する「恋愛マスター」こと桔梗セリがかわいいと評判のようです。そこで、この記事では「よふかしのうた」の少女セリにスポットを当てていきます。これから彼女がどんな女の子なのか探っていきますが、その前に漫画「よふかしのうた」の基本情報をおさらいしておきましょう。

漫画家コトヤマによる日本の漫画作品「よふかしのうた」。2019年小学館の週刊少年サンデー39号に掲載され、現在も同誌にて連載中の作品です。よふかしのうたのコミックスは13巻まで刊行され、2022年6月時点での発行部数は累計250万部を超えています（電子版を含む）。

また、漫画作品を原作としたテレビアニメが制作され、2022年7月より9月にかけてフジテレビ系列にて放送されました。なお、本作のタイトル「よふかしのうた」は、ヒップホップユニット・Creepy Nutsの楽曲名から採られており、同曲はアニメのエンディングテーマとして使用されています。

不登校の中学2年生・夜守コウ。不眠症に罹り眠れなくなったコウは1人夜の街に繰り出します。自販機で酒を買おうとした時、目の前に見知らぬ少女が現れます。やましさから逃げようとするコウに、助けてあげると優しい言葉を投げかける少女。その後、ナズナという名の少女はコウを自分の部屋に誘い、2人は添い寝をすることに。コウが横になると突然ナズナは豹変し、コウの首筋に嚙み付きます。何と彼女は吸血鬼だったのです。

ここからは、この記事のメインテーマである桔梗セリの話題に移っていきます。最初は彼女のプロフィールからになります。

金髪に染めた長髪が特徴で、今どきの女子高校生を装い、ラフに着こなした制服姿の桔梗セリ。自ら「恋愛マスター」を名乗るだけあって虜になった男子は数知れず、モテモテのようです。

ところが、かわいい女子高校生に見える桔梗セリですが、実際には高校生ではありません。男子にモテるために高校生の格好をしているだけで、その正体は何と吸血鬼。七草ナズナや本田カブラたちが組織する「7人の吸血鬼」の構成メンバーでもあります。しかも、ナズナが人を殺めることはしないのに対し、血を吸うために必要であれば殺人も厭いません。

ただし、吸血鬼として見ればむしろナズナが異例なのであって、セリは吸血鬼らしい吸血鬼と言えるのかも知れません。もちろん、セリといえどもむやみやたらに人を殺すわけではなく、殺人はやむを得ない場合に限ります。

ここからは、よふかしのうたのセリとメンヘラさんこと秋山（あっくん）との関係に迫っていきます。単なる友人のセリと秋山ですが、次第にその関係に変化が現れてきたようです。

男子にモテるために女子高校生の格好をしているというセリ。これまでに彼女が築いてきた人間との関係は、すべて恋愛絡みのものでした。ところが、秋山（あっくん）との関係だけは純粋に友達関係だったのです。

セリと秋山が出会ったのは、今からしばらく前の事。失恋のショックから酒を浴びるように飲み、フラフラになっていた秋山。転んだ拍子にメガネを落としてしまいます。その時メガネを拾って秋山に手渡したのがセリでした。

セリは多すぎる恋愛関係に疲れを感じており、恋に破れ憔悴しきった秋山に親近感を覚えたようです。あっくん（秋山）となら恋愛抜きの関係を築けると直感したセリは、吸血鬼という正体を伏せたまま彼の友達になりました。あっくんという愛称を付けたのも彼女です。

こうしてセリと秋山は恋愛抜きの友人となりました。しかし、しばらくするとそんな2人の関係に変化の兆しが現れます。「恋愛なんてこりごりだ」と考えていた秋山ですが、何度も会って一緒に過ごしているうちにセリのことを好きになってしまったのです。

セリの存在が秋山の心を乱すようになります。「会っていないときのセリはどうしているのだろうか」とか「次はいつあえるのだろうか」など考えることはセリのことばかり。精神的に不安定な状態に陥った秋山は、ついにメンヘラ・ストーカーとなってしまいます。

