【機動戦士ガンダム】一年戦争のモビルスーツ一覧!地球連邦軍・ジオン軍のMSは?

歴代ガンダムシリーズの中でも特に高い人気を誇るモビルスーツ(MSIが一年戦争に登場するモビルスーツです。連邦軍のモビルスーツとして登場した機体はもちろん、特にジオン軍のモビルスーツは一覧として紹介できるほどにバリエーションが非常に多く、作中を盛り上げる存在となっています。今回は機動戦士ガンダムのモビルスーツについて、一年戦争で登場したものを一覧形式で紹介しつつ、その背景やその後についてもまとめて紹介していきます。

【機動戦士ガンダム】一年戦争のモビルスーツ一覧!地球連邦軍・ジオン軍のMSは?のイメージ

目次

  1. 一年戦争とは?
  2. 一年戦争のモビルスーツ・機体一覧~地球連邦軍~
  3. 一年戦争のモビルスーツ・機体一覧~ジオン公国軍~
  4. 一年戦争のジオン公国軍のモビルアーマー一覧
  5. 一年戦争の背景や経過をネタバレ
  6. 一年戦争のその後をネタバレ
  7. 一年戦争のモビルスーツに関する感想や評価
  8. 一年戦争のモビルスーツ一覧まとめ

一年戦争とは?

歴代ガンダムシリーズの原点とも言える戦争であり初めてモビルスーツ(MS)が登場したのが一年戦争です。今回はそんな一年戦争で活躍したモビルスーツ(MS)機体についてまとめて紹介していきます。

機動戦士ガンダムの作品情報

機動戦士ガンダムの概要

一年戦争が描かれた機動戦士ガンダムは1979年に放送されたサンライズ制作のロボットアニメです。以降続くガンダムを題材としたアニメの第1作でもあることから「ファーストガンダム」「初代ガンダム」とも呼ばれる事のある作品でそれまでのロボットアニメとは一線を画し戦争を舞台としたリアルさから「リアルロボットもの」と呼ばれるロボットアニメの先駆けともなった作品です。

機動戦士ガンダムの舞台となる「宇宙世紀」を描いた続編とも言える作品はもちろんの事、宇宙世紀を用いないガンダムシリーズや、さらにはガンダムシリーズで登場したモビルスーツのプラモデル「ガンプラ」を用いたアニメが制作されるなどそのメディアミックス展開は多岐に渡り、放送開始から長年に渡って多くのファンを獲得し続けている作品になっています。

機動戦士ガンダムのあらすじ

宇宙移民が始まって半世紀が過ぎた宇宙世紀0079年。スペースコロニーサイド3は「ジオン公国」を名乗り地球連邦政府に独立戦争を仕掛けます。元々は圧倒的な戦力差のある戦いでしたが、新兵器として導入されたモビルスーツなどの新技術などによって徐々に膠着状態に持ち込んでいきます。ガンダムの物語はこの後に一年戦争と呼ばれる独立戦争開始から半年後、サイド7にてアムロ・レイがガンダムに乗り込んだ所から描かれる事になります。

一年戦争の概要

一年戦争は0079年にジオン公国が地球連邦政府に対して仕掛けた独立戦争の別称です。0079年1月3日に宣戦布告したジオン公国が、ほぼ1年後の0080年1月1日にジオン公国の後継国であるジオン共和国政府が終戦協定に調印した事で終結した事から後の世でこのように呼ばれるようになりました。その為、アニメ機動戦士ガンダム作中では一年戦争という表現はなく「ジオン独立戦争」などと呼称されています。

一年戦争という名称自体は公式のもので公式の初出は続編である「機動戦士Ζガンダム」になっています。またアニメ機動戦士ガンダムで描かれた以外の設定も様々な形で展開され、設定の補完や追加が行われる事で壮大な世界観を構築しているものになっています。

