【天空の城ラピュタ】ロボットの名前は何?巨神兵との違いやモデルを解説

「天空の城ラピュタ」の人気キャラ・ロボット兵は、短時間で要塞を火の海にした戦闘用と、ラピュタ城の庭園を管理する造園用の2種類が登場しましたが、彼らには名前があるのか気になるでしょう。本文では、「天空の城ラピュタ」から、ロボット兵の名前や種類・巨神兵との違い、「ルパン三世」に登場したロボット兵のモデルや名前、ロボット兵の強さやその後等を、あらすじネタバレ解説しました。

【天空の城ラピュタ】ロボットの名前は何?巨神兵との違いやモデルを解説のイメージ

目次

  1. 天空の城ラピュタとは?
  2. 天空の城ラピュタのロボット兵に名前はある?
  3. 天空の城ラピュタのロボット兵と巨神兵との関係やモデル
  4. 天空の城ラピュタのロボット兵が怖い・かわいそうと言われる理由
  5. 天空の城ラピュタのロボット兵の強さや最後
  6. 天空の城ラピュタのロボット兵のグッズと見られる場所
  7. 天空の城ラピュタのロボット兵に関する感想や評価
  8. 天空の城ラピュタのロボット兵の名前まとめ

天空の城ラピュタとは?

「天空の城ラピュタ」のロボット兵をネタバレ解説・イメージ画像

「天空の城ラピュタ」で強烈なインパクトを放ったロボット兵は、ラピュタ帝国の高度な文明が生み出した兵器であり、ロボット兵に名前はあるのか、戦闘・造園以外の種類のタイプはないか気になるでしょう。以下でじゃ、「天空の城ラピュタ」のロボット兵の名前や種類、巨神兵との関係や、ロボット兵のモデル等を、ネタバレ解説しました。

天空の城ラピュタの概要

スタジオジブリの人気作品「天空の城ラピュタ」は、1986年に公開された宮崎駿監督による長編アニメーション映画で、スタジオジブリ制作の第1作目にあたります。

天空の城ラピュタのあらすじ

ある目的から政府の特務機関に保護されたシータでしたが、輸送船が空中海賊に襲われ、船から落ちてしまいます。その時、身に着けていた飛行石の力によってゆっくり落ちていき、少年・パズーに助けられます。地上でも、飛行石を狙う組織に追われるシータとパズーは、ドーラ一家の元へ身を寄せ、幻とされた天空の城ラピュタを目指す旅に出ます。

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天空の城ラピュタのロボット兵に名前はある?

ロボット兵の名前や種類を調査・イメージ画像

天空の城ラピュタのロボット兵は、独特なデザインから名前がありそうな印象ですが、ロボット兵には名前がなく、それぞれの役目に応じた便宜上の呼び名が付けられています。以下では、「天空の城ラピュタ」に登場したロボット兵の種類や特徴についてネタバレ解説しました。

戦闘用のロボット兵

天空の城ラピュタのロボットの代名詞とも呼べる戦闘用のロボット兵は、全長:3m50㎝/体重:238㎏、材質は形状記憶弾性ハイセラミック、耐久年齢は推定700年、両腕には突起がついており、そこから薄い膜を出すことで飛行ができます。作中では、ある日、上空から落下し、ロボットは軍が回収・保管され、腕と脚の一部がちぎれていました。

また、ロボットの胸には、シータの飛行石と同じ紋章が刻まれ、シータがラピュタ族の末裔であり、ロボット兵は彼らを守るために作られた兵器と判明します。当初は、故障と見られたロボットでしたが、ラピュタ語の呪文「リーテ・ラトバリア・ウルスアリアロス・バル・ネトリーヌ」(我を助けよ、光よ蘇れ)」に反応し起動、シータを守りながら要塞を火の海にしました。

造園用のロボット兵

天空の城ラピュタで生活する造園用のロボット兵は、外見は戦闘用とほぼ変わらないものの、ボディの色が緑系であり、非行用の突起がないこと、「ポロロン」という音を奏でる点が特徴です。造園用のロボット兵の役目は、ラピュタ城の草花の管理や、そこに生息する生き物の世話を任務とし、ラピュタ城の崩壊後も、機能が停止することはありませんでした。

ロボット兵は他の種類もある?

