【不滅のあなたへ】 登場人物・キャラまとめ！名前やフシとの関係を一覧で紹介

『不滅のあなたへ』とは、2016年から「週刊少年マガジン」にて連載中のファンタジー漫画です。第43回講談社漫画賞少年部門で受賞した作品で、その人気を受けて2021年4月からテレビアニメが放送されています。

ここでは『不滅のあなたへ』のあらすじを簡単にまとめていきます。本作の主人公は不死身の肉体を持つという理由で名前を与えられた少年・フシです。フシの誕生は観察者が地上へ"球"を投げ入れたことがきっかけとなりました。

その球はありとあらゆるものの姿をうつして変化することができたため、その球は初めに投げ入れられた場所の近くにあった石へと姿を変え、次にコケ、そしてオオカミへと姿を変えます。肉体を得て自由に行動できるようになったそれは、ひょんなことから一人の少年と出会いました…

それでは早速、『不滅のあなたへ』の登場人物・キャラの名前を一覧で見ていきましょう。ここではフシ、観察者、少年などといった主要キャラを紹介。その後はグーグーやハヤセなどといったその他キャラを紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

名前一覧でまとめる1人目の登場人物・キャラは、ありとあらゆる物から強い刺激を受けることで、その性質を模倣する能力を持つ本作の主人公・フシです。元々は意識を持たない球体だったのですが、レッドオオカミの姿に変化したことをきっかけに体が動かせるようになり、その後1人の少年と出会ったことで徐々に自我と呼べるものを確立していきました。

名前一覧でまとめる2人目の登場人物・キャラは、真っ黒のローブを着た観察者です。当初はフシのことを観察し、物語の不明瞭な部分を補完するナレーターとしての役割を担っていたのですが、フシがノッカーと対峙するようになってからは姿を現して助言を与えるようになります。フシ以外はその姿を見ることができませんが、フシを通じて観察者の存在が周囲の者に知られるようになりました。

名前一覧でまとめる3人目の登場人物・キャラは、銀髪で明るい性格をした少年です。名前は作中で語られていません。フシがレッドオオカミの姿であてもなく彷徨っていた時に出会った少年で、フシが模したレッドオオカミのことを「ジョアン」と呼んで一緒に暮らしていたようです。故郷である海沿いの集落にいた大人が、楽園と呼ばれる場所を目指して出ていったため、フシと出会った時は少年以外の人は誰1人いませんでした。

名前一覧でまとめる1人目のその他登場人物・キャラは、観察者がごくまれに口にするファイです。魂や幽体に相当するもので、現世編では観察者がサトルという少年の姿で登場しています。4年後に普通の人間になると言っていました。

名前一覧でまとめる2人目のその他登場人物・キャラは、9歳にしてフシの守護団団長を務めるハヤセの孫・ヒサメです。守護団の支持者は国一つ分に匹敵する人数にまで膨らみ、強大な力を持つ集団に成長していました。ハヤセが守護団を作ってから40年の月日が経った頃にフシの前に現れ、それ以降フシにまとわりつくようになります。

名前一覧でまとめる3人目のその他登場人物・キャラは、鬼熊様への生贄の儀式のために二ナンナ村へと派遣されてきたヤノメ国の女性・ハヤセです。鬼熊様を特殊な能力を使って倒したフシに興味を持ったことで、フシとマーチ、パロナをヤノメ国に連れていき、フシを捕らえようとしていました。しかしフシの逃亡によって失敗してしまい、それ以降フシのあとを追うようになります。

名前一覧でまとめる4人目のその他登場人物・キャラは、一代目継承者であるヒサメから数えて6代目の継承者・カハクです。歴代初となる男性守護者。カハクが登場した頃のフシはノッカーを引き寄せる邪悪な存在としてお尋ね者になっており、それに伴い守護団も異端視されていました。基本的に冷静で穏やかな少年だったため、歴代継承者が願っても果たせなかったフシの仲間になっていきます。

名前一覧でまとめる5人目のその他登場人物・キャラは、18代目継承者であり現世編のヒロインでもあるミズハです。ファイがハヤセのものだからか、やはりフシに一目見た時から惚れています。歴代継承者の中でも一番狂気的で、相手をコントロール(支配)したがるところがありました。フシはそんなところを感じ取り、「おれを支配するな！」といってミズハから逃亡しています。

