【鉄血のオルフェンズ】アイン・ダルトンとは何者？グレイズ・アインと一体化して復活？

『鉄血のオルフェンズ』に登場するアイン・ダルトンは、治安維持武装組織「ギャラルホルン」の火星支部の若き士官として輝かしい未来を送るはずでしたが、鉄華団との交戦を機に、両腕・下半身がなくなり挙句には脳だけの状態になるという悲惨な状態になってしまいます。そこで、ここからは『鉄血のオルフェンズ』のアイン・ダルトンに関するエピソードを紹介しつつ、正体や下半身だけになった理由を解説します。

それではまず、アイン・ダルトンが登場する作品『鉄血のオルフェンズ』の作品情報から見ていきましょう。『鉄血のオルフェンズ』とは、矢立肇、富野由悠季原作によるテレビアニメです。第1期が2015年10月4日から2016年3月27日、第2期が2016年10月2日から2017年4月2日まで放送されました。キャッチコピーは「いのちの糧は、戦場にある。」です。

当記事で紹介するアイン・ダルトンの登場回は『 鉄血のオルフェンズ』の鉄血編(第4話-第6話)です。

クーデリアを護送する計画を立てていた三日月たちは、その出発当日に鉄華団の元一軍隊員のドド・ミルコネンと仲介業者の背信行為によって、コーラル・コンラッドやアイン・ダルトンたちギャラルホルン火星支部の奇襲を受けることになりました。さらに、マクギリス・ファリドとガエリオ・ボードウィンも参戦したことで鉄華団は窮地に陥ってしまいます。

『鉄血のオルフェンズ』に登場するアイン・ダルトンは、治安維持武装組織「ギャラルホルン」の火星支部に所属するモビルスーツのパイロットです。階級は三尉。作中では上司であるクランク二尉とオーリクス二尉と共にクーデリアの身柄を確保するべくCGSを襲撃しています。しかし、CGS基地襲撃作戦で三日月のバルバトスに敗北し、さらにクランクたちが相次いで戦士してしまいました。

義理堅く正義感溢れる青年で一途な性格の持ち主であるアイン・ダルトンですが、クーデリア・藍那・バーンスタインの身柄確保のために民間警備企業「CGS」を襲撃して以降、ネット上で「悪役」に相応しい人物だと言われるようなキャラクターになっていきました。では、『鉄血のオルフェンズ』のアインの最後は？ここからは、モビルスーツと一体化して復活するまでのアインに関するエピソードを見ていきます。

アイン・ダルトンは火星支部に配属されてから日の浅い新人MSパイロットですが、母が火星出身であるという理由で、入隊早々に地球出身の士官たちから差別を受けてしまいます。しかし、クランク二尉だけは違い、アインを差別するようなことはなく他のパイロットと同等に扱ってくれました。

それによってアインは自分を取り戻すことができるようになり、同時にクランク二尉に対して敬愛の念を抱くようになります。そんなクランク二尉を戦死へと追い込んだのが三日月です。そのため、アインは鉄華団への憎しみを募らせていき、クランク二尉の敵討ちを誓います。

ガエリオ・ボードウィン特務三佐は火星支部のトップであるコーラルが戦死したことにより、火星支部を仕切ることになりました。そして、鉄華団追撃任務をおこなうことになるのですが、アインはそれに志願します。その後いよいよ任務開始当日、ガエリオ率いるギャラルホルン火星支部のMSパイロットたちは鉄華団と交戦。

はじめのうちは優位に戦いを進めていたアインたちでしたが、鉄華団の増援により形成逆転してしまいます。アインは任務遂行前にガエリオの知性や品性の高さゆえに彼を上官として慕っていたため、ガエリオの危機を身を挺して守るのですが、その代わりに自身は致命的な大怪我を負ってしまいました。

致命的な大怪我を負ってしまったアインは臓器を失ったため生命維持装置で何とか命を繋ぎ止める状態になってしまいました。マクギリスはそんなアインに対し、禁忌とされていた阿頼耶識システムの施術をおこなうことにします。こうしてアインはモビルスーツと一体化した形で復活。

ところが、両腕・下半身がない状態でした。では、なぜ両腕・下半身がない状態なのか？これにはマクギリスの人間の余計な部分を切断しようという意図が関係していました。そもそも、アインは背中に阿頼耶識システムが繋がれて両サイドと腰から固定されています。つまり、両腕・下半身を取り除くことで、モビルスーツを動かす単なるユニットにしたのです。

モビルスーツと一体化して復活したアイン・ダルトンは、その後MSグレイズ・アインとして活躍していくことになります。グレイズ・アインは従来のMSよりも1.5倍ほどの大きさを誇り、阿頼耶識システムでパイロットの思想を機体にダイレクトに反映させることが可能。では、ここからグレイズ・アインのその他の特徴を解説しつつ、アインの最後を紹介していきます。

両腕・下半身を取り除かれたアイン・ダルトンは、グレイズ・アインのコックピットに生体パーツとして組み込まれています。そもそもグレイズ・アインとは、モビルスーツ「グレイズ」をベースに秘密裏に開発していた実験機のことです。また、この実験機は阿頼耶識システムを研究するために必要とされています。

しかし、阿頼耶識システムはギャラルホルンなどの正式な機関では、禁忌とされており使用されていません。なぜなら、アインの両腕・下半身が取り除かれていることから分かる通り、非人道的かつ体への負担が大きいからです。そんな阿頼耶識システムを利用したマクギリスは、ギャラルホルンの権威を失墜させる目的で利用しています。そして、アインが阿頼耶識システムの施術を受け、機体と直結したのがグレイズ・アインです。