「天空の城ラピュタ」を象徴するキャラクターであるロボット兵は、2種類とも名前がなく、役目に応じて戦闘用・造園用という呼称が付けられましたが、設定上では看護用のロボットも存在することが判明しています。

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天空の城ラピュタのロボット兵と巨神兵との関係やモデル

ロボット兵と巨神兵との関係やモデルをネタバレ考察・イメージ画像

以下では、「天空の城ラピュタ」のロボット兵と巨神兵の関係や、ロボット兵のモデルについて、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

ロボット兵と風の谷のナウシカの関係

「風の谷のナウシカ」は、スタジオジブリの前身・トップクラフトで制作された宮崎駿監督の作品であり、1982年に公開されたファンタジー映画です。以下では、天空の城のラピュタに登場するロボット兵と、風の谷のナウシカの関係について考察しました。

ロボット兵と巨神兵の外見が違う

巷では、「天空の城ラピュタ」のロボット兵と、「風の谷のナウシカ」の巨神兵が同じとの意見も見られるも、両者は全くの別物です。2体とも人間の手で生み出され、強烈なビームで周囲を焼き尽すという共通点こそあるものの、ロボット兵は金属から作られた人工物で、巨神兵はまるで生き物のように見えます。

ロボット兵と巨神兵が誕生した目的の違い

ロボット兵と巨神兵の違いは外見だけでなく、誕生した目的も違い、ロボット兵は、ラピュタ城とそこに住まうラピュタ王族を守るために生み出されたロボットであり、種類ごとにデザインが若干異なっています。一方、巨神兵は、文明の発展により汚染された世界を無に戻すために生み出され、巨神兵によって世界が焼き尽くされた歴史は「火の7日間戦争」として語り継がれています。

ロボット兵と巨神兵の共通点

このように、ロボット兵と巨神兵は、は外見や作られた目的の観点では違うとされるも、強いて2体の共通点を上げるなら、周囲を焼き尽くす強烈なビームでしょう。威力には圧倒的な差があるものの、ロボット兵を倒すまでの軍隊の苦労を見ると、人間にとって脅威と呼べる存在でしょう。また、「天空の城ラピュタ」には、キツネリスが登場しており、「風の谷のナウシカ」との共通点となっています。

ロボット兵とルパン三世 さらば愛しきルパンよの関係

ロボット兵とルパン三世の関係を考察・イメージ画像

宮崎駿監督とルパン三世のつながりは、劇場版「カリオストロの城」の他、アニメ「さらば愛しきルパンよ」でも見られ、ラピュタのロボット兵にそっくりなロボットが登場しています。以下では、ロボット兵が登場した、「ルパン三世 さらば愛しきルパンよ」の概要や、ロボット兵との関係について考察しました。

ルパン三世 さらば愛しきルパンとは?

「ルパン三世 さらば愛しきルパンよ」は、ルパン三世のアニメ・第2リーズの最終話にあたるエピソードで、1980年に放送されました。物語は、とある宝石店がロボットに襲撃され、犯行声明からルパン一味に疑いがかけられ、ロボット兵の量産を目論む重工業側と、ロボット兵の危険性からそれらを阻止しようとする、1人の少女とルパン一味の戦いを描いています。

ラムダとシグマはロボット兵のモデル?

「さらば愛しきのルパン」で登場したロボットには、ラムダ・シグマという名前が付けられ、ロボット兵の危険性を世に知らしめるべく、街で猛威を振るいました。また、ラムダとシグマは、特徴的なデザインからラピュタのロボット兵のモデルとも推測され、宮崎駿監督も、ルパン三世でロボットを生かしきれず、「天空の城ラピュタ」へ再登場させたことを語っています。

ちなみにラムダは、ラピュタのロボット兵にもっとも近いデザインで、首元にプロペラを備え、人の手で操縦することができます。一方、シグマの方は、顔が2つ付いたタイプのロボットで、四つん這いで走行する姿は、シータの呪文で目覚めた、戦闘用ロボット兵を彷彿させます。

ロボット兵のモデルはアニメ「スーパーマン」に登場するロボット?

