【風立ちぬ】菜穂子が嫌いと言われる理由は？あざとい・計算高いなど評判を調査

風立ちぬで絵を描くことが大好きな菜穂子は、東京の代々木上原に住む資産家の令嬢として登場しています。明るくて天真爛漫な雰囲気の菜穂子は、かわいいと高い評価をしている人も多いですが、中には嫌いと評価・感想を寄せる人もいるようです。結核を患ってしまった菜穂子は、軽井沢で辛い治療を受けることになりました。基本的に結核は栄養のあるものを食べてゆっくりと安静にすることが正当な治療法だとされています。

基本的にはゆっくりと休んでいるのですが、空気感染してしまうため冬でも病院の外のベッドで毛布にくるまって寝るなどの過酷な治療を行っていました。あざとい・計算高いなど囁かれるようになった菜穂子は、そうならざるを得ない理由があったのかもしれません。そこで、風立ちぬでかわいいと人気の菜穂子が嫌いと言われる理由は？計算高い・あざといなどの評価・感想、「来て」のセリフやアニメ声優についても紹介します。

「生きねば。」がキャッチコピーとなっている「風立ちぬ（かぜたちぬ）」は、航空技術者として活躍していた堀越二郎さんと作家である堀辰雄さんの自伝的小説の内容が主題となっている長編アニメーション映画です。原作・脚本・監督を宮崎駿さんが務めている風立ちぬは、2013年7月20日にスタジオジブリ制作によって公開されました。日本の他には2013年7月にフランス、2014年2月にはアメリカ合衆国で公開されました。

映画のポスターにおいて「堀越二郎と堀辰雄に敬意を表して」と両者の名前が書かれている風立ちぬでは、日本のために必死に美しい飛行機を作りあげようとする青年と、絵が趣味となっている令嬢らが世界恐慌の時代において必死に生きている姿が描かれています。126分に渡って描かれている風立ちぬは、モデルグラフィックスにおいて連載されていた「風立ちぬ」という漫画が原作となっており、120.2億円の興行収入を記録しました。

飛行機に強い思いを持っている堀越二郎は真面目で誠実であるものの、マイペースでのほほんとした雰囲気も放っていました。裕福な家庭に誕生した二郎は教養があり頭脳明晰であるものの、飛行機のことを考えると全てのことを忘れてしまうところがあったようです。そのため、予定や時間にかなりルーズだと指摘されていますが、独特のユーモアで周囲を虜にしていました。美しいものが好きで菜穂子とは深い関係となっていきます。

風立ちぬであざとい・計算高いなどの評価・感想が寄せられている菜穂子は、明るい性格の資産家の令嬢となっています。嫌いと言われる理由にも注目が集まっている菜穂子は、純真であるものの芯の強い女性であったため思い立ったら行動せずにいられないところがありました。東京行きの電車で二郎の帽子を捕まえたことで縁を持つようになった二人は関東大震災の際にも助け合って乗り越えています。

• 名前：里見菜穂子（さとみなおこ）
• 性別：女性
• 出身地：東京都代々木上原
• 正体：資産家の令嬢
• 趣味：絵を描くこと
• 性格：純真で明るい、芯が強い
• モデル：矢野綾子
• 持病：結核
• 夫：堀越二郎

関東大震災の際には電車が脱線してしまいました。侍女のお絹が骨折してしまった際には二郎は自分が持っていた計算尺を使用して添え木をし手当てをしています。その際に心を寄せるようになった菜穂子は、その後結核を発症してしまいました。軽井沢で治療を受けていた際に偶然二郎と再会した菜穂子は、自分の気持ちを伝えたことで二郎からもプロポーズされます。しかし、結核を治してから結婚しようと誓い合ったのです。

風立ちぬで嫌いと言われる理由ついて、さまざまに考察されている菜穂子は実在モデルがいるキャラクターとなっています。あざとい・計算高いなど評価・感想が寄せられるようになった菜穂子の実在モデルは、小説家となっている堀辰雄さんの実際の婚約者となっていた矢野綾子さんです。1911年に誕生した矢野綾子さんは、1933年において小説家の堀辰雄さんと軽井沢で出会っています。

油絵を描くことが好きだった矢野綾子さんと小説家の堀辰雄さんは当時、結核を患っていました。そのため、二人は軽井沢の治療院で出会ったのです。お互いに惹かれ合った二人は出会った翌年の1934年に婚約します。しかし、二人は結婚することなく死別していました。小説家の堀辰雄さんは意外と軽い結核だったのに対して、婚約者の矢野綾子さんはかなり重症であったため最終的には肺結核のために1935年に死亡してしまったのです。

