【天空の城ラピュタ】ドーラ一家のメンバー一覧！家族構成や子分の名前もまとめて紹介

『天空の城ラピュタ』のヒロインであるシータは、物語序盤でムスカの特務機関に拉致され、飛行船で運ばれています。その飛行船を襲ったのがドーラ率いる「ドーラ一家」でした。ではドーラ一家とは何者なのか？ここからはドーラ一家のメンバーの名前を一覧形式で紹介していきます。それではまず『天空の城ラピュタ』の作品情報からご覧ください。

『天空の城ラピュタ(てんくうのしろラピュタ)』は、1986年8月2日に公開されたスタジオジブリ製作の長編アニメ映画です。監督・脚本は宮崎駿氏。原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナル監督作品で、この映画を機にスタジオジブリが設立されました。配給した東映による顧客満足度調査では97.7%と高く、作中では産業革命がおこったヨーロッパを元にした架空世界での冒険が描かれています。

ここでは『天空の城ラピュタ』のあらすじを簡単にまとめていきます。北のゴンドアの谷に住む少女・シータは、亡き母から受け継いだ青いペンダントを狙われたことにより、ムスカ大佐の指揮する政府の特務機関に捕らえられることとなりました。さらに、同じくその石を狙う空中海賊ドーラー家がシータの収監先である飛行船を襲撃します。そこで逃げようとしたシータでしたが、誤って飛行船から転落してしまい…

『天空の城ラピュタ』に登場したドーラー家は、飛行機・タイガーモス号の船長であるマ・ドーラが率いる空中海賊です。海賊ではあるものの、「金持ちしか襲わない」「人殺しはしない」をモットーにしているため、途中から主人公と共闘するようになっています。

それでは早速、『天空の城ラピュタ』に登場するドーラー家の息子や子分の名前を交え、ドーラー家のメンバーを一覧形式で紹介していきます。ドーラー家の息子や子分を明らかにすることで、ドーラー家の家族構成を明確にしていきましょう。

1人目に紹介するドーラー家のメンバーは、長男のシャルルです。ドーラには3人の息子がいますが、その息子の中でも一番体が大きいのがシャルルでした。バズーの親方であるダッフィーと腹筋の強さや体の大きさを競い合うなど、自分の肉体に自信を持っているシャルルはドーラに次ぐ怪力の持ち主ですが、頭を使うことに苦手意識がありました。ただ、性格がまっすぐで曲がったところがないため好感の持てるキャラです。

2人目に紹介するドーラー家のメンバーは、次男のルイです。ちょび髭が特徴のルイは、キッチンで仕事をするシータの姿を見て最初に惚れ込んだキャラクターでした。飛行船や鉱山でのカーチェイスで悲鳴を上げるなど、臆病でビビりな性格をしています。

3人目に紹介するドーラー家のメンバーは、三男のアンリです。体格のいいシャルルとちょび髭のルイの二人と比べてそばかすが特徴の少年のような外見をしています。その外見通り性格はマザコンで甘えん坊です。ドーラ一家の乗る船「タイガーモス号」の操縦を任されていました。

4人目に紹介するドーラー家のメンバーは、子分「カキクケコ」です。ドーラの家族構成は長男のシャルル、次男のルイ、三男のアンリとなっていましたが、ドーラ一家として活動する場合はその家族構成に5人の子分が加わります。5人の子分は多国籍メンバーで構成されており、それぞれ「カ(ポルトガル人)」「キ(エジプト人)」「ク(中国人)」「ケ(日本人)」「コ(セネガル人)」となっています。

5人目に紹介するドーラー家のメンバーは、ハラ・モトロです。彼はドーラー家の乗っている船「タイガーモス号」の専属技師で、ドーラの父の代からいます。ドーラと同様に人情に厚いのか、助手になったバズーを気に入っていました。

『天空の城ラピュタ』に登場するドーラ一家は密かに人気があるのですが、その人気を集める最大要因となっているのがドーラです。では、ドーラ一家のドーラとはどのような人物なのでしょうか？

ドーラー家の女首領であるマ・ドーラの年齢は、作中で明らかにされていません。ただ、ドーラが「だてに女を50年やってるんじゃないよ」と言っていることから、ドーラの年齢は最低でも50歳以上であることが分かります。