名前一覧でまとめる6人目のその他登場人物・キャラは、二ナンナ村に住む少女・マーチです。鬼熊様への生贄に選ばれたのがマーチで、儀式を執り行う祭壇に運ばれる際に逃亡しています。逃亡中にフシと出会いますが、その頃のフシはまだ言葉が話せず、食事の仕方も知らなかったためかいがいしく世話していました。

名前一覧でまとめる7人目のその他登場人物・キャラは、マーチと血縁のない家族のような関係にあった二ナンナ村の少女・パロナです。両親がいなかったパロナは姉・ペンナと二人で過ごしていましたが、その姉も鬼熊様の儀式に選ばれたため長らく一人で生活することになっています。作中では鬼熊様への生贄に選ばれたマーチを救おうと奮闘していました。

名前一覧でまとめる8人目のその他登場人物・キャラは、タクナハで兄と二人で暮らしていた少年・グーグーです。ピオランが「怪物を連れてきた」と言いながら、酒爺の酒場を訪れた時にフシと初めて出会っています。当初は仮面を被って顔を隠していましたが、後に転がってきた丸太からリーンを守り、顔に大怪我を負ったという理由が関係していることが明かされていました。

名前一覧でまとめる9人目のその他登場人物・キャラは、タクナハの富豪の娘・リーンです。両親から束縛されて暮らす毎日に嫌気がさしたため、フシとグーグーが住む酒爺の酒場で住み込みで働くようになります。当初はフシに思いを寄せていましたが、グーグーが酔った勢いで「一番オレが愛してる」と告げたことでグーグーを意識するようになっています。そして4年後にグーグーと結ばれました。

名前一覧でまとめる10人目のその他登場人物・キャラは、ジャナンダ島で暮らす褐色肌の少女・トナリです。ジャナンダ島は罪人が連れられてくる場所となっていますが、彼女の場合は母親殺害の容疑で島流しとなった父親を追う形で島に渡っています。フシをジャナンダ島へと連れてきたのがトナリで、フシを格闘大会で優勝させ、島長にした暁には島から脱出しようと企んでいました。

名前一覧でまとめる11人目のその他登場人物・キャラは、鬼熊への生贄を選ぶ役目を担っていた祈祷師の老婆・ピオランです。後に偽物の祈祷師を演じさせられていた罪人であることが判明。フシとマーチ、パロナがヤノメ国に連れていかれた際は、彼らと共に牢獄に監禁されています。

『不滅のあなたへ』に登場するフシ役を担当したアニメ声優は、芸能事務所「AIR AGENCY」で活動中の川島零士(かわしまれいじ)です。川島零士は1995年11月30日生、愛知県名古屋市出身の声優で、『不滅のあなたへ』のフシ役で初主演を飾っています。また当作以外に『シャドーハウス』のパトリック / リッキー役も担当していました。

『不滅のあなたへ』に登場するマーチ役を担当したアニメ声優は、声優事務所「ステイラック」で活動中の引坂理絵(ひきさかりえ)です。引坂理絵は9月11日生、鹿児島県出身の声優で、2016年から声優活動をスタートさせています。

どうやら、小学生の頃から見ていたアニメ『犬夜叉』に憧れたことが声優を志すきっかけとなっているようです。これまでに『HUGっと!プリキュア』の野乃はな / キュアエール役、『ワッチャプリマジ!』のチムム役などの作品に出演しています。

『不滅のあなたへ』に登場するパロナ役を担当したアニメ声優は、声優事務所「アクロス エンタテインメント」で活動中の内田彩(うちだあや)です。内田彩は1986年7月23日生、群馬県太田市出身の声優で、2008年から声優活動をスタートさせています。

2009年に放送されたアニメ『キディ・ガーランド』でアニメ初主演を飾り、2013年からブレイクを果たしていました。その後、『トリニティセブン』や『実は私は』、『リルリルフェアリル』などコンスタントに主演、ヒロイン役を担当しています。