最愛の人を失ってしまった小説家の堀辰雄さんは、1937年に「風立ちぬ」という矢野綾子さんとの療養生活を描いた小説を発表します。風立ちぬのアニメ映画とほぼ同じ内容が記されていました。お互いに結核だった二人ですが、比較的軽かった堀辰雄さんが重傷だった矢野綾子さんの世話をしていたようです。実在モデルの矢野綾子さん同様に菜穂子も作中で結核で死亡しています。

風立ちぬで資産家の令嬢となっている菜穂子は、天真爛漫で明るい性格であるためかわいいと感想・評価を寄せている人はかなり多くいました。しかし、あざとい・計算高いため嫌いという感想・評価もあったのです。結核を患ってしまった菜穂子は、軽井沢で孤独に治療を受けなければならない状況となっていました。そこで、美しいと評判の菜穂子が嫌いと言われる理由を探っていきます。

風立ちぬで菜穂子が嫌いと言われる理由として、二郎との再会を計算していたことをあげることができます。軽井沢で二郎と再会した菜穂子は、すぐに東京の電車で会った人だとわかりました。しかし、当時、菜穂子ではなく侍女のお絹に心を寄せていた二郎は菜穂子の存在を認識することができなかったようです。その事を十分理解していた菜穂子は、自分の存在を強く印象付けるためにある行動にでました。

そのため、あざとい・計算高いなどと囁かれるようになってしまったのです。心を寄せていた二郎と再会することができた菜穂子は、このチャンスを活かすために翌日森の小道の入り口に昨日使用していたイーゼルとパラソルをわざとおいて二郎を誘ったのです。イーゼルとパラソルを発見した二郎が自然と泉にやってくるようにセッティングしていました。泉で待ち伏せしていた菜穂子は何かを祈っているような姿を披露します。

二郎が菜穂子の計画に導かれるように泉にやってきました。その際に泉に対して何かを祈るような素振りをしていた菜穂子は、二郎がここへ来てくれるようにお願いしていたこと、泉にお礼を言っていたことを聞かれてもいないのに話しています。さらに、自分はずっと想っていたことを伝えるかのように二郎に対して何も変わっていないと懐かしそうに話していました。この言動によってあざといと言われるようになってしまったようです。

風立ちぬで泉まで誘導して二郎に自分の気持ちを伝えた菜穂子は、その後土砂降りの雨にあってしまいます。激しい土砂降りとなってしまったため、二人は相合傘で急いで帰ることになりました。その際に、あざとい・計算高いなど評価・感想が寄せられるようになった菜穂子は、お絹が嫁にいったことを無邪気に話しています。二郎に心を寄せていた菜穂子は、二郎とお絹が両想いであることを知っていました。

そのため、お絹に想いを寄せている二郎を諦めさせ自分の方へ向かうように、お絹がお嫁に行く二日前に二郎の居場所がわかって泣いて喜んでいたと伝えたのです。これは、ショックで泣いていたのですが、菜穂子は嘘をついて二人を引き離そうとしていました。また、電車で再会した際にお絹を覚えていながら自分を覚えたいなかった二郎を完全に諦めさせるかのようにお絹は赤ちゃんを二人も産んだとも伝えていました。

風立ちぬで美しい容姿を披露している菜穂子が嫌いと言われる理由としては、悲劇のヒロインっぽいところをあげることができます。あざとい・計算高いなど評価・感想が寄せられている菜穂子は、重度の結核を患っているため少しずつ弱っていきました。しかし、毎日化粧をして美しさを保っていたのです。常に布団に横になっていなくてはならない状況でしたが、身だしなみは常に整えていました。

身体は弱っていくものの、常に化粧をして美しく保っている菜穂子の姿をみて、病人なのに余裕があるなどのギャップを感じて計算高い、あざといと感じた人もいたようです。しかし、好きな人にきれいな姿を見せたいという乙女心が伝わると評価している人もいました。金持ちの令嬢となっている菜穂子は、悲劇のヒロインっぽさが強すぎるため嫌いと言われるようになってしまったようです。

風立ちぬで菜穂子が嫌いと言われる理由として、結核は他の人に感染させてしまう恐れがあるからというものもありました。結核を患っていた菜穂子は、二郎からプロポーズされた際に結核を治すまで結婚を待ってほしいと言い放っています。しかし、飛行機作りに夢中になって一切見舞いに来ない二郎のことが心配になってしまった菜穂子は軽井沢の病院を抜け出して二郎の元へ向かいます。

