不滅のあなたへが打ち切りになる？噂の理由や高評価のあらすじも紹介

週刊少年マガジンにて連載中の、漫画・不滅のあなたへは従来の少年漫画の王道とは一風変わったあらすじとなっており、第1話目にして高評価を得て一躍話題になりました。ですが、漫画・不滅のあなたへは高評価にも関わらず、打ち切りになるのではとの噂が流れています。

なぜ高評価を得ている漫画であるのに打ち切りになるとい言われてしまうのでしょうか？打ち切りの噂の真相を、高評価されているあらすじなどと一緒にご紹介いたします。

漫画・不滅のあなたへとは、大今良時さんが描く人気少年漫画です。週刊少年マガジンにて、2016年50号から連載をしています。主人公・フシは不死身の肉体と精神を持っている生命体で、彼をとりまく時代や、魅力的な登場人物たちとの関わりなど様々な見所をもつあらすじが読者から高評価を得ています。

不滅のあなたへの作者である大今良時さんは、1989年3月15日生まれの女性漫画家です。ペンネームは男性の名前にしていますが、これは少年漫画の暗黙のルールに沿って自身で決めたとのことです。幼いころから漫画やゲームが好きで、よく兄が買ってくるものを見たりしていたそうです。そして、それらの作中に出てくるキャラクターを模写するようになります。

高校3年生になり「週刊少年マガジン」のマガジングランプリに初めて投稿をしました。2008年に漫画「聲の形」を投稿し第80回週刊少年マガジン新人漫画賞にて見事入選を果たします。当初は増刊である「マガジンSPECIAL」にて掲載されるはずでしたが、編集部内で異論があり延期になってしまいました。そして、2009年「別冊少年マガジン」にて沖方丁さん原作の「マルドゥック・スクランブル」にて連載デビューをしました。

2013年には聲の形の読みきりが「週刊少年マガジン」にて掲載されたのち、同年８月に連載となりました。そして、この作品により2014年、大垣市文化連盟賞、2015年、手塚治虫文化省新生賞を受賞。さらに同年、大垣市民大賞の受賞も果たしました。聲の形は2014年51号までの連載となり、全7巻となっています。その後、2016年50号より「週刊少年マガジン」にて「不滅のあなたへ」の連載をスタートさせました。

聲の形は、耳の聞こえない少女がヒロインとなっており、手話での会話が多く表現されています。大今さんの母親が手話通訳者ということもあり、母親の協力も得て描いたといいます。また、姉もアシスタントとして手伝うこともあったそうです。インド音楽や洋楽が好きで、仕事中はよく流しながら作業をしていると話しています。

不滅のあなたへの主人公・フシは、主人公でありながらその出生や能力について謎を多く秘めているキャラクターです。フシは強い刺激を受けることで、そのものの性質を模倣することが出来ます。第1話の冒頭では、小さい球のような形で石と融合し、そこから生えたコケになり、コケの上で力尽きたオオカミ・ジョアンとなります。

オオカミのジョアンになったフシは、飼い主である少年の家に戻り、今度はその少年が死んだことにより、少年の姿となります。不死身の体をもつフシは、最初は知能もなにもなく、飢えて死んだり、事故で死んだりなとを繰り返していました。ですが、人々と出会い、人間の心や言葉を学んでいきます。フシという名も、道中で出会った「マーチ」という少女から与えられました。

現在では人間の心を持ち、会話も充分に出来るようになっています。そして、自分を狙う謎の生命体「ノッカー」から人々を守るために考え、戦いの日々を送っています。フシを作ったという謎の「黒いフードをかぶった男」は、フシの前にたびたび現れ、ノッカーと戦う術を教えたりなどと助言をしますが、手出しをすることはありません。

自分が食べて刺激を受けた食料を手から生み出すことや、お金も生み出すことが出来るなど、様々な能力があり、フシを神聖視するものや悪魔と呼ぶものなどに民衆の意見はわかれています。

ニナンナという小さな村にすむ幼女です。大人になって母親になることを夢見ていて、おままごとをよくしています。ですが、ある日「オニグマ」と呼ばれ怖れられている怪物への生贄に選ばれてしまいます。大人になれないことを絶望し、逃げ出します。そして、森の中でまだ名前のなかったフシに出会い、食べ物をあげたり言葉を教えたりします。すぐに追っ手につかまりオニグマに捧げられるもフシに助けられました。

