【名探偵コナン】天国へのカウントダウンの犯人は？動機・トリックやあらすじをネタバレ

『天国へのカウントダウン』はいまでもファンの多い作品であり、劇場版映画第5弾として多くのファンに注目されています。犯人の動機やトリックなども気にされていて、ネット上でも語り継がれていることでも知られています。その他にも灰原や少年探偵団の活躍も見どころで名言なども数多く生み出されています。ここではまず映画『天国へのカウントダウン』のあらすじなどの基本的な情報をまとめてきましょう。

『名探偵コナン 天国へのカウントダウン(めいたんていコナン てんごくへのカウントダウン)』は2001年4月21日に公開された映画第5弾であり、興行収入は29億円を記録しました。当時のアニメ映画としては大ヒットであり、劇場版『名探偵コナン』5周年記念作品なので壮大なスケールのあらすじとなっています。いまでもファンに絶賛されていて、歴代作品の中でも高い人気を誇ることでも知られています。

あらすじを見ていきます。コナンは阿笠博士や少年探偵団と共に恒例のキャンプに出掛けました。その車中ではコナンたちは30秒をあてるゲームを行っていて歩美がこのゲームが得意なことが判明します。その夜、元太は灰原が誰かに電話したことを目撃しますが、翌朝、灰原に否定されてしまいます。そして灰原のこの行為がコナンたちをツインタワービルに仕掛けられた危険な罠へと誘うことになってしまうのでした。

ここでは『天国へのカウントダウン』の犯人の名前と動機をネタバレ紹介していきましょう。『天国へのカウントダウン』は黒の組織の暗躍とある人物の犯行が同時に行われることでも知られていて、複雑に絡み合う事件の中で殺人事件の犯人が判明してきます。この犯人はネット上でも話題になっていて、いまでも話題に挙げられることが多い特殊な犯行動機もネタバレありでまとめていきます。

『天国へのカウントダウン』の真犯人の名前は如月峰水です。富士山の絵で有名な日本画の巨匠であり、知る人ぞ知る名日本画家となっています。弟子の美緒とはある出来事を境に関係が悪化していて、そのことが事件につながってしまいます。日本画家として富士山しか描かないと決めて、富士山が見える場所に引っ越してくるほどのこだわりがあります。しかし、そのことが今回の凶行につながってしまいました。

『天国へのカウントダウン』の真犯人の動機を見ていきましょう。如月峰水の犯行動機は富士山にありました。富士山を描くために最高のロケーションを探し、そこに終の棲家として如月峰水のアトリエ兼住宅を建てました。しかし、常盤グループのツインタワーが建ったことでアトリエから富士山が見えなくなってしまい、画家としての生きがいを破壊するような高層ビル建設が動機となってしまいました。

割られたお猪口というのはツインタワーによって遮られてしまった富士山を表していて、犯行動機を示すメッセージとなっていました。常盤美緒が殺された現場に残されたお猪口が割られていなかったのは、富士山の絵の前に常盤美緒を吊るすことで彼女自身で富士山を割っているように見えるようにしたからです。この常盤美緒の殺し方にも彼の深い憎しみが浮き彫りになっています。

ここでは『天国へのカウントダウン』のあらすじの中で犯人の犯行トリックをネタバレ紹介していきましょう。『天国へのカウントダウン』の犯人の犯行トリックは黒の組織が絡んできたので、犯人が意図せずにかなり複雑になってしまいました。犯人が老人であったにもかかわらず、殺人を犯すためにかなりの労力を使っていました。さらに証拠となる真珠のネックレスの場所もポイントとなっているので、そういったこともまとめます。

天国へのカウントダウンの犯人の犯行トリック①は『大木岩松が殺された経緯とトリック』です。最初の事件はホテルのスイートルームで大木という市議会議員が殺される事件が発生します。前日まで大木岩松と同じビルにいたという事で毛利小五郎にも伝えられました。事件は単純な事件でしたが、その現場には二つに割れたお猪口があり、ダイイングメッセージなのではないかと目暮警部は考えていました。