『不滅のあなたへ』に登場するピオラン役を担当したアニメ声優は、芸能事務所「アトミックモンキー」で活動中の愛河里花子(あいかわりかこ)です。愛河里花子は1967年10月7日生、神奈川県横浜市出身の声優で、1990年にアニメ『三丁目の夕日』の三郎役で声優デビューを果たしています。少年少女から中年女性・老婆まで演じ分けることができる声優で、1つの作品で複数の役を演じることもあるようです。

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセ役を担当したアニメ声優は、声優事務所「賢プロダクション」で活動中の斎賀みつき(さいがみつき)です。斎賀みつきは1973年6月12日生、埼玉県出身の声優で、1998年から声優活動をスタートさせています。代表作には『天元突破グレンラガン』のロシウ・アダイ役、『海月姫』の鯉淵蔵之介役、『イナズマイレブンGO』の神童拓人役、『07-GHOST』のテイト＝クライン役などがありました。

『不滅のあなたへ』に登場する観察者役を担当したアニメ声優は、声優事務所「アンドステア」で活動中の津田健次郎(つだけんじろう)です。津田健次郎は1971年6月11日生、大阪府出身の声優で、1996年に『H2』の野田敦役で声優デビューを果たしています。デビュー以降は声優業を中心に、映画やテレビドラマ、舞台などに出演、他にもナレーションやラジオパーソナリティなど多方面で活動しています。

『不滅のあなたへ』に登場するグーグー役を担当したアニメ声優は、声優事務所「青二プロダクション」で活動中の白石涼子(しらいしりょうこ)です。白石涼子は1982年9月7日生、奈良県香芝市出身の声優で、2002年にテレビアニメ『GetBackers-奪還屋-』の天野銀次(少年期)役で声優デビューを果たしています。

デビュー後は『まほらば Heartful Days』の白鳥隆士役で初主役を演じています。そして『ハヤテのごとく!』の綾崎ハヤテ役や『魔法先生ネギま!』の長瀬楓役で知名度を上げていきました。

『不滅のあなたへ』に登場するリーン役を担当したアニメ声優は、声優事務所「プロ・フィット」で活動中の石見舞菜香(いわみまなか)です。石見舞菜香は1998年4月30日生、埼玉県出身の声優で、2016年にテレビアニメ『月がきれい』で声優デビューを果たしています。

デビュー後、2018年には岡田麿里の劇場アニメ『さよならの朝に約束の花をかざろう』のマキア役で初主演を飾りました。そして2019年に第13回声優アワードにて新人女優賞を受賞しています。

『不滅のあなたへ』の物語には数多くの謎が存在していますが、作中にはその謎のヒントが巧みに入れ込まれていました。そこでここからは、『不滅のあなたへ』に登場する「フシ」「観察者」「ノッカー」「ファイ」「現世編」といった5つの用語を元に謎を考察していきます。

1つ目に紹介する『不滅のあなたへ』のフシとは、球の状態で地上に投げ込まれた存在です。元々はただの球から石へと姿を変え、最終的に人間の姿を取るようになりました。それを可能にしたのが、肉体をありとあらゆるものへと変化させる特殊な能力です。

刺激を受けることでその刺激物を生み出すことができるようになり、さらに不死身の肉体を持っています。そしてその肉体は他のモノへと変化しない場合、そのまま成長させることができます。しかし、成長後に一度変化してしまうと元の状態に戻ってしまうという制限がありました。

2つ目に紹介する『不滅のあなたへ』の観察者とは、フシを球の状態で地上へと投げ入れた後、そのままフシの活動を観察している存在です。観察者は世界の外部にいる存在で、フシ以外の人間にはその姿が見えていません。

そして観察者の目的は「世界を保存する」ということです。フシはその目的を遂行するために必要な装置とのことでした。さらに観察者が目的を明かした際に「私たち」と複数形で語っていることから、1人だけではないことが分かります。

3つ目に紹介する『不滅のあなたへ』のノッカーとは、フシと観察者の敵です。ノッカーと名付けたのは観察者で、その観察者曰く「楽園の門戸を叩き、崩壊を目論む存在」とのことでした。そんなノッカーは木のような姿で現れ、自在に動くツルで攻撃していました。