LINEでセリに大量のメッセージを送ったり、セリがコウとカラオケボックスで興じていると扉を叩いて止めさせたりと、秋山の行動はエスカレートしていきます。このような秋山を見て、セリは「メンヘラさん」という「あっくん」に続く新たな呼び名を付けました。

さすがのセリも秋山の異常行動を放置できなくなります。秋山の望むように彼の恋人になることなど到底無理なセリ。かと言ってこのまま友達関係を続けていくのは困難です。そこで彼女が出した結論は、「あっくんを殺してすべてなかったことにしよう」という身勝手ともいるものでした。

別れるという普通の解決策ではなく、殺してしまうというところにセリらしさが表れているのかも知れません。セリとの関係に悩み「メンヘラさん」となった秋山ですが、セリの方もメンヘラ気質が多分にあったようです。秋山との関係に心を砕いていたコウは、セリに向かって「セリさんの方がメンヘラじゃん」と指摘していました。

コウの仲介もあり、セリと秋山は本音で話し合いをします。その時、秋山はセリが吸血鬼であることを初めて知ります。さらに、セリの眷属になれば自分も吸血鬼となり、セリと一緒にいられるということも。

セリの正体を知った秋山ですが、彼のセリに対する思いはいささかも揺らぎません。そこで、秋山は自分を眷属にしてほしいとセリに告げました。

秋山の申し出に戸惑うセリでしたが、最終的には秋山の要望を受け入れます。セリは秋山の右腕に噛みついて吸血し、秋山は晴れてセリの眷属となりました。

ここからは、アニメ「よふかしのうた」で桔梗セリを演じた戸松遥（とまつ・はるか）について紹介していきます。戸松遥は、1990年2月4日生まれ・愛知県一宮市出身の声優で、現在はミュージックレインに所属し女優や歌手としても活躍しています。

戸松が声優になるきっかけとなったのは、友人の勧めで声優オーディション「ミュージックレイン スーパー声優オーディション」を受けたこと。スタジオジブリ作品に出演したいと漠然とした希望を持っていた中学3年生の頃の事で、オーディションには見事合格し声優としての活動をスタートさせました。

戸松の声優デビューは、2007年のテレビアニメ「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」、スイーツ生徒を演じました。その後、2008年には高校卒業を機に上京し、大学に通う傍ら声優業に本腰を入れるようになります。

アニメ「絶対可憐チルドレン」の三宮紫穂役などで知名度を上げ、2009年には第3回声優アワード新人女優賞を受賞。また、テレビドラマ「ここはグリーン・ウッド 〜青春男子寮日誌〜」に俳優として出演するとともに、エンディングテーマ「naissance」を歌い歌手デビューも果たしました。2013年には第7回声優アワードの助演女優賞に輝いています。

アニメ「よふかしのうた」でセリを演じた声優・戸松遥のその他の主な出演作品や演じたキャラを一覧で紹介します。

• あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。（安城鳴子）
• ソードアート・オンライン（アスナ / 結城明日奈）
• ハピネスチャージプリキュア!（氷川いおな / キュアフォーチュン）
• 妖怪ウォッチ（ケータ / 天野景太）
• ダーリン・イン・ザ・フランキス（ゼロツー）
• 女子高生の無駄づかい（菊池茜）
• To LOVEる -とらぶる-（ララ・サタリン・デビルーク）
• かんなぎ（ナギ）

ここからは、よふかしのうたの桔梗セリのかわいい魅力について考察していきます。セクシーな容姿に未だあどけなさが残るセリですが、あわせて喜怒哀楽がはっきりしてわかりやすいところが魅力的と言われています。

楽しい時には声を上げて笑い、悲しくなると大粒の涙を流して泣きます。幼子のように喜怒哀楽を素直に表現します。そんなところが男子から見るとかわいいと魅力的に映るのかも知れません。

