【ワンピース】ウタが嫌い・メンヘラと言われる理由は?評判や炎上した原因は?

ワンピースの映画『ONE PIECE FILM RED』に登場するウタが「嫌い」「メンヘラ」と言われる理由は何故でしょうか?ウタは一見快活な女性ですが、『ONE PIECE FILM RED』の評判を分ける理由を作ったキャラだと言われています。映画を観れば分かりますが、ウタは比較的好き嫌いが分かれる、闇を抱えたメンヘラキャラなのです。ワンピースで「うざい」と言われるキャラはいても、「メンヘラ」と言われるキャラは少ないです。この記事では、何故ウタが「嫌い」と炎上する存在になったのかを解明します。

【ワンピース】ウタが嫌い・メンヘラと言われる理由は?評判や炎上した原因は?のイメージ

目次

  1. ワンピースのウタとは?
  2. ワンピースのウタが嫌い・うざいと言われる理由
  3. ワンピースのウタはメンヘラだと言われる理由
  4. ワンピースのウタが炎上した理由や原因
  5. ワンピースのウタとシャンクス・ルフィの関係
  6. ワンピースのウタの歌一覧
  7. ワンピースのウタに関する感想や評価・評判
  8. ワンピースのウタはメンヘラで嫌いと言われる理由まとめ

ワンピースのウタとは?

ウタとは映画『ONE PIECE FILM RED』に登場するゲストキャラです。可愛らしい見た目の少女ですが、かなりのメンヘラ気質だと話題です。ワンピースの登場人物でメンヘラだと言われるキャラは中々珍しいですが、ウタはそれに加えて、ネガティブな評判(うざい、嫌い、など)も目立ちます。

何故『ONE PIECE FILM RED』のウタは「うざい」「嫌い」と言われてしまうのでしょうか?、この記事では、ワンピースファンの意見を二分させ、炎上まで起こしたウタの評判、嫌いな理由について調査しましたので是非ご覧ください。

映画「ONE PIECE FILM RED」の作品情報

映画「ONE PIECE FILM RED」の概要

『ONE PIECE FILM RED』は、2022年8月6日(土)に公開された劇場版第15作目です。映画の発表当時は、シャンクスがメインキャラとなる初めての映画として注目され、ワンピースファンの心を熱く盛り上げました。「FILM」シリーズとしては第4作目に当たります。そして2022年は原作漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の連載25周年記念の年です。つまり『ONE PIECE FILM RED』は記念すべき作品だと言えるでしょう。

映画「ONE PIECE FILM RED」のあらすじ

別次元の歌声を披露し、世界中の人々を魅了する歌手・ウタ。そんなウタが初めて観客の前に姿を現すライブに訪れた麦わらの一味は、マイペースながらも彼女の登場を待ちわびていました。しかし、一般客に紛れて、海軍や他の海賊達もライブ会場に身を潜めており、怪しい雰囲気も漂っていました。

沸き立つライブ会場にウタがやっと登場すると、その見事な歌声で観客を魅了します。そんなウタをルフィは見つめていました。実はルフィとウタは幼馴染みで、ウタはシャンクスの娘であることも発覚し、会場は衝撃の事実に包まれるのでした…。

ウタのプロフィール

『ONE PIECE FILM RED』のメインヒロインとして登場した21歳の女性です。幼馴染みのルフィ(19歳)よりも2つ年上になります。世界の歌姫やプリンセス・ウタとも呼ばれ、皆から愛される歌手で、幼い頃はシャンクス率いる赤髪海賊団に育てられました。

誕生日は10月1日、星座は天秤座。身長は169cmで、ワンピースの女性キャラの中では平均的だと言えるでしょう。可愛いものが好きで、好きな食べ物も「ホイップましましのパンケーキ」とキュートです。海賊は嫌いだと公言しています。「楽しんだもの勝ち」が座右の銘であり、明るい性格の持ち主です。

Thumb【ワンピース】ウタの母親は誰なのか?マキノ説・ルナーリア族説など考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ワンピースのウタが嫌い・うざいと言われる理由