当時、結核は空気感染する恐ろしい病気だとされていました。そのため、空気が綺麗で自然が豊かな軽井沢などの土地で隔離して治療されることになったのです。しかし、最後は好きな人と過ごしたいと考えた菜穂子は、周囲に感染させてしまう可能性がありながらも電車に乗って二郎の元へ向かいました。金持ちであるからできるような行動を堂々と披露したことで自分勝手でわがままで嫌いと感じた人もいたようです。

風立ちぬでかわいいと人気の菜穂子ですが、言動があざとい・計算高いため嫌いと言われるようになってしまったようです。しかし、愛する人に振り向いてほしくてチャンスを作ることに対して評価している人もいました。菜穂子の計算高いところは結核のせいなのではないかと囁く人もいます。重度の結核を患っていた菜穂子は、自分の寿命を認識していたと考えてもよさそうです。

自分の命に限りがあるとわかった瞬間に人間は、残された人生をどのように生きようかと考えるのが普通でしょう。その際に、純真で明るい性格の菜穂子は、好きな人と結婚したいと考えたのかもしれません。それが叶わなくても自分の気持ちを伝えたい、できることは全部やってみたいという気持ちが計算高くしてしまったとも考えることはできそうです。

風立ちぬであざとい・計算高いなどの感想が寄せられるようになった菜穂子は、想いが叶って二郎と結婚することができました。さらに、結核を患っている自分と一緒に生活してくれるようになったのです。幸せいっぱいだった菜穂子は、いつも化粧をして綺麗にしていました。しかし、黒川夫人へ散歩に行くと言い放って療養所のある山へ向かいます。死期を悟りこれ以上衰える姿を見られたくないと思ったのかもしれません。

風立ちぬで二郎と結婚することができた菜穂子は、初夜に布団で寝ている際に「来て」のセリフを二郎に言い放っていました。病気を心配して気遣っている二郎をよそに、かなり積極的な姿を披露していました。二回目の「来て」はラストに二郎に向かって菜穂子が放っている「生きて」です。正確には「生きて」ですが「きて」という言葉が入っています。当初は「来て」だったようですが、最終的に生きてとなったようです。

風立ちぬで嫌いと言われる理由にも注目が集まっている菜穂子のアニメ版の声を担当したのは声優であり女優の瀧本美織さんです。声優であり女優の瀧本美織さんは、あざとい・計算高いなどの評価・感想が寄せられるようになった菜穂子の純真で明るい性格を見事に演じていました。女優の瀧本美織さんは、一途に二郎に想いを寄せる菜穂子を繊細に表現していました。

風立ちぬで飛行機作りに夢中になると周囲の状況を忘れてしまう堀越二郎のアニメ版の声を担当したのは映画監督を務めている庵野秀明さんです。映画監督を務めている庵野秀明さんは、美しい容姿を披露している菜穂子と結婚した堀越二郎のマイペースで掴みどころがない性格を見事に演じていました。少し棒読みでは？という感想も寄せられていますが、このキャラクターに合っていると宮崎駿さんは高く評価していました。

風立ちぬで計算高い・あざといなどと囁かれるようになった菜穂子はかわいい、とても素晴らしいと感想を寄せている人もいました。嫌いと言われる理由にも注目が集まっている菜穂子は賛否両論のキャラクターとなっています。自分の気持ちに素直に行動する菜穂子の気持ちに共感する人もいれば、我儘で自分勝手だと評価する人もいました。

風立ちぬで嫌いと言われる理由も話題となっている菜穂子はかわいい、健気だと感想を寄せている人もいました。泉に二郎を導くなど計算高い姿を披露している菜穂子ですが、結核を患っているため仕方がないと同情する人もいたようです。一人の男性に想いを寄せている姿がかわいいと感じている人もいました。

風立ちぬで絵を描くことが大好きな菜穂子がかわいい好きと感想を寄せている人もいました。嫌いと言われる理由が話題となっている菜穂子は、侍女のお絹を好きだった二郎に想いを寄せていたため、再会した際には自分を印象付けようとかなり計算高い言動を披露しています。そのため、あざとい・計算高いなどと評価されることもあったようです。

風立ちぬで結核を患っている菜穂子が嫌いと言われる理由には、再会を計算していた、侍女のお絹が嫁に行ったことをわざわざ話すなどあざとい・計算高い言動などをあげることができそうです。結核は空気感染する病気であるため、自分勝手な考えで動き回っている菜穂子の姿が嫌いと感じてしまった人もいました。お金持ちのわがままな姿が描かれていると感じた人もいたようです。