そしてフシへの攻撃で致命的なダメージを与えた場合、フシがこれまでに得た情報・記憶を抜き取り、フシの器を模すことができるようになります。一方、情報を抜き取られたフシは器の存在に変化することも、思い出すこともできなくなってしまいます。また、ノッカーは学習能力も備えており、実際にグーグーの炎によって焼き払われた後は岩の姿を取って対策を立てていました。

4つ目に紹介する『不滅のあなたへ』のファイとは、観察者が「動物を動かすには肉体という器とそれを満たすファイが必要だ」と言っていたことから、現実でいう「幽霊」や「魂」に相当するエネルギー体を示しているようです。ノッカーが自らの目的を語るシーンでファイの存在がキーとなっています。

5つ目に紹介する『不滅のあなたへ』の現世編とは、単行本13巻から始まる第二部のことを示しています。つまり、『不滅のあなたへ』の単行本12巻までは第一部の「前世編」というわけです。12巻のラストシーンに登場するキャラは現実世界にいるような誰かが描かれています。フシは現世で何を見るのか、現世が前世でどのように繋がっていくのか？これまでと違った物語に注目です。

下記の名言は大人になることに強い憧れを持つマーチのセリフです。マーチはぬいぐるみ作りや料理、文字を村の人々に広めることなどやりたいことは多くありましたが、パロナを守るために死んでしまったため、やりたいことをやれずに最期を迎えてしまいました。

子供の頃は知識と経験に乏しいため、触れるもの全てが新鮮で何にでも興味を持っていたことでしょう。しかし年齢を重ねて知識と経験を培うにつれて物事を新鮮に感じ取ることができなくなってしまいます。マーチの名言は子供の頃の純粋な気持ちを忘れ、物事への興味関心が薄れてしまった方にお伝えしたいセリフです。

下記の名言はフシが器として不死身の肉体を得る経緯を伝えた時に放ったグーグーのセリフです。グーグーには兄と二人っきりで生活を送っていたものの、その兄が家を飛び出したことで独りぼっちになってしまった過去があります。

さらにその後、グーグーは丸太の落下からリーンを身を挺して庇ったことで顔に大怪我を負ってしまい、周囲の人々から化け物扱いされてしまうようになりました。そんなグーグーの前に現れたのが不死身の化け物であるフシでした。グーグーはそんなフシのことを兄弟として見るようになります。この名言は寂しさに苛まれるグーグーが、フシのことを貴重で大切な存在だと思う気持ちがよく表れていると言えるでしょう。

上記の名言は、殺人を楽しめるような悪人だったかもしれないと、自分の父親の人間性を疑うトナリに向けて放ったフシのセリフです。この名言からは、自分の親がたとえ悪人であっても自分を咎める必要はないというのが伝わってきます。

こちらでは『不滅のあなたへ』の登場キャラ・グーグーに関する感想があがっています。感想では「これは推しキャラがいたら辛いアニメ」と言われているのですが、これはおそらく作中に登場するキャラはほとんどが死亡してしまうからでしょう。グーグーも最終的に死亡してしまうのですが、生き抜いて欲しいと願っていた方はきっと多いはずです。

こちらでは『不滅のあなたへ』の内容に関する感想があがっています。感想では「感動と悲しさで泣いてる」と言われているのですが、やはり魅力的なキャラの死亡事実がその理由となっているのかもしれません。

こちらでは『不滅のあなたへ』の登場キャラに関する感想があがっています。この方の感想は初めにご紹介した感想と似ているかもしれません。魅力的なキャラが次々と死んでいくので、やはり推しキャラがいた場合かなり辛いと言えるでしょう。

『不滅のあなたへ』の登場人物・キャラの名前やフシとの関係を一覧で紹介してきましたが、いかがでしたか？『不滅のあなたへ』の漫画はいよいよ「現世編」に突入し、テレビアニメも放送されていることからさらなる注目を集めるようになりました。『不滅のあなたへ』の漫画やアニメをご覧になる際は、ぜひ今回ご紹介した登場人物・キャラの名前一覧を参考にしてみてください。