2022年08月25日公開
2022年08月25日更新
ベイビーステップの打ち切り理由を考察!続編が制作される可能性や最終回の結末は?
こちらの記事ではテニス漫画『ベイビーステップ』の打ち切り疑惑の真相についてご紹介しています。漫画『ベイビーステップ』の最終回を見て、なぜ打ち切りのような終わり方になってしまったのか、その理由が気になっている人はこちらの記事を参考にしてみてください。また、単行本最終巻のあとがきに記されていた作者のコメントや続編制作の可能性についても考察しているので、そちらにも目を通してみてください。
目次
ベイビーステップとは?
ベイビーステップの概要
- 作者:勝木光
- 出版社:講談社
- 掲載誌:週刊少年マガジン
- レーベル:講談社コミックス
- 発刊期間:2007年10月17日~2017年11月1日
- 巻数:全47巻
昨日ベイビーステップ久々見た(゜∀。) pic.twitter.com/T3uQ6cIiVf
— せいなぁぁぁ!!! (@TANGKEKE_0717) August 17, 2022
主人公・丸尾栄一郎がテニスを通して成長していく物語を描いたスポーツ漫画『ベイビーステップ』。『ベイビーステップ』は2007年に週刊少年マガジンで連載を開始した作品で、2017年に完結するまでに47巻の単行本コミックスが発売されています。2021年11月にはシリーズ累計発行部数1260万部と突破し、隠れた人気テニス漫画として注目されました。
2014年に企画された第38回講談社漫画賞では少年部門受賞を受賞しています。また同年の2014年4月にはアニメ放送も開始し、アニメ『ベイビーステップ』の第1期は9月までに25話で完結しています。翌年2015年4月からはアニメ第2期の放映も開始し、こちらも全25話で完結しました。
ベイビーステップのあらすじ
皆ベイビーステップ...読もう! pic.twitter.com/uFpdZJzwo2
— RQ (@RQ12504829) August 12, 2022
幼い頃から成績優秀だった丸尾栄一郎は高校生になったある日、隣のクラスの女子・鷹崎奈津に授業で使ったノートを貸すことになります。しかし奈津は綺麗に纏められすぎたのそノートを見て栄一郎のことを"変人"と思うようになります。その後運動不足を解消するため地域のテニスクラブに通い始めることにした栄一郎。そこで栄一郎は再び奈津に再会することになるのでした。
ベイビーステップの打ち切り理由や真相を考察
ベイビーステップ買った!!♪ pic.twitter.com/XNZF5zcBxE
— 横山 祐生 (@YYuki970617) September 17, 2014
2度のアニメ化やシリーズ累計発行部数1260万部を突破する人気を見せていたテニス漫画『ベイビーステップ』。少年漫画にありがちな、現実では不可能な技を登場させたり、キャラクターメインのストーリーにならないスポーツ漫画として、リアリティを求める漫画ファンに人気の漫画作品となりました。しかし、『ベイビーステップ』の漫画が2017年に最終回を迎えた際には「打ち切りなのでは?」という声が多数あがりました。
こちらの記事では、そんな「ベイビーステップ打ち切り疑惑」の真相について考察していきます。『ベイビーステップ』が打ち切りなのかそうではないのか、『ベイビーステップの漫画は打ち切りではなかった?』『ベイビーステップの漫画は打ち切りだった?』の2つに分けて考察しているので、真相が気になる人は参考にしてみてください。
ベイビーステップの漫画は打ち切りではなかった?
考察①本誌での人気はあった?
