【不滅のあなたへ】ハヤセはかわいいヤンデレキャラ？嫌いと言われる理由は？

『不滅のあなたへ』の物語序盤では主人公のフシやマーチ、パロナの敵役としてヤノメ人のハヤセが登場しています。そしてフシの特別な能力を見てからは、異常な執着心を彼に対して持つようになりました。そこでここからは『不滅のあなたへ』で描かれたハヤセのヤンデレエピソードを見ていきます。また最後は死亡したのか？ハヤセの生存についても見ていきましょう。それではまず『不滅のあなたへ』の作品情報からご覧ください。

『不滅なあなたへ』とは、不死の身の肉体と物質を写し取る能力を持つ存在が、さまざまな人間との出会いを通して成長していくファンタジー漫画です。2016年から「週刊少年マガジン」にて連載中の作品で、2021年4月からはテレビアニメが放送されました。2021年4月時点で漫画は15巻が刊行され、アニメは20話までの放送が予定されています。

ここでは『不滅のあなたへ』のあらすじを簡単にまとめていきます。物語は観察者が地上に"球"を投げ入れた時から始まりました。その球は不死身の肉体とありとあらゆるものを写し取る能力を持っていたため、石からコケ、そしてオオカミへと次々に姿を変えていきます。

その後、身動きが取れるオオカミの肉体を手に入れた球はあてもなく歩き続けていると、一人の少年に出会います。その少年との出会いが、球に人間の感情を抱かせるきっかけとなったのでした…

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセはヤノメ人の女性です。鬼熊様へと授ける生贄の儀式に携わるということで二ナンナ村へと現れた女性であり、儀式の当日まで生贄となるマーチを監視する役目を負っていました。

しかしフシが鬼熊様を倒したため、マーチとパロナ、そしてフシをヤノメへ拉致することにしています。そこでフシの奇跡的な力がヤノメの希望になると考えたことでマーチとパロナの元からフシを引き離すのですが、結果的に逃げられてしまいました。それ以来、彼に対して異常な執着心を見せています。

『不滅のあなたへ』の物語当初は何が起きても冷静に問題を解決するハヤセの姿があり、部下に的確な指示をするなどリーダーらしい存在でした。しかし、フシに執着し始めてから一変します。フシへの執着がハヤセをこじらせてしまい、ヤンデレキャラになりました。そこでここからは、ハヤセがヤンデレキャラになるまでの経緯やネット上で嫌いと言われる理由について紹介していきます。

まず初めに、ハヤセがヤンデレキャラへと変貌する兆しを見せたのが『不滅のあなたへ』の単行本2巻にあるエピソードです。ハヤセの計略によって牢獄に囚われていたフシとマーチ、パロナ、ピオランの4人は脱走し、馬車で二ナンナ村へと戻ろうとしていました。しかしその道半ばで部下を従えたハヤセが馬車に追い付いてきます。

その後、ハヤセは矢を放ってフシたちの行く手を阻もうとするのですが、パロナがそれに応戦したため拮抗状態となります。この時にマーチが、矢が突き刺さりそうになったパロナを身を挺して庇ったことで死亡してしまいます。それを見たフシは怒り、鬼熊の姿に変身してハヤセたちを一蹴。そして鬼熊姿のフシの拳がハヤセに直撃したことでハヤセは瀕死の重傷を負い、なにやら意味不明な言葉を叫んでいました。

全身血まみれになるほどの瀕死の重傷を負ったハヤセですが、なんとフシを追って20日程度かかる距離を移動し、二ナンナ村までやってきています。パロナは二ナンナ村の住人からハヤセが二ナンナ村までフシを追ってやってきたという知らせを聞き、すぐさまハヤセの元へと向かうことにしました。

その後、パロナの目に飛び込んできたのはフシを矢で射貫こうとするハヤセでした。そこでパロナは矢でハヤセの手を撃ち抜き、それを阻止します。この時のハヤセの顔は狂気的で、さらに不気味な雰囲気を纏わせていました。ここだけでもハヤセのヤンデレぶりが分かりますが、このエピソードの後はさらに常軌を逸した行動を取るようになります。

