天空の城ラピュタの登場人物を一覧で紹介！キャラの本名・年齢や関係は？

天空の城ラピュタは1986年、スタジオジブリとして初めて制作された長編アニメーション映画です。宮崎駿監督の作品であり、それまでの宮崎駿監督作品とは異なり、原作がない完全オリジナルのアニメーション映画になっています。当初こそ初期の興行こそ数字的には後のスタジオジブリ作品と比較しても低い数字になっていますが、その分かりやすいストーリーとスタジオジブリとしての初作品という事もあり人気を集める事になります。

これまでに数多くの映画賞を受賞した作品でもあり、「文化庁優秀映画」「第41回毎日映画コンクール　大藤信郎賞」「第15回ぴあテン映画部門1位」「シティロード　読者選出ベストテン邦画第1位」「おおさか映画祭　日本映画ベストテン第1位」「第9回月刊アニメージュアニメグランプリ作品賞」「第4回日本アニメフェスティバル 日本アニメ大賞・アトム賞 美術部門最優秀賞」などを受賞しています。

天空の城ラピュタの印象的な歌と言われるのが主題歌である「君をのせて」です。元々はエンディングテーマとして制作されましたが後に主題歌と言われる程の知名度を得た曲になっています。作詞を宮崎駿監督、作曲を久石譲さんが手掛けた楽曲で、後に「となりのトトロ」「魔女の宅急便」でも主題歌や挿入歌を歌う事になる井上あずみさんがジブリ作品で初めて歌った楽曲です。

またその他に本編で使用された楽曲としては、劇中でパズーがトランペットで演奏する楽曲「ハトと少年」があります。作中で流れる事もあって天空の城ラピュタの楽曲というとこちらを連想する人も多いです。

鉱山で働く少年、パズーは空から降ってきた少女シータを助けます。シータは政府の特務機関、さらには空中海賊ドーラ一家に狙われており追われる身となっていました。シータの境遇を知ったパズーは彼女と共に逃げる事を決めます。ドーラ一家に追われた2人は廃坑に落ちますが最初にシータが落下した時にも助けられた石の力によって救われます。パズーの知人で石に詳しい老人ポムによってその石が飛空石と呼ばれる石だとわかります。

地上に戻ったパズーとシータは特務機関を指揮するムスカ大佐によって捕らえられてしまい、パズーとシータは離れ離れになってしまいます。ムスカ大佐に説得されたシータはパズーの命の保証と開放を条件にムスカ大佐の提案を受け入れパズーは開放されます。家に戻ったパズーは自宅に戻りますがそこに押し入っていたドーラ一家の協力の元シータを取り戻す決意をするのでした。

天空の城ラピュタの主人公がパズーです。高い正義感と行動力を持つ少年で、両親は既に無くなっていますが両親が残してくれた家で一人暮らしをしていました。仕事はスラッグ渓谷の鉱山で働く機械工見習いで、ラピュタ発見を謳い詐欺師として汚名を着せられたまま無念の死を遂げた父の無念を晴らす為、ラピュタの存在の証明する事を夢見る少年でした。

トランペットの演奏が得意であり劇中でも演奏している他、元々機械工をしていた経験もあってドーラ一家に加わっている時にはタイガーモス号の機関助手として船の点検に携わったりもしています。年齢に関しては10代前半であるとされています。

天空の城ラピュタのヒロインであり本名が分かりにくい登場人物の1人がシータです。シータは作中でも自身の事をシータと名乗り、パズーを含む周囲もそのように呼んでいますが本名は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」と言います。トエルは「真の」、ウルは「王」という意味を持っており、ラピュタ王家本家の末裔である事を現した本名になっています。

年齢はパズーと同じく10代前半で、諸説ありますが、パズーよりも1つか2つ年下とされる事が多いです。元々はパズーが住むスラッグ鉱山よりもはるか北方にあるゴンドアの谷に住んでおり、パズーと同じく天涯孤独の身で畑やヤクの世話をして生計を立てていました。基本的にはお淑やかな少女ですが、胆力も持ち合わせており、作中では度々その胆力を発揮しています。

天空の城ラピュタの作中の中で関係性が展開していくのがパズーとシータの特徴です。ここからはパズーとシータの関係性についてもまとめておきます。

2人が出会ったのは偶然でした。シータが乗せられた政府の特務機関の飛行船がドーラ一家に襲撃され、シータは逃げる過程で誤って飛行船から落下してしまうのです。その落下した先が偶然にもパズーの元だったのです。パズーは当初は飛行石の力でゆったりと落下してきたシータを不思議に思いながらも持ち前の正義感で助ける事にするのでした。