50歳という年齢にしては少し老いているような印象を受けるとファンの間では囁かれていますが、ロマンアルバムには60歳位という記載もあるため、ドーラの年齢は55歳以上、60歳未満であると推測します。また歯がないにも関わらず分厚いハムを噛み切る顎の強さやムスカ大佐から逃げる時の足の速さなどを考慮すれば、年齢相応の身体能力があると言えるでしょう。

50代の女性よりも少し老けて見えるドーラですが、劇中ではドーラの自室が映し出されるワンシーンにて、長い三つ編みで、腰に手を当てているドーラの若い頃の写真を見ることができます。ドーラはシータに向かって「あたしの若い頃にそっくりだね」と言い放っているのですが、その言葉通りシータにそっくりです。写真はドーラの自室の衣装棚の上に飾られているため、気になる方は要チェック。

空中海賊「ドーラー家」にドーラーの息子が所属していることから分かる通り、ドーラーは結婚しています。では、ドーラーはいつ結婚したのか？ずばり、結婚時期は本作に登場したドーラが50代であり、息子のシャルルが30代であることを考慮すれば、ドーラは18歳頃に結婚していると考えられます。

どうやらドーラの結婚相手、つまり夫はドーラが誘拐同然のように略奪してきたようです。なぜドーラの夫がそのような扱いを受けることとなったのか？それはドーラの夫が稀代の発明家だったからです。実はドーラーの夫はドーラー家のアジト兼移動手段になっているタイガーモス号やフラップターなどを開発しています。元々海の海賊をしていたドーラー家ですが、これらの発明により空中海賊に転向していました。

ドーラーが略奪した夫との結婚を機に海の海賊から空中海賊に転向するなど、ドーラーと夫は出会った瞬間からドラマティックな展開を見せ続けているのですが、そんな二人の間に3人の子供が出来ました。3人とも男子でしたが、ドーラーはその息子たちにシャルル、ルイ、アンリという全てフランス王の名前から付けています。

ドーラーはイギリスを根城にしているのですが、そんな彼女がなぜフランスの名前を付けたのか？その理由は分かっていませんが、もしかするとドーラーの夫がフランス人だったために息子たちにフランスにちなんだ名前を付けることになったのかもしれません。

なぜなら、小説版『天空の城ラピュタ』にてドーラーが自分とは違う人生を歩んでほしかったという思いを抱いていたのが明かされているからです。実際にドーラーは息子たちに一流の家庭教師を付けながら学校にもしっかりと行かせるなど、息子たちを熱心に教育していました。しかし残念ながら息子たちはドーラーの思いに反し、ドーラーのような人生を選んでいます。

ドーラー家のトリビアの一つに、ドーラ達の乗る船「タイガーモス号」に関する情報があります。タイガーモス号はドーラー家の生活基盤であり、海賊の仕事を支える船でもあります。ドーラー家にとって重要なこの船ですが、船のエンジン周りやメンテナンスを担当しているのが先代のドーラーの父親の時代からドーラー家に仕えている海賊「ハラ・モトロ」です。

そしてタイガーモス号は「ツェッペリン型」とも言われる硬式飛行船で、骨格が木製の枠組みと布でできているのが特徴。さらに、ツェッペリン型は日本で「ポンポン船」として小型船に広く利用されているエンジン「セミ・ディーゼル」が使われています。

ただ、このエンジンが最初に開発されたのは、『天空の城ラピュタ』が舞台となっている1968年頃よりも遅い1981年であるため、『天空の城ラピュタ』には登場しないはずです。では、ドーラ一家の乗る船「タイガーモス号」に搭載されているエンジンは一体誰が開発したものなのか？この船のエンジンに関しては謎に包まれたままです。

ドーラー家のトリビアの一つに、ドーラハムの作り方に関する情報があります。『天空の城ラピュタ』に登場する料理はどれも美味しそうで、たとえばドーラがバズーに押し入って晩餐している際の食卓やシータとバズーが坑道で食べるパンなどがありました。

実はネット上ではドーラがかぶりついていたタコ糸でくくられたままのボンレスハムは、「ドーラハム」という名前でその作り方が紹介されています。ドーラには歯がないため、普通のハムを噛み切るのは困難だという考えから、ドーラハムは「いかに柔らかく作るか」がポイントとなっているようで、リンゴとハチミツを使ったりするのがそのポイントを満たすコツとのことです。