その後、フシに「不死身だから、フシ」と名前をつけます。そしてヤノメという国に亡命するも、投獄されてしまいます。なんとか脱走しますが、バロナという女性をかばい追っ手の矢に射抜かれて命を落とし、その姿はフシへと受け継がれました。

ヤノメ国の女性。マーチをオニグマの生贄にするため監視をしていましたが、フシに興味をもち、異常なまでの執着心を持ちます。オニグマの姿を模倣したフシにより重傷を負い、パロナの矢で腕を射抜かれるも、フシを追い続けます。流刑地ジャナンダにてフシの前に再び現れますが、フシに拒絶され海上に１人取り残されます。

直後、ノッカーに寄生されてしまいます。彼女の執念は彼女の子孫へと受け継がれ、何代にもわたりフシとの子供を作ろうとフシの前に彼女の子孫たちがたびたびあらわれます。

タクノハに住む少年。シンという兄と仕事をし、テント暮らしをしていました。いつか2人でお金をためて裕福に暮らすことを夢みていましたが、兄は裏切りお金をもって逃げてしまいます。失意の中、リーンという金持ちの少女と出会い、彼女を助けるため事故に会い、顔面が見るも無残につぶれてしまいます。その後は酒爺という変人に助けられますが、グーグーの知らないうちに腹の中に酒袋をつくられてしまいます。

普段はカメレオンのような仮面をかぶり、その顔を隠しています。リーンに恋をしており、また、リーンもグーグーを想うようになっていきます。リーンの誕生日会で、突如ノッカーが現れ、グーグーはフシを助けようとしますがうまくいきません。そして、崩れていく瓦礫からリーンを守り命を落とします。そして、その姿はフシの一部となりました。

流刑地「ジャナンダ」という島に住む少女です。14歳で褐色の肌をしています。7年前に父親が母親を殺害した罪で、ともにジャナンダ送りとなってしまいました。ジャナンダから罪のない人を救おうと考えており、フシの能力に注目し利用しようとします。当初はフシに煙たがられていましたが、トナリの想いを知ったフシとわかりあい、よきパートナーとなります。

数十年後に再びフシの前にあらわれますが、ハヤセの子孫に寄生していたノッカーに寄生されてしまい、死亡します。最期までフシにトナリであることを明かしませんでしたが、彼女の姿を模倣したフシはその正体がトナリだとしり涙しました。彼女はフシに模倣されたときのことも考え、様々な毒をのみ、抗体をつくり毒がきかない身体をフシのためにつくるなど、その生涯をフシに捧げました。

謎の球が何者かによって地上に落とされました。それは最初は石に変化し、そしてコケになりました。その後、その上で力尽きた一匹のオオカミに変化しました。無意識のうちに歩いているうちに、そのオオカミの飼い主である少年の家につきました。少年はオオカミを「ジョアン」と呼び招き入れました。少年は楽園を求めて旅立った村人を待っていましたが、後を追うことを決意しました。

ジョアンも一緒に行きますが、いつまでたっても荒野ばかりでした。道中少年は足に重傷を負ってしまい引き返すことになります。村人は楽園にたどりつけなかったことを悟った少年は絶望の中、ジョアンに「僕を覚えていて」といい死んでしまいます。その後、ジョアンはその少年を模倣した姿になり旅立つのでした。

あてもなく彷徨っていくうちに、マーチという幼女に出会います。彼女はオニグマという化け物の生贄にされるのが嫌で逃げてきたのでした。ですがすぐに追っ手に捕まってしまいます。しかし、現れたオニグマをジョアンに化けた主人公が倒し、主人公はマーチと、マーチを救おうとしたパロナという女性、ピオランというマーチを生贄に選んだ老婆とともに、ヤノメ国の女性・ハヤセの提案でヤノメ国で保護してもらうことになりました。

道中、母親のように主人公の面倒をみるマーチ。不死身の身体をもつ彼に「不死身だからフシ」と名づけます。ヤノメ国でおだやかに暮らせると思っていましたが、毒をのまされ投獄されてしまいます。ハヤセはフシの不死身の体に興味があっただけでした。オニグマも瀕死の状態で捕まっています。オニグマの正体は巨大な熊で、その背中には以前人間にされたであろう無数のヤリや矢がつきささって苦しんでいたのでした。