天国へのカウントダウンの犯人の犯行トリック②は『原佳明が殺された経緯とトリック』です。プログラマーである原佳明の殺害は黒の組織の仕業でした。組織を裏切りデータを持って逃げようとした原佳明はジンとウォッカによって殺されてしまい、その後、如月峰水が訪れたために、お猪口を残していくだけになってしまいました、この原のデータがツインタワーのサーバーに残っている可能性も考えて、ジンはビルの爆破を考えました。

天国へのカウントダウンの犯人の犯行トリック③は『常盤美緒が殺された経緯とトリック』です。常盤美緒はツインタワーの完成記念パーティーで如月から贈られたという富士山の絵の新作を発表するために上がりました。そこには如月や秘書の沢口ちなみなども壇上にいましたが、作品を発表するために一瞬会場が暗くなり、いざ明かりがつくと首をピアノ線によって常盤美緒が富士山の絵の前につらされているのでした。

そこにはこれまでの事件と同様にお猪口がありましたが、原たちの現場にあったものと違ってお猪口は割れてはいませんでした。酒にも酔っていない状態の常盤美緒がネックレスにピアノ線をつけられることに気づかないわけがないとコナンは考えて、パールのネックレスごと取り替えたのではないかと考えました。そしてそのネックレスを交換できる距離にいて、それをいま持っている人物が犯人であると気づきます。

天国へのカウントダウンの犯人の犯行トリック④は『証拠のパールネックレスがどこにある？』です。決定的な証拠となるパールネックレスは犯人が常に持っていました。それは如月峰水が持っている杖の中であり、コナンは犯行前後で変わった杖を突く音を聞き分けていました。この証拠で完全に言い逃れができなくなった如月峰水は観念してその犯行動機を明かしました。

ここでは『天国へのカウントダウン』の犯人の声優キャストの名前などを見ていきましょう。『天国へのカウントダウン』は犯人も話題になっていて、声優キャストにも大きな注目が集まっています。『天国へのカウントダウン』の犯人の声優キャストは超大物声優であった永井一郎であり、圧倒的な演技力で多くのファンの印象に強く残りました。ここからは犯人の声優キャスト・永井一郎のプロフィールなどをまとめます。

天国へのカウントダウンの犯人の声優キャストである永井一郎(ながいいちろう)は1931年5月10日生まれの声優であり、2014年1月27日に惜しまれつつもこの世を去っています。俳優やナレーターとしても活躍していて、青二プロダクションに所属していました。2009年には第3回声優アワード功労賞を受賞し、1962年の『アラビアンナイト・シンドバッドの冒険』でデビューして以来、第一線で活躍をつづけた大ベテラン声優でした。

永井一郎はアニメ『鉄腕アトム』にゲスト出演して名を上げると、その後には1964年の『ビッグX』の博士役で初のレギュラーを獲得しています。アニメ黎明期から活躍を続けていて、その後も『宇宙戦艦ヤマト』、『機動戦士ガンダム』、『うる星やつら』、『YAWARA!』など数多くの大ヒット作に出演しています。『サザエさん』の磯野波平や『名探偵コナン』の鈴木次郎吉なども死去する直前まで演じていました。

ここでは『天国へのカウントダウン』のその他のゲスト声優一覧の名前などを見ていきましょう。『天国へのカウントダウン』は犯人以外のキャラも個性的であったことでも知られているので、『天国へのカウントダウン』のその他のゲスト声優一覧はファンにも注目されています。ここからは『天国へのカウントダウン』のその他のゲスト声優たちのプロフィールと出演作品などの基本情報をまとめていきます。