翌日目を覚ましたシータが追われる身である事を知ったパズーは共に逃げる道を選びます。逃げながらパズーとシータそれぞれが知るラピュタの事、さらには周囲の人にもラピュタの事を訪ねながら過ごす事になります。加えてシータは秘密である本名もパズーに打ち明けるなどどんどん関係が深まっていきます。

1度は離れ離れになるパズーとシータでしたが、ドーラ一家に加わったパズーがシータを助け出すと2人はドーラ一家と共にラピュタを目指す事になります。この冒険が2人の中をさらに深め、やがては心強いパートナーになっていくのです。

ドーラ一家の長であり元々は飛行石を狙っていたもののパズーやシータに協力してくれる根が良いキャラクターなのがドーラです。ちなみに作中では基本的にドーラと呼ばれていますが、本名はマ＝ドーラである事が明らかになっています。年齢は50代に設定されており、ラピュタ作中でも「ダテに女を50年やってるんじゃないよ」というセリフが登場しています。

強いリーダーシップを持っているのはもちろんそろばんを使いこなし、軍の使う暗号を解読するなど知識面にも非常に優れており、飛行船の操縦ももちろんできます。また小説版の設定では今まで1度も捕まった事がない事も明らかになっています。また若い頃はシータ似であった事が肖像画から確認できます。ちなみにモデルは宮崎駿監督の母親であり、宮崎駿監督も思い入れの深いキャラクターの名前にドーラの名前をあげています。

ダッフィーの元を訪ねた際に力比べに興じていたキャラクターがドーラの長男であるシャルルです。口髭を蓄えているのが特徴的で胸筋をふくらませる事でシャツを吹き飛ばす事ができる程の筋骨隆々さを誇っており単純なパワーは兄弟で1番強いです。ちなみにプディングが好きという見た目に反した好物も判明しています。天空の城ラピュタのキャラクターでは珍しく年齢が明確に30歳と判明しています。

ドーラの次男でちょび髭が特徴なのがルイです。天空の城ラピュタの中では比較的セリフや活躍が多いキャラクターです。甘えん坊な側面を持ち、ドーラに甘える一面も見せています。シータに一目惚れした1人でもあります。年齢は25歳で兄のシャルルとは5歳差の兄弟です。

タイガーモス号の操縦士を担当しているドーラの三男がアンリです。兄2人の事を「兄ちゃん」と呼んで慕っています。彼もまた次男のルイとは5歳差の20歳である事が判明しているキャラクターです。兄2人と違って髭はない代わりにそばかすが特徴的なキャラクターになっています。作中での活躍は乏しく、三人兄弟の中で唯一名前で呼ばれるシーンがないなど今回の一覧の中でも不憫なキャラクターでもあります。

ドーラ一家最古参の部下でドーラの父親の代から仕えているのがハラ・モトロです。機関士としてタイガーモス号の整備を一手に任されています。ドーラからは「クソジジイ」と呼ばれながらも旧知の中であり、長い海賊歴からラピュタや政府についても様々な事を知っています。タイガーモス号で唯一ドーラと対等に話す事ができる存在でもあり、ドーラ以外の乗組員からは怒るとドーラより怖いと恐れられている側面もあります。

年齢に関しては情報がなく不明ですがその関係性やドーラの父の代から一家にいる事を考えるとドーラと同じか少し上ではないかと考えられます。作中では助手として連れてこられたパズーの器用さと適応能力の高さから気に入っており、シータの事も可愛がっています。

天空の城ラピュタ作中には既に亡くなっているので登場していませんがドーラの旦那についても様々なエピソードが残っています。ドーラの旦那は発明家或いは天才科学者であり、現在ドーラ一家の飛行船であるタイガーモス号やフラップターを作ったのもこの夫である事が明らかになっています。そんな旦那は誘拐同然の形でドーラ一家に加わったとも言われており、慣れない環境故に早死してしまったのかもしれません。

ドーラ一家には3兄弟以外にも部下が登場していますが、アニメ映画では名前は登場していないものの小説版にてその名前が明らかになっています。名前が判明している部下は全員で5人で、ポルトガル人のカ、エジプト人のキ、中国人のク、日本人のケ、セネガル人のコというそうです。名前からして本名ではないのは明らかですが、本名については不明です。

どのよう経緯でドーラ一家に加わったのかも不明ですが、小説版では「世界中から募った精鋭」という描写がある他、血のつながりこそないもののドーラ一家ではドーラの息子の3人兄弟と変わらずの扱いを受けており家族と変わらない絆を持っています。設定が登場したのは小説版になりますが、ケは今回の登場人物一覧はもちろんジブリ作品で初めて登場した明確に判明している日本人です。