マーチはオニグマを可哀想に思い必死に面倒をみます。そして、フシの口をかりて「ありがとう」といって絶命します。一緒に捕まっていたパロナの活躍により、なんとか逃げ出すも、追っ手の弓矢からパロナをかばいマーチは死んでしまいました。フシはオニグマの姿に変身して敵を蹴散らします。マーチは魂となり、自分が死んだことや、パロナが悲しみのあまり自殺しようとしている場面を目撃しますが、何もできません。

必死にパロナを止めるマーチの願いが届いたかのように、フシがパロナを止めます。そして、パロナを故郷に送ったあとフシはマーチの姿を模倣し、旅出します。すると、行く先にピオランが待っていました。フシを見て、待っていたのにこないから心配した。と語りかけます。そして、マーチが死んでしまったことを知るのでした。道中、ピオランはフシに人間としての振る舞いや文字、言葉を教えてくれました。

夜、野宿をしていると、不思議な男の声が聞こえ、触手が攻撃してきました。少年の姿を模倣していたフシはその姿を盗まれてしまいました。すると不思議な黒いローブの男が現れ「あれはお前の器を奪う。戦って器をとりもどせ」指示します。それに従い倒すと少年の姿は無事にフシにもどり、男も消えていました。

ピオランとともに、彼女の故郷にきたフシは、ピオランの元恋人の酒爺の家で住むことになりました。そこにはカメレオンの仮面をかぶったグーグーという少年もいました。グーグーはかつてリーンという金持ちの少女をかばって顔面がつぶれてしまっていたのでした。グーグーはフシの不死身の能力を知り「化け物兄弟だ」とフシを弟のように可愛がります。ケンカすることもありましたが、仲良く暮らしてました。

リーンはグーグーが助けてくれたことも知らずに、その事故のときに出来た擦り傷のクスリを買いに、よく酒爺のところに来ていました。グーグーはリーンに恋をするようになっていました。ある時、例の触手（ノッカーと命名）があらわれ、フシは窮地におちいりましたがグーグーによって助けられます。実はグーグーは事故にあい意識を失っていたところを酒爺に助けられましたが、その間に腹の中に酒袋をつくられていたのです。

その酒を飛ばし、火を噴くことに成功しノッカーを焼き尽くしたのでした。それから4年の月日がたち、フシも大分人間らしくなってきました。リーンの誕生会に呼ばれたフシとグーグーはリーンの家を訪れますが、そこに数年間姿を見せなかったノッカーが現れます。岩で体をおおったノッカーに火吹き攻撃は聞かず、ピンチにおちいります。その最中、グーグーはリーンをかばい命を落とし、その姿はフシへと受け継がれます。

どうにかノッカーを倒したフシでしたが、マーチやオニグマの姿を奪われてしまいました。そして、自分がいるとまたノッカーが来て人が死んでしまうと考え旅にでました。そこへピオランが追いかけてきます。ピオランとともにノッカーを追い船に乗ろうとしますが、騙されてピオランと離ればなれになり、流刑地「ジャナンダ」という島に降ろされてしまいます。

ピオランを助け、ジャナンダから脱出するには闘技場で優勝し、島の長になるしかない。と、住人のトナリという少女に言われます。戦うことは嫌いでしたが、仕方なく戦います。途中、なぜかパロナの姿にフシは変身してしまい、パロナが死んだことをしり悲しみます。そんな中、フシは決勝まで上り詰めますが、そこにヤノメ国のハヤセが対戦相手として現れます。ハヤセはパロナを殺したことをフシにつげます。

そして、毒をもってフシを気絶させ優勝します。トナリたちの協力もあり、フシは逃げ出し、ピオランも救出できました。ですがハヤセはしつこく追ってきており、フシは、自分が残る代わりにトナリやピオランたちを助けることを提案しました。ですが、トナリたちはフシを助けるために再びジャナンダに戻ります。するとノッカーがあらわれトナリたちの仲間を次々に殺してしまうのでした。フシは悲しみの中ノッカーを倒します。

トナリは生き残った仲間のサンデルとジャナンダの長として残ることを決め、同じく残っている島民のために助け合って生きていくことを決めます。フシはハヤセを1人ボートに乗せ海上に置き去りにし去っていきます。ピオランが待つ港にフシがたどりつき、再会を喜びますが、ピオランは認知症を発症してしまいます。ピオランは、いつもフシに助言する黒いフードの男の姿が見え、「正気のうちにつれていけ」と死を願い、命を終えます。

