【鉄血のオルフェンズ】昭弘・アルトランドがかっこいい！最後やラフタとの関係は？

「鉄血のオルフェンズ」屈指のかっこいいキャラクター・昭弘・アルトランドは、三日月オーガスと並ぶ鉄華団の名パイロットであり、無口で無愛想でありながら、誰よりも仲間を大切に思う、強さと優しさを兼ね備えたキャラです。以下では、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」から、昭弘・アルトランドのかっこいい魅力や、壮絶な最後と死亡シーン、イオクやラフタとの関係、搭乗機体などを、ネタバレ紹介します。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は、2015年～2017年にかけてMBS・TBS系列にて放送されたガンダムシリーズであり、「いのちの糧は、戦場にある。」のキャッチコピーで広く知られています。

ガンダム初心者向けに制作された「鉄血のオルフェンズ」は、従来の宇宙世紀とは異なる世界観を舞台とし、生きるために戦う道を選んだ少年たちの運命を描いたドラマチックな作風が特徴です。

厄祭戦から約300年後、地球圏では統治組織の腐敗により、貧困や差別が広がる中、火星の民間警備会社CGSに、火星独立運動の指導者・クーデリアの護衛依頼が舞い込みます。しかし、CGSはギャラルホルンの襲撃を受け、護衛もままならない中、オルガ率いるCGS参番隊がクーデターを起こします。彼らは後に鉄華団として結成し、クーデリアの地球へ向かうまでの護衛任務に携わります。

昭弘・アルトランドは、民間警備会社CGSで働く少年で、人身売買された孤児・ヒューマンデブリたちのリーダー的存在です。CGSでは参番組の所属であるものの、当初は、オルガたちに対して一線を引いた態度でいたものの、鉄華団の結成時に、自分たちを家族と評したオルガの人柄に感化され、元参番組に対しても心を開いてきます。火星に帰還後は、実働二番隊隊長に就任し、三日月と共にMSのパイロットして活躍します。

ヒューマンデブリとしてCGSに買い取られた昭弘・アルトランドの出自は、商船団を経営する両親の元に生まれ、弟・昌弘を加えた家族4人で世界中を渡り歩く生活を送っていましたが、商船団が海賊に襲撃されたことで、彼の人生は一変しました。両親を海賊に殺され、孤児となった昭弘と昌弘は、ヒューマンデブリとして売買されて生き別れとなるも、数年後、アルトランド兄弟は思わぬ再会を果たします。

昌弘は、地球に向かうクーデリアに襲撃を仕掛けたブルワーズの一員として活動しており、不幸な境遇にもめげずここまで這い上がってきた昌弘は、仲間を手に入れた兄・昭弘に対して激しい嫉妬を覚え、鉄華団へ加入する誘いを断ってしまいます。しかし、兄弟の絆を捨てることができず、グシオンから昭弘を庇い、命を落としました。

登場初期は無愛想な印象が強かった昭弘・アルトランドでしたが、1人の人間として鉄華団に受けれられたことを機に本来の優しさを取り戻し、鉄華団の頼れる戦力として活躍しました。以下では、鉄血のオルフェンズから、昭弘・アルトランドのかっこいい魅力をネタバレ紹介します。

昭弘・アルトランドと言えば、鍛え抜かれた筋肉が魅力であり、三日月・オーガスと並ぶたくましい肉体の持ち主です。「ガチムチ」と評された昭弘の筋肉は、日々のトレーニングによって培われ、時間があれば筋トレにいそしむなど、昭弘の努力の結果の表れでしょう。

ヒューマンデブリとして不遇な半生を送ってきた影響からか、CGSの参番隊時代の昭弘・アルトランドは、無愛想で自虐的な一面があり、他の仲間とは距離を置きながら、日々トレーニングに励んでいました。しかし、鉄華団としての再出発は、無愛想だった昭弘に元来の優しさを取り戻させ、かつてヒューマンデブリだった団員や、人として受け入れてくれたオルガたちを大切に思うようになります。

ヒューマンデブリだった少年たちの中には、鉄くずよりも安い値で売られた自分たちの命を軽んじるところがあり、彼らに対して昭弘は、命の価値の重さを説き、生きて帰ってきたことに感謝を述べるセリフも残しています。普段は無口で無愛想であるものの、昭弘が発するセリフからは、命がどれだけ大切なものなのかを、改めて考えさせられるでしょう。

