【不滅のあなたへ】トナリが死亡する経緯をネタバレ考察！現代編で復活する？

『不滅のあなたへ』に登場するトナリは、フシのために毒耐性の体を作ったり、フシの伝説を書いたりするなどフシにとってかけがえのない貴重な仲間となっていました。しかし、そんなトナリもまた他のキャラクターと同様に最後に死亡してしまいます。そこで、ここからはトナリが死亡するまでの経緯をネタバレ考察します。また『不滅のあなたへ』の現代編で復活するのかも考察するので併せてご覧ください。

『不滅のあなたへ』は週刊少年マガジンにて連載中のファンタジー漫画です。女性漫画家・大今良時による作品で、2016年11月9日から連載がスタートしました。2022年2月時点で単行本は17巻まで刊行されています。2022年2月時点で累計発行部数が300万部を突破した本作は、2021年4月12日からテレビアニメ第1シリーズが放送され、同年8月30日に全20話で完結。2022年秋には第2シリーズの放送が予定されています。

当記事で紹介するトナリは『不滅のあなたへ』のジャナンダ島編にて初登場しました。新たな力を獲得しようと密林を目指していたフシとピオランに対し、罪人とその家族を隔離するジャナンダ島へ送るように手配したのがトナリでした。そしてトナリはジャナンダ島に送られてきたフシを闘技場に出場させます。闘技場は優勝すると島長になることができるというもの。トナリはフシを島長に仕立て、その権限で島を出ようとしていたのです。

『不滅のあなたへ』のジャナンダ島編にて初登場したトナリは、ジャナンダ島で暮らす14歳の少女です。7歳の頃にジャナンダ島へ渡っています。そのきっかけを生んだのが父親で、母親殺害の容疑でジャナンダ島へ島流しになっていました。そして本編登場時点では、変装したハヤセから「フシは島長決定戦で優勝するから、囚人の船へ乗せるといい」と助言されたことにより、フシをジャナンダ島へ送るように手配する運びとなっています。

それでは早速、『不滅のあなたへ』のトナリが最後に死亡するまでの経緯をネタバレ考察していきます。まず初めにトナリが『不滅のあなたへ』の主人公・フシと初めて出会った頃から見ていきましょう。

『不滅のあなたへ』のトナリは最後に死亡するまでにフシとの出会いを果たしています。トナリはフシをジャナンダ島へ送り込んだ張本人ですが、フシと初対峙した時は何も知らないフリをして挨拶を交わしていました。トナリは仲間と共にジャナンダ島を脱出することを夢見ており、その夢を実現するためにはフシを騙すことも平気でやってのけますが、一方でフシも騙されたと知ってもなおトナリに協力的でした。

『不滅のあなたへ』のトナリは最後に死亡するまでにノッカーとの戦いを繰り広げています。ノッカーはジャナンダ島を2回襲ってきました。フシと行動を共にしていたトナリは、そのたびに「運命を変えるには時に協力も必要」という考えのもとフシのノッカー退治に協力していました。このトナリの協力的な態度が、フシのトナリに対して募っていた不信感が軽減されるきっかけとなっています。

『不滅のあなたへ』のトナリは最後に死亡するまでにジャナンダ島に残っています。前述のノッカーとの戦いでは、ウーロイ、ミァ、サンデル、ウーパといったトナリの仲間たちも共に戦っていましたが、その戦いの結果、サンデルとトナリ以外みんな死亡してしまいました。そこで、トナリは育ってきた土地の復興に力を入れるため、ジャナンダ島に残ることを決意しています。

『不滅のあなたへ』のトナリは最後に死亡するまでに毒耐性の体を作っています。島から脱出することをやめて島に残る決意をしたトナリは、最後にリカードにフシの道案内を頼み、フシに別れを告げました。それから40年後が描写された『不滅のあなたへ』のサールナイン島編にてトナリが再登場を果たします。