ワンピースの映画を観賞していて、「嫌い」「うざい」と感じたことはありますか?ましてや、『ONE PIECE FILM RED』が発表されるまで、炎上騒ぎなど聞いたことないと思われます。『ONE PIECE FILM RED』の炎上騒動の発端となったウタは、映画に登場する所謂ゲストキャラです。

例えば、悪役の場合ですが、観賞中はそのキャラを「嫌い」と思ってしまっても、特に理由はなく、単に悪役だから少しヘイトが生まれるだけで、映画の評判を落とす訳ではありません。ウタはその大きな存在感で『ONE PIECE FILM RED』の評判を上げたキャラである一方、公式からのゴリ推し加減が「うざい」と映画の評判を下げたキャラでもあります。

ワンピースの映画キャラの中でも可愛いと評判のウタですが、ワンピースファンの評価を二分させ、炎上を招きました。『ONE PIECE FILM RED』を観ていないファン、またはワンピースをあまり知らない方からすると不思議な存在だと思われます。この項目では、映画『ONE PIECE FILM RED』のウタが「嫌い」「うざい」と言われてしまう理由・原因を調査しましたので、是非ご覧ください。

理由①「負け惜しみ〜」のセリフ

『ONE PIECE FILM RED』のお騒がせ炎上ヒロインことプリンセス・ウタですが、小さい頃から煽り癖があるようで、「負け惜しみ~」という言葉を好んで使っていました。何割かのワンピースファンは、この「負け惜しみ~」を聞いて、彼女を「嫌い」「うざい」と思ったことでしょう。名塚佳織さんの可愛らしい声でなかったら嫌いを通り越して、もう聞きたくない、大嫌いになっていたことでしょう。

何故うざいのかと言うと、ウタは幼い頃からルフィと競い合うことが多く、賢い作戦(ほとんどチート)でルフィを負かしては、彼から怒り(反感)を買い、その度に「(ルフィの)負け惜しみ~」と笑っていました。その様子がどう見ても嘲笑している様にしか見えないため、正攻法で挑んでいるルフィの気持ちを考えると、「ウタ=うざい奴、嫌い」と感じてしまうのかもしれません。

ルフィ自身はウタのことを嫌いとも、うざいとも思っていませんが、観客はウタの「負け惜しみ~」を何回も聞いている内に、彼女が嫌いになっていくようです。どちらも正攻法で戦っているのならば平等で腹も立ちませんが、ウタは当たり前のようにチートを仕掛けてくるので、ルフィが可哀相と思う観客も少なくありません。1回だけならまだしも、何回も映画内で発されるので、ウタを嫌いになる大きな原因・理由になるのも頷けます。

理由②自己中でわがままな性格

「うっせぇわ」というより、「うざい」と言われてしまうウタは、どうやら性格に難ありのようです。ウタは最初こそ可愛い歌姫でしたが、段々と闇を感じさせる言動を繰り返し、ルフィ達を困惑させ、観客も同時にドン引きさせるような思想を見せていきます。簡単に言えば、ウタ=メンヘラと言えるでしょう。ワンピースには中々いないタイプの登場人物です。

そもそも、ワンピースには何かに執着するキャラはいますが、ウタは完全なる闇属性のメンヘラで、周りの人物を全てを巻き込むタイプの厄介なメンヘラです。しかも、物語中盤になると、周りのことを考えていると見せかけて、自分のことしか考えていない、自己中心的な性格も露になり、観客を戦慄させました。

そのため、ウタ=メンヘラという方程式が完成し、『ONE PIECE FILM RED』が完全にメンヘラ歌姫ウタの物語と化します。ここまでの情報だと、「嫌い」「うざい」「メンヘラ」という印象しか抱けないと思いますが、彼女が自己中でメンヘラになってしまったのにも理由があるのです。ウタは幼い頃、親代わりだったシャンクスに捨てられたと思い、自己肯定感が極端に下がってしまった過去がありました。