『ベイビーステップ』の最終回が打ち切りなのか、真相についての考察1つ目は「本誌での人気」に注目して考えていきます。続編を待つファンの声も多いテニス漫画『ベイビーステップ』。そんな『ベイビーステップ』が不人気となって打ち切りとなった可能性は低いと考えられます。『ベイビーステップ』はNHKでアニメが放映され、その人気から続編としてアニメ2期も制作されました。
弟がベイビーステップ買った pic.twitter.com/R2OH1GSYkB
— みずは (@0821_MJ) June 21, 2015
さらにアニメの放送が終了した現在でもさらなる続編としてアニメ3期の制作を待つファンの声も見られています。そういった続編制作を待つファンの声があがっている理由から、作品自体の人気は現在も続いていると考えられます。また本誌での原作漫画はアニメ続編2期が終わった後でも度々カラーページが使用されている回がありました。
漫画雑誌ではカラーページが挟まれるのは人気のある作品となっているので、原作漫画の人気はアニメ続編2期が終わった後も続いていたと考えられます。また雑誌内で行われる人気作品投票でも不人気という順位ではなく、アニメ続編2期が終了した後も単行本の売れ行きは好調だったため、本誌での人気は悪くなかったという真相が見えてきます。
考察②最終回はセンターカラーだった
『ベイビーステップ』の最終回が打ち切りなのか、真相についての考察2つ目は「最終回で雑誌の表紙になっていたこと」に注目して考えていきます。『ベイビーステップ』は約10年ものあいだ週刊少年マガジンで連載されていました。一時は同雑誌で開催された漫画賞で見事受賞する経歴も残した『ベイビーステップ』。
本日週マガ48号発売です‼︎
— ダイヤのA (@diaace_official) November 1, 2017
今週も『ダイヤ のA actⅡ』掲載しています! ついにactⅡも連載100話目到達です🔥
さらに表紙は広瀬すずさん&大人気テニス漫画『ベイビーステップ』最終回の週マガ48号、ぜひ書店にてお求めください‼︎(担当Y) pic.twitter.com/qhacWrtfgv
しかし長期間連載を続けていたことで、次第に人気がなくなってきたことを理由に打ち切りの最終回となったのではないでしょうか?この考察について、可能性は低いと考えられます。その理由は『ベイビーステップ』の最終回が掲載されている号で、雑誌の表紙に掲載されていたことが理由となっています。人気が低迷してきたため打ち切りとなった作品は大抵雑誌の後ろのページに掲載され、表紙に作品が載ることもありません。
しかし『ベイビーステップ』は最終回の号で表紙に起用されているうえにページ数もいつもより多かったという真相があります。そういった理由から、『ベイビーステップ』の打ち切り問題の真相は"打ち切り"ではなかった"という真相だと考えることができます。
ベイビーステップの漫画は打ち切りだった?
考察①作者が妊娠していた?
今日発売の週刊少年マガジンの作者コメント欄に………!!!!!!
— にいさとる「WIND BREAKER 」連載中 (@nii_satoru) March 9, 2016
ベイビーステップの勝木先生から………………!!!!!!!
うわぁぁぁあああぁぁありがとうございますーー!!!! pic.twitter.com/8ZIzVSwMNz
『ベイビーステップ』の最終回が打ち切りなのか、真相についての考察3つ目は「作者の妊娠説」について。『ベイビーステップ』の作者・勝木光先生は女性であることが判明しており、妊娠が理由で『ベイビーステップ』を打ち切り終了したのではないかというファンの考察も出ています。女性の漫画家の方の中には、家の事情や妊娠を理由に連載漫画の予定を変更することも少なくないようです。
『鋼の錬金術師』で一躍有名となった荒川弘先生も家庭の事情を理由に連載を一旦ストップしていたこともありました。また、勝木光先生は『ベイビーステップ』の単行本47巻のあとがきで「私の力不足でエーちゃんの人生をかくのはここまでになってしまい残念」というあとがきをのこされています。このあとがきの真相の意味は不明となっていますが、このあとがきの言葉から"妊娠説"を予想することもできるのではないでしょうか?
考察②設定の限界がきていた?
ウソだろ!
— みやざと けんじ (@UVERworld_kenG) October 31, 2017
ベイビーステップ最終回なんてまだ続くと思ったのにかなしいー😭 pic.twitter.com/MI94OEwyXN
『ベイビーステップ』の最終回が打ち切りなのか、真相についての考察4つ目は「設定の限界」という可能性です。『ベイビーステップ』はリアリティある物語が好評で「続編は出ないのか?」という声も多くあがっている作品。実際にテニスをされていた作者の経験を元に主人公の成長を描いていますが、長期間連載していたことで作者の勝木光の理解を超えたテニス知識が必要となったのではないかと考えられます。
次の項目『考察③あとがきの内容』で47巻のあとがきについても触れますが、このあとがきの言葉を読むと、勝木光先生が主人公のその後をどうしようか迷っていたとも受け取れるあとがきとなっています。『ベイビーステップ』は最終回を迎えるまで人気が衰えることが無い作品だったため、このあとがきを読んだ人は雑誌の編集部ではなく作者の都合での終了だったのではないかと思った人も多かったようです。
考察③あとがきの内容
ベイビーステップの最終巻買ったけど
— 世界のK (@sekainoklegend) December 19, 2017
あとがきを見るにやっぱ打ち切りだったんか…
ネット連載とかでいいから続けてほしかったなー pic.twitter.com/dvS3Od9f7f
『ベイビーステップ』の最終回が打ち切りなのか、真相についての考察5つ目は「単行本47巻のあとがき」から考察していきます。『ベイビーステップ』の作者・勝木光先生は47巻のあとがきで「主に私の力不足でエーちゃんの人生を描くのはここまでになってしまい残念です」という言葉をのこされています。このあとがきの"私の力不足"という言葉からは様々な真相が予想できます。
「私生活での問題」「物語設定の破綻」「体調不良」といった理由などを思い浮かべることができますが、その真相は現在も不明のままとなっています。しかし、一度打ち切り終了した漫画でもその後のファンや別の出版社からの熱いエールや映画化などの作品候補に上がることによって、再び連載が再開された作品も多々あるため、世間の評価次第では『ベイビーステップ』も続編が制作される可能性はあると言えるでしょう。
ベイビーステップの最終回をネタバレ!続編は?