ピオランを失ったフシは悲しみ、その後1人で生きていこうと40年間も島にこもります。ノッカーが襲ってきましたが簡単に倒せるようになりました。そんな時、ハヤセの孫と名乗る9歳の少女「ヒサメ」が現れます。フシを守る守護団を指揮しているといいます。そんな時、ノッカーが島からはるか遠くの街にあらわれたと黒いローブの男が告げます。40年ぶりに島を出て、街にいくと、中年の男女が話しかけてきました。

ヒサメの提案で皆で食事にいくことになるも、ヒサメは毒を入れておりフシたちは気絶してしまいました。ですが、中年の女性には聞きませんでした。なんと彼女はトナリで、毒がきかない身体をつくるために毒を飲み続け、抗体を得ていたのでした。ですが、ヒサメの身体にはノッカーが寄生しており、トナリも寄生されてしまします。フシが見守る中、トナリは命を落としその姿はフシの一部となりました。それからさらに時が流れます。

カハクというハヤセの男性の子孫があらわれます。お尋ね者となってしまったフシは、カハクとウラリスという国に行きます。ですが、そこの王子・ポンシェンにとらわれてしまいました。ポン王子は昔から人には見えないものが見える能力があり、フシのうしろに死んだ人たちの姿が見え、そこにかつて自身につかえていたトナリの姿も見たのでした。トナリからフシの話をきかされていたポン王子は人目でフシだとわかったのでした。

不滅のあなたへの打ち切りの噂について、評価と感想を調査したところ、ネガティブな評価はほとんど見られず「面白い」「展開が読めずわくわくする」「画力がトップレベル」と絶賛する評価が非常に目立ちました。ですが、一部の読者からは、その難解なあらすじがあまり理解できず、評価しにくいと感じる方もいるようです。

そして、面白いと評価した方でも、いざ人に面白いところを説明しようとしても、どうあらすじや魅力を伝えていいかわからないという意見もありました。あらすじや結末のゴールが見えずに、どのように面白くなっていくのかも良くも悪くも予想がつかないと考える方もいます。

キャラクターも魅力があり、読者も感情移入がしやすいですがすぐに死んでしまうので、展開についていきづらいところもあります。こういったところから、高評価にも関わらず、打ち切りになってしますのでは？という噂がたったと考えられます。

不滅のあなたへは、その難解なあらすじや展開が高評価を得ている反面、難しい、ついていけない、人に説明しづらいなどという意見もあります。ですが、現在も連載は続いており、そのストーリーもまだまだ謎がありか回収していない複線も数多くあります。

現在、姿のみ模倣し、その模倣された人の魂がつねにフシの傍にいるというような描写もあり、あらたな展開を見せています。これらのことから、まだまだ見所満載の不滅のあなたへの打ち切りの可能性はないと考えられます。

寝る前に読んだにも関わらず、起きてもその興奮が収まらいほど面白いと評価している感想です。難解なあらすじですが、その分考えさせられることが多い作品となっています。
 

人間を知るための作品と話している方の感想です。興奮で眠れなくなるほど面白いと評価しています。
 

手塚治虫さんの名作漫画・火の鳥を彷彿させるほどのストーリーだと高評価している感想です。こういった感想を持つかたも多くみられました。

不滅のあなたへをダークファンタジーと評価されています。生命についての深い描写に感銘を受ける方も多いようです。
 

漫画の表紙に惹かれ買った方の評価です。読んでみて、その先の展開が予想できないあらすじ、展開にはまってしまった方も続出しています。
 

不滅のあなたへは、その難解なストーリーから人に説明しにくく、展開が全く予想できないことから一時、打ち切り説がでてしまいました。ですが、実際は打ち切りの予定などなく、その深すぎる物語や展開はさらに魅力を増して現在でも連載が続いています。手塚治虫さんの不動の名作「火の鳥」のように、生と死を扱いつつ、従来の少年漫画の王道とはかけ離れた展開も高評価されています。

現在はまだ映像化の情報はありませんが、前作の聲の形はアニメ化、映画化も果たしています。不滅のあなたへもゆくゆくはアニメや映画になる可能性も充分あると考えられます。

不死身のフシは今後どうなっていくのでしょうか？新たな展開を次々に見せる不滅のあなたへから、今後も目が離せません。