自分はシャンクスから必要とされていない、と感じて生きてきたウタは、ずっと心の中でシャンクスへの未練を抱えていたのです。しかし、その悲しみはいつしかシャンクスへの憎しみや、海賊という存在への殺意に姿を変えます。ウタは自分の歌で世界の人々(自分のファンなど)を幸せにすると謳っていました。

しかし、それは、ウタの能力(ウタウタの実の能力)で、仮想世界に人々を幽閉し、その後自分の命を落とすという狂気染みた策略だったのです。ウタのこの思想は、海賊のいない世界、または身分など存在しない世界で、皆で幸せに暮らす、というユートピア精神に基づいているのかもしれません。

ウタも好きでメンヘラになった訳ではないのです。しかし、シャンクスもウタを好きで置いていった訳ではありません。ウタが人から嫌われることを極端に怖がる様子は、「THE メンヘラ」だと言えるでしょう。

理由③後付け設定のオリジナルキャラ

ワンピースの原作者・尾田栄一郎先生が携わっている『ONE PIECE FILM RED』は、発表時からとても期待値が高い映画でした。何と言っても、人気キャラであるシャンクスが登場する映画なのですから、ワンピースファンは一体どのようなストーリーになるのか、ワクワクを隠せずにはいられませんでした。『ONE PIECE FILM RED』は映画の詳細が出るまでは評判がすこぶる良かったのです。

悲しいことですが、シャンクスの娘として登場するウタが出るまでは、評判が落ちることはありませんでした。『ONE PIECE FILM RED』=シャンクスが大活躍する映画と捉えるワンピースファンの予想・期待は、とても筋が通っており、正しかったと言えるでしょう。しかし、その期待が大いに裏切られてしまい、評判はガタ落ち状態でした。

もちろん、ウタを好きになったワンピースファンも少なくありませんが、嫌いになってしまったファンも多いと言えます。ワンピースファンというより、シャンクスのファンが絶望に陥った要因としては、ぽっと出のキャラ(ウタ)がシャンクスよりも目立ち、映画の主役級のキャラになってしまったことが挙げられるでしょう。目立ちすぎた結果、ウタ「うざい」「嫌い」と言われてしまう羽目になったのかもしれません。

シャンクスは多くのファンを抱える人気キャラです。それ故に、シャンクスとウタの関係が受け入れられなかったり、ウタが嫌いで『ONE PIECE FILM RED』観られないという問題が生じています。ウタが嫌いか好きかで、観賞の不可が決まることは、かなり深刻な問題であると感じられます。

理由④ウタがルフィの麦わら帽子を破る

ここまでだけでも散々「嫌い」「うざい」と評判ガタ落ちで炎上必至のウタ。そんな彼女はワンピースで最も行ってはいけない地雷行為をしてしまい、評判がさらに下降し、やはり炎上してしまいます。何故炎上したかと言うと、ルフィがシャンクスから託された麦わら帽子を破るという禁忌中の禁忌を犯してしまったのです。もちろんメンヘラ美少女だからって何でも許される訳ではありません。

こんな事をしたらルフィはウタのことを「うざい」どころか「嫌い」になってしまうのでは!?とびっくりしてしまいますが、何故かルフィは冷静なままです。ここにも違和感を覚えてしまうワンピースファンは多く、炎上の火種になったと思われます。『ONE PIECE FILM RED』はキャラの描かれ方も解釈違いで嫌いという声もあるほどなのです。

あのルフィが大切にしている麦わら帽子を破られて冷静にいられる訳がありません。ストーリー内で、ウタはルフィと完全に対立すると、ルフィが抵抗できないのを良いことに、麦わら帽子を破る禁忌を犯し、度が過ぎるメンヘラ具合を見せつけました。ウタは本当に何をしでかすのか分からないので、観客もハラハラしっぱなしのシーンでした。

麦わら帽子を両手で引きちぎるも、ルフィから制裁を受けないという世界観丸壊しのシーンがある『ONE PIECE FILM RED』の評判は、残念ながら下がるばかりです。ワンピースファンからの評判が低いのも、不本意ながら頷けます。その萎える原因を作ったウタを「うざい」「嫌い」となってしまうの納得できるかもしれません。