CGS時代からモビルワーカーの操縦を行ってきた昭弘・アルトランドは、三日月に次ぐ操縦技術の持ち主で、かつ実戦経験の豊富さも、鉄華団の戦力に一役買っています。複数のモビルスーツを乗りこなしてきた昭弘・アルトランドと言えば、グシオンリベイクでの戦闘シーンが見どころであり、自身の技術や経験を生かして数々の激戦に繰り出しました。

多くが少年で構成された鉄華団は、少年たちの年齢の低さもあり、声優陣の演技も子供らしいアフレコが多く聞かれる一方、鉄華団の年長組にあたる昭弘の声は、実年齢よりも年上を思わせる渋い声質が特徴です。普段は無口であるものの、仲間を想う強さや優しさがにじみ出た声がかっこいいとも評されており、昭弘・アルトランドのかっこいい魅力となっています。

最終回について賛否両論が飛び交った「鉄血のオルフェンズ」は、主人公が最後に死亡するという異例の結末で締めくくられ、三日月と共に最後まで戦った昭弘・アルトランドも壮絶な最後を迎えました。以下では、昭弘・アルトランドの最後や死亡シーン、イオクとの関係についてネタバレ紹介します。

昭弘・アルトランドの死亡シーンは、鉄血のオルフェンズのアニメ2期・50話で、仲間を火星から脱出させるべく、三日月と共に殿軍を務め、敵サイドのモビルスーツに立ち向かいながら、それぞれが壮絶な最期を迎えました。

以下では、鉄血のオルフェンズの主人公・三日月・オーガスと共に殿軍を務め、ギャラルホルンとの戦いで壮絶な死を迎えた、昭弘・アルトランドの死亡の経緯を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

アニメ・47話にて、マクギリス・ファリドの共犯者と見なされた鉄華団に指名手配がかかり、ギャラルホルンの標的になってしまいます。腐敗したギャラルホルンの復権と世界秩序を保つために、ラスタル・エリオンによる鉄華団への襲撃が決行される中、三日月と昭弘は、オルガの最後の願いである団員の命を守るべく、ギャラルホルンとの戦いに挑みます。

基地に攻め込んできたギャラルホルンに対し、鉄華団は複数のモビルスーツで応戦するも、彼らの命を優先したい三日月・昭弘は、タイミングを見計らって仲間たちを戦場から撤退させます。瀕死の状態に陥りながらも、気力を振り絞って戦い抜き、昭弘は因縁の相手・イオクをモビルスーツごと圧迫して倒します。

しかし、イオクのモビルスーツを圧迫中、昭弘の周囲にイオクの部下が賭けより、イオクの死と共に、昭弘・アルトランドも、モビルスーツごと貫かれて死亡しました。また、同じく殿軍を務めていた三日月も、ギャラルホルンとの戦いに力尽き、機体の沈黙と共に命を落としました。

昭弘・アルトランドが最後の戦いで殺したイオクは、昭弘にとって大切な女性であったラフタ・フランクランドの殺害に関与した人物であり、裏でジャスレイ・ドノミコルスと共謀していたことが判明します。

最終決戦にて、イオクが名乗り出た際に出てきた昭弘のセリフ「お前かー！」からは、昭弘は、ラフタの殺害やタービンズの壊滅の原因がイオクにあることを把握していたと推測されます。昭弘にとってイオクは、もっとも憎むべき対象であり、自分の命をかけてイオクを討ち取りたい、昭弘の並みならぬ想いが込められているでしょう。

以下では、昭弘がイオクを討つ動機となった、昭弘・アルトランドとラフタの出会いや、2人の恋愛関係についてネタバレ考察しました。

昭弘とラフタの出会いは、鉄血のオルフェンズのアニメ・8話で、クーデリアの身柄の引き渡しを巡る鉄華団とラフタが所属するタービンズとの間で争いが起きたことがきっかけでした。両者の戦いはモビルスーツ戦に発展するも、最終的に鉄華団とタービンズは和解し、お互いに協力関係を結びことになり、昭弘は、タービンズのパイロット・ラフタと共に訓練を行いました。

モビルスーツのパイロットという共通点を通じて距離を縮めていく昭弘とラフタでしたが、2人は恋愛関係には発展しませんでした。しかし、内心ではお互いに好意は持っていた模様で、ラフタは昭弘への好意を自覚しつつも、想いを伝えることなく死亡しました。一方、昭弘の方も、ラフタに対する好意は、彼女への尊敬と解釈していました。

そして、「鉄血のオルフェンズ」のアニメ・41話で、ラフタが殺害された知らせを受けて、ようやくラフタへの恋心を自覚しました。同時に、自分が戦う意義を見いだした昭弘は、ラフタの命を奪ったイオクへ復讐するべく、最終決戦でみずから殿軍に名乗り出て、ラフタの仇を討つことに成功しました。

