鉄血のオルフェンズの続編はいつ？登場キャラクターやスピンオフ作品も紹介

『鉄血のオルフェンズ』は富野由悠季と矢立肇によるロボットアニメ作品です。2015年10月から2016年3月までに第1期が、同年10月から2017年4月までに第2期がそれぞれ放送されました。ストーリーの大きなテーマとなっているのは「段階的に進化するガンダム」と「ドラマ性の強い少年たちの新世代ガンダム」の2つで、これまでの『機動戦士ガンダム』とは別の世界観を舞台にしています。

あらすじのタイトルは「生まれる光と影」。地球圏で起こった「厄災戦」から300年後の世界、そこでは治安維持組織「ギャラルホルン」によって分割統治されていました。それによって地球圏は平和を享受していたのですが、次第にギャラルホルンの腐敗していった信念によって差別意識と貧富の差は拡大していきます。特にその影響が強かったのは火星圏でした。

火星圏の問題を改善へと導こうとしていたのが、火星の独立運動を指揮する少女「クーデリア・藍那・バーンスタイン」。彼女は会談のため、そして現状を自分の目で確かめるため密かに火星を訪れることになります。その時に護衛を依頼したのが過酷な労働を強いている民間警備会社”CGS”でした。

クーデリアはそこで「三日月・オーガス」や「オルガ・イツキ」という名の少年兵たちと出会い、彼らの過酷な状況を目の当たりにしました。その少年兵たちの中には人身売買で”ヒューマン・デブリ”となった者や生活難から孤児になった者など実にさまざまな事情を抱えていたのです。

クーデリアがSGSを訪問してから時を経ることなく、ある事件は起こりました。独立運動を指揮するクーデリアを排除することで反乱を鎮圧しようとするギャラルホルンがCGSを襲撃してきたのです。一方、CGSの幹部たちは少年兵をおとりにし、さらにクーデリアを置き去りにして自分達だけ脱走しようとしていました。

その現状を知ったオルガは、CGSの動力炉として使用されていた「バルバトス」を三日月に託してギャラルホルンを撃退します。その後、オルガたちは自分達を置き去りにした幹部たちを排除し、組織を乗っ取るためにクーデターを引き起こしました。そしてクーデターは見事成功。それによって彼らは隊長をオルガとし、「鉄火団」を結成しました。

これまでのガンダムシリーズの特徴は「戦いに巻き込まれる主人公」となっているのですが、これがターゲットである若年層にとって現実味のないものという考え方から、生活の中に戦いのある子供たちを主軸に据えた作品として制作されたのが『鉄血のオルフェンズ』です。そんな作風が話題になったのですが、特に最終回は賛否両論を呼び、続編情報の公開と同時に続編がいつになるのか？といった声が多くあがっていました。

続編がいつになるのか？と話題になるきっかけを生んだのがこちらの投稿です。2018年8月2日に続編情報として、鉄血のオルフェンズ公式Twitterに公開されました。この投稿に対して2万以上のリツイートといいねがおされているため、続編に期待している方が多いというのがうかがえます。

次に鉄血のオルフェンズ公式Twitterから、2018年10月6日に上記ツイートが投稿されています。「発表迫る！」という投稿と新しいイメージイラストが載せられました。イメージイラストの全体的な雰囲気やシルエットは武器や手、武器がやや細身ですが、バルバトスに似ています。

公式Twitterの続編情報が公開されていた『鉄血のオルフェンズ』ですが、実際に続編が放送されるのはいつなのでしょうか？続編の放送については最終回の最後に描かれたエピローグが関係している可能性があります。最後に生存しているキャラクターの「その後」のあらすじが描かれているのですが、無事に地球へと逃亡した鉄火団のメンバーたちはそれぞれが別々の生き方を選択して生活していました。

しかし、そんなメンバーの中でも「ライド・マッス」は違い、彼はオルガ殺害の首謀者であるノブリスが火星に戻ってきたことを知り、ノブリスの元へ訪れています。そしてライドはノブリスに対して「オルガ・イツカを覚えていますか」と問い、銃弾を撃ち込んだのです。その時、ライドの首にはオルガが着用していたストールが巻かれており、さらにノブリスを撃った銃は三日月が愛用していたものでした。

その後、ライドに対して彼の仲間と思われる人物が「こっちは片付いた」と話しており、それを聞いたライドは静かにその場を立ち去っています。このようなシーンがあったため、続編ではライドを主人公にしたあらすじが展開するのではないかと期待するファンが多く、実際にあらすじを見る限りその可能性は確かにあると考えられます。

少なくともライドには仲間がいるというのは確かで、ライドは何らかの組織に属しているのではないでしょうか？実際に『鉄血のオルフェンズ』の続編の放送はいつなのかは分かりませんが、少なくとも公式で『鉄血のオルフェンズ 月鋼』と『鉄血のオルフェンズ ウルズハント』といったタイトルのスピンオフ作品が存在しており、このスピンオフ作品は同時間軸上で別の場所を舞台にあらすじが展開しています。

ここでは『鉄血のオルフェンズ』のあらすじで登場したキャラクターの3人を紹介していきます。三日月・オーガス、オルガ・イツキ、クーデリア・藍那・バーンスタインと順に紹介していきますのでぜひご覧ください。

アニメ『鉄血のオルフェンズ』の登場キャラクターの主人公は三日月・オーガスです。部隊の中で最もMWの操縦操作に長け、また3度にわたる阿頼耶識システムの手術に耐え抜く精神力と強靭な肉体を兼ね備えています。普段は寡黙で感情表現に乏しいキャラですが、仲間と親しい者を思う気持ちは人一倍強い一面もあり、仲間に危害を加えようとする者には容赦しません。