ラピュタのロボット兵のモデルとなったルパン三世のラムダですが、実はラムダにもモデルがあると言われ、1941年、アメリカで公開されたアニメ映画「スーパーマン」に登場したロボットがモデルとなっており、殺人ロボットという設定でした。ちなみに、強盗ロボットが登場する「スーパーマン」は、1955年に日本でも公開されています。

また、宮崎駿監督も、「スーパーマン」の生みの親であるフライシャー兄弟から影響を受けたという逸話もあり、ルパン三世のラムダやラピュタのロボット兵は、「スーパーマン」のオマージュとも呼べるでしょう。

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天空の城ラピュタのロボット兵が怖い・かわいそうと言われる理由

ロボット兵が怖い・かわいそうと言われる理由を調査・イメージ画像

作中では、人類の脅威にもなり得るロボット兵ですが、あまりにも独特なデザインやその脅威に、恐怖を覚えた方も多いでしょう。以下では、天空の城ラピュタのロボット兵が怖い・かわいそうと言われる理由について紹介します。

ロボット兵が怖いと言われる理由

「天空の城ラピュタ」のイメージにもなっているロボット兵ですが、独特すぎるデザインや、予測不能な動きを見せることから、ジブリファンの間でも怖いと評されています。以下では、「天空の城ラピュタ」のロボット兵が怖いと言われる理由について考察しました。

理由①見た目

作中に登場するロボット兵は2種類あり、ラピュタ城の庭園を管理する造園用ロボットは、心優しい性格から人気が高い一方、戦闘用のロボット兵に関しては好みが分かれやすく、初めて登場したロボット兵ということもあり、インパクトが強かったでしょう。ロボット兵の見た目は、2種類共通して、目玉のようなビーム砲2つと、蛇腹の手足が特徴ですが、あまりにも斬新すぎるデザインゆえに、怖いと感じやすいでしょう。

理由②初登場シーン

ロボット兵の初登場シーンは、ムスカに連れられたシータが見学に訪れたシーンで、ここでは落下した時の衝撃で、機能停止状態になっていました。落下直後の姿のまま保管されたロボット兵の姿は、不気味さを感じさせるBGMや、ムスカから語られたラピュタ族の話も相まって、得体の知れないものに対する恐怖を掻き立てるでしょう。

理由③暴れるシーン

ロボット兵と言えば、目から放たれる強烈なビームや、腕の突起から薄い膜を出して飛行するシーンも印象的であり、ビーム1つであたりを炎で覆い尽くしてしまう様子は、見ている側も思わずゾッとするでしょう。ロボット兵は、最終的にはゴリアテの大砲を受けてようやく倒れましたが、たった1体で軍の要塞を破壊した行動からは、ロボット兵の計り知れない強さを強調しているでしょう。

ロボット兵がかわいそうと言われる理由

戦闘用ロボット兵の暴走は、幼い子供だけでなく、大人でもトラウマになりそうな怖いシーンであるものの、兵器として作られたロボット兵は、そもそも人間の都合によって生み出された、いわゆる捨て駒のような存在でした。人間の野望を叶えるために作られながら、その役目を終えると捨てられる、悲しい運命を背負ったロボットでもあります。

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天空の城ラピュタのロボット兵の強さや最後

天空の城ラピュタのロボット兵の強さや最後をネタバレ解説・イメージ画像

以下では、「天空の城ラピュタ」で描かれた、ロボット兵の強さや、ロボット兵の最後やその後、ロボット兵に込められた意味を紹介します。

ロボット兵の強さ

戦闘用ロボット兵の強さは計り知れず、頭から放たれるビーム砲は、たった1撃で周囲を火の海し、軍の要塞を壊滅状態に追い込みました。ロボット兵のビーム砲は、穴の大きさによってビームの威力も若干変わり、射程距離は、要塞からは肉眼ではみえない時計塔にまで及びます。

軍の要塞で保管されていたロボット兵1体で、要塞全体を壊滅状態に追い込むほどの威力を持ち、かつ、要塞に備わった大砲では胴体にへこみを入れるだけの頑丈さから、ロボット兵を倒すことは不可能に思われました。しかし、要塞に停泊していた飛行戦艦ゴリアテの大砲でようやく、ロボット兵を負傷させることが出来たものの、一発では倒し切れず、大砲を数発撃たなければなりませんでした。