機動戦士ガンダム公式Web

一年戦争のモビルスーツ・機体一覧~地球連邦軍~

中距離支援型モビルスーツ RX-77-2 ガンキャノン

地球連邦初の二足歩行するモビルスーツが型式番号RX-77-2を持つガンキャノンです。中距離での支援戦闘及び宇宙空間での運用を想定して作られたMS機体で、後の地球連邦の支援系MSの原点ともなった傑作機になっています。大きな特徴としては機体強度が高い事で、これにより機動性では同時期のMSに劣るものの、高い耐久性を獲得する事にも成功した機体になっています。

240mm低反動キャノン砲を主砲として持っている他、ビームライフル、ハンドグレネード、60mmバルカン砲などを内蔵しています。中遠距離での戦闘に優れる反面、武装としては白兵戦を戦うものがなく、白兵戦を行う際には拳を使った格闘術で応戦するシーンもありました。換装などもされながら地球連邦によって量産され、一年戦争の最後まで活躍し続けたモビルスーツになっています。

地球連邦軍長距離支援型モビルスーツ RX-75 ガンタンク ハヤト=コバヤシ曹長機

地球連邦初のモビルスーツ(MS)とされているのが型式番号RX75ガンタンクです。モビルスーツは本来二足歩行する人型兵器を指しますが、まだ黎明期であった事や宣戦布告された側である地球連邦が急ごしらえで作った事もあり、下半身は戦車をリファインして上半身が人型という構造になっています。運用としては長距離支援を想定している機体で、白兵戦は考えられていない機体になっています。

今回一覧で紹介するMS一覧の中でも地上での長距離戦闘に特化した機体である事から機動戦士ガンダムのアニメの中でもホワイトベースが再び宇宙に上がる時には降ろされるなどといった措置がされてしまうなど不遇な一面もありましたがハヤト=コバヤシの搭乗機体としてファンから根強い人気を誇るモビルスーツになっています。

RX-77-2 ガンキャノン スプレーミサイルランチャー装備

ガンキャノンは様々な武装バリエーションのものが製造されていますが、その中でも有名なものが主砲を240mm低反動キャノン砲からスプレーミサイルランチャーに換装したモデルです。ガンキャノンの肩部は共通規格化する事で様々な換装が可能という設定があり、その設定を生かしたバリエーションの1つになっています。

RX-78-1 プロトタイプガンダム

中遠距離支援のガンキャノン、遠距離支援のガンタンクに対して近距離での白兵戦を想定して作られたのがRX-78ガンダムです。その中でもプロトタイプとして製造されたのがRX-78-1プロトタイプガンダムです。機動戦士ガンダムのアニメ放送時点ではザクⅡの襲撃の際に機密保持の為に破壊されたMSがこの機体であるとされており、それ以外の設定はありませんでしたが、後の作品でそれ以前の設定が増えていく事になりました。

RX-78 (RX-78-2) ガンダム

そんなRX-78-1を元に製造されたのがRX-78-2ガンダムです。機動戦士ガンダムのアニメでアムロ・レイが搭乗したのがこの機体になっています。言わずとしれた機動戦士ガンダムの主役機であり、地球連邦軍の白兵戦を想定して製造されたモビルスーツになっています。これにニュータイプとして覚醒していくアムロ・レイの活躍もあって驚異的な戦果を上げるモビルスーツとしてジオン側には「白い悪魔」と呼ばれる程になっています。

パイロットの帰還率を上げるべく戦闘機「コア・ファイター」を内蔵するコアブロックシステムを採用しており、基本的には二足歩行で戦いますが、アニメ初期にはドッキングするシーンなども多々あった他、換装する事で様々な武器を使用できる機体になっています。アニメでは通常のスペックに加えて後にマグネットコーティングされる事で急成長するアムロ・レイの操縦に追いつけるよう処置されました。