ドーラー家のトリビアの一つに、ドーラがパズーの家に押し入った曜日に関する情報があります。ネット上ではドーラがバズーの家に押し入ったのは日曜日ではないかという声があります。なぜなら、バズー家での晩餐には「ローストチキン」と思われる鶏肉の丸焼きがあり、それが食肉の消費量が多い国であるイギリスの「日曜日には家族でサンデーロースト(ローストチキンや肉をローストした料理)を食べる」という習慣と似ているからです。

ドーラー家のトリビアの一つに、ドーラ一家のその後に関する情報があります。当初はシータの亡き母から受け継いだ青い謎のペンダントを狙っていたドーラ一家でしたが、ムスカ大佐やシーラの生い立ちを知っていくにつれ、次第にシータとバズーに協力するようになっていきました。

ドーラ一家はシータたちと共に、ムスカの野望を阻止してラピュタ帝国を崩壊させるという活躍を見せているのですが、最後にラピュタの財宝をちゃっかり頂戴していました。その後、ドーラー家の動向は描かれていませんが、ラピュタ帝国の崩壊時に手に入れた財宝でしばらくは安泰だと考えられます。

またちゃっかり財宝を頂戴するという行動から、海賊としての仕事も意識していたのが窺えます。加えて代々続く海賊であることから、財宝で生活を送る時期を過ぎた後も海賊としての活動を続けているのではないでしょうか？

先にドーラ一家を率いるドーラについて解説しましたが、ドーラの魅力は理想の上司と言える態度や言動にあります。そこで、ここからはドーラが放った名言や名セリフを見ていきましょう。

ドーラーは『天空の城ラピュタ』にて、「40秒で支度…」に続く名言・名セリフを放ちました。ドーラの名言からは部下のマネジメント能力の高さが窺え、「3分間待ってやる」と時間に余裕を与えて失敗したムスカ大佐とは違い、部下の高いマネジメント能力を持つドーラの方がリーダーとして相応しい証拠です。やはり部下に短い時間で必要最小限の行動をとらせるというマネジメント能力は理想の上司に求められる能力の一つと言えます。

ドーラーは『天空の城ラピュタ』にて、「最後のチャンスだ…」に続く名言・名セリフを放ちました。このドーラの名言は軍からの攻撃が繰り出されている中で、バズーがいよいよシータを助け出そうとする直前に放ったセリフです。海賊としてタイミングを見極めることの重要性を理解しているからこそ、ドーラは船長として的確な判断を下すことができているのでしょう。

ドーラーは『天空の城ラピュタ』にて、「泣き言なんか…」に続く名言・名セリフを放ちました。ドーラ一家の乗る船「タイガーモス号」が積乱雲に巻き込まれそうになった際、古参の海賊「ハラ・モトロ」がドーラにエンジンが燃えてしまうと訴えるのに対し、ドーラは問答無用でこの名言を放っています。一見すると理不尽な要求をする怖い上司のように思えますが、ドーラ一家のメンバーを信頼しているからこそ出たセリフでもあります。

では最後に『天空の城ラピュタ』で密かに人気のあるドーラ一家の声を務めた声優のプロフィールを見ていきましょう。ここではドーラー一家のメンバーであるマ=ドーラ、シャルル、ルイ、アンリ、ハラ・モトロといった5人の声を務めた声優を紹介していきます。

• 名前：初井言榮(はついことえ)
• 生年月日：1929年1月8日
• 没年月日：1990年9月21日(61歳)
• 出生地：神奈川県横浜市
• 職業：女優・声優
• ジャンル：テレビドラマ・映画・演劇
• 活動期間：1950年代～1990年

『天空の城ラピュタ』に登場するマ=ドーラの声を演じたのは、青年座に所属していた声優・初井言榮(はついことえ)さんです。声優の他に女優としても活動していた初井言榮さんは、演じた役が実年齢以上だったことで「新劇界の三大婆さん(役)女優」の一人と呼ばれ、老け役として活躍しています。声優としては映画『ティファニーで朝食を』のパトリシア・ニールの日本語版吹き替えを演じていました。