ベイビーステップの最終回結末ネタバレ
テニススクールでの積み重ねを経てとうとうプロになった栄一郎。栄一郎はチャレンジャーの大会で優勝し、その試合を見ていたスポンサーによって企業からのバックアップを受けることができるようになりました。専属コーチやデータ班も設け、栄一郎は本格的にプロテニス選手としての活動を始めます。
え、待って何これベイビーステップ打ち切りEND?最終回が唐突すぎて脳が追いつかない pic.twitter.com/1sOhlmo3MZ
— こくまろ (@kokumaro_uec) November 1, 2017
その後、世界ツアーに参加することにした栄一郎は自分と同年代の選手ジェームス・ファウラーとの試合が行われることとなりました。しかし、プロになりたての栄一郎に注目する観客は殆どおらず、試合結果もジェームス・ファウラーの3点先取。
しかし、これまでのように相手選手との試合を分析し、休憩中にノートを取る栄一郎に興味を示す観客も出てきました。ノートにジェームス・ファウラーとのこれまでの試合の要点をまとめた栄一郎は「このまま続ければきっと届く」と確信を持ち、再びジェームス・ファウラーとの試合に乗り出すのでした。
ベイビーステップの続編が制作される可能性
試合の真っ只中で連載が終了したため「打ち切りなのでは?」という読者の声が多くあがっている『ベイビーステップ』。はたして続編が制作される可能性はあるのでしょうか?この件については「全く可能性がない」という訳ではなく、今後の『ベイビーステップ』の話題性によるのではないかと考えられます。
今日はマガジン発売日!そしてベイビーステップが最終回を迎えます。
— 上田敦夫 (@atsuwo521) October 31, 2017
勝木先生、長期間の連載お疲れ様でした! pic.twitter.com/Y0uGZJsUcb
その理由としては、『ベイビーステップ』の最終回は続きがいつでも始められるような終わり方をしているという点があります。もし完全に終了させるつもりだったのであれば、打ち切り疑惑が出ないようにもっとスッキリとした最終回にもできたと考えられます。そうしなかったのは、週刊少年マガジンでの連載は終了するけれど、他の媒体で続編が描けるようにといった配慮があったからではないでしょうか?
また『シャーマンキング』や『テニスの王子様』のように、一度連載が終了となった作品でも読者からの熱いエールがあった場合には続編が制作されることもあります。そのため、アニメの3期が制作されるなど何か動きがあれば『ベイビーステップ』も続編の連載が開始される可能性もあるでしょう。
ベイビーステップの登場人物一覧
登場人物①丸尾栄一郎
ベイビーステップの丸尾栄一郎誕生日おめでとう🎉🎉🎉#ベイビーステップ#丸尾栄一郎生誕祭2021 pic.twitter.com/nu0oqVwUO7
— 平沢憂1推し@アニメ垢 (@animeotaku0607) September 19, 2021
幼いことから学業の成績が優秀で、成績がオールAだったことから「エーちゃん」と呼ばれている少年。高校に入ってから運動不足を解消するためテニスクラブに入ることにしますが、それをきっかけにプロテニスプレイヤーを目指すことになります。授業などの要点をまとめた"エーちゃんノート"というものを作っており、テニス活動でも修正点などをまとめる際に活用しています。
登場人物②鷹崎奈津
ちなみに俺はベイビーステップの鷹崎奈津な pic.twitter.com/H4X8UiUSRJ
— あさまる (@asamaru0602) August 31, 2018
『ベイビーステップ』のヒロインで、主人公の栄一郎と同じテニスクラブに通う同級生。容姿端麗で性格も明るいため同級生の間ではアイドルのような存在となっています。プロテニスプレイヤーを目指しており、その実力は全国トップレベル。テニススタイルは論理で成長する栄一郎とは逆の感覚派プレイヤーです。
登場人物③江川逞
「俺はカッコ悪い」
— メンタルbot@臨床心理士幸田りん (@ling_kohda_bot) May 29, 2022
-江川逞-
才能に溢れるも、さらなる才能に一度は絶望した選手が、格下に追い込まれ自身のカッコ悪さに気づきます。
それが彼を吹っ切れさせ、プレーが息を吹き返します。
カッコ悪い自分への気づきが地に足をつけてくれる?#心理学#メンタルヘルス#テニス pic.twitter.com/LxC6UJc1tB