汎用試作型モビルスーツ RX-78-3 ガンダム G-3 アムロ=レイ少尉機

RX-78-2の戦闘データ以外の戦闘データを取るべく製造されたのがRX-78-3ガンダムG-3です。基本的なスペックこそRX-78-2と変わりませんが最初からマグネットコーティングが施されている他、宇宙空間におけるバランス調整が行われるなどしています。テスト段階でジオン軍の強襲を受けた事で戦闘メインではなくデータ採取用として用いられる事になります。

ちなみにアニメ機動戦士ガンダムでは搭乗しておらず、アムロ・レイが搭乗したのは小説版ガンダムでの事になっています。

RGM-79 (RX-79) ジム

RX-78シリーズのガンダムは連邦軍が誇る名作モビルスーツですが1つ大きな欠点がありました。それは十以上の企業が関わった事による製造費の高額化です。その為、ガンダムは量産には向かないモビルスーツになっていました。そんなガンダムで得られた戦闘データを元に量産しやすい形に見直されて連邦軍によって量産化されたのがRGM-79(RX-79)ジムです。

簡易化されたとはいっても元のガンダムの性能が高いので汎用性は非常に高く、またガンダムの為に製造された武装はすべて使用できるなど量産機としては非常に優秀な機体になっています。その生産性の高さと地球連邦軍の威信をかけた事もあってか一年戦争には派生機も含めて3800機以上も製造されたとされており、その物量により連邦軍が勝利するのに貢献しました。

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一年戦争のモビルスーツ・機体一覧~ジオン公国軍~

MS-05B ザクI(旧ザク)

機動戦士ガンダムシリーズにおける初めて実用化され軍事用MSとして登場したのがザクⅠ、別名旧ザクです。内蔵火器こそ持たないものの、ミノフスキー粒子影響下での有視界戦闘、歩行、制御姿勢など既にMSのベースとなる機能は既に確率されています。それまでと比較して革新的な兵器として量産化が決定されました。一年戦争初期に活躍したものの、前線からはより運動性能の高い機体が望まれてザクⅡに主役の座を譲る事になります。

アニメ機動戦士ガンダムを含む一年戦争後期には主に補給などの副次的な任務につく事が多くなりましたが、ベテランパイロットの中には敢えて好んでザクⅠに乗り続ける者もいた程には優秀な機体になっています。アニメ機動戦士ガンダムガンダムでの主力機がザクⅡだった事からザクⅡがザクと呼ばれる事が多く、その結果として旧ザクと呼ばれる事が多くなっています。

MS-06 ザクII(ザク)

機動戦士ガンダムシリーズの中でもガンダムに並んで有名な機体といえるのがMS-06ザクⅡです。ジオン軍の汎用主力量産型モビルスーツで、ほぼ無改造のまま宇宙でも地上でも、短時間なら水中でも活動できるという驚異的な汎用性を備えたモビルスーツになっています。一年戦争初期に作られた機体である事からカタログスペックでは他の機体にお取りますがこのザクをひな形に様々なザク系統の機体が製造されるほどになっています。

様々なバリエーションを誇るジオン軍のモビルスーツですが、どれも量産が間に合っておらず、一年戦争終盤でもザクⅡが最前線で活躍するシーンなども多くなっています。武装の数は数え切れない程に多く、その汎用性の高さが傑作機と言われる由来にもなっているモビルスーツです。

MS-06F 量産型ザクII

傑作機ザクⅡがどんな場所でも運用できるのが強みですが、より軽量化と量産性を上げる為、地上用に宇宙用の装備を取り付けなかったザクⅡがMS-06F量産型ザクⅡです。アニメ機動戦士ガンダムでは明確な違いなどは描写されていません。

MS-06S ザクⅡ 指揮官型

ザクⅡのもう1つの大きな特徴になっているのが各部隊の中隊長以上が搭乗を許される指揮官型が存在している点にあります。指揮官型は頭部にブレードアンテナがついているのが大きな特徴で、またパーソナルカラーへのカラーリングなども許されています。またパイロットの好みに合わせた武装の変更も可能なようで、シャア・アズナブル、ドズル・ザビ、エミコ・ジェラードなどがそれら改造された指揮官型ザクⅡに搭乗しています。