以下では、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」から、昭弘・アルトランドが搭乗した機体についてネタバレ紹介します。

昭弘・アルトランドの機体の1機目「鉄華団モビルワーカー」は、かつてのCGSが保有していたもので、クーデターの成功後、鉄華団の手に渡りました。全高:3.5メートル、本体重量:2.2トン、機体の両側にマシンガン、またはミサイルランチャーを装備し、後部にカーゴベイを付けることで輸送用としても使用できます。

装甲戦闘車両の延長上にあるメカとして開発されたモビルワーカーは、厄祭戦のその後の世界の主要兵器及び作業機械として運用され、組織ごとに様々な性能を備えたモビルワーカーが開発・保有されています。旧CGSモビルワーカーは旧式のもので、他のモビルワーカーよりも性能が劣っていることが欠点でしょう。

昭弘・アルトランドが使用するモビルスーツ・グレイズ改は、全高:17.9メートル、本体重量:28.2トン、阿頼耶識システム未搭載の珍しい機体です。元はギャラルホルン・火星支部の所有でしたが、そのうちの2機を鉄華団が奪い取り、使用可能なパーツを拾い集め、独自の改修を加えて完成したのが、グレイズ改です。

オリジナルのグレイズに比べて、上半身の装甲の強度が劣るものの、機体が軽量化したことで機動性の向上に成功しました。また、グレイズは、メカニックの経験の浅い鉄華団でも扱いやすく、また、操縦性が高いことから、昭弘にとっても扱いやすい機体となりました。グレイズ改は、当初、鉄華団の運営資金のために転売されるはずでしたが、後に昭弘の主要機体として使用され、鉄華団の戦力を支えました。

ブルワーズのクダル・カデルの搭乗機ガンダム・グシオンを鉄華団が奪い、改修を施した機体で、「焼き直し」を意味するリベイクを語尾につけて「ガンダム・グシオンリベイク」と命名されました。昭弘・アルトランドの搭乗機であるガンダム・グシオンリベイクは、全高:18.0メートル、本体重量:35.1トンで、軽量化により、稼働時間を大幅に長くすることができました。

頭部の高感度センサーによって、標準モードと照準モードの切り替えを可能にし、阿頼耶識システムと合わせて使用した際、標準モードでは対象物との距離感を、生身で感じるよう感覚に伝達します。一方、照準モードでは、超長距離の対象物を把握したり、電波の流れを視覚化することができます。

エドモントン戦後、グシオンリベイクを改修したもので、厄祭戦時代に採用されていた機体性能の再現しつつ、接近戦に特化した仕様を取り入れたモビルスーツです。全高:18,2メートル、本体重量:36.5トンで、装備の見直しを受け、リアクターのエネルギー伝達率を向上させました。

以下では、「鉄血のオルフェンズ」の鉄華団のパイロット・昭弘・アルトランドに関する感想や評価を紹介します。

「鉄血のオルフェンズ」と言えば、三日月やオルガなど魅力あふれるキャラクターの登場も見どころであり、鉄華団のパイロット・昭弘・アルトランドが一番好きとの感想も寄せられています。昭弘・アルトランドはキャラがかっこいいだけでなく、搭乗する機体もかっこいい・好きとの声もみられ、男女問わず、幅広い人気を集めています。

「鉄血のオルフェンズ」は、従来のガンダム作品のようにスケールの大きい戦いこそなかったものの、改良を重ねたモビルスーツの登場や、三日月や明弘など腕の立つパイロットの活躍が、作品の見どころとなっています。「鉄血のオルフェンズ」でも様々なタイプのパイロットが登場しており、鉄華団の昭弘・アルトランドを最強パイロットに挙げる感想も見られます。

昭弘・アルトランドが好きなファンの中には、「鉄血のオルフェンズ」という作品も好きという方もおり、異例の最終回結末に対する賛否両論はあるものの、好きな方にはどこまでもハマれる、ガンダムシリーズの名作として親しまれています。また、昭弘・アルトランドに関する感想の中には、ラフタも好き、ラフタと幸せになって欲しかった等の声も寄せられています。

「鉄血のオルフェンズ」の昭弘・アルトランドのかっこいい魅力や、壮絶な最後や死亡シーン、イオクやラフタとの関係、使用機体などを、あらすじネタバレ紹介しました。登場キャラクターのほとんどが年端もいかない少年の中で、昭弘・アルトランドは大人びいた印象を放ち、強さと優しさを兼ね備えた頼りがいのある性格や、渋い声がかっこいい魅力的なキャラクターです。