トナリはフシがサールナイン島にてノッカーと戦っている間、ジャナンダ島の島長を務めつつ、毒耐性の体を作っていました。猛毒を飲んでは耐性を作り、また猛毒を飲んでは…という過程を繰り返していたのです。フシとの再会時点では既に現存するほとんどの毒物に対する抗体を得ていたようで、ヒサメが料理に仕込んだ毒が全く効きませんでした。

そもそもトナリが毒耐性の体を作っていたのは、その体をフシに獲得させるためです。そして毒耐性の体が完成したと考えたトナリはジャナンダ島を出て、フシのいるサールナイン島へ向かっています。

『不滅のあなたへ』のトナリは最後に死亡するまでにヒサメノッカーと交戦しています。フシとの再会を果たしたトナリは、フシと行動を共にしていたヒサメがフシの脅威となり得ることに気付きます。ヒサメはトナリにフシをジャナンダ島へと送り込むように助言した女性・ハヤセの生まれ変わりです。

そのため、ハヤセがジャナンダ島で寄生された左腕のノッカーを引き継いでいました。そこで、トナリはヒサメの左腕のノッカーを切り落とそうとしますが、ノッカーが暴れ出してヒサメノッカー(ノッカーに主導権を握られて意識がない状態)と交戦することになります。しかしトナリはノッカーに寄生され、体を内側から蝕まれてしまいました。

ノッカーに体を内側から蝕まれてしまったトナリには、あまり寿命が残されていませんでした。医者のサンデルはトナリに寿命が残されていないことを悟り、充実した最後の時間を過ごしてもらおうとトナリが好きな酒を飲ませてあげます。そしてトナリはフシに「ずっとそばにいて」と初めて本心を伝えるのでした。こうして最後はフシに看取られながら死亡します。

『不滅のあなたへ』ではフシが死者を復活させる能力が自分に備わっていることに気付いたため、フシと出会ったキャラクターたちが復活するというシーンがあります。『不滅のあなたへ』のサールナイン島編にて死亡したトナリですが、果たして彼女もまた復活するキャラクターの一人なのでしょうか？そこで、ここからは『不滅のあなたへ』のレンリル編と現世編でトナリが復活するのかをネタバレ考察していきます。

フシに看取られながら死亡したトナリは、フシに自分の正体を伝えていませんでした。そのため、フシは自分を励ましながら死亡していった女性が誰だったのか、結局最後までわからずじまいです。そこで、フシはヒサメノッカーに襲われて死亡した女性を思って彼女に変化するのですが、その時にジャナンダの囚人に押される手の平の焼き印と彼女が持ち歩いていた日記を見つけます。こうしてフシは彼女がトナリだったことに気付くのです。

最後に死亡したトナリですが、死んでもなおトナリのファイ(現実で言うところの魂や霊体)はずっとフシの近くにいました。『不滅のあなたへ』にて死亡する人物は「何でも叶う楽園に行く」か「現世にとどまるか」の2択をせまられることになるのですが、トナリの場合は「現世にとどまる」の方を選択しています。

そしてトナリのファイは霊が見える能力があるウラリス王国のボン王子にフシの話をするなど、陰からフシを支え続けています。フシとボン王子を結び付けたのもトナリでした。生前からフシのために毒耐性のある体を作っていたトナリらしい選択だと言えるでしょう。

フシのことを気にかけて現世に留まるという選択をしたトナリですが、そのことが王都レンリルでの戦いにてトナリが復活することになるきっかけとなっています。そしてトナリを復活させたのはフシです。もともとフシは死者を復活させる能力を持っていましたが、観察者があえてそれを伝えていなかったことにより気付くのに遅れています。

さらにフシの死者を復活させる能力には、3つの条件を満たしている必要がありました。その条件というのが、「死者のファイが現世に留まっていること」「生前に死者とフシがあっていること」「フシが死者の器を作ること」の3つです。この3つの条件が揃ったことでトナリは見事復活することができたのです。ちなみにトナリ以外にマーチとグーグーも復活しています。

レンリルの戦いの後、フシはノッカーから世界を守るために深い眠りにつくことを決意します。一方、復活したトナリはフシが眠りについたことで世界中に発生する不思議現象(根がはられていくこと)に人々が驚かないように、フシの新しい伝説を書き記すことにしています。このトナリの行動のおかげでフシを英雄視する人々が現れ、根がかられることもありませんでした。やがてジャナンダで余生を過ごしたトナリは息を引き取ります。