MS-07 グフ

汎用性の高いザクに変わって陸戦白兵戦用のモビルスーツとして搭乗したのが型式番号MS-07のグフです。固定武装として近接戦闘で使える電磁ムチであるヒート・ロッドを追加した他、装甲強度も大幅に上昇しています。その代わり対MS戦闘に特化したカスタマイズによって運用は難しく、ベテランパイロット向けの機体になってしまいました。アニメ機動戦士ガンダム作中ではランバ・ラルの搭乗機体として特に知られています。

YMS-07B 先行試作型グフ

アニメ機動戦士ガンダムでは既に完成したグフが登場していますが、そのグフに先立って試作された先行試作型グフの設定も登場しています。この時のグフはまだ代名詞とも言われるヒート・ロッドを装着しておらず、カラーリングもザクに近いものになっていました。

陸戦用量産型モビルスーツ MS-07B グフ

MS-07のデータを元にさらに改良されたのがMS-07Bグフです。試験的な導入だった固定武装の正式採用を決定し、量産化されるに至っています。基本的なスペックはMS-07と変わりませんがファインチューニングによって好成績を残すモビルスーツになっています。

MS-09 ドム

グフと同じく地上での運用を想定して製造されたモビルスーツがMS-09ドムです。ザクⅡやグフが地上では支援機などを用いての空中線運用する必要があったのに対し、ドムは最高時速381km/hで最大で5時間にも渡って移動できるホバー移動能力を持った展開力が大きな特徴になっている機体になっています。そのスピードと高い装甲厚による格闘戦も得意とする機体になっています。

アニメ機動戦士ガンダムでは黒い三連星が搭乗して以降様々な場面で活躍が描かれ、一年戦争後のストーリーの中でも活躍するシーンが描かれる程の名機になっています。

宇宙空間戦用量産型モビルスーツ MS-09R リックドム

ザクⅡから地上戦における主力の座を奪う事になったドムですが、宇宙では変わらずザクⅡが主力として活躍していました。それは宇宙用のモビルスーツの開発が遅れた為で、そんな空白期間の穴埋め的に作られたのがMS-09Rリックドムです。ドムをベースに宇宙でも活動できるように改修された機体で生産ラインをそのまま流用できるコストパフォーマンスの良さなどが正式採用される理由にもなっています。

しかし地上では大活躍したドムですが、急ごしらえとも言えるリックドムのスペックはやはり宇宙戦には不向きで性能を発揮しにくい環境ながらも一次は宇宙ジオン軍の繋ぎの主力としての役割を担う程になっています。

MS-09RS リックドム シャア・アズナブル大佐機

一時的な繋ぎとはいえジオン軍の主力を担ったリックドムにはエースパイロットであるシャア・アズナブルカスタムの機体も存在しています。元々高性能なリックドムをさらに改修する事でその機体ポテンシャルを極限まで引き出した機体で、シャア・アズナブルが操縦する事でその性能がフルに発揮される機体になっています。

MS-14 (MS-11) ゲルググ

ザクの正統進化系とも言える機体として登場したのがMS-14(MS-11とも)のゲルググです。元々はリックドムと同時期に開発されていた高機動型ザクⅡをベースに開発された機体で、地球連邦軍側のモビルスーツのコンセプトを取り込んだ機体になっており、汎用モビルスーツとしてはジオン軍では初のビームライフルなどの粒子ビーム装備を標準装備したモビルスーツになっています。

スペックだけならガンダムと同等以上ともされる程の機体ですがいかんせん完成したのが遅く、後1ヶ月完成が早ければ戦況が変わっていたかもしれないと言われる程の機体になっています。