天国へのカウントダウンのその他のゲスト声優一覧①は常盤美緒役の藤田淑子です。藤田淑子(ふじたとしこ)は1950年4月5日生まれの女性声優であり、2018年12月28日に亡くなっています。中華人民共和国遼寧省大連市出身であり、青二プロダクションに所属しています。藤田淑子の出演作品に『キテレツ大百科』のキテレツ(木手英一)や『地獄先生ぬ〜べ〜』の立野広などがあります。

天国へのカウントダウンのその他のゲスト声優一覧②は沢口ちなみ役の久川綾です。久川綾(ひさかわあや)は1968年11月12日生まれの女性声優であり、アーティストとしても活躍しています。大阪府貝塚市出身、青二プロダクションに所属しています。久川綾の代表作に『魔法使いサリー（1989年版）』の春日野すみれや『ドラゴンクエスト ダイの大冒険（第1作）』のレオナ姫などがあります。

天国へのカウントダウンのその他のゲスト声優一覧③は原佳明役の橋本晃一です。橋本晃一(はしもとこういち)は1953年1月12日生まれの声優であり、俳優やナレーターとなっています。千葉県館山市出身、所属はフリーです。朗読・語りグループこひのにあも主宰していることでも知られています。橋本晃一の代表作に『キャプテン翼』の若林源三や『聖闘士星矢』の氷河などがあります。

天国へのカウントダウンのその他のゲスト声優一覧④は大木岩松役の渡部猛です。渡部猛(わたべたけし)は1936年3月21日生まれの男性声優であり、2010年12月13日に惜しまれつつもこの世を去っています。2012年には『第六回声優アワード』の「特別功労賞」を受賞しています。渡部猛の代表作に『ギャラリーフェイク』の宮司や『戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士 The Animation』の福島清洲侍従正則などがあります。

天国へのカウントダウンのその他のゲスト声優一覧➄は風間英彦役の小杉十郎太です。小杉十郎太(こすぎじゅうろうた)は1957年12月19日生まれの男性声優で、ナレーターや歌手としても活躍しています。神奈川県横浜市南区出身で、大沢事務所に所属していました。小杉十郎太の出演作品に『007シリーズ』のダニエル・クレイグ版のジェームズ・ボンドや『金田一少年の事件簿』の剣持勇などがあります。

ここでは『天国へのカウントダウン』の映画のラストシーンをネタバレ考察を見ていきましょう。『天国へのカウントダウン』の映画のラストシーンは劇場版の中でもダイナミックなシーンとなったことでも絶賛されていて、劇場版ならではの大迫力の脱出シーンが描かれました。爆発までの緊張感とラストシーンの車のシーンなどは多くのファンの印象に残っているラストシーンでした。

天国へのカウントダウンの映画のラストシーンのネタバレ考察①は『ラストシーンの車は誰の？』です。事件が解決した後にビルが爆発する前に脱出を考えるコナンたちはフォード・マスタングの高級車で隣のビルに移ることにしました。この時の車は実は毛利小五郎が30秒当てゲームの景品でもらった高級車となっていました。実はこのマスタングは赤井秀一が乗っている車と同じなので、ファンにも最近になって話題になっています。

天国へのカウントダウンの映画のラストシーンのネタバレ考察②は『ラストシーンの灰原の計算』です。マスターアンドコンバーチブルで隣のプールのビルに飛び移ることを考えたコナンに、灰原は加速度運動の方程式を使って反論するシーンは特に人気の高いシーンとなっています。この数式の検算には青山剛昌の大学教授であった兄弟に確認してもらったことでもファンには知られています。

天国へのカウントダウンの映画のラストシーンのネタバレ考察③は『常盤金成は本編につながる伏線？』です。近年話題になっているのが常盤グループの創業者である常盤金成が伏線になっていたのではないかという説です。黒の組織も出てきた作品で『常盤金成』という言葉が出てくるということに黒の組織のナンバー2であるラムのことを思い出すファンも少なくありませんでした。