このロボット兵に関しては、負傷していたこともあり、ゴリアテより弱い印象がありますが、完全な状態のロボット兵・数体が相手となれば、ゴリアテも敵わず、あっさり撃沈されています。

ロボット兵の最後やその後

ラピュタ城は、パズー・シータによる滅びの呪文「バルス」によって下層部が崩壊し、ラピュタ族を守るという役目を終えた戦闘用のロボット兵は、次々と崩壊していきました。一方、造園用のロボットは壊れることなく、残された生き物たちと共に、高度を上げ続けるラピュタ城に留まり続けました。

ロボット兵に込められた意味

「天空の城ラピュタ」では、役目や種類によって様々な印象を持たれるロボット兵ですが、彼らはラピュタ帝国の力を象徴する存在とも言え、滅びの呪文「バルス」によって戦闘用のロボット兵は崩壊し、造園用のロボット兵はそのまま残されました。戦闘力や高い技術を放棄したことで、人々が幸せになれる世界が実現できた、これらがロボット兵に込められた意味でしょう。

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天空の城ラピュタのロボット兵のグッズと見られる場所

ロボット兵のグッズと見られる場所の紹介・イメージ画像

以下では、「天空の城ラピュタ」の代名詞とも呼べるロボット兵のグッズや、ロボット兵のオブジェが見られる場所を紹介します。

ロボット兵のグッズ

見る人によってはトラウマになりそうなロボット兵ですが、ジブリ関連のグッズでは高い人気を誇っており、フィギュア化されています。

ロボット兵を実際に見られる場所は東京と宮崎県?

天空の城ラピュタのロボット兵を実際に見られる場所は、東京都三鷹市にある三鷹の森ジブリ美術館の屋上庭園だけでなく、宮崎県延岡市北川町でも見られます。宮崎県のロボット兵は、延岡市北川町の廃校となった下赤小中学校の跡地に設置され、地元の方々の手作りで制作された、造園用のロボット兵が見学できます。

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天空の城ラピュタのロボット兵に関する感想や評価

天空の城ラピュタのロボット兵に関する感想や評価・イメージ画像

以下では、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」を代表するキャラクター・ロボット兵に関する感想や評価を、紹介します。

感想1:ロボット兵が好き

「天空の城ラピュタ」に登場するロボット兵は、軍の要塞で大暴れした戦闘用のロボット兵と、ラピュタ城の庭園を管理する造園用のロボット兵がおり、どちらもラピュタを代表するキャラクターとして親しまれています。戦闘用ロボット兵のイメージから、ロボット兵は怖いという意見も見られる一方、愛嬌あるデザインからファンに親しまれ、ロボット兵が好きとの感想も寄せられています。

感想2:前半に登場したロボット兵の最後に涙

作中に最初に登場したロボット兵は、ラピュタ族を守るために製造された戦闘用であり、シータの呪文で目覚めた後も、シータを守るべく、要塞を破壊し尽くしました。最終的には、ゴリアテの砲撃でようやく暴走が収まったものの、火を噴きながらシータに手を伸ばすロボット兵の姿は、悲しそうにも見え、ロボット兵の悲惨な最後に泣いたとの感想も見られます。

感想3:造園用のロボットに癒される

ラピュタのロボット兵と言えば、ベージュ色が特徴の戦闘用ロボットを思い浮かべる方が多いでしょうが、ファンの中には緑色を基調にした造園用のロボットが好きとの意見も見られます。主を失った城の庭園を管理し、キツネリスなど生き物たちに慕われる造園用ロボット兵は、戦闘用とは異なる魅力があり、親しみやすい雰囲気から癒される・かわいいとの声が相次いでいます。

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天空の城ラピュタのロボット兵の名前まとめ

天空の城ラピュタのロボット兵の名前まとめ・イメージ画像

「天空の城ラピュタ」のロボット兵の名前や種類、ロボット兵が作られた目的やモデル、ロボット兵の強さや最後などを、あらすじを交えながらネタバレ解説しました。ジブリ作品にて高い認知度を誇るロボット兵には名前がありませんでしたが、従来のロボットとはかけ離れたフォルムや、シータを守ろうとする健気さは愛らしく、ラピュタのロボット兵という仮の名前でジブリファンに親しまれています。

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