幼子のようなあどけなさがあるかと思えば、グラマラスなボディを相手に密着させることも厭わないセリ。必要であれば色仕掛けで相手を魅了します。

血を吸うためなら色仕掛けも辞さない思い切りの良さもまた、セリの魅力の1つでしょう。表情の作り方や声の出し方など、生まれながらにして男子を虜にする才能を持っていると言われているほどです。

2人の関係を表す言い方として「喧嘩するほど仲が良い」という表現があります。逆説的ですが、お互いに言いたいことを遠慮なく言えるという関係のことです。セリとナズナの関係は、まさにこの表現がピッタリだと言われています。ナズナはセリに向かって「クソビッチ」と罵り、取っ組み合いの喧嘩になることもしばしばあります。

しかし、2人は本気で憎み合っているわけではないようです。ナズナがセリを完膚なきまでに叩きのめした時にも、命を奪おうとはしていません。殴られたセリも喧嘩の後はケロッとしており、ナズナに眷属ができそうになると祝福しています。

自由奔放に男子たちとの恋愛を楽しんでいるように見えるセリ。その反面、本当に好きな相手を前にするとぎこちなくなってしまう不器用なところもあります。

自分を慕うあっくん（秋山）を殺そうとしたり、言葉を交わすたびにナズナと喧嘩になってしまうのも、セリの不器用さの表れと言えそうです。ファンはそうしたセリを応援せずにはいられなくなるようです。不器用なところがあるのもセリの魅力の1つと言えるでしょう。

軽率な発言の多いセリですが、時に他人の心を打つ名言も数多く残しています。次にセリの放った名言をいくつか紹介していきます。

常に明るくかわいいセリといては、珍しく神妙な面持ちで本音を表現した名言です。コウやナズナを前にして普通の友達に憧れていたことを打ち明けています。セリの抱える苦悩を知り、改めて彼女の魅力に気づいた方も多かったのではないでしょうか？

こちらも、セリの本音が明らかとなった名セリフです。あっくんとの別れを決意したセリ。思わず涙があふれ出て叫んでしまいました。いつも明るいセリが急に泣き出したので、秋山はびっくりしてオロオロするばかりです。セリがいかにあっくんを大切に思っているかが垣間見えた一言と言われています。

眷属にするつもりもないのに、夜を共にするナズナ。セリはそんなナズナを許せず、言い争いとなり最後は取っ組み合いとなります。その最中に発したのがこのセリフです。「眷属にする気がないなら生かしておいてはダメ」という考え方が、のちに秋山を殺そうとするセリの行動につながっていきました。

ここまで「よふかしのうた」のセリ特集をお届けしてきましたが、最後にセリに関する感想や評価をTwitterより紹介します。

最初に紹介する感想・評価は、アニメ「よふかしのうた」の背景色に着目したツイートからです。具体的にはセリが殺気立っている時と秋山と分かり合えた時の背景色の違い。セリの心情を反映するかのように背景色が変化したそうです。

続いて紹介する感想・評価は、セリの登場回である9話のよかったところを挙げるツイートからです。ハッピーエンドで幕を閉じるまでのプロセスがよかったようです。

最後に紹介する感想・評価は、セリが好きだという方のツイートからです。本当の自分を覆い隠していたセリが、素直になって秋山の前で涙を流すシーンが特によかったそうです。

ここまで「よふかしのうたの桔梗セリがかわいい！」と題して、セリのかわいい魅力やあっくん（秋山）との関係、さらにはアニメでセリを演じた声優の情報までまとめてお届けしてきました。いかがでしたでしょうか？

「恋愛マスター」を自認しながらも恋愛に疲れ悩み苦しむセリ。自分を慕う秋山を殺そうとしたり、ナズナと取っ組み合いの喧嘩をしてしまったり。そんな不器用なところもファンから愛されている理由の1つと言われています。現在も連載の続いている「よふかしのうた」ですが、この記事で取り上げたセリや秋山の成り行きにも注目してみてはいかがでしょうか？