• 名前：神山卓三(かみやまたくぞう)
• 生年月日：1931年11月22日
• 没年月日：2004年3月15日(72歳没)
• 出生地：東京都
• 職業：声優、俳優
• ジャンル(声優)：アニメ、吹き替え
• 活動期間(声優)：1960年代～2004年

『天空の城ラピュタ』に登場するシャルルの声を演じたのは、東京俳優生活協同組合に所属していた声優・神山卓三(かみやまたくぞう)さんです。声優の他に俳優としても活動していた神山卓三さんは、俳優として昭和から平成初期を中心に活躍しており、その中でアニメ・吹き替えのジャンルを中心にした声優としての活動をスタートさせています。

• 名前：安原義人(やすはらよしと)
• 生年月日：1949年11月17日(72歳)
• 出身地：兵庫県相生市
• 職業：俳優、声優
• ジャンル(声優)：アニメ、吹き替え、ゲーム
• 活動期間(声優)：1970～

『天空の城ラピュタ』に登場するルイの声を演じたのは、劇団・芸能事務所「テアトル・エコー」所属の声優・安原義人(やすはらよしと)さんです。声優の他に俳優としても活動している安原義人さんは、俳優として活動中に声優デビューを果たしています。声優としてのデビュー作は海外ドラマ『ディックス先生、こんにちは』の番組レギュラーです。

• 名前：亀山助清(かめやますけきよ)
• 生年月日：1954年11月9日
• 没年月日：2013年1月26日(58歳没)
• 出生地：宮城県石巻市
• 職業：声優、俳優
• ジャンル(声優)：アニメ、ゲーム、吹き替え
• 活動期間(声優)：1970年代 - 2013年

『天空の城ラピュタ』に登場するアンリの声を演じたのは、声優事務所「希楽星」に所属していた声優・亀山助清(かめやますけきよ)さんです。声優の他に俳優としても活動している亀山助清さんは、1970年代から2013年にかけて声優活動をおこなっています。『くまのプーさん』のプーの三代目日本語版声優を役10年間演じたことで知られる声優です。

• 名前：槐柳二(さいかちりゅうじ)
• 生年月日：1928年3月27日
• 没年月日：2017年9月29日(89歳没)
• 出身地：東京都
• 職業：俳優、声優
• ジャンル(声優)：特撮、アニメ、吹き替え
• 活動期間(声優)：1950年代 - 2010年代

『天空の城ラピュタ』に登場するハラ・モトロの声を演じたのは、劇団・芸能事務所「テアトル・エコー」に所属していた声優・槐柳二(さいかちりゅうじ)さんです。声優の他に俳優としても活動している槐柳二さんは、しわがれた声を活かした老人役を得意としている声優です。かつてはテアトル・エコー附属養成所の所長も務めていました。

『天空の城ラピュタ』に登場するドーラー家の家族構成に関する声があがっています。どうやらこの方はドーラー家の家族構成について考えているようです。他の感想では「ドーラー家の家族構成知りたい」、「ドーラー家の家族構成気になる」といった声があがっています。これらの感想からは、ドーラー家の家族構成が注目を集めているのが分かります。

『天空の城ラピュタ』に登場するドーラー家のメンバーに関する声があがっています。この方はドーラー家について、メンバー全員が家族なのか気になっているようです。前述の感想ではドーラー家の家族構成に注目されていましたが、もしかするとこの方のような感想を抱いたらからこそ、ドーラー家の家族構成が気になるようになったのかもしれません。

『天空の城ラピュタ』に登場するドーラー家の魅力に関する声があがっています。どうやらこの方はムスカ大佐と周辺の人間との関係が希薄なのに対し、ドーラー家のメンバー同士が強い信頼関係で結ばれていることに好感を覚えているようです。だからこそドーラー家のメンバー全員が家族だと思われるのかもしれません。

今回は『天空の城ラピュタ』に登場するドーラ一家のメンバー一覧化し、家族構成や子分の名前もまとめて紹介してきました。ドーラ一家の家族構成は長男のシャルル、次男のルイ、三男のアンリといった息子3人となっています。

そして、その家族に5人の子分「カキクケコ」とタイガーモス号の専属技師「ハラ・モトロ」を加えた海賊集団が「ドーラ一家」です。これを機に当記事を参考にしつつ、『天空の城ラピュタ』に登場するドーラー家に注目してみてはいかがでしょうか？