YMS-14 ゲルググ シャア・アズナブル大佐機

アニメ機動戦士ガンダムではゲルググの先行型として作られた試作型がシャア・アズナブル用にカスタムされて配備、登場しています。シャアの操るゲルググには通常の装備の他、ツインビームソード形態とビームサーベル形態を持つビームハルバートユニットが装備されています。

先行試作型モビルスーツ YMS-15 ギャン マ・クベ大佐機

ゲルググと同時期に開発され主力に採用される事はなかったものの、少数が生産されて登場したのがYMS-15ギャンです。白兵戦に特化したコンセプトを持つモビルスーツで、アニメ機動戦士ガンダムではマ・クベ大佐が搭乗した機体として登場しています。性能は高いもののやはりゲルググと同じく登場が遅く十分な性能を発揮する事が出来なかったともさっるモビルスーツになっています。

水陸両用量産型モビルスーツ MSM-03 ゴッグ

ジオン軍が水陸両用モビルスーツとして初めて開発したのがMSM-03ゴッグです。水陸両用型として初めて正式採用され量産化されたモビルスーツで、同時にジオン軍で初めて「メガ粒子砲」を搭載したモビルスーツにもなっています。そのパワーはガンダムを圧倒する程でしたが、水陸両用と言っても陸戦での活動時間が限られており、後継機であるズゴックの完成で前線を退く事になりました。

MSM-07 ズゴック前期型(量産型ズゴック)

ゴッグに変わってジオン軍の水陸両用モビルスーツの主力となったのがズゴックです。それまでのモビルスーツと比較しても頭を持たない構造や蛇腹などが独自の構造が多く、モビルアーマーを多く開発しているMIP社が唯一量産化したモビルスーツでもあります。開発を遅らせてでもゴッグのデータをフィードバックして開発した事で高い完成度を誇るモビルスーツになっています。

MSM-07S ズゴック後期型

ズコックにはさらにジェネレーターの高出力化、機動性の強化、装甲の軽量化などが行われたMSM-07Sとされる後期型も登場しています。当初は指揮官型として配備されましたが生産が間に合ったのかアニメ機動戦士ガンダムではこちらの後期型に乗る一般兵も登場しています。

MSM-07S ズゴック 指揮官型 シャア・アズナブル大佐機

指揮官型が登場しているズゴックですが、アニメ機動戦士ガンダムではシャア・アズナブルが搭乗した機体でもあります。やはり赤いカラーリングをしており、ジャブローにてガンダムを翻弄する戦いも見せるなど活躍しています。

水陸両用試作型モビルスーツ MSM-10 ゾック

水陸両用モビルスーツとして設計された最後のモビルスーツがMSM-10ゾックです。その設計思想はどちらかといえばモビルスーツというよりもモビルアーマーに近いものがあり、モビルスーツの思想とはおおよそ違う事からシャア・アズナブルをして「こんなMS使えるのか?」と言われる機体ですが、メガ粒子砲を連射できる移動型砲台のような側面を持っています。

MSN-02 (MS-X16, MSN-X2) ジオング

ジオン軍が最後に開発したモビルスーツとも言えるのがジオングです。宇宙戦向けに開発されていた機体でありこのジオングの開発の遅れがリックドムが作られる要因になっています。ニュータイプに着目していたジオン軍が開発したニュータイプ専用のモビルスーツですが、アニメ機動戦士ガンダム登場時は完成度80%とされており、未完成のままシャア・アズナブルが搭乗する事になります。

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一年戦争のジオン公国軍のモビルアーマー一覧

MAX-03 アッザム(モビルアーマー)

ジオン軍が開発した最初期のモビルアーマーとも呼ばれるのがMAX-03アッザムです。モビルアーマーの思想が出る前に製造されたもので、マ・クベが座乗する機体でした。運用もどちらかといえば移動基地的な側面が多くなっています。何気にガンダムシリーズにおいて改修モデルや後継機的なモデルが多数登場しているモビルアーマーでもあります。