『時は金なり』というのはラムの口癖として知られていて、『時は金なり』という言葉が劇場版ではあるゲームにつながってラストへの伏線になっています。この共通点から本編への伏線になっていたのではないかとも言われています。

ここでは『天国へのカウントダウン』の名言をネタバレ紹介していきましょう。数多くの名言を生み出してきた『名探偵コナン』の劇場版作品ですが、『天国へのカウントダウン』は特に少年探偵団たちの活躍も大きな注目ポイントとなっています。そのため『天国へのカウントダウン』の名言は少年探偵団たちが残した名言が多く、彼らのやさしさが分かる名言にも称賛の声が集まっています。

天国へのカウントダウンの名言①は元太が残す名言です。灰原は黒の組織との関係を完全に断つために爆発するビルに残ろうとしました。しかし、それを阻止したのはコナンでも光彦でもなく、元太でした。『米粒一つでも無駄にしてはいけない』と灰原を無理やり車に乗せるのでした。元太の数少ないかっこいいシーンとして今でも語り継がれている名シーンとなっています。

天国へのカウントダウンの名言②は灰原を想う光彦の名言となっています。車でビルに飛び移る際に灰原が車の外へと飛び出してしまいます。そこへ光彦が手を伸ばして灰原を支え続けました。この時の光彦の灰原への想いが伝わる頑張りは光彦の名シーンとしてファンにも好評でした。

天国へのカウントダウンの名言③は歩美が残した本作で最も人気の高い名言です。時間をピッタリ当てるという特技を見せた歩美でしたが、その秘密はコナンにありました。コナンがそばにいると心臓の鼓動がちょうど一秒ごとに鳴るという可愛い名言を生み出しています。劇場版作品屈指の胸キュンシーンとして女性ファンにも好評を博している名シーンとなっています。

ここまでは大ヒットした劇場版作品『天国へのカウントダウン』のあらすじを見てきましたが、ここでは犯人に関するネット上の感想や評価などを見ていきましょう。『天国へのカウントダウン』の犯人はネット上でも話題になることが多い犯人としても知られていて、あらすじ、動機や声優にもファンは注目していました。そのため『天国へのカウントダウン』の犯人に関する感想や評価はネット上は数多く集まっています。

『天国へのカウントダウン』のあらすじの他にも犯人の動機もネット上のファンなどに話題になっています。ネット上には『天国へのカウントダウンの犯人の動機が最悪で好き』という声や『映画の犯人の殺人動機で1番好きなのは天国へのカウントダウンの富士山を真っ二つにされたから』という声、『天国へのカウントダウンの犯人の動機が一番好き』という声が挙がっています。

『天国へのカウントダウン』の犯人への同情の声が集まっています。ネット上には『天国へのカウントダウン、犯人の爺さんに同情しちゃう内容』という声や『天国へのカウントダウンも、結構犯人に同情しちゃうんだよな』という声、『天国へのカウントダウンは犯人がめちゃくちゃかわいそうだよね』という声が挙がっています。

『天国へのカウントダウン』の犯人の声優も好評を博しています。ネット上には『波平さんの声優さん天国へのカウントダウンで犯人やってたよな。』という声や『天国へのカウントダウンの犯人役、永井一郎さん好きだったな』という声、『永井一郎さん、『天国へのカウントダウン』の犯人、如月峰水の声優だったんだ。今見終わって初めて気づいた』という声が挙がっています。

今回は劇場版作品『天国へのカウントダウン』のあらすじや犯人の名前と動機、犯人の犯行トリック、犯人の声優キャストの名前やプロフィール、その他のゲスト声優一覧の名前やプロフィール、映画のラストシーンを考察、名言をネタバレ、感想や評価など紹介してきました。あらすじの他にも犯人の名前と動機はネット上でも話題になっているので、今回参考した犯人やあらすじを参考に『天国へのカウントダウン』をお楽しみください。