天空の城ラピュタの悪役と言える代表的なキャラクターがムスカ大佐です。シータ同様ムスカという名前は本名を隠す為の名前であり本名は「ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」と言います。パロは従属するなどという意味を持ち、ラピュタ王家の中でも分家に当たる存在である事が明らかになっています。そのような出自からラピュタに関しての古文書を書き写した手帳を持ち歩いています。

年齢は28歳もしくは32歳とどちらにしても見た目に反して意外と若めで、元々は政府の諜報員であり、モウロ将軍率いる部隊に派遣されてきた形である事が明らかになっています。また視力が悪く、日常的にかけているサングラスには度が入っている事も明らかになっています。後のジブリ作品も含めて数少ない根っからの悪役であり、救いのない外道キャラとも言われています。

本来の意味で政府のラピュタ捜索の陣頭指揮を取っているのがモウロ将軍です。天空の城ラピュタ本編では名前は登場しておらず小説版にてモウロという名前を含めて様々な設定が明らかになったキャラクターです。モウロ将軍は本来は政府軍のティディス要塞の司令官という立場にあり行政管轄権を与えられているなどかなりの地位にいますが、管轄しているティディス要塞周辺は僻地であり中央への返り咲きを狙っているそうです。

階級は中将と高く、複数の勲章をつけた制服を着ている一方でムスカに実質の指揮権を奪われてしまっていたり、ドーラに無線を傍受されてしまうなど頼りない面が目立つキャラクターです。モウロ将軍本人も特務機関から派遣されてきた形のムスカ大佐の事をよく思っていません。

同じラピュタ王家の末裔であるシータとムスカですが両者には明確な差があります。シータが王家の中でも宗家であるトエル家の末裔であるのに対しムスカは分家であるパロ家の出身なのです。この2つの家はラピュタ王家が地上に降りる際に分家し、トエル家にはラピュタへの道筋を示す存在でもある飛行石が、パロ家にはラピュタに関する古文書が継承される事になりました。

つまり家のルールに倣うのであればムスカかシータを支えて王家復興を担うべき存在なのです。しかし現代においては年齢的にも経歴的にもムスカの方が格上であり野心をむき出しにした事で天空の城ラピュタ作中でも一時期とはいえムスカがラピュタの制御を掌握する自体に陥りました。分家とはいえ王家である事に変わりはないのでムスカにもラピュタを制御する為の血筋は残っていたと言えます。

天空の城ラピュタ序盤にてパズーとシータに飛行石についてやラピュタについての言い伝えを教えてくれるのがポムじいさんです。小説版ではパズーがポムじいさんを知っていたのは鉱山の生き字引として鉱夫の間で知られた存在だったからという事が明らかになっています。今回のキャラ一覧の中で年齢が明確になっている中では最高齢のキャラクターであり70歳という設定が明らかになっています。

また都市伝説的な話として、前述の知識面を含めてポムじいさんが着ている服装が冒頭で描かれているラピュタの人々の服装に似ている事からラピュタの労働者階級の末裔なのではないかとも考えられています。

天空の城ラピュタ作中では主に「親方」と呼ばれ天涯孤独の身であるパズーの世話をしているのがダッフィーです。スラッグ渓谷の鉱山で働く鉱夫でありながら海賊であるシャルル相手にも怯まない性格とシャルルに負けず劣らずの力強さを発揮しています。ただし妻には頭が上がらないようです。年齢については明確ではありませんが40歳前後だと考えられています。

ダッフィーの妻で名前は明らかになっていないものの娘であるマッジと同じくパズーの事を大切にしているおがかみさんです。鉱夫の妻らしく肝が据わった性格をしており旦那のダッフィーを尻に敷いています。ちなみに年齢設定は驚く事に20歳であり、ダッフィーとは20歳前後の年の差婚である事が明らかになっています。ダッフィーがそれまでずっと独身だったと考えると頭が上がらない理由も想像できると言われています。

天空の城ラピュタの中では既に亡くなっておりシータの回想の中で登場したのがシータの祖母です。まだ幼い頃のシータにおまじないとしてラピュタに纏わる様々な呪文を教えていました。飛行石を身に着けた状態でその呪文を唱える事でラピュタへの道が開かれる事になります。ちなみにシータはおまじないとしては言葉を覚えていましたがその意味までは知らされていませんでした。

余談ですがドーラの旦那やシータの祖母、今回の一覧で紹介していない存在が示唆されるだけで姿が描かれていないパズーの両親を含め天空の城ラピュタの時点で既に亡くなっている人物については死因は基本的に明らかになっていません。唯一パズーの父親だけは小説版にて事故死であるような描写がある程度です。