『不滅のあなたへ』の現世編にてフシが目覚めると、そこには平和な世界が広がっていました。その平和になった世界を見て喜びにひたっていたフシは、早速マーチやボン王子、グーグー、トナリを各故郷に復活させます。

各故郷で復活したトナリたちは、テイスティピーチ財団の手引きで来日しました。そしてフシと仲間たちで共同生活を送ることに。ちなみに『不滅のあなたへ』のサールナイン島編で登場したトナリは大人の姿だったのですが、復活したトナリは子供の姿で蘇っています。実はトナリが以前「若い姿がいい」と言っていたのを覚えていたフシが、助けてくれたお礼として若い頃の姿で復活させていたのです。

先にトナリたちはフシと共同生活を送ることになったとお伝えしましたが、その生活はユーキという少年の家で送ることになっているため、トナリはそのユーキが通う中学校に通うことになりました。トナリは罪人とその家族が隔離されているジャナンダ島で暮らしていたため、学校に通ったことがありません。そのためいつもは活発で明るいトナリですが、学校というものに慣れていないせいかどこかぎこちない様子を見せています。

『不滅のあなたへ』のサールナイン島編にて死亡したトナリは、その後『不滅のあなたへ』のレンリル編と現世編にて復活していました。登場頻度が多いキャラクターですが、果たして彼女にはどのような魅力があるのでしょうか？ここからは『不滅のあなたへ』の描写をもとにトナリのかっこいい魅力を考察していきます。

1つ目に考察する『不滅のあなたへ』のトナリのかっこいい魅力は、「ずる賢い」という点です。フシと出会った頃のトナリは、フシを騙してジャナンダ島行きの船に乗せたり、ピオランが囚人になったのは単なる間違いだと主張したりするなどいい加減な嘘を吐くような女の子でした。

さらにはフシが不死の存在であることが分かった途端、島民からお金を集めて金稼ぎまでしています。そんなトナリに振り回されていたフシは、遂に「いつもデタラメばかり！」と怒りを露わにしました。罪人とその家族を隔離するジャナンダ島という厳しい環境で生き抜くためには狡猾になるのも仕方なかったのかもしれません。ただ、トナリに仲間だと認識されれば彼女は非常に頼もしい存在になります。

2つ目に考察する『不滅のあなたへ』のトナリのかっこいい魅力は、「仲間思い」という点です。ずる賢さや口のうまさばかり目立っていたトナリですが、フシと協力してノッカーを倒して以降のトナリが、実は仲間思いなキャラクターだということが明らかになっていきます。

フシと話すことで多少なりとも打ち解けたトナリは、決勝戦に出場するフシのためにウーロイ、ミァ、サンデル、ウーパたちが参加する宴会を開きました。しかしフシが出した食事の中にニシアサガオの毒が入っていたため、フシ以外のみんなが眠ってしまいます。するとフシはトナリが日記をつけている本に気付きます。

その日記には「私を幸せにしてくれた皆のために皆を幸せにしたい」と書いてありました。トナリがフシを騙していたのは仲間を島から脱出させるためだったのです。実はトナリは誰よりも仲間を思う気持ちが強いキャラクターでした。

3つ目に考察する『不滅のあなたへ』のトナリのかっこいい魅力は、「子どもを第一に考える」という点です。トナリのジャナンダ島から脱出するという夢はフシのおかげで叶うことになります。しかし島から脱出するために必要な船には搭乗制限がありました。そこで誰を船に乗せるか？ということでトナリによる選別がおこなわれることになります。するとトナリは「7歳以下の子供たち」という条件を出しました。

その条件に対し、大人たちは不満を漏らしますが、トナリは「子供たちは自分で運命を選ぶチャンスを与えられるべき」だと主張。トナリがこのように主張したのは子供たちが自分の意志ではなく、罪人である大人の都合で島に連れてこられたからです。また島で生まれた子供たちもいます。7歳の時から島で暮らしている体験が、子供を第一に考えるようになった原因となっているのでしょう。