逆にルフィが激怒してウタを殴るシーンも想像できませんが、ワンピースファンからすると、何だか大きな矛盾を感じてしまい、自分優位で理不尽な行為を続けるウタへの「嫌い」「うざい」という感情が強くなり、炎上へと繋がるのも理解できると言えるでしょう。

Thumb【ワンピース】ウタは原作にシルエットで登場した?映画の死亡シーンや今後を考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ワンピースのウタはメンヘラだと言われる理由

ウタについての評判には、「元気っ娘で可愛い」という好意的な意見もあれば、「メンヘラ過ぎて嫌い」という批判もあります。ウタの病み具合は既に上述したので、もう充分メンヘラなのは分かったと思われますが、この項目で彼女のどんなところがメンヘラなのか、何をしたのかなど、具体的なところに迫ります。ウタは明るい表情が多い印象ですが、実は情緒不安定だったり、病み要素が多い人物なのです。是非ご覧下さい。

理由①大事な人を閉じ込める

自分のことを応援してくれるファンや幼馴染のルフィなど、ウタは自分を愛してくれる人が大好きです。人間なので当たり前かもしれませんが、メンヘラなウタの愛は度を超えていました。自分が思い描く理想を他者に押しつけ、自己中心的な考えで動くウタは、何と自分のライブ会場に来た人々(ファンやルフィ達)を、一生自分の世界に閉じ込めようと考え、実行に移したのです。

仮想世界から家に帰りたいとファンが訴えても、ウタは決して彼らを現実世界に帰そうとしません。ウタ=メンヘラで嫌いという評判が出来上がってしまったと同時に、重い性格・病みキャラが好きな観客はひっそりとウタに萌えていた、という意見もありました。やはり人によって好き嫌いは分かれるものです。

理由②自分が死ぬことも厭わない

ウタウタの実の能力によって世界の7割の人々が、仮想世界に招かれ、夢の世界で幸せな時間を過ごします。しかし、ウタから現実世界へ戻れないと告げられ、脱出できない状態になった人々は混乱に陥ります。それでもウタは人々が幸せになるためだったら自分が死ぬことすら厭いませんでした。

人々が眠りについたままウタが死ぬと、仮想世界で人々は永遠に仮想世界で幸せに暮らせるというのがウタの計画でした。ウタは良いかもしれませんが、巻き込まれた人々からしたら、メンヘラな彼女への困惑と恐怖しかありません。「嫌い」「うざい」というより怖いという感情が浮かぶでしょう。

理由③情緒不安定

ストーリーの最初は明るく、情緒も安定していたウタでしたが、物語が展開していくに連れて、テンションの上がり下がりが激しかったり、段々と情緒不安定になっていきました。ずっと眠らずにいたからという理由もあると思われますが、ボロボロになっていく姿はメンヘラ感で溢れています。

こんなにも感情表現が激しくて、メンヘラなキャラだとは、映画を観るまで思わなかったと述べるワンピースファンも多くいたようです。設定やシャンクスとの関係性で、映画を観る前からウタを「嫌い」「うざい」と思うのとは別に、映画を観賞した後でウタに対する評判がガタ落ちするタイプの現象だといえるでしょう。

Thumb【ワンピース】ウタは映画のラストに死亡した?生きてる?最後の棺桶シーンを考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ワンピースのウタが炎上した理由や原因

理由①ウタのチート級の能力

ウタもワンピースに登場する多くの登場人物のように、悪魔の実の能力者です。ウタが食べた悪魔の実は「ウタウタの実」という何とも単純明快な名前のものでした。ウタウタの実のどこに炎上要素があるの?と思われがちですが、実は可愛らしい名前に反して、中々ぶっ飛んだ能力を有している悪魔の実なのです。