天空の城ラピュタにおいて重要な役割を果たすのがロボット兵です。ラピュタ、そしてラピュタ王家を守る為に作られた存在であり、現在の人類の科学ではどのような形で作られているのか分からないという描写があります。様々な形で登場していますが、基本的には王家であり前述の呪文を唱えたシータを守るように行動しています。

パズー役の声優を務めた田中真弓さんは、1978年から女優・声優として活躍する方です。2020年現在も兼業で活躍していますが、女優としての活動がメインとしながらも声優としてアニメに出演したり、ナレーションなどの仕事も担当する事があります。声優としては声質が低い事を生かしてパズーのような少年キャラを演じる事が多く、女性キャラを演じる場合にも女性らしさを押し出さない老婆キャラなどがメインになっています。

田中真弓さんの声優としての代表的な作品と演じたキャラ一覧としては「ドラゴンボール」シリーズのクリリン役、「幽遊白書」のコエンマ役、「ワンピース」のモンキー・D・ルフィ役、「うる星やつら」の藤波竜之介役、「機動戦士ガンダムTHEORIGIN」のキャスバル・レム・ダイクン役、「ダッシュ勝平」の坂本勝平役、「ドキドキ！プリキュア」のイーラ役などがあります。

ヒロインであるシータ役を務めたのが横沢啓子さんです。2020年現在は芸名を改名してよこざわけい子という名前で活動しています。今回の声優一覧の中では珍しく、ほぼ専業の声優さんです。1975年に声優としてデビューして以降、長く活躍していましたが2020年現在は後進の育成に力を入れています。

よこざわけい子さんがこれまでに演じた代表的な作品とキャラ一覧としては、「オバケのQ太郎」のO次郎役、「機動警察パトレイバー」の熊耳武緒役、「ドラえもん」のドラミちゃん役、及び2代目星野スミレ役、「はいからさんが通る」の花村紅緒役、「未来警察ウラシマン」のソフィア・ニーナ・ローズ役、「若草のシャルロット」のシャルロット役などがあります。

ムスカの声優を担当した寺田農さんは1961年より俳優として活動している声優さんです。メインの活動は俳優であり、テレビアニメなどには出演していませんが、天空の城ラピュタのような劇場版のアニメ映画や吹き替えを担当する形で声優としても活躍しています。声優としてはこれまでに「ブレードランナー」のロイ・バッティ役、「ウルトラマンマックス」のメトロン星人役などを担当しています。

ドーラ役の声優を務めた初井言榮さんは1950年代から活躍した女優さんです。主に舞台女優、映画女優として活躍する一方で声優としてはラジオや吹き替えをメインに活動、アニメ作品には天空の城ラピュタのドーラ役の他、「クレオパトラ」のアポロドリア役を務めた事があるのみになっています。老婆役が当たり役でしたが1990年61歳で亡くなってしまい当たり役を体現する事がなく悲しまれました。

ドーラの長男シャルルの声優を務めたのが神山卓三さんです。1960年代から声優としても俳優としても活動をしていました。どちらかといえば俳優としての活動がメインであり声優として出演する作品は天空の城ラピュタのシャルルがそうであるようにサブキャラクターが多いものの、出演数は非常に多くなっています。2004年に亡くなってしまいました。

神山卓三さんが声優として出演した作品一覧としては「おそ松くん」「サイボーグ009」「マッハGoGoGo」「巨人の星」「ゲゲゲの鬼太郎」「デビルマン」「ムーミン」「ど根性ガエル」「科学忍者隊ガッチャマン」「ヤッターマン」「未来少年コナン」「銀河鉄道999」「小公女セーラ」「シティーハンター」「ミスター味っ子」「平成天才バカボン」「怪物くん」などがあります。

ドーラ家の次男ルイ役を演じた声優が安原義人さんです。1970年代に俳優としてデビューし同時に声優としても活動するようになります。声優としての活動にも積極的で洋画の吹き替えではコミカルな役どころで人気を集めている他、アニメ作品でも主要なキャラクターを演じる事も多くなっています。

安原義人さんがこれまで声優として出演した作品とキャラ一覧としては「宇宙戦艦ヤマト」の大田健次郎役、「ドカベン」の微笑三太郎役、「ベルサイユのばら」のルイ16世役、「ときめきトゥナイト」の江藤モーリ役、「キャッツアイ」の内海俊夫役、「パーマン」のバードマン役、「るろうに剣心」の四乃森蒼紫役などがあります。