『不滅のあなたへ』のトナリはジャナンダ島にノッカーが出現した際に「たった一本の矢で戦うより…」という名言を放ちました。ノッカーがジャナンダ島に現れたのを察知したフシは、島民を巻き込みたくないという理由で人気のないところにノッカーを誘い込みます。

そしてノッカーとの戦いとなるもすぐに劣勢に立たされ、さらにマーチやオニグマ、グーグーの記憶を奪われたことで変身する選択肢が限られてしまいました。そんなフシを助けるべく現れたのが、ウーロイ、ミァ、サンデル、ウーパを引き連れたトナリでした。そしてトナリは仲間たちとともにオニグマに擬態したノッカーと戦い、見事倒すことに成功します。

ここまで『不滅のあなたへ』に登場したトナリの最後に死亡するまでの経緯をネタバレ考察し、その後『不滅のあなたへ』のレンリル編と現世編にて復活するのかを、かっこいい魅力と共に考察してきました。では最後にアニメ『不滅のあなたへ』にてトナリの声を担当した声優情報を見ていきましょう。

• 名前：稲川英里(いながわえり)
• 生年月日：1993年10月28日(28歳)
• 出生地：神奈川県
• 職業：声優、舞台女優
• 活動期間(声優)：2010年代～
• 活動ジャンル(声優)：アニメ、ゲーム、吹き替え
• 所属事務所：賢プロダクション

アニメ『不滅のあなたへ』にてトナリの役を演じたのは、声優事務所「賢プロダクション」所属の声優・稲川英里(いながわえり)さんです。声優の他に舞台女優としても活動している稲川英里さんは、2010年代から声優としてアニメ・ゲーム・吹き替えなどのジャンルを中心に活動しています。賢プロダクション全国声優オーディション2011グランプリの受賞者で、座右の銘は「なせば成る、なさねば成らぬ何事も」です。

• 2014年～：パックワールド(シリンドリア 役)
• 2015年～：SHOW BY ROCK!!(聖川詩杏 / シアン 役)
• 2015年～：緋弾のアリアAA(きら 役)
• 2016年～：迷家-マヨイガ-(ニャンタ 役)
• 2017年～：将国のアルタイル(オリンピア 役)
• 2018年～：妖怪ウォッチ シャドウサイド(ミサキ、スイセン、村井、タダオ 役)
• 2018年～：FAIRY TAIL(リタ 役)
• 2019年～：サザエさん(ツヨシ 役)
• 2020年～：SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!! / STARS!!(シアン 役)
• 2020年～：ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(秋村あかり 役)

『不滅のあなたへ』に登場するトナリのセリフに関する声があがっています。どうやらこの方はトナリの「自分の感情に正直にいたい」「ずるいと言われても、あんた(フシ)を守りたい」といったセリフを高く評価しているようです。興味のある方はこれらのセリフをチェックしてみてください。

『不滅のあなたへ』に登場するトナリの活躍シーンに関する声があがっています。どうやらこの方はフシを助けにジャナンダへ戻ったというトナリの行動を高く評価しているようです。やはり当初のトナリに抱かれていた悪い印象が、高感度を上げるようになった原因となっているのかもしれません。

『不滅のあなたへ』に登場するトナリの死亡事実に関する声があがっています。どうやらこの方は『不滅のあなたへ』の7巻にてトナリが死亡したことが心に堪えたようです。トナリが死亡したことで悲しみを覚えているようなので、トナリのキャラクター性が高く評価されているのが窺えます。

『不滅のあなたへ』に登場するトナリが最後に死亡する経緯や現代編で復活するのかをネタバレ考察してきましたがいかがでしたか？当初はフシに嘘を付いたりバカにする態度を取っていたトナリですが、その後フシのために毒耐性の体を作ったり、フシの伝説を書いたりするなど、フシにとってかけがえのない貴重な仲間となりました。これを機にトナリに関するネタバレ考察を参考にしつつ『不滅のあなたへ』をご覧になってみてください。