その強さはチート級で、ウタの歌声を聴くだけで、人々は眠りに落ち、ウタが創造した仮想空間に意識が飛ばされます。その仮想空間の所有者はウタなので、その世界の中であれば、彼女は何でも自由に操ることができます。一方、現実世界に残された体は、ウタの意思によって動かすことができるというチート仕様です。ウタが作り出した仮想空間から逃げ出す方法は、能力者であるウタ本人が眠りにつく必要があります。

または、「トットムジカ」と呼ばれる悪魔を、仮想世界と現実世界で、倒すことが求められますが、この場合は仮想世界と現実世界、どちらも同じタイミングで倒すことが必要です。弱点がないところが炎上に繋がったのかもしれません。ワンピースの今までの敵キャラは強くても、どこかしら弱点は見受けられました。しかし、ウタの場合は明確なそれがないのです。炎上のネタになる確率は高いでしょう。

理由②ウタ日記でのTシャツ

ウタは究極のかまってちゃんなので、目立つことを好みます。これはヘイトではなく、ウタの悲しい過去(嘘とはいえ、シャンクスに捨てられてしまったこと)も関係しているので、仕方がないことだと言えるでしょう。シャンクスを恨みながらも、愛していたウタは、世界中の人にちやほやされても、一番かまって欲しい相手はシャンクスだったのかもしれません。

そんな寂しがり屋のウタが主役のウタ日記ですが、作成された理由は『ONE PIECE FILM RED』の評判を上げるためだと言われています。映画が公開する以前から動画が挙げられていたので、評判作りにはちょうど良かったと考えられるでしょう。その配信の中で、早着替え企画があったのですが、その部屋着がダサすぎるという理由で、動画が炎上したことがありました。

アルパカかラマのような白い動物(頭には黒髪が生えている)がプリントされたTシャツで、胴体の上に「YOUR SONG」と書いてある謎仕様です。不思議な服ではありますが、炎上案件なのかは真偽を問われます。そのTシャツだけなら良いのですが、ドフラミンゴのサングラスのようなアイテムまで登場するので、少しブラックジョークを感じさせます。これも炎上案件かもしれません。

目立ちたい、注目されたいという欲が強いウタを嫌いにならず「可愛い」と褒めてあげる人もいる一方、メンヘラ&かまってちゃんで「うざい」「嫌い」と感じる人もいるので、これも個人の解釈によります。

理由③名塚佳織とAdoの声が合わない

ウタはWキャストで演技・歌唱が披露されました。演技(声優)キャストは名塚佳織さん、歌唱パートはAdoさんが担当すると発表された際は、驚きの声が寄せられました。名塚さんは少し低めの声でウタを演じていますが、歌唱シーンになるとAdo節が炸裂し、ド低音ボイスの歌が流れるというメリハリ感が演出されています。その変わり様が嫌いな人もいれば好きな人もいました。

好き嫌いが分かれるほど、名塚さんとAdoさんの声が違い過ぎたせいか、何だか違和感を覚えるワンピースファンも少なくなかったようです。Adoさんを起用したのは原作者の尾田栄一郎先生が、Adoさんの歌が好きという理由もあるとのことですが、人気アーティストの起用で評判を上げようとする制作側の考えも見え見えなので、炎上してしまったと言われています。

理由④「ビンクスの酒」を歌った

これはウタというよりAdoさんに対する炎上事件かもしれません。ところで、 「ビンクスの酒」とは何?と思った方に向けて、まずはビンクスの酒について説明します。ビンクスの酒とは、ワンピースの世界の中で、超がつくほどの有名な舟歌であり、海賊達から親しまれている楽曲です。ワンピースに登場する海賊の中で、ビンクスの酒を知らない者はいないと言えるかもしれません。

麦わらの一味の音楽家・ブルックのテーマソングとしても使用されています。柔らかい声で「ヨホホホ~」が4回ほど繰り返されるのが特徴的です。ブルックの明るいキャラも相まってか、何だか可愛らしい印象を受けます。しかし、生前のブルックが最後にこの曲を奏でた時、彼の仲間達は気丈に振る舞いつつも、敵の毒ガス攻撃に侵され、歌いながら死んでいきました。

このように悲しいエピソードが含まれているビンクスの酒ですが、歌う時は大抵陽気で、皆で大合唱することが少なくありません。麦わらの一味やロジャー海賊団が歌ったバージョンも存在します。それでは、何故ウタ(Adoさん)がビンクスの酒を歌ったことが「嫌い」という声と共に炎上に繋がったのでしょうか?