MA-05 ビグロ(モビルアーマー)

モビルアーマー思想がしっかりした上で初めてジオン軍によって作られたモビルアーマーがMA-05ビグロです。宇宙戦用に最初に実用化された機体で、2つのクローアームが大きな特徴となっている機体であり、この2つのアームを使って敵モビルアーマーを捕獲する事もできます。

MA-08 ビグ・ザム(モビルアーマー)

MA-08ビグ・ザムはジオン軍が対要塞攻略用に開発したモビルアーマーです。ジャブロー攻略に向けて作られた全高60mにも及ぶ巨大モビルアーマーで、高い攻撃力と防御力を兼ね備え、加えて高機動も可能なモビルアーマーになっています。量産化も考えられる程でしたがその大勢が整う前にジオン軍が敗れてしまった為、アニメ機動戦士ガンダムにおいては量産化はされませんでした。

MA-04X ザクレロ(モビルアーマー)

MA-04ザクレロは開発事態はビグロやビグ・ザムよりも先に行われていたモビルアーマーです。2本のヒートナタと拡散ビーム砲などの攻撃を持ち、高い機動力を武器に一撃離脱戦法で戦う事を想定されて開発されました。しかし機動力の確保に苦心した事でアニメでの活躍は乏しくなっています。

MAM-07 (MAN-07) グラブロ(モビルアーマー)

MAM-07グラブロは水陸両用モビルアーマーとして開発されたモビルアーマーで、単独でも地球を一周する事ができる程の航続距離を持っているのが特徴になっています。

MAN-08 (MA-05H, MAN-X8) エルメス(モビルアーマー)

一応一般兵でも操縦できるブラウ・ブロと違い、完全にニュータイプ専用機として開発されたのがMAN-08エルメスです。メガ粒子砲と浮遊砲台「ビット」を用いたオールレンジ攻撃が可能で、ニュータイプの感応波を用いて操縦する為コックピットが非常にシンプルになっています。アニメ機動戦士ガンダムでは主にララァ・スンによって操縦されています。

MAN-03 (MAN-X3) ブラウ・ブロ(モビルアーマー)

ニュータイプ専用機の第1号として開発されたモビルアーマーがブラウ・ブロです。メガ粒子砲を多数搭載した機体で、オールレンジ攻撃が可能な機体になっている他、3つのブロックを分離/合体する事ができる機構も備えていました。ニュータイプ専用機ではありながらも操縦者を増やせば一般兵でも操縦できるものになっています。

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一年戦争の背景や経過をネタバレ

ネタバレ①一年戦争の背景

そもそもアニメ機動戦士ガンダムで描かれた一年戦争はスペースコロニーが地球連邦からの独立を果たす事を目的とした戦争です。一年戦争が始まる宇宙世紀0079の頃には人類の大半はスペースコロニーに住んでおり、人によってはスペースコロニーに一生を過ごす者が出るほどでしたが、連邦政府の高官などは地球に住み続け、スペースコロニーに重力や水などに高い重税をかけ続けていました。

これに意を唱えたのが思想家ジオン・ズム・ダイクンです。彼は地球から1番遠いコロニーであるサイド3にて独立運動を行い、ジオン共和国の成立に成功、こうして少しずつジオンと地球連邦軍の間に緊張が走る事になるのです。

ネタバレ②一年戦争の経過

開戦当初30倍と言われた戦力差ですが、ジオン側は核兵器や毒ガスの使用、さらにコロニー落としを敢行、さらに開戦に先駆けて製造していたモビルスーツやミノフスキー粒子の運用もあって戦況を有利に進めます。しかし補給線の長さなどがネックになり一種の膠着状態に突入、地球連邦軍もモビルスーツの開発を行い、ガンダムの完成によって戦況が大きく変わる事になるのです。