ドーラ家の三男アンリ役を演じた声優さんが亀山助清さんです。1980年代から声優として活動し、俳優など幅広い活動をしている声優さんです。俳優としてのドラマ出演時は主に脇役が多い一方で声優としては主要なキャラクターを演じる事も多くなっています。2013年に悪性リンパ腫による肺炎で亡くなってしまいました。

亀山助清さんがこれまで声優として出演した作品とキャラ一覧としては「特装機兵ドルバック」のピエール・ボナパルト役、「魔法の天使クリィミーマミ」の木所隼人役、「魔法の妖精ペルシャ」のメソメソ役、「らんぽう」のカラ太郎役、「ジャングル大帝（新）」のトニー役、「真・女神転生デビチル」の要広海役、「陸奥圓明流外伝 修羅の刻」の柳生但馬守宗矩役などがあります。

ハラ・モトロ役の声優を務めた槐柳二さんは1950年代から俳優・声優として活躍していた方です。声優としては吹き替えの草創期から活躍していた声優さんで、若い頃から老人役を演じる事を得意としていました。晩年は声優業の一線から身を引き朗読に力をいれていました。2017年に心不全で亡くなってしまいました。

槐柳二さんが声優として出演した代表的な作品とキャラ一覧としては「ゲゲゲの鬼太郎」第1作のぬらりひょん役、「元祖天才バカボン」のレレレのおじさん役、「母をたずねて三千里」のヤコボ役、「赤毛のアン」のマシュウ・カスバート役、「地獄先生ぬ～べ～」の貧乏神役、「遊戯王」の大門役、「ドラゴンボールZ」の大界王役などがあります。

モウロ将軍の声優を務めた永井一郎さんは1961年から活躍した声優さんです。元々は俳優としてデビューしましたが声優としての仕事が増え、自然と声優専業のような形になっていきました。声優として専業するきっかけとなった老人役を中心に長く演じていました。2009年には第3回声優アワードで功労賞を受賞するなど長きに渡って活躍しましたが2014年に心不全で亡くなってしまいました。

永井一郎さんがこれまでに声優として出演した作品とキャラ一覧としては「サイボーグ009」の006/張々湖役、「ゲゲゲの鬼太郎」第1作、及び第2作の子泣き爺役、「サザエさん」の磯野波平役、「宇宙船戦艦ヤマト」の佐渡酒造役、「未来少年コナン」のダイス船長などに出演、「機動戦士ガンダム」のナレーションを担当した他、ザビ、マッシュ、ティアンム、デミトリーら様々なキャラクターを演じました。

ここからは既に天空の城ラピュタを視聴した人の登場人物についての感想を紹介していきます。天空の城ラピュタは1986年に公開した作品であり、その後、テレビでも2~3年起きペースで再放送が行われていますが見たことがなかったという声が多い一方でムスカ大佐を始めとしたキャラクターだけは知っているという声も見られる程にキャラクターが作品の枠を越えて知られるキャラクターになっています。

名前が上がりやすいキャラクターとしてはそのキャラクター性と知名度もあってかムスカ大佐がダントツ、次いで主人公であるパズーの名前が多くなっています。一方でドーラやその息子達など、天空の城ラピュタ本編では本名が登場していない、そもそも名前が描かれていないキャラクターも多くそれらのキャラクターの名前はあまり見られません。

ただサブキャラクターの名前の登場は他の作品に比べると多めで、サブキャラクターの方が好きという声も見られる作品になっています。アンリやモウロ将軍、ハラ・モトロなど天空の城ラピュタ本編では名前が登場しなかったキャラクターにもファンがいるような結果になっています。

登場人物の年齢が明確に描写されているキャラクターは少ないものの、設定されているキャラクターについては驚きを覚えたという声も多くなっています。ムスカの28歳という設定も若いという声が多いですが、年齢で1番驚かれるのはやはりおかみさんです。ダッフィーの妻というポジションにありながら20歳という設定にはびっくりしたという声が多くなっています。

天空の城ラピュタのキャラクターは映画本編では名前が登場しないキャラクターから本名を隠しているキャラ、隠しているわけではないが本名の描写がないキャラクターなども多くなっており、映画を見るだけでは分からない設定も多くなっています。映画で描かれなかった設定は後に発売された小説版や設定資料集などで明らかになるものも多く、改めて知って驚いたという声も多い作品になっています。

本名はもちろん年齢についても驚いたという声が多く、年齢を知った上で見るとまた見方が変わったという声も多くなっています。まだ天空の城ラピュタを見た事がないという人はもちろん既に視聴したという人も今回の登場人物一覧を確認しながら改めて視聴してみてはいかがでしょうか？