Adoさんの歌い方は激しいイメージがあるかもしれませんが、ビンクスの酒ではそれが少し抑えられています。しかし、「『ヨホホホ~』の歌い方が聴いててキツい」「こんなキンキン声のビンクスの酒は、もはや別曲」と言うワンピースファンが続出し、やがて「嫌い」「うざい」という意見と共に炎上に繋がったのです。

ワンピースという大人気コンテンツで、代々歌い継がれてきた楽曲だからこそ、新解釈のようなAdoさんの歌い方が、神経を逆なでするような現象を起こしたのかもしれません。ビンクスの酒を汚されたと感じた人もいれば、新鮮で良いねと考えた人もいると思われますが、炎上するほどだったので、前者が多かったと言えるでしょう。

Thumb【ワンピース】ウタの能力を徹底考察!悪魔の実・ウタウタの実を食べたのはいつ? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ワンピースのウタとシャンクス・ルフィの関係

ネタバレ①ウタとシャンクスの関係

ウタはシャンクスと血は繋がっていませんが、本当の娘です。義理の娘に当たると言えるでしょう。2歳の時に海賊に拐われ、両親を亡くしたウタでしたが、その直後に赤髪海賊団に偶然救出され、一命を取り留めます。若いシャンクス達は幼いウタに最初こそは戸惑いましたが、愛情深く育て上げ、やがて優しく強かな少女になりました。

ウタは赤髪海賊団の音楽家として、7歳まで仲間としてシャンクス達と過ごすも、エレジアという島で、禁断の歌「Tot Musica」を歌ってしまい、自分の意思とは反し、多くの人を殺めてしまいます。ウタのことを愛しているシャンクスは、ウタがその真実に気がつかないように、自分達が人々を襲撃したことにしてくれと国王だったゴードンに頼みます。

そして、ウタとの別れを決断。ウタのことをゴードンに託し、エレジアを去ります。ウタは赤髪海賊団がエレジアの人々を殺めた上に、シャンクスに捨てられたと思い込み、絶望の日々を過ごすようになるのです。シャンクスの優しさがウタを逆に追い詰めてしまった悲しさが、映画ではっきりと描写されています。

ネタバレ②ウタとルフィの関係

ウタが赤髪海賊団と共にいた時期と、赤髪海賊団の拠点がフーシャ村だった時期が、ちょうど良く重なっていたこともあり、ルフィとウタは度々遊んだり交流する仲でした。幼い頃の2人はよく勝負を行っており、大切な友達でもあり、良きライバルでもありました。結果はいつもウタの勝ちで決まります。

何故なら、ウタはチート行為が得意だったからです。ルフィは負ける度にズルいと文句を言いましたが、それを聞いたウタは「出た!負け惜しみ~」と愉快そうに笑っていました。映画内では、ルフィとウタが19歳と21歳になっても、幼い頃のように勝負したりと、微笑ましいような、切ないようなシーンもあります。

Thumb【ワンピース】エレジアが壊滅した理由は?過去に島で何があったのか解説 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ワンピースのウタの歌一覧

ウタの歌①新時代

映画『ONEPIECE FILM RED』の主題歌で、物語序盤を華々しく飾る劇中歌でもあります。楽曲提供の中田ヤスタカさん曰く、ワンピースの原作者・尾田栄一郎先生から「新しい歌姫の誕生を象徴する力強い一曲」を求められ、生まれた楽曲だと言われています。

そして、もちろんワンピースの世界観とも、きちんとマッチしている楽曲です。ウタの望みや希望が語られている歌詞は、一見明るいですが、映画観賞後は切なくも恐ろしく感じられるかもしれません。