ヤンデレキャラと化したハヤセの追っ手から無事逃れたフシは、道中で再会したピオランと共にタクナハを訪れ、そこでグーグー、リーン、酒爺と数年の月日を送りました。しかし、フシはノッカーの襲撃が原因で兄弟同然のグーグーを失ってしまいます。そこでフシはこれ以上、大切な人たちを巻き込むまいと旅に出ることにしました。

早速、旅に出たフシは彼を追ってきたピオランと共に旅をすることになりますが、ナトリと名乗る少女によって、囚人が収容されるジャナンダ島に行く船に乗せられてしまいます。

実は、ナトリを誘導してフシたちをジャナンダへと向かわせるように仕向けたのはハヤセです。ナトリという少女はジャナンダに住む少女で、ハヤセの部下ではありません。彼女はハヤセの「あの少年を船に乗せなさい。あなたが導きなさい」という言葉にまんまと騙されてしまっただけでした。こうしてジャナンダに辿り着いたフシはピオランを人質に取られ、身動きが取れなくなってしまいます。

トナリに騙されて決闘大会に参加することとなったフシはある日、つきまとうトナリから距離を取るために外で寝ていました。そこに突然ハヤセが現れ、フシの顔に手を当てた後に頬をべろーっと舐めます。このシーンにゾッとした方は多いかもしれません。フシの頬を舐めるハヤセの目が狂気的で、前回の登場時から見た目も大きく変わり、ヤンデレぶりが悪化しています。

フシの頬を舐めたハヤセはその後、フシに何かするわけでもなくそのまま立ち去りました。一方、頬を舐められたことを知る由もないフシはいつも通り島長を決める決闘大会に出場し、遂に決勝へとコマを進めます。

そして決勝戦の相手となったのがハヤセでした。ハヤセと対峙したフシは、彼女から「私からの贈り物です」「仕方なく首を狙ってあげました」と挑発されるのですが、この時にハヤセがパロマを殺害していたことが明らかになります。

ハヤセがマーチだけでなくパロマまでもを殺害していたことで、フシは「殺してやる！」と怒りに身を震わせます。その後フシはハヤセを攻撃しますが、鬼熊の姿になっても全く歯が立ちませんでした。そして最後には睡眠効果のあるニシアサガオを仕込んだ針を首に打ち込まれて戦闘不能になります。こうしてハヤセは、寝入ったフシを連れ去るのでした。

格闘大会後、ハヤセはフシを自分の部屋へと連れていき、まだ薬で眠っているフシをベッドに寝かせます。そしてハヤセは「お楽しみの時間ですね」と言いながら服を脱ぎ、フシの寝込みを襲いました。しかし丁度その時にトナリがフシを救出しようとハヤセの家に侵入したため、ハヤセの行為は阻止されています。

ナトリのフシ救出劇によって貞操を守り抜くことができたフシは、その後『不滅のあなたへ』の単行本6巻でジャナンダを離れることを決心します。そしてフシはロープで捕らえたハヤセをボートに乗せて海へと流すのですが、最後に「目的はなんだ？」と問いかけました。

するとハヤセは、その問いに対して「あなたを愛しています」、「あなたの傍にいること」と答えます。どうやらハヤセはフシの特別な能力を欲していたのではなかったようです。フシに対する歪んだ愛情が常軌を逸した行動に繋がっていました。

フシから腕を縛られた後にボートで海へと流されたハヤセですが、そこでノッカーに襲われて死亡したかに思われました。しかし実際は死亡しておらず、漂流先で治療を受けて生き延びています。そして最後にフシを守る守護団の活動中に死亡。ハヤセが寿命を迎えて死亡してからは、その孫たちがフシの元を訪れてくるようになります。

ハヤセの孫であるヒサメの話によると、どうやらヒサメの母は一人娘で、ハヤセはヒサメが生まれる前に死亡していたとのことでした。しかし、ヒサメは自分のことをハヤセの生まれ変わりであり、肉体は死亡したものの魂(ファイ)は子孫へと受け継がれているようです。それではここから、ハヤセの死亡後に意志を受け継いだ子孫たちを見ていきましょう。

フシが新しい島「サールナイン島」で生活を始めてから40年後に、ハヤセの孫娘・ヒサメがフシの元を訪れています。9歳にしてフシの守護団団長を務める少女で、登場以降はフシに対してくっつきたがるところがありました。