栄一郎と奈津の1つ上の学年の先輩で、2人と同じテニスクラブに所属しています。テニスではサーブとボレーが得意で、高校3年の時に出場した全日本ジュニアの試合では準優勝の成績をおさめています。身長190センチという高身長の持ち主で、逞が学校で栄一郎に声を掛けたときは栄一郎が脅されているのではないかと勘違いされています。
登場人物④影山小次郎
今日は影山の誕生日!脇役じゃないぞ〜#影山小次郎#Baby Steps pic.twitter.com/5qb75lUPZ9
— ちゃんこ鍋1番みの (@minoringoappuru) May 29, 2018
主人公の小学校からの親友で同級生の少年。栄一郎が試合の時には応援にかけつける良き友です。現在はテニスにのめり込んでいる栄一郎のことを心から応援していますが、昔は真面目で優等生な栄一郎のことを良く思っていなかったという過去も持っています。
登場人物⑤深沢諭吉
深沢諭吉 pic.twitter.com/pAymR5YJwq
— かぶる@11a!🏀 (@kaburuwk) September 21, 2019
栄一郎のことを"アニキ"と慕うテニスクラブの仲間で、学年も一緒の少年です。情報通の一面があり、選手のプライベートまで知り尽くす特技を持っています。『ベイビーステップ』の物語後半ではプロになった栄一郎の専属チーム・チーム丸尾についていきテニスの勉強をする熱心な姿も見せています。
ベイビーステップに関する感想や評価
ベイビーステップはアニメも漫画も全部見た!
— こばしょう🌈わっかメイト (@kobasho_moca) August 19, 2022
原作が途中で終わっちゃったのが残念
#不知火のまにまに
原作漫画が47巻で終了した『ベイビーステップ』。10年間に及び連載を続ける人気を見せたテニス漫画作品です。こちらの方はアニメと原作漫画を両方とも最後まで見たと投稿されています。アニメ化したもののそこまで話題とならなかった『ベイビーステップ』ですが、連載が終了した現在でも根強いファンを持つ人気作品です。
ベイビーステップの作者さん、連載終わったあと、相当見ないなと思っていたら、本好きの下剋上の作画やってたのか pic.twitter.com/FAJ44C210D
— FERRY@ダイユウサク推し (@Ferry_z) August 18, 2022
打ち切り完結になったのではないかと噂されている『ベイビーステップ』。最終回を迎えた後、作者の勝木光先生がどのような活動をしているのか気になっているファンも多いようです。現在勝木光先生オリジナルの作品は制作されていないようですが、ライトノベル『本好きの下剋上』のコミカライズ版第4部の作画を担当しているので、勝木光先生の漫画を読みたいという人はそちらの作品も手に取ってみてください。
ベイビーステップの栄ちゃんノートじゃないけど、テニスノートつけるといいよ。
— 運動オンチな週末テニスコーチ@ロボビッチ🤖 (@Robo_tennis) August 14, 2022
最後に、テニスコーチをされているこちらの方は『ベイビーステップ』の主人公・栄一郎が作っている"エーちゃんノート"のように、自分の傾向や弱点などを書き出したノートを付けるといいとアドバイスされています。実際に文字として書き出すことで、自分でも気付かなかったことが浮き彫りになってくることも少なくないので、現在何かを習得したいと励んでいる人は真似してみてはいかがでしょうか?
ベイビーステップの打ち切りまとめ
ベイビーステップ
— このアカウントは使いません (@animekun000) September 22, 2015
最終回、見終わったー!
3期の告知もなかったから、3期ないのかな〜
面白かったし、3期やってほしいなー
2期まで、お疲れさまでした。 pic.twitter.com/GSHdQMkXTi
以上、テニス漫画『ベイビーステップ』の最終回が打ち切りだったのかについての考察をご紹介してきました。『ベイビーステップ』の最終回は試合の途中で作品が終了しているため「打ち切りなのでは?」という声が多くあがっていますが、掲載誌にカラーページが挟まれていることや最終回が雑誌の表紙に掲載されていたことから、作品が不人気という理由の完結ではない可能性が高いようです。
単行本最終巻のあとがきに「主に私の力不足でエーちゃんの人生を描くのはここまでになってしまい残念です」という作者のコメントが掲載されていたため、作者・勝木光先生の計画的な連載終了となった可能性が高いようです。