ウタの歌②私は最強

自己肯定感を上げてくれそうなタイトルと歌詞の楽曲です。楽曲提供はロックバンドのMrs.GREENAPPLE(ミセス・グリーン・アップル)です。基本的には明るい歌なのですが、ウタの強さを表した豪快さと、弱さを映した繊細さがどちらも描かれています。ウタは元々心が強いわけではなかったので、この歌で自分を奮い立たせていたのかもしれません。

ウタの歌③逆光

楽曲提供のVaundy(バウンディ)さんは、現役大学生(2022年当時)で、シンガーソングライターです。ウタことAdoさんの低音ボイスが光る楽曲だと言えるでしょう。「ウタ」というより「Ado」という感じが強い感情爆発系の楽曲で、かなりの毒々しさがあります。『逆光』はウタが秘めていた「怒り」が弾けた曲で、荒れ狂うウタの本心が感じられます。

ウタの歌④ウタカタララバイ

楽曲提供は音楽ユニットのFAKE TYPE.(フェイクタイプ)です。クセを全面的に押し出すような洗脳曲として作られた楽曲だと言われています。「ララバイ」とは子守歌という意味なので、一見穏やかな曲なのかと思いきや、それとは真逆のノリの良いラップ調の曲で、驚かされる人が続出です。

ウタの歌⑤Tot Musica

『ONE PIECE FILM RED』のラスボス的な存在の歌で、最初からクライマックスな雰囲気に包まれています。楽曲提供は澤野弘之さんで、アグレッシブな中に神秘的な要素とダークな怪しさが詰まっている楽曲です。ウタ日記で紹介がない唯一の曲でもあります。

ウタの歌⑥世界のつづき

楽曲提供は折坂悠太さんです。とても穏やかなイントロから始まり、サビでウタ(Adoさん)の壮大な歌声が響く楽曲となっています。今までの狂気が嘘のように、ウタの本当の気持ちが綴られているようで、やっと希望を取り戻したことを、観客の心に伝えているように感じさせます。

ウタの歌⑦風のゆくえ

楽曲提供は秦基博さんで、『新時代』と共に存在する、もう1つの主題歌です。ウタはずっと苦しみや葛藤を抱えて生きてきました。人気者になってからもそれは変わりません。それでも、諦めかけたウタでしたが、最後は前進することを選んだ、そんな彼女の決意を感じさせる楽曲です。

Thumb【ワンピース】FILM REDはつまらない・面白くない?映画の評価や感想を調査 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ワンピースのウタに関する感想や評価・評判

ウタが嫌いな理由としては、「負け惜しみ~」のセリフにイライラさせられたり、自己中心的な性格で人の言うことを聞かなかったり、他人を巻き込むメンヘラ気質などが挙げられます。反対に、好き派の意見としては「可愛い」だけだったりするので、浅い意見というのは事実かもしれません。

25年間温めてきたシャンクスとルフィの物語の間に、突然入って来てしまったウタに違和感や不快感などを覚えてしまったファンも少なくありません。嫉妬の対象になってしまうのも無理はないと言えるでしょう。

Tot Musicaは全体的にダークで神秘的な雰囲気が感じられる名曲ですが、ウタらしい要素はほとんど消えてしまうという意見もあります。Adoさんが目立ってしまうとワンピース要素が薄れてしまい、困惑してしまうファンもいると言えるでしょう。

Thumb【ワンピース】FILM REDの敵キャラの名前は?ラスボス・黒幕は誰? | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

ワンピースのウタはメンヘラで嫌いと言われる理由まとめ

ワンピースの映画『ONE PIECE FILM RED』のウタはメンヘラと言われる理由を述べてきましたが、いかがでしたでしょうか?ウタは多くのワンピースファンから愛されていますが、それと同時に「嫌い」「うざい」と感じられているのも事実です。

しかし、どのキャラも全員から愛されるというのは無理難題です。ウタが色々な意味で気になる方は、彼女が登場する映画『ONE PIECE FILM RED』や、彼女の楽曲を収録したアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』に触れることをおすすめします。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