ヒサメの左腕にノッカーが寄生していることからハヤセの生まれ変わりと呼ばれており、どうやらノッカーが寄生しているという事実がハヤセの意志を継ぐ者の証明となっているようです。最後にフシと別れた後、妊娠しているオウミがフシを訪ねる半年前に死亡しました。

カハクは6代目の継承者です。継承者というのは本来女性とされていたため、ヒサメの代から継承者は全て女性でした。しかしカハクはその歴史の中で初の男性で、先代が女性を産まずに死亡したためやむなくカハクが継承することになっています。

当初は先祖たちにみられる、フシにくっつきたがる癖がカハクには見られませんでしたが、フシがパロナの姿になった時に一目惚れしたことがきっかけでそれ以降は先祖同様執拗にくっつくようになりました。最後にはノッカーからフシを守るために自分の命を投げ出しています。

『不滅のあなたへ』の物語ではハヤセの意志を継ぐ孫たちが次々に登場していますが、ハヤセの子供は作中に登場していません。また名前も不明です。

『不滅のあなたへ』に登場するハヤセの声を演じたアニメ声優は、声優事務所「賢プロダクション」で活動中の斎賀みつき(さいがみつき)です。斎賀みつきは1973年6月12日生、埼玉県出身の声優で、1998年から声優活動をスタートさせています。

代表作は『07-GHOST』のテイト＝クライン役、『天元突破グレンラガン』のロシウ・アダイ役、『イナズマイレブンGO』の神童拓人役。2008年と2010年に声優アワードでサブキャラクター女優賞、海外ファン賞を受賞しています。

• 2002年～：ロックマンエグゼ(伊集院炎山 役)
• 2003年～：PEACE MAKER鐵(沖田総司 役)
• 2007年～：鋼鉄三国志(凌統公績、陸遜伯言 役)
• 2009年～：咲-Saki-(弘世菫 役)
• 2011年～：イナズマイレブンGO(神童拓人 役)
• 2013年～：〈物語〉シリーズ セカンドシーズン(苛虎 役)
• 2016年～：ドリフターズ(那須与一 役)
• 2018年～：キラッとプリ☆チャン(ソルル 役)
• 2018年～：ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(今井玲子 役)
• 2019年～：ブラッククローバー(ヘンリー・レゴランド 役)

こちらでは『不滅のあなたへ』のヤンデレキャラ・ハヤセに関する感想があがっています。どうやらこの方はハヤセが嫌いだという投稿に対して意見しているようです。ハヤセが嫌いと言われる理由にかわいい要素が無いことと気持ち悪いという点が挙げられているのですが、その一方でハヤセの愛の重さが好きだという意見もあります。感想を見るとハヤセに対する好き嫌いは極端に分かれているのがうかがえます。

こちらでも『不滅のあなたへ』のかわいいヤンデレキャラ・ハヤセに関する感想があがっています。感想では「ハヤセ一族最初嫌いだった」と言われているのですが、やはりマーチとパロマを殺害したことが要因となっているのでしょうか？しかし最後に好きになっている所を見るに、一途なところがかわいいと思わせているのでしょう。

こちらでも『不滅のあなたへ』のかわいいヤンデレキャラ・ハヤセに関する感想があがっています。この方はハヤセを嫌いになれないタイプの人間だと認識しているようです。最後に印象深いキャラクターになったことと、容姿がかわいいという所がその理由として挙げられています。ハヤセの孫のかわいいところもチェックしてみると良いかもしれません。

『不滅のあなたへ』に登場するかわいいヤンデレキャラのハヤセについて、嫌いと言われる理由や最後・死亡などを考察してきましたがいかがでしたか？ハヤセのかわいいヤンデレぶりが見受けられるエピソードは以下の通りです。

• 瀕死の重傷を負う
• 大怪我をしてもフシを追う
• フシがジャナンダに行くように仕組む
• フシの頬をなめる
• マーチとパロナを殺した
• 決勝でフシと戦う
• フシの寝込みを襲う
• 「あなたを愛しています」と告白する

『不滅のあなたへ』のハヤセのヤンデレぶりについて、ネット上では好き嫌いが極端に分かれているようですが、最初に嫌っていた方も最後は好きになっているのでハヤセのことを知っていくにつれて印象が変わってくるようです。これを機にかわいいヤンデレキャラ・ハヤセや、彼女の孫に注目してみてください。