鉄火団の団長を務めるオルガ・イツカとは幼少期から兄弟以上の深い絆で結ばれており、彼が望んだことであればたとえ汚れ仕事でも率先して請け負います。エドモントンでの戦いによって右目の視力と右腕の感覚を失ってしまったのですが、バルバトスと接続されている状態であればその感覚が戻るため、その後も常に最前線に立って戦うその姿によって敵から「鉄火団の悪魔」と恐れられるようになりました。

アニメ『鉄血のオルフェンズ』の登場キャラクターの主人公・三日月と深い絆で結ばれた人物がオルガ・イツカです。CGSの参番組隊長でしたが、のちにクーデターの首謀者として大人達を排除した後、鉄火団の隊長となりました。優れた統率力を持ち、筋を通すことにこだわる性格と鉄火団のメンバーを「家族」と認識している器量の大きさを持ち合わせているため、仲間たちから絶大な信頼を得ています。

メンバーの中でも特に三日月を信頼しているのですが、その一方で自分の頼みであればどんなことであれ実行する彼の姿によって強い重圧を感じており、なんとしてもその期待に応えなくてはならないと必死な様子も見られました。

アニメ『鉄血のオルフェンズ』の登場キャラクターであるクーデリア・藍那・バーンスタインは本作のヒロインです。クリュセ独立地区代表首相の一人娘ですが、火星独立運動の中心人物でもあります。16歳の若さで大学を卒業する才女であり、独立運動家の会合「ノアキスの七月会議」を成功させたことにより「革命の乙女」として注目を浴び多くの労働者から絶大な支持を獲得しました。

しかし、それはクーデリアの存在が無くなってしまえば独立運動家たちの士気も一気に低下することになるため、ギャラルホルンから命を狙われるようになります。社会問題化している少年たちの現状を知るために火星へと赴いたのですが、三日月らの決意や生きるために戦う姿を見て「自分の戦い」を続ける決意をしていました。

これまで『鉄血のオルフェンズ』の続編の放送がいつなのかという疑問に迫りましたが、実際は続編といってもどのような媒体で展開されるのか分かりません。そもそも公式で発表されている情報からでは、続編がアニメなのかどうかも分からないと言えるでしょう。もしかすると、世界観を共有した『鉄血のオルフェンズ 月鋼』のようなスピンオフ作品の可能性もあるのではないでしょうか？実際に新作については発表されているようです。

2019年1月におこなわれたアニメ三周年イベントでは、『鉄血のオルフェンズ』の新作が発表されました。それは「バンダイナムコ エンターテインメント」が提供する新作アプリで新たな展開を見せるというものです。

新作アプリの内容は「アニメ」と「ゲーム」とそれぞれのパートに分かれてストーリーが展開されるようで、アニメパートはテレビアニメ版の制作スタッフが再結集して製作し、『鉄血のオルフェンズ ウルズハント』といったタイトルということも明かされています。

これまでのアニメイベントではプロデューサーが「1期と2期の間のストーリを作れたら」と述べていたのですが、アプリ内におけるアニメパートでは、作中時系列でいうとテレビアニメの1期と2期の間にあたります。ただ、あらすじの舞台となっているのは金星で、主人公は新たに設定され、アニメ『鉄血のオルフェンズ』のスピンオフ作品となっています。

新作版『鉄血のオルフェンズ』におけるゲームパートでは、鉄火団の登場キャラクターにスポットを当てたあらすじが展開されるようです。アニメ2期ではファンに惜しまれながら退場してしまったキャラがいることから、新作ではまた姿が見られるのでは？という期待の声もあがっていました。

スピンオフ作品『鉄血のオルフェンズ ウルズハント』の主人公は金星コロニー出身の少年「ウィスタリオ・アファム」です。ウィスタリオ・アファムは「コルナル・コーサ」という少女に導かれ、コルサルの故郷の現状を変えるためにウルズハントを巡るといったあらすじが展開されます。

スピンオフ作品の主人公アファムが搭乗する機体は「ガンダム・端白星」です。本編で登場したガンダムには「ソロモン72柱」という名がありましたが、アファムの機体「端白星」は金星を意味する古名です。

こちらの感想では、鉄血のオルフェンズ公式Twitterのツイートに対して述べられています。続編はいつになるのか？と言われており、この他にも同じ感想が多く上げられているため、多くの方が続編に期待しているのがうかがえます。

こちらの感想からは『鉄血のオルフェンズ』の続編に期待しているのがうかがえます。「まだまだ鉄血の世界は混沌としてそう」と言われているのですが、これには最終回の内容も含まれているのでしょうか？

こちらの感想では『鉄血のオルフェンズ』が批判されたことを考慮した上で高く評価されているようです。その理由として挙げられているのが、長期間に渡って話題になり続けているということです。続編の情報は2018年8月2日に公開されていたのですが、2020年5月現在も続編について触れている感想がありました。もしかすると、こちらの方が言うようにガンダムシリーズの新たな金字塔になる可能性もあるのかもしれません。

『鉄血のオルフェンズ』の続編はいつ放送されるのか？公式情報やあらすじ、スピンオフ作品の内容をもとにこの疑問に迫りましたがいかがでしたか？最終回のエピローグと公式情報によって、続編はいつになるのかとファンが期待する形になっていますが、もしかすると続編というのは2つのスピンオフ作品のことだったのかもしれません。

しかし、続編がいつ放送されるのかと期待するのも、スピンオフ作品を期待するのも視聴者次第です。スピンオフ作品『ウルズハント』では新キャラクターと本編では明かされなかった鉄火団のエピソードに期待できそうなので、ぜひスピンオフ作品をご覧になってみてください。