アイン・ダルトンが直結しているグレイズ・アインのコックピットの中身はどのようになっているのでしょうか？ずばり、コックピットの中には両腕・下半身など余分な部分が切り離されたアイン・ダルトンの姿があります。また、両腕・下半身を取り除かれたアインの背中には阿頼耶識システムとつながっている3本のパイプがあり、さらにコックピットハッチ内が羊水のような液体で満たされていました。

非人道的な手段でグレイズ・アインとして復活したアインですが、普通に会話することができ、感情の起伏も見られるため人間らしさを失ったわけではないと考えられます。実際にガエリオに向かって再び戦えることができて嬉しいと語っていたり、三日月との再戦時に怒りの発言をしたりしていました。

ただ、そんな彼の様子には少しだけ違和感があります。というのも、三日月に対して怒りの発言をするアインの顔に表情がなく、うつろな目をしていたのです。さらに、話している時は口が動いていませんでした。では、なぜ話すことができているのか？というと、おそらくアインの脳からの信号を機械的に音声データとして出力していると考えられます。

グレイズ・アインの最後となったのは、アーブラウ市街地攻防戦にて三日月と交戦した時です。序盤は三日月が操縦するガンダムバルバトスを圧倒し戦いを優位に進めていたアインでしたが、三日月がバルバトスのリミッターを解除したことにより、コックピットを貫かれ機能停止してしまいます。コックピットと直結しているアインは当然、体が損傷し死亡している可能性が高いです。

しかし、アインの脳だけは無事でした。そのため、能の一部がグレイズ・アインの阿頼耶識システムと共にガンダム・ヴィダールに移植されます。最後に脳を移植され改良を施されたアインは、高い戦闘能力を再現する「阿頼耶識システムtype-E」によって、パイロットと機体の間に脳だけの状態で経由されることになりました。

これはアインの脳が操作することで、パイロットの身体機能を奪うという阿頼耶識システムの欠点を克服した状態です。そして、ガンダム・ヴィダールはガエリオが操縦することになるため、アインは再び脳だけの状態でガエリオに力を与えます。結果的にギャラルホルンに勝利をもたらすことになっているため、脳だけの状態になったアインは最後の最後まで大活躍していたと言えるでしょう。

それでは、最後にアニメ『鉄血のオルフェンズ』にてアイン・ダルトンの声を演じた声優の情報をまとめていきます。ここではアインの声を演じたアニメ声優のプロフィールと主な出演作品や演じたアニメキャラを紹介するのでぜひご覧ください。

アニメ『鉄血のオルフェンズ』にてアイン役を演じたのは、声優事務所「アイムエンタープライズ」所属の声優・内田雄馬(うちだゆうま)さんです。内田雄馬さんはOVA『Holy Knight』にて声優デビューを果たしています。2014年に『ガンダムビルドファイターズトライ』のコウサカ・ユウマ役にて初のレギュラー出演を飾り、2017年には第11回声優アワード新人男優賞を受賞しました。

• 2013年～：凪のあすから(旭火華 役)
• 2015年～：うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ(鳳瑛二 役)
• 2015年～：Classroom☆Crisis(霧羽ナギサ 役)
• 2015年～：血界戦線(音速猿〈ソニック〉 役)
• 2015年～：ダイヤのA(奥村光舟 役)
• 2016年～：クオリディア・コード(千種霞 役)
• 2016年～：マクロスΔ(ハヤテ・インメルマン 役)
• 2016年～：ReLIFE(大神和臣 役)
• 2017年～：BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS(カワキ 役)
• 2018年～：東京喰種トーキョーグール:re(不知吟士 役)

『鉄血のオルフェンズ』に登場するアイン・ダルトンの最後に関する声があがっています。感想では「アインがここまでなるとは初期のころには予想できなかった」と言われているのですが、これは脳だけの状態になったアインに焦点が当てられているのでしょうか？もしそうであれば相当な衝撃を受けたはずです。

『鉄血のオルフェンズ』に登場するアイン・ダルトンの最後に関する声があがっています。どうやら、この方は最後に脳だけになったしまったものの、アインが死亡していないという事実に喜びを覚えているようです。また、感想では「推しが全員死んだ…」と最後のシーンに悲観しているようですが、そのタイミングでアインの名前が出ていることから、アインも推しの一人であり魅力的なキャラクターと捉えられているのが窺えます。

『鉄血のオルフェンズ』に登場するアイン・ダルトンの最後のシーンに関する声があがっています。どうやら、この方は両腕・下半身を取り除かれ、遂には脳だけになってしまったアインが実際に死亡しているのか、そのアインの死亡事実が気になっているようです。死亡したかどうかは判断が難しいところですが、両腕・下半身を取り除かれた挙句、脳だけにされてしまったため、その哀れな彼には生きていて欲しいと願うばかりです。

『鉄血のオルフェンズ』に登場するアイン・ダルトンについて、最後にグレイズ・アインと一体化して復活した様子や下半身がない理由を解説してきましたがいかがでしたか？『鉄血のオルフェンズ』のアイン・ダルトンは治安維持武装組織「ギャラルホルン」の火星支部の新人MSパイロットでしたが、鉄華団との戦いにてクランクたちが相次いで戦死したことで、予想もつかない最後を迎えることになりました。

やはり、ネット上では両腕・下半身を取り除かれてグレイズ・アインと一体化しただけでなく、挙句の果てには脳だけになってしまったというアインの境遇に戸惑いを覚えているようです。これを機に『鉄血のオルフェンズ』をご覧になった際はアインの活躍に注目してみてください。