そして宇宙世紀0079年12月31日、ジオン共和国臨時政府より地球連邦軍に終戦協定締結の打診が行われ、翌1月1日に月のグラナダにて調印が行われ「グラナダ条約」が締結し一年戦争は終結する事になります。

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一年戦争のその後をネタバレ

一年戦争のその後①地球連邦政府の腐敗

一年戦争の終了後、戦場で優秀な者が多く散った中、生き残っていたのがジャブローの高級官僚や上級将校でした。彼らを中心に戦後処理を行う事になりますが、元々彼らは自身の利益の確保に腐心するタイプである為地球連邦政府、連邦軍はどんどん腐敗していく事になるのです。加えて戦争の影響で地球は異常気象に見舞われ、食料自給率が著しく低下、戦争による労働力不足など数々の問題を抱える事になりました。

彼らはスペースノイドへの差別を強める事で民衆の不満を躱そうと画策しスペースノイドの弾圧を行っていきます。その結果地球連邦軍は腐敗し、アースノイド至上主義者による特務部隊「ティターンズ」と現体制に反対する「エゥーゴ」による内戦が勃発する事になります。

一年戦争のその後②ジオン残党の暗躍

地球連邦軍のゴタゴタの裏ではジオン軍の残党もそれぞれに暗躍する事になります。投降を良しとしない部隊や、地球でもゲリラ化して戦う部隊が出る形になります。地球連邦軍はこの残存戦力に対応する事が出来なかった為、機動戦士ガンダム以降の作品で描かれる事になる数々の戦乱が巻き起こる事になります。

結果的にこれらの反乱やゲリラ活動が実る事はありませんでしたが、多くのガンダム作品が生まれる要因にもなっています。

一年戦争のその後③大量破壊兵器が復活する

一年戦争最初期にジオン軍が行ったコロニー落としなどにより「南極条約」が結ばれ一年戦争中は目立って使われる事はなかった大量破壊兵器ですが、一年戦争終結後には地球連邦軍が自身の優位性を保つべく再び使用されるようになってしまいます。ガンダムシリーズの中でも核の取り合いのような展開も描かれている他、作品が進むとそもそもこの南極条約に抵触しない大量破壊兵器が開発されるようにもなるのです。

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一年戦争のモビルスーツに関する感想や評価

ここからは既に機動戦士ガンダムを始めとする一年戦争作品を視聴した人の感想をネタバレありで紹介していきます。一年戦争の頃のモビルスーツは作品としても地球連邦軍もジオン軍も試行錯誤している感じが良いという声も多くなっています。以降のガンダムシリーズでは見られない動きなどが見られるのも一年戦争のモビルスーツの魅力であるとする声も見られる程になっています。

ただ特にジオン軍に関しては今回一覧で紹介したようにモビルスーツのバリエーションを増やしすぎた事も敗北につながる要因だったのではないかという声もあります。開発コンセプトの違いがあるとはいえ、元々のベースになっているザクⅡの汎用性の高さを継承し続ければもっと違った結果になった可能性もあるのではないかとされているのです。

対する連邦軍側についても性能の高いガンダムが活躍したからこそ勝利出来たものの、それもアムロ・レイあっての事であり、ガンダムの活躍がなければジムの開発も遅れた可能性などから勝利の要因はガンダムとアムロ・レイの奇跡的な出会いによる所が大きいとする声も多くなっています。ただ性能を絞ってしっかり数を揃えた事に関しては流石であり、その考え方の差が勝利につながったとする声も見られます。

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一年戦争のモビルスーツ一覧まとめ

機動戦士ガンダムの一年戦争に登場するモビルスーツはそれ以降の物に比べても試行錯誤している感じが強くて好きという声が多いモビルスーツが多くなっています。様々なコンセプトを持って製造開発されたものが多く、それらが継承されていくのが良いという声も多く、以降のガンダム人気を決定づけた要素になっているともされています。それぞれのモビルスーツに注目しながら一年戦争作品を視聴してみてはいかがでしょうか?

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